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2017-07-18

武藤駐韓大使、「嫌韓本批判反論

ニュースソクラ編集長インタビュー武藤正敏駐韓大使に聞く

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00010001-socra-int


知韓派として知られた武藤正敏駐韓国大使が著した『韓国人に生まれなくてよかった』(悟空出版、1250円税別、6月1日)が多くの韓国メディアから嫌韓本」と批判された。袋叩きのリスクを犯してまで、出版したのはなぜか。真意を聞いた。

――韓国の多くのメディアに、バッシングといえるような記事が載りましたね。

 見出しほとんどが「嫌韓本」というトーンでしたが、記事のなかでは冷静に内容を紹介してくれたところも多かったのです。中央日報記事などがそうでした。そのなかでは、「文政権の登場が韓国民全体を不幸にする方向に進めたように思えてならない」というこの本で訴えたかった点も取り上げてくれています

 主に保守系の方々からタイトルは刺激的だが、内容は納得できるものだという声もいただいています

 実は韓国から日本語の本なのに60部ほど注文がありました。韓国語翻訳したいというお話も3件ありました。しかし断りました。

――どうしてですか

 冷静に読んでもらえないことが分かっているからです。内容は、嫌韓派ではなく、ごくごく一般的日本人から視点意識してまとめていますしかし、文在寅政権が80%以上もの支持を得ている今、特に若い世代は読まずに嫌韓と反応しだします。韓国社会全体としても本を出せば「けしからん」という反応になることは明らかです。

 タイトルが少し刺激的に過ぎたとも正直感じてはいます。(タイトルで踏み込んだことで)私自ダメージを受けましたが、それでも文政権のありようや、韓国社会問題点は訴えておきたかった。

――先週から週末にかけ、文大統領は米、中、日本首脳会談しました、いわゆる外交デビューです。韓国メディア評価する論調が多かったようですが。

 メディアブリーフ政権側の説明)に引きづられます。確かに、安倍首相との会談では慰安婦問題への直接的な言及はないなど、日中米のどことも無難にこなした。しかし、よく発言分析すれば、新大統領の最大の関心事が浮き彫りになります北朝鮮問題です。韓国が主導権を取り、対話路線北朝鮮問題解決すると、各国首脳に伝えました。安倍首相トランプ米大統領習近平中国国家主席のいずれに対しても、対立は避けながら、北朝鮮との対話路線を主張しています

――対話北朝鮮の核・ミサイル開発を抑えられますか。

 対話北朝鮮の核・ミサイル開発を止めることができないのは過去20年の経緯から明らかです。しかし、文在寅大統領は本気で言っています。少なくとも中国ロシア対話路線の方が都合いいと思ったのかもしれません。韓国提案に乗る形で米韓軍事演習の規模縮小などを言い出しています。その一点では、文在寅外交は成果を上げています(苦笑)。

 文政権の対話路線で、北朝鮮圧力をかけていこうというムードが殺がれていますトランプ大統領がどう出るかが焦点です。

――オリンピックの共催提案はどうですか。

 現実感のなさには驚かされます。都鍾煥・文化体育観光相は来年平昌冬季五輪スキー競技の一部を北朝鮮スキー場で行う案を明らかにしました。兄を毒ガスで殺すような人物が治める国に、世界一流のアスリート世界メディアを入れ、各国の応援団も入れ、そこから世界生中継しようということです。

 IOC国際オリンピック委員会)も北朝鮮も、受け入れられるはずがありません。それを提案するわけです。

 経済政策財閥改革南北統一政策文在寅政権政策はいずれも現実感がありません。一人あたりGDP有効求人倍率日本より低いのに最低賃金東京以上に上げるなど、経済を知っていればありえないことですけどね。

――韓国国内でそのような指摘はないのですか?

 文在寅がすべて正しく、朴槿恵がすべて間違っているという「感情」が今、韓国を動かしています。文さん自身も、外交をうまくやっていると確信しているように見えます

 

――大使館総領事館の前の慰安婦像撤去を声高に言う段階ではないとお書きになっています

 それは戦術的な問題です。基本的慰安婦合意は断固として履行させるべきです。あの合意日韓政府が互いに譲歩してまとめた歴史的ものです。これまでの日韓交渉日本が譲歩ばかりしていましたが、その時代にはもう戻れない。日本がそれではもう持たないことをうまく伝える必要があります。彼らが理解するためにも合意からの譲歩はあり得ません。

――朝鮮半島をめぐる今後の展開をどう予想されていますか。

 文在寅大統領の対北朝鮮対話路線世界の流れになってしまうことを恐れています。その兆候はすでに出ています。肝心のアメリカがそちらの方向に向かっているのではないかと思わせるサインを、マティス国防長官発言などから感じています

