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2023-08-25

修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ

修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞアムラバト修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ収容するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ小林多喜二修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修造するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ手刀するぞ修行すぞる修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞパーコー麺修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ衆道するぞ解脱するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ平田オリザ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行しずる修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行しるぞ修行するぞ修行するぞネコチャン修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞクズリくん修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞプスカシュ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行ぞるげ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修造ぞるげ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞカレー食え修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ高校鉄拳修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞクンニせい修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ

2023-08-22

まさかオードリーの実働年数や活躍っぷりがウンナン並みになるとは思わなかった

マジで09年くらいにオードリーを生き残り一番手推してる奴は陰キャっていうか、相当ひねくれてるタイプばっかだったぞ

若者評価はんにゃより明白に下で、何ならしずるノンスタより落ちるくらいだった

2023-07-20

キングオブコント2023札幌予選

ちょっと前の話だがキングオブコント2023の札幌予選を見に行ったので備忘録

6月17日、会場は札幌コンベンションセンター小ホールMC龍見審査員HBCテレビマン2名。

コントタイトルこちらで任意につけたもの

Aブロック

・電人バンドトイレ貸して」(通過)

札幌吉本1年目のコンビ。1年目ながらUNDER5 AWARDでは3回戦に進出経験あり。トップバッターにしては上々のウケで会場を程よく暖めてくれた。

会話主体いかにも漫才師コントという感じだけど、テンポ滑舌もよくて上手。

ゴールデンルールズ「カフェ」(通過)

札幌吉本の中堅コンビ。珍しくボケとツッコミがいつもと逆だったが、違和感なし。電人バンドの作ってくれた空気に乗って、2番手にしては随分と沸いていた。

荷物を持ち込むネタなのだが、ネタ直後に学祭営業直行することを知っていたので、これ持って行くのか……という裏笑いもついつい出てしまった。

・こばたいたZ「タクシー

アマチュアコンビ。勢い任せのネタが多い印象だったが、今回はちゃんと作り込んだネタだった。唯一のタイムオーバーとなり、爆発音オチ台詞かぶってしまった。

やすと横澤さん「Mr.マリックマジックショー」

個人事務所合同会社TOTONOU」所属フリーコンビ。ほぼ出オチだったが最初の大爆発を起こし、その余韻で2分間を走り切った。

ねこ超人ゾンビ

札幌吉本2年目のコンビ。1回戦にしてはメイク気合いが入っていた。ボケの声が昔に比べると随分通るようになったなあ。

・イノセラムス「親子」

札幌吉本3年目のピン芸人同士の男女ユニット最初バラシがすぐに理解されず、その後は伝わったもののそのままズルズル終わった印象。

・秘蔵「鮭」(通過)

札幌吉本1年目のコンビ。狂った設定とコンビ揃ってのクソデカボイスに圧倒されて大ウケ。

電人バンドと秘蔵は良いライバル関係という感じでいいな。芸風が正反対なのがなおさらそれを引き立たせてる。

Bブロック

・ひとくちの季節「飲み比べ」

男女コンビ札幌NSC生。ボケ女性の方は滑舌はいいけど声量が小さいので、笑う前に聞き入ってしまった。

補色サッカーボール

札幌吉本1年目の男女コンビ狂気じみた設定でかなり面白かった。

舞台が低く客席がフラットな会場だったので、寝転がるくだりが多いと後ろの客に見えづらくて、それがネタクオリティの割にウケが伸びなかった原因かも。

だんだん上手くなっているコンビなので、成長すれば北の蛙亭になれるかもしれない。

・華花クラッツ「ドッキリ講座」

札幌吉本2年目のコンビ。新しく結成したばかりで、これがコンビとして初舞台らしい。とにかくバカバカしいコントで、勢いで押し切っていた。たぶん台本だけ読んでも面白くない。

ポティト「献血

札幌NSC生。狂った演技が面白かったけど、あまり印象に残らず。ツッコミの人はしずるKAZMAに似てると思う。

明日は我が身「マッチングアプリ

札幌学院大学お笑いサークル大学生コンビ補色と同じく床に寝転がるくだりが多いので後ろの客席からほとんど見えていなかったと思う。

Cブロック

・まごのて「新規プロジェクト

太田プロ札幌の、50代社長と30代フリーターのコンビ漫才ネタを作り替えたコントなので、会話のやりとりだけ。折角コントなんだからもうちょっと動きも入れていいのに。

まあこのネタ漫才になる前にさらに違う設定のコントであったことも覚えているが。社長は本当に社長なだけあって、社長役のリアリティがすごい。

・さとうがし「美容院

北大落語研究会の男女コンビ。とにかく元気で分かりやすネタだったので、ウケ量の割に印象には残っている。

ミクロポエジー弁当屋

札幌吉本ピン芸人同士のユニット事務所の先輩であるMCコンビ名を間違えられていた可哀想な二人。

弱々しいツッコミの嘆き節が好きなんだけど、いつもより物足りなかったかな。

金魚強盗2「空き巣

本物の金魚相方と言い張っている札幌アングラ芸人の雄。たぶん札幌芸人の中で全国的には一番有名。

大人の事情から、賞レースとき金魚人間態になったというていで人間相方を用意するのだが、その相方はずっと隠れて外に出ないという激トガりなネタだった。相変わらず「コンビ」の概念を壊そうとしている。ルールギリギリを突くのが持ち芸みたいになってるので、賞レースのようなガチガチの場だと輝くけど、もともとなんでもありの地下ライブとかだと当たり外れが激しい。

まあまあウケていたが、一番ウケたのは本筋とあまり関係ない札幌ローカル地域ネタ

リングリンデ「アプリコットベイビーカバーナイト

札幌吉本リアル母子コンビ。特技のスラップベースを活かした音楽コント

Dグループ

・びぶん「内見

札幌インディーズライブに出ている若いアマチュアコンビ

ピンネタバージョンも別のライブで見たけれど、ボケ台詞回しが独特なのでコンビネタの方が良い。衣装はそれでいいのか?とも思ったが。

・高速ぷりん恋愛

北大落語研究会所属大学生コンビ北海道大学お笑いコンテストの初代チャンピオン。「こんな彼女は嫌だ」大喜利ネタ。もう1個時事ネタ系の強いボケがあれば通ってたかも。

・激チャリペットショップ

札幌NSC3期生の、オネエと元警察官コンビツッコミが元警察官だけあってモデルガンの持ち方が様になっていた。様になりすぎてて逆にネタ邪魔になっていた気もする。前半はワチャワチャとして楽しいネタだったが、後半で展開が飛びすぎて失速。

安心世代誘拐

男女コンビ男性の方がピンでインディーズライブに出てるのを見たことがあるけど、コンビでは初めて見た。女性の方がめちゃくちゃ演技がうまいあんな勢いあるキレ芸できる女芸人うそういない。

三好ポロミン「独りごとを言ってるおじさん」(通過)

札幌の地下芸人ロベルト三好ポロミンかかずによるユニット。街なかで見かけるヤバいおじさんというすでにこすられまくってるテーマだけど、こんな斬新な切り口があったとは。発想の良さという点では今回ナンバーワンかも。

