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はてなキーワード: 国立大学とは

2023-12-12

学費無償とか絶対意味ない

教育費がどうたらこうたらって言うけど、中学卒業して職人にすれば良くない?

足場屋とかめっちゃ収入良いしな。

俺の小中の同級生は兄と弟のいる三人兄弟で兄が県立工業高校から鉄鋼職人同級生と弟が中学卒業後に足場屋って感じで全員職人だけど、3人ともGTRセルシオ乗って、全員結婚して子持ちで、みんな戸建て建てた。

一方で塾通いして私立高校入って予備校も通って国立大学卒業した俺はニートだし。

子育てに金かけても意味ないわ。

2023-12-11

真面目が分からない

小学生ときは100点ばっかりだったし

成績は4とか5とかだったし

国立大学での講義インフルエンザにかかったとき以外、全出席だし

不可(落第)一つもなし

連絡はこまめに返し、聞かれたことには答えてきた

求められた要求には出来る限り応えてきた

待ち合わせには10分前は当たり前

デートを申し込んで、来てくれた女の子が一時間遅刻してきても軽く咎めるだけ

怒ったりはせずに

真面目だと言われてきた、根が優しいと言われてきた

客観的にみてもそうだと思う

なのにいまだ、弱小男性

「意外と好きだった」「なんかカエル化した」「キミは真面目ではないと思う」

そしてブロック

僕はもう、真面目をやめたよ

2023-12-07

anond:20231207140446

国立大学じゃ無くて全学校(実質は高校以上になるとは思うけど)で制度化するべき。

国立大学女子学生産休給与の出る休学を認めるべき

こどもを3人産んで産休給料をもらいながら忙しい子育ての間にじっくり学問を修め、子育てが落ち着いてきたら残りの数単位任意タイミングで取り、新卒管理職募集初任給年俸600万円以上の就活

anond:20231207092826

地方の方が顕著だぞ。

たいてい、その県名の国立大学くらいしか偏差値高くないから。

愛知神奈川は違うが。

2023-12-06

人情

俺は毎回パンツ射精すんだ。終わってるから実家でも出先でもそう。イカれてるから

今日小学生ぶりに手に出した。

なんだろうか。こんなものに俺の遺伝子?が入ってるんだろう?真剣味がないんだよな、その液体の佇まいに。

100年後に俺を知るものはいなくなる。家族?末代だろ。

俺がどんだけ苦労したって、何したって肉体の情報は失われるし、歴史に刻まれるのは他人だ。俺はいなくなる。

ただ、可能性としてうすーく残っているのがこのよく分からん液体を経由して遺伝子を後世に残すって手段だ。

あれ、努力とか関係ないんだ。生まれときから中身の変わらないこの伝統の謎液なんだ。じゃなんで頑張ってたの?地方国立大学出身底辺弱オジよりレイプ魔の方が評価されとるやないけ。報酬体系がイカれとる。悪いのは世界、俺はまとも。

2023-12-05

低学歴教育ママ高校実質無償化意味理解できない

Xを見ていると、低学歴教育ママを叩いているようなアンフェが、東京都私立高校無料で通えるにようになった!と言って批判している。

ああ、低学歴教育ママって用語を使う人たちは、制度理解できないんだなあ、と実感。

東京都高校授業料無償化とは、子供私立高校に通う親に、支払った授業料一定額を都からキックバックするということ。

その額は私立高校授業料平均の48万円程度。

一方、開成高校の初年度納入金は112万円程度。

差額の64万円は自分で支払わないといけない。

ちなみに国立大学授業料は53万円。それよりも高い。

まり奨学金をもらって大学に行くような家庭では、どのみち金持ち私立には通えない。

なのにXでは、無料開成高校に通える、みたいな勘違いをしている人ばっかりで、もう日本人全員が低学歴教育ママになったみたいだ。

2023-12-04

anond:20231204205857

がっつり塾に通わないでも成績上位をキープし、国立大学に進学した後で弱男化した奴はてなに多いよな

2023-11-29

anond:20231129145206

中学校でブスだのデブだの◎◎菌だの言われていじめられたから、高校時代に頑張ってダイエットして美容にも気をつけて努力したんだわ。

太ってていじられてた奴が食う量気を付けるようにしただけのことを偉そうに

それでも片思いした相手にはフラレてばっかりだったよ。

んなもんいたって普通の話だろ

気に入った相手バンバン付き合える主人公なのかお前は

派手な女子が少なくチャラチャラしてない大学なら自分モテるのではと思って頑張って勉強して国立大学理系学部にいった。それでようやく付き合う相手ができた。

普通相手が出来たと

でも、男でも高校時代にそれくらいの意識持って女にモテるよう努力したら、地味な女と付き合うぐらいどうにかなるんじゃないかと思うよ。

減量成功ぐらいでようそこまで上から目線になれるわ

ウエイトトレーニング趣味の俺は定期的に15kgぐらい減量するけど

減量ぐらいで大騒ぎする世のデブどもが理解出来ない

食う量管理すりゃ誰でも痩せる 痩せなかったらそいつ光合成している 

  

モテたいために女子が多い環境を選ぶってあんまりたことないのが不思議

そりゃ男はそれ以外のことも頑張らなきゃのちのち詰むしな

ていうか行動力自体は褒めるけどそんなことのために理系進学して

わりと周りからすりゃ迷惑人間だよなお前

欲望の為にそこまでする行動力は嫌いじゃないけどさ

食う量減らしただけの「努力(笑)」よりはよっぽどマシだよ

anond:20231129144335

中学校でブスだのデブだの◎◎菌だの言われていじめられたから、高校時代に頑張ってダイエットして美容にも気をつけて努力したんだわ。

それでも片思いした相手にはフラレてばっかりだったよ。

派手な女子が少なくチャラチャラしてない大学なら自分モテるのではと思って頑張って勉強して国立大学理系学部にいった。それでようやく付き合う相手ができた。

でも、男でも高校時代にそれくらいの意識持って女にモテるよう努力したら、地味な女と付き合うぐらいどうにかなるんじゃないかと思うよ。

モテたいために女子が多い環境を選ぶってあんまりたことないのが不思議

2023-11-21

男が下方婚出来ない社会

俺は黒田熊助。黒熊とよんでほしい。

年は35歳年収は900万。関東国立大学卒業してIT企業に勤めてる。


さて、俺は婚カツをしているが本当にカスみたいな女しかいない。

希望する年収1000万以上、酒、煙草しない。顔は安倍なつみ以上。年齢は子供が安定して産める30位で検索しているが

検索結果に出てくるのは医者しかおらずその女医に対して300人ぐらい俺みたいなステータスの奴が集中して集まっていく。

しかたなく顔が安倍なつみ女医あきらめて、顔が保田圭みの女医突撃したが顔が保田圭でもすごい人気で常に男からデート依頼が途切れないみたいだ。


自分に申し込みがある女と言えば年収は300万とかそういうカスばかり。顔が良かったのでためしデートしてみたがデートプランは全てこちら任せで萎えた。

結婚相談所の人にいい女はどこにいるのでしょうか。と訪ねると「30を越えると不妊が始まるのでいい女性は25位までには誰かが予約済みですよね」と言われた。

そりゃそうだ。でも25の女なんて医師でも年収も低い下方婚になってしまう。

キャリアを積んでいれば素敵なお姫様めぐりあえるんじゃなかったのか?

完全に人生心配してしまった。俺の人生返して欲しい。

2023-11-20

anond:20231119130236

文系研究者のハシクレ(そろそろ若手じゃなくなりそう)として補足しておく。

今でも単位取得退学普通にある経歴

文系特に文系では博士論文執筆キッチリ3年で終わる人は少ないし、博士課程にいられる年限を使い果たしてしまう人も多い。しかし、東大をはじめとした多くの大学では「博士課程単位取得退学後3年間のうちに博士論文を出して防衛できたら、課程博士と見なす」という運用をしている。

したがって、最近よく見る経歴は、「◯◯大学大学博士課程単位取得退学博士(◯◯学)」というもの。これは単位取得退学したあとに博士号を取得した、という意味

今でも単位取得退学就職できる場合がある

実際に単位取得退学助教講師ポストをゲットした人は最近でもたまに見かける。増田の同年代で2~3人くらい(あくま増田観測範囲なので、実際はもっと多いだろう)。まあ、そういう人たちは和文論文だけじゃなくて、英語論文(分野によっては+英語以外の外国語論文)書いてたし、下手な博士より論文数多かったけどね……。博士号取得者を蹴落として任期付きポストをゲットした単位取得退学者も知ってる。純粋に業績が多ければたまに博士号取得者ではなく単位取得退学者が選ばれる場合があるということ。

