はてなキーワード: スライドとは
どうやらChatGPTを使ったのがまずかったらしい。こちらから言わせてもらうと、ChatGPTを使って解決できるような課題を出してるあんたらはどうなるんだよ。
クソみたいなスライドで、クソみたいなテスト作ってる教授、普通にいやな気持になるからちゃんとしてくれ。誰もあんたの研究室行きたがらないぞ
google検索の劣化について、首がもげるほど同意した。というか個人的にタイムリーすぎてびびった。
というのも月曜に、子供の自由研究みたいなの手伝って星のベテルギウスについて調べたのね。そしたら重さのところにkg以外にMみたいな記号があったから、なんやろって思ってiPadで「星の重さ M」でぐぐったら↓のサイトが2位ぐらいにひっかかちゃったのよ。(ほんとうはURL貼りたくないのだが)
https://planetariodevitoria.org/ja/espaco/quantos-quilos-tem-uma-estrela.html
で文章が変なのでAI生成くさいなと思いつつもちょろっとスライドしたら、brave(基本広告消してくれるブラウザ)で見てたのに隅の方に「私の口に〇液出したいですか?」みたいなエロ広告(画像自体は女性の口)がでてきて、えらいびびった。あーbrave貫通広告もあるのか、というかサイト自体が完全にアフィだったら1つや2つ貫通するわな・・・という新たな気づきを得ました・・・。
で、すぐ×ボタン押して消したんだが、このサイト駄目だねってなって他のマシなサイトを探した。(ちなみに答えは太陽質量といって、太陽の質量を1とした単位らしい。Mと変な記号(〇の中に点)をつなげて書く)
俺は表現の自由戦士だし、エロがダメって言いたいわけじゃなくてね。単に欲してないときに見たくないだけなのよね。で子供も本人が見たいなら止めないつもりだが、積極的に見せるつもりはないのね。だからpushで見せようとしてくる広告は本当に屑。そのアフィサイトを弾けない検索エンジンも屑だし。せめてbrave自体がアフィサイト自体を検索結果から弾いてくれればいいんだが、そこまではできてないもよう。
で、そのアフィサイトはgoogleだと出てくるのでデフォルト設定をbingに変えた。仕事で使ってる分にはbingよりgoogleの方がいい結果がある場合もあるんだが、今回の件で屑サイト率はbingの方が低いのではないかと思ってとりあえず様子見。
あとは、ホワイトリスト形式で*.jpだけ指定出来たら結構なアフィ対策(ドメイン代が高いのでアフィサイトが基本使わないはず。)になるんじゃないかと思うが、さすがに巻き添えで見えなくなるサイトが多すぎるかなと思う。
あとはブコメで挙げられていたBing Copilotとか有用そうなので今度使ってみたいと思う。
とりあえずBing Coplilotの厳密モードで調べるようになった。気楽に使えてノイズは少し抑えられる。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4749236552742528576/comment/PerolineLuv
もしみんなのおすすめ設定があれば教えてほしい。
beamerでスライドづくる!そうきめた。
まにあうかな。miktexをドッカーでやってるひとだけど、大丈夫か。
クラスファイルとかスタイルファイルがソースファイルと同じところにあれば
組版できるのか?
