はてなキーワード: 辛酸なめ子とは
フェミニズムを主題とした作品、フェミニズムが強く内包されている漫画を描く漫画家は実は少なくない。
・汐街コナ
・峰なゆか
・いつまちゃん
・泰三子
・田村由美
などなど、全て大ヒット作を持つビックネームが揃っている。
彼女らが中心となって雑誌を創刊すれば大ヒット間違いない!!!!
連載を持っている作家さんも多く、並行が難しいのも当然。
実際にはこの中の何人を引っ張ってこれるかが、月刊ジェンダーが軌道に乗るか否か、運命の別れ道となる。
連載陣としては汐街コナと峰なゆか、創刊号でよしながふみ辺りが寄稿する程度で、
後は残念ながら今はまだ特にヒットしていない作家陣でスタートする事になるだろう。
勿論商業的には滅茶苦茶厳しい。
はじまりは14歳の頃、地方在住の俺は水禁止、体罰あり、毎日理不尽のモラハラの部活に所属していた
顧問の車を仲間とどうやって破壊し学校に来れなくなるかを相談しては
先輩、後輩、同級生を片っ端から視姦し毎日毎日が山のようなティッシュに埋もれていた時代だ
金曜にその部活は夜間練習があり、帰りは親が車で迎えに来てくれてその車内でかかっていた
NHK-FM「ミュージックスクエア」を毎日聞くうちにDJの中村貴子さんの喋りと選曲にハマった
自分は音楽好きなのでラジオと音楽が絡むと最高なので偏見に満ちたランキングになっている
電気を好きになった流れからWinMXや2ちゃんのDL板で落としまくって
全ての回を聞きAMの沼に落ちて行く
信じられないことだがこの時の彼らは20〜23歳くらいで1部を担当していた
リアルタイムで聞いているから太田光のその時興味あることをモロに影響を受けている
ハガキ職人のレベルは他の追随を許さないほど高く、OPトークは自分の栄養剤だ
この番組が終わる時のことを考えると怖くて仕方ない、それほど依存してしまう魅力がある
太田さんは何か大きな出来事が起きるとギャグも交えながら自分の考えをじっくりと語ってくれる
このようなことを深夜番組で話し、尚且つ成立してしまうのはカリスマ性があるからだと思う
2007年頃にPodcastを配信し始た頃に名物コーナーだった「コラムの花道」に非常に影響を受けた
各曜日コラムニストが登場し吉田豪、町山智浩、勝谷誠彦、辛酸なめ子、阿曽山大噴火
おじさんとFM出身の美人パーソナリティの組み合わせが素晴らしかった
ジャーナリストとしても活躍する小西さんはアメリカの大統領選の時は誰より分かりやすく
TBSに偏りがちで申し訳ないが、15年前くらいからコロナ禍まではすごい番組が乱立してたんだ
この番組は2000年にスタートしており好きなのところは伊集院光が自分のコアな趣味、嗜好を
全て聞いた中でも好きなコーナーはもちろん「秘密キッチの穴」
ネットがまだ今ほど普及する前だったから成立していたのは間違いない
この前終わった朝の番組にも似たようなコーナーもあったり、竹内香苗アナという最高のパートナーとの
邂逅を果たしたのもこの番組で、売れる前のサンドウィッチマン、アンタッチャブルも出演していた
あまちゃんで全国的に名前が売れた大友良英によるNHKFMでの音楽紹介番組
これは大友さんに加え、異常な知識を持つ大学教授やバンドメンバーが
この曲はこういう意味があってこういう背景から出来た曲で、その影響を受けたのが,,,,
など永遠にマニアックな知識を惜しみなく披露してくれるので音楽好きの自分にとって
5回ほど放送して止まってしまっていますが、大友さんは今ジャズ・トゥナイトという
これまた素晴らしい番組もやっているのでぜひ一度聞いてみてほしい
コロナ禍と同時にリニューアルし各曜日に新しいナビゲーターを起用して
音楽はもちろん政治や時代の流れに沿った企画などもありJ-WAVEでこれやる!と驚いた
特に火曜日の高木完さんは初回にヤン富田氏がゲストに来て2週じっくりトークを聴くことができた