このように、形式上単位取得退学でも応募できる公募は今でも多い。JREC-IN文系公募を見てみると、「博士号取得者、あるいは、博士学位を取得した者に相当する能力を有すると認められる者」っていう募集条件が書いてあることがあるけど、後者単位取得退学を指している。こういう条件の公募普通に東大でもまだ出てるからね。ただ、条件に書いてあるからといって選ばれるかというと、よっぽど卓越してない限り厳しいんじゃないかしら。

修士号しか持ってなくても業績が卓越してれば採用されるというのは、みんな大好きユーリィ・イズムィコa.k.a.小泉悠センセが示しているところだと思う。彼はそもそも博士課程に入ってないはずだけど、ロシア軍分析するアカデミックな著書を何冊も出してたら東大専任教員にまで上り詰めた)

とはいえ今はさすがに一部大学学振PDでは単位取得退学は不可

とはいえやはり、博士号持ってない人への風当たりは強まっている。一部の宮廷や有名どころの国立大学では、常勤ポスト募集にあたっては人文系であっても博士号を要求しているし、学振PD海外学振10年くらい前から文系でも博士必須になっていたはず(逆に言えば、40代以上の文系研究者の中には、博士号なしで学振PDやってた人が大勢いるってこと)。

エラいセンセの博士号の有無なんて誰も気にしてない

ただし、博士号持ってない人への風当たり、というのはあくまで若手の就職市場アカポス採用されるかどうかという話で、もう就職しちゃったセンセについては博士号の有無とかあんま気にしたことない……博士論文以降ロクに論文書いてない人より、単位取得退学面白い論文や著書いっぱい書いてる人の方がエラいじゃん? というのが文系感覚だと思うんだが、どうだろう。池内恵センセくらい業績があったら、博士号の有無なんてもう誤差でしょ誤差。

ただ、外国博士号獲った人についてはやっぱり一目置くかも。はてな界隈で有名な人だと北村紗衣センセとか。博士論文というのはだいたい1冊の本になるくらいの分量のものを書くということなので、それを外国語で書いてる時点ですごいよ。特にアメリカだと博士課程では厳しいコースワークがあるから、あれをくぐり抜けたってことだもんね。

文系と人文系って違うの?

最初に「文系特に文系」って書いたけど、「文系」と「人文系」は違う。「文系」は「人文系」と「社会科学系」に分かれていて、文学とか哲学とか歴史学とかは人文系社会学とか政治学とか経済学とかは社会科学系、ってことになってる(あくまでもこれは日本の話。国によって分類は違う。たとえば歴史学社会科学系に入れる国はヨーロッパはいくつもある)。「単位取得退学」はもともと文系全体でよくある経歴だったけど、今ではほぼ人文系に限られてる印象。上で書いた単位取得退学ポストをゲットした人たちも、観測範囲ではみんな人文系

ただ、法学政治学20年くらい前まで学士助手という制度があったので、学歴という点では人文系以上にガラパゴスだったりするのだが……学士しか持たずに教授になってらっしゃる人たちが何人もいる分野です。はてな界隈で有名な人だと木村草太センセとか大屋雄裕センセとかね!

外国で出された博士に相当する学位」って何だよ

ところで、公募条件に「外国で出された博士に相当する学位」という謎の文言があることがある。外国で出された博士、ならともかく、外国で出された博士に相当する学位って何だよ。

実はかつての日本同様に博士号は功成り名遂げた大物が書くものという文化がまだ残っている国があって、具体的にいうとロシアとかそのへんの旧ソ連諸国。あのあたりでは博士候補カンジダート・ナウク; кандидат наук; kandidat nauk)っていう学位があって、これがPh.D.に相当する。博士候補論文大学院に進んで数年かけて書くやつで、実質的博士論文博士候補号を持ってればロシアでは准教授になれる。ロシア留学して博士号獲った、って言ってる人のかなりの割合が、実は博士候補号の取得者だったりする。まあ、ロシアカンジダート号は他国Ph.D.と同等っていうのはよく知られてるから別に嘘じゃないんだけどね。

ところでウクライナでは2014年7月にこの博士候補制度Ph.D.に置き換える制度改正を始めて、2020年には全廃したらしい。うーん、ロシアとの縁を切って西欧共通制度に置き換えるなんて、2014年にいったい何があったんやろなぁ(棒読み)(時期的に完全な偶然というのもありそうだけど)。