・コロネケン「診察」(通過)

北海道住みます芸人札幌吉本エース格のコンビ伝統的に漫才が強い札幌吉本では珍しくコントをメインとしている。

今回の圧倒的イチウケ。後半は全ての台詞がハマっていて、拍手笑いが鳴り止まなかった。

Eブロック

・ノーチラス「夜行バス」(通過)

札幌吉本ピン芸人、中(ちゅん)と花敷こーようのユニット。中は50代半ばから芸人になったリアルなおじさん。

とにかくリアルなおじさんであることを上手く活かした設定になってて良かった。ある意味「生身のおじさん」を使ってモノボケをする一人コントともいえる。

コンビ解散以降なかなか相方の決まらなかった二人だけど、相性がいいのかもしれない。

・優主義審判

アマチュア社会人コンビ気合いの入った小道具を作ってきていた。台詞は全て録音のナレーションネタ中は一切喋っていない実験的なネタ

毒の強い芸風はい意味アマチュアらしくて好感を持てる。

心理「ロン毛」

今回唯一のトリオ札幌NSC生。ひたすら踊っていた。

スクランブルプロポーズ

札幌吉本の若手コンビ苫小牧出身で、北海道住みます芸人。UNDER5 AWARDでは3回戦に進出

ボケのとしきの見た目を活かした分かりやすネタでよくウケていた。

しろっぷ「人質」(通過)

北海道住みます芸人で、札幌吉本を退社してトリプルワンという事務所にいる。

ライブシーンからしばらく離れているコンビなのでネタは久しぶりに見たけど、昔よりも円熟味を増した気がする。吉本時代はこういう哀愁のある笑いはあまりなかったんじゃないか

通過予想

電人バンドゴールデンルールズ、やすと横澤さん、秘蔵、コロネケン

実際の通過

電人バンドゴールデンルールズ、秘蔵、三好ポロミン、コロネケン、ノーチラス、しろっぷ

7組通過は例年より多い。そしてNSC3期生の快進撃がすごい。

三好ポロミン、ノーチラスあたりはなかなか攻めた審査だなあ。でもキャラよりもアイデアで魅せたネタだったので、東京の2回戦でも通用するかもと思えるのはこの2組なんだよな。

ノーチラスの二人はおそらく賞レースの1回戦を突破したのは初めてのはず。報われてほしい。コロネケンは毎年札幌予選のイチウケなのでそろそろ準々決勝行ってほしい。

やすと横澤さんが落ちたのは意外だったが、出オチで走り切るネタはどんなにウケても評価しないということなのか。

2023-07-03

セックスして思ったこ

今のゴムって薄いじゃん?

じゃあ生と何が違うのかっていうと

しずる感だよね

2022-06-30

嫌いなり距離を置きたいなりしたいなら

もっとハッキリ分かりやすくしてほしい

中途半端に期待させ続けた状態を維持されるのって

しんどいしずるいなとも思ってしま

2022-01-15

anond:20220115223739

バトルのガワだけ見ればそうなんだよね

>大ゴマでかっこいい技名を叫びながらかっこいいポーズを取ると敵にダメージが行くけど冷静に考えると何をやってるのか分からない、っていう。

ちなみに一応、漫画では技名を超えに出しては言わない。

 

あと聖闘士星矢、全部読んだわけではないが、

主人公たちは超人的な力を他人を守るために使う」

点も鬼滅の刃と似ているかもしらん。

自分が思う鬼滅の刃のここが他のバトル漫画と違う」点だけど、

鬼滅の刃」は人間攻撃性の描かれ方が違う。

他のバトル漫画だと主人公が強い雄として、別の強い雄であるラスボスを倒しました、な系譜だ。

から他の人間暴力を向ける行動が描かれることもある。

悟空は(地球を救いもするが)自分が死んだら地球人類が殺されることを予期しながらも「自分が強い奴と戦いたい」だけでセルを復活させるし、

幽介は拒食を続ける妖怪の父に向って「人間を2,3人さらってきてやろうか」と言う。

(この時自分は「おい、その最初の一人は蛍子で二人目はしずるなんだろうな?」と思ったのをよく覚えている)

他にも、バトル漫画物の主人公は、その常人では決して対抗できない超・攻撃能力を、

自分好き嫌い感情的理由で他の人間に向ける描写がけっこうある。

 

(ないのは「ダイの大冒険」のダイぐらいではないだろうか、と思っていた。

ダイは他の場面でも利他的で非戦的で、「大魔王を倒せる自分を地上の人々が恐れ殺そうとするというのなら、それでも自分大魔王を倒す。そして地上から姿を消す」と返答するシーンがあったとはず。)

 

鬼滅の刃」はそのへんが徹底していて、鬼殺隊の面々は人間全体を鬼の被害から守るために戦う。

人知れず、自分はある日死ぬ覚悟を固めていて、感謝を求めているわけじゃない。

でも鬼が誰かの大事な人を食い殺したら悲しむ人がいるから、他者にそんな思いをさせないために戦う。

 

長くなっているが、こうした大きなトラウマを抱えた主人公はバトル物では非常に珍しいと思うし、

超人的な攻撃性能を持つが、決して人には向けず、むしろ守ってくれる安心感がある」

作品さらに珍しいはずだ。

女性に受けるはずだと思う。女性は、男性攻撃性の高さを受け入れつつ、暴力を警戒する性質を持つ。

それを持たない女は進化過程で淘汰されてきたはずだ。

 

から女性のほうが、この「鬼滅の刃」における攻撃性の取り扱いに深く共鳴してヒットになったのだと考えているし、

そういう点で「聖闘士星矢」はちょっと違う気はする。

が、言われてみると、「何かを守るためだけに戦う(征服欲とかで戦ったりはしていない)」「攻撃能力は高いが、民間人には向けない高潔さを持つ」「実は人知れず人類を守っている」

あたりは共通項かもしらん。

 

なんとかの呼吸なんとかの型と色々あるけどエフェクト以外はどう違うのかよく分からんのが多数ってのもそれっぽい。子供が真似したがるのも

2021-10-06

しずるとじゃるじゃるの区別がつかねえな。

今日もつかない

2021-09-01

anond:20210831211853

まぁペンが違ったってのが濃厚かもしれんなぁ

もう少しずる賢かったら他の先生に泣きついたりもできたか

2021-05-29

ライバルたち

東狂まちこ

愛知しずる

福岡ふうこ

まちこはキレるとラケット爆竹で爆破するらしい

ふうこは風俗とかけもち

2021-05-20

結局ブギーポップ2019年の再アニメ化は失敗なのか?

こんな記事開いている時点で多少はブギーポップという作品に興味がある人間だろうが、様式美のために簡単説明しよう。

ブギーポップは笑わない」とは、著者 上遠野浩平電撃文庫から1998年刊行されたライトノベルで、その後のラノベ界に大きな影響を与えたと言われている作品だ。

2000年にも一度アニメ化されており、2019年に再アニメ化された。

こんな感じでいいだろうか?

