はてなキーワード: コピー本とは
そこそこ仲の良かったフォロワーがいた。週に数回通話をして、遠距離だが何度かオフでも会った。
ジャンルAで気が合い繋がって、その後フォロワーに進められジャンルBにハマった。確か4年くらいの付き合い。
フォロワーはBでいくつか同人誌を出していた。ただ、そのフォロワーが出した小説の内容があまり得意じゃないので買ったことがなかった。所謂地雷というやつ。
相手にもやんわり地雷だということは伝えていたし、Bの話をする時もそのあたりではうまく距離を取っていた。
ある日新グッズでお互いの推しをあてたので送り合おうということになり、その件でフォロワーからDMがきた。
「そういえば、ついでに私が作ったBの同人誌も全部送るよ!」
え?困る。私はやんわり「大丈夫だよ~」と言った。ハッキリ「いらないよ」とは言えなかった。
このフォロワー、正直…傷つけると少々手がかかる。フォロワーの推しシュチュエーションが私の地雷だと判明したときもすごかった。「ごめんね、私が全部悪いよね」「○○大好きな異端でごめん(確かに地雷な人もいるかもしれないがそんなに異端なシュチュじゃない)」「いつでもブロックしていいからね」という複数のツイートをし他のフォロワーも巻き込んだ。いやこっちが加害者か!?誰も悪くないはず。誰も悪くないんだよ!
「遠慮しないで大丈夫だよw」
「是非貰ってほしいの!」
フォロワーが今まで出した同人誌は6冊、そのすべてが地雷。私は再度断った。「いいよ、悪いし…」と送った。
そこまで言うならまあ、ここで頷いて貰うだけで収まるならいいかあ。私は断るのに疲れて「じゃあ送ってもらおうかな」と返してしまった。
数日後、グッズを発送したという連絡と共にこうメッセージがくる。
この時のなんともいえない気持ち。
そうだよねふつうお金払うよね、なんで忘れてたんだろ。あんなに貰ってといっていたのに請求するのか。そのシュチュエーション地雷だって言ったじゃん。いやタダで貰えると思っていた自分もはずかしい。そりゃそうだ、でも…でもさあ。
私は1500円を銀行に振り込んだ。コピー本が多めな分値段が安いのが救いだった。部屋に残るのは読めない地雷本。
好きな本を買う1500円はとても良い買い物をした気分になれるけれど、地雷本に消えていく1500円は少し高く感じた。
フォロワーからは「よかったら感想送って」とDMが届いていた。私は地雷本をそっと流し読みし、1冊ずつにそれっぽい感想を書いて送った。フォロワーからは「感想長いw」と返ってきた。
その後フォロワーとは縁を切った。
数年前まで同人活動やってた。当時いたジャンルは覇権ジャンルでもないしメジャーかと言われたら首を捻るが、とにかく息が長く何十年単位で続いてて今なお新作が発表されてるようなジャンル。
そこで描いてたCPは当時サークル数が自分のところ含めて3〜4件しかなかったのにジャンル内では人口が多いCPで、イベントだとその数件しかサークルがないからみんな手に取ってくれる…みたいな変な状況になってた。
あの頃はそんなバランスのおかしいCPだと気付いてなくて(息が長い分キャラ数が半端なく多く、CPも多種多様だったのでサークル数が数件とかザラだった)刷った分全部イベント当日に捌けるし、pixivは閲覧数もブクマ数も今までなかったぐらい貰えたから、「やっと描いたものを見てもらえるようになった」と勘違いしてしまった。
それからはもう地方住まいのくせに東京大阪の大型イベントに毎度参加、毎回新刊持ち込み…とやっていたけど、ある本を描いてる途中でふと気づいた。
私の描いた本、同カプ者に受け入れられてんの?と。
自分の今までの同人活動歴としては1番本を出したし、印刷部数も出したしなんなら再販して再販分も完売した時もあったが、さてはて匿名で一言すら「この本こうだったからよかった」も「解釈違いすぎ二度と描くな下手くそ」もなかった。
自分自身は仲のいいフォロワーの本を買わせてもらった時はそのイベント中に我慢ならず読んでしまった時はもうその場で(思えば迷惑な行為だった、反省してる)、帰宅後読んだ後はTwitterで伝えたり次のイベントで感想を伝えていたが、
思えば自分の本にちゃんと感想を貰った(読んだよと言われた時含め)回数は片手ほどだった。
自分の描く漫画は誰にも受けいらられてないのだろうか、読まれてすらないのだろうか。
自分が好きで描きたくて描いてるCP本なのに突然力が抜けてしまい、締め切りも近いのに筆が進まなくなり
本は出せたが真っ白なベタすらしてない漫画になってしまった。表紙も超ダサイ。
それでも出ない本より出る白い本か…と頒布した。pixivのサンプルにも白いですと書いてアップした。当日ちゃんと頒布して、完売した。
その時は完売した〜と普通に帰宅したが、後からじわじわとこんな考えが浮かんできた。「CP需要で手に取ってもらえてるだけなんだろうな…」と。
自分以外の同カプサークルはとにかく絵も漫画も上手く、なんなら商業作家も混ざっていた。そんな中自分のサークルの本を手に取ってもらえるということは…。
そんなモチベーションのまま、申し込みをしてしまっていた次のイベントの締め切りも近づいていた。
ちょうどその頃別ジャンルを少しかじっており、そのジャンルのコピー本を作った。そこそこ人気の大手CP。
それがまぁ、はけなかった。支部にも宣伝を出したしブクマ数もちらちらいったが、フォロワーさんが1部手に取ってくれただけだった。
その瞬間疑惑が核心に変わった。CP需要だ。こんな下手くそな絵の下手くそな漫画、供給の少ない同CPじゃなきゃ見向きもされない。
もう申し込みを終えてしまっていた次のイベントで、下りに下がったため印刷所に出すレベルの物も作れず
真っ白な無配本を20部ほど作って私はサークル活動を辞めた。無配本はすぐにはけた。だってそのイベントでは同人CPサークルの皆さんがいなかったから。
それからしばらく本当に絵が描けなくなってしまって、人生であんなに絵を描かなかったのは初めてというほど絵から離れてゲーム三昧をしていた。課金が捗った。遠征費も印刷費も無くなったし。
今ようやく少しずつ絵を描くことに戻ってきたけど、多分もう二度と同人活動はしない。向いてない。わかった、向いてないんだ私には。
気づいてるのでお前に同人活動は向いてなかったんだよってコメントはいりません!すまんな!
なんで今こんなこと思い出して増田しているのかというと絵に戻ってきたけど結局閲覧数が全く伸びないから。
その中でも『7年前の本が欲しい!』と似たような体験をし、そこから一種の敗北を味わったのでツラツラと書こうと思う。
まだまだ生意気なJCからJKに上がる直前の冬に、友人Yととある特撮の本を作った。
彼女はキャラの心情を書くのとオリジナル要素を混ぜるのが好きな物書きで、ある意味悪癖なそれが一種の作風になっていた。
20ページもない本をひーこら言いながら作って、とある雑誌の片隅の同人誌作りましただったか売りますだったかのコーナーに投稿して、載った事にはしゃいだ思い出がある。
売れなかったが。
その雑誌の情報から、まさか問い合わせしてくるとは思わないだろう。
平成初期の特撮だ。今でもファンは多いが、本を出すほどの情熱家はさすがに居ない。と思う。探してないけど。
JCの頃に書いたコピー本だし、本文は違う人の物だから私にはどうしようもないと返すと、どうにかその人とは連絡が取れないかと食い下がってくる。
そこまで欲しいならと私はYに連絡を取ってみることにした。
連絡がつかなかった。
携帯のメアドは変えているだろうから、連絡が着くまいと思い電話をしたのに、携帯の番号が変わっていた。
仕方ないのでご実家に掛けるとYのお母さんが出て、
「結婚して家を出て、今は関東にいる。だがいくら親友だったあなたでも、あの子が連絡先を教えてない人に勝手に教えるわけにはいかない。申し訳ない」
ととりつく島もなく切られてしまった。
厨二全開の彼女は、お人好しというか素直すぎるバカというか面倒見の鬼というか、いややっぱり騙されやすいバカと言おう。
とにかく騙されやすいので、借金の保証人にもホイホイなりそうだとは思っていた。お母さんもそれを警戒したのだろう。わかる。だってあの子はバカだ。
しかし、バカでも結婚しているとは。オタクはいつの間にか卒業して、マトモになったのか。
それはそれで悲しいな。騙されてないといいな。と思いながら、彼女と同じく厨二全開だった友人Tに連絡をしてみた。