その他、ボアダムスのEYヨ、YOSHIMI、RIDDIMというレゲエフリーペーパーの石井志津男氏
などかなりレアな面子が続々出てくるのは完さんのコミュ力だと思う
7. ダイアンのよなよな
2014〜2021までABCラジオで3時間の生放送をしてた人気の番組
自分が聞いたのは2020年からだったのでリアルタイムでは短かったが
あまり馴染みのなかった関西のラジオを初めて聞いてハマったのがダイアンだった
幼馴染のコンビなので、リスナー以外分からないネタのオンパレードに加え
うんこ、おしっこ、おならでゲラゲラ笑っている40歳のおじさん達の会話は
癒し以外何も無い、ダイアンは今はTBSでラジオをやっているが
ABCで一ヶ月に一度「ラジオさん」という1時間半もどうにか続いているが
8. アッパレやってまーす! 極楽とんぼ
MBSラジオで土曜日にやっている番組で3月までは木曜だった、
メンバーは隔週で小峠と小沢、=LOVEの大谷、フリーのモデル池田裕子、
初めて聞いた時、こんな大人数で喋るのってどうなんだ?と思ってたが
元々極楽とんぼのが好きだったので
加藤を軸に知らない人のキャラや人間性がどんどん分かってきてハマった
男女も年代も入り乱れたワチャワチャの会話に独特なグルーヴがあり、
あまり知られていないが極楽とんぼはMBSで2001年ぐらいからずっと
ラジオレギュラーも持っており、山本も一人で地元広島で喋っている
JUNKの中でもシカゴマンゴか吠え魂かと思えるくらい毎週腹を抱えて笑った
Xの最終回のゲストはCreepy Nutsで最初から最後までテンションが上がりすぎて
聞いてるこちらも疲れるくらいの回だった
この番組は今はゼロの枠だが特徴としてフワちゃんが曲を流しても
曲に乗っかって歌ってしまうカラオケスタイルだった事に衝撃を受けた
パーソナリティは友近で2022年4月から始まったばかりの番組
今年のベストラジオだと既に思っている6月17日のロバート秋山がゲスト回は
もはや3時間のコントラジオだった、フワちゃんのカラオケスタイルを友近も取り入れており
この回は秋山と友近でBAYFMの交通情報BGMに歌詞を即興で乗せて歌ってたのが
信じられないほど面白かった
YouTubeに上がってるのでぜひ聞いてみてほしい
眞子氏が小室氏と出会ったICUという大学では、入学式で新入生みんなが「学校生活において世界人権宣言を遵守すること」を誓う学生宣誓に署名する。
https://www.icu.ac.jp/globalicu/pledge/
みなさんは、その世界人権宣言の中身ってどんなものか知ってますか。
第一条
すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。
第二条
1 すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる。
2 さらに、個人の属する国又は地域が独立国であると、信託統治地域であると、非自治地域であると、又は他のなんらかの主権制限の下にあるとを問わず、その国又は地域の政治上、管轄上又は国際上の地位に基づくいかなる差別もしてはならない。
第四条
何人も、奴隷にされ、又は苦役に服することはない。奴隷制度及び奴隷売買は、いかなる形においても禁止する。
第五条
何人も、拷問又は残虐な、非人道的な若しくは屈辱的な取扱若しくは刑罰を受けることはない。
第六条
すべて人は、いかなる場所においても、法の下において、人として認められる権利を有する。
第七条
すべての人は、法の下において平等であり、また、いかなる差別もなしに法の平等な保護を受ける権利を有する。すべての人は、この宣言に違反するいかなる差別に対しても、また、そのような差別をそそのかすいかなる行為に対しても、平等な保護を受ける権利を有する。
第八条
すべて人は、憲法又は法律によって与えられた基本的権利を侵害する行為に対し、権限を有する国内裁判所による効果的な救済を受ける権利を有する。