――どうして韓国左翼勢力は力を維持してきたのでしょう。なぜ、左翼政権誕生したのでしょうか。

 政府財閥癒着が強く、コネ社会である韓国では、財閥批判政権批判に直結するからです。韓国IMF管理下になった時、大統領左派金大中だったことは韓国にはある意味幸いでした。金大統領財閥との関係が薄かったため、いわゆる「選択と集中」に成功したと言えます

――文在寅外交対話推し進めるなか、北朝鮮核実験をすれば、対話路線は失敗となるのでは。

 一時的には北朝鮮批判しても、文政権は対話路線を変えないでしょう。ある種の信念を持ってやっているのでしょう。それは人事にも表れていて、北朝鮮との実質的責任者である国家情報院長には、これまで2回の南北首脳会談を仕切ったソ・フン氏を、青瓦台大統領官邸)の秘書室長には、左翼学生運動の元議長国会議員のイム・ジョンソク氏を選んでいます。ほかにもありますが、どの人も対話派ばかりです。文政権は安倍政権以上に「お友達内閣」ですよ。

 仮に、核実験があっても彼は「外交的成功している」と主張するでしょうし、外交面で大統領批判する大きな流れは起きないと思います文在寅政権が崩れるとしたら、最大の要因は経済でしょう。もしくは北朝鮮統合する負担が大きいと分かったときです。対話路線への反対で政権が崩れる可能性は極めて低いと見ています

――北朝鮮の核・ミサイル問題解決の鍵は何でしょう

 米中が北朝鮮の将来についてビジョンを共有することでしょうね。その際には日本韓国蚊帳の外になるでしょう。それは文在寅大統領が最も嫌うところですけれど。

武藤正敏(むとう・まさとし) 横浜国大卒、外務省入省。韓国語研修の後、在大韓民国日本国大使館勤務。クウェート大使を経て2010-2012年韓国大使。著書に「日韓対立の真相」「韓国の大誤算」(悟空出版

聞き手 土屋直也(つちや・なおや) ニュースソクラ編集長

日本経済新聞社ロンドンニューヨーク特派員経験1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年日本経済新聞社退職ニュースソクラを創設

構成 豊川博圭

2017-02-28

ブラック日本的ムードに殺される前に、ゆとりムードを殺そう

ゆとりブームを生んだ日本社会は、このたびゆとり世代社会問題をめぐる自身見解を発表したのだが、これがゆとり評価は「意図と大きくかけ離れた結果」だと、「日本人イメージアップとしては成功だった」と、開き直りが酷い。

結果的に、1987年前生まれ1997年以降生まれは猛反発している。しかし、国民みな兄弟という国柄か、ゆとり世代特殊世代としての緊張関係を持たず同じ「日本一家」の横並び意識があるので、彼らがゆとり世代の歪んだ問題点を厳しく批判非難することは、できないのである

これは大げさな話ではない。ゆとり以前の日本人間性個人自己同一性がしっかりしていて、向上心の高さが評価の的だった。欧米人中国台湾人を見習ったようなものになれないぶん、差別化をはかっていたのである

しかしその時代教育がパッとしなかった。テコ入れ必要になり、順次まともな教育スタイルを打ち切って、今みたいな和製韓国人の巣になったのが1988年1996年まれ世代環境である。で、これで不良の人口はほぼゼロ人に、学歴レベルは平均的に底上げとなったが、人間の質という点では最悪になった。結果、韓国人みたいな精神を持つ人が増えて、究極的に没自アイデンティティで、現実を冷笑し理想を求める努力すらしない、韓国人北朝鮮人の間並みにダメになった人間が氾濫し、いじめが不良校でないところでも起きるようになり、行き着いた先がブラック日本的ムードだろう。先人の求めた夢や努力など壊死しているのである

すべては日本社会のを蝕む「ゆとり残滓問題である世代名前が変わり、ネット原住民、没民族主義になって、既存王道型のモデルがうまくいかなくなった時に、ひねくれた形で、せこい形で、低劣な手段弱者をだますやり口に転換し、すべてが単調で低級に卑劣になっているというわけである

で、ゆとり世代卑怯精神性がわず20年で中高年を筆頭とした日本人全体に染まった。日本右傾化SEALDsもそうだし、それに感化された支配層もそうで、愛国精神日本版阿Q精神という形で国民性もっとひどくなり、メディアネットのこれでもかと続ける冷笑・サブカル悪化を右から支えて助長している。

