はてなキーワード: 愛知県とは
最近ツイッターでこのような意見を見かける。それは『マイナンバーカードがもっと普及していれば○○という政策が取れたのに』というものだ。僕はこの意見が間違っていると思う。マイナンバーカードが普及しているかどうかはあまり関係がない。
今の日本の行政の円滑な運営に足りないのは汎用に使える認証・認可基盤である。マイナンバーカードという物質はその手段に過ぎない。認証・認可基盤があれば今やりたいことはだいたいできる。マイナンバーカードを使うかどうかはその時になって考えればいい瑣末な問題である。マイナンバーカードを使う手もあるし使わない手もある。一番大事なのはマイナンバーカードではなくそっちだ。
この誤解は多くの日本人がIT音痴であることの根源に思える。具体的な物体を通さないとその背景のシステムを理解できない。ハードは作れるがソフトを作れない。
Twitterで上記のような主張をする人の中には、プロフィールにITエンジニアと書いている人も多かった。日本人はITエンジニアすらソフトウェアの感覚が乏しいのだ。
僕は昔愛知県内の大手自動車部品メーカーの出入り業者をしていた。この会社の中の人もここを全く理解していなかった。末端社員から偉い人までみんなそうだった。社員・出入り業者・その他関係者向けのシングルサインオンシステムは存在したが、一度認証してしまうとそのシステムに絶大な権限が与えられてしまうので、そのシングルサインオンシステムを使うにはめちゃくちゃ大変な申請が必要だったので、弱小部署が新しく社内向けシステムを作る場合、そのシングルサインオンシステムを使わないことが多く、社員は沢山パスワードを覚えなければならず、各システム担当者は膨大なグループ社員名寄せノウハウを要求されていた。この会社はソフトウェアの時代についていけずに潰れていくんだろうなと思った。(あと未だにLotus Notesつかってるし)
じゃあどうすればいいのか。もちろん認証・認可基盤を作ればいい。ここで、認証と認可は別物である。ITエンジニアすらイマイチ理解していない人が多い。
マイナンバーカードがあればよかったと言ってる人は、マイナンバーカードは認証に使うものなのか認可に使うものなのか教えてほしい。
断っておくと僕はIDの専門家ではない。IDというのは学問的に一大ジャンルなので、細かいことはちゃんと自分でググってほしい。
ざっくり言って、認証が「お前誰よ」で認可が「お前何がしたいん?」である。
GoogleログインやTwitterログインが代表的な例である。あれはOAuthという仕組みだ。Twitterログインを使うと、第三者にTwitterのパスワードを開示しなくても、その人にTwitterに投稿する権限を貸すことができる。その人のことを信用なくなったらTwitterの管理画面からそいつに貸した権限を取り消すことができる。
もし国民OAuthがある状態で、例えば現金の給付がしたいなら末端の官僚さんが国民OAuthシステムに簡単な申請を出し、それから口座入力画面をさっとつくればいい。1日で終わった仕事である。この例であれば、国民OAuthはこの官僚さんに対して「国民の一意性の保証」だけを提供すればいい。それ以外の情報はこの官僚さんが作ったシステムに一切渡らない。そうすれば一人が二回現金を受け取らないシステムが作れる。看護師さんにだけちょっと多めに支払いたいなら、「看護師かどうかフラグ」を提供すればいい。そうすれば、看護師ではない人の職業がバレることもない。そういう柔軟な対応が可能だ。
要するに、安全に様々なシステムを接続できる汎用認証・認可基盤を中心に様々なシステムを連動させていけば新しいシステムを作るのも簡単だし、国民のストレスも少ない。
医療逼迫の指摘に「大変迷惑」 愛知知事、専門家会議を批判 :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57580680S0A400C2CN8000/
愛知県の大村秀章知事は2日の記者会見で、政府の専門家会議が新型コロナウイルスの医療提供態勢が逼迫している都府県の一つに愛知県を挙げたことに、「名古屋市内(の病床)がいっぱいになりつつあるのは事実だが、県全体では十分に対応できる。事実を踏まえない発言は大変迷惑で遺憾だ」と批判した。
愛知、独自の緊急事態宣言へ あす午後に知事表明 :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57844940Z00C20A4CN8000/