すべて人は、自己の権利及び義務並びに自己に対する刑事責任が決定されるに当っては、独立の公平な裁判所による公正な公開の審理を受けることについて完全に平等の権利を有する。
第十一条
1 犯罪の訴追を受けた者は、すべて、自己の弁護に必要なすべての保障を与えられた公開の裁判において法律に従って有罪の立証があるまでは、無罪と推定される権利を有する。
2 何人も、実行の時に国内法又は国際法により犯罪を構成しなかった作為又は不作為のために有罪とされることはない。また、犯罪が行われた時に適用される刑罰より重い刑罰を課せられない。
第十二条
何人も、自己の私事、家族、家庭若しくは通信に対して、ほしいままに干渉され、又は名誉及び信用に対して攻撃を受けることはない。人はすべて、このような干渉又は攻撃に対して法の保護を受ける権利を有する。
第十三条
これで全部。眞子氏の境遇に照らしてみれば、皇籍離脱前の彼女の人権がどれだけ制約されていたかが改めてわかる。民主主義国家を標榜する日本で、大半の日本国籍の人々が当然のように享受している人権の多くが制約された、とても特殊な立場の人が、自らこの大学への編入を選び、4年間の教養教育で人間中心主義(humanism)の理念と気風を涵養され、立派に「人間」になった。というか、人間としての自覚を得た。そういうことなのだ。
ちなみに天皇は敗戦後に「人間宣言」したと言われているけど、実は「ぼかぁ人間なんです、すまんかった」などとは言ってない。原文の官報詔書『新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ』(1946/1/1)、別名『新日本建設に関する詔書』に書かれている該当箇所は
朕ト爾等国民トノ間ノ紐帯ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、単ナル神話ト伝説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神トシ、且日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル観念ニ基クモノニモ非ズ
となっている。「天皇は現御神で、日本国民は優越民族で、世界を支配する運命にある」という戦前に言ってたことは「架空なる観念」でした、としか言っていないのだ。じゃあ現御神ではなくなった天皇が戦後どうなったかといえば、「日本国及び日本国民統合の象徴」になった。それはもはや神ではないし、といってただの人間=日本国民でもない。それは「日本は一体である」という(敗戦後にギリギリの交渉の結果残すことができた)国民国家のファンタジーをまるごと引き受ける、人間ではない何かだ。天皇と皇族は「平和憲法を遵守する新国家」を象徴する「何か」として、常に国民をいたわり思いやる理知的で心優しいファミリーの役回りを多世代にわたって演じ続けることになった。それって、ありていに言えば「人形」でしょ。
かつてのように神聖不可侵でもなく、かといって市民・国民としての人権を与えられてもいない「人形」は、やがては人々のおもちゃにされてしまう。今はみんながそれを使って「人形遊び」という娯楽に興じている。政治家や宮内庁職員や皇室ジャーナリストや評論家らが「本人が言った言葉」とその解釈のあいだにいくらでも恣意的な読み替えを挟み込むのも、メディアが皇居というドールハウスの内情について真偽不明のゴシップを書き立てるのも、辛酸なめ子や倉田真由美が赤の他人同士の結婚について大仰に憂いたり消耗したり絶望したりしてみせるのも、本質は人形遊びだからだ。相手が人間ではないから、そういう非人間的な扱いをしても許されるし、人形のほうが「与えられた役柄」を勝手に逸脱し始めたら嘆いたり憤ったりしてもいいのだ。