しかし、虚偽放送ヘイト番組社会問題になっているように、この手の世代精神社会的に与える悪影響はあまりに大きく、韓国社会精神をまねたようなマインドがまかり通れば、やがて彼らが日本人である証拠がなくなる。それでもかまわないと麻痺しきって、ユーチューバーや(一部の)商業小説漫画作家並みにイカれた連中がますます幼稚になっているのが、今のブラック日本たる原因の象徴である

ドイツナチス精神の克服ならぬ、中韓日帝残滓克服ならぬ、ゆとり残滓の克服こそ必要なのである大人努力次第で、きちんとした社会環境や本人のセンスさえあれば私みたいな三十路独身中流現役2ちゃんねらーでも不良を更生させられる時代で、まして上流が人間的に落ちぶれてもそれなりにパワーがあって様々なノウハウもあるのだからゆとり世代の再教育ゆとり残滓の精算は思い切り次第で簡単にできるはずだ。

日本社会よ。今こそ人間的に落ちぶれたゆとり世代を、再教育させ、立ち直らせよ。欧米どころか中台にさえ抜かされた名誉を取り戻せ。人間性から社会環境から商業社会から、あらゆる常識世界水準に底上げしなければならない。支配層も。今、ゆとり社会を脱しなければ、一生ゆとり社会、リトル韓国のままだぞ。

2016-08-11

映画文学に詳しいくらいで教養ぶらないでほしい

俺たびたび目にするんだけど、何か文学とか映画、各種高尚なエンタメに詳しいだけで

やたらと教養人ぶる人たちって何なの?

いつも思うのは、それって教養じゃなくて 雑学 ていうんだよってこと。

源氏物語エピソード引用してみたり、怪獣映画批判性を指摘したりとか、

まあ好きなら好きにしてって感じだけどそれをもってして、

ほら俺って教養人だろ!一目置けよ!みたいなオーラ気持ち悪すぎ

どんなに濃い思想性があるが、伝統的なものだろうが所詮エンタメエンタメなんだよ。

お前らだって俺が金持ち男&貧乏女の格差恋愛ばっかり描く韓国ドラマをもってして

「これは文豪バルザックの描く極端な上昇婚指向が見られた19世紀フランス現実のものである

格差婚への渇望は 労働市場の歪みによって貧困に陥る若年女性韓国社会への絶望を色濃く反映している」

とか批評的に書いたら ウッザー! クッサー! メンドクサー! って拒否反応示すだろ。

エンタメときで偉そうにすんな。所詮は娯楽だ。

高能はてな民様なんて、パチスロ人生語るヤツなんて見たら石ぶつける勢いだろ

映画やら文学を語って偉そうにしてるのも、パチスロ人生語るのと大同小異だわ、、

2015-12-30

ネトウヨ極右政治家安倍批判した方がいい

一瞬だけ賛否乱れた韓国国内の反応が元慰安婦発言が繰り返し報道されて、

韓国外交的敗北という政府批判が優勢になってきた。

これには日本国内産経を含む合意歓迎ムードも一役買ってる。

そこでネトウヨ恥知らず極右議員の方々にひと頑張りして安倍批判をしてほしい。

そうでなければ、韓国国内合意賛成派の51:49で韓国外交的勝利したという論が韓国社会に受け入れられない。

さあ頑張れ。

2015-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20150527010049

・「韓国人」ではなく「韓国社会」を批判しているという人 ← 信用できない

・「黒人」ではなく「黒人社会」を批判しているという人 ← 信用できない

・「イスラム教徒」ではなく「イスラム社会」を批判しているという人 ← 信用できない

・「増田」ではなく「増田社会」を批判しているという人 ← 信用できない

皆一緒です

2014-08-27

慰安婦問題朝日新聞は何を検証すべきだったのか

だそうだ。

http://www.huffingtonpost.jp/kan-kimura/comfort-women-asahi-shimbun_b_5713083.html

朝日の「検証記事」は「優等生不器用言い訳」めいているそうだが、

この記事自体も「優等生不器用言い訳」ではなかろうか。

この記事を信じるなら、朝日新聞読者の立場から見た植村記事は、外国韓国)で流布されている日本国日本国民にとって不名誉で根拠薄弱な噂話を、現地紙で反論するどころか、それに迎合し十分な検討なしに大手有力紙が大々的に掲載した。そういうことでしかなくなる。