これだって、latextexなのよね?うまくいくよね。
さいきん文章もマークダウンでかいている。そのあと、latextexに変換している。そのあと組版して、PDFにしてる。
なんでもかんでもlatextexにしたい。そうおもっている。しかし、英語しかうけつけない。日本語latextexについてよいうわさをきかない。
「ボランティア」という、世間的に輪郭のあやふやな概念が邪魔にしかなってないな。
何も知らずにわけもわからず称賛したり叩いたりするネットの空中戦が現場の疲弊に拍車をかける。
個人か団体か社協仕切りの個人の集団か、どういうニーズがあるのか、そもそもニーズが集約されてるのかプッシュ型支援が必要な状態か、要素掛け合わせで全部事情は違うのに「ボランティアは是か非か」のワーワーに一元化されてしまう。
当然ながらいまは人海戦術のニーズも受け入れ体制もなく、しかし人手が足りてるのでもなく「被災者でもあるエッセンシャルワーカー」に限界が来てると。
そういうピンポイントのニーズはボランティアの枠組みはなじまないだろう。
被災地以外で現にその仕事をしてる人が十分な手当を得て一時的にスライドするしかない。
【画像流出】松本人志の性加害疑惑を告発した女性「本当に素敵で…」「最後までとても優しくて」会合終わりにスピードワゴン小沢に送っていた“お礼メッセージ” | 週刊女性PRIME
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.jprime.jp/articles/-/30467
松本人志「とうとう出たね。。。」https://twitter.com/matsu_bouzu/status/1743125444420137073
/これって本人、相手の同意不同意は別として、こういう遊びをやってることは認めてる、ってことだよね。
2024/01/05
これがトップブコメで「まーた始まったよ」というウンザリした気分になった。
ネットの全力擁護勢ですら「松ちゃんはそんなケガラワシイ遊びをしてない!事実無根!」なんてことは言っておらず、「まんこ二毛作だろ?」っていうのが論陣だった。
要するに「合意して体を売った女が後から告発するスキームだろう」っていう勘繰り(違ったら相当酷い言い草だ)。
松本人志やスピードワゴン小沢はそういうキショい女遊びをやってる。それはそう。
そうだろ?
だよな?
で今回。
事後に女の方からお礼を言ってるようなメッセージの画像が出てきた。
「これやっぱり合意あったんじゃないの?」って言われる材料だよな。
「素敵だった」って言わざるを得ない圧力を感じていたのでは。
それに、被害者って、自分を慰めるためにも「これで良かった」と思い込む傾向にある。
2024/01/05
「今後の芸能界でのお仕事に影響ある。わかるよね?」って事前に念押しというか脅されていたら
波風立てたくなくてこういうメッセージ送ることもあり得るし、そうでなく本当は楽しんでた可能性もある。
文春の続報待ち
2024/01/05
「圧力で言わされている」っての自体は全然有り得る可能性だよね。
(これらは「事前に言い含められてた」ってストーリーだから告発の内容とちょっと矛盾が生じるが、方向性自体は全然アリ)
“フリーライターと思しきアカウントが『芸人界隈から回ってきた』としてXに投稿されたもの” →クソ怪しいんですけどw
2024/01/05
「そもそも本物かこれ?」っていう。
「合意があったかなかったか」という当初のラインに沿った反論。
これは誠実。文句なし。
もう一回貼るぜ?
松本人志「とうとう出たね。。。」https://twitter.com/matsu_bouzu/status/1743125444420137073/
これって本人、相手の同意不同意は別として、こういう遊びをやってることは認めてる、ってことだよね。
2024/01/05
いやいやいや、そこは誰も争ってなかったじゃん。
事実自体が無かったらさすがに松本も「誰やこの女!知らない!」って即座に反論してるだろうし、さすがに文春もそこまで筋の悪いネタを報じないでしょ。
事実はあったという前提で「合意があったかなかったか」を焦点にしてたでしょ?全員が。
っていう仕草なんだよ。
これはマジでクソ。うんち。
まして「妻帯者がやるのは家庭人としてどうなの」って批判はあって当然。
でも今はそういう話してたんじゃなかっただろ?
だっただろ?
「あなたは妻子がありながら婚外セックスしたのを認めましたね!」とかいう
まるで別の論点にスライドして得点あげた風に振る舞う仕草、マジで議論姿勢としてうんちだろ。大便すぎる。
ただただ体裁的に「勝ってる」風を取り繕うためだけの振る舞い。
こんなことして何になる?
それ以前に、おしょすとおもわねが?
こういうブコメをおしょすとおもわねならおめーらもう二度とひろゆきの詭弁を非難なんかするな。
あの画像はなんかくせーっつーか、
文春もあんなので逆転KOされるほどぬるい裏取りで火の手を上げないと思うんだよなあ。
金賭けていいなら俺は文春側に張れる。ただの勘。
(あと単純に週刊女性より文春の方が能力高いと思うんだが、なんで週刊女性の一発で狼狽売りに走るのかね。)
お前等は早々に当初論点放棄して全然違う論点にスライドして逃げようとしたうんちの群れなわけだから。
文春が次のパンチ繰り出して形勢再逆転しても戻ってこないように。
本当にもうね、
こうやって論点スライドさせてまで「勝ってる風」出すだけの仕草するような奴ら、あらゆる議論に参加しないで欲しい。
最低限の能力もプライドもないわけだから、お前等は成人と認められない。人間社会のオミソであり排泄物。
おまえらのモラルはひろゆきと変わらんし、能力的にはひろゆきに遥かに劣るわけだから、たらこ型のうんちじゃねーか。
それはただのうんちじゃねーか。
真面目な文章を書く訓練をしたいなあ
社会人になって独学で勉強している時に考えをまとめるために文章を書こうとしたら、とっちらかった文しか書けないことに気付いた
添削してくれる人が身近にいる学生の身分というのは幸せなことだったのだなあ
上達するためには拙いなりに文章を書いて評価される場に出してボロクソに言われるしかないのだろう
気が重いぜ
「ねぇ、きもちいい?」
泉はいたずらな笑みを浮かべながら、僕の股間をさすってくる。きもちよくないわけないじゃないか。だけど、ここで認めてしまえば、僕は泉に逆らえなくなる。僕は泉の手をそっとどかして泉の顔を見つめた。
「それはどうかな」
精一杯抵抗した。泉は詰まらなさそうな顔をしてぷいっと拗ねてしまったようだ。僕はちょっと笑ったあと、泉の前に移動して、強引にキスをした。
「ん・・・!」
泉はびっくりしたようだ。僕は泉の唇に舌を入れた。泉は僕の舌を受け入れて、僕の舌と絡み合った。僕は泉の胸を揉みながら、泉の舌を吸い上げた。
泉の腕から力が抜けていくのがわかった。僕はそっと右手の中指を、泉のスカートの中に入れてみた。泉のパンティ越しに泉の秘部が濡れているのがわかった。泉は興奮している。僕は泉の秘部を指でなぞった。
「あ・・・」
泉は甘い声を出した。
泉は僕の手をそっとどかして、僕の顔を見つめた。泉は僕の顔を見つめながら、僕のズボンのベルトを外して、僕のズボンを下ろした。そして僕の股間のあれをじっと見つめて咥えてゆっくりスライドさせた―。
―
「だめだ!」
エロ小説家を目指すゆうたは、ここまで書きあげてきた原稿をくしゃくしゃと丸めた。次のコンクールまであと2週間。しかしゆうたは、まったくアイデアが浮かばない。ゆうたは、原稿を丸めたまま、机の上に置いて、机から立ち上がった。ゆうたは、部屋を出て、全裸でオナニーをし始めた。
「うう!!」
ゆうたはホテルの廊下に射精した。しかしそこには多くの人がいたのだった。ゆうたは恥ずかしくなって、すぐに部屋に戻った。ゆうたは、部屋に戻ると、すぐにシャワーを浴びた。ゆうたは、シャワーを浴びたあと、部屋のベッドに横になった。ゆうたは、ベッドの上で、原稿を書き始めた。先ほど起きた自らの体験を―
前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221402
そこまで希少な体験をしたつもりはないが、この時はまだ20代後半である。感受性は高かったはずだ。
F君が福祉課3年目の頃だった。人事異動で職員が何人も代わって、施設グループ内でも経験年数が長くなっていた。彼より長いのは、最初の方で述べた性格がキツイ女性のみだった。やはり性格がねじ曲がっていた。例えばF君が職場にあるコードレス電話にかかってきたのを取って、♀宛てに子機を渡そうとすると、手先を拒否的に振って嫌がっていた。
