はてなキーワード: 野田洋次郎とは
米津さん、インタビューとか昔のブログだとか読んでても、奇をてらってやろうとか自分の内相世界を克明に描ききりたいみたいなアーティスティックなエゴあんまり感じないんだよね。
曲聴いてても社会にちょっと意見してやりたいみたいな態度に出てくることもない。
影響受けたものとかはまっているものとかその時々流行っているものを素直に受け入れている印象。
なんかそこら辺が藤原基央や野田洋次郎のような先駆者や、常田大希、山口一郎あたりとは違うところだよなと思う。
ハチ時代からマスの中で自分の作ったものが共有され楽しまれることを第一に掲げてるように僕には見えた。
曲の中に広がる世界にしても「面白い話を思いついたんだ」と友だちに話すことの延長線上にある気がして、米津さんがやることや言うことを聴衆が「面白い」とか「カッコいい」っていってその気持ちを共有していることが軸になってるんじゃないのかな。
じゃないとあの時代のニコ動のボカロ文化にのめり込まなかっただろうし、メジャーデビュー時からのタイアップソング量産体制に舵を切らなかっただろうと思う。
米津さんがすごいのは独特な感性を持っているのに大衆性を全く取りこぼしてないところで、逆に言えば大衆的なアプローチを意識してもどこかしら独特な風合いを帯びてしまうことだと思う。
そしてどんなアプローチでも米津玄師らしいマインドというものが奥の方でブレなく残っているように僕には聴こえる。
また、おそらく本人は自分が素敵だと思ったものを無邪気に曲に盛りこんでいるだけだったり、みんなが楽しめるポップソングを真摯に作り上げたいと思っているだけで、最初から独自の米津ワールドを展開したいとは考えていない気がする。
結果的にそうなってしまうんだろうし、それでいて気負わずに聴けるポップソングとして未だに破綻していないから米津玄師は支持されるのだと思う。
僕は昔から宇多田ヒカルが好きなのだけれど、宇多田ヒカルと米津玄師はどこか近しいものを感じる。
宇多田ヒカルが今さらFirst LoveやDistanceの頃のテンションで曲を作ることはありえないし、それに反してFirst loveのような曲を求める人がいることも理解できる。
マスメディアの中に鎮座しながらも、最大公約数的な共感の世界に生きていない。作者の個人的な感情や自分だけが持つ脳内のイメージを、聴き手の心情に照らし合わせフィットしていくようなドアtoドアの世界。
もちろん、断種法がアウトなのはよくわかる。産む側、親の明確な人権侵害だ。ただ、断種は優生思想の実現方法の一つでしかない。優生思想は一般にアウトとする理由がよくわからない。
確かに、野田洋次郎のツイートはいまいちだと思った。「一部の親の生殖を奨励することで、奨励されて生まれた子供とそれ以外の子供で命の価値の不平等が生じる」ってのはまあ理解できる。一方で、「人間の価値は変動するから」「人間という種の生存戦略として不適だから」みたいな意見を読んだけど、じゃあ普遍的な価値を持った遺伝子が見つかったり、生存戦略として適切であるような方法が見つかれば、優生思想はOKなのか?と問い返されてしまうのではないか。
安楽死の話はそもそも優生思想は関係ないはずだ。優生学は「生殖の制御」が必須の要素で、今後生殖しないであろう高齢者の安楽死を認めようが認めまいが(他の倫理的な問題はもちろんあっても)優生学とは無関係だ。言い換えれば、「誰が生きるべきか死ぬべきか」ではなく、「誰が生まれるべきか」を考えるのが優生学だ。
自由恋愛云々は更に無関係だ。個体の自由意志で生殖した結果、集団として形質に偏りが生じる、というのは進化論レベルの話だ。現代社会で、「生殖したくてもできない集団がいる」という問題は明らかに解決不可能だし、それを「優生思想的だから」といって問題視する理屈もよくわからない。もちろん断種法のように、無能である(とされる)個体の生殖を積極的に禁止したら人権侵害だ。それは優生思想的だからというより、(不当に個人の自由を侵害するという)人権侵害であることが問題だ。
雑な言い方をすれば、はてなユーザを無能コンプレックスから守るための便利ワードとして、「優生思想」が使われている気がしてならない。優生思想の何が問題とされているのか、ちゃんと理解されているんだろうか。
かわいそうな倖田來未。時代が悪かったのかギャルだから舐められやすいのか
今んとこ野田洋次郎が干される気配ないじゃん?藤井聡太くんや芦田愛菜ちゃんの遺伝子は国が管理して配偶者を割り当てて優秀な子供を産ませようとか、倖田來未が言ってたら謹慎じゃすまんでしょ。ギャルは損な役回りだなあ
彼の発言が間違っているのは大前提として、果たして彼を”どの位”叩くのが正しいのだろうね?
