2019-03-06

コミスタ6万で購入したけど3冊描いて辞めた

十年近く昔の話。

何かのついでにクリスタDL版が5000円っていうのを知って驚いてかく。

まだクリスタがなく前身コミスタが出始めたころ、

パッケージがまだまだ高くて手が出なくて手書き原稿派の方がまだ多かったと思う。スマホじゃなくてガラケー使ってる人もまだ多かった。

当時いたジャンルから移動したタイミングで、私もコミスタを購入するにいたった。今までいたジャンル子供から大人まだ幅広く視聴者がいて知名度は大きかったんだけど、それで本を作ったりコスプレしたりとかは、まだマイナー地方中高生に人気のジャンルが幅を利かせてるので、オールジャンルイベでは同ジャンルの人が全然人がおらず、オンリーとかは皆無。

なので、始めた当初から遠征中心で都心オンリーに行っていた。

そういうジャンルだったので下手ながらもオンリーのたびに新刊2冊程だしていたので、活動していた期間は2年間ほどだったけど、20冊近く本は書いていた。放送が終わってから2年以上たっているので大体書きたい話は書き終わってしまい。ジャンルを移動することにした。

ジャンル内に残ってる友達もいなかったこともある。

移動したジャンルは、当時1番人気のジャンルだった。地方でもオンリーが開かれ地方なのにサークルスペース満了する。

今までマイナージャンルからマイナージャンル渡り歩いていた私にはちょっとした驚きだった。

あの時のジャンルの盛り上がりとPixiv流行りがちょうどハマった時期で、ランキングがそのジャンル一式になったり、私が下手な絵を投稿しても

それなりに閲覧数が伸びる状態だった。

そのジャンルにハマってしばらくしてマイナーまでは行かないけど、若干少ないというCPにハマった。pixivを漁り個人サイト渡り歩き、気が付いたら最大手のCPに端役で出てくる推し達を探していた。

読み足りなかった。読み足りないから書くしかないのかよし書こうとなるまで、そこそこの時間が過ぎた。

いつものマイナージャンルだったらとっくに書くゾーンに入っているタイミングだけど、流石旬ジャンル、若干少ないCPでも今までのマイナージャンルより何倍もあった。

こういうゾーンに入ったときは年8冊くらいすぐに出してしまう。

今まで手書きだった分コミスタを買えば少しは楽になるのではないか、どうせずっと絵は書くのだし元を取る意味でもいっぱい書こうと思って、6万円のコミスタを購入した。

こんなに大きいジャンルだし、新しい友達できるかなとわくわくとふわふわした気持ちだった。近いイベントでちょうど別のジャンルから同じように移動してきた友達がスペースをとったというので売り子をする代わりに、1冊本を置いてもらえることになった。

コピーで20冊作ったけど、友達サークルだったこともあって完売した。

そのあと地元イベントがあったので、自分サークルをとった。

1冊目の本にページを増やして今度は印刷所で印刷してもらって再販した。それと新刊を1冊作り2冊並べた。

地元中高生が多く、自分のCPは地元だと2スペースしかなかった。

なのでまあ売れないだろうとは思っていたけど5冊ずつ売れた。

あの時くらいかオンデマンド印刷でも綺麗に本が作れるというので、

いろいろな印刷所がセットを売り出すようになった時期だった。

コピー本の印刷代にプラス5千円くらいで少部数で綺麗な印刷をしてもらえるならとそこそこの冊数を刷った。

旬のジャンルだし、都心オンリーにもいくつかサークル参加をしたかったので、一回のイベントで捌けなくても、大きなイベントに2,3回参加したかったし、その時に机に何もない状態よりはと思って。

