はてなキーワード: 世渡りとは
ここ数日、エンジニア界隈で話題になっている「雑魚エンジニア」の記事がある。
https://note.com/joan_of_arc/n/ned510ca913c7
中身は「自分が無能だったせいで最終的に鬱になったので経緯を説明します」ってだけなんだけど、
これを読んで思ったことを書き記す。
そこで、頭の至らない私にとって選択できる解決策はあまり思い浮かばず、「第三者に判定してもらおう」と思い、ソースコードの一部を私の部の slack に共有し「このコード、率直にどう思いますか?」とお伝えしました。
いやいやいやいやいや、コイツやべーだろ!
ウンコードを読んでリファクタしたいと思ったのはわかる、それを断った先輩の気持ちもわかる。でもその後のアクションがなんでいきなり晒し上げなんだよ!
それ社会的に殺したい相手とかにやるやつだから!同じ会社で一緒に働く同僚にすることじゃねーから!
ってかもう、この部分だけで彼(彼女?)の生態がわかるじゃん。
文中では
とか
この記事も徹頭徹尾、「自己の正当性を証明するために世間の同意と同情を得るためのもの」じゃん。
話は変わるけど、君らは当然ハリーポッターは履修してるよな?してる前提で話を進めるよ?
「ああハリーポッター、ドビーめが悪いのです!」とか、「ドビーは悪い子!ドビーは悪い子!」とか。
この記事も完全にそれじゃん!
自分のことを「雑魚エンジニア」とか「頭の至らない私」って過剰に卑下してみたり、
「自分視点の主観的な理解しかお話しすることができません」とか「この先輩エンジニアの方に責任を押し付けたいわけでは決してないです」とか「『上司の判断がおかしい』と言いたいのではありません」とかで免責してみたり。
こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーーッ!!!
雑魚エンジニアじゃなくて屋敷しもべ妖精エンジニアに改名した方が良いと思う。
今回は鬱になっちゃったので失敗感あるけど、これまでこの「周囲を味方につける」手でたくさん成功体験を積んできたんじゃないかな。
この手の状況による振る舞いって「教える」っていうのは難しい。
経験をたくさん積めるような環境にない限り、本や映画や漫画などの物語から学ぶしかないと思ってる。そんなのなくてもうまく世渡りできてる人達もたくさんいるんだろうけどね。羨ましい。
> 今は中学生の息子が、なんというか、小物キャラというか卑怯者みたいな感じで辛い
こう思っていること、お子さんは気付いてるんじゃないの?
こういう子供って、相手が自分をどう思っているか勘付きやすいところあるよ。
なんとなく、元増田自身は、この子のクラスメート的な立場で育ったのかなって思ってる。
比較的人間関係にはすんなり馴染めて、ハブられない立ち位置にいる感じ。
だから、この子の行動が「小物」「卑怯」って感じるんだと思う。
エピソード読んだ感じでは、「小物キャラ」「卑怯者」というより、ある種の子どもにある通過儀礼的なもののように感じたよ。
小学生の時の案内役を買って出たのに喧嘩して1人で帰ってきた話なんかも、我慢が効きづらい子ども特有の話で、珍しいことじゃないと思う。
自分はどっちかと言うと、元増田の子供みたいな性格をしていた。
相手が友達だろうと嫌いなやつだろうと、正しいことは正しいって言いたいし、間違っていることは間違っていると言いたい。
だから、相手が大嫌いな奴でも、証拠もないのにクラス中から犯人扱いされた時には無実を証明したこともあるし、仲の良い友達でも共通の嫌いな奴をハブるような行動は許さなかった。
自分も不公平に扱われたくないし、他人が不公平に扱われるのも見たくなかった。たとえ相手が自分をいじめてくるような奴でもね。
要は相手との関係性で手加減するってことができない、世渡り下手な性格だった。
ただ、こういう性格の子供は、同年代で集団生活を送る「学校」という組織とはすさまじく相性が悪い。
友達少なかったし、ハブられたりとか高校まで断続的にあったよ。
>息子はどこからか情報を手に入れて担任に注進して、打ち上げ会を台無しにさせたみたいで
>あと学校にスマホを持ち込んでる生徒を一々教師に密告していたらしい
参加していたり持ち込みしている立場から見てたら「台無し」「密告」という受け止めになるよね?
