はてなキーワード: 一世一代とは
結婚する気は全くないしおそらくできないが、結婚式という舞台を使った一世一代のコントはやりたい。
きっとこの舞台はネタが寒くても観客たちは笑ってくれる、とても優しい世界だ。
具体的に何をしたいかといえば、
②新郎のウエルカムスピーチの最後に「それでは始めます。ショートコント、結婚式」と言う
④衣装替え後の入場はプロレスの選手入場風にやる、新郎の格好もプロレスラー風
⑤新郎自ら余興をやる(余興のアナウンスが入ったのに誰も出てこない→「じゃあ俺がやるよ」の流れ)
ちなみに、自分が結婚をしたくない些細な理由の1つには、親への感謝の言葉を述べたくないからというものがある。
あの時間、耐えられない。
プロ野球選手、宇宙飛行士、大金持ちっぽい人、何でもいいから有名人。
実際になれるのかなんて深く考えなくていい。
俺たちがあの頃に語っていた「何になりたかった」ってのは、そういうものだ。
でも、いつまでもそんなことを言葉にするのは、周りはもちろん自分自身にとってもツラいものであることを、成長していく過程でほとんどの人は気づいていく。
その過程を知らないで生きているような人間が、俺の同級生のカジマだった。
「魔法少女になりたい」
こいつのなりたいものは「魔法少女」で、その事をよく周りに吹聴するという、友達目線で見ても痛々しい奴だった。
そりゃそうだ、プロ野球選手、宇宙飛行士とは別ベクトルで「なろうと思ってなれるものではない」ってことを、俺たちの歳にもなって分からないのは可笑しいのを通り越して歪なのだから。
当然、周りには「ちょっと変わった人間」と認識されている(まあ、俺たちの町には変人が割と多いが)。
それでも、あいつが周りを気にせず「魔法少女になりたい」といい続ける気概を、俺はそれなりに尊重していた。
そんなある日、一世一代の転機が訪れた。
弟が、何と魔法少女が町に現れたと言い出したんだ。
ちょっとした事件にどこからともなく現れ、妙ちきりんな見た目で喋る小動物に、超自然能力。
事件を颯爽と解決し、何処へと消えていくと、一部始終を目撃した弟は語る。
俺たちのイメージする、漠然とした魔法少女の要素は一通り備えていたようだ。
弟がクダラナイ嘘をするような奴だとは思っていないが、あまりにも現実味のない話だったので俺は冗談半分に聞かざるを得なかった。
弟は更に話を進める。
それを見た弟と仲間たちは興味津々で、正体を暴くため捜索に乗り出したという。
「おいおい……」
しかも、既に正体を突き止めていると聞いたとき、俺は脱力感を覚えた。
あまつさえその魔法少女を連れてきた時は、とうとう椅子からずり落ちてしまった。
そんな弟たちの実行力に呆れるとともに、連れてきた魔法少女の正体に俺は驚いた。
目の前で光を放つと、10歳前後の見た目だった少女は、十数秒で20代の女性に変身したのだ(いや、元に戻ったいうべきか)。
これまたフィクションにありがちな話がどんどん展開されていったが、目の前で実際に超自然能力を見せられた以上、信じるしかない。
魔法少女をやり始めて何年経つかとか、普段は何をやっているかまで言いそうになったところで俺は慌てて制止した。
そんな話したくもないだろうし、俺としても聞きたくはない。
「あの、魔法少女ってメンバー募集していたりしますか? なりたいって奴が知り合いにいるんですが」
これは、もしかしたらカジマの夢が叶うかもしれないぞ。
俺は急いでカジマに、家に来るよう連絡した。
断然、小林幸子だと思う。
彼女なら、アニメやゲームのキャラクターとも、ボカロとも共演して違和感がないし、
ARでもプロジェクション・マッピングでも、あらゆる最先端の演出にも対応できるはずだ。
もちろん、派手派手な装置(衣装)で世界の度肝を抜くのはお手の物だろう。
しかも、出てきただけで「あ! 小林幸子!」と日本全国の老若男女が盛り上がること請け合い。
パフュームやベイビーメタルだと、年配者の反応がいまひとつになると思う。
まあ、世界的には無名だろうが、どうせ、ロンドンでポールがヘイ・ジュード歌う、みたいな「世界中の誰もが知っている歌手が聞いたことある歌うたってる」というシーンは
だったら、「日本人なら誰でも知っている」人を堂々と出せばよいと思う。
多分、クライマックスでド派手演出の小林幸子が登場すれば、会場は異常に盛り上がるはずで、
その空気が中継でつたわれば、「ああ、なんかよく知らんが、このベテラン女性歌手はニッポンを代表する人気者なんだろう」ということは伝わるはずだ。
それで充分だろう。
なんか最初、報道で見かけたときは、うっとおしい「(自称)イケメン風ロン毛」で
髪の毛が耳にかかっているのと、襟足遊ばせているあたりが、そもそもチャラい国会議員だなあと思ってみてたんだが、
あれ、確実に散髪してるよね?
こういう場合「坊主にする」というのが、日本的反省の表現としてあるけれど、それとは方向性のちがう「身なり整えてきました」的な散髪具合。
そもそも社会人男性で耳に髪の毛かかっているというのは、業種によってはNGなわけで、
国会議員というのは、どちらかというと「耳出しとけ職種」な気がするけれど。
今回、その辺意識して散髪してきたのかもしれないが、それでも、スタイリングはかなりしっかりしてきたと思われるので、
あれだったら、ボサボサに伸び散らかしてたほうが、ああ、大変なことをしてしまったと思って憔悴しているんだなあ感が
見ている人に伝わるんじゃないかという気もするけれど、そんなことよりも「身だしなみを整える」方向に意識が進んでいたらしい。
まあ、「らしい」といえば「らしい」けれど。
昨日だったか、国会内で報道陣から逃走しているときは、まだ散髪していなかったようだから、
その後どこかのタイミングで美容室(絶対、床屋にはいってないはず)に行ったのだろう。
まさか、一世一代の記者会見になるから、髪の毛ちゃんとしなくちゃ・・・とか思って美容室に足を向けたんじゃなかろうが、
どんな気持ちで髪切られてたんかねえ。
1 オナ速の登場
先日電車でJKが「○○ちゃんはオナ中でオナクラに入ってた」なんて宣ってたが、これは断じてオナニー中毒の少女がオナクラで働いてたという意味ではなく同じ中学で同じクラスという意味だ。
しかしながら、タイトルにある「オナ速」のオナは今度こそオナニーのことであるから自慰マニア各位は安心するように。ただし、それはオナニー速報のことではなくオナニー速射でもなくて、残念オナニー速読でした。
勘違いされがちだが速読は特殊能力でもなんでもなく誰でも速く読めばそれで速読なのだ。速読の習慣の多寡によってスピードに著しい差があるため、まるで速読自体が超人技であるかのように思われているが何ともあほくさい話である。つまり、頭の硬い大人たちが速読という誰でも訓練なしにその場でできる素朴な行為を勝手に特別なものと考えて挙げ句の果てには不可能と決め付けて凝り固まっているだけの話なのだ。そしてそうした洗脳された可哀想な人を思い込みから救うための治療法をわざわざいかめしく速読法と呼称しているだけのことだ。
だからオナニー速読ではそういうくだらない風潮に小石を投げてもっと単純に楽しめよと訴えかける。つまり、オナ速は世にはびこる速読法の類いのものではなく、あえて言うなら読書の楽しみ方である。
まず声をゴリラにして叫びたいのは、このご時世読書の楽しみ方が画一化され過ぎているということだ。スローリーディングが近年もてはやされているが、それも読書の楽しみ方の一端にすぎない。スローリーディングの最も不自由な点はスローへの不必要なまでの拘りである。速さも遅さも両方大切なのに。
