はてなキーワード: 超能力者とは
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たとえば、ヴァイスシュヴァルツのラブライブ勢とか、
あるいはコラボ企画(アルテイルの初音ミクコラボやら、ゼクスの日本一コラボやら)、
TCGとは違うが、パズドラのコラボイベントなんかでもこういう問題は発生する。
それらのカードゲームには、純粋に武力・魔力を持った生粋の戦闘キャラが跋扈しているにもかかわらず、
アイドル活動をしてるような普通の女子高生がそいつらと渡り合えてしまう。
一方では、学園都市最強の「“超能力者”一方通行」がパワー7000であったり、伝説の魔法少女である「“エース・オブ・エース”なのは」がパワー8000であったりするのに比べると明らかに強い。
もちろん、カードゲームとして成り立っていないかというとそんなことはない。
パワーが違っても、コストやトリガー、効果、ほかのカードとの兼ね合いなどで単純に上位下位の関係にならないようになっている。
だが、パワーはパワーだ。
歌で戦うの?マクロスみたいに?
元がオリジナルのキャラを使ったカードゲームであって、企画で他作品とコラボするような時はさらに大問題になる。
ヴァイスシュヴァルツでは、あるいは「パワーとは、力ではないのだ」と言い張ることもできるかもしれないが、
たとえばゼクスなんかでは、パワーとは戦闘力のことである、としっかり定義済みである。
ソースは見つからないが、武装した人間のパワーはおよそ1000相当である、という基準値もあったと記憶している。
さて、この世界にコラボ企画で放り込まれた「流行り神」の主人公「風海警部補」のパワーは、2500である。
拳銃と警棒くらいしか装備していない一介の警官が、武装した人間の2.5倍のパワーを持っている。
さらに言うと、「真 流行り神」の主人公「北條紗希」は、パワー6500。
拳銃すら持っていない一介の女子高生が、武装した人間の6.5倍・・・。
別に、こういうコラボをすること自体は良いことだと思うし、非戦闘民を戦闘民より強くするな、と言いたいわけじゃない。
けど、パワーの上では劣るけど効果で圧倒するとか、やりようは幾らでもあるんじゃないかな。
歌を歌うキャラなら、味方のパワーを上げるとかライフ回復とかだったらすごいそれっぽいじゃん。
そもそも版権作品を使っておいて、そのキャラに全く関連のない効果とか与えられるのがすごく嫌。
これは戦闘民でも同じことで、一方通行なら攻撃の反射とか効果で再現してほしいし、なのはなら戦えば戦うほどスターライトブレイカーの威力が上がるのを再現してほしい。
そういう所こだわらないんなら、版権キャラじゃなくて良くない?テキストそのままで、名前とイラストだけ別のキャラに変えても通用するようなカードは作らないでほしい。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
では、言わなくて結構。
出来たらいいな。
私は超能力者じゃないので、100%正しく判断できる術は持たない。
そしてメディアリテラシーで必要なものはそういうものではない。
長々と語っても興味がないので、端的に答えよう。
そこから『あの人は酸っぱいものが好きなんだ』という「断定」。
……いや、この例えは違うな。
……いや、違うか。
なぜブックマークするかと問われて、栞だから後でまた読み返すためと答えるようなものか。
……これも違うな。
カラアゲにライムをかけるのは、一緒についてきたのがレモンじゃなかったからと言うようなものか。
……私はカラアゲ食わないしな。
俺はあの子のことが、本当に、本当に大好きだった。
でもあの頃はそれの正体がよくわからなくて、なんて言ったらいいのかもよくわからなくて、結局、俺は最後まであの子に自分の気持ちを伝えることができなかった。
中学1年の夏休み、あの子は家庭の事情で突然住んでいた街から引っ越していくことになって、終業式の日に教室で見た姿があの子についての最後の思い出になった。
あれからずいぶん時間が経って大人になり、人生の大きな選択みたいなこともいくつかあったけれど、事あるごとに「もしも」「あの時ああしていたら」というようなことを考えることがあると、真っ先にあの中学1年の終業式の日のことを思い出すんだよね。
あの時、あの子に「好きだ」と言えていたらって、その頃の中学1年生によくありがちっぽい、そんなささやかな出来事を考えてしまうんだよ。