そうなると、F君は「仕方がない」という顔をして、相手方に電話を折り返す約束をして♀に電話メモを渡したりしてた。日本人だから、『穢れ』というやつを気にしていたのだろう。
この頃になると、F君も♀とだいぶ口論できるようになっていた。1年目の頃は、反論できなくなると、のらりくらりと躱したり、ハラスメント発言が出ると「待ってました!!」とばかりに悪態をついたり、後は会話を普通にスルーしていた。
この頃は、例えば……♀がキレて、「もう私に聞いてくるのやめにしたら? 必要なことでも今後はお前には教えん」みたいなことを言ったとする。そしたら、F君は「いいえ。相談に行きますので、その都度断ってください」と返した。
するとまた「もう来るなって言ったのわからへん?」となって、さらにF君は「その都度行きます。私の相談に答えるのは職員としての義務ですが、その義務を果たさない自由もありますから」と言ってた。メモに取ってるから間違いない。
うまいというか、ズルいというか。職場の慣習やルールと、自分と相手の課題というか、そういうのを見極めていたと思う。それで、♀はまたキレてしまって、「来るな!!」「いや行きます」の水掛け論になった。
♀「嘘つくな」
F「やっています」
♀「マジメにやってるように見えない。仕事はマジメにやらないといけないよね?」
♀「なぜ?」
♀「じゃー答えろや」
F「答えません。それは私が決めます」
♀「……お前をフォローする側にもなれや。お前の後輩が働かんかったらどうする?」
※♀側の意見。F君は仕事そのものはちゃんとやっていた。はず。
F「その状態でも一応は認めます。市民の利益に関することはフォローします」
♀「認めるなや、そんな屑」
F「ところで、仕事というのはマジメにやらないといけないんですか?」
♀「どういうこと?」
F「仕事ができなくても、別に死ぬわけでもないでしょう。北朝鮮やロシアだったら死ぬかもしれませんが。あと、その人が仕事をしなくても世の中は普通に回りますよね。仕事のクオリティが低かったら文句を言われるでしょうが、時間が経てば、世の中の評価基準がクオリティが低い方にスライドしていきます……それで仕舞いです。恐縮ですけど、労働者は仕事をマジメにこなさなくてはならない……まず、そういう基本的な思考から疑わないといけないのでは?」
♀「職務専念義務って知ってるよね。さすがのあなたでも。公務員って、身を粉にして働かないといけないって地方自治法に書いてあるよね。民間とは違うの」
F「そんなの壮大な建て前でしょ。第一、それって特別権力関係の理論(※)ですよね。すでに否定されています。公務員はサラリーマンの一種であり、自治体と雇用契約を結んでいる。その雇用契約の上に公法契約が乗っかってる。それが答えです」
※特別権力関係・・・昔は、一般職の公務員は会社員とは法的に異なる存在だったらしい(法治主義の原理の適用が排除されるべき存在)。今だと、行政法的には公務員は民間の会社員の仲間という扱いになってる。
「いいえ、仕事はちゃんとします。ただ、この世界には……仕事よりも大事なことだってたくさんあると思うんです」
♀「この、あっほっがあああぁっ!!!!」
F「ありがとうございます。自分の存在が肯定されている気分です」
空気感としては、F君は別にここまでひどいことを思ってるわけじゃない。けど、♀の叱責のやり方があまりに侮辱的で、彼は頭にきてるみたいな、そんな空気だった。