あなたが彼を叩く目的は何だろう?考えを改めて貰う為?罰を与える為?ストレス解消?叩く事でその目的は達成された?何%位?
考えを改めて貰う為だとすると、あなたの叩きはその為に必要だっただろうか?
今確認した所、件のツイートは現時点でリプライ1900件、RT1.2万件、その多くが批判的な言及だったと思うけど、2千分の一、一万分の一のあなたの叩きに意味は有ったかな?
罰を与える為だとすると、どの位の罰が適切なんだろう?どこからが「やり過ぎ」なんだろう?
千人から叩かれたらそれ以上叩くのはやり過ぎ?一万人?十万人?それとも、無制限?
確か最近、多くの人に叩かれて自死を選んでしまった人が居たよね、彼女の死が理不尽だったのは、彼女が悪くなかったからだろうか?例えば彼女が優勢思想の持ち主だったら、彼女への叩きは倫理的に問題が無かった事になるのだろうか?
あの件を受けて、私は誰かが叩かれている時、その人がどの位の人から叩かれているかを確認するようにしよう、と思った。それで、叩かれ過ぎていると思ったら自分は叩かない様にしよう、と
同じ様に考えた人はとても少なかったのかもしれない
ストレス解消については、いいよ、人殺しが人殺しの顔をしてるなら、上2つの場合よりはマシでしょ、まぁ、どの面で他人を倫理的に批判してるんだという気はするけど
RADWIMPSとか、君の名はと天気の子の曲くらいしか聞いたこと無くて、野田洋次郎に思い入れも無いしファンでも無いんだけど
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 82 | 23823 | 290.5 | 62 |
01 | 102 | 14069 | 137.9 | 46.5 |
02 | 113 | 11922 | 105.5 | 47 |
03 | 77 | 8982 | 116.6 | 72 |
04 | 90 | 7727 | 85.9 | 56 |
05 | 69 | 6513 | 94.4 | 49 |
06 | 60 | 6896 | 114.9 | 51 |
07 | 76 | 5604 | 73.7 | 41 |
08 | 65 | 8143 | 125.3 | 39 |
09 | 86 | 9001 | 104.7 | 39.5 |
10 | 66 | 7883 | 119.4 | 54 |
11 | 78 | 9878 | 126.6 | 53.5 |
12 | 194 | 17823 | 91.9 | 43 |
13 | 171 | 20175 | 118.0 | 48 |
14 | 134 | 11038 | 82.4 | 55 |
15 | 210 | 19869 | 94.6 | 51 |
16 | 196 | 22034 | 112.4 | 53.5 |
17 | 135 | 23410 | 173.4 | 53 |
18 | 132 | 12611 | 95.5 | 47 |
19 | 164 | 16498 | 100.6 | 47 |
20 | 171 | 17980 | 105.1 | 36 |
21 | 204 | 18000 | 88.2 | 35 |
22 | 171 | 22958 | 134.3 | 54 |
23 | 302 | 36853 | 122.0 | 43 |
1日 | 3148 | 359690 | 114.3 | 47 |
消極的安楽死(5), 野田洋次郎(7), 積極的安楽死(8), 7月25日(3), 基礎控除(5), ギバラ(3), 終末医療(3), 妊娠中絶(6), 死の商人(5), 笹木(3), 習字(12), 羆(3), 安楽死(88), 安楽(32), 婚姻(10), 中絶(10), 社会保障(11), 国立(7), 遺伝子(26), Python(7), 失業(10), 蔓延(20), 無条件(10), 字(29), 陽性(19), 癌(9), 緊急事態宣言(10), 配偶者(10), 嘘つき(8), 汚い(27), 医師(23), 患者(31), 介護(18), 雨(15), 重症(13), 遅れ(15), 苦痛(15), 実行(14)
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https://twitter.com/YojiNoda1/status/1283752963052167169
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/YojiNoda1/status/1283752963052167169
煽ってみたが、自分はミームという考え方や、いろんな柔軟な考え方で野田洋次郎へ反論したい。
優生思想という考え方では論破が結構不自然だと思う節々がある。
口に出していないだけで、遺伝的に優れた人の子供を残したいと考える人は多いのではなかろうか?