仕事もバリバリ出来て同人活動もガッツリしているせいで、彼氏と長続きしない(告白してきながら活動を理解しない相手が悪い)私とは違い、なんか愛を育んでいた。しかも旦那と2人FG○重課金者。なんだその理解あるどころか同士の旦那は。ずるい。私も理解して欲しい。シレッとフレコ交換した。二人とも強かった。
まぁそんな彼女はYと大親友だった。当時は険悪だったと本人は言うが、私からすれば当時から互いを嫌悪しながらも理解して、何かあったら背中を任せるくらいには信頼してる関係だった。例えるなら蒼い槍兵と赤い弓兵の関係だ。
だから連絡しているだろうと思ったが、彼女も連絡先は知ってるが連絡はしていないという。
しかし、問い合わせの本は大事に保管しているので、スキャンして送ってくれることになった。お前がおけパだ!感謝しかない。
問い合わせた人にも連絡して、問い合わせの本の話は終わった。
友人二人の結婚に若干の敗北感を感じつつも、良かった良かったと思っていたら、特大の感想文がきた。
これは、Yに送らねばならない。(使命感
しかし。Yとは連絡がつかない。
Tに事情を話したら、彼女経由でなんとか直接Yと連絡が取れた。
緊張しながらYにメールする。だって相手はオタクを辞めた(と思われる)のだ。ここでこちらがオタク臭のあるメールをして「その歳でこんな文章しか書けないの?」とバカにされたくない。
なんせ彼女は、バカだった。私が面倒を見てやらねばならない友人だった。
服はスーパーの服飾コーナーで買ったような適当な物。髪はいつもボサボサポニテ。ダサい眼鏡に小太りの小動物。それが私の中の彼女だ。
まぁつまり、完全に見下していた。
結婚しても、どうせ悪い男に騙されて言い様にこき使われてぼろ雑巾になってる事だろう。私が別れさせて、更正させてやらねば。だってバカだし。なんて酷いことを思っていた。
メールには、過去の本とはいえ無許可でコピー本を相手に送付した事の謝罪と、その感想がきていたことを伝え、全文を載せた。そして少しだけ自分の近況を伝えた。
それに対する返信は、少しだけ砕けた感じはあったが、れっきとした社会人の返信で、そこでまず頭を殴られた。
彼女からも近況があり、子供がいること、まだオタクをしていて、本まで出していたこと。
LINEしてるのでよければとあったので、即友達申請を送った。送ってから社交辞令ではと思ったが、彼女からすぐに受理されて、FG○スタンプで挨拶された。そこから色々話した。
確認すると二次小説はブクマしてた。心臓が止まった。数ある中でも超好きな設定の奴だったからだ。
一次小説はエタってたので続きはよぅ!と急かしておいた。まだ読んでないが、きっと面白い。
二次小説もプレイ終わってから続きを書くと書いてあったのに半年経っていた。急かしたらこちらはもう書かない関わらないと断言された。何とか頼み込んで、くっつくとこまでは頑張ると言質を取った。
布教されたゲームの二次小説も書いていたので三話まで読んで、ちょうど半額セールしてたので即買った。
国民的ゲームとマイ○ク○フトのシステムが合体したゲーム。連休中にクリアして続きを読もうと思う。
小説は、昔と同じようにオリジナル要素をうまく混ぜて、より面白くしていた。その作品をよく愛し、調べ、必死に設定を考えなければこうはならない。本人は言わなかったが、きっと昔と同じように必死に設定ノートを作ったのだろう。
同人作家として負けた。と感じた。
そして旦那の話を振ってみると、待ってましたと言わんばかりに惚気られて、子供自慢もされた。ポケ○ン新作のバッヂ七個取る幼稚園児ってすごいな。さすがに親の育成手伝いはあると思いたい。
ともかく話ぶりから騙されて居ないし、旦那さん理解あるどころか同レベルのオタクで楽しそうだというのは感じた。
女としても負けてる。いやいや、結婚が幸せとは限らないし。いま私も幸せだし。と強がってみたが独り身さみしい。一緒にゲームしてくれる彼氏欲しい。
とりあえず、ゲームを終わらせて小説を読みきったら、彼女の本を買おうと思う。
散々見下していた人間が言う台詞ではないが、私は彼女の小説のファンなのだ。
じゃなかったら、あれだけ厨二全開の小汚ないオタクだった彼女に本を作ろうなんて声をかけていない。
と書いていたら、Yから旦那に出会った当時の写真が送られてきた。
何とか写真はないかせがんだ結果、最近はないが昔なら。と渋々出してくれたものだ。
最後に出会った成人式ではまん丸で、白い着物も相まってマシュマロなんてからかった。
写真には、ほっそりした脚に黒タイツをはいた、膝丈スカートにふわふわのブラウスをきた、こじゃれた眼鏡の丸顔の女の子がいた。
別人だった。
二十歳当時の精神的DVしてくる彼氏が浮気してたことで別れてから、ストレスが減ってがっつり体重が落ちたらしい。待って。情報が多い。
当時に彼氏が居たことにも驚いたが、朗らかに笑いつつもあの裏にはDV受けてたの?しかも浮気されてたなんて。解放されて良かった。本当に。そこから今の旦那さんに出会えて本当に良かった。
今は育児疲れでボロボロらしい。せめて眼鏡の写真をとせがんだら、送ってくれた。いい人過ぎないか。しかもこじゃれてた。子供に曲げられても大丈夫な眼鏡らしい。すごいな。
ここまできたら自分はもはや矮小な人間としか思えなくなってきた。
そんな彼女は言った。ジャンルが合えばまた本を出したいね。と。
私の返信はこうだ。
つまりはまぁ、
見下していた相手が
ボロ負けした喪女の話
2020/7/16 7:39
興奮しちゃって全然寝れないのでこれを書いている。あらすじも含めているので正しい文字数じゃないが、たぶん今日だけで3万文字ぐらい書いているので、こんどコミケかなんかの即売会で「日本沈没2020を見ての考察」とかいうタイトルでコピー本で売りたくなってきた。売れるのかはわからないが、タダにしておけば物好きが持って行ってくれる気がするな。湯浅監督作品にはそれだけの力がある。わずかだが私の参加費がコミケの資金にもなる。やったぜ。
ちなみにこれを書くために自分の感想を全部読み返した。本当に湯浅監督の作品なのか・・・?と疑っていた過去の自分の肩を優しく叩いて「脚本家は湯浅監督じゃないよ」と言ってあげたい。そう思うだけで般若のような顔でめちゃくちゃに長い感想文を書いていた過去の自分が救われる気がするし、自分の感想を読みかえすとかいう自己暗示みたいな不毛な時間も肯定される気がするから不思議だ。「脚本家は湯浅監督じゃないよ」という言葉を日本沈没2020を湯浅監督を名指しで批判している人のツイートにかたっぱしからリプしたいぐらいだが、それはどう考えてもただのクソリプマンなのでしない。湯浅監督のイメージが悪くなるだけだろう。
この文は基本的にフォロワーと、もしかしたら私の感想を見るかもしれないフォロワーのフォロワーに向けて書いてる。日本沈没2020を見てから死ぬほどツイートしてるので多分普通にTLが流れて行ってると思うので、私が救われた感想文のURLをここに張り付けておく。
『日本沈没2020』のノベライズにツッコミを入れてみた(ネタバレあり・長文)
URLは乗せていいのかわからなかったので消した。でも↑で検索するとすぐに出てくるよ。
この方はほんっっっとうに私がえ?おかしいだろ!て思ってたこととその答え合わせをマジでマジで全部書いていて、しかもそれは「映像化された日本沈没2020」ではなくて、「ノベライズの日本沈没2020」だった・・・。これを見たときに本当にショックを受けて、しばらく混乱して何度も読み返した。湯浅監督が脚本家じゃなかったことへのうれしさ、湯浅監督の「日本沈没2020」の絵が表紙になっていることの絶望、そして紹介文中にでてくる、ノベライズの抜粋された文章からすぐに感じ取れた湯浅監督作品としての「日本沈没2020」の違和感の答えが一気に脳の中を駆け巡って本当に眩暈がした。薬物をやって世界の真理に気づくと、多分こんな感じだと思う。あと、何かの研究をしててそれを裏付ける最高の結果が出たときも多分こんな感じだ。今は朝だけど、読んだのが真夜中だったし、住んでいるのが貸し賃なので「ヨッシャー!!」て叫びたいのを必死に耐えた。意味不明だったパズルピースが綺麗にはまっていく爽快感が感度3000倍になったって感じ。感度2020倍。オタクだからこういう例えしか出来ないんだよね。あと嬉しくて泣くことができるというのを誇張ではなく生まれて初めて体験してしまった。