そして、またあの時みたいに、グループリーダーが「お前ら、うるさい!」と♀に怒鳴ったのだ……。その時だった、♀が急に過呼吸を起こしたみたいになって、その場に倒れ込んだ。苦しそうにもがいていて、F君も俺も、ほかの職員も駆け寄った。立ち上がることも難しい様子だった。
その場で救急車を呼ぼうと思ったが、「落ち着くまで待とう」というのが福祉課長やグループリーダーの判断だった。
一応はF君をフォローしておくが、彼は上のやり取りのような考え方は採用してない。断固として言える。普段の仕事振りを見てたらわかる。あくまで、経済社会におけるひとつの考え方(ひろゆきが番組で喋ってるみたいな……)に過ぎない。それが、彼も頭にきてたんだろうな……つい、ポロっと口に出てしまったのだ。
♀による日頃からの口撃に腹を据えかねていたのではないか。だから、悪態をつくみたいにして、相手の大事にしてそうな考えを、スズメハチの針でプチッと刺すみたいなことをしたんじゃないか。俺はそう思ってる。
こんなことを考えて彼に同意してる時点で、俺も公務員には向いてなかったのかもしれない。
それから約一年後になるが、その先輩女性は左遷された。2010年代が終わる頃で、世の中の動きはハラスメント撲滅に傾いていた。はてなブログとかでも、そういう方向性の記事がランキングに上がることがあった。
結局、勤務中に差別的な発言すらしていた♀は、上下水道局に異動になった。あそこは基本的に男しかいない。男性職員ばかり40人だったっけ? とにかく女性がいない部署だった。
こういうのは、人事からのメッセージのひとつだ。「あなたは間違ったことをした」というのと「嫌だったら辞めていい。むしろ辞めていただきたい」という二種類の。
ほかにも、辞めてほしい職員にはそういう人事異動を行う。1年単位での部署異動とか、逆に掃きだめみたいなキツイ部署に10年単位で張り付けなど、とにかくいろいろだ。介護家族がいる職員への遠隔地出向などもある。査定の低い職員は、60才になる年に再任用の届け出を出しても当局側から拒否される。
ただ、あの♀については可哀そうだった面もあるよ。体質的に感覚過敏とか、神経過敏みたいな症状があったのかもしれない。病気とかやってたのかもな。ストレスが溜まってたんだろう。
俺だって30代半ばだ。気持ちはわかる。けど、俺は勤務中にああいう発言をする職員はやはり許せない。青臭い考えかもしれないが。
この頃になると、F君はそこまで悪質な人間ではないのでは? という考えが生まれていた。職員に対して態度が悪いところはあるが、企業や団体を含めた市民の方を向いて仕事をしていたし、結果も出ていた。
《エピソード①》
まず例としては……この頃、大きな会議があって都内まで行ったことがあって、その帰りにF君と一緒に電車に乗っていた。で、都内ってやっぱりさ、半グレみたいのが多いじゃん。どこの市区かは地域差別につながるから伏せるけど。
その車両では、3人ほどの半グレみたいな連中が座席で大騒ぎしていた。酒を飲んでいた。アル中カラカラみたいにして。あれは新幹線で飲んでるからいいのだが、これは普通列車だ。
あまりにうるさいから、ほかに乗っていた主に高校生らもビビっていた。それで、半グレどもの1人が、「やってやるからな!」と大声を出したあたりで、F君が立ち上がって――別の車両の方に歩いて行った。
その途中で、目配せをしたんだよな。高校生らに。「この車両、離れろ」って感じで。で、女の子の方から前の車両に移っていった。いやあ、あれには参ったね。たまにはいいことするんだなって思った。俺には思いつかなかった。
半グレ風の男の1人は、気が付いたみたいだった。席を立つと、F君に近づいていって睨みつけた(さっき叫んでいた奴だ)。F君に視線を向けて、何十秒かバチバチとやりあった後で、元の席に帰って行った。途中、俺達が座っていた座席に痰唾を吐き出した。それも2回。
その後は俺達も前の車両に移った。それから何もなかった。無事に庁舎に帰ることができてよかった。
《エピソード②》
あとは、高齢者に優しい。公務中に、道端とかで爺さん婆さんに話しかけられることがあったんだが、F君はきちんと対応していたよ。ちょっと話して去るとかじゃなく、じっくり話を聞いてた。五分以上になることもあったかな。親切丁寧だった。ほかの職員にもあれくらい丁寧に接してほしい。
年配とまではいかないが、俺が休日出勤で警備員詰め所の前まで来た時、副市長とF君が一緒にいるのを見た。あの知性の鬼で知られる副市長が、F君と和やかな感じで雑談してたんだ。副市長がカードキー探してるところに、サッと自分のを差し入れて扉を開けてた。それで、「副市長、今日も休日出勤なんすねwwwwww」みたいにふざけてた。
《エピソード③》
あとは、なんだったかな。福祉事務所の仕事で、虐待を受けてる可能性がある市民を保護施設に連れていく仕事があった。暴力沙汰になっても大丈夫なように、若い職員が中心になって家にお邪魔する――虐待者がいない時間帯を見計らって。今回は午前中だった。
古風な家屋だった。半分空き家レベルの。職員数人でお宅の呼び鈴を鳴らすと、ちょっと事情ありげな(詳細は書かぬ...)お爺さんが出てきて、ああ、この人だなと思った。女性職員がお爺さんに説明を始めて、それではさあ保護施設へ……となったところで、虐待者と思しき人が乗った乗用車がこの住宅に帰って来るのが遠目に見えた。この丘陵地帯には家が数件しかなかった。
「まずい」と思った。こういうのは本来、うちの総務グループの仕事ではないから、自分は虐待者と直接対応した経験はない。どうしようかと焦っていたら、F君がその乗用車の方に向かって行った。俺達の視界から消える時に「行け!」とジェスチャーした。
お爺さんを公用車に乗せて、無事に門扉を出た後、F君の姿が見えてくると……虐待者を呼び止めて、どこかに行ってた。おそらく何かコミュニケーションを取って、それとない理由でどこかに案内を求めたのだと思う。グッジョブだった。
これはあれだよ、クソ度胸というやつだ。見つかってたら大変だった。前任者によると、運が悪いと連れ去り事案で警察に通報されるらしい。お巡りさんも事情を話せばわかってくれるが、当然ながら福祉課に対して「もっとうまくやりなよ……」という警察からの指導がある。
昼休みが終わって、F君が福祉課に帰ってきた。徒歩だった。「大丈夫だったか?」とグループリーダーが聞くと、「問題なしです」と言ってた。F君が席に座ろうとする時、胸襟のところを見るとネクタイや胸ボタンがダメージを受けていた。
ここまで書いてて気が付いたが、おそらく俺は憧れの感情を抱いていたのだ。F君に対して。
F君は自由だった。俺はといえば、上司や先輩の顔色をうかがってばかりで、いつもへコヘコして、自分の仕事を肯定するために法律文や引継書類を探してた。承認欲求も満たされてなくて、週に一度は後輩(特に女性)や臨時職員にマウントを取ったりして、そんなのばかりだった。
今思えば情けないが、これが普通の20代の男なのかもしれない。商人欲求に飢えている。今思えば、俺も弱者男性のひとりだったよ。だって、弱いじゃん。当時の俺は。今もそうかもしれないけど。ここまで読んだあなたも、そう思っただろ。
でもF君は、いつも堂々としてたし、良くも悪くも人の顔色をうかがわないし、法律や引継資料よりも自分のロジックが主体で勝負してたし、後輩の女の子や臨時職員にマウント取ってるのを見たことがない。
俺は自由じゃなかった。それは、俺にとって一番ほしいものだった。でもF君は、全部じゃないけど、そういうのを持ってた。俺と同い年なのに。そういうのが歯がゆかった。