自由や個性という言葉を強調する人間に限って、単に不自由で没個性な自分のやり方を正当化したいだけで、自由や個性とは程遠いシロモノであるのはよくあることだが、だからと言って自由や個性を叫ぶのを止めてしまうと人間社会の硬直化に対する抑止力が女性の「硬いのはチンポだけにしてよね」という台詞しかなくなってしまうというジレンマがある。
こと読書に関しても、自由という名の不自由の押し付けであることを恐れずに私は言いたい。今こそ全人類が読書解放運動を起こすべきであると。読書にまつわる先入観を捨てて、読書を再定義&新発見していかねばならない。読書ってまだまだこんなもんじゃないぜってところを見せてやらないといけないぞっと。誰に見せるのかは知らないけど。
よく言われることだが、文字情報というのはそれ自体は画像よりも遙かに情報量が少ない。しかし、文字の意味するものを想像し推し量ることで初めて豊かな情報を含んだ感覚が読み手の前に現れる。換言すれば、想像力と推理力いかんで全くもって読書体験が違ってくるということだ。
したがって、みんな「読書」「読書」と共通する言葉で呼び習わしているけれども、その中身は「あなたとわたしでまるで違ってた」ということが当然あるわけである。
だから、異次元な読書に遭遇してもそれもまた1つの読書法であると寛容の心で迎えることにしよう。受容すること、それがあなたの読書を豊かなものにする。
ところで、何故オナ速という名前にオナニーが含まれるのかというと、読書にはオナニー的な側面が色濃いからだ。ここでのオナニーとは単なる自己満足の同義語ではなくて、胸を高鳴らせながら「オカズ」と呼ばれる情報を探して、良いオカズを見つけたら食い入るように「味わい」、「集めた」オカズからより興奮度の高い「妄想」を作りあげる、という一連の特徴を有する行為のことだ。
うーむ、改めて考えると読書ほどオナニーに酷似した行為はない。そう思わないだろうか?よく考えてみてほしい。
ここで、読書のような高尚で知的な行為がオナニーのような低俗で馬鹿な行為のわけがないと思う諸君は、エロ漫画やエロ小説から類推してもよい。具体的には、エロ動画→エロ漫画→エロ小説→小説→高尚な専門書というオカズの状態遷移図をイメージして欲しい。
そして実際にエロ動画を楽しむ時のような気持ちと心構えを保持したまま矢印にしたがってオカズを推移させてみるとよい。そうすれば、高尚な専門書もその本質においてはエロ動画となんら変わる所がないのが認められるであろう。ただし、チンコは出さずに楽しむこと。
なるほど読書は確かに限りなくオナニーに近いことが分かったけれども、賢明な諸君は既にお気づきだろうが、それでもただ一点、陰茎の有無という点が異なる。もうお分かりだろう、オナニーには陰茎があるのに読書には陰茎がない。
そしてこの一点のために、読書とオナニーの間には深い深い断絶が生じているのだ。読書という本来楽しい行為が文字通り去勢されて、無味乾燥なものに堕してしまっている。
若者の活字離れが叫ばれて久しいが、実は近年ではケータイ小説やラノベの隆盛によって活字と接する機会がむしろ増えているのだという。
それを知り、今こそ読書を復権する一世一代の大チャンスであると考えた私は、まず読書と自慰の間の橋渡しに取りかかった。そろそろいい加減に読書と自慰の両者は和解しても良かったのだ。誰もやらなかったから私がやった、それだけのこと。
3 これがオナ速だ
以上を踏まえ、オナニーとしての読書を前面に出した速読がオナ速である。
繰り返すが、これは速読法ではなく読書の楽しみ方である。速読法というもの自体が実にナンセンスなことは既に述べた。よって、従来の速読法を去勢されたものとして否定的に見る。全否定まではしないけど。
ではオナ速の方法を紹介しよう。オナ速に入門したはいいが何から始めて良いか分からないという新入生は必見である。ただし、技法論に終始して楽しみが失われては本末転倒だから、最低限の技法の紹介にとどめる。
それではまず、君はエロ漫画を速読する習慣を身に付けねばならない。オナ速は楽しさをモットーとするが、開放的な享楽の裏には必ず厳しい統制があるものだ。エロ漫画片手に厳しく行こう。
先ほどの状態遷移図を今一度見てもらおうか。エロ動画→エロ漫画→エロ小説→小説→高尚な専門書。
これを見ても分かるようにオカズカーストの最上位に位置するのはエロ動画である。最もオカズとしてのパワーが強い。
次がエロ漫画、その次がエロ小説と続く。困った時はまず身近な相談役のエロ小説先輩に聞く。それでも解決しない時はエロ漫画先生に、それでもまだ解決しない時はスクールカーストの最上位のエロ動画校長を用いれば良いのだ。
しかし君たちはまだ駆け出しのヒヨっ子なので、最初からエロ漫画先生の力を積極的に借りたほうがいいだろう。エロ小説先輩は気が優しいけどちと力不足だ。
さてエロ漫画の読み方だが、分かっているとは思うがチンコは出さない。そしてこれが重要なのだが心のチンコをしごく。
「ネットペニス」という言葉をご存知だろうか?かいつまむと、どれほど処女力の高い女性であっても2chの男どもの手にかかれば毎日妄想内で犯されまくりで、実質ネットごしに処女喪失したのと一緒じゃね?という話である。
この話で重要なのはネット上でも処女喪失が成立することではない。そんなことはどうだっていいことだ。
本当に大切なのは、バーチャル世界でもペニスが存在することの発見、そしてそこから論理的に導かれる、ペニスがあるならオナニーだって出来るじゃないか!という気づきである。
まだピンと来ない人もいるだろうから具体的に言おう。これをエロ漫画に置き換えると、物理的にはチンコを出さないけれども、精神的にはチンコを出してオナニーすればいいと。そういうことなのだ。
そもそもオナニーに物理的チンコは不要である。第一に物理的チンコは性感帯の一部に過ぎないし、第二にその性感というのも単なる快楽物質の分泌に過ぎない。言うなれば、チンコは快楽スイッチの1つに過ぎない。
その快楽スイッチが身体に存在するのは甚だ不便だと思ったことはないだろうか?心にスイッチを備え付けたい。思春期にそう強く切望していたのは私だけでは無いだろう。
それは可能である。可能なのだがそれに納得して貰うために少し説明しなければならない。
まず基本事実として、人間は適切なオカズさえあれば深いエクスタシーに達することができる。言い換えれば、物理チンコなどなくても純粋に精神的な手段で快楽が得られる。これをエナジーオーガズムと呼ぶ。
次に、オカズを物理的に調達しなくとも純粋に心の中で妄想するだけで、オカズとしての働きを十二分に果たすことができる。これは妄想を習慣としない人には信じがたいだろうが事実である。
以上何でもない2つの事実を確認したが、この2つからとんでもないことが分かる。純粋に精神的なスイッチを作ることが可能なのである。これを精神的チンコと定義する。
そして他でもないこの精神的チンコをしごくことこそがオナ速の極意なのである。なんだってー!? 要するに、心の中に精神的チンコと呼ばれる快楽スイッチを作り、それをこすりながら読書する。これがオナ速の全貌である。
4 オナ速の実践
とは言っても、精神的チンコをしごく感覚はなかなかつかみづらい。そこでまず感覚のつかみやすいエロ漫画から始めるのである。
その際にページを「読めないギリギリの速さ」でめくってほしい。読めるギリギリじゃなく読めないギリギリ。限りなくセーフに近いアウトで頼む。読めてしまったら従来の読書法に先祖返りする危険性が高いからである。
ギリギリ読めない速さでめくりながら読もうと努力するのだ。読めてきたらまたスピードアップして「読めないギリギリの速さ」にする。この繰り返しで少しずつ速くしていくこと。
勘違いする人が続出しそうなので言っておくと、これは一見すると速読習得法のようだが全く違う。速さは従来の読書を回避するためのものに過ぎない。実際のところ、速さが欲しいなら「読めないギリギリの速さ」にせずに最初からビュンビュン飛ばせばいいのである。それをしないのは速さ自体はどうでもいいからだ。
さて、読めないギリギリの速さで読もうと努力すると言ったが、その努力のしかたも大切である。絶対にやってはいけないのは、立ち止まること(停止)と目など身体を緊張させること(緊張)、である。
停止と緊張を避けるには、ページをめくる速さを一定にするとよい。淡々と流すようにリズミカルにページをめくる。理想はエアロバイクを漕ぎながらのタブレットによるオナ速である。これなら絶対に停止と緊張が起きない。
さてページをめくるリズミカルな動作は何かに似ている。そう、シコシコに似ている。あとは言わなくても分かるな?そう、めくる動作に合わせて精神的チンコをしごくのである。
合わせると言ってもタイミングが重要だ。ページをめくった次の瞬間、ちょうど紙面を視認した瞬間が黄金のタイミングだ。このタイミングでスイッチオン。ここから少しでもズレるとガクンと成功率が落ちるので注意しよう。タイミングをつかむには身体でリズムをとりながらやるのが良いだろう。コツをつかむのに1ヶ月は最低かかると思う。
成功すれば一瞬視界が明るく光って快感が生まれるからすぐそれと分かるはずだ。安定して成功するようになったら、今度は吹き出しのセリフも正確に読み取ろう。
それも出来るようになったらエロ小説に取りかかり、それも出来たらやっと高尚な専門書に進むことができる。長い道のりだが決して無駄ではない。全てはエロ漫画のように生き生きと読書をするためだ。
エロ小説や高尚な専門書の読み方もエロ漫画と基本的に同じだけど、しごくタイミングには少し注意が必要である。文章だけの本の場合、おすすめのタイミングは数行をまとめて目に入れてその次の瞬間である。一行ずつしごくやり方も試行錯誤したがどうもうまくいかない。数行ごとが良いと思う。
数行ずつのまとめ読みをマスターしたら5行、1/2ページ、1ページと増やすことになるが、無理に急ぐことはない。無理をしてオナニー性が薄れたと感じたら数行ずつのまとめ読みにただちに戻るべきだ。
ともかく、以上の方法を実践すれば新鮮な読書体験が得られるであろう。その感覚、喩えるならエロ漫画のような読書。何がエロ漫画だと思うかもしれないが、とにかくエロ漫画なのである。
5 将来の展望
これまでオナ速という一見不思議で実は本質を突いた読書法を紹介してきたわけだが、ここで衝撃の発表がある。それは、私たち人類は知らず知らずのうちにオナ速をしているのだ。なんだってー!?
例えば、美味しそうなシュークリームを見た時にパッケージをどんな気持ちで読むか考えてもみてくれ。思いっ切り精神的チンコをしごいてないだろうか?それは否定しようがないれっきとした事実だ。
気になる異性からのメール、面白そうなゲームの特設サイト、すごく注目してる新製品の情報、それらをどんな態度で読んでいるか?それはもう目を血走らせて食い入るように見ているのではないか?
そのような読書態度はエロ動画に対する態度と全く同じであることに気付いてほしい。みんなしごいて見てるだろう。
そのようなありのままの人間理解に基づいて情報社会というものを捉え直さないとダメ。これまでの無味乾燥な情報科学では限界があることは明白であり、古めかしい情報観は終焉を迎えようとしている。もう夢見る少女じゃいられない段階に来てるんだよ。
オナ速というのはそのほんの始まりに過ぎず、決してゴールではない。
※12月12日、末尾に追記。
ほどほどに広い敷地の中に、そこそこの歳の兄弟が、それぞれの家族と暮らす二軒長屋形式の住宅が建っている。
一方は小学校高学年相当、重度の自閉症を背負って生まれてきた男の子だ。食欲が旺盛で、小学校高学年相当にして、体重は
はや70㎏に近い。手加減なしに階段に足を踏み下ろすその振動により、夜中の二時にいきなり棟続きの家で棚からものが落ち
たりする。体形限定だが、イメージ的にジャイアンを思ってくれれば間違いない。奇声を上げ、庭で丸出しで放尿し、二階
ベランダからいきなりものを投擲し、庭石に植木鉢をたたきつけてかち割るなど、問題行動もときおり見られるが、基本的には
温和しいよい子だ。ジェントルジャイアン君。いや、バンドじゃなくて小説の方。
鉄道オタク嗜好があるらしく、五歳当時、事情を知らぬメーター検診員などが高い位置に増設されていた門の閂を掛け忘れた
千載一遇の好機を捉え、旅立った武勇伝を持っている。彼は四時間後に、隣接自治体で自由を満喫しているところを保護され
ている。この一件以来、敷地の門は常時施錠、メーター検診等は住人立ち会いの状態で行なわれるようになった。
増田の実環境に無謀なほど近いにもかかわらず、安い国産TVドラマのようなうさん臭いセッティングだ。
増田本人は甥であるジェントルジャイアン君については気の毒に思いつつ、正直なところかなりもてあましている。
どう接すればよいのか。
放尿するためにズボンを下ろしかけた状態のとき行き会えば、ジェントルジャイアン君は大変素直に制止を聞き入れてくれる。
一度、数秒タイミングを逸した際は、便所への移動と放尿、逐次的に実施すべきふたつの作業が同時進行となり、大いに困惑
させられたが。
一時は仰天させられた二階からの突発的な器物投擲や植木鉢の破砕も、負傷者が出るまでもなく、徐々に収まりつつあるように
見えるし、過去数年は全裸の庭徘徊も、少なくとも増田の知る範囲では発生していない。
深夜の鳴動も、実害はほぼないし、放置しておけばよい。ここが賃貸で、相手が赤の他人であれば、一月もしたら血相替えて怒鳴り
込むだろう、とも思ってはいるが。
増田の地元、最寄から二・三駅ほどのところに、とある知的障害者更生施設がある。比較的軽い障害を負った通学者の中には単独で
通学しているものもいた。増田が大学の頃から数年にわたり、最寄からおそらくこの施設へと通学する、とある『地元の有名人』が
いた。流れのままにガニメアン君と呼称する。
--有名な理由?簡単だ。思春期に入ったガニメアン君は、ホルモンの命じるまま、己の欲求充足を試みるのだ。
あまりにもストレートに。
帰宅途中、身長170㎝、体重90㎏程度と大柄な(種族的な特性?食欲に規制が一切かからない所為か? - 聞くのが憚られるので
ここで書いてしまうが)は、数時間掛けて駅からの家路を辿る道すがら、ふさわしい交際相手を見出すと、まっしぐらに接近、躊躇
なく交際を申し入れるのが常だった。下は小学三年、上は今風の表現であればアラフォーと、ガニメアン君のストライクゾーンは
かなり広く、選好みもしない一方で、玉砕するとすっぱり諦める潔さも持ち合わせていたため、トラブルもさほど起きなかったようだ。
ごくまれに、数メートル先から意味不明な言葉を発しながらドスドスと足音粗く近付いてくる、目付きがいささか覚束無い大男を
