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はてなキーワード: 人事異動とは

2022-08-05

改造が行われる背景

内閣改造は通常、新内閣発足後1年ほど経過したときに、国務大臣の相当数を一度に入れ替えないしその担当を替える(横滑りさせる)ことが多い。

内閣改造が行われる背景としては次の3点が挙げられる。

第一に、

内閣総理大臣国務大臣任免権を行使することにより、そのリーダーシップを維持拡大し、政権基盤強化を図るためである内閣総理大臣がより適当考える人材を登用し、あるいは適所に配置換えし、後継者重要ポスト処遇し、与党内のライバルを閣内に取り込んで反対行動を封じるなど、内閣行政遂行能力を向上させるとともに、人事によって自らの政治力を高めることを目的とする。

第二に、

閣僚が同じ人物のままではマスコミを通じて国民からマンネリ感を持たれて社会に閉塞感が漂っている場合は、内閣改造を表明することで、どの与党議員閣僚入りをするかなどをマスコミに予想させるなどして内閣への国民的注目を高めることで内閣刷新し、フレッシュ感覚国民アピールすることを目的とする。その結果、内閣改造すると、改造直後の内閣支持率が改造前より上昇する傾向がある。

第三に、

自由民主党長期政権下では内閣改造およびそれとあわせて行われる幹事長など党役員の交替は定期人事異動的な色彩が強く、慣習により漫然と行われてきた。ある程度当選回数を重ねた国会議員は、特に精通した政策分野などと関わりなく、とにかく大臣に任命されることを切望する、いわゆる大臣病にかかる。この大臣患者たちの不満に応えるため、自民党の各派閥は、改任の必要がないにも関わらず、組閣から1年ほど経過したあたりで大臣の顔触れを変えることを要求しはじめ、内閣総理大臣派閥の支持を得るためにこれを受け容れ、時機をみて改造を行うことが慣習となった。もともと替える必要性が低いため、適材を適所に配置するという気概は薄れ、派閥当選回数順に推薦した人物を漫然とはめ込む派閥順送り人事が横行した。このことはまた、大臣内閣官僚に対する指揮・管理機能形骸化し(「重要なことですので政府委員から答弁します」と国会発言した閣僚すらいた)、官僚機構政治に対する自立性が強いという状態をもたらしたともいえる。このような順送り人事に対する批判は強かった。

2022-07-18

人事異動しただけ。

先輩とは2年くらい前に知り合った。実はその前に1、2回ほど会議で顔を合わせていたのだがその時の記憶はお互い殆どなかった。その先輩はずっと世話を焼いてくれた。世話を焼くというのもただ仕事サポート教育をしてくれるだけではなく、たくさん雑談してくれたし、たくさんイジられた。

先輩は一回りくらい年上で子どももいる良いお父さんだ。普段から冗談好きで明るく振る舞ってるけど、病気を抱えていて、なのに人一倍仕事を頑張るし、人一倍気を遣える。同じ担当になった仕事で黙々と悩んでると一緒に残ってくれて、一から優しく教えてくれたり、時には前教えたでしょと指摘されたり。今まで会ってきた人の中で、間違いなく一番優しい。優しすぎて自分大事にするのが苦手なタイプの人だ。あとはお互い気が合ってたので、毎日のように先輩がボケてこっちがツッコむ、というようなことをよくしていた。

その先輩の異動が決まった。

転勤じゃないので会えなくなるわけではない。しかし、自分でも驚いたのだが、その日から僕は満足に眠れなくなり、食欲が落ちて家事もまともにできなくなった。仕事不安とかではなく、先輩を人として好きになっていたと気づいた。でも、伝えても関係性が壊れたりして絶対幸せな結果にはならないと思ったので、気持ちは伝えないことに決めた。

それから異動するまでは、夜遅くまで話しかけてくれることが増えた。僕の落ち込んでいる様子を心配して元気付けてくれているのだと分かった。その優しさから何度か我慢できなくなり、近くにいてくれなくなるのが寂しいとか、先輩の中で一番好きとか、ぼかし切れてるのか怪しいことを伝えてしまったが、引くことなく受け止めてくれた。他にも、お互いの滅多に他人に言わないようなことをいろいろ話せた。ただ最後の方は、今後も会うのに恥ずかしいでしょ、と断られたので、言いすぎたと反省してる。

それから、先輩を安心させたいし仕事ができるようになりたいと思ったので、仕事のやり方や意識してることを教えてほしいと伝えて、真似することにした。教えてもらったことは今のところ続けられてると思う。