ただ、第三者から見たら「大人目線から見たら大人気ないけど、そもそも決まりを破っているし、子供だったら、誘われなかった怒りで誰かに言うよな」って思う。
悪いことを見つけたら告発したいし、意地悪されたらやり返したくなる。
意地悪した方も、それ相応に反撃される可能性があるって覚悟を決めて意地悪しなきゃダメだよね。
子供だから仕方ないところあるけど、親としてはハブられる方の気持ちを考えてあげた方がいいと思う。
理由がどうであれ、他の子供達のように誘われなかった事実を受ける止めるのは辛いし、それが原因になって意地悪しちゃうこともありそうだ。
子供の世界はより残酷なので、スクールカーストの上位にいる子供が「嫌い」と感じると、子供本人に問題がなくても排除される傾向があるから、息子さんのそう言う性格だけが問題だと思い込むのは良くないと思うよ。
だから、そこから少しでもずれてしまうと、本当に辛い目に遭うんだよ。元増田はそんな目にあったことある?
原因は様々だけど、スクールカースト上位にいる子供の気持ち一つで左右されることも多くて、ターゲットにされた子供のせいじゃないよ。
そこだけはわかってあげてほしい。
自分は、元増田のお子さんのような性格しているので、学校組織には合わなかった。本当にひどかった。一番戻りたくない時代だw
ハブられることも虐められることもなかった。何かした覚えはないけど、上から引き上げてもらうことが多かった。
正直なところ、なぜかはわからないんだけど、「周囲に流されない。噂話を信じない。必ず自分で事実を確認して、自分の責任で決断を下す」というのがキーかなと思ってる。
学校組織で苦労せずうまくいく子っていうのは、程度はあるけど「スクールカースト上位の意向に従い、善悪はその場の雰囲気で判断する。ただし、率先して自ら悪事に手を染めない。集団にうまく隠れて、個人的な責任が問われる行動や言動は避ける」という子が多いと思う。
でも、社会に出ると、それだけじゃ難しくなる。
「周囲の雰囲気を観察しつつ行動するが、周囲に流された判断はしない」にシフトできないと荒波に飲まれてしまう。
>「友達がやってる打ち上げ会を、誘われようが誘われまいが、チクっちゃいけません」「同僚を売って上司に媚びうるのは評判が悪い行為です」って
元増田は「先生や上司に申告することは、チクリや媚びること」って思ってる?
これ、自分は良くない考えだと思っている。
「チクリ」という考えって、申告された側の恨み節だよね。要は悪事がバレちゃっただけだからw
子供間ならそう言う認識でも仕方ないのかなと思うけど、大人が仕事で禁止されている事をやっているとすれば、止める必要があるんだよ。
同僚が横領しているの知ってて上司に報告しなかったら、背任行為に手を貸してることになるし、小規模の会社なら倒産する可能性もある。
それって「チクリ」や「媚びてる」ことになるの?
自分は複数の役職者やヒラの部下がいるけど、同僚の行動に関する申告を上げてきた部下を悪く思ったことはないよ。
課を任されている管理職なので、所属する課員たちに悪影響を及ぼす物事を放っておくことはないけど、こちらからは見えないことも多いので、申告があった場合は速やかに事実確認をして対応をする。
もし、たびたび申告された内容が「嫉妬による嘘」や「同僚を陥れる嘘」だったら、申告者を要注意人物と警戒して、課から排除するための策を巡らす。
策と言っても、特別何かをやるわけじゃない。彼らは勝手に事実を積み上げるので、それを集めて目の前に突きつけるだけだ。それでおしまい。
もしそうなら大問題だけど、そうじゃないのなら、正義感が強いんじゃないのかな。
> 親が悪いんだろうな
>せめて普通に育ててきたつもりだったんだが
> 子どもが発達障害かもしれないとかアスペルガーかもしれないとかそういう窓口はあるけど
なんで、そういう考えになっちゃうの?
元増田は悪い親なんかじゃないよ。悪い親はこんなことで悩まない。
「普通」っていうのは、元増田自身の子供時代や、元増田がイメージする子供の性格が「普通」という認識なのかな?
そもそも「普通」ってなんだろう。こんなにたくさん人がいるなら、「普通」というカテゴリーを作ることさえ難しいような気がするけど。
「普通」というものが「周囲の雰囲気に従って集団に隠れて生きる」ことならば、最悪、善悪の判断も周囲の雰囲気によるものになるけど、元増田は子供がそんな人になってほしいの?
性格については、学習障害とは別だと思うけどなあ…。最近、なんでもそういうところに原因を見つけようとするけど、この障害にはそういう特性があるの?
もしそう考えるなら、思い込みで済ませないで、きちんとした診断を受けた方がいい。でも、診断でなかったらどうするつもり?どんな言いわけ見つけるの?
自分は「チクリ」っていう言葉が嫌いなんだけど、ここまで書いて、元増田が言っているニュアンスはもうちょっと違うものなのかなって思った。
で、もう少し考えてみたんだけど、元増田が言う「チクリ」は「クラスメートに意地悪をしている」という感覚で言ってるのかなあ。
だとすれば、言葉を尽くしても、本人が「申告はマイナスだ。黙っていれば自分にもプラスになる」と思えない限りはやめないと思う。
この子は打ち上げに声をかけて欲しかったし、スマホの持ち込みもしたかった。
でも、誰も仲間に入れてくれないので、「正義を行う」ことで、どうにか溜飲下げてるんだと思う。
正義感はあると思うけど、本当は「正義」を行いたいんじゃない。「不満」や「悲しみ」をなんらかの方法で解消したいのよ。
だから、元増田が「チクる」という行為をやめさせたかったら、この子は「不満」や「悲しみ」を解消するための行動を学ぶ必要がある。ただ、今の時点では、同年代の中では難しいかもしれない。同年代では他人を許してあげる余裕はないだろうしね。
今の環境は本人が一番辛いんじゃないの?
親には「友達いない」ってあまり言えないよ。自分も中学生当時は言えなかったなあ。
だから、うちの親も、一時的とは言え、クラスでハブられてた事を相当後に知って驚いてたし、その時言われた言葉にいまだに傷ついているよ。
「私の子供のくせに、周囲とうまくいかないなんて。私はイジメられたこともハブられたこともないのに」って。
すでにズブズブの中年なんだけどさ、思い出すと結構クるんだよw
ハブられてた時期は本当に辛かった上に、親の言葉で自分の存在全否定された気分だったよ。自分は他の子と比べて欠陥品なんだろうなって思った。劣等感もすごく大きかった。
ハブられた理由は「一人っ子」だったからなんだけど(首謀者がそう言っていたのを人づてに聞いた)、うちは親が流産も経験しているので、理由は言えなかったなあ…。親は悪くないし。
元増田はお父さんかな?って思ったんだけど、お母さんはどう思ってるのかな。
二人とも学校や社会ではうまく世渡りできるから、息子さんがうまくできない事に悩んでいるのかな。
同世代が集まる学校ではうまくいかないけど、いろいろな世代や環境を持つ人たちとは、うまく関係性を築けるかもしれない。
元増田はショックもあるんだろうし、とても辛い思いしてるんだろうけど、元増田は悪くないよ。息子さんも悪くないよ。
でも、息子さんの今の環境は、息子さんにとってはちょっと辛いかもしれない。
だから、学校生活でうまくいくように集中させるんじゃなくて、いろいろな世界を見せて外に目を向けさせるのも大事だと思うよ。
「友達がやってる打ち上げ会を、誘われようが誘われまいが、チクっちゃいけません」「同僚を売って上司に媚びうるのは評判が悪い行為です」って
元増田は、息子を「誘われないけどチクらない人間」にしたいのか? そうじゃないだろう。
しかし、無難にみんなと仲良くルールを破る人間にも、なれそうもないのだろう。
かといって、もし仮に息子が友達なんていなくても正しいと信じることを実行できる人間であったら、冒頭に「卑怯者みたいな感じで辛い」などとは書かなかったはずだ。