前のジャンルにいたときは、最終的にそのくらいは捌けていたので大丈夫だと思って。



締め切りのせまっていた地元イベントに1回と翌月の都心イベントに申し込みをした。

どちらも無事にスペースが取れて、地元では本が売れないので、無配漫画と無配のポストカードを作った。

地元イベントに行ったとき自分のCPは自分も含めて3サークルあった。

やった、増えた思ったけど当日行ってみたら両方とも欠席だった。

今思うとこれがまずかったんだと思う。

私のいた島は

通路からサークルが欠席の私と同じCP。私のサークル。その隣はジャンルは同じだけど別のCPだった。全然別だし全然似てない。

それが私のサークルの隣から先全部だった。

これは別にいい。隣のサークルさんとも別に問題はなかった。

ちょっとアレ?と思ったのは一人のお客さんだった。

「○○に似てない」と言われたと思う。

私の絵が下手なのはともかく○○ってキャラじゃないので似てないのは当然だなって思った。これは××ですよって伝えた。

「××ならなんでメガネしてないの」「背が高いキャラなのに過剰に子供っぽく書いてるのおかしい」って言われたと思う。

××の子時代を書いているので子供っぽいのは、子供からメガネ大人になってから掛けたので、メガネがないのも子供からって伝えたと思う。

子供にしては体型が・・・」とか「××ならもっとイエローぽいブロンドなのに絵だとシルバーブロンドぽくみえる髪の色がおかしい」とか色々言われたと思う。

アレ?アレレ?と思いながらこれはこうだからと答えた。

このお客さんは、なんだろう何がいいたいんだろうと思いながら、たとえ無配でも持って行って貰いたくないな、文句があるならいいですって言っちゃおうかなって思ってた。

そしたら最後に「スペースとってるのにキャラのものもCPも一つもない、おかしい」「無配はいりませんから」って言われて、隣のCPだと思われてたんだって気づいた。

まじで配置図よく見てくれ!

サークルカットだってCP書いてるし、傾向も書いてる。

ちなみに全年齢CPだった。

配置図見ないで勝手勘違いされてなんかよくわからない絵の描き方の講釈聞いて疲弊した。この日はそれだけだった。


そのあと、都心オンリー新刊作業に取り掛かった時にわかった。

手が震えて書けない。コミスタ開いたら、あの時言われた言葉フラッシュバックする。自分イラスト見たら呼吸がうまくできなくなる。

あのお客さんのことは大したことないと思ってたんだ。

全部言い返したし、あの人の言ってたこと全部勘違いだったし。

別に叩かれたわけでも、ヒステリーに怒鳴られたわけじゃない。

でも、ずっと、これはおかしい、これもおかしい、おかしい、おかしいって言われてたんだ。それだけだった。

都心オンリーは行った。

どうしても新刊を作ることはできなったけど、ペーパーラリー用の薄い漫画を描いた。あのお客さんみたいな人は来なかった。

でも、イベント会場にいたらちょっとめまいがしてた。

どうしてもスペースに座っていられなくて友達に売り子をまかして、

会場内で友達の買い物をした。それだけしかできなかった。

そのあと、いくつか出ようと思ってたオンリーはあったけど申し込まなかった。サイトも閉鎖した。pixivイラストは非公開にした。

あれからジャンルも変わって絵をかこうとするたびに、おかしいって言われた言葉と(無配)漫画いらないって言われたことを思い出して、苦しくなる。

今ままでマイナーばっかり歩いてきたので、お客さんもサークルさん同士も仲良かった。旬のジャンルに行ってもいい人ばかりだった。

同人トラブルの話を聞いても、もっと都会の大手とか絵のうまい人の遠い話だと思ってた。

まさか地元イベントでとは思わなかったんだ。

コミスタの元を取るまで書くぞって思った心はしぼんだ。

絵描きの筆を折らせるには、100人ファン褒め言葉より1人の言いがかりなんだって思った。

  • 💩💩💩💩💩💩

  • わかる ワイも何人も支持してくれる人がいたのにたった1人のことが気になって同人辞めてしまった お疲れ!!!!!!!!!!!!でもまたなにか描けるといいね

    • ありがとう、増田もお疲れ様でした。 楽しんでやってることだから余計割りきれないよね。

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