さて、私はブギーポップを書いている著者、上遠野浩平先生ファンである増田だ。

この記事ファンから見たブギーポップの再アニメを記したものである

さて、まず結論を書こう。

2019年ブギーポップアニメ商業的に失敗している。

これは残念ながら事実だろう。

ネットで調べれば円盤の売り上げが散々だったと言われているし、グッズもアニメイトなんかの店頭でもほとんど置かれなかったし、出ると宣伝されたfigmaは出ないし(受注生産でいいので売ってくださいお願いします)。

原因として様々な理由ネットでは挙げられているようだ。

アニメがつまらなかった。話が理解できなかった。監督絵師がもめた。再アニメ化にあたってのキャラデザが良くない。そもそも原作20年前で現代に合ってない。

さて、こういった評価について、またアニメのものについてブギーポップ、そして上遠野浩平という作家の本気のファンである私がどう思っているか

それを書き連ねるのが今回の目的である

1.アニメについて

まらない。という意見もわかるが、正確にはストーリーごとにわかやすさが変わってしまっているという印象を受けた。

2019年アニメ原作に沿ったストーリーで展開しており、原作では巻で分けられていた以下の内容でがらっとわかりやすさが違う。

ブギーポップは笑わない(アニメ1話~3話)

正直一番理解が難しいと思う。ここで脱落した人もかなりいると勝手に思っているし、原作の魅力が伝わっているのか不安になった。

笑わないは時系列がかなりシャッフルする作品なのだが、アニメでは「登場キャラの削減」されて登場時系列が整理されており、これが一番問題なのだが「心の声の描写がない」。

私は原作ファンなので、場面を見るだけでその場面の背景や心理描写を思い浮かべて普通に楽しめてしまうのだが、初めてブギーポップを見た人が理解できるか不安になった。

(ただ、一話がまるまる浪漫騎士として竹田くんとブギーポップの会話にあてられているのはファンとしてはマジでうれしかった。これで口笛吹いてくれたらさら完璧だったが、そこまでは望むまい)

②vsイマジネーター(4話~9話)

笑わないに比べればかなりわかりやすい。が、初めて見た人がどこまで理解できるかは原作既読から見ると少し不安になる。

スプーキーEのキャラデザ原作より本文に忠実。

夜明けのブギーポップ10話~13話)

めちゃくちゃよかったし、なんならブギーポップ初めての人にはこれから見せても許されるんじゃないかと思うぐらい。

少女霧間凪かわいいし、黒田さんの描写も、モ・マーダーもピジョンも最高なので、笑わないとvsイマジネーターの後にあるのがもはやもったいないと感じる。

④歪曲王(14話~18話)

普通に良かった。

音楽的な描写が多い作品なので、アニメBGMがいい仕事をしていたし、ゾーラギとの戦闘シーンの動きはアニメしか味わえないブギーポップだった。

なによりスタートである笑わない編がわかりにくい、というのが何よりも大きい。ファンとしても万人に勧められる作品ではないと思っている。

 なので、小説を読めばいいと思うよ。

2.再アニメ化にあたっての原作からキャラデザについて

 正直、監督原作キャラデザイラストレーターを務めている人がもめた話は語りたくないので、詳細はネットで調べてもらうとして、これがアニメ好きと呼ばれるアニメライト層(ここでは原作を知らないがアニメなら何でも見る層を指す)に悪影響を与えた可能性は否定できない。

 ただ、再アニメ化にあたっての原作からキャラデザの変更がよくなかったという話はファンとして否定したい。

 そういうことはだな、原作原作に忠実にキャラが描かれている「ブギーポップファントム」(2000年アニメ)でキャラ同士の判別完璧にできるようになってから言え!!!

失礼。

ファンにも様々な意見があるのは踏まえたうえで、私はキャラデザに関してはブギーポップ原作通りのマント帽子かぶってワイヤー使っているなら、割と後はなんでもいいとか思っている。

なので、再アニメ化キャラデザは末間博士とか、委員長とか原作に似た見た目で、いいキャラデザもあれば、スプーキーEとかゾーラギとか原作とは違うけどいいデザインもあるのでファンとしては全然ありでした。

(欲を言えばフォルテッシモや、十助をアニメ化するならどんなキャラデザになるのか気になるのでこっそりください)

3.原作について

原作が古いか現代の人には受け入れられないという意見について。

ブギーポップは笑わない」は1998年初版出版された作品だ。

その人気が高かった2000年に一度アニメ化し、2018年の末ごろアニメ化の発表が会った時我々ブギーポップが好きな増田は、驚きを持ってそのニュースを迎えたのだ。作者が10周年記念の時何も無かった電撃文庫がどうした!?アニメ化だと!?

 そこに「今さら!?」という感情が無かったと言えば噓になるだろう。

 だが、それは我々が何年、何十年も前に書店学校で「ブギーポップは笑わない」の小説を手に取り、そこに歴史を感じるから古く感じるんじゃないかと思うのだ。

 古い作品の再アニメ化成功した事例として「おそ松さん」や「ジョジョの奇妙な冒険」があるだろう。原作が古いから受け入れられないという意見には反対だ。

 だが、同時に確かにブギーポップには時代性がある。

 それは1998年代とかそういう話ではなくて、あなた学生時代に読んだブギーポップを知っているから古く感じるんじゃないかという話だ。

 ブギーポップの描く独特の閉塞感があの時代特有のものだと言うのは、あなた学生時代がその時代だったからじゃないのか。

 「現代通用しない」のは現代あなた通用しないだけではないか

 「ブギーポップは笑わない」は1998年作品だ。

 しかし、2021年になった今も通用する作品だと一ファンとして確信している。

 そしてもしも、この作品価値というものが本当に問われることがあるならば、それは例えば、今から20年後の2040年。1998年ブギーポップを知るものほとんどいなくなった時に問われるのだと思う。

4.まとめ

 というか、アニメが失敗したところで原作の良さは損なわれないのに、原作言及するヤツはマンティコア食糧として献上してもいいと思うんですがね。

ブギーポップの再アニメ化成功失敗については再アニメ化した時点で割と成功だと思っている(刊行20周年に二度目のアニメ化がされる作品の一つにブギーポップがあるという時点でファンとしてはとても嬉しい)のですが、アニメの完成度については話毎に差があると思っているし、誰にでも勧められる良アニメとは言えないでしょう。

しかし、2000年ブギーポップファントムが2000年ブギーポップだとするなら、2019年の再アニメ化2019年ブギーポップだった。

画面は明るくなり、BGMキャラデザも変わって、スマホを使う。

それが2019年ブギーポップだったのだ。

(これで2040年に奇跡的に再々アニメ化なんてされて、また今までと違う2040年のブギーポップが出たら奇跡的過ぎて、失敗だと言われていた話も成功になりそうですね。歴史というものが後から修正されるように)

ところで、ここまで読んだ人はかなりブギーポップが好きか、頭がおかしいのだと思うのだが、ブギーポップと同じ著者の書いた他の作品もとても面白いので是非勧めたい。

「ぼくらは虚空に夜を視る」

ブギーポップSFっぽさが好きな人オススメ

しずるさんと偏屈な死者たち」

ブギーポップに出てくる女の子が気に入った人にオススメ

殺竜事件」「ソウルドロップの幽体研究

ブギーポップミステリっぽさが好きな人オススメ

製造人間は頭が固い」

統和機構が気になる人にオススメ

さて、この駄文もそろそろ終わりである。もちろん締めの言葉ファンとしてこうするべきであろう。

(結局、再アニメ化って失敗だったのかよ?)

(まあ、いいじゃん)

BGM“Boogiepop And Others”by 牛尾憲輔

2021-03-14

すこしずるパズル転売始まってて草

TVで取り上げられた途端これか

2021-02-02

独身税時間問題

現状すでに実質独身税みたいなものはあるわけだが、独身だけ狙い撃ちして税を課します!なんて流石に言わないだけの余裕はある(と思いたい)

しか高収入世帯への児童手当はついに廃止と発表してしまった

いよいよ形振り構わなくなってきたわけだ

そのうち独身税を導入しても「まぁ仕方ないよなだって独身フリーライダーしずるいもん」と諦観ムードが漂いそう

2021-01-20

anond:20210120101918

それじゃあ男女の人権は一緒だけど、徴兵だけ男性負担するなんて不公平しずるい。

韓国男性が「女性徴兵せよ」と主張したくなる気持ちもわかる。

2021-01-12

ある日記を読んで

コロナ自粛に協力する若者メリットがないっていう内容の日記を読んで、少し思うところがあるので書きたいと思う。


私自身も今アラサー根本日記の方と同じような気持ち

昨年のお正月から一切実家帰省せず、親に一年以上直接会えていない。飲み会等も基本は自粛してきた。そろそろ遊びにでかけたいって気持ちももちろんある。


そして、「医療に協力するメリットがない」ってところも…言いたいことなんとなくはわかる。


でも、主に医療方面文句を言ってしまってるところだけはちょっと違うのではないかと思う。


その日記では「民間医療機関がコロナを受け入れると赤字になるから、受け入れない。医療機関の都合でおかしい。受け入れろよ。」というような文句が書いてあった。


ただ、民間医療機関は赤字だと、成り立たないんだから、潰れるか撤退する。病院が無くなる。無くなったらコロナ以外の医療も受けれなくなる。


そんなふうには思ってないだろうけど、今回のコロナを無理して受け入れて、あとは潰れてもしらんし、医療がなくなってもいいなんてなるのは、そのほうが個人の都合の押し付けなっちゃうのではないかな。


あと、コロナ禍ではいろいろな負担がかかる。(医療機関に限っての話ではないが)医療機関については、コロナを直接受け入れなくても、コロナ病棟を作った病棟にいた人を転院という形で受け入れたりしているらしい。

そういう負担がある状況の中で、民間病院が今までの医療体制を維持すること自体が、私達の自粛と同じように十分「我慢している」と思うのだけど。

もうひとつ、その日記に対して、少しずるいなと思ったところでもあるけど、病院について、筆者は今まで、そんなに病院使っていないとは言ってはいるが、「今後一切病院を使わない」という宣言はしていない。

多分、文句言ってても、結局はコロナじゃなくても何かあったら病院に助けてもらえる前提になっている。


医療から言葉に苛つくのも、今まできちんと自粛している人だったらわかるけど、この点は医療者は逆。

医療者はどんなに文句を言ってても、個人としては、助けなきゃいけない。それは義務感であったり、法律で定められてるから文句言ってる医療者の方も、文句言いながら助けてくれる。

まぁだからといって言い方ってものはあるとはおもうけど…

結局、何が言いたいかっていうと、我慢してるメリットを、「同じかそれ以上に我慢してる医療者や医療機関」に求めること自体ちょっとセンスがないというか、方向が違うのではないのか?ということ。



もちろん、私も我慢するだけのメリットは、欲しい。ただ求める先は政治家であったり、政府

というか、本来あの日記の筆者が文句を言うべきなのはこっちではないかな?

高齢なのに、自粛せずにご飯も好き勝手食べに行くし、コンパニオン呼んで飲む。若者我慢してる一方で、若者が食えないような高い肉食ってる。若者文句は言わないけど、若者バカにしてるよね。

どうせ言うなら私はそっちに文句を言いたい。そして、我慢メリットがでるようにしたい。

若者10万円給付させたり、いろいろ問題あったgotoとかも、コロナへの対策がきちんとできた後に、若者限定かにしてやるんなら我慢するメリットになるでしょ。

しかしたら、私もあと数カ月したら、もう自粛無理!とか言ってるかもしれないけど、とりあえずは、「若者の協力のおかけでコロナが収まった。ありがとう」って言われながら旅行飲食を楽しめるようになるまで

もう少しは我慢する。

から、より強く、メリットがほしいって主張していきたいと思うよ。

2020-11-28

会社が合わないと思ったら転職したほうがいい

20代後半まで勤めてた会社が最悪だったけど、自分スキルもなにもないのでここでアルバイトをし続けるしか無いと思ってた。

その会社では使えないやつと思われていたが、転職したところ成長株扱いされてものすごく褒められるようになった。

 

最初会社就活中に金を稼ぎたいかアルバイトで入った会社だった。

最初に書いてあった業務内容が趣味としてやっていた内容で、これなら気軽にできるし就活に金を使うから少しでも稼ぎたくてで入った。

その後就活は失敗、どこにも内定が出ないまま、大学卒業しずるずるとその会社に勤めていた。1日8時間普通社員と同じだけの時間だがアルバイトだ。

親族経営で、社員10人程度しかいないがそのうち3人は社長親族だった。社長副社長が親子で、経理副社長の妻といった、本当によくある親族経営だ。

 

アルバイトとして入った業務内容は、ずるずると長期間やる必要があったが1日の仕事量はそれほど多くない内容だった。

うまく説明できないんだけど、ランチタイムだけ営業しているカフェ厨房業務とでも言うのか。そんで会社自体はそのビルの警備業務がメインとでも言うか。完全に例えで実際は全然違うんだけど。

とにかくそんな感じで、俺のやっている業務内容は会社のメインの業務とは全然違ったし、なんならその部署というかその業務をしているのは俺だけだった。今までカフェ空間はあるものの誰も整備もなにもしていない状態で、俺が入って初めて厨房ガスコンロが置かれたようなありさまだった。

結果的に、俺はバイトとして入った理由である厨房業務から、手があいとき警備員業務を手伝うようになった。

 

この警備員業務だが俺には全く向いていなかった。

どの車をどこに案内すればいいのかわからない。どの人が不審者か見分けがつかない。車種がわからないのであの車が来たかと訊かれても答えられない。何もわからない。

上司からはひたすら使えないやつとして見られていたのがわかった。そうだろう。俺だって俺みたいなやつが部下にいたら使えないと思う。同じようなことを何度も何度も訊くしミスも多い。

 

最終的に、単純作業なら良いだろうということで、俺は警備で使う機材の整備などをおこなう仕事も多くなった。

本来は2人で1時間かけてやっていた内容を俺1人で3時間ほどかけて行った。そりゃそうだろうな、鉄の棒2mあるやつを2人で運ぶならばまだできるけれど1人で運ぶのはきつかった。ここで腰を悪くしたりもした。鉄の塊10キロ台車もなしに運ばされたからな。

