ネットを見ていると、
「運命の人がいる」
「自分のことをわかってくれる人がどこかにいて、まだ出会ってないだけ」
「だからガツガツ恋愛しない」という言説が強いなーって思う。
そんな一世一代の恋ができたらそれがいいが、凡人にそんな波乱万丈な展開はそうそう回ってこない。
それに、異性に対して発想が両極端。
100%良いか悪いか。処女信仰しかり、白馬の王子様幻想しかり・・・
他人なんだから、いい面もあれば悪い面もある。
だからどんな人と恋愛しても衝突は避けられないし、
お互いが気がつかないレベルで、無意識に悪い方面にいってしまうことがある。
だから『運命の人』も悪いところが当然あるということを理解しているのだろうか。
完璧を求めるあまりに、周りの人をきちんと理解していないだけなんじゃないの?って思う。
それにどんな良いところがある人でも、相手にうまく伝達させられる能力が必要。
だから、『恋愛にガツガツ』しなくて良いけれど、
じゃああなたの良いところって何?それって見てわかるものなの?ってなったときに
うまく伝えられるような生活をしないといけないんだよね。
あと年齢が幼い時の恋愛は「恋愛ごっこ」って揶揄されるけれど、
あながち不必要なものではないと思う。
片方だけが恋愛感情を持っているときの苦しさや、どうやったら自分を見てもらえるかの試行錯誤。
気持ちが通じ合ったときの幸福感や、それが冷めてしまったときの喪失感。
うわべだけではない恋愛をするには次にどうしたら良いのかと自分に問う姿勢。
相手を真に尊重するとはどういうことか・・・etc
こういうのって、最初から理解できるのが理想だけれど
何回か経験しないとなかなか学べないものだと思うんだよね。
「先のない恋愛」を嫌う人もいるけれど、その時何かを得たとすればそればそれで尊いよね。
小中学校の淡い恋愛体験や、高校〓大学の自由度の高い恋愛でそういうことを学んでから、
生涯の伴侶となる人を見つけられればいいんだろうなって思う。
私は今20代だけれど、
回りの話聞いていると、“恋愛初心者”もとい“コミュニケーション初心者”が意外といるんだなって思う。
相手とのレベルが違うと、当然求められるものが高すぎてパニックになるんじゃないだろうか・・・
それって結構難しいよね。