マジに驚いたのが、ノベライズの文章があ、これはマジで日本沈没2020の作者だ!と思わせる狂気に満ちていたこと。ちょっと文を抜粋しただけで、アニメ日本沈没2020の作中に高濃度で漂いまくってた「大麻」の正体がわかった。登場人物が全員摂取してたっぽい感じの大麻の正体はなんとノベライズの作者だったのだ。宗教施設にクソデカ大麻畑があった理由がなんとなくわかったし、多分マジで原作にデカい大麻畑があるんだろうとも感じ取れる。逆に大麻畑がないほうが違和感を感じるレベルだ。これほど説得力のある文体はない。多分↑の感想を読んでいただくと、日本沈没2020を観た人は理解できる。私がそう思うだけだから、「大麻」だと思わなかったらごめんね。
湯浅監督は大麻をキメてこの作品を作ったのか?みたいな感想むちゃくちゃ見かけたし私もマジで監督が大麻キメたんじゃねーかなと思ったけど、湯浅監督が大麻キメたんじゃなくて、大麻が脚本家だったの。こんなのわかる?そして湯浅監督は大麻を限りなく忠実に再現していたんだ。わかんねぇよこんなの・・・・。なまじ実力が高いから大麻を再現できてしまったんだ・・・・最悪の事故だ・・・・。湯浅監督は最高。逆に湯浅監督しかこの大麻を表現できないと思って依頼とかしたなら、それは正しいことだと思・・・思わない・・・。
これは日本沈没2020の作者だ!と思わせる狂気に満ちているノベライズは、ちょっと抜粋されただけでガチで不発弾山芋が描写されている。これだけでもういろいろと察することできるよね・・・?ここまで書いてるんだしマジで自分でノベライズを読んだほうがいいと思ってるんだけど、こんなノベライズに金を出したくない・・・金を出したくない・・・・クソデカタイトルで湯浅監督のイメージをぐちゃぐちゃにした不発弾山芋大麻作者に本気で一銭も払いたくないのでびっくりする。お金が入るシステムが全然わからないけど、ネトフリのアニメを全部見たから多分ちょっと脚本家にもお金が入るだろう。それで勘弁してほしいな。図書館が大麻で汚されるので図書館で読みたくないし立ち読みも店舗が大麻で汚されて嫌な思い出になりそうなので全然したくない。もちろん電子書籍を買うのもパソコンが大麻に汚染されそうで嫌だ。でも批判を続けるならどこかで読むべきだろうなと思う・・・私にとって読書は幸せな行為なので、本当に読みたくねぇな。じゃあ読まなきゃいいじゃんって言われたら、その通りでございます。批判もここらへんでやめておきたいが無限に腹立つ。
ちなみに普段の私は感想を言うならまず作品を見るし、買っていますね。まず作品を見た結果がこれで、ノベライズは全然買いたくない。慰謝料をもらったら、買うかもしれない。意味わからないことを言っていると思うが、作品を知ってしまったことで慰謝料をもらいたいと思った事は生まれて初めてなので許されたいな。とにかく日本沈没2020は何もかもがキャクホンシャサイテーで、明らかに知らないほうが人生によかった。知らなければこんなお気持ち長文を書くこともなかったと思うと泣けてくる。
右京先生の日本沈没が好きで、日本沈没2020を知った人はどれだけショックを受けたんだろう。私は湯浅監督が好きで、日本沈没2020を観てこんなにもショックだった。ってことは湯浅監督好き+右京先生の日本沈没も好きだったら、もうマジで眠るどころじゃなくて本気でもう恨みつらみを吐き出すしか耐えられないと思う。↑で紹介した感想を書いた方も腹が立つと書いていたが、マジではちゃめちゃにむかつくのだ。全方位に砂をかけられていると感じてしまう・・・・・。あと、数日たつとどうでもよくなってくるとおっしゃっていたが(怒りが不毛なことを悟るため)多分数日後には私も怒りが不毛だったなと思うなこれは。なんでかっていうと怒っているのがバカらしくなる。日本沈没2020に対して感情を割く時間が本当に無駄。
この怒っているのがバカらしくなるのはそういう次元の話じゃないと悟るからだ。多分反日アニメだのなんだの言ってた人も、このノベライズを読むと批判する気が失せるんじゃないだろうか・・・。読んでみてほしいなぁ。どうにか「日本沈没2020」がこのように描かれた意味を探したくて、私は見ていた最中になんどもこれはむちゃくちゃ高度な皮肉作品なんじゃないかと思った。必死に理由を探したけど、最後まで見て、記憶の中でもう一度振り返ってみて、それでも答えがわからなかった。皮肉にしてはあまりにも愚直すぎるし、愚直にしてはあまりにも湯浅監督のイメージが「何もないわけがない」という感情を否定していくので、本当に困った。結局考察にマジで意味がなく、考察するのがバカだった。マジでいくらでも文句言えるのですげぇぜ!
ここまで書いて思い出したけど、日本沈没2020の6話を再度ふりかえったあと、本当に意味が分からなくてこんな感想↓をふせったーに書いていた。
【私は「作者はそこまで考えてないと思うよ」って言葉がだいだいだいっきらいなんですけど、日本沈没2020に関しては「作者はそこまで考えてない」ことを祈ってしまう。すべてを大麻のせいにしたいです。】
他者から「作者はそこまで考えてないんじゃね・・・」と肯定されて本当によかったし、湯浅監督が作者じゃなくてよかった。「脚本家じゃなくてよかった」が正しいかな。私はこれから脚本家さんのことを大麻と呼ぶと思う。すべて大麻のせいだった。
「作者はそこまで考えてないと思うよ」って言葉は、作者は自分の作った作品に対して絶対そこまで考えて描写しているので死ぬほど大嫌いなんです。なんでかって言うと、作品というものは作者の思想をこれでもかと簡略・濃縮して出来ているからと私は思うからです。そこから読者が受け取れるものは作者の考えのひとかけらに過ぎないです。だからマジでそう思いたくなかった。
そして7話の感想では↓を書いた。
【このアニメはすべてが適当で投げやりに見えるが、私が湯浅監督を信じたいので全部計算づくにも見える。その結果この感想を書くことになったので、あまり深読みはするものではないなと思った。多分日本沈没2020に関しては考察する方が間違っている。この考えを塗り替えてくれる考察があったら教えてほしいし、この考えを塗り替えてくれる考察が有志によって現れると信じさせてほしい。】
この答えが出てくれたので本当によかったです!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
あと、ここまで書いておいてなんだけど、私はやっぱり基本的に誰かの作品を批判するのが大嫌い。嫌だなと思ったら見た記憶ごとなくしてしまう。嫌なことはなるべく語りたくないし、その時間で何かをしたい。これを逃げだろ!と言うのは正しいと思うけど、世の中には辛い話題から逃げたい人もいるし、私はそのタイプです。
それに自分も創作をする人間だからわかるんだけど、作品を一つ作るのはとても大変なんだよね。この感想文を書くのも大変だった。酷使した指も手首もバキバキのボキボキになってる。思ったことをずらずらと羅列するだけの文章がこれだけ大変なんだから、一々プロットをたてて、それを文字にせよ絵にせよ形にするのはもっと体力がいる。それを否定されたりすると、私だったらとても落ち込んでしまう。気にしないという人もいるけど、でもそういう感想を見たいか見たくないかっていったら見たくなくない!?私は見たくねぇからあまり言わない派なんだ。何も見たくねぇ・・・でも好意的な感想は見てぇわ・・・
あまりにも酷くて、吐き出さないと頭が恨みでおかしくなりそうで、思わずこんな文章を書きまくってしまった。酒を飲んですべてを忘れたいです。本当はもっと言いたいことあるし、最低限まとめてこれだ。不毛なんだ!!!!!!!!!!!感想終わらせる終わらせる詐欺をして申し訳ないです。黙りたいよ
今は美味しいものを買ったり食べたりして、心が落ち着いている。クソがよになったあとに幸せになったので、副作用として人生が光り輝いて見えるようになってしまった。多分脳内麻薬が出まくってるんだと思う。これを読んでくれた人は本当にありがとう。日本沈没2020は「ギャグアニメ」としてみてください。
新しい沼に興奮しながら支部やついったで検索をかけるもなんと0件。
CPのどちらもジャンル内ではかなり人気があるキャラクターなのに。
衝撃が走った。
いままで王道には引っかかることがなかった腐女人生といえどまさか同志がいない界隈に来てしまうとは思いもしなった。
確かに我が推しA×BはAの方が受けとして人気。Aと聞けばCやDのより接点の多い攻めを相手にした作品が数多く存在する。
けれどBだって受けとして人気が高い。どちらかといえば攻めとしての需要の方が若干多い気もするが、EとのCPはイベントのたびに新刊がたくさん出ている。
でもでもA×Bだって接点が皆無なわけでもないし、ここの会話が二人の生き様と上手く絡んでエモい……と悶々としていた。
何故ここまで誰もこのCPの良さに気づかない?