異動してからも結局よく会って話せているけど、隣からいなくなったこの憂鬱さは拭えない。でもこの人と出会えて仲良くなれたのは本当に幸せだと思いました。おしまい

2022-06-28

JTCがつまらない理由

社員が3人いて3つのサービスがあったとき、JTCは一人が1/3ずつ受け持って3人全員で3つのサービス運営する

リスクヘッジという意味では正しいし、JTCにありがちな人事異動を考えても正しい

ただし責任感が希薄になるしコミュニケーションコストもかかる

まりサービスが途中で終了することはないが、その代わりに大きく進化することもない

何か新しいことをしようと思うと残りの二人を説得しないといけないし失敗したときリスクけが自分に降りかかる

3人だと極端な例だけれど、10人や20人の部署でも似たようなことが起きているし、決定権が委譲されない限りは同じことが起きる

この辺りがJTCのつまらない根本的な原因だと思っているし、衰退している原因だとも思う

大きな大企業が少数あるより、中小企業が沢山ある方が求職者としては

いつ自己都合病気けが退職会社都合で人員整理が行われるか分からない世の中。

大きな大企業が少数あるより中小企業が沢山ある方が求職者としては助かる。

大きな大企業グループ支店が沢山あっても人事部本部に一カ所だけだった場合求職活動不採用になったらグループ支店みんな不採用と同じことになる。

中小企業が沢山あれば手あたり次第応募してどこかに採用されるかもしれないという考え方もあり。

人事異動は良い面もあれば良くない面もあると思う。

新しい経験を積めるという見方も出来れば、逆に専門外の新しい事をしなければいけない事も考えられる。

寄せ書きやめてほしい

人事異動転出する人に寄せ書きする文化があるんだけど

今回10人ぐらい転出するのに全員に寄せ書きを求められて非常にしんどい

リモートになって手書きじゃなくなったのは救いだけどやっぱりしんどい

貰った方も処分に困るし誰がやりたがってるのか謎

やるとしてもSlackなりTeamsなりにDM勝手に送るようにしてくれないか

2022-06-27

anond:20220627102636

一昔前は「株式会社プロ野球」に就職するのであって、どこの球団所属するかは本人は選べない、トレード人事異動である、みたいな言説がまかり通っていた

日本サラリーマンの配属ガチャや転勤と同一視して見られていたと思われる

風穴を開けたのはやっぱり野茂英雄

外資への転職は善だということになる

2022-06-26

5年くらい大企業のコーポレート関係業務で働いてわかったこ

営業企画から人事異動で総務・厚生系の業務で働いて分かったことを書く。

総務や厚生、労務管理情報セキュリティ負け組

経営企画が最も勝ち組だけど、それは下流工程営業戦略や、企画担当によくわからないカタカナを振りかざして丸投げをして、成果が出れば自分の手柄、失敗したら現場のせいという感じでほんとうに上手く成果を主張するので、アピール力だけで出世していく。ある意味すごい才能。

総務や厚生なんてのはできて当たり前って感じなんだけど、「何も生み出さない」みたいな感じで効率化ばかり求められる。毎年ちょっとずつ人員削減されていく理不尽人員カットした管理者だけ評価される。

そこに労務管理情報セキュリティはなにか事故があればマイナスがつくので、さらに輪をかけて苛酷なゲーム仕様になっている。マゾかな?

そして雇われ社長はは株主しか向いていないので、短期的には賃金人員を充実させるモチベーションは全く無いので、コスト部署しかない経営企画以外のコーポレート系は辛い。本当に辛い。

昔は年功序列とセットで真面目で無能な働き者を御恩と奉公繋ぎ止めてきたけど、市場パイが増えない中で利益を上げるべくコストカットしてきた先にあるのは何なんだろうねって最近思うわけよ。

2022-06-24

【続】NTT退職しません

"NTT退職しません"(anond:20190405004215)を書いてから3年とちょっと経ったので、筆者と会社の現状を書いておきますね。

筆者の現状

もちろん退職していませんし、退職する気もありません。

人事異動がありましたが、引き続き本社内の部署で、開発業務(開発するとは言っていない)に従事

昇格して立場が上がったため見る範囲は増えましたが、基本的にやっていることは3年前から変わりません。パワポExcel職人です。

残業がかなり減ったため(昨年は年間100時間を切りました)、昇給分と相殺して年収は800万ちょいのまま。

ちなみに最早コースの同期は課長になっていて、評価にもよります年収1100万くらいもらってます

一方で副業収入は順調に増えていて、一昨年から副業所得給与所得を上回っちゃいました。

社内でも副業をしている人が増えてきていて、slack副業チャンネルが盛り上がってます

コロナ禍で完全リモートワークになったこと・残業が減ったことで可処分時間がめちゃくちゃ増えたこともあり、もはや会社員の方が副業というマインドになってきています

そんなマインドでゆるゆる働けるのがNTTの良いところですね。

会社の現状

ここ最近ニュースになっていることを中心に触れていきます

フォーメーション変更

茸がNTT100%子会社になったり、この7月からコムコムウェアが子会社になったりとフォーメーションの変更がありました。下々で働いている分にはさして影響はありません。ただ、コムウェアはともかく、コムは茸の子会社になるというのはあまりいい気がしていない人がいるかもしれません。あと、法人部隊コム転籍になるのでそれを快く思わない人もいます

100%子会社化でNTTの持ち株会に入れるようになったのは美味しいです。

ジョブ型人事制度

ジョブ型人事制度管理職に導入され、一般社員にも近い将来で導入が検討されています。ただし原則降格も肩たたきも無いため、有名無実化するんじゃないかと思ってます。本当にデキる一部の社員にとっては昇格や昇給が早くなるというメリットはあるかもしれません。

賃下げ

ジョブ型人事制度に伴って待遇見直し検討されているのは事実ですが、文春砲の"10万円賃下げ"は嘘と誇張が入り混じっていて正確じゃないですね。

そもそもまだ確定してないのと、みんながみんな下方修正されるわけじゃなさそうです。

賃貸住宅補助が受けられる上限年齢を引き下げる提案が出ているというのは本当ですが、今は地域ごとに異なっている補助額を全国一律で一番高い東京の水準に引き上げる案とセットになっているので、トータルで見るとマイナスだけではなさそうですし。

少なくとも社内ではそこまで悲観的に捉えられてないです。

原則リモートワーク

そもそもコロナ禍が始まって早々に出社必須部署を除いてリモートワークが主流だったので今さら感はありますが、居住地自由&転勤・単身赴任廃止は好評です。

出社が出張扱いで旅費が出るというのもちょっとお得感があります。今までの「損してた感」が無くなると言った方が良いかもしれません。

1日200円というショボすぎるリモートワーク手当への不満はずっと上がっていますけどね。というか家をオフィスとして借りてるんだから相応の金額を払ってほしいです。オフィス縮小して金浮くんだろうし。

まとめ

就活人気企業では上位から陥落して久しいですが、なんだかんだ絶対安泰のまったりホワイトであることには変わりないため、私のように仕事収入を得る手段と割り切ってプライベート副業に勤しみたい人には、やっぱり超おすすめ会社です。