そりゃ「付和雷同と大勢順応は正義だ。尻馬に乗れ。おまえ個人の信念や正義感なんか一文の価値もない」
うちの子どもはまだ小さいけど、将来そうなる可能性も感じた。うちの子どもがそういう状況になったら、何を考えるか。
ひとつとしては、子どもの居場所・ポジションの話。子ども同士の中で居場所がないから子どもと教師の間で居場所を作ろうとしている可能性を考える。その場合は他で居場所を作れたら、教師-子ども間での関係性作りの気持ち悪い部分は減るのではないか。
もうひとつは何を善とするか、という倫理教育の話。元増も言う通り、世渡りも必要かもしれない。ただ、子どもは正しさに寄っている。実際には善と世渡りは0か100かではなく、ラデーションになっていて、子どもがどれを選び取るかが重要といことを伝えることが大事だと感じた。中学生なんて極端になりやすい年頃だし、正しいと思っていることを薄めようとしても難しいのでは。色々な正しさがあるという実感が生まれるような対応を考えたい。
今は中学生の息子が、なんというか、小物キャラというか卑怯者みたいな感じで辛い
色々ぼかして書くけど
小学生のころからチクリ魔みたいな、学校的に「正しい」んだがどう考えても人に好かれない性質のことをやってて
子ども同士で市民プール行った時に案内役かって出たはずなのに、ちょっと喧嘩しただけで一人で帰ってきたりとかいろいろあったんだけど
昨年中学の合唱コンクールの後にクラスメイトがファミレスで打ち上げ会をやったみたいで
息子とあと何人かが知らされずにハブられたらしいんだけど、いやもうこの時点で悲しいというかアレなんだけど
息子はどこからか情報を手に入れて担任に注進して、打ち上げ会を台無しにさせたみたいで
あと学校にスマホを持ち込んでる生徒を一々教師に密告していたらしい
それで三者面談の時に教師からそれとなく褒められたんだけど(どうかんがえても皮肉に聞こえるんだけど)
いや、でも、息子よ・・・
もちろん打ち上げ会をハブられてる時点で息子はもうクラスでそういうキャラなんだろうなって分かってしまって
それでいて成績もまあ中の下くらいだし
そのあと帰り道に合流した妻と三人で飯食った時に
それとなく友達の話とかいろいろ聞いたけど要領をえないというか
息子よ
愛してるし大切に思ってる、けど、それってどうなん
親が悪いんだろうな
せめて普通に育ててきたつもりだったんだが
子どもが発達障害かもしれないとかアスペルガーかもしれないとかそういう窓口はあるけど
いや息子はそして俺は突き詰めたらそうなのかもしれんけど
「友達がやってる打ち上げ会を、誘われようが誘われまいが、チクっちゃいけません」「同僚を売って上司に媚びうるのは評判が悪い行為です」って
Whataboutismってここ数年でどんどん論争の叩きのタネとして聞くようになってきたけど
まあどうせWikipediaに記事が出来てからの聞きかじりだろうけど
個人間とか庶民がSNSでクダ巻いてゴネまくってるだけの論争で「それWhataboutismだろ!」とか
イキりだす光景を何度も見る様になって、あー…ってなる
左も右も男も女も問わず
国連で西側と東側がとか論壇紙で一流の評論家が討論してるとかじゃなくて
たかが数人や十数人が我慢や配慮をしあえてないだけみたいな問題でそんな論理を引きずり出しちゃうのかって
引き出しの狭さじゃなくて、これは何といえばいいのかな
陰険な子どもが自分の評価を上げようと「帰りの会」の告げ口会みたいな茶番をやろうとする(そして誰にも相手されない)世渡り能力とかの狭さ
もし仮に君の舌に合わなかったとしても「ママのカレーおいしくない。パパのカレーがいい」なんて言っちゃダメだよ。パパがママに怒られるからね。
パパは土日に無趣味に暇を飽かして無駄に時間をかけてカレーを作ってるから美味しくなるだけで、ママは毎日忙しい中でそれなりに手間も時間もかかるカレーを作ってくれてるんだから感謝しないといけないよ。じゃないとパパが怒られるからね。
君のほうがママといる時間が長いから、ママのちょっと嫌なところも多く目についてしまうかもしれないけどでもきっとママのほうがパパよりも君のことを深く愛しているから、そのことには感謝しないといけないよ。じゃないとパパが怒られるからね。
賢い人にとっては当たり前のことなのかも知れないが、私は最近になってようやく気付いた。
そもそもの発端は周囲にいるアンフェアとしか言いようがない人間の思考について様々な考察を重ねたことにある。
とにかく奇妙なほどに身勝手な人種がいて、それでも彼らと何とか交流して仕事を進める必要があるために、その生態について推理する必要があったのだ。
彼らは子供のように駄々を捏ねているだけなのをさも「自分の正当な主張が通らない。不当な権力勾配や多数決の原理に苦しめられている」と言わんばかりに主張するのである。
我田引水を主張し合うことを社会の基本構造と捉える、アメリカ式を勘違いしたような世渡り術なのかと思ったが、どうもそもそも自分の状況を理解していないようなのだ。
我田引水という慣用句の世界観を流用すると、他人が共有水路の水を使えば自分の田んぼの水が減ることは認識できても、自分が共有水路の水を使うことで他人の田んぼから水が減ることが認識できないようなのである。
単に近視眼的と言えばそれまでだが、近視眼なりに他者が自分と同じ状態になっていないかを想像することが出来ないのだ。
他人と自分が両者にとっての赤の他人から見れば等しく同じ重さであることが想像できず、自分にとっての自分自身の重要性を他人から見た自分に対しても平気で適用し続けている所がある。
これこそがまさに「世間はお前のママじゃない。お前のママみたいにお前を特別扱いしたりしない」という奴なのだろう。
自分の両親が自分を特別扱いしてくれたのを、人生のあらゆる所で繰り返し、その面倒臭さから大目に見てもらってきた日々を成功体験とし、自分は常に特別扱いされるのが当たり前だと信じている永遠のプリンセスなのだ。
こういった身勝手クソ野郎共を「ただのバカ」で終わらせるのは簡単だし、実際彼らはその分野において明らかにバカなのだが、ソレ以外の分野においてもバカかと言うと意外とそうではない。
十二分な経歴と思考力を持った人の中にも、このような自己中思考回路を世渡りのためのロールプレイでもなく本気で正しいものと思っている狂人が混じってくる。
ある種の得手不得手として、自分が公平に振る舞えているのかを客観的に想像する能力があるようなのだ。
そう考えてみるとこの能力は意外と奥が深いことに気づく。
・複数の重み付けが絡み合った状態を計算するだけの思考のメモリ
・個人の認識している世界には歪みや限界があることを理解するだけの思考力
「出来るやつは幼稚園の段階でもなんとなく出来るだろ。出来ないやつは小学生未満のカス」の一言で終わらせたくなってしまうのをグっと堪えて考察を深めると驚くほど多様な前提能力を要していた。
「公平であるかどうかを考える」というのはこれらの能力の掛け算に寄って成立しており、どこかにボトルネックがあるとそれだけで一気に習得が難しくなる。
ただこれらの能力の多くが知識獲得によるブーストが可能であるため、生まれつきそれらの能力が弱くても学習意欲や偏りのない好奇心があればいつの間にか習得できてしまう。
逆に言うと、勉強が嫌いで特定分野に対してだけ強い興味をもつような人間として産まれてしまうと、まともな共感能力を持つこともないまま一生を終えかねないのだ。
もしかしたらこの世界にある「人格破綻としか思えない言動」も、大抵の場合は「特定の能力にボトルネックがあることによって、それに関連する思考に至ることが出来ていないだけ」なのではないか。
そう考え出すと途端に恐ろしくなる。
ぶっちゃけてしまえば、生まれつき知能に関する能力のバランスが悪い、ないしは知能に関してあらゆる面で劣っている場合、本人の意思とは無関係に人格破綻者としての道を転がり落ちるということじゃないか。
こんなに恐ろしいことがあるか?