ブコメへの応答

博士課程単位取得退学博士”これは課程博士と同じ扱いです。3年の課程を修了し学位論文間に合わずに退学した場合も、3年以内に学位論文が出れば課程博士となるのです。

厳密には、「◯◯大学大学博士課程単位取得退学博士(◯◯学)」のすべてが課程博士というわけではありません。単位取得退学から10年後に博士号取得したら論文博士ですし。なので、経歴を見るか(たとえば、2022年に単位取得退学して2023年に博士号獲ってればほぼ確実に課程博士)、あるいはCiNii博士論文検索するかしないとどちらかはわからないですね。

逆になんでそんなに論文書いていて博士とらずに満期退学なの。そこがわからぬ。

色んな理由があるので一概には言えませんが、本人の博士論文の構想が壮大すぎる、とか、書き上げる前にポストゲットできたから退学しました、とか、そういう場合が多いんじゃないでしょうか。課程博士論文を書き上げた人の経歴はみな似通っていますが、博論を書き上げられなかった人はそれぞれの理由があるものです。

博士ももたず、論文数も多くなく、それでもマネージメントの良さで教授職とかいうのもあったりするわな

そんな人、少なくとも最近は聞いたことないですけど、いつの時代の話ですか? 何がしかの業績(必ずしも論文という形である必要はないです。たとえば安藤忠雄センセみたいな場合)がなければ大学ポストには就くことはできません。もちろん霞が関から官僚ゴリ押しされたりすることはあるかもしれませんが、それは業績なんも関係ないし……

この議論ならストレート論文博士東浩紀はそれだけで尊敬されても良さそうだけど学者からも石投げられてるし結局空気なのかな

東浩紀センセは、デリダ研究博士号を獲った俊英だから叩かれてるんじゃなくて、彼の政治的意見を気に食わない人が多いから叩かれてるんでしょ。博士号獲った人は尊敬に値するけど、それはそれ、これはこれですよ。海外博士号獲ってる人の意見同意できないとか、日常茶飯事だし。

ロシアカンジダートって名称カンジダとか漢字だとか、いろいろ混乱しそうな(しない)。

英語のcandidateにあたる単語です。

2023-11-18

anond:20231118143352

俺はデータとしてどれくらいの人数がどれくらいの学歴なのか把握してるから実態乖離したただの感覚の話ではあるが

俺の中学同級生MARCH以下の大学に行った奴なんかクラスに2人。

ていうか大学に関しては世に言う有名国立大学に進んだクラスメートが人数的には1番多い。別に彼らは頭良いって感じでもなかったし、勉強ばっかりしてたわけでもない。皆普通中学生だった。

自身MARCHなんて誰が入るんだよという感じの学力で、現役で受かった京都大学に素直に行った。

こんなんでも俺は平均かちょっと上くらいの部類だったぞ。クラストップの優等生グループとかではなかった。

という感じ

知り合いでMARCH下の人なんて職場非正規の人くらいだわ

公立中学みたいな玉石混合のカオスでどんな馬鹿でもきちんと椅子に座れれば上に行けるぬるすぎる環境じゃないんだから

まともな知能を持った人間集団の中で

勉強では圧倒的でした。周りと比べてこれこれこうで明らかに図抜けてました。高校受験ときにこんなエピソードがあります~」

アピールできるのなんてそれこそ2chに貼られるみたいな、高1で東大模試A判定でしたとか、中学1年生で大学数学終わってましたみたいな奴だけだろ

2023-11-17

anond:20231117125554

まず消費税率20%にして増分の10%を全て国立大学法人に投入できるかということについては「できない」と思う

直近(令和4年)の国立大学運営交付金が1兆強、令和5年度予算消費税収が23兆ほど、税率を上げた冷え込みを考慮して30〜35兆まで税収が増えたとして「国立大」のみに絞るなら金額が大き過ぎる

前提を崩して、たとえば科研費交付対象研究を増やしたり増資をする、大学生アルバイトに過剰に時間を割かないように生活扶助を行うなどの方策を取ってもまだ余るくらいの増収額及び交付額なので、コントロールができない

税額が足りないとか誰かの分を大学に回せってより、中長期観点からみた大学への支援戦略みたいなのがあんまり上手くない印象

親が「うちは金がないか県内国立大学しか無理」というもので、他の大学に行ける学力はあったけど県内に進学した。後で「何でもっと我を通して県外の大学に行きたい、生活費バイトで何とかする」と言わなかったんだろう、と思った。

けどさらに後になると「バイト奨学金漬けの生活だったら耐えられただろうか」とか「より良い大学に行っても、将来のビジョンが無かったから虚無感が大きくなるだけだったかも」と思えてきたし、今現在自分に納得はしているから、あれで良かったのかもしれないとも思う。

選べなかった選択肢ほど美しく見えるのかね。

普通に生きるのが大変な世の中、みんなどのように生きてるの?