ということで、まだまだNTT退職しません。

追記

副業何してんの?とのことなので、あんまり本題とは関係ないけど一応書いときます

youtubeチャンネルを5つほど運営してて、広告収入がそこそこ結構入ってきます

他にもメインストリームがあるのですが、ちょっと特殊特定が怖いのでご容赦ください。

2022-06-19

勤務地が自宅になる場合根本的な違い

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220618/k10013677411000.html

勤務地が自宅の場合通勤費は支給されず、オフィスで打ち合わせする場合出張扱いになる

「今でも定期代支給されず、都度支給になってるから一緒だよね」

とか言っている人がいるが、これは定期代を支給されるかどうかという問題ではない

在宅勤務でたまに出勤する場合根本的に違うところは「通勤費」なのか「出張費」なのかというところ

通勤費は非課税だが限度額があるため、一定額以上の金額場合課税対象になる

新幹線通勤をしている人なんかはよく知っていると思うが1ヶ月当たり15万円を超えると課税される

一方で出張旅費は会社の経費扱いなので非課税である

北海道飛行機出張しても課税されることはないし、海外出張してもそれに対して課税されることはない

これだけだと「ケチくさい金額だなぁ」と思うかもしれないが、これに加えて標準報酬月額も変わる

サラリーマンはご存じの通り4〜6月報酬額を元に社会保険料が算出される

この報酬額が標準報酬月額となるのだが、これには通勤費も含まれ

まり先ほどの新幹線通勤をしているような人は税金を払うだけでなく社会保険料も高くなる

企業としても社員としてもこの額はケチくさい額ではないので勤務地が自宅になるのは大変ありがたいことである

また、昔から「なぜ標準報酬月額に通勤費が含まれるのか?」という論争が繰り返されているわけだが

勤務地を自宅にしてしまうことで解決してしまうというのがなかなかの解決策だと思う



ここからは内部の話になるが、これによっていろいろと問題が起きてきている

記事にもある通り「まずはできるところから」という感じでスタートしているのでグループ各社の部署ごとに

「勤務地がオフィスか自宅か」

というのが定められている

ただ部署ごとだと不都合もあるため、部署内で個人ごとに定めても良いことになっている

また、以前の記事にもあったように「単身赴任の解消」も同時に行われている

基本的には人事異動地方東京への引っ越しを伴う移動を無くそう、という風になっている

ただ、これも結局は「まずはできるところから」になっていて支店への異動や都市部への異動が行われている

例えば東京出身の人が北海道単身赴任している場合、一律で「移動を伴うような人事異動禁止」となってしまうと東京に戻れないため、当然の措置といえる

問題なのは、この北海道の人が東京の「勤務地が自宅の部署」へ異動した場合になる

異動先の勤務地は「自宅」なので、北海道でも東京でも問題無い

とはいえ単身赴任なので東京に戻りたいわけだが、東京へ戻るための引っ越しは「会社都合ではない」となってしま

そのため引っ越し費用は出ないし戻ってきたかったら勝手引っ越してくれ、ということになる

単身赴任でない場合は、東京での社宅や住宅の準備なども自己都合となってしまって不満が続出している

ケチくさい話ではあるが、会社側がこれを許してしまうと「何故その社員引っ越し費用を出したのか?」という部分の説明をしなくてはならない

単身赴任場合はいろいろと出来ることもあるだろうが、独身場合家族引っ越している場合など、社員が多いのでいろんなパターンがある

こういった事情から

「勤務地が自宅の部署へ異動したくない」

という社員が出てきているし

「うちの部署は勤務地を在宅にしたくない」

という部署も出てきている

勤務地を在宅にした方が会社にとっても社員にとってもプラスになることが多いのに

一部の社員が不幸になるためみんなで我慢しよう、というこの流れがまさに日本的というか、うちの会社的だなぁと思って眺めている

ちなみに別に引っ越し費用を出しても「何故出したのか?」ということを問い詰める人はどこにも居ない

適当に偉い人が一筆書いてあげれば出すことができるのだが、ルールが大好きな会社なのでそういうことはしない

個人的にはこういう面倒なパターン対処は大変面倒なので、人事異動になった社員には一律50万円ほど渡して

引っ越しだろうが家捜しだろうが後は勝手にやってくれ」

で済ませる方がいいと思っているし、人件費その他を考えるとは安く付くと思う

まぁただ、こういう発想には絶対ならないので、きっとまだ2,3年は揉めるだろう、と思っている

2022-06-10

会社辞めないでいたら元パワハラ上司がとばされて報われた話

会社でかつてパワハラしてきた元上司人事異動出世メインストリームからはじかれたの爽快。

もう何年もその元上司のせいで心を病みかけてて、なんとか踏みとどまってきたんだけど

最近すごく生きるのつらくてTVニュース見てて引っ張られそうになることもあったりして本当ヤバかった。

見ている人は見ていてくれたんだなと思う一方で、なんでこんなに時間かかったんだよと腹が立ったりもしてる。

あと心が軽くなったと同時にすごい乱暴気持ちが沸き起こってきて

アイツもっとひどい目にあえばいいのにと意地の悪いことばかり考えてしまう。

上司のせいで私の心の中の善良な何かが死んだんだよね。

せっかくいいことがあっても、もう自分が前のようには戻れないのがわかってそれはちょっとしかったな。

2022-05-02

アニメーションを作る仕事をしていた【前編】

プリキュア」「ワンピース」など、東映アニメーション4作品の通常放送再開が発表 「お待たせをして申し訳ございません」

https://animeanime.jp/article/2022/04/06/68680.html

約十年前、曇りだったあの日新卒で入った会社人材営業をする日々に疲弊していた頃、新宿駅構内で、あるエンタメ企業求人ポスターを見かけた。

アニメを作る仕事したことはなかったが、興味を感じて応募したところ、あれよあれよという間に内定をいただいた。役員面接パスだった。

それからの私は、『アニメを作る仕事』に邁進する日々を過ごすことになる。長い時間だった。毎日が修業だった。

数年前、無理がたたって病院送りになった。心も体も限界だったのだ。大したレベルではないが後遺症も残った。退院後も結局、心身の調子回復しなかった。

それで、退職を申し出て、東京から遠く離れた田舎に帰った(のんのんびより聖地が近くにある)。今はお堅い仕事に就いている。

十分な時間が過ぎた。そろそろ、当時を振り返ってもよいのではないかあの日々への整理を付けられるはずだ。今からエンタメ企業アニメ部門で○年の時を過ごした男の話をする。

この記事で述べたいのは、シンプルに2点(5/4 以前はシンプリーでした。ブクマでご指摘いただきありがとうございます)。エンターテイメント業界で働いて面白かったことと、つまらなかったことだ。直情的に言うと、『心と体の奥底から感動できたこと』と、『エンタメ業界のほの暗いところ(要するに、こいつらマジでクソだなと思ったこと)』だ。どちらもけっこうな数がある。

それでは、さっそく説明していく。



― 心と体の奥底から感動できたこと ―

子どもの頃はアニメが好きだった。一番ハマったのは、『魔法陣グルグル』だった気がする。衛星放送では『白鯨伝説』やCLAMP作品を見ていた。

だが、小学校生活の終わり頃から学習塾に通うようになり、夕方以降にやっているアニメを見れなくなった。中学勉強漬けの日々を過ごしていた私は、いつの間にやらアニメのことを一切忘れてしまった。