別に、もしそのもしもが叶っていたとしても、きっと何も変わらないんだとは思う。あの子は何も変わらずあと何日かしたら遠くへ引っ越していくし、そのあと何ができたわけでもないんだろう。でもあの時、俺はあまりに幼くて、かっこ悪くて、無力だったよ。
あの子は小学校の真ん中くらいの時に転校してきて、それからずっと同じクラスだったんだ。
あまり女の子の友達がいなかったけれど、あの子とはその時からとても気が合ってよく一緒に遊んだ。俺の小さな世界にいる数少ない女の子だった。
きりっとした綺麗な顔立ちで、ちょっと気が強くてお姉さん肌の明るい女の子だった。実際、同級生だったけどほぼ1年誕生日が早かったあの子はいつも少しだけオトナで、俺はよく背伸びをしていた気がする。それこそ13歳のときの奥菜恵みたいな誰から見ても完全無欠な美少女、というわけではなかったとは思うんだけど、間違いなく、俺にとっては世界で一番の女の子だったんだよね。
そうこうしているうちに中学生になったんだけど、入学式に行って最初に確認したのは、あの子がどこのクラスにいるのかだったのを覚えている。
あの子は俺と同じクラスだった。その頃地域のマンモス校だった中学校で1学年9クラスもあるのに、同じところに一緒に名前が載っていて、嬉しかったのもあるけど、なんだかとても安心してしまったのも覚えている。ああ、これから不安もあるけど、きっと、2年生になっても、3年生になってもまた一緒のクラスになるんだ、なんてなんとなくぼんやりと思ってた。
1学期の間、あの子とは隣同士の席になった。なんだろう、子供だった俺はその状況に満足して、当然のように思って、そしてそれ以上何かをするということは無かった。学校に行って、好きな漫画やアニメの話なんかを話して、ずっとこの席にいられたらいいななんて思ってた。
俺があの子のことが好きなことは、おそらくクラス中にバレていた。同じ小学校から来た友達もいたし、何より俺がずっと隣の席を見ていたからだ。
でも、そんな日は長く続かなかったんだよね。
あと一週間で夏休みだ、となった7月の半ば、俺はあの子の様子がなんとなくおかしいことに気づいて、とんでもなく不安な気持ちになっていた。
急に態度が冷たくなった、とかそういうことは一切なくて、その逆のことが起こっていた。終業式の数日前からいつになくいろんなことを話しかけてきた。初めて会ったころのことや、小学校の林間学校のときのことを話した。何か、とても嫌な予感がした。
終業式の前の日の放課後に家に帰ろうとしていると、掃除当番だったあの子が後ろから
「掃除、一緒に手伝ってよ!」
一瞬時間が止まった気がしたよね。あの感触を、今でもありありと鮮明に覚えている。
絵に書いたようなお約束の少年だった俺は、たぶん嫌だよヘヘーン、みたいなことを言って、あの子から逃げた。
クラスの他の女子からなんかヒューヒューと茶化された。廊下に出ると、心臓がバクバクしていた。
俺は教室の前の廊下で前の入り口と後ろの入り口の間を5往復くらいウロウロして、やっぱり教室に戻れなくて逃げるように帰った。
そんな日々はその次の日に、映画みたいな出来事もなく、あっけなく終わった。
終業式のホームルームで担任の先生はあの子を黒板の前に呼び出して、突然ですがご家庭の都合で転校することになりました、と紹介した。
本人の希望があって、今までお知らせしていませんでした。
なんとなく薄々様子がおかしいことに感づいていたから、動揺はしなかった、フリを全力でした。
あの子のことを見ることができなくて、礼が終わった瞬間隣の教室にやっぱり逃げるように入った。特に用事は無かったのにね。頭が真っ白だった。
隣の教室でぐだぐだしていると、小学校のとき一緒のクラスだったちょっとおませなお節介焼きの女子がやってきて、俺を見るなりあんた何やってんの、あの子にちゃんと自分の気持ち伝えて来たんでしょうね?ちゃんと告白してこいよ、後悔するぞとかなんとか言いやがった。12歳の世界において、女子は男子よりもだいぶオトナだと思い知らされたね。
その時俺が口走った言葉を思い出すと我ながらひどすぎて死にたくなるんだけども、確かこんなことを言った。はぁ!?ばっかじゃねーの!?やめろよ、そんなんじゃねーよ。
って、漫画かよ。今でも死にたくなってくるよ。
でも、それもそうかとなんとか思い返して、人影もまばらになってきた自分の教室にエイヤーと戻った。
が、それとあと2人くらい、普段あまり話したことのない女子が何やら残念だねと話していた。
そこで俺は黒板の前にバン、と立って、ちょっといいか?今日は俺と一緒に帰ろうぜ!