本件をイプセンの『人形の家』をひいて論じていたのは、意外なことに山口真由ぐらいだったけど、今回の騒動を見ていて、天皇家が「人形の家」ではないと言い切れる人はだいぶ減ったんじゃないか。人形の家には人間は住めない。だから、人間になった眞子氏は人形の家を出た。
窮屈な人形の家を、人間が住めるような間取りと風通しにしてやらない限り、そのうちまた同じことが起こるだろう(直近では、同じ大学で同じように「人間」に目覚めてしまった佳子氏にも同じことが起きるかもしれない)。風通しを良くするには、これまで75年にわたって「人形遊び」をしてきた我々自身がこの遊びを卒業して、その他の「市井のなんでもない人々」に接する時と同じような儀礼的無関心を貫くことなんじゃないかと思う。ことさらの敬愛も嫌悪もいらない。ただの人間として扱い、他のただの人間に抱くような尊重の念を持って接しよう。
子供嫌い、自分ひとりで食べていくだけの収入はある、趣味も持っている。
一人行動が苦じゃない。むしろ自分の生活空間にずtっと誰かがいるのは耐えられない。
30代のころ、私は自分の意志で独身を選んだので後悔はないけれど
世間的な価値感からするとずれているんだろうな、子供も産まない私は人として劣っているんだろうな、
と負い目を感じているのも事実だった。
結婚しないと将来寂しい、女一人で食って行けるのか、孤独死する、って言われ続けて本当に嫌だった。
でも、最近人間は自分の選択が間違っていないと思いたい、私は正しかった、
ちなみにオナニーを断ち切る方法としてはなんかの自己啓発本に書いてあった方法で乗り切った。
何でもいいからアルファベット一つを選び、誘惑に駆られたときはその単語を頭の中で連呼するというもの。
本の説明によれば、そうすることで「もうやらない」と決めた時の初期衝動がよみがえって断ち切れるらしい。
実際、俺はそれでオナ禁に成功している。もうほとんど自動的に「ディーディーディー」って連呼してはっとしてやめる。
最初は時間の節約になるから、あと健康にもいいらしいからって理由で始めてみた。
一週間目あたりから顕著に変化が現れてくる。結果としてはあまりオススメしない。
以下、箇条書き。思い出したらどんどん追記していきます。
・ものすごくむらむらする
・誰でもいいからやりたいと思うようになる
・四六時中セックスのことばっかり考える
・気がついたら誰かをデートに誘っている
・ただの女友達を口説き始める
・人目が気にならなくなる。周りに誰がいようと口説く。
・デート中、身体を触りまくる
・ヤッた後に猛烈に後悔する。
・ストライクゾーンが一気に広がる
・小学生の太ももを触りたい、とか思い始める
・おばさんが「女」であることに改めて気づく
・ブスの基準が曖昧になる
・街で見かけた一人でいる好みの女性に声をかけようかな、と思う
・初対面の女性に積極的になる。
・躊躇なくメアドが聞ける。
・マネキンを触りたい
でも僕がくるとカーテンでバリアーを張ってあって中身がぜんぜん見えない。
酷いじゃないか。隠し事をするなんて。
「何でこんなことしてるの?」って聞くと
「日で焼けちゃったりするからね・・・」
とか古書店の店主のようなもっともらしいことを言う。
「ふ~ん」って感心したふりして相手の自尊心を満たしてやりつつ、
カーテンに手をかけると「だーーーーっ!」と雄叫びをあげて静止する。
「なにーーーーーっ!?」ってそれはこっちのセリフ。
本棚を見られたら身体が溶ける呪いでもかけられてるのか、キミは。
「・・・なんか見えた?本?」
ちらっと見えたのが「ムーミン」シリーズ?と辛酸なめ子の本がずらーっ。
「ムーミンは子供のときに親が買い与えたもので別にわたしの趣味じゃない」
「辛酸なめ子はブックオフで安かったから暇つぶしに買っただけで別にファンじゃない」
謎の言い訳タイム開始。「そうなんだ~」と上っ面で納得すると、
「辛酸なめ子にハマるようなぬるいサブカル痛い子だと思ってんだろ~!」とご立腹。
なんじゃそりゃ。やっぱり何かの呪いにかかっているらしい。
怒る理由がわからない。
今の恋人と付き合い始めたのがちょうど1年ほど前、同居を始めたのが六ヶ月前。飲みすぎた時などにちょっとした口論をすることはあれど、そのつど仲直りをして、基本的にはうまくやってきた。それが、昨日、殴り合いの喧嘩をしてしまった。
そもそも最近、恋人の私に対する扱いが(特にセックスにおいて)ないがしろになっていたのだ。生理中にはほぼ毎日口でしてあげていたのに、生理がちゃんと終わってないにも関わらずセックスしようぜと迫られたり(結局した)、で久しぶりにちゃんとセックスしたらなんかやたら早いし、お前ただやりたいだけなんじゃないかということが続いていた。
それで知らず知らずのうちにストレスが溜まっていた折、共有パソコンの履歴に小学生のエロ動画を見つけてしまった。「関西援交」とかそういう名前のサイトだった。そこでは胸もぺったんこの小学生が、チンコをくわえさせられたり、つるつるで割れ目もばっちりのあそこにつっこまれたりしていた。
正直に言って、かなりひいた。小学生はないわ、と思った。これまでも恋人とはよくエロ話をしていたが、ロリコン趣味があるなんて聞いたことがなかった。高校生のときに、友達からお菓子系の雑誌を回されてきたことがあったとか、そういうことを言っていたくらいだった。普通の(成人女性の)エロ動画やAVをたまに見ていることは知っていたが、それくらい男だったら普通だよなとか思ってきた。びっくりして履歴を遡って見たら、一緒に暮らし始めてから少なくとも4~5回、そのサイトを見ていることが分かった。一回何かの間違いで見ちゃったとか、とにかくそんなレベルじゃない…!あと、近所のデリヘル店を店名で検索していたり、お見合いサイト(match.comとかそういう感じのやつ)に登録していることもわかった。履歴ひっくり返しているという罪悪感がありつつも、手が止まらなかった。それでも相手に「あんたロリコンなのか」と聞くわけにもいかないので、「最近寝つきが悪いので」とかなんとか理由をつけて、その夜は別々に寝た。
次の日は仕事の人と飲みに行ったのだが、そこで予想外に飲み、予想外によっぱらってしまった。夜の1時ごろ家に戻ると、すでに恋人がぐーぐーと寝ていた。そこから先のことは、ぼんやりとしか覚えていない。私は寝ぼけた恋人に「小学生が好きなのか」「家にデリヘルを呼んだのか」と詰め寄り、そして彼を殴ったのだという。最初は恋人の上に馬乗りになっていたのだが、男の力には勝てず組み伏せられてしまった。そして手元にあった目覚まし時計を掴み、「死ね」と叫びながら恋人の頭を殴った。目覚まし時計が壊れると、今度はエアコンのリモコンを手に、殴り続けた。恋人は最初こそ反撃してこなかったか、途中で何か心境の変化があったのか、「調子乗ってるんじゃねえぞ」「お前が死ね」と叫びながら、よく分からない寝技をかけてきた。恋人は元柔道部だった。息が出来ず、「苦しい」「死ぬ」と叫んだ。本当に痛かったが、相手に女に手を上げているという罪悪感を抱かせ、手を緩めさせる作戦だった。ベットから転げ落ち、床にはなぜかマヨネーズが落ちていたため、中身が飛び出てぬるぬるになった。私が本気だということを思い知らせてやろうと、台所から包丁を持ってきた。ほんとに彼を刺すつもりだったのかは、分からない。「それはダメ」と包丁を取り上げられると、台所に戻ってもう一本の包丁を握ったが、それも取り上げられた。「このキチガイが」と恋人が叫んでいた。台所の床は片栗粉まみれになった。あと、これは翌朝になって分かったことだが、コタツ机の脚も一本折れていた。「もう出てって」と言うと、「お前が出て行け」と言われたので、財布を持って一人で一番近所のラブホテルに行った。ちょうど2部屋の空きがあり、料金はたしか1万円しなかった。部屋はやたら広く、トイレや風呂などドアがいくつもあり、迷ってしまいそうだった。広いベットでちょっとだけ寝た。いつの間に戻ったのか、朝起きたら自分の家にいた。ホテルのスリッパで帰ってきてしまったようで、お気に入りの靴がなかった。