中学時代も、高校時代も、大学時代もそうだった。変わらない。

いや、違う。大学の時は、深夜にやっているアニメをたまに見ていた。「コードギアス」「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」「蟲師」「夏目友人帳」あたりは確実に見ていた。

人材営業会社で働くようになってからは、金曜日の深夜に自宅に帰った時、疲れ切った頭でテレビを点けて「こんなアニメあったっけ」と、ボンヤリした気分で視聴することがあった。

私はたぶん、アニメが好きだったんだろう。なぜ見なくなったのかと言えば、十分楽しめるだけの精神的余裕がなかったからだ。ならばいっそ、見ない方がいい。中途半端に楽しむのは嫌だ。中学生になった時も、そんな動機アニメを一切見なくなったのだ。きっと。

そんな私が、アニメーション作品などを作る会社(以下「弊社」という。)に入社した後は、これまたどっぷりと『世界』に浸かることになった。入社から退職まで人事異動はなく、ずっとアニメ製作部門だった。

最初の頃は、アニメ雑誌のインタビュー記事に出るようなプロデューサーその他の足もとで働いた。雑用はもちろんのこと、小さい企画を考案したり、経理その他の事務や、各関係者とのスケジュール調整などを担っていた。ホワイトカラーに毛が生えたような業務内容だ。

ところで、人生で一番最初に携わったアニメは、某少女コミックでそこそこ人気を博した作品だった。タイトルは言わないが、雰囲気は『隣の怪物くん』に似ている。私が入社する半年から企画が始まっており、当初の担当者から引継ぎを受けた。携わったといっても、スタッフロール名前が載るわけでもない端役としてだが。実際、大したことはしなかった。やはりホワイトカラーの枠内に納まる仕事だ。

しかし、これは実際に私の世界を拡げてくれた。方々の兵が集まる企画会議に、必要とあらば関係各所を訪問して説得交渉にあたり、お金の雲行きが怪しくなればどうにかやり繰りをする(ダメなら追加出資企画削減)。ごく稀に、スタジオ等の収録現場では声優の本気と、半面その悲哀を目の当たりにし(ここらへんは後述)、成功した作品打ち上げ会では、自分達が作った数字を眺めて溜飲を下げる。

長い月日が経って、エンタメ業界に慣れてきた頃だと、新作の立ち上げに、利害関係者間の調整(交渉)に、プロジェクト全体の損益見通しの皮算用に、イベント企画運営に、ホームページ管理に……とにかく、アニメを見ない日はなかった。

面白かったのは、いろんな業界の人に会えることだ。クリエイターには当然会えるし、経営者にも会えるし、事務屋とも話をするし、現場労働で身を焦がす人も間近で観られる。特に印象に残っているのは、漫画家声優だ。アニメーターとは、あまり交流の機会がなかった……。

とあるアニメ原作者が一番印象に残っている。つまり作品の神だ。例の人と呼ばせていただく。

例の人は、ほかの漫画家とは一線を画していた。私がいっぱしに携わったと公言できるアニメは計20本近くになるのだが、その半数は漫画原作である。私達は、最低でも一度は彼ら彼女ら(作品の神)の姿を拝むことになる。機会は少ないが。

原作シナリオを変える時には事前に伺いを立てるし(ex.某鬼狩りアニメ敵役台詞である「禍福は糾える縄の如しだろ~」は改変が検討されたらしい。彼が難しい言葉を知っている境遇ではないため)、重要放送回だと制作現場に来てもらうし、打ち上げその他のパーティーがあれば楽しんでもらえるように最大限配慮する。

自作アニメ化されるレベル漫画家小説家というのは、揃いも揃って個性派だ。めちゃくちゃに大騒ぎをする人もいれば、ひたすら黙って沈思黙考の人もいれば、なんかもう色々とはっちゃける人もいれば、欲望丸出しで悪い意味子どもみたいな人もいれば、一般企業でも通用しそうな思考や行動の持ち主もいる。

例の人は、漫画家として優れているだけでなく、人格も見識も申し分なかった。落ち着いた性格で、人柄がよくて、教養もあった。話のやり取りすべてが学びに繋がり、励みになった。初めて会った時の吾峠呼世晴さんは、とにかく、これまで出会った数多の創造者の中で抜きん出ていた。

普通ラスボス人格根底太平洋戦争末期の日本の政治指導者所謂ファシスト)に置くなど、誰が考えつくだろうか。私は、鬼舞辻無惨の例の粛清の場面を読んだ時、丸山真男の「現代政治思想と行動」が真っ先に頭に浮かんだ。あの時、脳に痺れを感じたのを覚えている。

この類の書物を読んで、無惨様のキャラクターを作ったのは間違いないのだ。自らを善とするためであれば、どんな言辞をも取り入れ、どんな諫言も亡きものにする。

例として、あの粛清の時に魘夢が助かったのは、「無惨様を肯定たから」だ。「下弦の鬼を解体する」というトップが決めた戦略方針が、たったの一言撤回された――常なる無謬性がファシズムの基本である

あの時、「無惨様のキャラ付け旧日本軍意識したのですか」と聞いておけばよかった。残りの人生で聞くことができる機会は二度とない。無念だ。

 しかも彼等はみな、何物か見えざる力に駆り立てられ、失敗の恐しさにわななきながら目をつぶって突き進んだのである。彼等は戦争を欲したかといえば然りであり、彼等は戦争を避けようとしたかといえばこれまた然りということになる。戦争を欲したにも拘らず戦争を避けようとし、戦争を避けようとしたにも拘らず戦争の道を敢て選んだのが事の実相であった。政治権力のあらゆる非計画性と非組織性にも拘らずそれはまぎれもなく戦争へと方向づけられていた。

新装版〕現代政治思想と行動 (2006)丸山真男 P.91~P.92



エンタメ業界のほの暗いところ ―

この業界で働いていて、「この感じ、苦手だな」「マジでクソだな」と感じたことは当然ある。字数関係もあるが、何点かに分けて述べていく。声優の悲哀とか、人間嫉妬やねたみの話になる。