見て、悲鳴を上げる女子中学生なども見受けられたものの、高校生以上の"交際相手"であれば初見でも難なく対処できたし、中学生
でも一度遭遇してしまえば次からは大丈夫だった。ただ、小学生にはいささか荷が勝つようで、増田自身、何回か彼に"お断り"をした
経験があるし、周辺の当初三校、後に増設されて四校となった小学校のPTAのあいだで物議を醸したとも聞き及んでいる。
--ふぅぅ…
『障害者施設建設計画で町内会が反対運動』の記事についての侃々諤々を読んで、なにやらネガティブな想念がこみ上げてきたのを中和しようと、不自然きわまる文体でやってしまった俺の負けだ。普段の状態に戻す。
障碍者施設反対自体については、別に意見を表明しようとは思わない。生暖かく見守っていた地元の気分も体験してるし、身内に障害者を抱えた人々の苦境と負担も、充分に理解しているからだ。
以上を踏まえた上で、
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.ehime-np.co.jp/news/local/20101208/news20101208221.html
ごセイケツに人非人どもを高所から切って捨てている各位には聞いてみたいことがある。
多額の銀行ローンを背負って一世一代の家造りをしようと思った場所で、自分の娘が、例えば体重差二倍くらいの全裸の、まあ要するに変な人に追い回される可能性が、わずかばかりでもと判った場合、各位は当然今のようなごセイケツなスタンスを貫いて、率先して入居するのだよね?家族にも当然言い含めて。
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まぁ、大体の想像を裏付ける結論が出たようなのでネタあかしをさせていただく。これは、憂さ晴しと推測を裏付けるための、大変ヒトの悪い実験を兼ねた記述だった。
前半。うちは現在座敷牢化しており、子供の出入りに不自由だし、ジェントルジャイアン君は実際にかなり迷惑なことをしたりもする。うちの娘のためには、明らかに良くない。
しかし、「ふぅぅ」以前の部分では「もてあましている」「どう接して良いのか判らない」「困惑させられた」「仰天させられた」という俺本人の感想を除き、「基本的には温和しいよい子」「玉砕するとすっぱり諦める潔さも持ち合わせていた」という肯定的な記述を織り交ぜた上でネガティブな記述を極力排して全て事実に即した記述を心がけた。
俺本人の感想は、ごく自然なものだと思う。当たり前だ、俺には彼が理解できないし、下げたズボンびしょ濡れにしながら指示に従ってくれるなんて誰が思うか。それに目の前に突然トミカとかが落下すれば、大抵の人間は仰天する。それとも、俺を差別者扱いしてる人、こういうの平気?
後半のガニメアン君については、同じく子供から見れば明らかに巨大で威圧感がある。おまけに、彼に抱きつかれそうになれば、小学生は泣いて当たり前だと思う。PTAで騒ぎになるのだって当然、ならない方が変だ。地元が生暖かく見守っちゃダメなのか?
しかし、これについてもネガティブなフレージングは一切していないつもりだ。
こんなしち面倒臭いことをしたおかげで大変消耗したわけだ。にもかかわらず、ブコメを見ると、当たり前のことを感情抜きで書いている記述のはずなのに脳内補完して、そこに差別を見出している人が一部見受けられる。トラックバックの増田にはほぼそういう傾向が皆無なのにも係らず。これは、増田の読解力の方が高い、ということなのか、そのほかの誤読をした人がこれといって見受けられないことからも明らかなように、俺の大嫌いな『差別レーベル愛好批評家』各位の読解力だけが傑出して劣っているからなのか、どっちかなんだろう、きっと。
それとも、障碍者についてはたとえ事実であろうが、不利なことを一切書くのはまかりならん、とかいうものすごい基準なのか?
今後の参考のため、魚拓http://megalodon.jp/2010-1212-2322-16/b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20101210153318を作成の上で
最後に、サンプリングにご協力いただいた各位には厚く御礼申し上げるとともに、うらの真意まで読み取っていただいたWhat_a_dudeさん(考えてみて欲しい、障碍者施設が充実し、偏見が解消されなければ、兄弟の世帯や娘も含めて我が家の負担は今後も増え続けるのやぜ、俺が自分の馘締めてどうする)、満点回答を提示してくださったWintermuteさんほか、文意をきちんと把握できておられた方々に敬意を表したい。
ここに至るまでに色々な人の結婚ブログとか結婚準備のサイトとか
掲示板とかいっぱい見てきた。
■私:若干貯金(世間一般からしたらゴミみたいな金額)ある。そんかわり夢はあんまない。いい歳
■旦那(予定):貯金がない。少しとかじゃなくてゼロ。そんかわり夢はすごいある。いい歳
俗に言う夢を追う人ってわけじゃないよ。ミュージシャン目指してるとかそういう。
別にお金使う趣味もないしギャンブルもしないし何に使ってんだろうと思って観察してたら
食費がすごかった。一日に5000円くらいつかっとる!食い過ぎ!!体にも悪い。
だから毎月2万くらいしか貯金できないと言い切られたんだ。
それなりに言い合いになって「もうちょいなんとかなんだろ!自分の腹の虫くらい制御しろ!」と詰め寄ってみたが無理だった。
まぁもう言ってもしょうがないならしょうがないので、毎月それだけ徴収して貯金に回してるけど。雀の涙。
なんで2万しか無理なのか。食いたいものが腹いっぱい食えないからってことだろう。
じゃあ結婚して私が節約レシピとか考えてごはんを作るようにしたら解決すんのかな?
安い肉でモリモリおかず作って食ってもらう感じで。
結婚したら私に家計を管理してほしいって言うからほんとに自分じゃお金に頓着してないだけなんだろう。
書いたとおりの話。
こういうとこって男は一世一代見栄はるもんでないの?って聞くと
見栄張ってまで買ってそのあとの生活困窮したら馬鹿らしくないの?って返されたからなんか納得した。
でも困窮しても張る見栄はお前には無いの?って聞きたかったけど納得した。たぶん無いんだろう。
それを聞いた義母がそんなことなら私のを使いなさい(涙)と彼氏の生き方じゃ一生買えないようなでっけーダイヤが私のとこにきた。
結果オーライかも。でも実母に嫁に指輪さえ買ってやれない甲斐性なしなんて(涙)ってなって私困り中。
いや私は欲しいんだが。と言い合いになった。そしたら「でも買う金がないぞ?」
デター伝家の宝刀。まぁ金がないのに高級ブランドの指輪でもあるまいと納得しかけ(保留中)
人並みにゼクシィとか買ってきたら「げぇ高ぇこんなにかかるの?」と変な顔で笑う彼氏。
まぁ私も挙式は親の為だけに挙げるのと自分的記念にドレスだけ着れたらいい。多くを望まない。
お金があれば友人を呼んだ披露宴もいいなと思ったけど無い場合はここはあきらめるしかあるまい。
友達の数もお互い狭く深くだし個別にちんまり飲みに行くので良い。
すげええええ甘い。甘過ぎて失神しそうよ私って言うのをこらえた。
「今の家賃が8万くらいで家を買う場合毎月10万位の返済でもいける。」
そのほか諸費用やら生活してく金はどうしますかアンタ。私も諸事情で一旦退職するけどすぐ仕事探しますが
それまではあんたのそのふにゃふにゃの腕にかかってるんですよ!
とまくし立てそうになるのをこらえた。夢にきらきらの目が無理だった。
けど賃貸で高い家賃払うよりその方がいいんだろうか。ドリーマーに惑わされる自分が怖い。
ある日突然彼氏の顔がすげえぶっさいくだなと思った。
あれなんだっけこの顔のどこが好きだったっけ?と思うくらい。
だけどここはたぶんお互い様だよね。お前ぶっさいくな顔すんなよーと言われたことあったし。
あの時はムカついたが気持ちがわかってニヤニヤした。
今。
結婚するのか、しないのか。この人と別れるのか別れないのか。
こういうのがマリッジブルー?でもマリッジブルーってのは何もかも決まってる花嫁がなるもんなんでしょ?
私なーーーーーんにも決まってない。
わかってるのは金がないということだけだ。
ただ、金は無いけどこの人と生きるのは楽しそうだ。
苦労は死ぬほどしそうだけど、愛はありそうだ。
食欲浪費だから自分がしっかりすればなんとかなりそうだ。
けどやっぱ何かあったときに金がほとんど無いってどこまで危険なんだ!?
という感じで毎日悶々する。
貯金1000万ある人と結婚する場合こういう悩みは無いってことだろうかね?
楽ちんでうらやましい。
西川史子先生はすげえでかいダイヤして「女性はみんな私を見習いなさい(ニコッ)」なんて笑ってたけど
いつもの意地悪そうな顔じゃなくてシワワセそうな良い顔だった。
あ。彼女の場合はどちらもあるのか。
とりあえずサマージャンボ当たる予定だから買いに行きます。
以下はひよっ子の妄言である。
そろそろ大学生活も終わりというところで、ふと思う。
大学内外にたまに飲みに行ったりして「あーでもないこーでもない」と話し込む程度の女性の友人は少なくない。
思い返せば、1年次、3年間の男子校生活を終えた私にとって、大学生活とは非常に眩いものであった。
女性がいると場が非常に明るく、男のみで騒ぐのも悪くないが、やはりそれとはまた別格の楽しさというものがあった。
私はある割とまじめなスポーツサークルに所属し、その後学年の牽引役としてのポジションを固めていったのである。
その過程で、男子校の気質であろうか。思えば、それが間違いの源であったのかもしれない。
頭の固い私は恋愛に疎い。ただ疎いだけなら失敗のしようもあるが、恋愛の失敗はサークルを崩壊させる可能性のあると思い込んでいた。
しかし、恋愛とは疫病のようなものである。
私はとある女性にコロっとやられてしまったのである。
無論、振られた。完膚なきまでに叩きのめされた。己の打算と底の浅さを思い知らされた。ちなみにその女性は重度の腐女子であったことが後に判明する。
元々、サークルからは消えつつあったその女性はその件の後、やはり疎遠になってしまった。
私は泣いた。実際には泣いていないが、心の涙を流した。そして、自らサークル内恋愛の禁を一人、心の内で誓った。
そして、私は「恋愛」という事象について深く思い悩むことになる。
その後、さらに、恋愛ごときで精神を耗弱させるなど、軟弱者のすることよ!と童貞をこじらせていくのだが、それはまた別の話。
かくて、自らの恋愛ベタをただただ己のスペックと性格の問題と決め付けた私は、恋愛などその1年次の一回のみ。
4年次に至るまで本当に食指も動かなかった。
が、実際のところ恋はしていたのかもしれない。
その内に友人らは着々と己が欲望と策略に従い、恋人を作っていった。
幾度となく、男女ともの友人から彼女を作らないのか?と問われてきた。
その度に「気に入る人がいないし、気に入ってくれる人もいない」とのたまってきたわけであるが、
女性を見ても、どうしてもある女友達と比べてしまう自分がいたのだ。
その女性には2年次の初めより、私もよく知っている彼氏がおり、両者の喧嘩を仲裁するほどの付き合いをさせてもらっている。
仲がいいときの両者は非常に仲睦まじいが、そうでない時は非常に険悪である。それでも付き合いが続いているのだから、相性はいいのだろう。
そして女性の方は非常に出来た人である。決して美人ではないが、包容力と優しさをたたえた顔つきであり、プロポーションは良い。
各方面の文学に通じ、映画等サブカルチャーに関する造詣も深い。
料理はおおざっぱであるところが玉に瑕であるが、非常に懐が深く、また、他人の悪いところはきっぱりと「悪い」と指摘できる女性である。
隣の芝は青く見えるものだと笑っていただいても結構。だが、私にとってはマイ女性ランキングの五指に入るような女性だ。
そんな女性とどうしても出会いのある女性を比べてしまい、恋愛に至らない。
そうこうしているうちに卒業である。
社会に出れば出会いは多いと人は言うが、どう考えても私の理想は高い。
ネットを見ていると、
「運命の人がいる」
「自分のことをわかってくれる人がどこかにいて、まだ出会ってないだけ」
「だからガツガツ恋愛しない」という言説が強いなーって思う。
そんな一世一代の恋ができたらそれがいいが、凡人にそんな波乱万丈な展開はそうそう回ってこない。
それに、異性に対して発想が両極端。
100%良いか悪いか。処女信仰しかり、白馬の王子様幻想しかり・・・
他人なんだから、いい面もあれば悪い面もある。
だからどんな人と恋愛しても衝突は避けられないし、
お互いが気がつかないレベルで、無意識に悪い方面にいってしまうことがある。
だから『運命の人』も悪いところが当然あるということを理解しているのだろうか。
完璧を求めるあまりに、周りの人をきちんと理解していないだけなんじゃないの?って思う。
それにどんな良いところがある人でも、相手にうまく伝達させられる能力が必要。
だから、『恋愛にガツガツ』しなくて良いけれど、
じゃああなたの良いところって何?それって見てわかるものなの?ってなったときに
うまく伝えられるような生活をしないといけないんだよね。
あと年齢が幼い時の恋愛は「恋愛ごっこ」って揶揄されるけれど、
あながち不必要なものではないと思う。
片方だけが恋愛感情を持っているときの苦しさや、どうやったら自分を見てもらえるかの試行錯誤。
気持ちが通じ合ったときの幸福感や、それが冷めてしまったときの喪失感。
うわべだけではない恋愛をするには次にどうしたら良いのかと自分に問う姿勢。
相手を真に尊重するとはどういうことか・・・etc
こういうのって、最初から理解できるのが理想だけれど
何回か経験しないとなかなか学べないものだと思うんだよね。
「先のない恋愛」を嫌う人もいるけれど、その時何かを得たとすればそればそれで尊いよね。
小中学校の淡い恋愛体験や、高校〓大学の自由度の高い恋愛でそういうことを学んでから、
生涯の伴侶となる人を見つけられればいいんだろうなって思う。
私は今20代だけれど、
回りの話聞いていると、“恋愛初心者”もとい“コミュニケーション初心者”が意外といるんだなって思う。
相手とのレベルが違うと、当然求められるものが高すぎてパニックになるんじゃないだろうか・・・
それって結構難しいよね。
もうさ、38歳だよ。手遅れだよ。うつ病でクビになってから仕事をする気も起きないし。