けれども車が多く来る時間帯は警備員業務に回されるしミスをして上司が嫌そうな顔をする。だったら俺に回すなと思う。厨房に帰らせてくれ。

この時期には厨房業務は8時間のうち1時間くらいになっていた。カフェはそれでも回っていた。客がろくに来ないが、それでも少しずつは来るからやめられないという状況だった。

 

やめようとは思ったことがなかった。

俺はスキルが無い。厨房趣味としてやっている程度でプロと比べたら全然だろう。だからここをやめたらこの業種で働くことは出来ないだろう。また、1人で好き勝手やれるのも気楽で良かった。

社長厨房について何も知らないが自分は詳しいぞと社長仲間に見せたいため、俺がヘルシオを買ったほうが良いといえば買ってくれたし、電気圧力鍋だろうと食洗機だろうと買ってくれた。俺以外に使える人間なんていないのに。

俺以外の連中ができるのはせいぜいが電子レンジで温めるぐらいで、調理といえる調理は何も出来なかった。

俺がいなくなったらカフェは終わるだろうとわかっていたのでやめたくないと思っていたのもあった。

 

会社に対する愛は無かった。

朝礼を毎日30分行ったが、うち25分は世間話だった。

近くに出来たイオン駐車場ハイテクだという話を1ヶ月に3回は聞いた。社長クリスマス床屋にいったところ床屋も急いでいたのか冷ましていないタオルを顔に当てられてやけどするかと思ったという話も、クリスマスが近くなると週1でされる。そこで働いている社員全員の出身中学高校大学現在住んでいる家のだいたいの場所、残ローン年数、家族家族仕事まで全部強制的に知らされた。NHKの集金から逃げる方法などは何度も語られていた。

興味がない内容すぎて眠くなるのに無理やり相槌を打つの意味がない仕事だった。その間にも警備員業務は溜まっていく。

 

友達には転職してみたら?と遠回しに言われることは何度かあったが、俺は俺のスキル的に転職できる場所などないと思っていた。就活時期に失敗したのもある。内定どころか面接にすら1度たりとも進めなかった。俺が正社員になれるわけがないと思った。友人たちは優しいからお前なら大丈夫と言ってくれているのだと思っていた。

友達の欲目だ。俺にスキルなんてない。上司にお前は使えないやつだなと態度で示され、他の同じ仕事をしている人たちがお茶をしている時間に一人鉄の棒を運んでいたのだ、自己肯定感など無い。カフェ仕事は進むが、特段俺の作ったメシが旨いと言われることもないので誰がどう思っているかなどなにも知らない。

 

そんなときとある人に酒を飲んだ流れで給料の話をしたところ、転職したほうが良いと進められた。転職について詳しい人で、おすすめエージェントも教えてもらった。現在俺が厨房でしている内容を話したところ、それなら転職できると言われた。

この人は俺の友達ではない。ネット出会っただけの人だ。俺は一方的尊敬しているがこの人は俺に対して好意がどれだけあるか知らない。つまり友人の欲目はない。

その状態でも俺の給与は低いし、俺は転職できるかもしれないスキルがある。

驚いたし、ありえないと思った。

 

転職活動をした。エージェント登録した。

このときすでにアルバイト先では5年勤めていたが、俺と同時期に入った俺より出来る先輩がちょうど正社員にしてくれる会社があったからと辞めていった。あの人すら正社員になれないのならば俺もなれないだろうと思ったのもある。また、GW休み給与がどれだけ減るかと恐ろしくなったのもある。盆暮れ正月GWがある月は、手取り10万を切る。

 

転職は難航した、ような気がする。

基本的アルバイトしかしたことがない場合正社員と同じ時間働き、同じだけ残業し、同じだけの責任を負わされていても、扱いはそれでもアルバイトだ。職歴があるとはならない。アルバイトという名の無職のようななにか扱いだ。

エージェントによっては社内選考で弾く対象なのだろう、同じような文面でお祈りメールが来まくる。

しかし、偶然とある会社内定が出た。厨房業務に興味があればいい、厨房で働いたことなんてなくたっていい、明るく元気な職場です、ただし作る食品ちょっと特殊です、という会社だった。

 

業務内容的に転職は難しいだろう。作るメニュー特殊だ。例えばあんこう料理のような、他ではあまり活用する場所の少ないようなものだ。次の転職は難しいだろう。

しかし、正社員だ。今はGW前だ。月の手取り9万は嫌だ。俺はそこの会社に行くことにした。

 

会社にやめますと伝えたとき特に何も引き止められなかった。あの厨房はどうなるんだろうなと思った。俺しか使えないヘルシオ食洗機は誰も使えないままなのか、それともいちから取扱説明書を見てなんとかするのか。

おそらくは埃を被るだけだろう。俺が入るまで3年間、ある程度設備の整った厨房をそのままほったらかしてカフェもなにも使わず放置していたと聞いた。アホだと思った。

 

新しい会社に入った。あんこう料理は今までやっていたカフェメニューとは全く違い難しい。しかしまあ、同じ包丁まな板を使うものだ、なんとかなるだろうと思った。

なお、入社してから半年後ぐらいに大型のあんこう料理イベントがあるため、それまでにあんこう料理マスターしてくれと言われた。冗談だろう。

 

新しい会社では、上司は俺をバカにしなかった。使えないものとして見なかった。俺がなにかわからな箇所を聞いたときちゃんと教えてくれた。嫌そうな顔をしなかった。同じことを聞いても教えてくれた。上司だけじゃなくて他の人もそうだった。わからないものは誰かに訊けばわかった。警備員業務と違い調理業務なので俺もやっていて楽しかった。腰を痛めなくなった。あんこう料理も楽しかった。徐々に自分ができることが増えるのが面白かった。前は日1時間程度の残業があったのに新しい会社は無かった。前述のあんこう料理イベントの時期だけは休日出勤もして月40時間ほど残ったが、上司が気にしてくれたり、社長ご飯をおごってくれたりして嬉しかった。できると褒めてくれた。褒めてくれることがたくさんあった。わかりやすかった。飲み会が嫌じゃなくなった。上司お酒を飲むのが楽しかった。同年代の人も優しかった。年下の先輩という微妙立場だろう人も訊けばなんでもわかりやすく教えてくれた。相手の腰が低すぎて申し訳ないぐらいだった。なおここも親族経営だった。親族から社長の息子が低賃金でめちゃくちゃ働かされてた。社長の息子の給料を上げろ。親族経営は前の会社で親が息子に甘すぎて最低だと思ってたのに全然違った。楽しかった。

俺は出来ないやつじゃなくなった。上司に嫌な顔をされる相手でもなくなった。期待していると、世辞か冗談プレッシャーをかけるためか、なにかわからないけれども言われるようになった。

 

俺のスキルときでは転職できないと思っていたが、転職は出来た。年齢的な期限があったのもあるだろう。ちょうどこの会社あんこう祭りを前に人手不足だったのもあるだろう。だとしても、良い会社に入れた。

前の会社は合わないと思いながらもずるずると5年もいたが、新しい会社は働いていて楽しい

会社が合わないと思ったら転職したほうが良い。もしくは友達相談して言われた内容を信じたほうがいい。友達の欲目があるだろうと思ってしまうなら、第三者相談したら良い。それでもやばいと言われるレベルなら転職したほうがいい。できるから。俺も出来たから。

 

なお、最後に余談として前の会社退職後の話。

最後給与支払い忘れ(給料日過ぎて2週間経っても入金されないか確認したら社長に「忘れてた」って言われた)

源泉徴収票をくれと伝えたら昨年のを渡される

・正しい源泉徴収票を取りに直接向かったところ、厨房リニューアルについて相談される

有給概念もなく、社員アルバイトも等しく休んだ分は給与引かれる会社だったし、他にも色々あったから労基に突っ込んどけば良かったなと今になってみると思う。

2020-10-20

ねっとりしたヌガーピンク色に輝くココナッツキャンディ蜂蜜色のぶっくりしたトッフィー。

しずる感がすごい

2020-08-02

独身税とか子無し税とか言い出す人って

自分結婚して子育てして時間金も自分以外のために使って頑張ってるのに独身ずるい!子無しずるい!せめて金払え!」って言ってるように思うんだけど

独身子無しに負担を多く求めるんじゃなくて結婚出産に対してもっと多くの手当が出るように国に求めたら?

財源がないか独身子無し税?

いや福祉のためにとか言われて導入されて税率が上がる一方の消費税無駄にされてることにまず文句言えよ

独身子無しは今の日本結婚して子を持つことになんのメリットもないって知ってるからしないの

メリットがないのは国策失敗のせいなのでそんな国で結婚出産したツケをリスク回避してる人達に負わせようとか考えないでね

2020-04-29

人間→生き残るために賢く進化

猫→生き残るために可愛く進化

ってことは可愛いってのは生存戦略として非常に優れてることになるわけだから美人は得をするのは当たり前だしずるい!

2020-03-06

anond:20200306022505

少し落ち着け最初投稿にも潜水で言われるブラックアウトって書いてる。

間違いを指摘したつもりが自分勘違いしてて恥ずかしいのはわかるが、そういう煽りで逃げるのはダサいしずるいぞ。

2020-02-29

FANZAの購入動画が550件になった

こんなこと誰にも言えない

一人暮らし独身男性だが、定期的に掃除も行い、急な来客が来ても一切困らない。

しかし、FANZAの中はエロで一杯。

その他物理的なエロメディアも部屋には一切ない、

でも、FANZAの中には550件のエロ動画が詰まっている。

というか、FANZAセールは少しずるい。

あんなんついつい買ってしまうだろ。

2019-08-18

土日でアニメ死ぬほど見まくったので雑に感想書く2019夏

11週間くらい忙しくて死んでた

短期間にいっぱい見たので雑な感想を書く

全体的に大体5話~7話まで

 

炎炎ノ消防隊

良かった

ザ・少年漫画って感じ

背景すごい

間が独特

割りとシリアスなのかと思ったが、結構ギャグ多めで塩梅が良い

キャラ配置的にヒロイン不在のバトルモノっぽくて女子ウケしそうなんだけど(特にアーサーのポジションがな)、割りとエロもあってバランス感ある気がする

 

茉希 尾瀬CV小見川かと思ったら上條沙恵子と言う声優らしい、小見川はプスプスをやってるらしい、何やねん

 

ダンベル何キロ持てる?

エロかった

筋トレアニメってもう一ジャンルになってない?

作画力すごいなあ

 

ギャグアニメって「最終的にギャグやる」し、ラブコメアニメって「最終的にラブコメする」けど、このアニメは「最終的に筋トレする」に落ちるのが面白いしずる

どんだけ話を振らしても最終的に筋トレしたら収束するから便利だな、エロサイド寄っても最終的に「筋トレ楽しい」になるの健全すぎて笑える

 

ソウナンですか?

良かった

緩いソウナンアニメという矛盾を孕んだ作品

バランス感が絶妙だと思う

お色気系ヤンジャンアニメなんだけど、あまりエロスを感じない気もする

楽しみ方のベクトル雑学寄りな気が

 

制服遭難って隠れジャンルな気がする、BTOOOM思い出した(懐かしい)

 

Dr.STONE

良かった

絵柄で苦手なタイプかと思ったが全然良かった

こういう設定、よく脳内でやるよね

「もし今文明が滅んだらどうするか」ってやつ

対人戦はちょっとダレる感じする

あと結構話長そうだな、アニメスッキリ終われるのかな?

 

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

普通だった

ハーレムものなんだろうけど、ちょっと合わなかった

倍速で見た

たぶん、どのキャラがどのタイプ変態か分かった後は楽しめると思うんだけど

都合上?「どのタイプ変態か分かる過程」の方が重視されてるからアンジャッシュ的な楽しみ方になるような気がする

たぶん自分アンジャッシュ展開に食傷気味なのが問題だと思う

 

まちカドまぞく

最高だった

横軸基本なきらら系をベースに、魔法少女過去という縦軸や、それを通じて世界の奥行きまで期待できる設定なのが良い(どうなるかは知らんけど)

あとアニメクオリティが高すぎる。J.C.STAFF君、どうした??

変身バンクの「この間0.01秒」演出

モモが少しずつ落ちていってるのが分かるのがてぇてぇ

吉田(シャミ)は、WORKING!!ポプラとか、のんのんびよりこまっちゃんを思い出すね

 

ところでミカンっぽいキャラがまだ出てないな

 

魔王様、リトライ

最高だった

皆言ってるけど、低予算アニメっぽいのにそれを感じさせない、選択と集中が上手い(むしろニコ動あたりでは粗が好まれてる)

声優極振りっぽいんだけど、その声優演技力でかなり面白さが底上げされてると思う、特に津田さん

原作漫画が非常に好評らしい、素材が良いんだね

主人公大人で、見ててイラッとしない、あとツッコミがキレキレ

桐野悠がアルベドデミウルゴスとか言われてて草、そういえば若干オバロっぽいって言われたな

でも若干テンポ遅いので1.25倍速で見てる

 

なお作者もニコ動で見てるらしい

あと作者はダンベ推しらしい

 

手品先輩

最高だった

先輩可愛いエロい、下品

方向性としては「だがしかし」なのかな

15分で4,5本立てというのも良いと思う

1秒も無駄にしてないテンポで小気味よさすら感じる、絵コンテが上手いのかな?

 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

最高だった

岡本くんの演技が面白すぎる(主人公

パパ系アニメってロリペドに媚び過ぎなこと多くて苦手なんだけど、その中ではずいぶん見やすいと思う

あと普通かわいい

ラティナきんモザアリスっぽいな

 

登場人物ほとんどラティナにデレデレなのが草

あと主人公結構大人と言うか、分別があって好感が持てるのと、世界観の作り込みが結構きちんとしてるのがポイントだと思う

世界観は一見中世のようで居て、社会文化レベル近代というか、一部現代チックでもある

ラティナの正体は多分ネタバレになりそうなので踏まないように注意したいところ

 

唯一惜しいのはWebが独占配信なところ

ニコ動で見たかった、絶対盛り上がる

 

女子高生の無駄遣い

良かった

ツッコミ力が良い、先生ツッコミ好き

あとメイン3人の声優力がすごい

ほぼ全員バカってやべーな

でも田中は殴りたい、嫌い

 

方向性あそびあそばせかなもうちょい近いのあった気がする

 

まとめ

爆発的ヒットは無いけど、良作が多いと思う

バランス感が良いアニメ目立つね、すばらしい

あと、面白いけど尺の問題テンポがアレなアニメ積極的に1.25倍速とか使うと良いと思う

全然評価変わってくる

 

見つけたもんから片っ端に見ていったけどまだあるなー

無理、仕事しなきゃ

 

今期最高は、まちかど・・・と見せかけて、うちの娘だな!

 

見ない

一方通行 ダンまち Fate系列のやつ あんさんぶるシスターズ 高木さん スタミュ 聖闘士星矢 シンフォギア ビジネスフィッシュ 闇芝居 

 

タスク未確認

ありふれた職業 異世界チート 荒ぶる季節の乙女 かつて 彼方 ギヴン グランベルム ケンガンアシュラ 胡蝶 コップクラフト 二回攻撃 トライナイツ ナカノヒト BEM 指先から Re:ステージ ロード・エルメロイ 

2019-07-16

anond:20190715181504

私は人前で泣けない女ですのでそのお気持ちが少しはわかります

涙を武器にする女はたくさんいますが、しない(できない)女も存在します。

理由プライドが高いからであったり、理性が強いからであったり、泣く女の近くで生きてきた故に泣かない側に立って生きるしかなかったり。

泣く女は女同士の争いの時も涙を武器にして周囲の男(や一部のお人好しアホ女)を味方につけ、相手を負かそうとしたりします。めちゃくちゃ怖いしずるいです。

女の涙は男相手には大抵の場合通用しますが、お人好しアホ女以外の女には通用しません。表では角を立てないため慰めたりしますが、内心ではだいぶ冷めた目で見ています

男を味方につけるのは難しいので、そういうタイプの女を探して味方につけ、愚痴を共有すれば少しは溜飲が下がるのではないでしょうか。

2019-05-03

GW中のSNSパトロール

みんないろんなところに行ってるねえ。

〇〇行ってきました!って投稿がいっぱいですねえ。

増田から言うけど、何気なく投稿してる写真や自慢話にイライラしてる奴がいるってことをいい加減理解しろよ!

お前の自撮り写真や、しずる感ない食べ物写真を見ても何にも訴求されてこないぞ!

一緒に映ってる旦那、嫁、息子、娘はぜんぜんカッコよくないし、可愛くもない。

よくもSNSにそんな写真投稿できるな!

美的センスゼロだな!まったく!

っていう偏見同意できる方は、「言及する」からあんたの意見に全部!」ってコメントしてくださいな。

2019-01-05

anond:20181225224942

よくできたまとめ。

かくいう自分はロストメビウスあたりで離れた組(※と、いいつつ結局今でもどこか目の端で作品群を追いかけている)

このあたりの解説もまさに増田の言うとおりで、作品テーマが難解になって、作者の言わんとしているところと作品読了後の自分の得たいカタルシスが一致しなくなったため。

自分ブギーポップに求めていたのは第一に『笑わない』のような多重構造ミステリーを通して語られる世界というものの複雑さと適当さに圧倒される閉塞感。

第二に『パンドラ』『ホーリィ&ゴースト』『冥王と獣のダンス』『ビートのディシプリン』『ナイトウォッチシリーズ』で示されるような、閉塞的な世界において個々の人生という名の運命=<試練に立ち向かう戦士>の話。

第三に、前項ふたつの要素が組み合わさって終幕を迎えた物語におけるカタルシス

初期作品は間違いなくこの三つの要素で形作られていたといっても過言ではない。

そして著者のあとがきで語られる分析考察独白みたいな結論通称上遠野節と言われる)がこのカタルシス絶妙な味を与えてくれて、二週目以降の読破にも興が乗る。

このカタルシスだが、二期後半以降かなり薄れる、

具体的にはまさに増田が触れているとおりで、ロストメビウスとそれ以降の作品群。

世界の謎要素』が強くなった二期以降のブギーポップにおいて、ロストメビウスは作品群として重要位置づけにはなりえても『戦士』よりも『世界の謎』を優先したために作品単体としての完成度が低い。

そのわりにロストメビウス以降も大筋でブギーポップ世界観に進行があったということはないので、かなり肩透かし感がある。

そして二期作品以降はこの傾向が加速して、世界観に一切進行のない肩透かし感(「結局あれはなんだったのか」)が続く。

その原因について、ブギーポップを含む作品群についてを含めてこのblogがすばらしい考察を書いているのでリンクを張っておく。

http://gentleyellow.hatenablog.com/entry/2019/01/03/135038

もともと上遠野氏の作風ストーリー自体がもともとスタンドアローンで、ストーリー同士をつなぎあわせることで全体が見えてくるというミステリーみたいなスタンスだった。

まり最初期における『笑わない』で用いられていた手法が、今度は作品群全体において用いられるというスケールアップが面白かった。

したがって、巻が進むごとに世界の謎が徐々に解き明かされるというミステリーっぽさが熱狂的なファンを生んだ。

しかし二期後半くらいから過剰になってきたために、年単位放置されてきた伏線が増えてきたことで、作者の中でネタ賞味期限が切れてきた、というのが正直なところではないだろうか。

この賞味期限の切れ具合から起こったネタ在庫整理が、そのまま上遠野氏における二期、三期の切り替えの時期に一致している感じがある。

したがってこの賞味期限切れの結果、世界の謎要素は徐々に手仕舞いしなければならなくなる。この手仕舞いが「ヴァルプルギスの後悔である

ではそれ以降のブギーポップはどうなるのかというと、作品全体を覆う世界の謎がなくなってしまったので、あとにはスタンドアローンになったストーリーしか残らない。

筆者が特にこの傾向を感じたのは「沈黙ピラミッド」あたりであり、確信したのが「化け猫めまいスキャット」あたりである

この辺になってくると、もはや世界に謎がないのでスタンドアローン作品を見ていく以外に楽しみ方がない。

もともと外伝作品スピンオフのかたまりだけで構成されていたブギーポップシリーズが、それでもシリーズの体を保っていたのはブギーポップ存在世界の謎だったのだが

世界の謎がなくなったことで(※まぁ、振り返ってみるともともとそうではあったのだが)ブギーポップシリーズが明確に単純なスピンオフの塊シリーズとなった。

類似作品としては「地獄少女」みたいなものだと思ってもらうと分かりやすいだろうか。

ブギーポップの魅力が一番詰まっているのはやっぱり原点である「笑わない」とそこに連なる初期9作品、ロストメビウス手前までの二期前半だと思う。筆が載ってた時期が一番面白かった。

個人的には「ビートのディシプリンシリーズこそ真骨頂だと思っている。<世界>と<戦士>の構図をカタルシスと共に描くことにかけては著者の作品でいまだ右にでるものがない。