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声優アニメ。一応付言するが、私が携わった作品ではない。

まだ新人だった頃、先輩(兼上司)に連れられて現場を見ることがあった。現場というのは、アニメ制作会社とか、編集スタジオとか、音声の収録現場などだ。

そのためだけに現場に行くのではなく、何かの機会のついでに現場作業見学を申し出るのだ。それで、不思議に思って聞いたことがある。

「(私達は)技術的なことはわからないのに、どうして現場に行くんですか?」

と。それに対して、彼はこう言っていたはずだ。

「確かにからない。仮に、目の前で手抜きをされたとしても見抜けないだろう。でも、企画である俺達が現場に行くことで、『あなた仕事を見ている』というメッセージを伝えることができる。俺達はこの作品に熱をもっていて、いいコンテンツを作れる未来を目指してる。そういう想いを行動で伝えるんだ」

みたいな回答だった。

これは今の私が大事にしていることでもある。要は、発注側が受注側の実仕事をどこまで見るべきかという話だ。今現在の私は、受注側の失敗が社会的に許されない類の仕事をしている。転職後に大きな失敗をしでかさなかったのは、あの先輩のお陰だ。

さて。私が二十代後半の頃だ。例の先輩と一緒に、声優がいる収録現場に初めて音連れたのは。スタジオに入ってしばらく進むと、小ホールみたいな広い空間座椅子が並んでいる待合スペース。十数人はいた。ほぼ声優マネージャー)に出た。その奥に、マイクが並んでいる部屋が映った。木目調で温もりを感じる、しっとりとした空間なのだが、当時の私に予想できるはずもなく。カラオケみたいだなー、とテキトー想念していた。

私と先輩が小ホールに入るなり、セミフォーマル恰好の何人かが寄ってきて、隣にいる先輩に挨拶していた。私も混ぜてもらい、名刺を交換した。

雑談が終わって斜め後ろを振り向くと、女の子と淑女が1人ずつ、あとは男の子が1人、まごつくように並んで私を見ていた――人生で初めて見た声優だった。後で知ったが、攻めのある挨拶活動で知られる声優事務所だった。

ひとりずつ私達の前に出てきて、「~~と申します。(簡単自己紹介よろしくお願いいたします!」と、ハキハキした声でアピールをやってのけた。そのうちの淑女は、私の着ていた衣服お気に入りのやつ)と指輪を褒めるとともに、香水をつけていることを見抜いた(やるな……と感じた)。男の子は謎の一発ギャグを仕掛けてきたのを覚えている。

※かなり昔のことだが、内容は一応伏せる。当日記では、声優個人名前を出すことはない。

私も「よろしくお願いします」と返したものの、微妙な気分になった。たとえ私がどれだけ昇進しようと、彼女たちのキャスティングに関わる可能性は皆無だからだ。まったくゼロではないが……。

例えば、アナウンサーになりたい女子大生は、いろんなイベントコンパニオンとして参加することで武者修行をするわけだろう。それらのイベントでは、今後関わり合いになる人だろうと、これっきりの人だろうと、あの子達は全力で挨拶活動をしていた。熱意は感じるのだが、やはり私には引っかかるものがある。

こんなことを思っている時点で、私はそういう職業には縁がないのかもしれない。今、私は『効率』という観点で物を考えた。あの声優の子が私に挨拶をしても報われる可能性はないのに、と考えた。夢中になっている人間効率のことは考えない。やれることをすべてやる。それだけだ。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。

はてしない物語(1982) 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳), Michael Ende (原著) P.17



の子達は本気だった。報われようが報われまいが、声優として活躍すると決めたからには、生き残るために何でもやる。上でURLを貼ったアマゾンのレビューにもあるが、声優は堅気の仕事ではない。勝った負けたで全部決まる。精一杯頑張っても生き残れる保証はない。選ばれた者だけが生き残る――余談だが、あの時の淑女と男の子は今でも活躍している。女の子はだめだった。

さて。淑女と男の子は、実力があるうえに、礼儀正しく、サービス精神豊富だった。それが生き残った理由だ。しかし、声優全般が行う営業活動には後ろ暗いものも当然ある。5ちゃんねるとかで、たまにアニメ業界出身者がスレッドを立てて降臨することがあるだろう。

それで、やり取りの中で、誰かが「枕営業ってあるの?」と質問をする。スレ主は「そんなのないよ」「聞いたことない」と応えるのが定番だ。

これは、私個人日記だ。この際だからはっきり言う。枕営業をしている声優はいるし、やらさせている声優もいる。重要フォローをさせてもらうが、芸能界の表舞台――ひとつ契約で何百万もの金が動く――に比べれば圧倒的に数は少ない。声優関係のギャラというのは、例えば女性タレントが出るCM撮影や、青年誌グラビアや、全国各所での公演活動と比べても相当に廉価だ。1回の収録につき数万円以内で呼べてしまう。表舞台に比べると利権は少ない。

それでも、そういうことはある。パターン簡単に分けて2つ。いっぱしの声優になりたい、もしくは声優であり続けたい者が、キャスティング権がありそうな人に近づいて配役を得ようとする。

スタジオでの雑談や、小さい贈り物や、二人きりでの食事くらいで留めておけばいいものを、一線を超えてしま場合もある。私が30才を過ぎた頃、例の収録現場で、声優に「よかったらご飯行きましょう」などと声をかけられたことがある(最終的な内訳:男性が2人、女性が5人)。

その際、はっきりと「ごめんね。私にキャスティング権はないんだ」と答えた場合、彼ら彼女らを傷つけてしま可能性が高い。いや、はっきりいって『侮辱である。なので断り方が難しかった。「帰って社内会議があるので」みたいな返答をしていた。

これはまだいい。声優個人or事務所の意思問題だ。「あの役がほしい」とどうしても思っていて、そのためなら何でもやるという覚悟責任さえあれば、枕営業は罪ではないと私個人は感じる。「この業界は堅気じゃない」とはそういうことだ。

追記)正直に言うと、私の妻が声優だった頃に食事に行ったことがある。私から誘ったので上の内訳には入れていない。



以上、「この感じ、苦手だな」と思ったことを述べた。以下に語るのは「マジでクソだな」と思ったことになる。すなわち、個人が望んでいる保証のない枕営業のことだ。アニメ業界に限ったことではなく、エンタメ業界には先日話題になった映画監督のような『畜生』が何人もいる。結果を出している人間の一部がやりたい放題やっているのだ。