と言い放つ妄想をあとから何度もしたのだけれど、現実の俺はそんなことはなくて、2人の女子に怯んでまた廊下に出てしまい、やっぱり前のドアと後ろのドアの間をウロウロウロウロとしていた。
そうしていると、友達が通りかかって、何やってんの帰ろうぜ、と言った。
お、おう、そうだねみたいなことを言って、学校を出た。
帰る途中、意味もなく遠回りをした。また、とんでもなく受動的なバッタリに一縷の望みを掛けていた気がするけど、すぐに忘れようともしていた。
その友達が、ああそういやあの子転校するんだろ?と言ってきた。ああ、そうみたいだね。と答えたら、ふーん、と返ってきた。そいつになぜか無性に腹が立った。彼は別に何も悪いことしてないんだけども。
歩きながら、無理やり色々なことを考えて納得しようとした。そうだよ、そんなどうせあと何日かでいなくなるのに、今更何か変なこと言ったって迷惑だ。俺の自分勝手だ。そうだ、どうにもならないんだから、何も言わないのが正しいのだ。だから、これでいいんだ。とかなんとか。
何もできなかった。あまりに子供で、勇気が無くて、情けなくて、後悔とも無念ともなんとも言えなくて、ほろ苦いというか、苦かった。
あの時こうしていれば、って何度も何度も繰り返して、何パターンもの別ルートを妄想した、そんな10代の時間だったよ。
大したことじゃないってことはわかってるんだよ。誰にだってあることで、よくあることで、ちっぽけなことだよ。
でも、12歳の心の風景っていうのはとても、とても不安定なものなんだよね。オトナでも子供でも無くて、気持ちだけそこにあるけれど、どうしていいのかわからないんだよね。イマドキの中学生はまた違うんだろうなっていう気もするのだけれど、少なくともあの頃の12歳はそんな感じだった、きっと。
別にとんでもない大事件なんか起きなかった。宇宙人も、未来人も、超能力者も出てこないし、況してや隕石が落ちてくるようなことなんてないし。
でも、12歳の世界にとって、好きな女の子に「好きだ」って言えるかどうかっていうのは、時に隕石が落ちてくるよりも大きな問題だったりすることもあるんだな。
あの頃の、あの「純度100%の『好き』のカタマリ」って一体なんなんだろうな。
なぜそうなのかという理由も問わず、えろい下心もなく、ただただ純粋な何かだった。あの頃のあれと同じ気持ちって、一生戻ってくることは無いんだろうな。
そんなことを考えていた。
インターネットの普及した現代のせいだ。俺はムクムクと出来心が湧き上がって、ついFacebookを立ち上げて、検索窓にあの子の名前を入力してしまった。
便利な社会は残酷だ。ものの10秒だった。この長い長い時間は何だったんだっていうくらいあっという間に、あの子がそこに存在しているのが見つかった。
どこからどう見ても、間違えるはずもなく俺が知っているあの子の顔がそこにあった。
あの時の歳の何倍もの時間が経って相応の歳の女性になってはいたけれど、変わらずちょっと気が強そうな美人だった。
その写真を見て、今まで薄々感じながら自分に気づかないフリをしていたことにやっぱり気づいてしまった。
俺はどうやらその後の人生において、好みのタイプだとか、好きな芸能人だとか、そういった気持ちの基準が、すべてあの子になっていて、いつも面影を追いかけていた。
そんなことをしていたらハッと我に返って、今度はとても自分が気持ち悪くなって、そっとその画面を閉じ、Facebookの検索履歴を消した。
子供の頃、初めてあの子の家に遊びに行った時に一緒にコースを作って遊んだエキサイトバイクのプイーンというBターボの音と、出してもらった麦茶の味と、あの日グイッと引っ張られたシャツの裾の感覚がぐるぐると回って、それからゆっくりと消えていった気がした。
もう、検索することはきっと二度と無いだろう。
そんなこんなで挙動不審になりながら「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を3日連続で観に行こうとしていたら、今年中学1年生の息子が、あーあれ俺も観たいんだ、一緒に行くわとかなんとか言ってついてきた。
映画を観終わったら、息子が
「何だよ、めっちゃいい映画じゃんか。何で評判イマイチなんだよ。俺すげー好きだよこれ。」
と言った。
オッケー、わかったよ。
君がそういうなら、俺はもう、それでいいよ。
スプーン曲げができることを見せびらかせば華やかな高校デビューができると思ったけど手品だと思われて馬鹿にされた主人公サイトーくん
自分がちやほやされる場所はどこだと探すと超能力研究部というのを発見し、わくわくして入ろうとするが、そこにはもっとすごい超能力者がいた
この美~は最序盤でいまいちと思ってすぐ読むのやめちゃったけど、こっちはなんとなく面白そうと思って読んでみた
うーん・・・絵は好みだしうまいと思うし、キャラは立ってるんだけど、ストーリーというかキャラのからませ方、ギャグが致命的につまらなくて、トータルでつまらないという感想になってしまう・・・
いやほんと絵はめっちゃ好きだしキャラもかわいいと思うんだよ、重ね重ねいうけど
だからこそ4巻で終わったんだろうけど
なんかいろいろどっちつかず(ただしお色気は多少はがんばっている)という感じ
キャラはめっちゃ多いのにせっかく物入りで登場しても登場回以降ほとんど目立たなかったりして単なる1話限りのネタ要因にしかなってないようにすら感じられたりしたし・・・
クリミナル・マインドを観始めたけど、なんだこりゃ。完全にトンデモじゃないか。
ありゃプロファイルじゃなくて超能力者か、さもなくば口からでまかせの詐欺師だ。
物的証拠もなく、高齢オッサンによるフロイト並みの発想力(妄想力)によって犯人を暴力的に逮捕する。
あとやたら精神疾患名が出てくるんだけど、精神疾患名やその用語は専門用語をよく知っていないと正確に訳せないでしょ
(そういえばドクターハウスも日本語字幕がめちゃくちゃだったな)。
登場人物がpsychosis(サイコーシス。精神病のこと)って言ってるのに字幕は妄想症になってたり、たぶん他にも間違いだらけな予感。
このドラマ、人気があるって聞いてたけどひどい内容だ。
これのどこがいいんだ?
増田は定型発達者である。つまり増田は空気が読める。てか読め過ぎる。だから忖度出来る才能があるのだが、普段は超能力者のように抑えている。忖度を発動すると発動された側はそれを当然と考えるようになり、結果として増田の扱いが雑になるからである。
さて、本題だ。昨日の安倍首相の記者会見、増田はNHKのWeb記事についてる映像を見た。安倍首相のハッキリゆっくりとカメラを見て話す姿は誠実に見えた。反省は殊勝に見え、その後の施政方針演説部分は自信にあふれているように見える。Webや紙面上で見る政府・与党のアタフタ具合とは異なって見えた。つまり好印象に見えたのだ。これはすごいなとはてブを見たところ、皆その外見に惑わされず、しっかりと実際はなにも言ってないこと、説明すると言いつつ、していないことを指摘しており、感嘆してしまった。増田は空気が読め過ぎるので、誰かが実際に喋った時、その言葉自体を解釈するのが難しい。だから、増田にははてブが必須である。そして恐らく、定型発達していない人も増田は必要としているのである。
中国拳法の達人が総合格闘技に20秒で負けたって記事がホットエントリにきてるけど、昔の知り合いにもあやしい古流武術にはまってる人がいた。
「一般には出回ってないビデオ」で、その武術の映像を見せてもらったけど、めちゃくちゃ怪しかった。
たとえば腕の関節をねじって相手を動けなくするみたいな感じだったらまだわかるけど、ビデオの達人は、相手にちょっと触ってるだけで相手が固まって動けなくなってるのな。
触るのさえやめて、手を放しても相手は固まったまま動けないの。
知り合いは、これすげーだろって感じで得意満面な感じだけど、俺が「これって暗示にかかってるの?」って質問したら「え?」ってすごい意外な質問をされたような反応。
「手を放しても相手は動けないし。暗示的なもので技にかけてるの?」と聞いたら返答に困ってるようだった。
信用しすぎてまともな判断できないレベルに達してたんだと思う。
「技は誰でもできる。でも危険だから(武術家は)信用できる人間にしか教えないんだ」みたいなことを言ってたけど、超能力者の清田くんが「超能力は誰にでも使える」って生徒を集めてたのと同じだよね。
ビデオを買ったり段位をもらったりするのに、すごい金払ってたんだろうな思うわ。
河川敷に着くと、そこには意外な姿があった。
「カジマ、お前もここに来ていたのか」
「……っす」
だが、カジマは妙によそよそしい。
要領を得なかったが、すぐに理由は分かった。
「カジマ、お前がやったのか」
近くにあった火元、そしてカジマのもつ道具がそれを物語っていた。
「い、いや、それは全くの無関係っす!」
「『それは』ってことは、ここの河川敷でのボヤ騒ぎはお前がやったって認めるんだな」
カジマは否定も肯定もしなかったが、この状況でのその反応は、ほぼ答えを言っている様なものだった。
「なぜそんなことを?」
弟たちには分からないだろうが、カジマを知る俺とタイナイは何となく分かっていた。
火の流行に感化され、自分でそれを起こしてやろうだとか、その自分が起こした火に群がる人間を見たかったのだろう。
カジマはこういった、大して心にもないことを言ったりやったりすることに快感を覚える。
俺たちはそれに慣れているとはいえ、さすがに今回の一件は些か性質が悪い。
「いくら注目させたいからって、自分で火を起こして、しかもそれを天災みたいに言うのはどうかと思うぞ」
「でも……ほら、『火のないところに煙は立たぬ』って」
「火を起こしているのお前だろ」
「カジマ。嘘や冗談ってのは必ず暴かれて、かつ遺恨を残さないようフォローしてやっと許されるんだ。それで人心を弄んではいけない」
「それはお前の免罪符にはならない」
「カジマと違って、選別はしている」
「……」
しばらくカジマは沈黙していた。
すると突然、俺たちのいる場所と逆方向に走り出す。
「あ、逃げた!」
『煙を焚く』ってわけか。
俺たちは呆れて追う気にもならなかった。
だが、その時である。
「あっっっつちゃー!」
すさまじく雑味のある高音が大きく響く。
その音の主はカジマだった。
どうやら服が燃えているようで、パニックを起こして躍り上がっていた。
「あ、あの辺りって、あの人が前に火を起こしていた場所だよ」
逃げるのに必死でそのことを忘れ、服に引火したのか。
よもや火の後始末すらちゃんとしていなかったとは。
「……助ける?」
気乗りはしないが、放っておくのも寝覚めが悪い。
その程度の情はある。
「助けよう」
「私、超能力者だけど、普通に消火した方が確実で早いと思うの」
「そうか」
俺たちはカジマのもとへ駆け寄った。