愛知県の大村秀章知事は9日に記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、10日午後に県独自の緊急事態宣言を出す考えを明らかにした。「不要不急の外出は自粛をお願いしたい」と述べた。(中略)菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、愛知県を宣言の対象地域に追加するかに関して「感染状況を踏まえ、専門家の意見を聞かなければならない」と述べた。
https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8008088/
https://tabelog.com/aichi/A2302/A230201/23007438/dtlrvwlst/B208416847/
してないぞ
ただ患者に自宅待機を依頼していた愛知は流石にホテルを接収できるよう決議を出した
3/21 [毎日] 軽症者収容へホテルなど施設確保を 愛知県医師会が要請へ 新型コロナ
https://www.google.co.jp/amp/s/mainichi.jp/articles/20200322/k00/00m/040/043000c.amp
3/27 [毎日] 選手村、コロナ患者の一時滞在施設に 小池知事が提案
https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASN3W4VWQN3WUTIL01M.html
昨日めちゃだるくて寝てた、熱は昨日は37.0~37.1度。動悸がひどいし息苦しいアラフィフ女性。一昨日以前もだるさがなかったが一瞬熱っぽい気がしてはかったらそのくらい遭ったと思うが36度台と37度台をフラフラしてて測り間違いかとおもうくらいにブレが大きい。
同居家族もだるいというが生理が来てるからかも、わからんが若いからとりあえずいつもどおり引きこもっていれば移し移されもなく大丈夫だろうというので
とりあえず症状(微熱)がはっきりとある自分から医者にいった。
ちなみに自分は普段から喘息持ちで常備薬つかって低空飛行でいきてる。熱が少し低くても濃厚接触したなら医者にかかっていい範疇の人。連れ合いはジムや会社や外食に通っていて何ら自粛しない。PCR陽性だったらさすがに行動が一変するだろうという目論見も有る。
濃厚接触者云々の都道府県ごとのサイトをしらべる。9時から電話で問い合わせできるが24時間窓口も一応ある。
息苦しくて眠れず朝5時頃からかけようかかけようかとおもってたけど夜番って疲れててつっけんどんだよね我慢して待とう
でもそうこうしてるうちに熱がちょいと上がった(37.2)し息苦しさがどうにもならんので我慢できずに七時半に24時間窓口へ。
状況をいろいろ喋ったけど熱が37.5ないのでとりあえず「かかりつけの医者」へかかれという指示。
9時から電話で受付に問い合わせて指示をうけていると書いた上かかりつけの医者へ。めちゃ混んでる。当院はPCR検査はしないと入り口あたりに書いてあった。
医者はかかりつけだけあっていろいろ話をきけた
・(S02)95%あるからいつもくらい。肺炎だともっと低い。でも脈が100こえてるのはアレだ
・(受診態度)あっマスクは外さないで(×3回いわれた、喉をみるときもはずさず顎にひっかけろといわれた)喉はキレイだな
・(受診態度)熱が4日つづかないかぎり家でじっとして療養するしかないってテレビニュースでもいってるでしょ(テレビ一切見ないです)ネットにもほら(出てないです)
・(受診態度)濃厚接触じゃないかぎりいいんだって(県内でスプレッダが出た2箇所のジムがどことどこかはどこのサイトでも具体名ふせられてます)A区のとか・・・。出てるはず(出てないと思うけど知ってれば予診で名前あげられてるし反論はしなかった)
・(検査結果)インフルはない、採血は白血球が正常範囲の上限くらいまで上がってる。ウィルス性ではなく細菌性のなにかっぽい。動悸もいつもの薬にベータ入ってるからそれじゃないの
こんな感じだった
ちなみに親世代に20年間質性肺炎でここ数年も酸素吸入していきており、介護保険でどうにかなってるけど長期停電かコロナにあったら一発死亡する人がいるので知っているのだが
コロナだったら旦那がこれからスプレッダーになるんだと思うんだけど
おわり
https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20200304-CORONA-Jimunosyosai.html
ジムの詳細公表で感染防げた可能性も…新型コロナ感染者41人は“全国2位” 問われる愛知県・名古屋市の姿勢
3月 4日
新型コロナウイルス、3日は愛知県で新たに9人の感染が確認されました。
そのニュースについて、視聴者の方から次の様なご意見をいただきました。
「新たな罹患された方の情報がありました。『尾張地方』の2人とのことですが、なぜ市町村名を公表しないのでしょうか?他府県では市町村名や立ち寄り場所なども公開していて、愛知県の少なすぎる情報に憤りを感じます」
この女性のご意見の通り、愛知県や名古屋市は感染者が暮らす市区町村や具体的な立ち寄り先は公表していません。その対応に街でも疑問の声が上がっています。
市はこのうち80代の女性3人は3月1日に感染が確認された80代の女性と面識があり、同じ場所にいたことがわかっていると発表。
しかし、会見では接点となった「同じ場所」がどこなのかは、明らかにしませんでした。
<名古屋市の会見の様子>
記者:
「もう少し具体的に発表していただきたいんですけど」
市の担当者:
「今日現在お答えできる内容というのが、大変恐縮です、分かりづらいかもしれませんけれども、こういう説明のところまでが精一杯ということでございます」
[B! COVID-19] コロナ感染者「自分は陽性」、飲食店で吹聴か TBS NEWS https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3922731.html
蒲郡市に住む50代の男性は、4日、陽性と判定されたあと、愛知県から自宅待機を要請されたにもかかわらず、市内の飲食店を訪れていました。
[B!] 愛知・蒲郡市の感染男性「駅前でコロナウイルスばまらく」 判明直後に話す:社会:中日新聞(CHUNICHI Web) https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.chunichi.co.jp/s/article/2020030690122812.html
検査で陽性と分かった直後、家族らに「今から駅前でコロナウイルスをばらまく」と話していたことが、関係者への取材で分かった。
その理由はなにか?
もちろん彼を非難する声が多いが、勝手に男性の心情を推理してみる。
この男性の家族は症状のない本人を含めて4人の感染が確認されている。
蒲郡市が4人感染を発表 「三河地方」から市独自の発表:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web) https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200306/CK2020030602000053.html
新型コロナウイルス感染症患者の発生について - 愛知県 2020年3月3日https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenkotaisaku/pressrelease-ncov200303.html
新型コロナウイルス感染症患者の発生について - 愛知県 2020年3月4日https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenkotaisaku/pressrelease-ncov200304.html
この50代男性(42例目)と30代息子(43例目)
母親の経過
2月28日 発熱が続く。県内医療機関Aを受診、かぜと診断される。
3月3日 愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明
父親の経過
3月2日 呼吸困難が強く体動困難のため、県内医療機関Cへ入院
3月3日 愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明
息子の経過
・母親が県内19例目・名古屋市(70代女性)2月25日発表と2月16日(日)に同じ施設を利用
・19例目の女性の感染も発表もされており、新型コロナウイルスの心配もしていただろうが検査はされず、かぜと診断されて家に帰らされる。
・父親は同日に発熱している。自宅待機と記録されているので、相談をした施設からの指示があったと思われる。
・その後、息子も発熱。