まったくもってないと言い切れますか?出生前診断でダウン症の子供が生まれると分かったら、なかなか生む決断を
するのは難しいところはあるのではなかろうか。
ヒットラーがユダヤ人を粛正したという発想は個人的にはヤバイやつが飛びついた安易な発想であるというより、
ともすれば湧き上がってしまうタイプの人間的な発想なんだと思う。歴史的文脈で起こった現象は
それなりに背景を慮って学ばないといけない。そんなに「簡単に割り切れない」問題だというところが議論の出発点だと思う。
イチローとかはさんざんこの手の話題を「本人にも聞こえる範疇」でも言われているだろうし、福島元アナのプレッシャー
ミームとか文化的遺伝子とかは実際あって、最近ピッチャーが150kmをバンバン出すようになったように前例をみて、
フォームを改善し、進化をしていく。これもまた遺伝という考えが持てる。イチローが残したものはすでにいろんな情報とな
って今後の野球界にとどまらないスポーツ界に貢献していくと思う。
人間は物理的に遺伝子でばらまけなくても、実は遺伝的拡散をしていたりする。藤井聡太もAI時代が到来したから
こそ出たモンスターだろう。AIはそれこそ、トランジスタから始まったコンピュータという文化的ミームの道の上にあるものであって、
藤井聡太という遺伝子が50年前に誕生しても現在のようにはなれなかっただろう。
世界で最もファンの多いスポーツであるサッカー界でも身体能力に優れたアフリカの時代が来ると言われてなかなか来ないのは、
これまた歴史や習慣といったものが肉体的な遺伝子よりも必要なものであるということを示していたりする。
そこまで人間は物理的遺伝子に実は支配されていないという考え方を提唱したいのである。そういう考え方を複合的に
しないと、なかなかこの問題には立ち向かえないと思っている
人権無視とか言ったって、本人だって人権なんてことはわかっていて、非常に稀な素質を持つ有益な人間については人権を停止してもいいんじゃないかってところから始まってるんだから、人権の重要性をいくら指摘したところで平行線だろうよ。
「どの業界でも遺伝子がトップを決める」と思っていて、かつ、「国が配偶者を決めることで遺伝子をコントロールできる」と思っていて、かつ、「国にとって有益な天才の配偶者を決める事は許される」の3つがそろって、初めてああいう考え方になる。 最後の、許されるかどうかの倫理的な問題については指摘しやすいからみんな誤ってると指摘してるが、それ前の2点についても誤りだからね。
3つとも誤ってるので、野田洋次郎理論のおかしさに反論するためには、一つ一つ反論していかないと。
業界トップの人間は才能もあるが努力や動機づけが果たす役割も大きいという研究もあるし、国が配偶者を決めたところでうまく次世代にその分野の天才が生まれて来るとは限らない。
前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。お父さんはそう思ってる。
https://twitter.com/YojiNoda1/status/1283752963052167169
…だそうで。この方、もう35歳で慶應SFCに入学できた方なんですよ(卒業はしてないけど)。100歩譲って配偶者選定されたとして、ご本人のご意志は…?本当にその方々を選ぶの…?
皇族ですら、いざ結婚となったら、あんなにもめているのに、実際これをやってもめ事にならないと思っているとしたら、幼稚すