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はてなキーワード: やおいとは

2023-07-18

anond:20230718071051

そもそも腐女子と言い出したのは「BL好き女性」じゃなくて「やおい好き女性」だったんだけどなあ

うその辺のニュアンスの違いも分からない人だらけになってるけど

2023-07-13

anond:20230712222423

https://anond.hatelabo.jp/20121119190913

https://anond.hatelabo.jp/20121120011401

腐女子男性向け作品が好きなのはからだけど、オタクの好きなものに関しては昔から男女棲み分けてきてるよ。

たまにセーラームーンとか格ゲーとかガンダムとか男女ともに好きな作品は出てきてるけど。

てゆーか元々腐女子中心でコミケやってたとこに、空気読まずにやおい面白くない腐女子コミケから駆逐するってロリータエロとかやりだしたのが、男オタクだし。

2023-06-15

展覧会】はじめてのBL

入口での年表でもうヘブン状態になった

年表にのってる作品が一つ一つが ぬほど刺さる

・開催者中の人タイBL沼にはまってない?

所々圧を感じた

BLドラマCDのご先祖様のBLドラマカセットテープを生で見れて感動した

JUNEが今のBL文化の始祖とか角川が0年代BLブイブイやってたのは認識していたがどういう流れでそうなったのか知れてほぇ〜ってなった

雑誌JUNEでやってた中島梓さんの投稿小説添削コーナが人気だったから本出そうってなったけどJUNE出版社雑誌書籍化しない会社だったか中島梓さんが他社に作家さんを紹介して他社で本を出すってなってその中でも特に意欲的だったのが角川+一社あって

角川はスニーカー文庫から出してたけど後にルビー文庫としてレーベルができたと

たくみシリーズJUNEまれやったんか!

ルビー文庫からかと思ってた

寒冷前線コンダクター、読み返したくなった

しか指揮者コンダクターバチバチだと周りの演奏者気まずい 昔のやおいは今のコンプラ価値観で見たらアッってなるところがあるんじゃ しかし好き

関係者様のJUNEから学園ものへの移り変わりへのインタビュー面白かった 耽美芸術でそこから芸術減らしてエンタメ比重多くしたのがBLみたいなやつも

コミケジャンル変遷グラフ動画ジャンル諸行無常の風情を感じた 同人女の萌と感情を燃料に回り続けるエンジンや しかし令和にスラダン流行ジャンルになったりこれだからやめられねえぜ

・展示も面白いし他の観客の人たちの話が面白かった

やおいレディ達の話す「同人から商業移行した作家あるある」とか

50代位のマダムのが話してた「昔は漫画大好きで読んでたけど思春期になると段々表立って好きなものについて意思表示するのが恥ずかしくなった 当時クラスに表立ってオタクやってる子達はいて少しあれだったけど今みると彼女たちは好きなものを楽しくやってて素敵なことだったんだろうな」という話とか60か70代のマダムの「小学校の頃にパタリロ読んでた」とか

各々が「私の人生BL」について語るのを聞ける場、いい…

展覧会しゃないけど本棚プロジェクションマッピングオサレでよかった 本燃やす演出で「え、ええんか!?」ってなったけど「ま、まあ大切なのは物質自体の本ではなく本を読んだ人が受け取ったメッセージから…!」と切り消えて楽しませて頂いた

建物でっけえ!

2023-05-17

ISIL気取りの無職いじめられ統失キモおじが、朝に夕に傷害罪テロ示唆発言を繰り返すせいで

俺が淡々インターネットホットラインセンター通報する簡単お仕事してきたが毎回貴重な時間を使わせるんじゃねえよハゲめんどくせえ

前回の通報から1週間も経ってねーわ


いつも問題発言シュバッて削除するだけでなんもしねー管理人仕事しろやおい

ただのメンヘラ発言と本気で思ってんのかタコ

2023-05-10

二次創作サイト小池さんの思い出


十年以上前の話である

当時私はBLにのめり込む腐女子のひとりだった。私が二次創作に勤しんでいた原作は全年齢向けのジャンルで、最盛期は検索サイトに1000以上、個人ファンサイト登録されるくらいの規模だったように思う。

男女CPカップリング)が全体の4割、男同士のCPが6割くらい、私の推しCPはかなりマイナーで、検索してもせいぜい15件程度しか出てこない、供給不足の畑だった。仮にA×Cとする。勿論BLである

仕方がないので自分でせっせとA×Cを育て草の根運動的に発信を続けていたところ、男女CPジャンルの中でも人気を二分するCP(これをA×Bとする)で活動する人物と関わりができた。それが小池さん(仮)だった。

きっかけはたしか私の方からファンレターまがいのものを送ったところ、先方も私の存在を知ってくれており、オタク気質特有の噛み合うと一気に粘っこく接近していく貪欲さで交友を深めていった。

そのジャンルではそれまでA×BとA×Cの人間同士が派閥の垣根をこえて交流することは皆無だった。A×Bはほぼ公式CPであり、A×C派に人権はなかった。小池さん接触したことに下心がまったくなかったといえば嘘になる。勿論彼女創作が魅力的で好意感謝を伝えたいための行動だったがその裏で、私と彼女交流がA×BとA×Cの架け橋、ひいてはA×Cの繁栄に繋がるのではないかという野心も恐らくはあった。

小池さん小池さんで、熱烈な支持者が多い一方で『敵』もなかなか多い、癖の強いタイプだった。母数が多い分色々な性格の人が集っていたからというのもあったかもしれない。A×C派は仲間割れなどできないから細々と身を寄せ合う自助会だった。

群雄割拠の中で戦いながら創作を楽しんでいた小池さんにとって私は、不意に出現した奇妙な動物という風だったかもしれない。小池さんに取り入ることに成功し、コラボ的な創作もして、やがて彼女はA×C特設サイトまで作ってくれ、A×Cは盛り上がった。新規参入も目に見えて増えた。私はほくそ笑んでいた。小池さんのA×Cはご褒美であり、五体投地享受しながら小池さんを褒め讃え、ささやかながら私もA×Bを発信したりもし、これもニッチな層に受けたりした。恐らく見えないところで、私を疎ましく思っていたA×B派の人間も少なからずいただろう。その頃は界隈でTwitterが今ほど盛んではなく、縁のない個人の不満は耳に届きにくかった。

蜜月はあるとき波が引くように終わった。

小池さんからメールがきた。「私のアンチから嫌がらせや、私の中傷が届くかもしれません。もう届いているかもしれない、ごめんなさい。私ともう関わらない方が良いかもしれない」というような内容だった。実際届いていなかったので「届いていません。小池さん側にいたいが、距離をとった方がよければそうする。でもいつでもなんでも、必要な時は呼んで欲しい」みたいな文章を、付けたり削ったりこねくり回してから送り返した。

小池さん精神的なバランスを崩してしまったようで、創作の発信はなくなり、ブログでぽつぽつ『敵』に対する呪いのような言葉を吐いていたが、ある時サイト自体を閉じてしまった。

A×Cは拡大して、私はA×Cジャンルの船頭的な立ち位置になっていた。A×Cメインじゃないが私の創作を楽しみにしてくれる友人も増えた。だがそのうち、私も気付けば前線から退いていた。

いま、小池さんの当時のペンネーム検索してみても、本人もしくは本人に近いと思われるなにかは見付からず、当時彼女プレゼントコラボをした作品残滓が二、三出てくるだけだった。

当時の界隈では珍しい話でもないと思う。

なんとなく思い出して書いてみた。もう死語なのかもしれないけど本当の意味の「やおい」だ。

また小池さんと連絡をとりたいか自分自身に問いかけてみてもよくわからない。どちらかというと「NO」な気がする。若気の至りのあれこれが気恥ずかしいというのもあるけど、いま、どこかで穏やかに過ごしているならそれはきっと、当時の出来事記憶の戸棚の奥の方にしまっているような気がするから。そうであればそれは嬉しいことのように思う。

2023-05-05

映画ポリコレ云々の前にオタクが鑑賞という行為が出来ていない疑惑

マリオ映画評論家と観客の評価乖離してるのはポリコレの強行のせいだ普通の人はポリコレうんざりなんだ増田もそうなんだが、そもそも映画やその他のエンタメ作品の鑑賞自体が出来ているのか?という疑問が湧くのだ。

https://anond.hatelabo.jp/20230504221408

 

この映画は反ポリコレだ!だからヒットしたんだ!ポリコレが無いか評論家の評点が低いんだ!っていう意見が一か月くらい前からネットで湧きあがってるんだが、それに対して全然そうじゃねぇってツッコミ多数という状態になっている。

そんな状態で「オタクは女とポリコレ攻撃されている」という投稿をすると無条件で持ち上げられるはてなにそのままの認識をぶっこんだら賛同されると考えたんだろう。そしてその通りになっている。

だがこのオタクの反ポリコレブームというのはかなり変なのだ。「ポリコレ的なものを無理くりに見つけ出して批判する」というゲームになっているのだ。

そしてポリコレ要素が「見つかった」ものは棄損されスポイルされたものであるからまらない、と結論される。インフルエンサーの雑な扇動と飯のタネになってるのではないか

 

例えば、聖闘士星矢のネトフリ新作ではアンドロメダ瞬が女になると伝えられて、それがポリコレだ!と糾弾されるわけだ。

でも原作でもアンドロメダ瞬は中性的ななりで、何故か股間に防具が無くてレオタードみたいなのむき出し、なのに股間もっこりがない。

なので二次創作やおいジャンルでは瞬は女役というかもっとはっきり言うとメス役で他の男に犯される役が専らだった。

因みにやおい腐女子と呼ばれるジャンル70年代末に遡るが、それが大きくなって市場化する起爆剤になったのが80年代聖闘士星矢二次創作だった(あとキャプテン翼)。

これって非常に反ポリコレでしょ。

そして四半世紀経ってリメイクするに当たり、公式の方が腐女子に合わせてきた訳だ。これがポリコレかっ!?逆だろう。

からこういう大してオタクでもない増田も知っている文脈を知らないかポリコレという「真理」が見えちゃうというケースである

 

それから鑑賞が出来ていない疑惑だが、数年前に100日後に死ぬワニってマンガがあったのはご存じかと思う。

変な広告屋に抱かれたせいで101日後にコンテンツとして爆死してしまった訳だが、この4コマ漫画最終回は凝ったもので、ワニの死が直接描写されず、雑誌なら見開き(WEBなので大判だが)に桜が散るというコマで死が暗喩されていた。

これ自体特別表現ではない。

だが、作者のTwitterには「僕の解釈」を開陳するレス殺到したのだ。「このバイクに乗っているのは誰々で、そのキャラが死んじゃった」等という様々な「解釈」が殺到した。

まりはあれだけ簡単暗喩表現が分からない人は結構いるという事と、そういう人にとってはネットで見る物知り達の「自分流の穿った解釈」は単純理解と同レベルであり、単純理解不能だった時は僕の解釈をしてもいいと思われているという事だ。

これはゲームリプレイ動画に付くコメントでも同じで、洋ゲーちょっと洒落表現では必ず「僕の解釈」のコメントが付いている。

エンタメだって楽しむにはちょっとした教養必要だろう。

そういう人がネットの反ポリコレ言説に触れて、ちょっと難しい表現に当たった時、それは「ポリコレのせい」に見えるのではないか

 

元増田場合は「映画評論」というものを知らないのでは?という疑念が湧く。映画評論家は「これはポリコレ的に×、これはLGBTが出るから加点」という風にやる連中だと思ってないか

一般的に人気はあるけど評論家の点数は低いという時、多いのは「全体的に面白いけど平板から」というケースが多い。「大人子供も楽しめますね」ってやつだ。

例を挙げよう。

同じ3Dアニメで「カーズ」ってアニメがある。車を擬人化した映画だ。

この中で古い車キャラ主人公若い車にドリフトを教えるシーンがある。嘗ての街道レーサーみたいなジジイ車なんだな。

そしてレース中にスピンした主人公車がそのまま逆ハン切って大ドリフトに移行するというシーンがある。その時、実況解説してるジジイ車はたまらずに身を乗り出す。

こういう「刺さる」シーン「光るシーン」を平板子供アニメに入れ込むと評論家評価は上がるのだ。

更に今ではこの刺さるシーンのせいでネットミーム化していつまでも残り、続編への呼び水になったりもする。

評論家は他の映画も見て鑑賞してるのだ。

この評価乖離が起きたのってロッテトマトとかだろう?新聞キッズ欄の「お勧め度」じゃないんだろう?新聞キッズ欄の「お勧め度」なら平板ポリコレ安全な方が点数は高くなるがそれ以外なら逆だ。

 

これ書いてる増田の好きな映画ジャンルというのは虐殺暴力理不尽同性愛フェチといったもので、あんまりポリコレが力持ちすぎると困る。

映画パフューム』のAmazonレビューに「無実の人が死刑になっていやな気分になった」とコメントされているのを見て笑ってしまった。同映画では連続殺人を犯した主人公香水の魔力によって大衆を魅了し、死刑を免れる。司法は法的辻褄の為に代わりに世話人の家の一人を犯人でっち上げ処刑して主人公は放免めでたしめでたしとなるのだ。この理不尽は当然観客を反徳でいやな気持にする為に入れられている。

けれどネットオタクが論う「ポリコレ浸食」は見るからトンチンカンなのだ一般的な鑑賞、読解と評論が出来ずに飛びついているというケースばかりなのだ

作品の出来に関連する論争的なポリコレ」の周囲にインフルエンサの養分が分厚く堆積してそれを突いている感じなのだ

2023-04-27

二次創作アカウントを消した。もう二度と作らない。

Twitterアカウントを消した。BL二次創作アカウントだった。人間関係とか、叩きとか、盗作作家との関わりとか、色々なことがあった。


年号が令和になって少し経った頃。

元々オタクだった筈なのに何のコンテンツにも興味を持てなくなっていた。忙しいし寝不足。心は乾き切って何かを楽しむ余裕なんてなかった。時々Twitterを開いて、楽しそうにオタ活を続ける友人達の様子を眺めていた。


からずっとオタク続けてる人あるあるだと思うんだけど、時の流れと共にみんな色んなジャンルバラけていくし脱オタした子もいたりする。だからTLの話題バラバラだった。

みんなそれぞれの人生を生きてると感じられて私はその状態が好きだった。もう会わない人もいるだろうけどそれもそれでいい。


コロナ禍の少し前くらいだったと思う。

TLに異変が起きた。

変わったのはよく呟く相互さんの1/3くらいなんだけど、それでもTLはかなり変わる。みんな同じソシャゲにハマり出した。すごいなーと思いつつ眺めていた。眺めているうちに、興味が湧いた。

そのソシャゲについて呟いてた子に「みんなやってて気になるんだけどどんな内容?教えて」とリプしてみた。

返信は、アプリDLURL

絶対面白いからやれという圧を感じる。チュートリアルに進む。なんか顔がいいキャラがいる。進める。


空き時間ゲームをやり始めて数日。初見で顔がいいなと思ったキャラではない登場人物とある行動と、その登場人物にやたら絡むキャラクターの二人が気になった。

いやこれ付き合うじゃん、付き合うかはわからないけどこの性格の二人が接近することでお互い多大な影響を与え合うだろうしそれはお互いにとって未知の扉だしそれを開ければ二人はすごい成長するというかなんかすごいことが起こるんじゃない? ねぇ

そんな感じで全く予想してなかったキャラカップリングに沼った。それからは早かった。

pixivアカウントを作り、二人の馴れ初め、徐々に関係を深めていく様などを書き殴った。もうゲーム本編とは関係ないその二人がメインのBLゲームプレイしながら書き留めているような感覚だった。そんなゲームないけど。幻覚だけど。

移動時間とか、数分ずつの隙間時間とか、寝落ちするまでとか、iPhoneメモ帳に書き続けてはアップを続けていた。そのうち幻覚BLゲームの内容以外も短編を書くようになった。選択肢によって違う未来があっていいしこの二人には無限可能性がある。トチ狂っていた。

そのうち、新たな欲望が生まれた。このカップリングについて誰かに話したい。同士と語り合ってみたい。

Twitterアカウントを作った。


好きな漫画描きさんに挿絵を描いて貰えたりもした。脳汁に溺れるかと思った。

アカウントを作って交流はそちらでする、という流に乗って私も鍵アカを作り、描きかけの絵を見たり書きかけの文章を流したりしつつ交流した。通話アプリである、もくりなんかも行ける時間帯は色んな人の部屋にお邪魔した。


コロナ最中出来事その2

やってしまった。不穏な空気はその前から漂っていた。


アカウントのTLが曇り始めていた。そこそこは仲良くしてもらっていた(と私は思い込んでいた)Aさんの、同カプの方々とのリアル関係が上手くいっていないという愚痴をよく見るようになった。

どっちもどっちな面もあるなぁと思いつつ、上手くいってないという相手作品よりAさんの作品の方が好きだったのと、空気を悪くしたくないのでそれはひどいねー、なんて時々同意してりしていた。周りも同じような感じ。

そんな中、Aさんに表紙を描いてもらう合同誌の計画を立て始めた。鍵アカウントで繋がっている内輪だけで計画を進め、参加者も決まった。

この頃は合同誌、特にR18のもの流行っていた。私は安易に「自分が好きなシチュの話を参加者さんが皆書/描いてくれる本なんて最高じゃん」と夢を見ていた。

周りでも過激な内容の合同誌がどんどん出されたり計画をされていた。

ある夜、Aさん主催のもくり同カプ飲み会が開催された。私も参加した。

初対面の人が多かったので最初はお互い自己紹介カップリングへの想いなどを語った。

この頃になるとゲームリリースから時間もたっていたせいかゲーム本編から沼ったパターン以外でも、配信者や誰かの二次創作から入った人なんかもいたように記憶している。配信見てるけどゲームインストールしてませーん、と公言する人にハラハラしたりしつつも、解釈が違う人の話を聞くのも面白いな、色んな人がいるんだなーと聞いていた。


自己紹介が終わり、これから雑談かなという時。

キハキとした喋り方が印象の、最近アカウントを作ったというBさんが提案した。

「せっかく集まったんだし、皆さん相互になりましょう!」

私は相手作品を読んで好きだな、と思った方のみをフォローする派なので正直この提案を断りたかった。

が、空気を壊すわけにもいかず全員をフォローしていった。こういう時にこういう提案をできたりすぐに繋がれる人がSNS上手な人なのかな、なんて思いながら。

そして酔いが回ってきた頃。

参加者の一人が、その方主催の合同誌の話を出して、合同誌用のアカウントを作って、執筆者を募っていた。

あ、いいな、今こうして話題に出せば描/書いて下さる方増えそう。執筆者が増えれば自分の読みたい作品も増える。私も続いて、その時に計画していた合同誌の話を出し執筆者を募った。

その場で合同誌アカウントも作った。他にも合同の話を出して、お誘いをする方なんかも出て、カップリングの盛り上がり方に嬉しくなった。


私の企画した合同誌には、新たにBさんも参加してくれることになった。企画は通したいが前に出るのが苦手なので、主催名前は伏せて発行することにした。

それにより自然と、表紙を描いてくれる予定のAさんの存在が目立った。これで、最悪な事態が起こりうる前提が全て整った。


合同誌アカウントを立ち上げて数十分か数時間か、記憶曖昧だが、いきなり叩かれ始めた。早。参加者Twitter追ってないと反応できないやつ。

叩いてきた相手は、カップリング界隈の治安を憂うアカウントや、お題箱などに投稿された内容を追ってどんなジャンルのものでも叩き続ける複数愚痴アカウント

この時初めて愚痴アカウントという存在を知ったのだが、ほんと知らなくていいと思う。お題箱などでターゲット募り、いけると思えばターゲットをひたすら叩き追い詰めることを繰り返すアカウント達だ。追従アカウント複数ある。見ていて気分が悪くなる。

叩かれた内容としては以下。

・合同誌はR18予定なのだが、そんなセンシティブものを鍵も掛けずに告知することについて。また合同誌の特殊性について。

参加者、そして表紙を描く予定のAさんのリアルでの問題行動。

彼らの行動は以下。

引用リツイート意見参加者主催へのなんかよくわからない決めつけや罵倒を含む。

・推測だが、他の愚痴アカウント炎上を扱うアカウントへのDM、お題箱などへの投稿

・直接のDM


飲み会で挙がった全ての合同誌はR18だし似たような合同誌も多い。叩かれる意味もわからないのでひとまず無視をした。

あと飲み会の内容や飲み会参加者についての質問もあった。誰かのストーカーなのだろうか。こわい。答える筋合いもない。

Aさんのリアル行動に関しては今まで鍵アカウントの呟きを見ていたのでなんとなく知っているが、うまくいってない相手とその友達しか知り得ない情報で叩かれていた。

全ての内容、完全に私怨。外に漏らす必要なくない?叩いてきた相手は明らかだ。合同誌叩きとAさん叩きを混ぜるのは、恐らくAさんが主催だと勘違いしているせいか


数日後。

叩きは鎮火しない。彼らの要望に応えてないので仕方ないのかもしれないが。これで中止にするのも悔しい。けれど、何人もの参加者が謎アカウントによって叩かれたり茶化されたりするようになってきた。私も有る事無い事言われてイラッとしているが、参加表明をしただけの周りに被害が及ぶのは本当にまずい。Aさんへの誹謗も加速している。プライベートな話を持ち出すなよ。

そんな中、Bさんから連絡があり通話をした。Bさんも叩かれており、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


Bさんのことはよく知らない。けれど、良い作品を書くと知り合いが言っていたし、横の繋がり作りが上手く、アカウント開設から間も無いのにたくさんの人と繋がっていた。

信頼できる人なのかな、と思った。ただ、雑談の時点で少しの違和感を感じた。


Bさん「やおいって言葉知ってます? BLって言葉ができる前の時代言葉なんですよ」

→知っているけどトラブルに巻き込んでしまった引け目とその日の疲れで自己主張をする気分ではなかったので「えー知らないです、そうなんですか!すごーい」とてきとうに返事をしていた。


Bさん「昔、大ファンだった人がいて。ジャンル変わってもすぐ見つけましたし、その人のTwitter監視して場所特定して会いに行ったことあるんです。ツーショも撮りました」

→怖い。Twitterスイーツとか場所呟くやつ、リアルタイムでやるのやめた方がいいなって思った。


Bさん「このカップリングで一番好きな作品はCさんって方が書かれたこ小説で」

→Cさんは良い作品を書く。私も読んでいる。が、該当作品だけは彼女作品の中でも異質で、設定一切無視説明無しの、ハード行為をするシーンのみの現パロ作品である。完全に好みの問題ではあるんだけど、いやこれこのカップリングでする必要なくない?キャラ性格も違うしそうなる理由が作中で説明されてればいいけどそれも無い。という小説なので私はスルーした作品だ。というかCさんの作品はこれ以外の、原作の設定やキャラクター達の性格を活かしたいい作品がいくつもある。その作品を推す理由不明だった。

が、そんなことを聞けるはずもなく「そうなんですねー」と返す。

CさんのTwitterでの呟きなどについての賞賛も聞きながら、最初に話してくれた昔大ファンだった人に対してといい、Bさんは誰かのファンになると作品からTL、さらにはリアル相手まで全てを愛するタイプなんだなー、など思った。


そんなこんなで雑談が終わり、本題に入った。

Bさん「親友が昔から何度も炎上起こすタイプなんですよ。その度に私が消火してきました。私は炎上消火のプロです。なので、この合同誌の件も私が消火します。私が主催として名乗り出ますアカウント運営します。合同誌アカウントパスワードを教えて下さい」

→そうだよね、ここまで被害が広がったのなら、叩く対象を一つに絞る為に主催が名乗り出るしかない。


けど待って、ただの参加者しかもあまり知らない人にその責任を負わす意味はわからない。彼女主催として名乗り出る提案は断固断ったが、アカウントパスワードは教えることにした。

謝罪文の考案をしてくれるというありがたい提案もあったからだ。

ひとまずは企画を中止として、謝罪をして鎮火を図ることとなった。今思えば、ここでさっさと私が名乗り出ていればもっと早く事態は収まっていた。

けれども、心が疲弊していた私は「これ以上叩かれるの無理。このままなんとなく問題が消えればいいな」など甘いことを考えていた。

ごめん。


パスワードを教えるとBさんはすぐに、DMに来ていた意見などに対して返信をはじめた。どれも一様に謝り倒す内容だ。

次に、Bさんが作ってくれた謝罪文を何箇所か修正したり付け加えたりして、合同誌アカウント掲載した。

Bさんが作ってくれた謝罪文は、まずは全方位への謝罪。そして叩いてきた相手というよりは同カップリングの方々に対して迷惑をかけた謝罪と、叩きの手口に対しての注意喚起、そしてこの文章拡散して皆にも気をつけてほしい!という内容だった。拡散必要はないのでそこは削った。注意喚起は叩いてきた相手の目に入ると問題悪化しそうなのでマイルドに書き換えて投稿した。


それから少しして。

合同誌の中止と謝罪文投稿をしてからも、叩きは続いていた。

ほとんど無関係なのに誹謗中傷の的になってしまった方には匿名でお詫びを送ったが、果たして正解だったのかわからない。私は疲弊し切っていた。

一番のストレスは、Bさんから暴言だった。

「ほんとダメですね。私が全て代わりにやってあげます謝罪文書いたの私ですよ。感謝気持ちないんですか? 馬鹿すぎません?」

深夜延々と続く通話を切ると、そのまま寝落ちた。

他にも周りの人のことを聞かれたり、なぜか私のことを未成年だと思いこんでいたらしく、何度も確認されたりした。

頼りない喋り方だし思考能力も低いので勘違いされたのも仕方ないかもしれない。それか、誰かと間違われていたのかも。


二番目のストレス。いくつかの人間関係と、話せないことについて。

企画の中止、謝罪掲載しても尚、主にAさんへの誹謗中傷は止まらなかった。

Aさんへの私怨を抱いているであろう人達からは、私を含め参加者の方々はブロックされていた。

アカウントのTLを覗けば、Aさんが誹謗中傷主に関する様々な情報を流し、更にストレスで体調を崩していることが綴られている。

Aさん無理しないで、という流れ。Aさんが叩きやすいからか、無関係であろうアカウントからもAさんに連絡が来ているらしい。申し訳なさすぎる。

いい加減名乗り出なくては。と、意を決してAさんに連絡を取った。

Aさん「今度、このジャンル同人誌即売会があります。その前に燃料を投下して影響を与えたくないのでそれまで黙っていてくれませんか。即売会後、私から誹謗中傷主の正体をばらす、そして何をされたのかに関するツイートします。それと同時に名乗り出てください。中傷主へのダメージも大きくしたいので」

OK。さすがに迷惑をかけすぎたので従う。


ついでにBさんから、Aさんへの愚痴も聞いていたので、Bさんの暴言攻撃対象とならないようAさんにそれとなく伝える。

それに対しての返事はなし。以降、連絡が来なくなる。

私がBさんの悪口を言ったような形になってしまった??と落ち込むが、仕方ないので黙る。

Aさんのツイートによると、ストレスが大きすぎて体調もメンタルボロボロとのことなので、これ以上心配事を増やさせるわけにもいかない。

Bさんからは再度「早く名乗り出ないと!私が主催と言いますから!私にやらせて!」と連絡が来る。断る。板挟み。

更に、仲良くしてくれていた合同誌参加予定だった方に「これ以上Aさんを矢面に立たさないでください、もっと助けてあげてください」と連絡を貰いブロックされる。キツい。

でも情報は漏らせないのでAさんの計画についても話せない。更にこの方、Bさんとめちゃくちゃ仲良くなってる。

キツい。


あと、お茶をした同カプの人に「そういえば○○さん(作品だけ知っているけど面識ない相手)が、増田さんのこと『やっていいことといけないことの線引きが出来ない人w』って言ってました! あっでも私はそんなこと思ってないです、増田さん大好き☆」

など言われる。正直そういうの地味に疲れる。○○さんのツイート流れてくるだけでなんとなくしんどくなる。事実かわかんないのに。


即売会後。

Aさんによる、中傷主への告発投稿。それを確認してから、私は合同紙の主催だと名乗り出た。

もう、というか多分最初からだけど、オーディエンスの関心はAさんと中傷主のことなので私の発言はそんなに注目されなかった。謝罪対象が巻き込んでしまったりこの件を目にしてしまった同カップリンガの方向けだったこと、文章画像縦書きだった等に対して文句やお説教がいくつか、何度か飛んできた。反応はそれくらいだった。

あと、フォロワーがごっそり減った。今まで仲良くしてくれてた方達が会話してくれなくなった。TLには、会話してくれなくなった方々が、Bさんと通話したとか遊んだ、とかの報告が流れるようになった。Bさんがいか美人か、などの賞賛も。

Bさんは絶好調なようだ。創作論をぶちかましたり、本の表紙の絵まで自分で描いて同人誌を出していた。

※後に表紙の絵はフリー素材を加工したものだとバレる


兎も角、これで全て終わりかな、と思った。

Aさんが叩かれるきっかけを作って周りの人たちも傷つけてしまった。私の行動は最悪だったし、周りから見ても最悪なやつだろう。

もう目立たないようにひっそり作品だけ投稿することにした。迷ったけど、アカウントはそのままにした。


数ヶ月後。


Bさんの作品全てが、盗作だったことが判明した。同人誌にして頒布していたものもあった。


私はこの件に直接関わってないので経緯については省く。

盗作された作家さんは、あの夜、Bさんが昔大ファンだったと言っていた他ジャンルベテラン作家さんだった。登場人物名前と、文末や細かいところのみを変えて無理やり該当カップリングの話としてpixiv投稿していたらしい。

しかも、同じことを以前も別ジャンルで行なっていたとか、その時の盗作相手も同じだったとか。

直前でそれが判明してBさんの作品を除外した合同誌などもあると聞き「あーあのときの合同誌、叩かれず無事発行されてても問題ありの本になってたのか」と脱力した。

余談だけどBさんが自信満々に「どうしようもない親友炎上を何度も鎮火してきた」って言ってたアレ。親友なんていなかったのでは。とか思う。推測だけど。過去自分で起こした火の話だったのでは。


それからもAさんに恨みを持つ人物からよくわからない質問だとか攻撃的なDMが送られてきたりするし、私をブロックした方はBさん盗作発覚後にアカウントを消してしまったりしたし(彼女作品はめちゃくちゃ好きだったし交流も楽しかったのでショックがでかい。多分この件がいちばんショック)、いろんな人がガラッと、またはコロコロと態度を変えるところを見てしまったりしたし、段々と心が疲れてもたなくなってきたので、Twitterを消した。


時々聞く「時間が全てを解決する」ってやつ、嘘だと思う。

表面的にはそうかもしれないけど、心の中に積もっていくストレス時間では消えない。内面的なものは行動を起こさないと、解決できないよ。

それとも本当に時と共に忘れられる人もいるんだろうか。私は未だに小学生の頃嫌がらせをしてきた奴だとか、クソみたいなモラハラかましてきた元彼だとか、みーんな許せてないよ。

性格問題かな。

性格悪くてごめん☆粘着質でごめん☆


スッキリしたけど、ちょっと寂しい。

こんな問題を起こした後でも仲良くしてくれていた方もいたし、なんか、ちょっとだけ、寂しい。


さいごに

一つだけ心配なことがある。

Bさんが好きだと言っていたCさんの作品についてだ。Cさんの作品の中で唯一、登場人物名前を入れ替えても成立するあの作品

もしBさんが今後別ジャンルで再び盗作行動をする場合、あの作品ターゲットになるのではないか。でもCさんと私は知り合いではないし、Cさんも、Bさんの盗作発覚後にアカウントを消してしまっている。Bさんの件が関係してるから知らないけど。同じ心配をして伝えた人もいるかもしれない。

何もないことを祈っている。


、今後もしま二次創作をしたくなっても、SNSアカウントは作らないことにする。 Permalink | 記事への反応(11) | 11:05

2023-04-20

anond:20230420083122

やおい女子ベジータに目をつけたあたり)

って何だと思ったら

なお俺はサンデー派でジャンプ意識的に全スルーしてたのでファンロード投稿しか知らなかった

ファンロードしか見てないならそうなるわ

つーかこの頃のやおい女子ターゲットのメインは星矢じゃなかったか

誰もが雑誌ジャンプ読んでたのでジョジョはなんだかんだ皆読んでた

ジョジョはそこまで人気じゃなかったのではという話だが

スマホどころかインターネット以前の雑誌全盛の時代に毎週800万部超えだったジャンプの連載作品だったという感覚は、

それ以後の世代だと伝わらないのではないか

コンビニ雑誌棚で争奪戦があり、クラスで回し読みされ、駅前では拾った雑誌を100円で売る人たちがいた時代

トップ人気は幽遊白書スラムダンク聖闘士星矢だったが、それ目当てだろうと雑誌を手に入れれば半自動的にジョジョは目に入る

現代だとたとえジャンププラスが人気でも、結局はアプリなので読まないマンガは全く読まないが

雑誌という形態は頭から真ん中ぐらいまでは何となく目に入るし

特にマンガ雑誌だと文字記事ならすぐ次に飛ばすけど絵なら何となく面白そうなとこはチラ読みする

というか、ジョジョは当時はそこまで人気がなかったと指摘するのなら、ドラゴンボールだって中堅どころではあってもトップ人気ではなかった

ドラゴンボールジャンプ看板になったのは他の看板作品が連載終了して「次」が求められたときやおい女子ベジータに目をつけたあたり)からであって、

ジョジョドラゴンボールの差は掲載順位でいえば5,6番差ぐらいなもの

知名度、内容を知っている度でいうと、サンデーマガジンの二番手、三番手あたりの作品ジョジョが同列ぐらいの扱い、チャンピオン看板作品より圧倒的上

漫画週刊誌全盛期を単行本の売れ行きだけで語るのはちょっと変ではと思ったので

 

なお俺はサンデー派でジャンプ意識的に全スルーしてたのでファンロード投稿しか知らなかった

2023-04-04

お前らの性の目覚めを教えろ

ワイはサムライスピリッツやおい系なりきりチャHのログ

2023-02-14

anond:20230214202155

逆に自慢のじいちゃんやおいちゃんしか言えることがない方が怖くない?

まれた瞬間からある「血縁」だけを押し出して本人の主張が全然見えてこないのが怖い

からっぽの人間なんだなぁと

2022-12-19

anond:20221218122959

これわざわざ言わなくても自明だと思ってたが表自戦士的にはバレてないと思ってたのか

フェミへのカウンター(だから許される)」と女叩きを正当化してるが、そんなずっと以前から2chで己の単純なミソジニーから女叩きしてた層だし表現の自由を守る(キリッ)戦士ヅラしてても快不快お気持ちやおい腐女子叩きしてた層だろ

2022-12-14

無断リンク禁止からリンクフリーへの足跡

最近はてな内でインターネット老人会やおい腐女子部の方が過去を振り返っていたので、それに関連して無断リンク禁止からリンクフリーへ至った足跡記憶を振り返りながら記そうと思う。
ただし、当該エントリリアクションでも触れられている通り、まだまだ規模が小さかったとは言え個人視点で見れば広大なインターネットの全てを捕捉するのは難しく微妙個人間で差異があるものと思われる。
違いがあれば私はこうだったと教えてもらえると更におもしろくなるかも知れない。

さて、若者の皆さんはインターネットオンラインコミュニティではその当初「実名文化」であったことをご存知だろうか?
実名文化となった要因は様々あると考えられるけど、大きく影響を示した要因の1つは「JUNET」であると言われれば、まぁ納得はするのではないだろうか。少なくとも影響ゼロではないだろうなと。

JUNETは学術ネットワークで、その主要コンテンツ今日における電子掲示板群と非常に似通ったものがあり、つまり話題カテゴリごとに整理されたページが存在したのだ。
建前上、JUNETはごく真面目な学術ネットワークだったので書き込み責任は個々人にあり、書き込み責任持ってもらうため実名制が取られていたとされる。
電子掲示板群で「である」調の文体もJUNETで使われていた文体であり、由来は論文に使われていた文体なのだ

まぁ実名であっても責任?なにそれ?みたいな感じで至るところへ噛み付いたり、唐突にまったく脈絡なく関係のない話をはじめ、それを指摘され叱られたら逆ギレして大暴れする抜き身のナイフみたいな方が居たんだが・・・そのことについては別の機会に。
えっソイツどうなったかって?今でもTwitterで元気に至るところへ噛み付いてレスバしてるけど?
私の年甲斐もなく落ち着かない性分はなかなかだと自覚してるが彼女には負ける。私はそろそろ落ち着かないとと思ってるがキミはそのままで良いと思うよ。

まぁそんなこんなで日本インターネットはその当初実名文化であり、TCP/IPWWWデファクトスタンダードとなりWindows 95社会現象になるほど売れた時代ホームページ開設ブームなんてものがあった。
まぁブームと言っても現在に比べればまだまだ小規模のものではあったが、個人が自宅からウェブアクセスし、何ならウェブサイトを公開するというのは中々に特別感があったのだ。

そのホームページ開設ブーム期のホームページ実名文化の影響下にあり、住所から氏名、電話番号家族構成、勤め先などなどを載せているホームページが数多く存在した。現代個人情報保護の感覚からすると実におおらかと言える。
言ってみれば、その当時のホームページは後の時代に登場する「前略プロフィール」みたいなものだったのである
書いてある内容も個人日記帳しか実像へかなり近い個人日記帳のようなものであった。実名で交友関係がわかったし、ホームページ管理者学生であれば甘酸っぱい恋の悩みとかを隠すこともなく実名で書いていた。
この当時のホームページはあまりにもリアルすぎる個人情報の塊であり「ホームページ管理者が広く公開していないURLを無断で他所転載することはネチケットに反していた」という古の文言現代で記すこととなる。

現代感覚からしてみると「広く公開していないURLって何なんだよ」と言いたくなるし、情報技術から見れば「ローカルDNSサーバでも立てたのかな?プライベートIPアドレスならば個人利用だと事実上無限みたいなもんだ」と広く公開していないプライベートURL可能性を探り始めるが、当時の人の感覚からするとインターネットなんてドマイナーなのでインターネットを使ってる時点で隠しているつもりだったのだ。
実にバカバカしいと現代人は感じるかも知れないが当時の大半のインターネットユーザは至って真面目に本気でそう考えていた。

例えば過去時代NTTハローページという個人電話番号を膨大に載せていた冊子を発行していた。
この個人情報公開情報であるが、電話番号所有者に無断で何ら関係しない他所へ公開した場合倫理的問題いか?と言われれば現代人でも問題と感じるはずだ。現代では特殊詐欺とかあるしね。
じゃあ何でNTTはそんなもん発行していたのか?と言えば、当時の電話番号を取得するには加入権というもの必要であり、加入権は金融商品としての側面を持っていたこからハローページへ記載されているということはNTTがその個人の信用をある意味担保しているという判定が得られることがあったのだ。
まぁつまり電話番号すら持ってないヤツは信用ならんから取引しないという考え方がマジで存在したんだ。

現代の、それこそ若者感覚からするとNVNOで気軽に電話番号を入手できてしまう今では考えられない価値観だ。
ちなみに加入権の反動からか約20年前に契約書すら必要のないプリペイド携帯電話詐欺が横行するっていう失敗があったので約20年前が最も電話番号価値は低かった。

まぁそんなこんなで、URL公開情報であっても勝手に使うのはダメなんだ、URL無断転載禁止なんだ、無断リンク禁止なんだという価値観時代存在したが、それが急速に失われて「リンクフリー」が台頭する時代が来る。
リンクフリーが何故一気に広まったのか?と言えば「Yahoo!」が日本国内で営業開始したからであった。

当時のYahoo!ディレクトリ型と呼ばれるウェブ検索エンジン方式で、これはハローページなどと同様に人力でURL情報収集して掲載するという形のウェブ検索エンジンだった。
掲載されるには審査必要で、Yahoo!掲載されるということはウェブサイト一定価値と信用を与えてくれるものだった。まるで本当にハローページみたいだ。
この価値が失われるのは「Google」がロボット型と呼ばれるウェブ検索エンジンを開発したからであったが、リンクフリーGoogleが登場する前から使われ始めている。

リンクフリーYahoo!が登場したからだけでは実は説明しきれず、Yahoo!が人気サイトランキング形式掲載するようになったからというのが実際の答えである
人気ランキング存在するようになると競争が生まれる、当時のウェブサイトにおいてはアクセス数(≠ユニークユーザ数)こそが人気の指標であり、URL無断転載禁止無断リンク禁止スローガンはこの人気争いの中で邪魔になっていった。

そして同時にインターネット芸人みたいな人たちも続々と登場するようになり、個人の赤裸々な情報が詰まった日記帳のようなホームページは段々と廃れていき、匿名インターネット芸人が笑い話やお涙話で人気を集めるようになった。
うつまりテキストサイトブーム」の到来である

テキストサイトの思い出についてはこのエントリを読むインターネットユニークユーザ諸氏の方が詳しいしバラエイティに富んでいると思われるので任せた。

ディレクトリウェブ検索Yahoo!の登場は別にテキストサイトだけへ影響を及ぼしたわけでなく、2ちゃんねるの元になった電子掲示板群「あめぞう」の前身であるあめぞうリンク」は「リンクサイト」と呼ばれる種別ウェブサイトであった。
そのほか後年にはリンクサイトの発展型であるランキングサイト」も登場しており、ここまで来るともはや牧歌的インターネットなど想像も付かないような喧騒が起きるようになり、更に現代では当時を喧騒表現しても良いのか迷う程度に現代インターネット闘争本能が強すぎる人たちが多く生息している。
アーマードコアの新作発表されたしそっちでやれよ。

URL無断転載禁止無断リンク禁止派の最後抵抗はやはりGoogleによるクローリングだろう。
前述したロボット型と呼ばれるウェブ検索エンジンウェブページからウェブページへのページリンク自動的収集するというもので、人力で登録していたYahoo!よりも収集効率が物凄く高かった。
しか自動収集するからこそウェブサイト管理者からすると謎のアクセスが急激に増え、何なら当時「Google」という単語など知る由もなかったので特にリンクを多く持っていたウェブサイト管理者からするとDDoSアタックか?と疑念を抱かせる程度には迷惑千万だった。

もちろん静かに間内だけで楽しんでいるようなウェブサイト管理者としても急にアクセスが増えることは不快感しかなく、Googleの人気が増えていくに連れてリンクされない権利を求めるユーザもまた増えていったのだ。
この件であまりにも叩かれすぎたGoogleウェブ検索エンジン検索結果に記載されない「noindex」という施策を取ることとなり現代でも運用されている。
ただしこのnoindex、性善説運用されておりウェブクローリングする側がnoindexを無視すりゃ普通にクローリングできるので完璧解決手段ではない。

まぁこんな感じでテキストサイトあたりから日本インターネット匿名文化へ傾倒するようになりリンクフリー一般的になっていったのだ。何ならリンクフリーって言葉すら見なくなる程度にはリンクフリーが当たり前の価値観であるインターネットになった。

そう言えば、はてなブックマークでも無断リンク禁止勝手ウェブブックマークするなという意見が取り沙汰されたこともあったが、その辺の思い出話はブクマカのほうがよく記憶しているだろうし任せた。

いやはやインターネットというのはここ数十年で大きく変容したものだと懐かしんで私の昔話を終えよう。

2022-12-13

そもそも男性向けエロ同人入り口から女性向け同人へのカウンターカルチャーじゃん

参加者が8割でやおいが席巻していたコミケからやおい駆逐する!!って吾妻ひでお達が始めたのが、初めての男性向けエロ同人じゃん。

そして最近までずっと男性BLをエグく叩き嫌がらせを続けていたのに、なんでなかったことにしてるの?

2022-12-10

BL雑誌積読解消してるんだけど、BL(商業)ってこんなにも

受=ちんこ生えた女

だったっけ???

見た目の可愛さ以外の美点がゼロじゃない?

ドジ属性が好きなのは分かるけど、8割方判で押したかのようにドジ無能ドジ無能間抜け無能嫉妬深くて思い込み激しくて、なんかやらかして失敗してピーピー泣いて攻によしよしされる、謙虚ぶった傲慢情緒が完全に女やんけ。そんで最終的にセックスで許される。ひぇ……尊敬できる行動が1個もない……。なんだろうこの雑誌全体から溢れる『可愛ければ全部許される』オーラ……。

いや薄々気付いてる、自分が求めてるのはBL(商業誌)ではなくやおい(同人誌)だということを……。

火のないところに煙を起こす古の腐女子としては公式ちゃんと一人の魅力ある人間と描かれている人同士を軽率にくっつけたいんだよ……おっぱいまんこ価値があるわけではなく、人格が好きなのだと。そういう夢が見たいのですよ。

とはいえBL誌もそんなのばっかじゃなくてちゃん人間的魅力がある受が出てくるのもあるんだけど。比率が偏り過ぎてて……。

心躍るBLを探すのにこの無能の海をかき分けかき分け……ああもうつらいよぉぉ。汗臭いマッチョBLが読みたい訳じゃないんだよ、ごく普通にメス成分を引いても愛せるまともな人格持ってる受が愛される話が読みたいんだよ。

という訳でちょっとBL積読解消を取りやめて異世界の沙汰は社畜次第とか読んできます

2022-12-02

anond:20221202164744

お腹すいた時だけ料理飲食店情報を探し始めるならいいけど

四六時中ネットで次行きたいお店やおいしいレシピ情報をチェックしてるような奴はやばい

2022-11-08

anond:20221108182030

もともとは男性同性愛の要素を含まない作品男性(的)キャラクター同性愛視点で捉えてしまう自らの思考や発想を、

自嘲的(じちょうてき)に「腐っているから」と称したことからまれたといわれる。

使われ始めた当時はへりくだったニュアンスとして、自身特殊な趣向に対する防衛線役割果たしていた。

多摩美術大学溝口彰子は、「マスコミねつ造したネガティヴヤオイ愛好家像のステレオタイプに対するレッテルとして、

ヤオイ愛好家たちは抵抗を示していた」が、現在は多くの愛好家が自称として使うようになっていると述べている。

やおいBLジャンル作品が好きでも、男性二人を見るとカップリング妄想してしまうといった「典型的腐女子イメージ合致しないため、

自身腐女子ではないと考える人もいる。腐女子は「私」の存在を消したうえで、「対関係」となる男性キャラクター同士の関係を築くことを重視する。

2022-09-24

anond:20220924185806

続き↓

 この日だけは生理にならないで欲しいと念じ、部活に励んでカロリーを消費しまくった時に限って、予定でもなかったのに生理になる。それがぼくのあるある事象で、修学旅行でも、ぼくは三日前から生理になった。荷物の半分が生理用品になる。トイレにやたら時間がかかり、ただでさえ移動中に立ち寄るトイレはとても混雑するのに、ぼくはそわそわとして落ち着けない。レイジとは同じ班になったが、レイジは相変わらず女としての煩い事には無関係の人だから、どこへ行っても楽しそうだ。

 自由行動の日、レイジはぼくがトイレに行ったきり中々戻って来ない間、もっぱら寺社境内で鳩とたわむれて時間を潰していた。ぼくが貧血と歩きすぎとでふらふらの状態トイレを出ると、レイジの周りをうろうろしていた鳩達が一斉に飛び立つ。背の高いセーラー服少女と鳩という、ミラクル光景レイジがつくりだしている。眩しくて目眩がした。観覧した寺社の事なんかろくに覚えていやしないが、その景色だけは今でもよく覚えている。

 夜、泊まった宿では大浴場が貸し切りで使えたが、生理の生徒は部屋の内風呂を使ってよいとされていた。ぼくは当然内風呂に入ることになったが、大浴場を使える女子達はひとの気も知らずに一緒に入ろうよと誘って来る。ぼくはうっすらと屈辱を感じつつ断る。相部屋にも何人か内風呂を使う人はいたが、ぼくは「先に入る?」という気遣いを全部断って一番最後に入った。

 せっかく広いお風呂に入れるはずが、見たことのないほど狭い風呂我慢しなければならないのは惨めだが、レイジの裸を見ないで済んだのは良かった。小学5年生で行った臨海学校風呂を思い出した。あれがぼくが集団で大浴場に入った最後の機会だったが、当時既に同級生には女らしい体型の女子が何人もいて、あれはかなり気まずかった。どこを見ても生々しい女体が視界に入るのが嫌でずっと俯いていたし、落ち着いて湯船に浸かっていられなかった。あの頃は成人女性のような体つきの女子ほとんどは薄手の子供用の肌着を着て、その上に体操着を着ていたのだから、思えば気持ち悪くクレイジー文化を生きていた。それを許していた大人達の気が知れない。

 修学旅行の夜は恋ばなで盛り上がるのは定番だが、同室に奇跡的にオタクばかり集結してしまったので、ぼく達は漫画アニメの話ばかりをしていた。だがみんなそれぞれ好きなものが違うので、話が全く噛み合わない。なのに何故か会話は成立しているように見えた。

 23時を回る頃には話のネタも尽き、昼間の疲れも出てきて、皆口数が減ってきた。ついにここにはいない他人の恋ばなくらいしか話す事がなくなってきた時、レイジがぼくに言った。

「なあ、お前は男同士って、どう思うの?」

 誰にも聴こえるような大声でいうから、同室の極めてお喋りな女子が、

「きゃー、レイジさんったら急に何を言い出すのーー!?

 と盛り上げてくる。レイジのご指名はぼくだったから、全員が興味津々でぼくの答えを待っている。

「うーん、」

 そういえばレイジって「やおい」が好きなんだったなと思いつつ、ぼくは答えた。

「男同士も、ぼくはいいと思う。ただし、美しいのに限る」

 皆はぼくの答えにキャーキャーと黄色い声をあげた。ぼくは半ばレイジに当て付けて言った。いつもぼくを驚かせてばかりいるんだから、たまには君もぼくの言うことにびっくりしろと思った。レイジにはぼくの意図が伝わったらしく、

「ああそうかよ、つまんねーな」

 といい、さっさと布団を被って寝てしまった。

 同室の女子達はカマトトぶっていたが皆「やおい」が大好きだった。学校までエロ同人誌を持って来て回し読みをしている連中(そういう奴らに限って本当はオタクではない)は他の部屋だったにしろ、みんな男同士の禁断の関係性に興味があった。禁断だからこそいいという価値観の共有されているところへぼくが堂々と「いいと思う」と言ったのはかなりウケた。隠すべきとされているものを隠さなくていいと言ってのけるのは、その時はまだ新しすぎる考えだったのだ。

 実はレイジは「やおい」の愛好者で、そうとうの数のやおい同人誌を持っているらしかった。一年生の頃、ぼくの家にレイジが遊びに来たことがあるのだが、その時レイジ同人誌を何冊か持って来た。二人で格ゲーで遊ぶのに飽きた頃に、レイジが鞄からそれらを取り出して見せてくれた。それは幽遊白書同人誌で、レイジが開いて見せてくれたページには、いやにリアルな筆致で描かれた幽助と蔵馬があられもない姿でぼくには理解不能なことを行っていた。ぼくは気持ち悪くて無理だと言った。ついでにいうとぼくの一番好きなキャラクターは軀だから、軀が出てこない時点でかなりがっかりだとも言った。するとレイジ

まだ子供のお前には早かったな」

 と言って本を仕舞い、代わりにもっぱらギャグ漫画ばかり載っている同人誌を出して、ぼくに貸してくれた。たぶん、レイジは「やおい」というものの中でもぼくが「気持ち悪い」と切って捨てた部分こそが好きだったのだと思う。

 やおいというもの自体はわりと好きだとぼくは思った。でもぼくはそれを男同士というよりは人と人同士だと思って読んだ。女でなければ無性別性別が無いというのは人として完璧なのではないかと、あの頃のぼくは思っていた。今となって思えば、そんな考えは母親譲りの潔癖症的な考え方であまり良いとは言えないのかもしれない。

 修学旅行から帰った後、ぼくはレイジとは違う高校に進学しようと決めた。レイジは市内にある名門女子高を受けるといっていたので、ぼくは電車で何駅もある遠くの共学を受けることにした。レイジの行きたい女子高はぼくの母親の母校だったから、そこを目指すのは母親の思うつぼにはまったようで嫌だったのもある。

 レイジと二人でつるむのは楽しいが、いつまでもそしているとぼくの世界は広がらないのではないかと思った。ぼくは一人で新天地を目指したい。だがそれは大きな間違いだと知ったのはそれから何年も先のことだ。現実には、一人でいるとずっと独りぼっちになりやすい。二人で楽しそうにしていると、それを見て何人もの人が集まってくる。友達が増えれば世界が広がる。独りきりで見える世界は、とても狭苦しくて窮屈だ。

 だが、誤った道を選んだおかげでぼくの今の暮らしがあると思えば、それはそれで良かったのかもしれない。

 レイジとは別々の高校に進学して以降は二度くらいしか会っていない。いつだったか、一緒にどこか遊びに行こうと約束して待ち合わせたら、レイジはまるでデキる女の休日ファッションみたいなスタイリッシュ服装に薄化粧までして現れた。ぼくはといえば、男ものの服を着れば男の子のようになれると信じた結果、ただの引きこもりみたいなダサい格好をしていた。どっちに合わせても相手が浮くし、そもそもお互いに学チャリで来て一体どこに行けるのかということで、近場の公園のベンチに座り、レイジがわざわざぼくに食べさせようと作ってくれた焼き菓子を食べながら雑談をした。

 最後に会ったときはぼくはもう結婚していて、久しぶりに実家帰省した際にレイジの家に遊びに行った。中学時代レイジがぼくの家に遊びに来たことは何度かあったが、ぼくがレイジの家に行ったのはそれが最初最後だ。

 レイジの部屋はすっきりと片付いていた。オタクらしいのは座卓の上を立派なデスクトップパソコンとその周辺機器占拠している事くらいだったが、それだって配線がごみごみと見えないよう置き方が工夫されていた。オタクの部屋というよりは仕事でよくパソコンを使う人の部屋といった感じだ。

漫画同人誌をいっぱい持ってるって昔言ってたけど、もう全部捨てたのか?」

 ぼくが問うと、レイジは「いや、」と言い立ち上がって部屋の奥の襖を開けた。

「さあ見れ!」

 その時ぼくは初めて、筋金入りのオタクは押し入れを改造して大量の蔵書を隠し持つのだと知った。

「だが、お前の読むようなものは何もないけどな」

 レイジお子ちゃまはそんなもんよりもこれでも見てろと言い、パソコンを起動させて秘蔵の面白動画を見せてくれた。ぼくらは中学時代のようにくっついてそれを見て、腹がよじれるほど笑い、床を転がった。

「お前ほんとに中学の頃から変わらないよなぁ」

 と、レイジは言った。

レイジだって服装以外は大して変わっていないだろ」

 ぼくはそう言い返した。

「そうかもな」

「でもぼくはもう結婚した。だからけっこう変わったと思う。ところで、レイジはぼくが結婚なんかするなんて変だと思わないの?」

 ぼくはレイジに聞いてみた。ぼくの家族特に母親はぼくの結婚をついに人生に敗北したと言って馬鹿にするし、昔の同級生からも祝われるよりも先に引かれがちだった。

「変だとは思わねーな。だいたいお前、中学の時だってなんだかんだ好きな男いただろ。案外普通女子なんだなと思ってたよ俺は。ずっとふらふらしてるより早々に結婚ちゃう方が良かったんだろ、実際」

「確かに……。ぼくはかなりモテいから、夫と結婚しなかったら永遠に独身だという自信がある。けど、ぼくだってぼくなりに頑張って、何人かと付き合ってはみたんだが、まあ色々と、無理だったかもしれない」

「色々っちゃなんだよ」

「言っても引かない?」

別に引かない。俺は自分に話す事が何もないぶん聴き手に回り易いから、ダチの恋ばなを聞き慣れてるんでね。だからさら何が飛び出しても驚かないぜ」

「じゃあいうけど、夜のあれがつまらなくて……別に苦手な訳ではないのだが……」

あはははははははは!」

「笑うな! 何が飛び出しても驚かないって言ったじゃないか

「いやいや驚きゃあしないって。むしろお前らしくて笑うわ。お前、本当にいつまで経ってもお子ちゃまなー」

「うー、うるさい。でも、否定は出来ない……。ぼくはもっとこう、セックスとは楽しいものかと思ったけど、全然そうならないんだ。しか十中八九、ぼくのせいで盛り下がっているという、自覚がある」

「なぁ、膝出してみ?」

「膝? はい

 いぶかしみつつもぼくは素直に片膝を立てた。そこへレイジが指をさわさわと這わせた。

「ひゃあ! くすぐった! しか気持ち悪いっ!」

「それだからお前はなー。じゃ、今度は俺に真似してやってみ?」

 ぼくはレイジの膝を擽った。だがレイジはぞくぞくするどころか擽ったさも感じないと言う。

「まぁまぁ。毎日部活に出て稽古に励んでも全然強くならなかったほど、運動神経のないぶきっちょさんのお前さんがさ、セックスの時だけ上手い事やれるなんて、その方がおかしいだろ? 女だからやれて当然じゃないんだ。才能のないもんはどうしようもない。諦めろ」

「そういうもんかな」

「おー。そういうもんだと俺は思うぜ。でもまあ結婚はしたんだからよかったじゃん。婚姻届出しゃあもう、お前のエロさが足りないなんて理由簡単に別れる事なんか出来ないんだぞ」

「だといいけど」

浮気されたら愚痴でもなんでも聴いてやらぁ。そういうの聴かされるのは慣れてるからよ」

レイジ何気にひどい事いうよね」

「ははは。それより、子供が出来たらちゃんと連絡くれよ。そしたらお祝い包んでやるからさ」

「そういうのはいいよ。友達なんだし、変に気を遣わなくても」

「単に俺がそうしたいだけなの。うちは兄貴結婚しそうにないし俺はこんなだから、がきんちょにお小遣いくれてやる機会があまりなくてな。ダチの子供にお年玉やると、俺も大人になったなーって思えるし、気分がいいんだ」

 そんな事をレイジは言った。

 確かに子供のためにお金を遣うと大人になったという感じがする。一度に三万円は痛いが、それで子供達が喜んでくれたのだから、大した事のない出費に思える。しかしぼくは今やただの大人じゃなくて親だから子供にしてやらなきゃいけないことは、他にも沢山あるけれど。

2022-09-20

anond:20220919230910

日本オタク文化は長年やおいとか百合とかでセクシャルマイノリティに寛容だった。

こういう主張してる人が、増田みたいな反ポリコレオタクに「創作物でズリネタにするのと現実地位向上を混ぜるな腐フェミ」って叩かれてるの見たことあるんだが、そういう陣営の中にも派閥あったりすんの?

それとも時と場合に応じて立場を変えてるだけ?

2022-09-19

最初から同性愛者のキャラを作ってれば、文句わざわざ言うやつなんてほとんどいないと思う

これは正論

事実日本漫画アニメは昔からセクシャルマイノリティキャラは必ずいた、というより不可欠な存在であり、出れば必ず人気キャラになった。

それが海外放送されるとき不適切であるとして勝手に設定を変更されてきた。

セーラームーンCCさくらもみんなそうだ。

それを今さら急にポリコレに目覚めた欧米が何の必然性もなく無理やりセクシャルマイノリティ要素をねじこんで「これを嫌がるジャップは遅れてるゥwwww」とバカにするとかふざけんな。

昔、北欧かどこかのCMで、飛行機の中で日本人におしぼり渡したら無知日本人はおしぼりの使い方を知らず変なことするというギャグやらかして、

無知なのはおしぼり日本発祥なのも知らないレイシスト白人CM作者のほうだと批判されたことがあるが

ポリコレ信者どもがやってることはそれと全く同じだ。

オタクの本質は「変えるな」

間違ってるのはここだけ。

オタクの本質は「変えてもいい」だ。

変えたことで作品がより面白くなるならば。

絶対に譲れないのは「“政治的に利用するための目的で”変えるな」なんだよ。猫娘の姿が変わるのはその折々の流行に合わせただけであり、何らかの政治的勢力の言いなりになった結果ではない。

したがって、一部の偽善者リベサヨが喜ぶだけでそれ以外の本来ファンからは嫌がられているアメコミポリコレ変更と違って、猫娘の変化は常に好意的に受け入れられている。ジャンプ漫画は設定を変更することで面白くなり、人気が上がった。

アメコミは設定を変更することでつまらなくなり、人気が激しく落ちたにもかかわらず、売れる売れないに関係なく偽善者リベサヨ政治的圧力に屈しなければならないため、無理やり変更しなければならない。

全く事情が違うんだよ。

この人らも普段トランスカルト批判してるのに、なぜトランスカルトと同じ手法であるポリコレには全く抵抗しようとしないのか?

単にキモヲタ叩きがしたいだけなのか?マイノリティ自分たち(オタク)の文化マジョリティ(偽善者リベサヨポリコレ)によって蹂躙されることへの抵抗なんだが?

しか日本オタク文化は長年やおいとか百合とかでセクシャルマイノリティに寛容だった。

「それはマジョリティシスヘテロセクシャルマイノリティ性的搾取してただけだ」という批判はあってもいいが、今さらポリコレでイキり散らしてる欧米作品の中にセクシャルマイノリティが登場すること自体を許さなかったんだから欧米のほうがもっと差別が酷い。

セクシャルマイノリティを受け入れてきた日本オタクが「セクシャルマイノリティが登場するのが嫌だ」という理由ポリコレ叩きをするはずがない。

セクシャルマイノリティ政治的に利用するからポリコレを許さないんだよ。

セクシャルマイノリティ搾取して差別してるのはポリコレのほうだ。

政治的意図のために何の脈絡もなくセクシャルマイノリティを無理やりねじこむ欧米ポリコレは、

からセクシャルマイノリティを「いるのが当たり前の存在」として自然に登場させてきた日本オタクコンテンツ先進性を見習え。

欧米流のポリコレ欧米とは文化の異なる日本に無理矢理そのまま当てはめようとする偽善者リベサヨのアホらしさは異常

https://togetter.com/li/766518

セクシャルマイノリティ」をまんま「女性」に入れ替えても同じ事が言える。

何年も前から言ってるけどこのベクデルテストかいうの、日本萌え豚キモヲタコンテンツなら全て「合格」するうえに、

それどころか萌え豚コンテンツでは逆に男がいっさい登場しなかったり、出てきても一言も喋らなかったりするんだが。

ならばそれをもって「日本萌え豚コンテンツポリコレ的に正しい進歩的コンテンツである」と言えるのかというと、言えないだろ。

女ばかり登場するったって、「美少女動物園」と揶揄されるだけあって、ペットを愛でる視線であり、人間扱いしてないわけだからな。

前回のセクシャルマイノリティの扱い、百合とかやおいも、それ。

百合叩きはともかく、やおい(腐女子)叩きは女性差別正当化するために「腐女子どもがセクシャルマイノリティ差別してる!」としてセクシャルマイノリティを利用する陰謀であり、トランスカルトルーツだけどな。

ただしそれはそれとしてやはりセクシャルマイノリティ人間動物園のごとく見世物扱いで楽しむ性的搾取から差別差別なんだが、登場するだけマシだから欧米より進歩的だとかい屁理屈を後押しする事にしかならんのだわ、欧米基準文化の異なる日本に無理やり当てはめたりしたら。

https://togetter.com/li/766518

てか、このまとめ自体がもう、原文にはないポリコレ叩きを無理やりくっつけたと指摘されてるんだが、

それを指摘してるのが今TRAやってる人というね。

ポリコレ叩きとポリコレゴリ押しはやはり表裏一体なんじゃないかという陰謀論を抑えきれないね。俺の脳内で。

欧米流のポリコレ文化の異なる日本にそのまま当てはめようとする偽善者リベサヨがまず怪しいうえに、

そういう偽善者リベサヨにとって都合のいい「欧米スタイル差別主義者」が、ポリコレ話題になった時だけ突然、どこからともなく、欧米とは文化が異なる日本に、急に大量発生するのが、ほんと怪しい。

俺以外みんな見逃してるけど、俺様けが特別に鋭くて頭いいのではなく、他の奴らが見事に目眩ましされて騙されてるだけなんだわ。

ポリコレゴリ押しするほうも、ポリコレに反発して叩くオタクも、どちらもなんだか日本人じゃないみたいに見えるんだよ。

どちらもセンス欧米なの。

欧米人どうしがやりあってるのを日本語に翻訳たかのような不自然な感じしかしない。

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