時系列的にも世界の謎がもっとも沸騰していた頃だったので、ここまでは大きな流れが見えて面白かったように思う。

二期後半以降から作者はたぶんブギーポップ関係とは別作品を書き始めて、ブギーポップ位置けが自分の中で変わってしまったんだと思う。

やりたいことをやるために別の枠が用意されているなら、ブギーポップではもはやそれをやる必要はない。特にヴァルプルギスの後悔>という大仕事を終えてからはそれが顕著である

したがって初期作品に見られたカタルシス二期作品と並行で書かれた著者の別作品できちんと得ることができる。

たとえば<戦士>と<世界>の構図の代表作であれば『冥王と獣のダンス』や『ビートのディシプリン』『ナイトウォッチシリーズ

そして<世界の謎>=ミステリーであれば『しずるさん』『ソウルドロップ』があげられる。

まりこの辺から上遠野さんは、やりたいことがいろいろとできちまってブギーポップについてはとっちらかし始めた感じがあり、最終的にもともとそうであったようにスピンオフスタンドアローンストーリーの寄せ集めに落ち着いた感じがある。




アニメ化について

すでに二話まで見てみたが、まぁこんなもんなのか?という感じ。

個人的演出が惜しい。

もっとカットを多様してキーワードとなる台詞にはキャラクターの口元を映したり、必要なシーンを瞬間的な回想で一瞬だけ挿入させるなど、雰囲気を出すためにシャフト演出必要なのではないか

シーンごとのつながりは見た人に分かりやすいつくりにはなっていると思う。

ただ木村君を出さないのはどうかと思う。「笑わない」を読んだことがある人にはわかると思うが、通しで読むと途中までは単なる青春ストーリーしかなかったもの

木村君のチャプターから徐々にストーリーの肝へと近づいていく、いわば切り返しのチャプターなのだ

というよりそもそも三話か四話程度で「笑わない」をやってしまう今回の計画自体に無理があると思うのだがどうなのか。

聞くところによると中盤から後半は「vsイマジネーター」をやる予定らしい。

上遠野氏にとって間違いなく重要存在だったイマジネーターだが、多分筆者の雑感ではおそらくまだこのテーマは著者の中ですっきり終わってないまま放置されている。

原作がまだすっきりと終えていないものアニメ化したところで面白い話になるはずもない。

個人的監督に対する批判としては、アニメ化するなら上遠野氏の作品のなかでもスタンドアローンできれいに完結しているものを選ぶべきだった、と言いたい。

何かと話題になる『笑わない』とか『イマジネーター』ばかりに目をやるのではなく、形としてワンクールに綺麗に収めやすい初期の作品なら

ペパーミント魔術師』『ホーリィ&ゴースト』『エンブリオ侵食炎上』『パンドラ』があったではないか

初期作品の趣を正当に継承しつつ、ワンクールという短い話数でまとめやすくきちんとカタルシスを与えられるストーリー強度を持っているのは間違いなくこの四作品だ。

監督はこの中から映像化する作品を選ぶべきだった。

■三期以降の作品ブギーポップシリーズについて

三期以降の著者の作品は手にとっていないので分からないというのが正直な感想だが

懸念していることとして何点かあげておきたい。

第一に、90年代の閉塞感というものはもはやない。

少なくとも現代ジュブナイルにそういう感情はない。

成熟期~衰退期にある現在日本は、当時の熱狂からの急速の冷却時期をある種越えて、落ち着いた感じがある。

またITの広がりを受けて知識を得ることが一般かつ容易になったために、今まで知らなかった社会の謎や不満、不安が解き明かされつつある。

少なくとも「自分の感じていること」が何なのかを社会的な構造論理できちんと説明できるようになった。「何がなんだか分からなかったものから、少なくとも「原因はこれなんじゃねえか」と言えるような、手触りのあるものにまで落ち着いてきた。

そしてエヴァで示されるような自分自身の心理的問題や、ガンダムのような社会自分との対決ではなく、もっと普遍的なある種受け入れざるをえないような構造上の問題として理解されつつある。

働き方も人生に対する考え方も将来に対する展望も、今の若い人たちはよりリアル現実的だ。

自己実現の形も身近で多様になってきた今、閉塞感を主要な題材として手探りで作品を作る事は普遍的とはいえやや共感が難しい。

ある種のカウンターカルチャーから始まっているとはいえストーリー路線もっと王道的なもの回帰する必要があるのではないか

■第二に、<世界>と<戦士>の関わり方もまた時代を経て変わってきたように思う。

いまの若い子たちのほとんどは迷いがない。情報がたくさんあり、そのことに慣れているので、彼らのほとんどは過去90年代存在していたような迷いや苛立ち、先行きの見えなさというものからきちんと卒業している。

先行きが見えないレールとして見るのではなく、多くはレールを立派に相対化して統合評価し、少ない選択肢のレールの中から自分の納得のいく選択を手にして自分人生を生きている。

平凡ではあるが、意思ある存在としてその平凡さを選んでいるのだ。わけもわから梯子を登り続けた90年代を背後から俯瞰して「だいたいこんなものだ」という感覚を肌で分かっているのが00年代だ。

したがって、振り落とされて振り回される世代ではない。また将来に対する不安はあれど、道しるべや指標、解析ツールは探せば手に入る時代に、無理をして多くを手に入れようとはしない。

したがって、ピート・ビートが感じていたような不安感は、物語の没入のためには役立つが、そこに共感を感じさせる要素は見つけにくいだろう。

過去SF現実社会を映すものであり、社会の謎を解き明かす鍵があると考える読者も多かった。それがカルト信者を生んでいた一面もあった。

しか現在の若年層にとって、SF提供する社会の謎はエンターテイメントの一部でしかない。

したがって<世界>と<戦士>の構図も同様に、エンターテイメントとしての構図に終始するか、あるいはこの時代における新たな<世界>と<戦士>の構図を再度見つけなおさなければならないだろう。

一言で言ってしまえば、セカイケイはもう終わってしまって古くなった。

人々は自意識というものについての興味を、以前ほどにはもっていない、ということだ。

したがって、意識というもののあり方が大きく変わってしまった以上、<世界>と<戦士>のあり方も本質は変わらずともあり方を変えて描かざるを得ないのではないか

第三に、引用するサブカルチャーの変遷である

知っての通り、上遠野氏はジョジョ熱狂的なファンであると同時に、洋楽から多数の引用を行う。

これはあとがきに書かれている通りだ。

これはこれで悪くない選択だとは思うし、古典に学ぶことが創作の近道なのだが、現代サブカルチャーとその源流についてももう少し学んでいいのではないか

現代っ子が引用するサブカルチャーほとんどはpixivニコニコ動画が主流である

そして引用のされ方にも傾向がある。

売れ筋に寄せろといいたいわけではないが、そもそも戦場ライトノベルであるからハードな戦い方(※つまり正統的なSFミステリ)をしていても遠巻きに眺められる終わるのがオチではないか

たまにはもうすこしライトなことをやってもいいのではないか

もう立派な大御所なのだから売れるための本を書く必要はないのかもしれないが、もっとキャラクターがきちんと動くストーリーを書いてくれたっていいのではないか

ファンサービスのありかたも商業小説のあり方も変化してきたのだから、もうちょっと寄せてくれてもいいのではないか

そんな気がする。

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