私はどこかでノートルダムの鐘のような「グズでのろまに見えるが、心はきれいな人物が存在する」という物語を何処かで信じていた。
だがそうではないのだ。
知能が低いものは、人生において一時的に極めて優れた人間性を見せることはあるかも知れないが、その知性の低さゆえに何が正しいのかを判断する能力をいつ失ってもおかしくないのだ。
公平とは「天秤を正常に傾かせることが出来る」という状態なのだが、この重み付けは簡単ではない。
身近なもので天秤をモチーフにしているものと言えば裁判所があるが、あの中でメインキャストとして働くために求められる頭脳労働能力の高さたるや。
だが、「あらゆるものの重み付けを正しく行う」ということを目指せば、自然とあれだけの学習が求められてしまうのだろう。
地獄だ。
「身勝手に自分の都合や価値観を押し付けずに公平に物を見るだけのことがなんで出来ないの?」という私の今までの思考もまた、その難易度の高さに対しての無自覚さから来ていたに違いない。
つまり、私もまた誰かからみてひどく不公平でポジショントークを繰り返す異常な人物として映っていた可能性があるのだ。
なんてことだ。
ただ誠実にフェアに生きていくというただそれだけのことがなんでこんな難しいんだ。
まあ元からその傾向はあったけれど
ADHDだと診断されてバイクで日本一周してダムで自殺したらしい男性の死を契機として
元々あった発達障害界隈のミソジニーがさらに強くなっていて本当にうんざりする
発達障害は女だと理解のある彼くんと結婚出来るけど男は人生詰む、例の男性も女だったら助かったとか、平気で言ってるクソツイートが多すぎる…
いや女でも「ただし可愛い子に限る」であって、ブスだと理解のある彼くんなんて出来ないし
それどころか就活もどこも大体顔採用だからまともな就職すら出来ずに人生詰むのに
何を言っているんだ本当に。
女の発達障害者でブスの場合には、男の発達障害者に対しても自分と同類だと考えて共感しているのに
男の発達障害者の場合、どうして『女』には可愛い子しかいないと思うの?この世にブスは存在しない前提なの?
女が男の存在を考える時にはイケメンも不細工もいるのが当然の前提なのに、どうして男は女の存在を考える時に当然のようにブスを除外するんだ?
女のADHDは可愛く描いて男のADHDはもっさり不細工に描いた絵で「女のADHDは上手く世渡りして結婚できる、男のADHDは人生詰む」なんていう女ヘイトのツイートがバズったりしてるし
ASD女は恋愛とか結婚が難しいから主婦ってルートは厳しいね。よっぽど外見が魅力的だったらワンチャンあったりするけど、たいてい結婚生活は悲惨よ。
風俗もどうかな。これも外見が普通だったらあまり稼げそうな感じしない。
特に会話もせず壁に空いた穴からおばさんがちんこしごくみたいな大昔の風俗なら別として、今どきのデリヘルとかは普通に接客サービス業だし、指名とれないと厳しいと思う。
あと、知能の高い男が専門職についた場合、金目当ての女と結婚できることがあるけど、知能の高い女が専門職についても、男は上方婚したがらないってのもあるしね。
まあ、元増田みたいな人は、一旦結婚出産ってルートを諦めて仕事頑張るといいと思うんだけど。そしたら案外どうにかなったりするし。
結局、信頼がおける密な人間関係がないから世間一般からどう言われるかってとこに振り回されちゃうんだろうけど、世間なんて一枚岩でもなく色んな人が好き勝手言ってるだけだから、全部正直に真に受けてたらそりゃ生きづらくなるわな。
世渡りするのに学歴って強いカードだと思うけどね。万能じゃないけど。
人は持ってるカードで生きてかないといけないんだし、使わないカードを捨てたからといってその代わりになにか良いカード引けるというゲームシステムでもないんだよな。