この時点で、十分にスキャンダラス捏造事件と呼ばざるを得ない。

以下、私が気になった点を列挙する。

  1. この記事によれば、つまるところ、韓国社会にはもとから吉田証言大同小異の風説が横行していたことになる。(「<内容の一致度を考えても>、朝日新聞報道が<韓国>のメディア社会に与えた影響を、過大評価するのは禁物」)
  2. 「■吉田清治氏の証言」のパラグラフでの主張は「韓国メディア社会」に与えた影響は限定的、というものだったのが、続く「■植村記者記事」のパラグラフでは「朝日新聞報道がもたらした影響が、巷間指摘されるよりも遥かに限定的」と、いつの間にか日本やそれ以外の世界での影響も限定的だったかのように話がすりかわっている。
  3. リンク先の記事が言う所の「キワモノ」「タブー」めいたその風説が、日本韓国、それ以外の国際社会市民権を獲得してしまったのはなぜか?92年1月11日の報道とそれに続く日本政府対応の拙さに帰そうとしているが、それが問題をここまでこじらせた主因かと言うと、それは主観問題だろう。個人的には眉唾ものだ。
  4. 921月11日記事の 「軍関与を示す資料」なるものは、取引先の業者が軍の威光をかさに着てむちゃくちゃやってるのがいるから、契約から排除しろという通達だったとするそれなりの説得力のある反論がある。間接的な関与も関与の内だというなら「関与」だが、「強制連行説」が否定されていない段階で「強制連行説」を主張する日本大手新聞社が「関与」と報道した。それも政治的に極めて微妙タイミングで。この影響や責任を軽く見るべきだろうか?
  5. 「『害』しかなかったのか、それとも従軍慰安婦問題という(中略)女性人権問題に関わる何らかの貢献を行ってきたのか」とあるが、人権問題のためだったら、裏取りの不十分な記事虚報捏造が許されるのか?それは私は政治宣伝と呼ぶべきで、報道記事と呼ぶべきではないと思う。

韓国側の反応と日本側の再反応によって悪循環形成されているのは周知のことだし、朝日報道後の経緯や影響を、ことさら直接的な因果関係にのみ絞って論じるのは、朝日の掩護射撃ととられても仕方ないだろう。

2014-07-11

ヘイトスピーチ定義はこれだ!

よく安倍晋三ヒトラーだとかいうのがヘイトスピーチだとか、ヘイトスピーチ批判に対してネトウヨ日本人に対するヘイトスピーチだとかいうのをよく見かけるじゃないですか。

でも、これってヘイトスピーチじゃないよな、俺はって思うんですよ。

じゃぁ、逆に、ヤジ問題で再度注目を浴びた田中真紀子安部首相に対する「種なしかぼちゃ」発言なんかは差別的だと言えないかといえば、ヘイトスピーチって言っていいんじゃないかと思うんですよ。