何故、何故……。
気づけば二次創作を始めていた。
それまで作り手側になったことがなく、ずっと読み専だった。
かいたことがないとか、作り方がわからないだとかは二の次で、二人への思いをまとめる代わりにただかいた。
作品と呼んでいいのかわからないほどの短いものだったけれど、恥を忍んで投稿した。
嬉しかった。
読んでいただいた方に勧められるまま数か月後には同人誌を2冊作ってイベントに参加した。コピー本で20冊程度の持ち込みだったけれど完売したときは泣いてしまうかと思った。
このCPは気づかない人が多いだけで受け入れられるCPだと思い、創作を続けた。
けれど自分以外の作り手は増えなかった。
A×Bを知ってもらうことはできるだけしようと決めた。
他ジャンルからの流入を狙って、旬ジャンルを履修し気に入ったそこそこ人気CPの作品をかいて投稿した。万が一、気に入ってくれる方がいたら過去の作品を見てA×Bの良さに目覚めてくれるかもしれない。
自分の作品は供給が少ない影響からかブックマーク数も増え、とてもありがたいことに感想をいただくことも増えた。
その後のイベントで便箋を数枚使って書かれたお手紙もいただいた。
感想は嬉しい。
A×Bを愛している方の存在を知れてとても嬉しい。
どうしてこれだけの熱意がありながら創作をしてくれないんだろう。
作ったものを褒めていただくのはもちろん嬉しい。
創作は楽しいけれど、自分が書かなくても他の方の作品が楽しめるような環境になったら止めてしまうと思う。所詮私は元々読み専の人間だ。
仮に自分が作ったものが「こんなものより自分の方がいいものが作れる」と貶されたとしても、それが違うA×B作品が生まれるきっかけになるとしたらこんなに嬉しいことはない。
私でなくA×Bを褒めてほしい。
0件だったところから読み専の人間を作り手に変え、サークル参加をさせるパワーを持ったCPだ。
だからこそその力を推しCPに向けてくれたら私はもっと嬉しい。
誤解をしてほしくない、感想が迷惑だったり嫌いだったりするようなことは決してない。
嬉しさの比が
なだけ。
感想をいただけるから推しCPが増えなくてもめげずに創作を続けていられる面もある。
これで何の反応もなかったらとっくに諦めて読み専に戻っていると思う。
いつもいつもありがとうございます。
感想より創作してね、なんて言ったらそんな感想ももらえなくなってA×Bを見てもらえる機会さえなくしてしまうかもしれない。
それだけは嫌だ。
話題に上がることも多い感想いるいらない議論に関して、こう思ってしまう稀な腐女子もいるぞ、というだけのただの吐き出しでした。
エア新刊出しました!ってツイが大量にまわってきて複雑な気持ちになったので。
昨今急に人気になったジャンルにいるけど、
ジャンルの需要と供給が釣り合ってなくて、サークル参加者がかなり少ないのに需要だけは大きいという状態になっている。
サークル参加者はイベント1週前からお品書きや、ギリギリまでコピー本やペーパーを準備して、イベント前日まで必死になって作ってる。
そんな状況で、先日開催されたオンリーイベントではイベント開催1週前からエア新刊が出回り、
実際のサークル参加者のお品書きや本物の新刊サンプルが埋まる状態になっていた。
前日までペーパー作成やコピー本作業してるサークル参加者も多く、
DISCORDで「エア新刊ちょっと自重して欲しい」という話題が出た。
私も思った。
手の込んだネタが入れ込まれたデザインも美しいお品書き(だが実際には出ない)。
それが本当にサークル参加する息も絶え絶えな告知と一緒に流れてくる地獄。
勘弁してくれと思った。
イベント準備で混乱してる中、これからサークルチェックしたいのに、エアと本物が見分けづらいTLをこれから漁らないといけないのかと思った。
実際にサークル参加するサークルが20なら、エア新刊ツイートが50近く流れてくる。そんな状況だった。
(サークル参加の中には告知を一切出さずに当日を迎える人もいる)
エア新刊自体は喜ばれるジャンルも多い、というか大半だと思うけど、せめてイベント前日は避けて欲しい。
または適宜その場の空気を読んで欲しい。流れが速いときは放流するのを待って欲しい。
わがままかと思うが、実際にイベント参加する人の告知を優先させてほしい。
お祭り気分に乗りたいのは分かるけど、
サークル参加費も交通費も宿泊費も出さずに、オンリーイベントがあるという状況だけにタダ乗りされるのは正直かなりイライラした。
そんなきれいなマンガやお品書き作れるなら現地に来いよ!スペース取って本出せよ!という気持ちだった。
これが未成年の若い人メインのジャンルなら、お金ないだろうし、ごっこ遊びの域だからしょうがないよね。まだ本出せないだろうし…と、寛容な気持ちにもなれるが、
前述のジャンルは成人済み女性がメインなので、もう少し考えて行動して欲しい。
専業同人でもないただの人間が、オンリーイベント開催までの数ヶ月、私生活の時間のかなりを割いて新刊原稿執筆してると言うことを。
実際のイベントに参加して実物の新刊を出す人がいるから、エア新刊なる催しも開催できるのだと、アップロードする前に一度考えて欲しい。
読みにくさについては言及しないで頂くと有り難いです。
字書きをしていて、3年ほどご長寿ジャンルのそこそこ人気のCPの界隈にいた。
そのCPにハマった時は人生で最も筆がノッていて、自分自身も若く溌溂していた。
「ワイ、文章力はないかもせえへんけど、解釈においては天才とちゃうんか!?」と勘違いしていた。
Aさんは連載初期からのオタクで、解釈違いに厳しい人だった。そんな人に作品が好きと言われて嬉しかった。
そもそもこの界隈、解釈違いが多すぎて生き辛かい。その中で解釈がほぼ一致しているAさんとは、非常に話が合った。もうAさんしかいない!と思うぐらいに。
Aさんは発行物は00年代のもの、それととある字書きの作品を好んで読んでいた。その字書きをBさんとする。
Bさんは暗い話、明るい話もどちらも書ける。更に人間の深い深いところまでも文字で表現してくる。
正直、どうしてこんなに書けるのか恐ていた。
限界医療学生で、原稿するよりも症例報告を書く方が大切だと逃げ続けていた。お陰でコピー本しか出した事しかない。
しかしAさんが先述したCPだったらBさんの作品が一番好きと言った。
そこから私の焦りが始まった。
「いや、あの人解釈違い映画に沸いてたじゃん?そもそもカプのデュエットの歌詞にも肯定的だったじゃん??」と心の中で反論した。
私はAさんの一番になれていなかった事が何故か嫌だった。
フォロワーにどんな巨大感情抱いてんだよって思われるが、本当にそうだった。
ようやく実習がはじまり、本格的に書くものが小説から症例報告に変わっていった。
久しぶりにパソコンの前で「疲れたし一丁ホモ書いてやっか!」と意気込んでも千文字も行かずにストップする。
そしてその書いたものはもう二度と日の目を見ない。
いよいよ本格的に書くのをやめた時がきた。
私も書こうと思ったのに、先延ばしにし続けて追い越されてしまった。
その新刊を読んで私の心は完全に折れた。
△が事故で亡くなるのだが、その数年後に△の両親と○が食卓を囲むシーンがあった。
そこで○のセリフで私は殴られた。
作品の核心部で身バレするから書かないけれど、「これよりすごいセリフを書けない」と悟った。
それがひどく軽薄なものに感じた。
もう何も書く気を失った。
終いにはAさんもBさんを絶賛していた。
表にもう二度と出す予定もないし、別の界隈に移れたけれど、そこでも書く気は起こらなかった。
別ジャンルの□◆は好きだが、妄想しようと思っても出来なかった。
字も出てこない状態だ。
Aさん宛になにか書こうと思っても、出来上がったものは拙くボロボロだ。
ムシャクシャして消した。味気もない文章だった。
このとおり私は、体裁の整った文を書けなくなった。
ただ惰性に流されるまま生きてきた私では、ぺらぺらとした、薄暗い話しか書けなかった。
才能もなければ人望もない、誰かの一番になれることも叶わなかった。
結局あると思っていた才能は持っていなかった。
書いていた頃は楽しかった。
天才だったし、いかに文を5文字と7文字の組み合わせで書けるかとか挑戦していた。
今は無理だ。書くだけで精一杯だ。
「これウチの新刊です、よかったら~」
なんにもよくねぇ。いらねぇ。
お前とはツイッターで繋がってはいるが、お前の作品には興味ない。ないしは、今回の新刊には興味ない。
そんな風に新刊渡されたら、こっちだって新刊渡さざるをえないだろうが。人として。
私の新刊はね、交換用に作ったわけじゃないの。頒布用に作ったの。
印刷代、できれば交通費・宿泊費も同人誌の頒布で賄えるだけ賄いたいの。
いくら趣味でやってることとはいえ、資本は有限だし。安月給ですし。
それがいらねぇ本と交換なんかしたら、売上が減るんですよ。ねぇ。
何が悲しくて、そんなペラペラのコピー本と、私のオフ本を交換しなきゃなんないの。
こっちが新刊渡したら「いや悪いですよ!」って。
悪いと思ってんならそんな本持ってこないでくれる?
ていうか交換を期待してたんでしょ?
あっほくさ。
何が悲しくて、そんな地雷じみた本を、私の売上を犠牲にして受け取らなきゃなんないの。
あのね、たしかに私は推しであるBちゃんのエッチな本を描いてますよ。
でもね、それはAくんとイチャイチャしているBちゃんが見たくて描いてるの。
Bちゃんが、どこの馬の骨ともわからない男の上でヨガってる姿も、きったねぇオッサン共にマワされてる姿も、CちゃんとレズプレイましてやBちゃんがタチな姿も、一切見たくねぇわけ。
だからタダでもいらねぇわけ。
私はAくん×Bちゃん固定なの!!!!普段の私の作品見ててわかんねぇの!?
わっかんねぇんだろうな。お前らはBちゃんがエロけりゃいいんだもんな。
固定厨の女の気持ちなんて考えたこともないんだろ。存在すら知らないだろ。
それがたとえbioにもツイフィにも書いてたとしても。
自分で欲しいと思ったら金払って買うから、お前も金払って買え。
金払ってまでいらねぇと思うなら買わなくていい。その金で昼飯でも買ってこい。
再録には選べる様々なノベルティをつけてくれてさらに突発コピー本!
でもさあ行列が進まないんだよね
コピー本絶対欲しいでしょ、わかる。なので通販という選択肢はない。
仕方がないので並ぶ。
売り子さんがノベルティが選べます、無配もありますって一人一人に説明する。
列が伸びる。
新刊セットだと○○が付いてきますが単品とどちらにしますかって全員に聞いてる
列が伸びる。
だって、書き手さんずっと買い物に行っちゃって計算の遅い売り子一人しかいないんだもん。
今回うっかり行列に並んでしまったのでせっかくスペースに来てくれた人と全然お話しできなかった。代わりに売り子が対応してくれた。
夜ツイッターをみた。
大手さんがイベント楽しかった!みんなとお話しできて幸せ!差し入れもたくさんありがとう!って書いてる。
ファンの人たちもツイッターで大手さんの列すごかった、と絶賛の嵐。
(買い専の感覚だと列の性質にかかわらず列作ってる=神みたいなところがある)
涙がでる。
私だって少ないけれど買いに来てくれた人とお話ししたかったな。ごめんなさい。もう二度と行列には並ばない。
並んだときは進まない人数だと思わなかったんだ。さっと捌けるかと思いきや、あれほど遅い列はなかなかお目にかかれない。旬ジャンルだったら牛歩乙ですぐヲチされるレベル。
十年近く昔の話。
何かのついでにクリスタDL版が5000円っていうのを知って驚いてかく。
パッケージがまだまだ高くて手が出なくて手書き原稿派の方がまだ多かったと思う。スマホじゃなくてガラケー使ってる人もまだ多かった。
当時いたジャンルから移動したタイミングで、私もコミスタを購入するにいたった。今までいたジャンルは子供から大人まだ幅広く視聴者がいて知名度は大きかったんだけど、それで本を作ったりコスプレしたりとかは、まだマイナーで地方は中高生に人気のジャンルが幅を利かせてるので、オールジャンルイベでは同ジャンルの人が全然人がおらず、オンリーとかは皆無。
なので、始めた当初から遠征中心で都心のオンリーに行っていた。
そういうジャンルだったので下手ながらもオンリーのたびに新刊2冊程だしていたので、活動していた期間は2年間ほどだったけど、20冊近く本は書いていた。放送が終わってから2年以上たっているので大体書きたい話は書き終わってしまい。ジャンルを移動することにした。
移動したジャンルは、当時1番人気のジャンルだった。地方でもオンリーが開かれ地方なのにサークルスペース満了する。
今までマイナージャンルからマイナージャンルを渡り歩いていた私にはちょっとした驚きだった。
あの時のジャンルの盛り上がりとPixivの流行りがちょうどハマった時期で、ランキングがそのジャンル一式になったり、私が下手な絵を投稿しても
それなりに閲覧数が伸びる状態だった。
そのジャンルにハマってしばらくしてマイナーまでは行かないけど、若干少ないというCPにハマった。pixivを漁り個人サイトを渡り歩き、気が付いたら最大手のCPに端役で出てくる推し達を探していた。
読み足りなかった。読み足りないから書くしかないのかよし書こうとなるまで、そこそこの時間が過ぎた。
いつものマイナージャンルだったらとっくに書くゾーンに入っているタイミングだけど、流石旬ジャンル、若干少ないCPでも今までのマイナージャンルより何倍もあった。
こういうゾーンに入ったときは年8冊くらいすぐに出してしまう。
今まで手書きだった分コミスタを買えば少しは楽になるのではないか、どうせずっと絵は書くのだし元を取る意味でもいっぱい書こうと思って、6万円のコミスタを購入した。
こんなに大きいジャンルだし、新しい友達できるかなとわくわくとふわふわした気持ちだった。近いイベントでちょうど別のジャンルから同じように移動してきた友達がスペースをとったというので売り子をする代わりに、1冊本を置いてもらえることになった。
コピーで20冊作ったけど、友達のサークルだったこともあって完売した。
そのあと地元のイベントがあったので、自分でサークルをとった。
1冊目の本にページを増やして今度は印刷所で印刷してもらって再販した。それと新刊を1冊作り2冊並べた。
地元は中高生が多く、自分のCPは地元だと2スペースしかなかった。
なのでまあ売れないだろうとは思っていたけど5冊ずつ売れた。
あの時くらいからオンデマンド印刷でも綺麗に本が作れるというので、
いろいろな印刷所がセットを売り出すようになった時期だった。
コピー本の印刷代にプラス5千円くらいで少部数で綺麗な印刷をしてもらえるならとそこそこの冊数を刷った。
旬のジャンルだし、都心のオンリーにもいくつかサークル参加をしたかったので、一回のイベントで捌けなくても、大きなイベントに2,3回参加したかったし、その時に机に何もない状態よりはと思って。
前のジャンルにいたときは、最終的にそのくらいは捌けていたので大丈夫だと思って。
締め切りのせまっていた地元のイベントに1回と翌月の都心のイベントに申し込みをした。
どちらも無事にスペースが取れて、地元では本が売れないので、無配漫画と無配のポストカードを作った。
地元のイベントに行ったとき自分のCPは自分も含めて3サークルあった。
やった、増えた思ったけど当日行ってみたら両方とも欠席だった。
今思うとこれがまずかったんだと思う。
私のいた島は
通路から2サークルが欠席の私と同じCP。私のサークル。その隣はジャンルは同じだけど別のCPだった。全然別だし全然似てない。
ちょっとアレ?と思ったのは一人のお客さんだった。
「○○に似てない」と言われたと思う。
私の絵が下手なのはともかく○○ってキャラじゃないので似てないのは当然だなって思った。これは××ですよって伝えた。
「××ならなんでメガネしてないの」「背が高いキャラなのに過剰に子供っぽく書いてるのおかしい」って言われたと思う。
××の子供時代を書いているので子供っぽいのは、子供だから。メガネは大人になってから掛けたので、メガネがないのも子供だからって伝えたと思う。
「子供にしては体型が・・・」とか「××ならもっとイエローぽいブロンドなのに絵だとシルバーブロンドぽくみえる髪の色がおかしい」とか色々言われたと思う。
アレ?アレレ?と思いながらこれはこうだからと答えた。
このお客さんは、なんだろう何がいいたいんだろうと思いながら、たとえ無配でも持って行って貰いたくないな、文句があるならいいですって言っちゃおうかなって思ってた。
そしたら最後に「スペースとってるのにキャラのものもCPも一つもない、おかしい」「無配はいりませんから」って言われて、隣のCPだと思われてたんだって気づいた。
まじで配置図よく見てくれ!
ちなみに全年齢CPだった。
配置図見ないで勝手に勘違いされてなんかよくわからない絵の描き方の講釈聞いて疲弊した。この日はそれだけだった。
そのあと、都心のオンリーの新刊作業に取り掛かった時にわかった。
手が震えて書けない。コミスタ開いたら、あの時言われた言葉がフラッシュバックする。自分のイラスト見たら呼吸がうまくできなくなる。
あのお客さんのことは大したことないと思ってたんだ。
でも、ずっと、これはおかしい、これもおかしい、おかしい、おかしいって言われてたんだ。それだけだった。
どうしても新刊を作ることはできなったけど、ペーパーラリー用の薄い漫画を描いた。あのお客さんみたいな人は来なかった。
どうしてもスペースに座っていられなくて友達に売り子をまかして、
そのあと、いくつか出ようと思ってたオンリーはあったけど申し込まなかった。サイトも閉鎖した。pixivのイラストは非公開にした。
あれから、ジャンルも変わって絵をかこうとするたびに、おかしいって言われた言葉と(無配)漫画いらないって言われたことを思い出して、苦しくなる。
今ままでマイナーばっかり歩いてきたので、お客さんもサークルさん同士も仲良かった。旬のジャンルに行ってもいい人ばかりだった。
同人トラブルの話を聞いても、もっと都会の大手とか絵のうまい人の遠い話だと思ってた。
コミスタの元を取るまで書くぞって思った心はしぼんだ。
当該ジャンルで創作をしたことがなくTwitterの繋がりもない=ジャンル者に認知されてない完全なぼっち状態で、人生初のサークル参加した
二次創作小説一種。極薄のコピー本。カップリングなし。無配なし。同作品サークル片手以下。知名度こそあれどXX年前に発表された作品。改めて整理するとなかなかの役満っぷり。
ちなみに「結論:すげー楽しかった」なので恨み節を聞きたい人のご期待にはこたえられないよ。
とある出来事がきっかけでサークル参加を決意する。それまでは本を作ることに興味はあってもサークル参加は眼中になかった。むしろやりたくなかった。
・11月
申し込み完了。前述の通りの役満で申し込み時点から売れる気がしない。でもそのジャンル・題材が書きたいんだからしょうがない。
サークルカットは文字のみ。作品名と中心キャラと傾向(シリアス)と小説オンリーとだけ。この時点では同作品のサークルが他に参加するとは思ってなかったので、オンリーワンもありえるなーと思ってた。
申し込んだ直後からジャンル問わず本にしたいネタが浮かんで止まらなくなる。この現象って私だけか?
リアル事情が落ち着いたので原稿時間をゲットできるようになる……が、全く書かない。印刷所をちょっと調べた程度。なーにやってんだ???