・家族が次々と倒れる中、苦しんでいる家族の新型コロナウイルスの感染を心配しても医療機関、行政は放置(推測)
・両親が重症化して入院した後(しかも別々の病院)やっと検査。
・翌日に自分を含めて家族も検査。午後6時ごろに自分と息子の陽性との連絡、
[B! 医療] 陽性と判明後『自宅待機要請を無視』…新型コロナ50代男性感染者が“飲食店利用” 受入先決定までの間に(東海テレビ) - Yahoo!ニュース https://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200305-00027116-tokaiv-soci
「コロナうつしてやる」陽性男性が飲食店へ 行動の背景には何があったのか : J-CASTニュース https://www.j-cast.com/2020/03/06381594.html?p=all
パブの店は、保健所から営業自粛を要請され、5日から休みに入った。濃厚接触者は、店の関係者を含めて数十人いるといい、従業員らは、保健所から自宅待機を求められている。
男性は陽性と判明してからの3月4日夜の行動が批判されているが、もちろんそれ以前から感染していた訳で(母親感染の2月16日以降に可能性あり)ずっと外出もしていたであろう。
もう、これは愛知県を封鎖すべきだ。
これは、気づいている人も多いけど、検査の不足が一部にある一方で、過剰に検査を要求している人も多数いて、両方を分けて議論をして、両方とも改善しなければいけないという話。
検査不足については、高山義浩先生(岩田健太郎教授のプロレス?相手)も「これまでの積極的疫学調査(感染者の接触者を追跡する調査)の結果をみると、このウイルスの感染力は必ずしも強くはありません。少なくとも、インフルエンザほどは強くない。」「私たちは封じ込められる可能性を捨てるべきではありません。」と語っている(https://www.facebook.com/100001305489071/posts/2716494688404021/)。封じ込めるためには、感染者を確定診断し、その濃厚接触者を追跡・隔離することが何より重要であるにも関わらず、死亡後に感染確認という例があったり、検査忌避に関する報道が多数あり、後述する検査キャパ改善が遅々としている点は問題であり、何としても改善すべき話である。
現状において、風邪症状のみで濃厚接触者でもない人が検査を求めるのが害悪でしかないという言説は、確かにその通りであり、啓蒙が必要であると考えるが、良い記事があるのでリンクを紹介して省略する。(新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの? 感染管理の専門家に聞きました/https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto)
検査キャパについては、これが不足しているがゆえに検査不足があり、改善すべきと考える。積極的な検査数抑制は不正告発が容易な日本社会においては、ほぼないと考えるが、検査キャパ不足が改善がなされないのは行政の不作為であり、追及すべき段階と考える。(当初は、「武漢市への渡航歴」とか「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人との接触」など検査対象に制約があって、それも問題であり別増田で指摘したりもしたけど、そこは改善した https://anond.hatelabo.jp/20200210110528)
では、なぜ検査キャパが後述の大臣発言もあるのに増えないのか。この件は、1)受け手側の機器・検査要員の限界、2)輸送手段の限界 3)院側での梱包発送 という問題があり、全てクリアにならないと検査が実施できないという3点があり、さらにはその限界を超えないように見通して、優先順位をつけ、検体受入れ可否も含めた調整も必要であること。
また、大きな要因として検体を量産していたダイヤモンドプリンセス号も含めて、検査需要があるエリアが偏っていて、稼働率が極端に低い都道府県と、極端に高い都道府県があることは容易に想像でき、日本全国での検査機器のキャパを母数として稼働率を見ても、そうそう上がらない状況にあった可能性は高い。