この歳になると、恋愛=結婚って考えがちになるんだけど、まずそれが許せない。結婚して子供を設けることに何の期待も持てないし、こんな俺が育ててしまっては、決して良い人間に育つとか思えない。それより、性格の不一致とかいわれて離婚され慰謝料を請求されるのがオチだ。なんで相性の良いカップルが成立するのか絶対にわからない。一世一代のバクチだろそんなの。離婚しないカップルってのは偶然でしかないとしか考えられない。
だからといって、某加藤みたいに「殺してやる!」みたいな考えにも至らない。死にたいとは考えないけれど、生きていても何もないと感じる。この世に未練があるとすれば、せめて、一度でいいから、恋愛したい。萌えを実体化したい。それだけだな。
いま・ここからはどうしようもできない問題を、まだ、手放せないでいます。それを強く胸に抱き込めば抱き込むほど、それの突き出た刺が自分に深く刺さると分かっていながらそれを解放できないでいる私は、自分を傷つけるよろこびに満ちあふれたマゾヒストみたいに鬱陶しいでしょう。いつまでも自分の大過去にこだわってばかり、いつまでも自分の苦しみや痛みやつらさや怒りにのみ心を注いでばかりいる私が、理解できないんでしょう。あなたはきっと、「早く忘れなよ」といいたいんでしょう。そんなものは覚えているだけ自分を害するから、その記憶ごと忘れてなかったことにしなさいと、いいたいんでしょう。
「悪い犬に咬まれたと思って忘れろとひとはいう」―だけどあなたは犬に咬まれたことを本当に忘れられますか。
あなたが捨てなさいといっている時間は、まぎれもなく私のものです。あなたが目をつぶりなさいといっている日々は、ごまかしようもなく、実際にあったことです。あなたが知りたくないといって切り捨てようとするその大過去は、それは、私の肉の一部です。あなたが私から切り離そうとしているのは、私の腕、私の耳、私の鼻、私の腹、私の足、私の血と肉と骨、そのものです。あなたが忘れ、捨て去ろうとしているものは、切断された、まだ温かい、まだ生きている、私の一部です。
こうやって書くのは、ずるいでしょう。「つらいのはお前だけじゃない」なに、私もそのくらいのことは、知っています。私はあなたに、理解を迫るつもりはありません。私はあなたに、私の傷の手当てや、私のえぐれたところの補修と修繕や、不足しているものの埋め合わせや、そんな面倒で図々しいお願いをするつもりは、ありません。私はただ、あなたに、知っていてほしいのです。いままであなたが耳を塞ぎ、知りたくないと切り捨ててきた私の血の通った時間のありさまを。
それは気持ちの悪い話です。だから、あなたが知りたくないのも当然でしょう。私がどんな男とどんな風に寝て、どんなひどいことをされて、どんな風に手首を切ったり薬をのんだり、祈りの姿勢で便器を抱いたりしたか、黄色いヨーグルトを酒で流し込んだあと、真っ白というよりはむしろ灰色に近い天井と病室の中で運悪く目が覚め、管と管のあいだで力なく横たわっていたひからびた私が、そこからどうやって、今の今まで、死にたい心をなだめすかし、ごまかし、騙し、つまずき、転びながらここまで泥だらけになって走ってきたのか。そんな身勝手で鬱陶しい、自己憐憫と自己欺瞞と被害者意識とにまみれたぐちゃぐちゃの黄土色の吐瀉物みたいに饐えた匂いのする時間から、あなたが目を伏せ背を向けるのも、致し方ないことです。
それでも、私は、私の一世一代のわがままをあなたに押しつけて、いいます。私は、あなたに、知ってほしいのです。他の誰でもないあなたに、私にあったことを、知っていてもらいたいのです。理解しろとはいわない、慰めろとはいわない、私を傷つけないと約束しろだなんて、もちろんいいません。私があなたに望むことはその一点を除き、何もありません。理解することは誤解することであるし、共感も同情も、安っぽい傷の舐め合いに過ぎません。そこから何ものをも生み出しません。それは恐ろしくくだらない、一人では立てそうにない弱り切った甘えたが生み出した、愚かでみじめな、他力本願の妄想に過ぎません。
それでも、私は、あなたのそれが欲しいんです。理解なんかしてくれなくていいんです。分かってなんかくれなくていいんです。同じものを味わわせて、あなたを苦しめたいわけではないんです。あなたに傷ついてほしいわけではないんです。ただあのときの幼い自分に、あなたに、味方になって欲しいんです。あなたが、私の時間をただ知っていてくれるというだけで、それだけのことで、大過去のなかの私も、現在に生きる私も、すごく勇気がでるんです。誰にも泣き声が聞こえないように、誰にも泣き顔をみられないように、心を砕き身体も砕いていた私という人間がいたことを、あなたに知っていてほしいんです。
といって、あなたに、特に何をして欲しいというわけではありません。あなたにしてほしいことはただ、黙って、この話を聞くことです。どうか私から目を逸らさないで下さい。どうかみっともない私という人間を無視しないで下さい。私は、あなたに、頷いてもらいたいのです。あなたに、私を、認めてもらいたいのです。
生まれてから一度も恋をしたことがなかった。
だから、人を好きになる、という気持ちがどうにも理解できない。もちろん、それは異性に対する話であって、同性の友人達を大切に思える感情くらいはある。ただ、友人達を好きだ、というふうに感じるものと、たったひとり、誰か特別な人を好きだ、と感じるのとでは、そこには大きな違いがあるのだろう。
まだ高校生だった頃、友人とのおしゃべりの話題といえば、恋愛の話が大きくウェイトを占めていた。彼女達は、どこどこのクラスのだれだれが格好いいとか、どこどこの部活の先輩は、だれだれと付き合っているだとか、そういう話を好んでする。わたしはそういった話題が苦手だった。やっぱり、追随できない。わたしにだって、素敵な男の子を見れば、そのひとをカッコいいと思うことくらいはある。それくらいの感性は誰だって持ち合わせているだろう。けれど、やっぱり、カッコいい、と思うところで終わってしまう。それ以上先に気持ちが動かないのだ。好き、というレベルまで、感情が揺れ動くということがない。
好きって、どういう気持ちなんだろう。それは、とても甘いものなのだろうか。とても優しい胸の高鳴りなのだろうか。
そんな中で、友人達に恋人ができはじめると、自然とわたしは焦るようになっていく。好きな人と付き合って、買い物をして、映画を見て、笑ったり、喧嘩をして。みんなはとても楽しそう。幸せそうだ。けれど、わたしにはそれがない。なんだか、ひとり取り残されてしまったようで、ひどく辛かった。もしかしたら、わたしは一生このままなのかもしれないとさえ思えた。誰かを好きになることもなく、ずっとずっとひとりで過ごしていくのかもしれない。
わたしは自分に自信がある方ではない。性格が良いとは思えないし、容姿がいい方ではなかったから。成績だってごく普通。これといった夢も持っていない。どこにでもいるような、つまらない人間だった。だから、わたしが誰かを好きになることがないように、誰かがわたしを好きになることはないだろうと考えていた。
教室の窓際の席で、毎日溜息を漏らす。気づけば、曇った空を眺めている。そんな毎日だった。そんなわたしを見かねてか、ある日、友人が、どうしたの、と声を掛けてきた。
「なんだか寂しそう」
黒澤さんというその子は、クラスの中でいちばん大人びていて、柔らかな笑顔が魅力的な子だった。年は同じなのに、彼女と会話をするとき、わたしはいつも、まるで先輩や年上の人と会話をしているような気分になる。不思議な子だった。