んで、まぁ、それを少し考えてルール化してみたわけです。

前提1 人は様々な属性を持つ

あたりまえだけど、安倍晋三内閣総理大臣であると同時に男性であり潰瘍性大腸炎患者であり妻帯者であり子無しだ。

これは誰しもが言えることで、人は様々な側面を持つ。

前提2 属性はある社会集団において優越な地位を占め、あるいは劣位に置かれる。

例えば、病人という属性貧乏という属性社会的に劣位になるだろう。

逆に、政治家であるとか金持ちであるとかは社会的に優位な地位にあるだろう。

ただこれは、社会集団においてで変わるものであり、例えば韓国人韓国社会において優位だが、日本社会ではマイノリティだ。

ルール1 ある発話が、その発話がなされたなされた社会集団において優位に置かれる属性について、ある人物や集団を非難することはヘイトスピーチではない。

例えば、日本日本人に対してジャップということは、罵倒ではあるだろうがヘイトスピーチではない。

あるいは、有力な保守傍流政治家である安倍晋三ナチ呼ばわりすることは、非難や罵倒であってもヘイトではない。

あるいは、孫正義に強欲だとか、労働者の敵だと言っても問題はないだろう。

それとも、乙武洋匡に「信者突撃させて手を汚さないとか卑怯にも程があるよね」と言っても論評の範囲だろう。

ルール2 ある発話が、 その発話がなされたなされた社会集団において劣位に置かれる属性について、ある人物や集団を非難することはヘイトスピーチである

例えば、潰瘍性大腸炎安倍晋三にゲリゾウと言えばヘイトである

あるいは、在日韓国朝鮮人にチョンといってデモを繰り広げれば真っ黒である

他にも、乙武洋匡にカタワ死ねといえばまるっきりヘイトだろう。

課題

そもそもの問題として、ネトウヨの「自分たちは虐げられてきた弱者で、特権に守られ不法行為を繰り返す朝鮮人という強者に立ち向かっている」という歪んだ自己認識がある。

彼らは妄想性人格障害統合失調症か、あるいは社会的弱者弱者転落に怯える中流なんだろうからある意味仕方ねぇのかなと思う。

そんじゃーね

2014-05-19

リベラルの「あること」への批評性のなさが右傾化の原因

内田樹が言っている。だから韓国が謝ったと感じるまで謝りつづけないといけないのだろう。

しかし、今回のセウォル号事故の件で、彼らが認める「謝罪」のハードルがいかに高いかはじめて知った人もいるだろう。

大統領がここまでしないといけないのだから

韓国朴槿恵パク・クネ大統領は18日、ソウル明洞大聖堂で行われた旅客船沈没事故犠牲者と遺族のためのミサに出席した。1000人以上が出席したミサが開始された直後、朴大統領は「私のせいです。私のせいです。私の大きな過ちのせいです」と叫んだ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/18/2014051801732.html


僕は内田樹に対してある面ではその知見に深い尊敬を抱いている。

しかしながら、彼をはじめとするリベラル派の的外れで非現実的物言いに対する違和感や反発を持つ人が多いのは、これではしょうがないのではないか。

フランス右傾化は「彼らの真意ではない」と言いつつ、日本嫌韓を叩いて憂さ晴らししてる場合ではない。

リベラル派がこんな体たらくから、今回の馬鹿みたいな解釈で進められている集団的自衛権の話でさえ、反対が盛り上がらない。

すべて、これまでのこのようなリベラルに対する不信感が蔓延してしまっているのが原因なのだ

彼らは、日本右派に対して向ける批評性を、中国韓国に向けることはない。なぜか。おそらく「右派」に見られたくないからだ。右派と一緒になりたくないからだ。

それでは、他国に向ける厳しい目を自らに向けない糞みたいな右翼と表裏一体の存在ではないか。

同様に、慰安婦問題に関して日本批判する人たちが、同じ熱量韓国政府慰安婦制度批判し議題に上げる場面を見たことがない。

アメリカリベラルにはC.Sarah Sohのような存在いるから、これはリベラルのもの問題ではなく、日本リベラル問題であると思う。

安倍危険性を論じる熱量で、中国人権侵害危険性や韓国社会の歪みを論じなければ、リベラルに対する不信感が解消されることはない。

ここ最近嫌韓化は注目され批判されても、ここ10年での台湾に対する関心度や好感度の上昇はリベラルからそれと結び付け政治的に語られることはない。

下記は内田樹の鋭い論考であるが、彼はこの論点から日本アメリカ批判することはあっても、韓国対象コラムを書くことはないのだ。

被害者意識を持つ」というのは、「弱者である私」に居着くことである

「強大な何か」によって私は自由を失い、可能性の開花を阻まれ、「自分らしくあること」を許されていない、という文型で自分の現状を一度説明してしまった人間は、その説明に「居着く」ことになる。

もし「私」がこの説明を足がかりにして、何らかの行動を起こし、自由を回復し、可能性を開花させ、「自分らしさ」を実現した場合、その「強大なる何か」は別にそれほど強大ではなかったということになる。

これは前件に背馳する。

それゆえ、一度この説明を採用した人間は、自分の「自己回復」のすべての努力がことごとく水泡に帰すほどに「強大なる何か」が強大であり、遍在的であり、全能であることを無意識のうちに願うようになる。

自分の不幸を説明する仮説の正しさを証明することに熱中しているうちに、その人は「自分がどのような手段によっても救済されることがないほどに不幸である」ことを願うようになる。

自分の不幸を代償にして、自分の仮説の正しさを購うというのは、私の眼にはあまり有利なバーゲンのようには思われないが、現実にはきわめて多くの人々がこの「悪魔の取り引き」に応じてしまう。

被害者である私」という名乗りを一度行った人は、その名乗りの「正しさ」を証明するために、そのあとどのような救済措置によっても、あるいは自助努力によっても、「失ったもの」を回復できないほどに深く傷つき、損なわれたことを繰り返し証明する義務に「居着く」ことになる。

もし、すみやかな救済措置や、気分の切り換えで「被害」の傷跡が癒えるようであれば、それは「被害者」の名乗りに背馳するからである

「私はどのような手だてによっても癒されることのない深い傷を負っている」という宣言は、たしかにまわりの人々を絶句させるし、「加害者」に対するさまざまな「権利回復要求」を正当化するだろう。

けれども、その相対的「優位性」は「私は永遠に苦しむであろう」という自己呪縛の代償として獲得されたものなのである

自分自身にかけた呪い」の強さを人々はあまりに軽んじている。

http://blog.tatsuru.com/2008/05/13_1156.php

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