特定病原体を含むかもしれない検体の輸送は、梱包受け渡しにせよ、輸送業者の体制にしても厳格な決まりがあり、末尾にリンクを貼るが、そう簡単に民間委託キャパを増やせず、結果として保健所職員などの自治体職員の人的リソースの枯渇もあると考えられるし、長距離輸送も困難を伴うことになる。この点は特例的な臨時許可業者を検討したり、自衛隊の災害出動をかけるべきと考える。
また、東京都や愛知県内などの一部の保健所・衛生環境研究所では、人的リソース不足があるのは明白で、DMATでも自衛隊でも県庁職員でもいいし、その他大学の教育者・研究者・技官でも良いので、応援人員の動員を検討すべきである。
加藤厚労大臣は、国会答弁で18~23日の検査件数の内訳を明かし、その内容は18日996件 19日672件 20日656件 21日1594件 22日1166件 23日675件とのことである。この検査数はダイヤモンドプリンセス号、武漢帰国者チャーター便の搭乗者を含む可能性は高いが、両者ともにピークは超えている日程と考えられる。
一方で、「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」と題して、ほぼ日次で厚労省がWeb上で報告している文書によると、「2月25日18時時点までに疑似症サーベイランスおよび積極的疫学調査に基づき、計1,061件の検査を実施。そのうち147例が陽性。」とある。同文書時点の国内感染者数は160名(含む無症状者・除くDP号とチャーター便帰国者)であり、陽性者数と国内感染者数に大きな乖離はないので、市中の検査においては、1,061件がほぼ国内検査全数であるように読める。
一番さかのぼれる「1月27日12時現在 計14件」から約1カ月を経過して、1,061件しか検査してないという説明は、加藤大臣の答弁とも大きく乖離してており、どちらの数字が正しいかにより、検査不足の度合は大きく異なる。マスコミならびに野党各位は、「1日約3800件の検査が可能と説明していた」のになぜ「1日平均約900件」というピンボケな指摘をやめて、厚労省Webと大臣答弁の数字の差異こそ追及して欲しい。
なお、厚労省Webの数字は一部韓国紙にも参照されていて、間違いがあるのならば国際的な誤解を解くためにも訂正が必要であり、一方で大臣答弁に虚偽や欺瞞があったとすると、実態として1カ月でわずか1000人ちょっとしか検査していないということであり、国家総力をあげて改善すべきであると考える。
加藤大臣答弁の数字について、1つ仮説を述べておく。厚労省が出している検体採取に関するガイドライン(リンク末尾記載)によると、1人の患者から2検体「下気道由来検体(喀痰もしく䛿気管吸引液)」「鼻咽頭ぬぐい液」を検査することになっているが、それを2件とカウントし、同一患者からの経時的な検体も個別にカウントアップして検査数としている可能性を指摘しておきたい。
他に検査数・陽性者数の差異として、DP号下船厚労省職員や検疫官を中心に、一部「疑似症サーベイランスおよび積極的疫学調査」のいずれにも該当しないものの、検査を実施し、一部陽性となっているものがあることは予想される。
「自宅待機しろって言うけど、家族への感染は許容しろってことか?」という発言も多い。これは一理ある。この観点からは課題は2つあり、隔離場所の確保と、隔離に際して誰をどこへ隔離するかの優先順位付けの問題とに分かれる。この隔離優先順位付けのために、PCR検査をもっとすべきという意見は一面では正しいが、以下の観点から現状では軽症者は避けるべきという話になる。
・日本国内の流行がそこまでではなく感染確率そのものが低いこと
・PCR検査をするために病院へ出かけることが感染リスクを高めること
家族への感染リスクは、現状ではそもそもの感染確率が低いところから許容すべきではあるが、より流行が拡大した場合などは、もう一方の課題、「軽症の疑い者」の隔離場所の確保という観点も含めて対応すべきであろう。その場合はインバウンド激減となっているホテルの一棟借り上げとかも想定されるが、その施設のスタッフの防疫も考えると、むしろ「軽症の疑い者」の家族を、普通に宿泊客としてホテル等へ避難させ、当人を自宅隔離する方が簡便だと考えられる。
地場の観光産業を救う意味にもなるし、補助金を積んで「軽症の疑い者」の同居者に感染リスクを回避したい高齢者、基礎疾患がある高リスク者、もしくは受験生などがいる場合、リスク回避する家族が、ホテル・公立宿泊施設・公営住宅の空き部屋などを比較的安価に利用できるようにすれば良いと思う。自宅に要介護者がいるケースなどは、例外対応的な、病院未満の隔離先もあればなお良い。
そこまでの事態にならないといいんだけどね。以上。