はてなキーワード: アニソンとは
私がいわゆる腐女子と呼ばれるようなものになったのは多分バスケの作品からだ。それ以前は違う作品で支部ではなく占◯クで夢小説を読んでいた。なんやかんやあって支部に登録し小説ランキングを見たときに「ああ、ここでは夢小説じゃなくて原作にいるキャラ同士の絡みを書くんだな」と感じた記憶がある。
そこから初期から好きだった作品のアニメが大失敗に終わるまで、好きだった作品の二次創作を読み漁る日々が続いた。その作品のアニメが大失敗に終わり、アンチが増え、新生活で色々忙しくなった私は二次創作を読むのをめっきりやめてしまった。(アニメなどは気に入った作品を何作品か見る程度で、全く見ない時もあった)
そんな時にあるゲームが爆発的にヒットを果たし、私も無事にハマった。支部の小説は夢作品で溢れかえった。"嫌われ"という文字を見たときは懐かしすぎて涙が出た。
なぜならそのゲームには紛れもなく、プレイする側の人間として私たちが存在するからだ。キャラクター同士の絡みも面白かったが、実際に彼らとコミュニケーションをとる私たちの絡みを見るのもまあまあ楽しかった。
そんな感じで楽しんでいたが、また新生活が始まりアニメや漫画どころではなくなった。本当に忙しくて、2年間で2作品くらいしかアニメも見なかった。好きな作品の二期が決まっても録画の肥やしにしかならず、漫画は読んだものの二次創作には触れなかったため原作第一の頭が出来上がっていった。
今年の初めに色々ひと段落ついたときに、ある作品にハマった。Amazonプライムでアニソンを聞き流していた時にその作品の楽曲を聞き、興味を持った。二次創作も、夢っていうよりはキャラ同士の絡みとキャラクターの周りの傍観者となっていろいろな生活を見守る〜というのが多かった気がする。ここもあまり二次創作を見ていないからわからない。
久々にハマった作品で、オタクやっぱり楽しー!!って感じだった。そんな感じで細々とオタクを楽しんでいたとき、妹が見てたアニメの作品に興味を持ち、一気に全話見た。Amazonプライムはすごい。
ええ〜なんこれおもろ!!ジャンプ作品にハマるのは久々だった。その中で公式で片想いしてるカップリングがあるのを知り、すぐに支部にいき作品を読み漁ろうとした。
私が知らない間に夢小説が主流になっていた。
一億の女?みたいな具合で騒がれてるのも知ってたけど、ここまでとは。一時期、スパダリという言葉が流行ったが多分あのキャラがそうなんだろうな。そして、私が漁りにいった作品の多くも夢小説だった。マジかよ〜。
いやしかし、私もかつては夢小説を読んでいた。読めるかもしれない!
いや、誰だよお前。なかなか興味深くて作品をざっと見てるとほとんどが成り代わりだった。オリ主が成り代わって逆行したらもうそれ違う作品だから。
というか、ラノベ作品みたいな名前ばっかりだし、よく見たら全部なろう系じゃねーか。
別に夢作品が悪いわけじゃないけど、名前変換機能もない支部で知らない女がキャラクターとイチャコラしたり、「オォォォォイ!?!?!?」とか「〇〇ちゃんかわいいよ〜hshs」みたいな喋り方しそうな女が成り代わりで無双して…えっ、なんの作品ですかこれ。
夢女子のマナーが悪いという話ではない。別に彼女たちは何もしていない。ただ自分を主人公に模しているであろうキャラクターを原作のキャラクターとコミュニケーションをとらせて楽しんでいるだけだ。ただの公開自己満自慰行為に私はなんの文句を言う資格もない。
そもそもほとんどが原作に明記されていないキャラクター像をむりくり書いたり描いたりしている時点で質のいいオタクとは言えないだろう。だが、あまりにもIQが低そうな作品ばかり見てると、なんだかイライラしてくる。例えがそれが原作で死んでしまったキャラを取り戻したいがゆえの行為だとしても、自分だったら救える!なんておこがましい。強くてニューゲームはいつまで流行るのだろうか?
Official髭男dismさん、紅白初出場おめでとうございます。
かねてから目標にしておられたステージを一つづつこなし、多くの人に曲を聴いてもらえるようになって目標にしていた国民的バンドが近づいてきましたね。
さて、私はいわゆるアニソンしか聞いて来なかったオタクなのですが、とあることをきっかけにOfficial髭男dismを聞くようになりました。
小さい女の子がターゲットのアーケードゲームで遊び、アニメをみて、曲を聞くただそれだけのオタクでした。カラオケで入れるのはアイカツ、プリパラ、あとは東方アレンジ…。一般人に向けて歌える曲は10年前の曲。
小学生の頃、OR◎NGER◎NGEにどハマりしてました。当時の自分は人に流されてばっかで「◎◎ちゃんが聞いてるから」「みんなが好きだから」「そうしないと話に付いていけないから」そんな理由で聞き出してハマっていったと思います。ファンクラブに入っていたし、CDやDVD、掲載雑誌はほぼほぼ買ってもらっていたな…今思うとめちゃくちゃ贅沢な小学生だな…
OR◎NGER◎NGEって沖縄出身のグループで、紅白初出場した時に沖縄から中継してたんですよね。とにかく「地元」にすごくこだわってたバンドだったなって。
そういう所がとってもうらやましかった。自分は沖縄や北海道みたいに特別な地域に産まれたわけでもなく、東京や大阪みたいに都会に住んでるわけじゃない。
自分の住んでいる県は何にもなかった。誇れるところが隣の県と最低人口競い合ってるくらいしかなかった。
秘密結社鷹の爪っていうアニメがあって、NHKでも放送されてたアニメなんです…。団員の吉田くんの出身地が島根県っていう設定で、本編で吉田くんが島根県の自虐をするシーンが沢山あるんですね。
それをカレンダーにしたのが「島根自虐カレンダー」なんですけど、それが県内ですごく大ヒットしまして。島根県民は自分の県に対してとくに誇れるところがないから自虐することが大好きなんです。とにかく大好き。
だって隣の鳥取と人口の最低人口を競い合ってるし、「島根と鳥取どっちが左?」っていう関東の人の問に対して鼻息を荒くして答えるし…。
とにかく「秘密結社鷹の爪」っていうアニメが島根県の広告になっていて、吉田くんは観光大使になっています。駅や空港に行けば吉田くんがプリントされているお土産が普通に置いてます。世界征服が島根から始まってる…
「秘密結社 鷹の爪」がLINEライブとかYouTubeとかで配信してた時期があるんですけど、その時期にEDを担当してたのが売れる前のOfficial髭男dismさんでしたね。
LINEライブでCDの販促で、シャツに蝶ネクタイ…?な衣装の4人組のバンドが出てて、衣装固定されてるバンド大変だな…(?)って思ってみてました。吉田くんが「山陰、島根出身のバンド」って紹介してて、当時は「へぇ〜 島根から出てきて頑張ってる人達がいるんだな〜」くらいにしか思ってませんでした。
そのEDで使用されている楽曲「黄色い車」は、吉田くんが黄色い車に乗って地元から東京までの風景を眺めていくちょっと切ないステキなアニメーションになっているので見てください。山陰から東京出てきた方は絶対グッとくる。
そのバンドは「Official髭男dism」っていうらしい。あなんとなく頭の片隅に島根…鷹の爪…Official髭男dism…ってのはあったので「あ?!鷹の爪の人達?!」って繋がりました。島根に対してはミーハーだったので、発売されたばかりの初アルバム「エスカパレード」を帰りにレンタルショップに行って借りて聞きました。
とにかくびっくりしました。「こんなオシャレな完成されたアルバムを作れるアーティストが島根におったんか…」
1曲目の115万キロのフィルムは「こんなアルバムの最後の曲みたいな曲を1発目に持ってくるか普通?!」ってなったし、2曲目ノーダウトは月9の主題歌になっていて、一度聞くだけで覚えられるキャッチーなメロディー。8曲目のTell Me Babyがめちゃくちゃ刺さった。アイカツスターズの「episode solo」が大好きなオタクにはめちゃくちゃ刺さった。クラブで流れてそうなゴリゴリサウンド大好き…。(オタクなのでクラブに行ったことはない)
アイカツやアイカツスターズの曲が大好きななのは、いろんな音楽のジャンルがあって挑戦し続けていて大好きなんですが、それに近いものがOfficial髭男dismにはあって。
今までこのアーティスト良いなって思ってアルバム聞いてみても全部同じ曲のように聞こえてハマれない…ってのが何回かあったんですけど、Official髭男dismはそれがなくて今もいろんなテイストの曲を作ってくれて飽きないし楽しいんですよね。
「え?Official髭男dism、島根県民会館大ホールでライブするの?」
島根県民会館大ホールは2000人キャパのホールで島根で1番集客できるホールです。有名なアーティストが地方公演する時によく使うところです。私も小学生の頃にモーニング娘を観に行ったことがあるし、県民にとってはキラキラした人たちが見れる1番大きいステージ…という感じです。
「近くに来てくれるんならライブみたい…」と思って一時的にファンクラブに入ってチケット取りました。
そのツアーには東京NHKホールも予定されていて、NHKホールもやるのに千秋楽を島根県民会館大ホールでやってくれるの?!?!?!?!?って、めちゃくちゃテンション上がりました。
えっOfficial髭男dism、売れても島根を大切にしてくれてるの?!こんな嬉しいことある!??!
「エスカパレード」と、途中で発売された「stand by you」しか聞いてなかったですが11月の松江カノーバへ行きました。ここはいわゆるライブハウスですね。
直前まで「整理番あんま良くないから行くのどうしようかな」くらいにしか思ってませんでした。この公演に行くまでどハマりしてません。
はっきり言いますけど、Official髭男dismの魅力はライブです。ライブが楽しい。
ごめんなさい、ライブで披露された曲半分くらいしか分からなかったや。でも楽しかったし、気付いたら身体が動いてた。
あとすごく「地元感」が良かった。ライブハウスには「ここがヒゲダンの実家!」って書いてあったし、実際Official髭男dismが結成して初めて音合わせしたところがそのライブハウスだったらしい。
アンコールの後に「時間があるから弾き語りするからリクエストください」とボーカルの藤原聡が言う。当てられた小学生は藤原聡と同じ小学校に通っているし、それに対して「◎◎小」の校歌を弾き語りする藤原聡。
次に当てられた男子大学生は「島根大学の軽音楽部の部長」なんとベースの楢ちゃんと同じ立場だった。(Official髭男dismの3人は島大軽音楽部出身)
たまたま偶然が重なっているのか、地元だからこんなことが重なるのか良くわからないけど
圧倒的地元感…島根が大好きでいてくれたからこうして島根に帰ってきてくれたんだな…うれしかった…
その日から全曲聞くようになって、Official髭男dismをもっと知って好きになって、応援しようと思いました。
初詣なんて仕事するようになってから初めて行った。芸能音楽の神様に「Official髭男dismの紅白歌合戦の出場」をお願いした。
去年の年末、弟に会った。彼もOfficial髭男dismを好きだったらしい。
「ヒゲダンすごいよね、Mステにも出てたし!」「来年紅白出れるんじゃない?」「出て欲しいよね!ノーダウトよりヒット曲出たら出れるかもね。」みたいな会話をした。
「そろそろ武道館ライブとかやりそうじゃない?」「たしかに。もう決まってたりして」「ヒゲダン武道館なら絶対行くわ!」などと会話していた。
自分はいわゆる、ノーダウトからの新参でしかないしOfficial髭男dismにハマったのも1年目みたいなものなのですが、彼らが地元が大好きでいてくれて、テレビやラジオで島根や鳥取、山陰のことを話してくれているのが本当に嬉しいです。
まぁ山陰が取れないなら山陽、関東に行くしかないんですけど!武道館行ってから帰ってきてもらうんじゃなくて自分から行くよ!ってスタンスでいないとダメって思うようなりましたのでいいですけど!
普通は島根や鳥取のチケットのが取れやすいはずなのに、Official髭男dismは地元が故に取れない。
どんどんチケットが取れなくなって悲しくなる一方、1人でも多くの人に彼らのライブを見てOfficial髭男dismにハマってほしいし、なんか変な気持ちなんですよね。
Official髭男dismは聞いてるけど、ライブ行くまでは良いかなって思ってる人…今度大きいアリーナツアーをしますので、今のツアーよりはチケット取りやすいかと思います…。是非行ってみてくださいね。
Official髭男dismは人の人生に寄り添うバンドでありたいって本当にそれなんだよな…
この場面、この場面で絶対ピッタリな曲がある。
もし、Official髭男dismを聞いたことがない方がいたら聞いてみてほしいです。
オタクだけど「島根県民だったから」Official髭男dismを聞くようになった話でした。
増田の考えからは逸れるかもしれんが、あれを「オタク以外にも認められる程の本格的ラップバトル」だとマジで思い込んでるオタクが割と居るのがやばいと思う。
ヒプマイ自体は優れたプロジェクトだとは思うけど、あれだけを聞いてヒップホップやMCバトル知った気になってイキってるオタク見ると、学生時代にクラスに一人くらい居た「本人的には自分が"オタクなのにガチ陽キャ"な異端な存在だと思ってるっぽいけど周りから見たら普通にただの痛々しいオタクでしか無い奴」思い出す。
ヒプマイはヒップホップへのライトな入り口を作る意図もあるプロジェクトだと思うから、ヒプマイをもっと楽しむためにもオタクにヒップホップやラップバトルにも一歩足を踏み入れてほしいなと思う。
オタクの求めるものがヒップホップとしてのクオリティよりもアイドル性重視なままなら、ヒプマイの楽曲自体もアイドルアニメ路線のただのアニソンのまま進歩はなさそう。オタクはそもそもそこまで求めてないのかもしれんが。
なんかめっちゃ話逸れたが、増田がヒプマイ楽曲にいまいちピンと来なかったのはラップバトルを謳いながらもアニソン臭が濃すぎるからだと思う。長々すまん。
ぜんっぜん流れない。ちょっとどれくらい流れたか数えてみよう。21日まで全話現在無料配信中なのだ。
https://gyao.yahoo.co.jp/p/00871/v12342/
1話(配信では前後編)→ラストにOPが流れる。ありがちのやつ。EDなし
これ、原作を全部詰めたいがための尺調整なんだと思ってるんだけど、最新話見たあとはもうわからなくなった。こんなのレコード会社よく許可したなぁと思ってたけど、もし「OPEDが効果的に使われるし見てる人が愛着を持つから許可した」なら最高の結果だと思う。
実はOPED、毎回映像が違うのだ。二つ合わせて11回(実質10回)しか流れていないけど、一度も同じ映像は使っていない。OP同じじゃん?と思ってたらよく見たら結構違う。伏線が散りばめられている形なのだ。
とくにEDは最新話まで来て見ると最強のアニソンだ。見たら分かる。
何が言いたいのか。「 Glow at the Velocity of Light 」は最高だと言う話だ。
なにもかもが愛おしくなってきた…このアニメ凄い。
住んでいる地域の地上波どころか、BSでも放送していないような(自分はネット配信で観ている)のが流れると、ちょっとうれしい。
もしかすると、気の合う店員さんがいるのかも、と思っていたのだけど、ああいうのって有線放送を流しているだけだったりするのかな。
新しいコンテンツが生まれゆく傍ら、命を落とすコンテンツもある。
オタク同士が推しコンテンツを勧め合い、アクティブユーザーという名の陣地を広げる。
そして、コンテンツのサービス終了はソシャゲを嗜む者ならば1度は考えたことのある悲しい未来ではないだろうか。
これはとある国で林檎をもぎり、スマホをタップする戦士の悩み。
*
1年前、私生活が辛くて仕方がなかった私は死にたいと毎日思っていた。
当時大好きだったコンテンツは流れが早くてついていけず、心の安寧のためにコンテンツから離れた。
でも、根っからのオタクだった私は何かしらのコンテンツに触れていたくて何百回と聞いたアニソンをイヤホンから垂れ流していた。
新しい情報を体内に取り込む気力は無かった。アニソンは耳とイヤホンがあれば良い。
毎日のログインに追われることも無いし、ストーリーを読む必要も無かった。ガチャの結果に一喜一憂することも無い。
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イヤホンからアニソンを垂れ流す引きこもりだった私は、某アイドルプロデュースコンテンツの男性アイドルver.(以下M国)に出会う。
耳とイヤホンがあれば良い。
iTunesで気になったユニットの曲を片っ端から購入して、朝から晩までM国の曲を聞いた。
楽しかった。新鮮だった。未来への希望に満ちた歌。届けたい言葉がある。前を向くための理由がある。
背中を押されるってこういうことなんだって思った。コンテンツを詳しく知らなくても楽しめる歌は素晴らしいなと思った。
歌を聞く余裕しか無かった私に、この歌を歌うキャラクターを知りたいという気持ちが遅ればせながら湧いた。
そこからは早かった。
歌からコンテンツに入ったので音ゲーを先にインストール。引くほど簡単な音ゲーを何度も練習してユニットと歌をイコールで結んだ。ユニットを覚えてからは、ストーリー重視のゲームをインストール。雑誌をたくさん読んでキャラクターの内面を知っていった。
担当ユニットが出来た。ファンとして応援したいキャラクターが出来た。
冬を迎える頃、引きこもりは外に出た。
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私には、学生時代大好きだったソシャゲがサービスを終了した経験がある。
課金戦士になり得る力を持ち合わせていなかった私はオネーサンたちのおこぼれでゲームをする無課金ユーザー。働き始めてやっと課金が出来る。恩返しが出来る。と、思った矢先のサービス終了。
サービス終了は呆気ない。
それまでに貯めたダイヤも、ゲーム内で使えるアイテムも、私に向けて笑ってくれたアイドルも今じゃ開かないただのアイコン。それでもアンインストール出来ないからオタクの恋は難しい。
どんなに製作会社が大きくても呆気なくサービスが終わることを私は知っている。
始まりがあれば終わりがある。でも、その終わりを長引かせることは出来る。
でも、このままM国で林檎をもぎりながらスマホをタップする未来に不安を覚えたので今筆をとっている。
もう少し話は続く。
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M国の課金戦士になった頃、心に余裕が生まれた私に友人がとあるゲームを勧めてきた。奴は陣地を広げるつもりであった。
勧められたゲームは、潰れかけた劇団を再興するために役者たちと苦楽を共にするストーリー(以下A国)でフルボイス。
繊細に描かれる役者たちの人生。フルボイス。耳とイヤホンがあれば良い。
ちまちまと画面をタップして話を読み進める行為が好きになれなかった。それならいっそのこと音読してくれといつも思っていた。
だから、A国のメインストーリーがフルボイスなのは大変助かった。
何より演者の芝居を耳で実際に感じることが出来る経験が新鮮だった。
このキャラクターはこの脚本を、言葉をこんな風に感じ取ったんだ。傷ついたんだ。泣いたんだ。笑ったんだ。演者の息遣いひとつに"生"を感じた。
そして、A国ではキャラクターが歌を歌う。
アイドルコンテンツでは無いけれど、公演にちなんだ歌を披露してくれる。ソロ曲とグループ曲、全体曲もある。
歌に命を救われた私がハマらないわけが無かった。
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ただ一言、凄かった。
ビックリした。歌に合わせて用意されたキャラクターと同じ公演衣装。めくるめくバックモニターの映像。歌毎に装飾が変わるトロッコ。火も上がった。スモークもでた。
"課金"が活きていると思った。
目に見える形で課金の成果が出ている。
M国のライブはどうだろうと思った。
M国のライブも映像でしか見たことが無いけれど、M国のライブはどうだろう。
前のライブ映像でも聞いた歌、見覚えのある振り付け。作りの甘いモニター映像。布まで安っぽく見えてきてしまう。
私がした課金はどこに活きているんだろう。ゲーム?ライブ?アニメ?コラボ?なんでも良いから演者に気持ちよくステージに立ってもらいたいと思った。悔しかった。
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それでも、この国の作物が少ないことは分かる。大母体は肥えた土壌のはずなのに実らない作物。水をあげてもあげても干からびたままの大地。水をあげすぎて根が腐ったのかも知れない。
痩せた土地で立派な実は実らない、と誰かが言ったけどコンクリート出身の強い果実に最終的には負けてしまった。
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課金が活かされる日は来るのだろうか。
後発組のアニメが作られる日は来るのだろうか。もっとスムーズな踊りを画面越しのアイドルが披露してくれる日は来るのだろうか。差別無く商業コラボを行える日は来るのだろうか。
コンスタントにユニットとしての曲が出る未来はあるのだろうか。
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A国は2期に分けてアニメを放映するらしい。1人1人にしっかりスポットを当ててストーリーを進めるのだろう。ゲームのストーリー3部の配信も発表された。
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