私は情報系の国立大学院卒で、ソフトウェアエンジニアをフルリモートでやっている。結婚していて子供が1人いる。妻も同じ大学文系学部卒業して、現在フルリモート仕事をしている。

今30歳で、妻も同年代である

世帯年収は、800~900万ほどだ。

地方の中核都市と呼ばれるところに住んでいる。

最近3500万円で中古の家を買った。

積立NISA夫婦マックスの額を入れているので、そこそこ投資信託資産はある。

しかし、現金ほとんど余っていない。

奨学金はもらったが、大学院にまで行かせてもらえるような家庭に生まれた。上には上がいるし、そんなに恵まれているとは思わないが、一般的な人よりは、恵まれていると思う。学力も恵まれていると思うが、生活は楽ではない。

もちろん、生きていくことは余裕でできるし、外食もできるし、年に一回くらいの国内家族旅行可能だが、子供をもう1人や2人となると破綻していくのは目に見えている。

小学校中学校田舎公立学校に通っていたので、恵まれてない人達がたくさんいることを知っている。

まれ持ったカードがそれなりに良かったからここまで来れたが、もっとカードが悪かった人は、世の中にはたくさんいると思う。

みんな相当大変な生活をしているのではないだろうか。

2023-11-15

岸田首相へ、増税をやめて下さい

私は現在関西工場で働いている37歳男性です。年収326万円です。

地元国立大学卒業後、新卒での就職に失敗し、倉庫業務小売店勤務などを転々とし、現在にいたります

結婚はしていません。

低所得者代表して僭越ながら申し上げます

総理増税はおやめ下さい。

しかに、われわれのような低所得者にとって、増税による負担増は高くとも月々数万円程度でしかありません。

そのような微々たる金額で、われわれのような底辺社会福祉恩恵を受けられるのは、大変ありがたいことです。

しかし、増税によって最も負担が増えるのは誰でしょうか。

そう、日本を支えて下さっている高額納税者の皆さまです。

高額納税者の皆さまは、幼少の時分より勉学に励み、日々責任ある立場で懸命に働き、多くの人々の役に立っています

そのような方々が納めた貴重な税金を、われわれのように、ろくに税金を納めておらず、なんの努力もして来ず、なんの取り柄もない無用人間が食いつぶすのは、あまりにも忍びないのです。

しかに、低所得者の中には、高所得者を妬んで彼らの税負担が増えることで溜飲を下げる、クズのような人間もいます

しか総理ニュースを見て下さい。低所得者ほとんどは増税に反対しております

われわれ低所得者の多くは、高額納税者負担を強いることを望んでおりません。

日本人は、貧しくとも心の清らかな国民です。

自分さえよければいいとか、他人を妬んで他人の不幸を喜んだりとかいう者は、滅多にいません。

自分たちは何も成さずに福祉を圧迫し、そのツケを高額納税者に支払わせることを、われわれ低所得者はこの上なく恥じております

から皆、高額納税者理不尽負担を強いる増税に反対するのです。

2023-11-13

anond:20231113134936

一般論として言えば、学歴競争が激化して塾産業に対する支払いを個人が行うことになっている。これがまず事実として存在する。

その上で、「高い学歴」を「安いお金」で手に入れようとして、貧乏人は国立大学を目指す傾向にあるのでは、という仮説がまずある。

統計があるかはわからんが、私の知り合いは「お金がないか子供国立へ行かせたい」と言っていたと思う。

どちらにせよ、「大学入試のために費やすお金大学学費、という2つが家庭の負担になっている、この問題をどうするか」がこの議論本質では。

2023-11-09

自分キャリアが先細ってると気づいた

大学院博士課程を三年かけてドロップアウトして新卒扱いでゲーム会社エンジニアとして入社したけど、一年足らずで上司と合わないと思って転職

第二新卒扱いの2社目3社目も両方半年足らずで退職

派遣で食いつないでたこともあるが、中退後5年半で計7社の現場に携わってきた。

色んな経験をしたか市場価値はあると今まで思っていたが、この前エージェントとの転職面談で「あなたの経歴だと少し採用してくれる企業は少なくなるかもしれません」と言われた。

曰くエンジニア転職を重ねてキャリアアップするものではあるが俺の経歴はいくら何でも転職回数が多すぎであまりいいイメージを持たれないらしい。

ここに来て初めて自分キャリアが詰み一歩手前だということに気づいた。

思えば転職した理由も周りがバカに見えてここが自分がいるべき場ではない と考えたからだし、 中退した理由教授自分の言ってることを理解してくれなかったってのが主な理由であった。つまり、周りに原因があると思い込んでいる のが良くない。

これからどうすればいいんだろう?30も半ばになりかけて 自分の考えを正すということは難しいし、かと言って管理職経験のない自分は35を過ぎると 転職もできなくなるだろう。大学時代友達子供を持ったり、いろんなところで活躍をしているが、俺は未だに平社員のままだ。

親戚から見ると有名国立大学博士まで行った超エリートと思われているが、こっから先どういったキャリア形成すればいいのだろうか。

2023-11-02

発達障害』や『毒親に自立心奪われた子ども』や『生きる力が弱過ぎる子どもサポート』は高等教育役割ではありません

ご家庭のご両親のお仕事です

それから大学就職予備校ではなく、大学専門家を育成するところです

 

Fランガンガン潰そう。地域格差なくすため国立大学ネット無償卒業できるようにしよう。オンライン工学部作ろう。とりあえずCSくらいはとっとと取れるようにしよう

 

大企業ほど、現業IT営業などの中途採用で、学歴不問(規定があってもせいぜい高卒)で直雇用で入れる部門がある

IBMエグゼクティブ チェアである Ginni Rometty は、2016 年に「ニュー カラー仕事」という用語を作り出しました

 

IBM はまた、多くの職位から教育要件を取り除くことで、新しいカラー ジョブの波を推進しました。ロメティとチームが最初学位よりもスキルを優先したときIBM職務の 95% で 4 年制の学位必要でした。会社手紙によると、2021 年の時点で、必要とするのは半数未満です。

 

米国国勢調査局によると、25 歳以上の人の 40% 未満が学士号を持っていません。これは、就労資格のある人の過半数 (62%) が、1 つの学位要件だけでジョブプールから除外されることを意味します。

 

企業は、大学学位必要としない役割仕事規律、および責任があることをようやく理解しています」と Herrera 氏は言います。「彼らは、才能ある人を惹きつけたり採用したりすることに関して、自分たちの思い通りになっていないことに気付きました。」

 

「彼らは、履歴書学位しかないエントリーレベル個人採用するのではなく、実績のある仕事ボランティア、およびスキル経験を持つ候補者をターゲットにしています。」

 

2016年にニューカラー雇用モデル採用して以来、Rometty氏はフォーチュンに、IBM学士号を取得していない従業員は、学士号を取得している従業員や高度な博士号を取得している従業員と同じくらい成功していると語った. スキルを持った学位を持たない人材採用しても、企業ビジネスに悪影響を与えることはありません。雇用にかかる時間節約し、多様な労働力を育成するための資産となる可能性があります

 

New Collar Jobs: Why Companies Are Prioritizing Skills Over School

https://www.theforage.com/blog/basics/new-collar-jobs

 

 

 

anond:20231102121135 anond:20231102132544 anond:20231102145335

2023-10-14

anond:20231014043358

不透明予算というべきもの必要だと思う

文科省予算要求する能力遺憾ながら欠如しているのはいかんともしがたい。

かと言って予算却下していては公教育が終わる。

から予算要求とか審査とかのプロセスは全てやめて、代わりに文科省必要だと言った金額を無条件で拠出するのがいいだろう。そういう枠を作るべき。

その上で財務省役人文科省天下りするべきだと思う。少し、指導必要だ。

教育もそうだし、創価統一の件でも、文化庁強制捜査権を付与するとか、場合によっては武装許可するなど骨太対策が求められている昨今において、とにかく文科省職員力不足を補う施策がないとヤバい

小学校の半数の設置を厚生労働省移管することも考えられる。保育園進化としての小学校があってもよいだろう。これで守られる児童も多いはず。国立大学の、医学系衛生系のやつも厚生省移管できる。農学水産の一部は農水に吸収させて、工学部も一部経産省かなんかに監督させる。これで文科省仕事を減らす。

文科省職員能力が低い。これは仕方ない。しかも、普通に考えて今より優秀な奴を採用できるようには今後ならない。だから文科省仕事は減らして下駄も履かせる。それで仕事クオリティを確保する。とにかく文科省の低い能力犠牲児童がなるのはあまりにも失うものが大きすぎる。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

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《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

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 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

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