朝方に目が覚め、恋人と少し話をした。「『誰でも一度は処女だった(寄り道パンセから出ている辛酸なめ子の本、私が買って家に置いていたもの)』という本を読んでいたらちょっとムラムラしてしまって、そういうサイトを見てしまった。小学生が好きなわけではないし、オナニーもしていない。『この子何歳ぐらいなんだろう』という、単純な興味で見ていた。本当にオナニーに使っているエロ動画はちゃんと隠しているし、履歴も消している。ただサイトを見ていただけで、ロリコンと決めつけられるのは大変不本意。デリヘルは前の部屋の時に一回使ったことがあったので、あの子はどうしてるのかなと思って見た。この部屋に呼んだことは一度もない。別に履歴を見るなとは言わないけど、そこまでされたことは正直言って不快」というようなことを言っていた。複数回に渡って「関西援交 小学生 妹」のワードでグーグル検索をかけておいて、「この子何歳ぐらいなんだろうという単純な興味」では無理があるだろうと思った。血こそ出ていなかったものの、顔には引っかき傷が何箇所かあった。体が、頭が、物理的な意味で痛かった。私は夜半薄着で外をうろうろしたため、風邪をひいてしまったようで熱があった。私は会社を休んだが、恋人は普通どおり会社に行った。
恋人が会社に行った後、熱めの風呂を入れ、一人で入った。体のあちこちに、あざが出来ていた。シャンプーをするために腕を上げただけで、さまざまな筋肉に痛みが走る。私は恋人をたくさん殴ったが、私自身も同じくらいたくさん殴られた。頭の形がおかしくなっている。風呂に浸かって裸の自分の脚のあたりを見つめながら、もううまくいかないかもしれないとなんとなく思った。恋人のパソコンからエロ動画が見つかったということだけで、自分がここまで取り乱し、キチガイになれるということに、正直に言って恐怖を感じた。悪いのは私だし、恋人のことを嫌いになったわけではないが、一度関係が破綻した上で何もなかったように関係を続けることが出来るのだろうかと思った。ああ、部屋を片付ける気力がない。
「女子校出身者って生きにくそうだよね??」と先日知人の男性に言われ、ハッとしました。「どういう意味ですか?」と、同じく女子校(中高一貫)出身編集者と顔を見合わせると、その男性いわく、男は女に幻想を抱いており、そのファンタジーの中の女子は、ぬいぐるみを見て「わぁかわいい~」とリアクションをするような可愛らしさにあふれていて性格も素直。女とはそういうものだと思っていたのに、大学に入ってはじめて、物事をナナメに見る批判精神旺盛な女子校出身者がいることに気づいた、ということらしいです。
「じゃあ、私たちはどうすればいいんですか!」と編集者女史は女子校出身者ならではのキツい口調で詰問。だいたい、そんな「王様のブランチ」ギャルのようなリアクション、計算に決まっている…とか言うとますます男を怯えさせてしまいますが、たしかに共学の女子が早いうちから男子の視線を意識して、毒気を抑えて可愛気を出す処世術を身に付けているのに比べ、女子校の女子は男子を気にせず言いたいことは言うし、女だけで何でもできると思い込み、近寄り難い雰囲気になってしまいがちです。
女子校症をさらにこじらせると、男を立てないどころか男性蔑視オーラが滲み出て、男を萎縮させ、ダメ男にしてしまったり、立場の弱い男性を支配して満足感を得るようになってしまいます。セレブ婚など不可能です。
そこまでいかないにしても、美人なのに恋人がいない、結婚していない女性は女子校出身者が多いように思います。そもそも多くの親が娘の貞操を守るために女子校に入れることを思うと、その呪縛(じゅばく)は30代になっても続いているということかもしれません。(漫画家・エッセイスト 辛酸なめ子)