まだエンタメ業界にいた頃、そんな人間に捕まったと思われる(主に女性声優の話を聞くたびに胸が痛くなった。このような話題が、どうして私などの塵芥の耳に届いているのか……? そう考えると、さらに心が抉られる思いがした。

おそらくは、やった本人または関係者面白がって吹聴している。私のところまで噂が届くということは、そういうことだ。いろんな声優の姿が脳裏をよぎった。「あの子大丈夫だろうか」といらぬ心配をしてしまうほど、当時の私には『噂』がグッサリと刺さった。

さて。エンタメ業界に恩があるのも事実だ。下種な話題はこれくらいに留めておこう。気が付けば字数がない。前後に分けることにする。

【後編】

https://anond.hatelabo.jp/20220502223252

2022-04-25

仕事したくねえな

仕事したくねえな。

4月人事異動ベテランが抜けてしまって、新しく来た方々は仕事出来る人達だけどなにせ初めてだから戸惑うことが多い。

自分が船頭に立てれば良いんだろうけど、まだ不慣れだわ元々要領が悪いわでダメダメ

仕事内容的にも社内のクレームを受ける場所なのもあってしんどい

仕事したくねえな。

社内で仲良くしてくれるひとがいるけど、口が軽すぎる。個人情報が知らないうちにばらまかれている。それならもう天気の話しかしたくない。

どっちも身内から撃たれてるのが辛い。

自分もスキがある自覚があるから辛い。

2022-04-23

電車にいる臭いおじさんの謎がちょっと解けた

一時的女友達と2人暮らしをしている。

私はゆるゆる在宅勤務、友達会社人事異動の采配がひどくて仕事量が増えたらしく毎日7時に出て日付変わるあたりに帰ってくる。

大変そうなので私は家事全般担当してる。

一緒に暮らし始めたころはそうでもなかったけど、忙しくなってから友達の部屋から漂ってくる匂い洗濯物の匂いやばい

体臭がどんどんきつくなってる。

知識としては知っていたけど、忙しくて疲れがたまったりストレスが増えたりがこんなにも体臭に影響するとはとびっくりした。

安眠グッズのプレゼント(ふわふわタオルケットや今治タオルの枕カバー、ピローミストなど)、朝ごはんだけは栄養バランスたっぷりでしっかり食べてもらう、土日だけはお風呂に浸かってもらうことでだいぶ改善されてきた。けど前の無臭ではない。

私が電車通勤してた時、臭いおじさん多いなと思ってた。

気をつけてはいるけど私も自分では気づかない体臭あると思うし人のことは言えないけど、中高年おじさんの臭い率は半端ないなと。

ちゃんケアしようよ…シャワー浴びてるのかな…と思ってたけど、あれはストレスと疲れの匂いだったんだな…

おじさんが悪いというかこのストレス社会が悪いっぽい。

お互いがお互いを労われる社会を作るための一員になりたいなと思った。みんな頑張っている。

いや男女関係なく本当に体臭に気を遣わない人まあまあいてそれはなんとかしたほうがいいと思うけど。

休めるときは休んでお茶でもゆっくり飲もう。

2022-04-11

anond:20220411211959

解雇勧告して労働者がそれに同意してるだけだから外資に務める奴はそういうもんだと割り切ってるだけ。

日本企業リーマンだとその辺割り切れてないから、解雇を告げられても拒否して人事異動セカンドキャリア推進室みたいなところに突っ込まれて1日中封筒を折り続けたりしてるわけじゃん。

2022-03-26

妊婦を頭数に入れるな

人手の足りない我がチームに人事異動仕事のできる女性がきたけど、妊娠していて数ヶ月したら産休に入るらしい。

内心ムカついてる。

別にその女性に対してではない。妊娠出産自体は望んでやってることなおめでたい

ムカつくのは確実に欠員が出るのがわかってるのに人事異動させた上司陣だ。妊婦よこして「ほら人手不足解消しただろう?」とでも思ってるんだろうか。

その女性が抜けたらまた確実に人手不足になるし、別人補充するならそれはそれでまた仕事教えなきゃいけない

何考えてんだよ アホ

2022-03-16

anond:20220316084121

全ての元凶人事異動制度にあると思っていて

引き継ぎが繰り返されるから

自分が何かして問題が起きたら自分責任になる」

っていう感じで昔から変わらないんだと思う

工事業者とかも一緒で他の業者にして問題起こしたら自分のせいになるから

NTTにはセキュリティ専門家がいない

docomoの平文保存が話題だけど、そもそもNTTの中にはセキュリティ専門家なんていないからな

平文保存みたいなことを平気でやる一方で逆にクラウド一切信用しないマンみたいなのもいたり

GitHub禁止とか社内網をプロキシガチガチにしちゃってるのに

一部のクラウドサービスはザルになってて(接待でも受けたんだろうね)シャドーIT天国になってたりする

ちなみに研究所にはセキュリティ研究者暗号研究者とかはいるんだけど

システムセキュリティ監査的なことが出来る人はいない

ペネトレーションテストっていう意味は知ってても実際に出来る人はいない

子会社に行くとそもそも意味を知ってるかどうか怪しい(知ってたら外注すると思う)

ただ部署としては各子会社が「情報セキュリティ部門」みたいなのを作ってるんだけど

実際に業務してる中の人地方から参勤交代人事異動してきた素人

トップにいる人も前職は法人営業してた人とかで

「〇〇県の教育委員会ITシステム納入実績あり」→「ということはセキュリティ分かるよね?」

って感じで素人が座るポストになってる

一週間ぐらいの研修受けたら「スペシャリスト認定」みたいなの貰える

「我が社には専門家が多数在籍!」

とかはそういうこと

そのくせに多大なる権限を持っているので、業務効率化のために社内サーバを建てようとしてもデフォルトDenyになってる

仮に設置しても四半期に一度はエクセルでできたセキュリティチェック表をPDF化して上長手書きサイン貰うとかそういうレベル

(さすがに今は手書きサインしてないと思う)

社外向けにクラウドサーバ構築する時も導入必須ソフトウェアがズラーッと並んでて

「このソフトはこの機能代替できます

「このソフトがやってることなスクリプト2行で終わります

かいうのを指摘しても

規則なので導入してください」

一点張りっていうお役所丸出しの人達しかいない

当然土日とかは返事が無いのでlog4jときも週明けになってようやく

Log4jを使っている人は集計Excel記載よろしく

みたいなメールが届いたりするレベル

平文保存なんて全然不思議じゃ無いな

ちなみに苦情とか改善要望を上げても上長はまだしもその上の偉い人とか役員重要性がさっぱり分かってないからどこかで消えてしま

問題が起きたらどうするか?もちろん揉み消す!流石だね!

2022-02-19

会社入って初めて挫折経験した

別に今まで順調に出世していたとかではない。

怒られない程度にうまくサボりながら仕事するというやり方で、特に評価はされないけれどそこまで悪い扱いも受けずにやり過ごしてきた。「やり過ごす」というのが私の仕事に対する基本的スタンスで、人生の中で仕事の占めるウェイトはなるべく小さくしておこうとしていた。

というわけで野心も出世欲もなく、上を見ないか挫折する機会もなく、他人から見たらどうか知らないが、個人的には順風満帆会社員人生だと思っていた。もちろんしんどいことはあるし、少々心を病んだりもしたけれど、総合的にはうまく仕事と付き合えていたと思う。

スキルアップや、社会の変化に合わせた自分アップデート情報インプットなどにも積極的ではなかった。時間が空けばサボってたし、何よりプライベートを優先した(自分では当然のことだと思うんだけど)。なので、会社員として「これについては自信がある」というものは身につけてこなかった。

ただ、自分仕事への距離の取り方や、心を病んだ経験上司にどう見られようが大して気にならないという立場を活かして、周りの人の心身のコンディションに気を配ることだけは積極的にしようと考えていたし、その能力には実は少し自信をもってもいた。周り、といってもその半径は狭く、せいぜい同じチーム、10人に満たない数の同僚に目を配ろうとしていた程度だけれど。

言うほど努力していたわけではない。機会をつくって個人的に話を聞いたり、職場でなるべく周りを巻き込むような無駄話をしたり、仕事を相対化するような発言を敢えて大きめの声でしたり、そんなくらいのことだ。

でもそれが機能していると私は思い込んでいた。役に立っていると傲慢にも考えていた。

 

人事異動でチームの人数が減った。それより前にすでに産休で欠員が出ていたのに補充はないまま、さら人員構成が厳しくなった。

私だけでなく皆が危機感を感じていたと思う。上長もなるべく仕事を整理して、業務量の減少に注力していた。

でもダメだった。心を壊してしまう人が相次いだ。

その根本的な責が会社組織にあるとしても、少なくとも私は無策や無為によってそのことに加担はした。それは疑いようのないことだった。

 

特に会社来れなくなった中の一人、若い後輩の彼に対して、私のやり方は何から何まで間違っていた。私は彼の異変に気づいていた。話していて、少しお金の使い方が荒くなっているなと感じていたし、そもそも仕事は優秀な彼に明らかに集中しすぎていた。

彼は圧倒的なコミュニケーションスキルもつ人間で、私は話しやすくて毎日のように会話した。彼は自分のことをよく把握しているように見えた。残業しても集中力がもたないと言って残業はあまりしなかったし、休日には一切仕事をせず、ちゃんと休んでいた。だから私は心配しながらもどこかで安心してしまっていた。

私は本当は何一つ彼から発せられている情報を汲み取っていなかった。汲み取る努力もしなかった。ヒントはそこら中に転がっていた。今思えば。

最悪なのは私が彼と話すことを楽しんでいたことだ。たとえば私がある仕事でテンパっていた時、彼は「増田さんも大変ですね」と言ってくれた。私はそこにある「も」の含意に気づかず、あるいは気づきながら無視して、自分いかに大変かを話す有様だった。聞いてもらって喜んでいた。何という愚かさだろうか。

仕事へのモチベーションについて話した際も、私は彼が非常に的確な相槌を打ってくれたり、上手な質問で話を引き出してくれたりするので、相談に乗るというより会話自体を楽しんでしまった。彼は聡明で、聡明人間との会話ほど楽しいものはない。

私は彼とのコミュニケーションをただ楽しみ、もっと言えば仲良くなることを喜び、彼の辛さについてより深く関わろうとしなかった。

 

私が何かすることで彼を実際に助けられたかどうか、ということは重要ではない。一番の問題私自身の無為、圧倒的な無策だ。あの時何か試みていたとしても効果の程は分からない。いまさら検証のしようもない。でも、できることはあった。それをやらなかった。試みようと考えつきもしなかった。

彼との会話の楽しさに浮かれず、もっと虚心で向き合えば、するべきことは見えたはずだし、少なくともシンプルで素直な手の差し伸べ方はできたかもしれない。

 

私は漫然と彼の叫びを見逃した。

これだけ仲良く腹を割って話せているのだから、本当に大変な時は直接私に助けを求めるだろうとすら思っていた。

なぜ彼の叫びが「他ならぬ自分に向けて発せられる」などという傲慢思い込みをしたのか。本当に厳しい状況にある人の絞り出す声は弱々しく虚空に吐き出されるもので、そもそもかに向いたりするものではないのに。

 

私は何から何まで間違えていた。

彼との接し方も、自分能力見積りも。

彼はまだ戻ってこない。このまま辞めるかもしれない。それはそれでいいと思う(彼の選択なら)。

しかし私は無為無策によって、彼の人生頓挫に加担したのだ。

 

そんなことをしても事態は全く改善しないけれど、私は今後ずっと足を引きずって歩かないといけない。そう決まった。

2022-02-08

anond:20220208133243

fxxk you

普段部下の話を最後まで聞き、ロジカルで的確な判断を下す素晴らしい上司あんな化け物に豹変するとは思わなかった

人事異動って怖いネ!

2021-11-29

これもこうからシャニマスへの宣戦布告じゃないの?

NRM騒動について思うこと

なんかもこうがシャニ実況して「器がデカい!」「大人対応」って論調が良くされてるので、いやそれはちゃうやろと少しいぶかしんだ者なんだけど

これさ、今までもこうが無関係でいたからもこうは被害者側だったんだけど、ぶっちゃけこれやっちゃったら場合によっては加害者側に回ると感じたので

その、場合によってってのはもこうが自身の囲いについてどうとらえてるか次第な訳だけど、これ囲いが粘着荒らしを行う連中がいるってわかってたら普通に誘導になるわけだし、下手したら攻撃とも捉えられないと思う

現にシャニ側がNGコメント対処とる前からもう粘着が沸いてたのは事実としてあった

付き合ってるときは関わらないを貫いた奴(やったらやったで邪悪だけど)が被害被ったらやるってのもおかしな話だし、十中八九何が起こるかなんてわかってるだろうに荒らしが沸く可能性を考えられない訳じゃないだろう

そう考えると「器が小さいから」やったんじゃねぇかなって思うんだよな

大人対応」は関係者自分の事を言及しに行くのはやめてね、って言うだけで終わるのがそうじゃないかなと思う。自分の利の為に関わりに行くのって地元のヤーサンのご挨拶と何が違うのかわからんなって話

大体一番悪いのは自分が悪いことしてる自覚のない荒らしだとは思うんだけどね

今回の件でシャニマス以外の出演作品についても誰も何も言わないってのもなんか微妙な感じがする

そもそも声優或いは俳優やらかした後で出演作品について攻撃するって普通に風評被害だとも思うんだよね

これはサンドリオン(出演グループ的なコンテンツ)でもそうだけど、一人のやらかしで全てを叩くのは普通に一方的加害行為以外になりえないのではって思うと、今回の事についてはなんか色々疑問符がつく行動が色んな所で目立つんだよな

あと余談なんだけどサンドリオンが活動停止にできたんだからシャニマスもできるだろって意見を見たんだけど、対外的ものとそうじゃないものじゃ見え方違うんだから、状況が全然うから同じようには話せないと思う

バンナムからしたら体調不良以外何物でもないとせざるを得ない、というのはスタダが発表したのはあくまサンドリオンが活動厳しいというだけであって、所属声優名簿にはまだ名前が載ってることからバンナム側にとって声優として活動が厳しいと判断される材料がないと交代は難しいんだろう。というのは他の出演作品全てで交代がまだ言われてないことから推察出来ると思う

要はスタダがアナウンスしたことって要約すると「自分のところは諸事情人事異動する。他社にとっては体調不良なので、今まで通りで(つまり録り溜めは使わなければならない)。その後の事はその後で追って連絡する。」こんな感じなんだからシャニマスも他の所も動ける筈がないと感じたが

シャニマスは売り方がかなり声優依存なところがあったから、まだ一定ファンがいるうちにチャンチャンで終わらせて、次の作品作る以外に道は無いと思う

はよ終われとまでは思わんけど、割ともうどうしようもないと思う。ここからNGコメントとかのいたちごっこが始まるだろうし、只でさえ遅い対応が更に遅くなるので、寿命もどんどん縮まるだろう。一人で100人単位の食い扶持全て壊したよな、この悪女

全体的にシャニマス側ももこう側もポジショントークが多くてかなりもやもやする事がすごい多いという愚痴でした

今回の件ではかなりシャニマス側についてるけどね、人口が減るのはそらそうだとは感じるものの、一被害者からって全てを肯定的に捉える流れもすごい違和感あるんだよな

つーかスタダお前影に隠れてなかなか酷いことするよな。自分だけ火消ししてんだもの

2021-11-17

10年以上も仕事やってきて上司と同じとまではいかないけど、それなりに仕事が出来てると思ってたのに

人事異動で全く異なる部署に飛ばされてつらい。

上司も知らなかったみたいで後から聞いてびっくりしたらしい。

事前に上司に打診がないのは、同族経営からなのかなー。

お前の部下は俺の物的な。

10年なんだったんだろうね。

法律とか規格とか絡む仕事から違反したものを作らせないように一生懸命覚えて指摘したり訂正入れたり。

経営者にとっては、それらはどーでもよかったらしい。

給与査定スキルじゃなくて年齢とか学歴からスキルはあっても高卒ってだけで安い給料だし。

なんかなー。疲れた

2021-10-22

俺は無能を超えた無能スーパー無能だが何か?

出社するとメール20件ほど貯まっていたが、1件も返さなかった。

面倒だったかである

どうせ、俺が発注書を送ってないだとか、振り込み手続きを忘れたとか、そういう下らないメールに違いない。

舐めるな。振り込み手続きを忘れたのではない。

覚えていたけど、なんとなく面倒だからやらなかっただけだ。

そんな俺の朝はトイレに30分ほどこもり、ソシャゲをやることから始まる。

電車でやってもいいのだが、トイレの方がお得な気がしていつの間にか習慣化してしまった。

というのも、個室にいると社内の事情がいい感じに聞けることが多いのだ。人事異動とか。

ソシャゲログボを貰うのを終えたら、トイレで得た情報を携えて喫煙所に向かう。

大体15分ほど、同僚と会話ほど会話をし、情報交換タイムである

その後は真面目に仕事だ。

社内の珈琲メーカー無料珈琲を作り、マジでヤバそうなメールを見て、社内に根回しをし、地雷処理をするのだ。

これで午前の業務は終了する。

ちなみに、俺は自分から提示した締め切りを守ったことがほぼない。

締め切りを守るのがなんとなく嫌だからだ。

ということで昼休みは、会社近くのモールランチである

うちの会社は基本外食領収書は1000円以下なら全面フリーケチ臭いなあと思いながら、ラーメンなどを啜る。

午後は外部の会議室を経費で借りて、適当に昼寝をするか、またソシャゲ。2時間パック3000円ほど。いい時代だ。

3時のおやつは流石に自腹を切って、コンビニスイーツを買う。

頑張った自分へのご褒美ってところかな。

その後、顧客適当に打ち合わせを2、3件して、守る気のない約束をすると俺の一日が終わる。

ハッキリ言って俺はド無能である

まあ、そのうちクビを切られるのかもしれないが、少なくとも気楽に楽しく生きている。

締め切りを守ればクビを切られないということはない。

社内評価が低い人間がクビを切られるのだ。

社内営業さえ欠かさなければ、意外と何とかなるものである

取引先の方々は、どうにも、生きるのが辛そうな人達ばかりで心配になる。

いいじゃあないか別に仕事なんてテキトー千万で。そういうことが、私は言いたい。

お前はどうだ?楽しくやってるか?

ルールを守るだとか、約束を守るだとか、いい仕事をするだとか、稼ぐだとか。

そういう下らないことのためにストレスを抱えるなんてナンセンスにも程がある。

みんな、もっと気楽に会社で生きていこうぜ。

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