オンデマンドを諦める。残された期間からして小説部分が10ページに及ぶかどうかも微妙だなと思い、内容の軌道修正。 表紙(自前デザイン)だけは完成。
・イベント二日前
妥協を何重にも重ねて脱稿。20時過ぎにキンコーズ(22時閉店)へ走る。これも間に合わなかったらセブンネットプリントになるところだった。
ほかほかのコピ本を片手にお品書き作成。頒布物一種でお品書きとは……て思ったけどピクシブ見たらお仲間がちらほらいたので安心した。
ちなみに、ピクシブに上げたお品書きには非公開ブクマがひとつついた。心の励みになる。
・イベント前日
東京へ。スカイツリーの展示(キングダムハーツ3大好評発売中よろしくね!!)を見て満喫した夜、上京してる家族の部屋で敷布にミシンをかける。その際ミシンの針を折る大ポカをやらかすもどうにか完成。
あとネットプリントでA3の卓上ポスターを刷った。デザインは表紙の上に本文中の台詞とスペースナンバー、サークル名を配置しただけ。あらすじすらない暴挙。
・イベント当日
出掛ける直前に値札(手書き)を作る。ポスターにあらすじを書いてないので値札に添えておいた。
一般入場50分前に会場到着。本一種とA3ポスターしかないのですぐ設営完了。両隣も向かい側も頒布物いっぱいあるサークルですごかった(こなみかん)
開場後12時近くまで足を止める人すらいなかった。左右はちょくちょく人が来たり友人と思わしき人とお喋りしたりで楽しそうだった。普通に羨ましかった。その間は持参したプロット用ノートに次回作をメモしたりスマホで漫画読んだりしてた。寒くなかったけどケツは痛かった。
これは全部持ち帰りも有り得るなーと思ってたら、颯爽と現れたお姉さんが一言「一部ください」と。迷う素振りもスペースナンバーを確認する素振りもなくて(たぶん)、この人ブクマしてくれた人かなって思った……のはお姉さんがスペースを去った後。
あまりに急で心の準備をする暇もなくて、立ち上がるのも忘れた上に真顔で対応した。ぴったりでお金を受け取って本を手渡して、やりとりは30秒もなかった。まじで一瞬だった。でも、とにかく一部減った。
その後頼んでおいた売り子(ちなみにその子もサークル経験はない)が到着して買い物へ。別ホールにも足を運んだので少なくとも50分は席外してた。帰ってきたら、コインケースに100円玉が増えてる。三人買っていったとのこと。私の時より多いじゃねえか……。
「うろうろしてから買っていった人と、ポスターガン見してから買っていった人と、あと男の人が珍しいですねーって声かけて買ってくれたけど、いやあ売り子なんであんまりわかんないですって返事したよ」
はああああああ私が応対したかったあああああ。ていうか台詞だけのポスターでも効果あるものだ……と言えるのだろうか。
そういえば売り子札?を用意しなかったから執筆者勘違いされた可能性大。まあ作り手の顔なんてそんな覚えてないでしょ。
少し早い時間だけどそのまま撤収作業。搬入も搬出も自力なので特に変わったことはせず。強いて言うなら片隣のサークルは撤収済みだったので作業がしやすかった。その後は売り子に付き合って銀座に化粧品買いに行った。ゲットした薄い本をつめたキャリーを引いて。
以上。
以下おまけの感想とか。
このレポートのハイライトは、見てわかる通り、自分の手で自分が作った本を売った場面。スペースに端座していた時間に対して、本当に一瞬だった頒布。その時は思わず事務的に対応したけど、あとからあとから実感がわいてきた。
自分が作ったものを求めてくれた人がこの世界に存在してるって、なんて心地だろう。
嬉しいは嬉しい。が、わーい!ってバンザイする気分じゃなくて、思わずため息をついてしまうような、けれど感動とは全く異なる、なんとも形容し得ない感覚。ただひとつ「参加してよかった」とだけは明言できる。
それと、言ってなかったけど、今回の一番の目的は「サークル参加の経験値を得ること」。個人サークルがやらなきゃいけないこと……スケジュール管理、原稿作成、スペース設営、離席、撤収etc. これをどんな形であれ経験して次回に繋げようと、申し込み時から目的にしてた。
だから、たとえ一冊も捌けなかったとしても、この本を次のイベントで頒布しただろうし、すぐに次の原稿作成に移っただろう。落ち込むには違いないけど。
ちなみに、その次回参加予定のジャンル(今回とは異なる)は、マイナーではあるが、私自身がそれなりにジャンル者に認知されてて最低頒布数は読めている。こういう経験は絶対できない。
いや、もう元小説書きになるのかな
子供の頃からずっと本が好きで、漫画でも小説でも絵本でも雑誌でも広告でも
衝撃だった
恋愛は男と女がする物だっていうそれまでの当たり前が、初めて触れたその世界には存在しなくて
そういう一つ一つが私をときめかせて
一目惚れという言葉を、人でも物でもない、概念に対しても使用して良いなら、それは一目惚れでしかなくて
それでいて、きっと今まで続いた長い長い片思いだった
好きなキャラを二人隣に立たせただけの棒立ちイラストに一人で沸き立って一喜して
その頃は、というか子供の頃の私は絵を描くのが好きで
だけれども、どれだけ描いても私の絵は上達しなかった
今でも、時々落書きをすることはあるけど、絵は人に見せないことにしている
どちらにしても、もう絵を描くこともないけれど
初めて同人活動をするのがイベントではなくインターネットの世代だったので
当たり前のように当時流行していた携帯サイトを訳も分からず作成して、ポエムのような会話文ばかりの文章を何本も何本もアップし続けた
ブログにはノートの落書きを写メってアップしてリアタイなんて置いて
本当に今にして思えば思い出したくもない黒歴史過ぎる行動を全部やった
少しずつ感想が届くようになって
web拍手に一言添えられた「萌えました」や「面白かったです」を何度も何度も、本当に何度も、読み返して
それが嬉しくてまた小説を書いて
ずっと繰り返して今まできてしまった
初めて、同人イベントに参加したのは高校1年生の時で初めは地元の小さなイベントに一般参加した
当時は同人誌に限らずラミカや便箋をどのサークルも当たり前に作っていて
誰かの書いた私の好きな二人にお金を払って
書いた人と少しだけ話して
出来るかな、よりも先にやりたいが生まれて
そのまま帰ってすぐに本を作った
本を作ったといっても勿論自宅で印刷したコピー本、それも殆ど文字のないスカスカな5ページ程度の、本と呼ぶのもおこがましい、表紙すらついてない物だったけれど
それでも、その時初めて、自分の作品が形としてそこにあることの、えもいわれぬ感動があって
バカだった私はその本を友人に配ったのだ
今思い出してしまった、殺して欲しい
ただ友人も私に本を渡してきたのでお互い様だ、こんなお互い様嫌だ、やっぱり殺して欲しい
まあ、そうやって本を作る楽しさを、文字を書く楽しさを知ってしまえば戻れなくて
中学生の時ハマっていたジャンルとも高校生の時ハマっていたジャンルとも違うジャンルで参加して
そこから、私はずっとそんな感じ
小説だからとかカプが王道じゃないから、とかありきたりな言い訳を差し引いても売れるのなんて10冊20冊、良くても50に届いたことなんて一度もない
酷ければ、なんて言葉を使えない程の頻度で5冊ほどしか売れないことも沢山ある
サイトを携帯からパソコンに移行して、pixivを初めて、それでもやっぱりサイトを作るのが好きで
今まで一度も違わず早割を使い続けてきたのは、私の唯一の自慢
逆に言えば、それしか自慢はないんだ
ランキングに乗ることもなくて、誰かの目に留まることも殆どなくて
時々、本当に時々貰える感想が本当に本当に嬉しくて
だからここまでやってきた
やってきてしまった
ずっと好きで、BLのことは勿論、書くってことが好きで
ずっと同人活動してきて、最後まで好き以外、なにも得られなかった事に気がついた気持ち
読み辛い文章だなって
私の表したかったものを、私の文章じゃ表現できないんだって、気がついた気持ち
釣り合いが取れなくなる前に
自分の好きが汚れる前に辞めなくちゃいけないと思った
だけど私は、私の好きな話を書けないから
はじめてのサークル参加は学生の時、地元の小さいオールジャンルイベントだった。
コピー本を出して、一部100円で5部ぐらい売れた。
それから就活が嫌で、現実逃避に同人誌を出した。地方の某オンリーイベント。30部刷って全部なくなった。
嬉しくなってまた地方のオンリーイベントで今度は100部刷って持っていった。50部売れた。
調子に乗って今度は200部刷り、違うオンリーイベントに参加した。
すると自分の絵柄では場違いなジャンルだったらしく、何あれ?とバカにされ、ネタに買っておこうと言われた一部だけが売れた。
残りの199部と余部は泣きながら捨てた。
それから初めてコミケに参加した。前回のことがトラウマだったが、100部刷った本は50部なくなった。
おそらく、ピクシブに絵を上げ続けたこともプラスになったのだと思う。
それからはフリーターをしながら同人誌を出し続けると、100部ほど安定して出るようになった。
二年ほど経ち、ジャンルを変えたら、コミケで安定して250部出るようになった。
同人誌の売上は伸びたが、定職に就くどころか、バイトすら続かなくなり、心療内科に行くと躁うつだと言われた。
これから社会に出て働いていける気はしないし、同人誌の売上で生活ができるわけでもないので、未来は真っ暗だ。
元気なときに出版社まで持ち込みに言ってもつまらないと言われるし、自分の創作活動って結局趣味の延長。
同人誌が売れても毎日死にたいので、普通に職に就いてオタクしている方が絶対楽しいよなと思う。
やることないから同人誌描いて、感想もらうと元気になるけど、現実と向き合うと死にたくなる。
一部も売れないのは辛いし、一部しか売れないのも辛いし、250部売れたって辛い。
この時期になると少し寂しくなる。
私が創作漫画を描くのを辞めた理由について、誰にも話せないのでここに書く。多分、同じような理由で辞めた人はいっぱい居ると思うくらいよくある話。
10年以上、漫画を描いてきた。商業誌に載るようなレベルじゃなかったけど、同人誌で、コツコツと。10年以上好きで描いてて思うことは、漫画の才能ってあるんだなって。描き続けられる事が才能、とかよく言うけど、その才能なら私にもあったと思う。10年以上続いたし、今だってまだ描きたい時もある。でも、こんなに長く描いてるのに私の漫画、未だに面白くないんだもん。描いてるその時は面白いと思って描いてるよ?でも後で読み返して単純に面白くないなって思ってしまう。大して上手くもないし。これ、漫画の才能がないんだと思う。
私には一緒に漫画を描いてきた相方がいて、彼女は商業誌にも載ったりしてた。でも彼女は商業誌にはあまり興味が無くて、自分のペースで描ける同人誌がいいって言って今は商業誌にはあまり描いていない。彼女に「私は漫画の才能がないんだ」って言うと彼女も「私だってそんなものはないよ」と言う。じゃあ、この差はなんなのか…同じように漫画を描いてきたと思ってたけど、彼女の漫画は魅力的で面白い。私の漫画には魅力がない。ああ、なんか繰り返しになってきた。
創作オンリー同人誌即売会には時々参加していて、カタログに読者レビューのコーナーがあるんだけど、それに載せてもらったことがあって。まあ、大抵は相方の漫画へのレビューであって、慣れてるつもりだったんだけど。でもある時、私がメインで15p以上、表紙も私が描いたコピー本のレビューを載せていただいていると聞いて、ちょっとワクワクしながら読んでみたら、相方の3pの漫画のレビューで、私の作品には触れられてもなかった。この時、「あ、このレビューを書いた人にとっては私の漫画、要らなかったんだな」って思っちゃったのね。べつに好きで描いていたし、相方の漫画目当てでもおまけで読んでくれたらいいよねくらいに思っていたけど、でもやっぱりちょっとショックだった。相方の3pの漫画だけならチラシで配布とかできたのに要らない漫画に100円出させて申し訳なく思った。
それでも自分の漫画が面白いって思えるなら描き続けられたと思う。けどその時、自分の15pの漫画を読んで、「ああでもこれ、面白くないわ」って自分で思ったらもう描けなくなった。色々構想はあったけど、私の手では魅力的な漫画にならない。
時々、自分の作品に批判的な意見がきた、と落ち込んでる作家さんがいると、大抵「気にしなくていいよ」っていう励ましがあるんだけど、私は「何か反応してもらえるだけまし!」と声を大にして言いたい。無視が一番辛い。なかったことにされてるのが辛い。批判でも、何か言ってもらえるのは、それだけ読まれているということだよ…。承認要求の塊になってきた。
相方と別々に本を出したら誰も手にとってもらえないのでは…という恐怖。手にとってもらえても、相方の漫画は載ってませんよ?大丈夫?って確認したくなるしするのも卑屈すぎて嫌だし。ので個人で本を出す勇気はなかった。何より、自分が面白いって思えないものを世に出すのは罪だ。
で、私は創作漫画を描くのをやめた。でも、時々描きたいんだよなぁ。描き上がったものを見て自分でガッカリするんだけど。では面白くする努力を…どうやって?わからん!相方は色々アドバイスくれたけど、やっぱり私の漫画は面白くなくて。相方の漫画はきちんと面白くてその差は歴然なのに、私を見捨てない相方は人が良い。私は裏でこんなブログ書いてるのに。
支離滅裂になったけど書いたら多少スッキリした。匿名ブログ書くだけのために登録したのでどういうものかよくわからないんだけど、もし読んでくれている人がいたら、長文すみませんでした。
いきなりですが自分は今回が同人イベント初参加だったのです。正確に言えばお○かけライブなんかには顔を出していたりしていたのですがあのイベントはグッズ参加だったりファンの交流会としての側面が強かったりしたので本を売買するのがメインであろう同人誌即売会への参加はこれが初めてということになります。
「分からねえ……分からねえよ! 自分には何が正解なんだかひとっつも分かりゃしねえ! いったいどうすりゃいいってんだ!」
このようなハラハラドキドキを抱えつつ準備を進めます。まずは小銭です。イベントでは300円や700円など100円玉硬貨があった方が支払いやすそうな価格の本が大量に並んでいそうなことは予想できました。ならば両替だ! と銀行に行ってぼそぼそとした陰気な声で「アノー……リョウガエタノンマース……」とか言わなきゃならないのか、憂鬱だな……とこの時点でコミュニケーション能力に難のある自分はテンションが下がりましたがここは快適な薄い本漁りまくりタイムのため、と銀行にて両替を敢行。無事に大量の100円玉と500円玉を入手するに至ったのです。
次はカバンです。カバンが無ければ本を入れられません。丈夫で大きいカバンの予備が無かった自分はその足で雑貨屋へと向かいました。ファッションセンスというものと無縁なので店員さんに勧められるままシャレオツっぽいものを買ってしまって「どうすんぞこれに合う服とかねーし! 合わねえし!」と内心焦りながら会計を済ませます。とりあえずなんとなく合いそうなものを近くの服屋で見繕いましたが終わった今となってはこのチョイスが正解だったのかどうか大いに疑問が残ります。やっぱ一人で買い物なんかするもんじゃねえや!
あんまり規模が大きいと迷っちゃうかもしれないし、だからって寂しいのもなんだかなあと優柔不断な自分は迷います。泊りがけという選択肢はありません。日帰りです。日帰りは決定事項なのです。仕方ないのでピクシブにてサンプル巡りをします。
「……二日目だな。これは二日目だな。というか他の日にあまりにも人が……気のせいか?」
この時点では配置図は出ていませんでしたが、気のせいではありませんでした。しかしこれはこれで多そうだなあ大丈夫かなあと不安になりつつサークルチェックを進めます。と言ってもナンバーが出て居なかったのでカップリング別にサークル名をメモしておいたぐらいだったのですが。
ゴールデンウィークなんだよなあ、自由席って空いてるかなあ、いざとなったらこだまに乗るぞ! 不安が頭をよぎるたび、自分はイケるイケるとそれを頭の隅に押しやります。不安いっぱいでは恐怖に駆られてせっかくの買い物も思うように楽しめないだろうからという浅はかな考えですが、そうでもしないとこのときの自分は夜も眠れそうになかったのです。
朝早くに起き下手なメイクを施し慣れないスカートを履き荷物をせかせか準備します。財布はイベント用と普通に使う用を2個持ち、なんだかファンシーなデザインの大きいカバンを肩に引っさげ、支度は整いました。朝飯代わりのウイ○ーインゼリーを胃袋に流し込み士気を高めます。
怖え……人いっぱい居るとこ怖え……でも! 行かないと、そこにパラダイスがあるから! 自分は行かなければならないんだ! このような寒いことを考えでもしないと冷静ではいられませんでした。引きこもりをこじらせるとこのようになるので皆さんも気を付けてください。要らぬ心配だとは思いますが。
市内電車に乗って新幹線が停まる駅まで向かい、駅に着くと切符を買ってそわそわしながら列車を待ちます。し、新幹線か、慣れてないからなあ。席空いてるかなあ。立ちっぱは辛い距離だよなあ。考えている間に列車は到着しました。中を覗くと若干の空席があるようでした。よっしゃ! などと言おうものなら不審者まっしぐらなのでここはぐっと抑え、乗り込みます。
乗っている間は携帯をいじったり腕を組んで妄想に励んだり携帯用固形食をかじったりするぐらいで特にどうということも無かったのですが、寝ると荷物をすられやしないかと神経過敏な自分は警戒し続けていたのであまり気が休まりませんでした。とはいえ一人なので寝ないのが当たり前と言えなくもない気がします。
名古屋駅に着くと、そこは未知の国でした。「……デカい!?」というのは規模に対しての感想です。名古屋ってどんなところだろう、味噌? 味付けが濃い? モーニングが豪華? 程度のにわか知識しか無かった自分は大いに驚き、迷いはしないかとビビりました。が、案内板通りに進むことで無事方向音痴の自分も乗り継ぎ切符を買い豊橋駅に向かうことが出来ました。今回は観光出来ませんでしたが、次に来るときは周囲を散策してみたいなと思っております。
豊橋駅に着くと外がなにやら騒がしく、ふらふらと声のする方へ向かって行くとイベントをやっておりパフォーマンスとしてよさこいらしきダンスを披露していました。そのままぼけーっと眺めていましたが、はっと腕時計を見るともうすぐ開場時刻! しかもここバス出るとこと反対出口! 気づいた自分は慌てて早歩き。「待ってろよST豊橋2、もうすぐ自分はそこに着くんだぞ! 逃げるなよ!」逃げねえよ、と思うだけの冷静さはもう既に頭から無くなっておりました。
早足で外に出るとYOUの案内板を持ったスタッフが見え、その方の指示する方向へ向かいます。この時点で同じ目的と思われる方々に取り囲まれていました。会話の内容から彼女たちが誰萌え、あるいはどこ校萌えであるのかが窺い知ることが出来なんだか暖かい気持ちになりましたが、同時に一人で歩く自分に対しどこか寂しい気持ちになりました。しょうがないですよね、ぼっちで来たんですから。
「バスが……立派だ!!」
第一印象がコレか、と思われるかもしれませんが立派でした。観光バスを借りるとは、……儲けてやがるな!? などと下衆な感想を抱きましたがそこは脳内で流して乗り込みます。既に車内には何人か待機しており、彼女らもまたこれから向かう会場に対しての予想などを並べ立てていました。なんせ地図で見た限りは倉庫でしたから、会場として機能するのか不安もあったのだと思われます。かくいう自分もその通りで、大丈夫かなあとぼんやり考えながらバスに揺られていました。さあ会場はもうすぐそこです。
「うわ外観めっちゃ倉庫やん!」まんまじゃねーか、な感想は置いておきます。手荷物検査を受けるとシールを渡され目立つところに貼っておくようにと念を押されました。流石にセキュリティは厳重です。なんだかピリピリした雰囲気だなあと思いながら入口から会場の様子を窺います。
そこに居たのは300スペース超のサークル参加の方々と、今日を楽しみに集まってきた一般参加の方々、その方々の熱気で構成された異空間、夢が形になった場所でした。ここにいる人たちは趣向の差はあれどおおむね同じ目的で参加しているんだなあ、そのことを実感し感動しました。生の空気というものはいいんだなあ。同人誌なんて通販で買えばいいじゃん、そのように冷めた気持ちが自分の中にあったことは否定できません、しかしこのときをもってそのような斜めに構えた気持ちは消え去ったのです。この熱を自分の肌で感じ、自然とそのようになったのでした。
ややまごつきながらパンフレットを買い、きょろきょろとあたりを見回しながら会場の隅に向かいます。パンフレットの配置図へ事前にチェックしておいたサークルをマーカーで引き、いざ出発! 果たして無事に買うことが出来るだろうか、そう思いながら横目で受付近くを見ているとなぜか地元の団体さんがはんぺんを配っていました。後で聞くとこのはんぺんは無料だったようで、というか放送でもそんなことを言っていたようで、しかも美味しかったという感想もあり、もらっておけばよかったかなあなどと今更現金なことを考えています。
目当てのCPの島に来ると当たり前ですが同じCPが固まっていて、そこで買い物をしている方を見て「あ、同じCPが好きなんだな」と思うとなんとなく嬉しく思いました。自分ではあまり買わないCPでもポスターやポップが来られているとついつい寄ってしまい「よし買いだ!」と買わせてしまう、そんな勢いや愛にも満ちていました。幸せな気分で今日一番の目当てだったサークルさんの所に足を運びます。無事に帰るだろうか、緊張しながらスペースに向かうと……。
誰も居ない。あれ、間違えたかな、と机に張り出されているナンバーとサークル名を見ました。間違っていません。すかさずツイッターで確認を取ります。今日になって急遽欠席が決まったようでした。しょぼくれましたが、気を取り直し他のサークルさんの元へ向かいます。ここで挫けてはいられません、目当ての本は他にもたくさんあるのですから。分かってはいても、やっぱり残念でした。またの機会があれば今度こそ、と思いつつ探索を続けます。
「おおう、やはり色がどこも派手だなあ。こういう彩のあるジャンルは見てるだけでも楽しくていいよね」
なんて他人事なコメントだと思われるかもしれませんが、現実の光景だというのに目の前で行われているイベントにリアルさを感じることが出来なかったのです。そこはさながら夢の国、すっごい遊園地。異世界でした。普通にレイヤーさんが歩いているのを見て○○が歩いてる……そんな風に茫然とするしかなかったのです。BGMとしてキャラソンがかかりまくり、人はごったがえし、そこらじゅうで普段は出来ないジャンルトークを楽しんでいる。夢のようでした。同人イベントっていいなあ、漠然と抱いていた憧れはここで実感に変わったのです。
コピー本コンテストに投票したり、同人誌なのにすごい厚いよ!? とアンソロジーを見て驚愕したり、「だって○○受けってここしかないじゃん……」とジャンル友達にぶっちゃけトークをしているのを聞いて複雑になったり、桃リコが可愛かったり、こんなCPあったんだーと驚いたと思っていたらいつのまにか買っていたり、委託本にも手を出したり、同じところをぐるぐる回って「へへへこのCPもいっぱいいるじゃんすげーじゃん」と悦に入ったり、……とにかく、普段では絶対に発散できない類の衝動を思いっきり発散できる場所であり、幸せが形になった場所でした。
「そういえば、このジャンルはしばらくイベントが開催できなかったんだよなあ……」
噛みしめます。無事に開催できて本当に良かった。これだけの人が喜びを分かち合える空間が壊されなくてよかった。どうかもう、中止などという悲しすぎることが起こらないように。改めて祈りました。
そろそろ会場を後にしなければ。腕時計を確認すると会場を出てバス乗り場に向かいます。クレープの屋台などが出ていましたが、どうも待ち時間的に食べられそうになかったので泣く泣く断念。ちくしょう、時間に余裕を持って行動しないとな。
バスに乗り込むとイベントの熱が冷めやらぬ人たちが熱心に語り合っています。これが公共の交通機関であれば眉をひそめられることなのでしょうが、ここはイベント専用の車内です。思う存分余韻を分かち合会えるこの空間もまた乙なものだなあと思いました。ただ、送迎用にバスを用意するなんて普通は無理だよなあとも思います。アフターがしたいならやはり2次会にしておいた方が良いようです。自分はぼっちなのでどうにもなりませんが。
バスから降りると、一気に現実に引き戻されました。もう夢は終わったんだ。でも、自分には思い出が出来ました。代えの利かない大切な思い出です。また行きたいな。今度もこのジャンル、いや別のジャンルか、ジャンル無しの大きいイベントにも勇気を出して行ってみようか。今までは恐怖が先立ちどうしても踏み出せなかった一歩をやっと踏み出したこの日、自分の世界は広がった気がします。今回のイベントに参加できてよかった。心からそう思っています。
最後に、主催のスタジオYOUさん、イベント開催お疲れ様でした! また次も頑張ってください、応援してます!
同人活動を始めて10年が過ぎ、初めてサークル参加した時のことをふと1年ぶりくらいに思い出した。
同人イベントといっても、コミケのような大規模なものではなく、札幌つどーむで開催された小さなイベントだった。
生まれて初めて作った同人誌は、コンビニでいそいそと刷り上げたコピー本だった。
学生でお金も無くペンタブやイラスト制作ソフトは持っていなかったため、アナログで描き上げた拙い漫画本。
発行部数は10部、イベントで買ってくれた人は誰もいなかったが、1部だけ頒布できた。
隣の方は、私と同じ小さなジャンル内でも大手の方で、地方イベントにも関わらず多くの人がスペースに立ち寄っていた。
イベント当日まで、その方の隣だというプレッシャーでずっと腹が痛かった。
個人サイトが盛り上がっていた時代だったから、その方のサイトにも日参していたし、優しい人なのだろうとは思っていたけれど、とても年上の方だと知っていたし、学生としてはなんだか怖かった。
でも、その方は本当に優しい方だった。
おはようございます、と挨拶を交わした瞬間に、私の無駄な緊張はほどけていった。
よろしければどうぞ、とその方は新刊をくださった。表紙フルカラーのオフ本を。
なるほど、これが新刊交換の文化か、とサークル初参加の私は感慨深かったけれど、同時に、こちらが手渡せるコピー本がみすぼらしく見えて恥ずかしかった。
こんな本ですみませんが、と私はおずおずとそのコピー本をお渡しした。
その方は、ありがとうございます、と優しく笑って受け取ってくださった。
イベントも昼過ぎには閑散としており、隣の方はおもむろに私のコピー本を手に取って読み始めた。
私も、その方の御本を読んだ。素晴らしかった。手が震えたくらい、神本だった。
すぐに感想をお伝えしたいと思っても、自分コピー本のヘタレっぷりに恐れをなして、声を掛けても良いものか悩んだ。
すると、稚拙なコピー本を読み終えたその方が、明るく話しかけてくださった。
可愛らしくてほのぼのするお話でした、素敵な本を作ってくださってありがとう。その方は、そう言ってくださった。
涙が出そうだった。絵も話も線もへたくそなコピー本だけれど、一生懸命に描いたものだったから。その気持ちが報われた気がして、とても嬉しかった。
何度もお礼を言って、その方の御本の感想もお伝えした。幸せな時間だった。
私の本を買ってくれた人はいなかったけれど、1冊だけ受け取ってくれたその方の優しさに救われて、私のサークル初参加は良い思い出となった。
あれからその方は同人活動を引退され、私も活動ジャンルが数回変わった。
今はコミケや他の関東・関西のイベントにも参加し、毎回新刊を楽しみにしてくださっている読み手の方もついてくださっている。
ポケモン事件は背後に暴力団が絡んでいると思われてあんな大事になった訳で、著作権法違反云々は起訴してしまったが特に罪もなく、それしか起訴できる事由がなかったからです。
http://web.archive.org/web/19990902061153/http://nitiyo.neko.to/zine/poke/
https://togetter.com/li/290776
『2007-2008年マンガ論争勃発』にも書いているとの情報あり。
松文館裁判も特殊なケースですから、それをそのまま一般化することは出来ません。
局部修正については戦前の梅原北明みたいにアングラ的な出版だといいかもしれないね。中小企業を手当り次第に電話して刷るとか。今はコピー本もクオリティ高いのが作れるし。