はてなキーワード: 微塵もとは
以前タイの地方都市に滞在した時、貸自転車で通りを走っていると近隣住民に爆笑されたことをよく覚えている。移動手段といえば車か徒歩であった彼の地の住民にとって、自転車を漕いで移動する姿はひどく滑稽なものだったからだ。
自転車は基本的に車道を走るものとされ、歩道を走る自転車への取り締まりが厳しくなってくると、
「日本の法律運用が場当たり的で自転車乗りが犠牲になっている」
など、ようするに自転車乗り様かわいそう!とする意見が目立つ。
この種の意見に欠けているのは、自転車にそもそも乗らないという選択肢だ。
歩けばたどり着くところに行くため、鉄の塊を漕いで他人と自分を危険に晒す行為はまったく不可解だ。
歩くには遠すぎるところに行きたければ車や電車に乗ればよいだけの話だ。
歩くには少し遠い距離を自転車を漕いで少し楽をしたいという自転車乗りの都合は、自転車に乗っていない他の人々にとってまったくどうでもよいものだ。
ほんの少し楽をしたいという利己心のために鉄の塊を高速で移動させて他人を危険に晒したり、実際に死傷させたりする権利は誰にもない。
そうした利己心の発露が引き起こした危害とその危害への反省のなさが今回の自転車取り締まり強化を招いていることは明白なので、そこに同情の余地は微塵もない。
それにもかかわらず、自転車乗りである自分は不当な社会の弾圧にあっている、かわいそうな存在だと主張する面々がいるとすれば、脳が壊れているとしかいいようがない。
私には五つ上の兄がいる
私は彼氏と結婚を見据えて同棲することになり、近く実家を出ることになった
そこで実家は兄と母の二人暮らしとなるわけだが、この兄が今後どうなるのか?母と二人でどんな生活となるのか大変心配だ
ただ、なんていうか、ナチュラルに優しくない
自然と不親切
やりたくないことは絶対になにがあってもやりたくない
そんな感じだ
ある日、夕飯を作ったあと、ふと兄に言ってみた
「たまには兄さんも料理してみたら?」
「嫌だよ。今更めんどくさい。興味もないし」と、兄は無関心に答える
その瞬間、私は兄が常に母や私にその「めんどくさいこと」を押し付けていることをどう思っているのか、疑問に思った
また別の日、母が怪我をして、私が車で病院に連れて行ったときのこと
「お母さんを連れて行けて良かった。前に免許を取りたくないって言って教習所をキャンセルしてたけど、まだ30代のうちに免許取ってみたら?」と提案した
すると兄は「え、いいよ。運転興味ないし。もし事故ったら嫌だし。妹が免許取ってくれてて助かった。ありがとう」とあっさり返した
「でも私がいなかったらどうするの?」と問うと、兄は「タクシーか救急車でいいでしょ」と言った
その時、私は母は気を使うタイプだから、タクシーや救急車を使うことを躊躇うだろうと思ったが、兄はそんなことを考えもしない様子だった
2019年末頃だ
社会人になって数年たち、金銭的にも余裕が出てきたし学生時代は実家に暮らしていた友人も一人暮らしを始める人が増えてきていたのだろう
ただ、コロナの流行によりきっかけを逃し、以後兄が再度一人暮らしを計画している素振りは全くない
一人暮らしをしていたら、もう少し母や日常の家事への想像力ができていたのだろうか?
基本的にスーパーに車で行く我が家では母か私が食料品の買い出しをしている
私が実家を出るので、今後は母だけが買い物をすることになるのだろう
そうした変化に対して兄が特に何も感じていない様子に、内心呆れもする
神奈川の田舎で、車があったほうが便利だがなくても電車も発達している地域に住んでいることも、自分のことしか考えない兄にとっては免許を取る理由が微塵もないように感じられるのかもしれない
兄の社会性がなくなっていったこととコロナはやはり無関係ではない気がする
前までは嫌そうながらも上司や会社の人と飲み会をして、帰ってきてからそのときの話題などを世間話として食卓で披露することはあった
コロナで在宅勤務が定着し、通勤や社交というものがなくなったことで兄の外出は本当に減った
コロナが開けて会社の飲み会は再開したようだが、今やみんなが出るようなものじゃなくなり、兄は全く参加しなくなった
元々友達が多いタイプでもなかったため、休日は部屋こもって基本ゲームをするかVtuberの配信を見るかしている
平日も夕飯を食べるときだけ顔を出して、以後は自室に戻る
私が出て行ったあとに兄と母は食卓を共にするだろうか?
ゲームやネットで配信を見ることを優先して、食事のタイミングまでズラしたりしないだろうか?
兄は今後どんな中年になっていくのだろうか
実家には年に1度か2度顔を出す程度だろう
とは言うけど、自分も数年前までは選挙があっても面倒臭くて投票行かなかったりしてた。
なんで折角の日曜日に選挙とかやんねん、俺が行かなくても何も変わらんだろと思ってた。政治のことよく分からんし。
それが変わったのが2019年の参院選。いい年したオッサンが政見放送でカーセックスカーセックス連呼しまくるという頭イカれてんのか?としか思えない党の存在を知った。
頭イカれてんのかと思ったけど、よく考えたら自民も公明も立民も維新も共産も他有象無象も全部同じレベルで頭イカれてる上に面白くもないな、と思い至り
全員イカれてんならおもろい方に投票した方がまだマシだとカーセックスおじさんに投票した。そしたら当選しよった。
正直当時も今もNHKには微塵も興味無いしどうなろうが知ったこっちゃないが、どうせ受からんだろうと思ってたトンチキおじさんが当選したのは良い意味で自分の成功体験になった。
選挙行っても行かなくても意味ないなんてことないじゃん、俺が投票したらカーセックスおじさんが当選したぞ。草生える。
嘘つけと言われるかもしれんが、それから自分でも興味が出て立花議員関連を中心に政治のニュースも見るようになったし、地方選挙でも真面目に投票へ行くようになった。
N国が出てるなら優先してそこに、出てないなら候補者を調べて一番イカれてるやつを選んで投票してる。
候補者の主張を調べるのって案外面白いぞ。自民とか立民とか同じ政党なのにあいつとこいつ全然言ってること違うじゃねーかとか、反ワクなら参政党に行きゃ良いのにとか色々考えるようになった。
立花孝志は残念ながら速攻で議員辞職したが、その後でもちょくちょくニュースになるからおもろい、アラサー女党首との謎喧嘩も笑いながらニュース見てたし、こないだの都知事選も面白かった。都知事選はあの人が出した候補者の中からどれにしようかなで決めて投票した。
結局何が言いたいかというと立花じゃなくても誰でも良いから推しの政治家を見つけると政治に興味持てるかもね、まあでも推しとかいなくても選挙は行った方が良いよ。
最近は作家のキャラクター性も売上に大きく影響しているし、宣伝も兼ねてXのアカウントとかで発言しなきゃと焦っているのに、それが本当にできない。
自己肯定感が微塵もないのにプライドと承認欲求がヤバすぎるんだと思う。何か発言していいねが少なかったらどうしようとか、他人の目を気にしすぎている。認めてもらえなかった時の不安が強すぎる。物心ついた頃から常に失敗に怯えている自覚はある。
自分とは別人格のつもりで作った捨て垢がいつの間にか仕事に繋がり数年が経った。仲良くはないが知り合いもそこそこ出来てしまって自分と切り分けが出来なくなってしまった。出来るだけ自我を出したくないけど、何かを演じたりも出来ない。
私は中学生の頃からもう10年ほどいわゆる腐女子でBLが好きだが、その心理をずっと考え続けてきてようやくまとまってきたので整理したい。とはいえまだまだ論理的ではないが正直な感情であることは間違いない。
①女が女として扱われる描写がない。
これは趣味嗜好とは異なるかもしれないが、私は極端に女性性を表現されることが苦手だ。
創作物に限らずとも写真や映像で女性の体つきが誇張されること、女らしい服装、何かしらのちょっとした言動に対する「女の子っぽいね」という謎の評価。
私は性自認は昔も今も女であってそう扱われることに違和感はないが嫌悪感はある。自分以外の女性がどう扱われようと無関係だろと思われるかもしれないが、第三者の女性がそう扱われる=私と「女」という共通点はある=私も同じカテゴリでありそう扱われる存在、ということを認めたくない…という心理のように思う。
よって性描写はなくとも、"女が、男に女として扱われる様子"が描かれる恋愛作品が苦手なのかもしれない。もちろんBLには女があまり出てこないので、必然的にその描写が少ないため読みやすい。
異性間恋愛において男女が平等というイメージがどうしても掴めない。理由は恐らく3つ。
1つ目は私が恋愛未経験の喪女だから。恋愛どころか男友達もいない。それ故に男と対等な関係を築くなんてことが想像もできない。人間経験の浅薄さがただただ悲しい。
2つ目は男に対する引け目というか恐怖感。1つ目の理由とも似ているが、私は容姿が悪いので男には基本的に馬鹿にされ見下されているという被害妄想がある。幸い直接的に言われたことはないが容姿が悪いのは事実なので内心はきっとそう思われているだろう。
そのため無意識的にそこに男女差格差を感じてしまうのではないだろうか。
3つ目は肉体的な問題。これは揺るがないと思う。つまり性行為において女は男に"される側"という受動的な肉体構造をしていること。恋愛に肉体関係が必須かどうかは別として行為の際にはどうしてもその構図を認めざるを得ない。性行為はそういうもんじゃなくて気持ちの面では互いに平等だよと言われてしまえばもう分からない。喪女には追いつけない世界。
よって、男女差のないBLはフェアで受け入れやすいように感じる。
しかし3点目の理由に関係するところで「女役を男に担わせているだけでは?」という指摘がありそうだ。むしろ自分でもそう思う。男だったら受け身にさせてもいいのか?と言われると否定できない。強いて言うのであればBLでは両方が受け攻めになりうる可能性があり、双方の合意の元で受け攻め(性行為における上と下)を決められるという点は平等だ。
まーた女と容姿の話だ。結局のところ私はブスなので可愛い女の子、綺麗な女性を見たくない。女性のアイドルも苦手だ。みんな可愛くて羨ましくなる。言うまでもなくアイドルや1000年に一度の逸材になりたいと思っているわけではない。ただ、普通に生きているだけで男女問わず友人ができたり彼氏ができるような人並みの容姿は欲しかった。
そういった女性に対するコンプレックスが異常に強い。そしてBLには女性が出てこないのでコンプを刺激されなくて済むのだ(何度目の論理だろう)。
そう考えると容姿の良い男に対するコンプレックスは微塵も無いのでやはり私の性自認は女なんだな。
性自認や容姿や男女格差の視点がゴチャゴチャに入り組んで我ながらよく分からないが、私がBL好きな理由は主に上記のような要点でまとめられる。
※逆に言えば、よく言われる「男女ではなく男同士という特別な壁を乗り越えるからこそ萌える」みたいな気持ちになったことはあまりない。
傍から見れば論理は破綻していて偏見も大いに含まれているだろうけどこれが私の正直な感情であり、誰にも共感はされなくとも否定されるものでもないと思いたい。
自民党「70過ぎて頭が微塵も働かないけど椅子は手放さないンゴ」
自民党「統一教会様、いつもありがとう。日本人の税金をお納めするンゴ」
国民には
「増税するンゴ」
「年金減らすンゴ」
「死ぬまで働かせるンゴ」
ステータスとか微塵も興味ないから、とにかくお得なカードが欲しい。
最近子どもが生まれて家計状況も変わってきたので改めてカード見直すかと思って、長年愛用してるエポスを切り替えるべきかどうか検討していた。
エポスってボーナスポイントあるし評判ほど結構悪くないんじゃないかと思ってるけどどうなの。
クレカ=ステータスと思ってる層からしたら雑魚カードなのかもだけど、ポイント率で見ると全然悪くない(むしろ最高峰)のカードじゃね?
悩んでるのはエポスプラチナ vs 三井住友プラチナプリファード
カード利用額は年200万くらい。三井住友にするならSBIで投信積立を始めるつもりなので年会費分はボーナスで帳消しできそう。
自分もこのやりとりを全く噛み合ってないなーと思って見てたんだけど、どこが噛み合ってないかの見解がちょっと違うので、気ままに書いてく
※自分は上記登場人物の誰でもないです。以下は自分の想像が多分に含まれます。
「他人の意見なんて参考にならない」なんて思ってる人もいないでしょう
多分、増田2人は
とか、そういう事を言ってるのでは*ない*
そこがヨッピーと噛み合っていないのだと思う
子育てしてると
などなど、"ムダ"な時間が大量に発生するでしょ
こういうのも後々振り返ればかけがえのない時間なんだけど、毎日毎日繰り返されるとその時は本当に辛い
こういう繰り返される"ムダ"な時間を、大本増田は「退屈でずっと子どもと向き合っていないといけない時間」と言ったんじゃないかな
いつも楽しそうに生きているヨッピーだから、こういう期待はしてしまう
でも実際にはそういう話題じゃ無くて、家事の時短テクとか育児タスクで使えるツールの紹介とかだった
で、大本増田が「期待外れ」と書いたら、ヨッピーからのコメントが「子供と牧場行ったら楽しいよ」と
そりゃ返信増田もカチンとくるだろうなと思う
でもそんなことばかりしてられないし。なお、行き先の問題でもない
思うに、子供関連の"ムダ"な時間って色々考えてしまうんだよね
みたいな、そういう焦りのような感情とどう付き合っていくか
時間的な"ムダ"をどうするかで悩んでるわけではないので
でも、ヨッピーが噛み合わないのは「休日のお父さん」だからではないとは思う
育児経験すら(いろんな意味で)自身の糧にしていけるタイプの人だからではないかな
ただ、言葉の端々で「~で悩む人がいるとは」とか「~すればよいだけ」みたいなのは、育児本の著者の言葉としてはいただけない
ヨッピーは自分が"特殊"なタイプだと認識した方がよいとは思う
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全然纏まってないけど、長くなってしまったのでこの辺で投下します。
あちらに繋げるのは何かイヤなので、こちらの記事に繋げさせてください。
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[追記]
いまみたらちょうどヨッピー氏がコメントくれていたので、取り急ぎメモがてら書いておきます。
ごめんなさい。これ、どこのこと言ってますか?(思い当たる記述はあるので後で追記するかもすぐみつかったので追記)
『「~で悩む人がいるとは」とか「~すればよいだけ」みたいなの』の事だと思うので、該当箇所を引用しておきます。
僕自身は子どもと居て「退屈で死にそう」みたいなことがあんまり無いので読んだ時の最初の感想が「それで困ってる人がいるのか……」が正直なところ
[追記]
念のため明記しておきますが、自分はヨッピーが「こうできなきゃおかしい」と言っているとは微塵も思ってないです。
上で引用したような、『子どもと居て「退屈で死にそう」』な人とか『普通に手を繋いで歩いて行け』ない人(子供は歩くのが滅茶苦茶遅い)とかは普通にいるので、*育児本を書くなら*そういう人の存在を知っておいて欲しかったという意味です。
入社当初はそこそこ仕事が出来ていたのに、1年間であまり成長できず、逆にミスが目立つようになってきた事から考えると、入社後の指導方法に大きな問題があったと推測されます。
職場で泣いてる時点でおかしな話だし、仕事を取り上げたり、外観に文句つけだしたり。
まともなコンプライアンスが機能している企業なら、ハラスメントでコンプラ部門直行案件でしょう。
新人は違う部署で丁寧に教育をしなおし。問題の上司は閑職に移動、部下の指導を禁止。
「なんなら自分が悪いなんて微塵も思ってないようで、もう関わるのが本当に嫌になってきてた。」って、おそらく新人の方が強く思ってるよ。
新入社員の最初の1年って社会人としての基礎を学ぶとても大事な時期なのに、パワハラ上司は変わらないし、自分自身は成長できないし、周りも助けてくれないし。
タイトル通りのことで、いや茶髪って言っても、ただの「ちょっと明るくしてみました~」みたいなやつじゃない。
ぱっと見で「染めてる」って分かるぐらいの、学生がよくやるような明るめの茶髪。
面接での印象は地味な感じで真面目そうな子だと思ったんだよ。受け答えもしっかりしてたし、「まあ、これなら大丈夫だろう」と思って安心してたんだ。
でも、実際に入社してからというもの、だんだん本性というか、隠していた部分が露わになってきた。
仕事も最初はそこそこやれてたんだけど、徐々にミスが目立つようになってきたんだよ。
で、当然ながらミスをするたびに「ここはこうした方がいいよ」とか、「次はこうやって直しておいて」なんて注意するわけ。
でも全く直らないんだよ。同じミスを何度も繰り返す。こちらとしても別に怒鳴りつけたり、きつく当たったりしてるわけじゃないんだ。穏やかに注意してるつもりだった。
それで、ある日急に泣き出した。それも声をあげて号泣されて、こっちはもう頭真っ白。まるで俺が悪者みたいな雰囲気になって、職場の空気はもう察してほしい。
結果的には彼女の担当する業務を減らすことになった。改善する素振りも見られないし、正直どうしようもない。
なんなら自分が悪いなんて微塵も思ってないようで、もう関わるのが本当に嫌になってきてた。
それでも仕事上どうしても関わらなきゃいけないこともあるし、腫れ物に触るように接してきた。今の時代、何がパワハラになるか分からないし、下手に厳しいこと言ったらすぐにクレームが上がってきそうで、こっちはずっと気を使ってる。
そうしてなんとか平穏に過ごしていた矢先、あの茶髪がやってきたわけだ。職場中がざわざわしてて、何となく気まずい雰囲気。でも誰も何も言えないんだよ。みんな同じこと思ってるんだろうけど、「茶髪はどうなんだ?」なんて注意して、また泣かれたらたまったものじゃないし。正直トラウマになってる。
でも上から「彼女のあの髪はどうなってるんだ?」なんて言われるかもしれないし、その際どう対応すればいいか分からなくてそれを考えるだけでもう胃が痛い。
茶髪にするのは一応は個人の自由の範疇かもしれないけど、社会人としての自覚はどこ行ったんだよ
助けてくれ
あらかじめお伝えしておくが、ゴッドタン、キングちゃん、ウレロなどは好きだった。彼がラジオを始めた頃もよく聴いていた。だって、好きな番組のプロデューサーだから。好きな番組のプロデューサーがラジオをやるなら聴くしかなかった。
しかし、だ。すぐに聴くのをやめた。彼の番組で聴けるのは彼の話ではなく、彼が一緒に仕事をした芸人さんの話だからだ。「こんなにおもしろい芸人さんと仕事しているオレ」の話だったからだ。
同じタイミングにゴッドタンの若手マジ歌企画が放送された。力強く熱唱するのは蛙亭のイワクラさん。「とってやるよ、キングオブコント」という歌詞だった気がする。…これ、おもしろいのか?どこか笑えるところがあったのか?残念ながら、わたしが知っている蛙亭のよさを微塵も感じることができなかった。これにゴーサインを出したのは…?
以降、彼のおもしろいに共感したことがなかった。ラジオのイベントもそう、ライトハウスもそう、あちこちオードリーもそうだ。「腐り芸人」は何がおもしろいんだ?悪態をついて、「俺はわかってる」みたいな顔をして、言い訳しているだけじゃないか。
街コンに行くと、いつも何を話すべきか迷う。
人が集まる場だし、みんな軽い話題で盛り上がってるんだろうけど、俺はいつも違う。
女性たちは不思議そうな顔をしていたけど、そんなのはお構いなしだ。
だって、これは美の根本に関わる話なんだから。誰でも分かるだろう。いや、分からなきゃおかしい。
「たとえば、ピタゴラスの定理。a² + b² = c² なんて、中学生でも知ってるでしょ?でも、あの定理が持つ幾何学的な美しさ、理解してます?ただの数式じゃないんですよ、これは宇宙の秩序そのものを象徴してるんです。直角三角形の辺の比が、どうしてあんなに完璧に収まるのか、その背後にあるシンメトリーとバランス、これはただの計算じゃ説明できないんです。幾何学は、自然界に隠された美を可視化する手段なんです。あなたの顔のすべてのパーツはそれを示しています。もしかしてお気づきになっていませんか?」
女性たちは相変わらずポカンとしていたが、そんなことは全く気にしない。
「それに、円と黄金比ですよ。黄金比の美しさって聞いたことありますよね? φ(ファイ)という無理数、1:1.618...っていうあの比率は、自然界でも至るところに現れるんです。貝殻の螺旋や、ヒマワリの種の配置、果てはギリシャのパルテノン神殿まで。これらすべてが、幾何学的な美しさの証明なんですよ。建築家や芸術家たちは、何千年も前からこの黄金比に魅せられてきたんです。それが美の基準なんです。たとえば、あなたが好きな絵画も、おそらく黄金比に従って構図が決まっているはずですよ。あなたのお顔もまさにそのとおりで、僕はあなたが数学的に美しいことを証明できます。」
ここまで来ると、女性の一人が「えぇ〜?本当ですかぁ〜?」と、曖昧な笑みを浮かべているのが目に入る。
だが、その目に理解の色はない。いや、むしろ遠ざかっているかもしれない。
それでも俺は一歩も引かない。だって、幾何学は俺の人生そのものなのだから。
「次はもっと複雑な話をしましょうか?ユークリッドの『原論』はご存知ですか?あれは古代ギリシャで書かれた数学書で、数千年の間、数学の基礎として使われてきたんです。『原論』の最初の定義は、点は幅を持たないもの、線は幅を持たず長さを持つもの。これをもとに、無限に広がる空間の中で幾何学的な図形を描くんです。そして、その空間の中に、あらゆる美が存在するんです。アポロニウスの円錐曲線における楕円の美しさなんか、誰でも感動するはずです。見てください!ほらあなたの腕はアポロニウスと言えるし、あなたの全身は原論の誕生にすら資するべき存在と言えるでしょう」
彼女たちは完全に引いていたが、そんなことはもう気にしない。
「俺にとって幾何学は、ただの学問じゃないんです。これは美を追求する哲学であり、生き方なんです。人々がモナ・リザやアフロディーテ像に美を見出すように、俺はピタゴラスやユークリッドにその美を見出しているんです」
幾何学の美しさを語り終えた頃、ようやくふと我に返り、周囲の反応を確認してみた。
皆、頬に赤みを浮かべているが、目は明らかに遠く、何か別の世界に意識を飛ばしているかのようだった。
ひとりは下半身をチラッと確認し、もうひとりは、首元の鎖骨の付け根あたりをいじっている。
こちらを見ている女性もいたが、彼女の表情はどう見ても「本当にこの人何を言っているの…」という困惑そのものだった。
「ええ、そうですね……幾何学って、すごいですね……」と、一人がようやく口を開いたが、その声には熱意も、理解も、ましてや感銘など微塵も感じられない。
表面的に場を繋ごうとするその言葉は、俺が夢中で語っていた美の真髄が、まるで真空の中に吸い込まれたかのように、何も響いていないのをはっきりと感じさせた。
もう一人が、さらに微妙な笑みを浮かべ、「あ、そうなんですか……それで、その定理って、なんでしたっけ……?」と、曖昧に質問してくる。
しかし、それは好奇心ではなく、ただ適当に話を引き延ばすための、無理やりな興味に過ぎないことは明白だった。
俺はその瞬間、すべてを理解した。
ああ、やっぱりこうなるのか、と。彼女たちの心を動かすことは簡単でも、幾何学的美しさを彼女たちに理解してもらうことはできないんだと。
俺の語るピタゴラスの定理も、黄金比の神秘も、彼女たちにとってはただの退屈な講義に過ぎない。
彼女たちは、たぶん俺の年収や、俺の背景、俺の地位の話を楽しみにしていたのだろう。それが街コンで求められる「会話」なのだ。
「まあ、こういう話、ちょっと難しいですかね……」と自分から話を切り上げるが、内心、虚しさと諦念がこみ上げてくる。
俺は分かっているんだ。結局、幾何学の美を理解できる人間は、ここにはいない。
諦めが胸に染み渡り、俺はふと目の前のグラスを手に取る。
冷たい水が喉を通り、ほんの一瞬だけ現実感を取り戻すが、同時に心の中でつぶやいた。
俺は幾何学を愛している。それだけで十分だ。理解されなくてもいい。これが俺の誇りなのだから。
女性たちがどれだけ俺に興味を持ったかなんて、もうどうでもよかった。
最終的に、女性たちがどれだけ幾何学に興味を持ったかは知らない。
だが、俺の中では確信がある。
幾何学こそが、真の美であり、それを理解しない者は本当の美を知らないのだと。
彼女たちには理解できない美が、俺の中にある。それだけで、俺は満たされているんだ。
俺は腰を振りながらそう思った。
何も分かってないなあ・・・
連載中であるかどうかなんて読者にはどうでもいいんだよ。
現役の音楽はビートルズと比較されるし、JPRGはFF6と比較されるんだよ。
ホワルバ2や冬ソナみたいな伝説的作品と比較された上で「人類史上何番目」を評価されるわけ。
もちろんコレは古典作品もまた「当時はすごかった」という下駄を履かされた評価なんて誰も認めないってことね。
時代によって合う合わないで再評価されることもあれば、時代が合わなくなってまた評価が下がることだってある。
ファッションと同じなのよ。
「明日、渋谷にその服を着ていったらダサイか?」こそが評価の絶対的な基準であり、「昭和の頃はこの格好が流行っていた」なんてのは今や何の価値もないわけ。
勘違いしないように一応言っておくけど、リバイバルファッションみたいな「今の時代には昔はやったこの格好が合いそう」はアリだからね。
そういう観点で言わせてもらうが、君の挙げた作品は「人類史上で描かれた全てのラブコメを、今時の人間に読ませたときのランキングで上から5位まで」になってはないよね。
それは「現環境で最強」とは言わないの。
自分たちで無駄にルール増やしてその処理にてんやわんやしてるマッチポンプな業務が多すぎる。
ITのこと微塵もわからないまま「とくにかく怖いから全部駄目🚫」で今時メールもロクに使えずFAX中心で仕事してたりして業務効率がクソすぎる。
偉いおじいちゃん達がデジタル承認をロクに使えないからアナログ押印でスタンプラリー未だにやってたりで本当に気が狂ってるよ。
民間企業だったらとっくに潰れてるような仕事の仕方してるから人がいくら居ても足らないし、人が辞めていく側から「情報流出を防ぐために個人情報は部長しか触れないようにしましょう。必要なときは部長に見せてもらって目コピで覚えようね」みたいなこと言い出してるし。
こんな職場で何頑張っても結局はトップ連中の無意味な保身ごっこに突き合わされるだけで社会に何の貢献もできねえ。
学生時代にしてたスマホ屋のバイトが情弱から金を毟り取るだけで人類に何の価値も産み出してない詐欺師まがいだった反動で「社会に対して何か価値を提供できる仕事につきたい。その確信を持って働きたい」と公務員になったけど、情弱共に使い方教えてその分のサービス料は意味不明なサブスクで補填するって形で社会に食い込んでるスマホ屋の方がまだマシだったかも・・・
自分が毎日頑張ってやってることのうちで何割が社会に対して本当に意味を齎しているのか考え出すと10%も無いんじゃないかって気がしてくる。
やってる仕事の大部分が自縄自縛の保全管理ゴッコでしかないんだよな。
そんでいざなにか起きたら「オラオラ地域住民のためだぞ」と言って民間企業から設備や労力を無償提供させてばかりでヤクザと何も変わらねえし。
技術担当者は技術や知識はなく「この会社の人に頼めば無償でなんかやってくれる」ということだけ知ってるだけだし、事務員達はそういうった担当者の名前を覚えているだけの電話交換手ばかり。
何の能力もなく、何の価値も生み出せず、ただただ公務員という地位を盾にして地域住民から労力を奪ってはそれに税金というブースターを取り付けて再分配してるだけ。
職業としての方向性じゃ女衒あたりと似たようなもんなんだろうね。
悲しくなる。
10年働いたけど、社会人として価値のある技術を身に着けた感覚もなければ、社会人として自慢できるような経歴もない。
本当に大失敗だ。
10年前の自分をぶん殴りたい。
今、就活やってて気の迷いで公務員受けてる子に言いたいんだけど、「今スグ公務員なんて辞めて興味のある分野の小さい会社にでも潜り込めるように就活頑張ったほうがいいよ」
10年後に後悔するから