帰りに喫茶店に寄って行こう、と彼女に誘われた。わたしはそんなに寂しげに見えるのだろうかと、歩きながら考えた。
わたしは寂しいのだろうか。
寂しいと思ったことなんてなかった。家族にも友人にも恵まれていた。けれど、わたしの表情は、きっと、寂しいものなのだろう。喫茶店の窓ガラスに映る自分の顔を見ていると、なんとなくそう思える。
黒澤さんは聞き上手なのだろう。彼女と話をしていると、黙っているべきことや、些細な事柄ですら、なんだか話したくなってしまう。心の中に溜まっている淀みや晴れない鬱憤を吐き出したくなる。話を聞いて貰えるひとが目の前にいることは、ささやかな幸せに思える。わたしは、人を好きになったことがない、という話を彼女に零した。
「どうしたらいいと思う?」
「どうにかしなくちゃいけないの?」
「だって……」
「人を好きにならないといけない。そんなルールはどこにもないでしょう。それはそれで、別にいいと思う。そもそも、誰かを好きになるって、無理を通してまでして得る感情じゃないでしょう。そうやって人を好きになっても、それは相手に失礼なんじゃないかな」
「そうかな……」
「周りのみんなが色恋沙汰に夢中になって、取り残されていく気分はわかるけれど。そういう流行というか、流れみたいのに乗りたくて人を好きになりたいっていうのは恋の本来の目的とズレてるよ」
「それは、そうだけど」
けれど、わたしは納得できなかった。周囲の子たちのことなんてどうでもいい。わたしはただ、このままひとりでいるのが怖かった。それがいちばん強い気持ちだった。
「恋ってね、女にとっては一世一代の大勝負なんだから。少し古臭い考えだと思うけど」黒澤さんはちょっと笑った。「人を好きになることに、余計な考えが混じっていたら、それは駄目」
「寂しいから、人を好きになりたい、というのも、駄目ってこと?」
彼女は微笑んで頷いた。わたしは少し、俯く。なら、どうしたらこの寂しさ、いいようもない不安から逃れられるのだろうと考えた。
「人を好きになりたいのなら、自分を好きになりなさい」彼女はコーヒーのカップを口元に運びながら言う。「誰かを愛することって、自分を愛することなんだよ。自分のことを好きになれないのに、どうして他人のことを好きになれるのかしら? もっと、胸を張って、顎を上げて、視線をまっすぐ伸ばして、生きていくの。自分を愛して、好きになる。それが恋のはじまりなんだから」
俯いていたわたしは、少しだけ眼をあげて黒澤さんを見る。彼女は少し意地悪そうにわたしを睨んでいた。
その視線が、胸を張って、顎を上げて、自信を持て、と言っている。
自分のことを、好きになる。
それは、自信を持て、ということだろうか。
「まずは自分に恋をするの。自分を愛して、自分を好きになっていく。そうすると、どんどん他の人のいいところが見えて、世界が変わってくる。そうして、どんどん、他人が好きになっていく。もっとね、ナルシストに生きるべきなのよ、人間は」
それから、三年が経った。もちろん、こんなわたしだから、すぐに自分を好きになるなんて無理だった。可愛げもないし、勉強だってできないし、困難な壁には、すぐに挫けそうになる。
だから、せめて、自分を好きになろうと努力した。可愛い服を探して、化粧のテクニックを身につけて、髪型を変えて。たくさん勉強をして。すぐにあきらめないで、本当に倒れるまで、歩き続けるように。
嫌いなところを、一つ一つ、消しゴムでこするように、磨いていく。
あれから、三回、恋をした。もちろん、失恋もした。最初の一回は、男の子に告白をされたからだった。別に、その子のことが好きだったわけではないのだけれど、わたしは彼の言葉になんとなく頷いた。今では、それでよかったと思っている。
そうして彼と付き合っていく内に、わたしは彼の良いところに気づく。悪いところにも気づく。自分の長所と欠点を知るように。そうして、新たな発見をする度に、まるで長所を伸ばした自分を褒めてあげたくなるような気持ちに似て、彼を好きになる。
良いところも、悪いところも。
すべてを含めて、どんどん知って、それがなんだか自分のことのようにも感じて、そしてそれらを愛しく思う。
ああ、人を好きになるって、こういう気持ちなんだと、初めて知った。
人を好きになるって、知ることなんだ。その人の気持ちを、考えを、意見を、癖を、どんどん知って、胸いっぱいに吸収していくことなんだ。それは、決して受動的な感情ではなくて、とてもアクティブな想い。その人を知ろうとする。最後まで知り続けようとする。それが「好き」ということなのだ。
あれから、黒澤さんとこんな話をした。
「恋愛って、要するに試用期間なんだよ。試しに付き合ってみて、相手の良いところが見えたら、そこを好きになって、そうして愛していく。もしかしたら、お互い合わなくて、好きにはなれないかもしれない。そうしたら、試用期間は終了。次の恋へ、って感じに。ものは試しじゃないけれど、結局、人間の良いところって、実際に触れあわなければわからないんだよね。だから、何度も何度も、試用してみる。それが大事」
「黒澤さん、前に、恋愛は一世一代の大勝負って言ってたじゃないですか」
「そう。試用だからといって、手は抜かない。毎回が大勝負なんだよ」
今、わたしは鏡を見ている。唇にピンクの紅を引いて、ほんの少し微笑んで、自分の顔を見詰める。
今、わたしには好きな人がいる。愛している人がいる。
それと同時に、わたしはたまらなく、自分が好きだ。自分を、人を愛する気持ちを、誇りに思う。
それはきっと、恋が授けてくれた、唯一無二の自信なのだろうから。
*
ついでに言うと、主題というかネタは増田を眺めてて思いついた。また、書いたことと中の人の恋愛観は違う。
ブクマしてくれる人が地味に増えて、少しうれしい。増田はいいところだなぁ。
ブクマしてくれる人がいる限り、書き続けよう(とかいってネタ切れしそう/してくれるひとがいなくなる罠)。
追記
↑が、ブクマ狙いっぽく捉えられてしまうことに気付いた/指摘された。今では後悔している。
意図としては、「気に入ってくれた人が一人でもいるなら、書く気力が湧いてうれしい」というだけだ。
今では後悔している。
この間スーパーへ水を汲みに言った。あの、最近あるじゃんな。会員になるとペットボトルさえ買えばタダでもらえる奴。この間、俺がいつものようにそれをセットしてると、隣の機械の前で、なんか女の子が悪戦苦闘してたのね。で俺は何度もここに来たことがあるんでピンときた。その2号機は結構前からめっちゃドアが固くて、一度閉まるとなかなか開かんのよ。開けるのにはちょっとコツがあるんだけど、多分この子はここ初めてなんだろうなと思って、俺的には信じられないことなんだが、なんか声かけちゃった。かけたっつっても「あ、そのドア、固いんですよ」とか言っただけなんだけど。俺も最初はそのドア開けるのに苦労したもんでなんかぽろっといっちゃったわけ。非モテ的にはこんな言葉言うことすら正直俺よくやったみたいな感じでレベル低くて申し訳ないんだけどとにかく言ったわけ。
「あっ、そうなんですか」
「コツっていうか、開けるにはここをこういう風につかんで、ガッとやると、開きますよ」(実際に開けてみる俺。この時点で既に緊張しまくりだよ。情けねー)
「あ、ホントだ。すみませんー。ありがとうございます」
「あ、いやいや」(早口すぎて我ながらキモい)
そんで気付いたんだけどその子なんか普通に可愛いのよ。ヤヴァイ。目合わさなかったからわかんなかったけど最後チラっとみたら普通に可愛い。ヤヴァイ。普通の、なんか可愛い若い女の子と俺はなしちゃったよ……ヤバくね?とか軽く興奮しながら帰路についた。
そしたら帰り道になんとその子と会った。でまたつい俺「あっ」とか言っちゃって、相手もそれで気付いて、「あっ。さっきはどうも…」って会釈してきた。で、普通ならそこで「どうも…」とか言い合ってなんとなく別れるとこだけど、俺も今いるだけで滅茶苦茶緊張してるからそうしたかったけど、でもなんかその時、ここで別れたらもうこの子と二度と喋れない!と直感的に思ってしまってさ。そんで俺的には最大限の勇気を振り絞り、会話を続けようとしてみたわけ。
「あっ。もしかしてこの辺なんですか家」
でもその台詞がなんか微妙なチョイスなわけ。なんてったって非モテだから。いった後に「若い女子に住所聞いてどうすんだよ…初めてあった見知らぬキモ男が言う台詞じゃねえ」って気付いて汗出てきたんだどその子が案外あっさりと
「あはい。この通りなんです」
とか言っちゃって、俺は逆にこの子大丈夫か……もしかして箱入り娘か……俺みたいなキモ男にそんな事言っちゃダメだよ!とか思ってしまった。でも、この通りっていうと多分俺と家超近い。だからつい
「えっマジですか。俺もですよ」って言って、なんとなく二人で歩いた。周り人いないし、一度挨拶しちゃったし、今更無視しあって同じ道歩くのもなんか微妙な空気だったから。でも会話が続かない。当たり前だけど。全然思いつかない非モテの悲しさ。でも搾り出して
俺「あのー学生さんですか?」
女の子「そうですよ」
俺「高校生?」
俺「え!あ、すんません」(俺の脳内「ぎゃあああああああしくじったあああああああああああああああああ」)
俺「……あ、でも俺も大学生なんですよ。年近いですね」(俺の脳内「ってまた俺女の子に年の話題しちゃった氏ねえええええええええ」)
女の子「え、何年生です?」
俺「あ、に、2年です」(俺の脳内「なんで噛むうううううううううううううううううう俺えええええええええ」)
女の子「えーっ。私も2年ですよー。どこ大ですか?」
俺「あ、○○大の……」
女の子「えー!!私とおんなじだー!」
これには俺もびっくりした。ていうかなんか静かに超興奮してる俺。こんなに同い年の女の子と会話続いたの初めてだから。
俺「え。マジですかwwwwwwww」
それにしてもコレで話のネタが出来た!!必死で大学の事を話す俺。何か食堂まずくないですかwとか学部どこかとか、テンパっててよく覚えてないけど話した。学部は違うみたいだったけど、俺的には会話がなんとかなったほうだ。そんで先に俺の家についたんで「あ、じゃ、ここなんで」と言った。
俺「あうん……実家が○○だから」(別に言わなくてもいい事を言ってしまう俺)
女の子「へー」
俺「き、君も一人暮らし?」
俺「へー。いいね、こんな都会が地元って」
マンションの前の玄関で女の子と立ち話だよ。この俺が。何?これ。多分一生分の運使った。
ていうか……俺……ここでメアドとか聞いてもいいんじゃね!?
寧ろ聞くべきじゃね?!だって聞いておかないと、せっかく女の子の知り合い作れるチャンスなのに多分このままなあなあになる。気がする。でも聞けねーよ!!キモ!何この人……普通会ったばかりでメアドとか聞く?とか思われたらどうしよう……
とか考えてるうちに「じゃ、これから夕食なので…」「あ、うん。じゃ」とかいって帰っちゃったああああああああああああ
俺のバカ!!バカ!!!氏ね!!!!!!大体名前も聞いてない!!!!
そんでもういいよ…脱オタしたての非モテには限界だよ…ってハルヒの一巻読んで布団に引きこもる俺。あーあの子ハルヒのコスプレしたら絶対可愛いだろうな……髪の毛そのくらいだし……
で次の日学校行って、ちょっと無謀っぽかったけどその子探してみた。大体今日その子がいつから来るか大体来るのかどうかすら定かじゃなかったけど。午前は見つからなかったんだけど、でも午後になんと見つけちゃったんだよ。
……ギエー!!彼女、女友達数人と歩いてる。無理だ……どう声をかければいいんだ……ていうかあからさまに非モテの正反対だよ。学生ライフエンジョイしちゃってる感じだ。サークルはいってイケメンの先輩と付き合って夏は予定びっしりでオシャレで成績優秀で家は裕福な家庭で一人娘で趣味は紅茶をいれることって感じの子だ。それに比べて俺、脱オタしたて、でもいまだ隠れオタ、サークルはいってない。友達少し。根暗。ネット大好き。基本一人。みたいな奴だよ。キモ男があの女子数人の群れに飛び込んでみ。「え…?何?この人…」「やだー。なんなの」的視線がささることうけあい。
そんでバレないように軽くついていく俺。するとある教室の前でその集団が止まり、その子を残して他の子が入室。今しかない!!!!と決死の覚悟でさも「今気付いたんだけど」風を装う必死な俺。
俺「あれっ」
彼女振り向く。
彼女「あ、昨日の…」覚えててくれたあああああああああ 当たり前かもしれんけど。
俺「そうですねw」
彼女「あ、この授業なんですか?」
俺「いや、もう今日は終わりました。あ、あのー」ここで○○さんは…と言おうとして名前聞いてない事に気付く。
俺「あっ、そういえば、俺ら名前知りませんねw」
彼女「そういえばそうですねw」
でお互いなんか名乗る。
俺一世一代の勇気振り絞る。
俺「あ…そういえば、携帯持ってます?」(普通持ってるだろ常識的に考えて…俺よ…)
彼女「はい」
俺「つ、ついでにメアド交換しません?」
言 っ た
ついでにって何だよって感じだけどとにかく言った
本当はそんなに長い間じゃなかったはずだけど異様に長く感じるこの間
彼女「いいですよー」
k
キタコレえええええええええええええええええええ
彼女が携帯を見せてきた。ストラップとかいっぱいつけてるのかと思ったら全然つけてない。意外とシンプルだった。俺は微妙にテンパりつつメアドを移す。何かの英単語っぽいのが含まれてるけどよくわからん
このあとってなんかよくわかんねーけど確かメール送ればいいんだよな?
俺「あじゃあ送りますね」
彼女「はい」
で無事交換終了。
彼女は図書館に用があるというのでそこまでちょっとだけだけど一緒に歩いて、そんで俺はそのまま帰宅。
部屋に帰って思わず叫んだ。ヤバイ。正直かなり嬉しい。いやもうなんか付き合いたいとかそういうんじゃなくていや付き合えれば付き合いたいけどまともに同い年の女子と喋れてメアド交換できたってことと知り合いになれたってことがなんかすげー嬉しい。ヤバイ。もしかしてキモいとか言われてるかもしれないけどそれでもあれだけ会話成立しただけで嬉しい俺は相当非モテだ。でもどうでもいい。とにかく嬉しい。
「そういえば、○○君は何かサークル入ってるんですか?」
やべえ!入ってない!話題ふくらまねえ!でも嬉しい!!!!
嬉しいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお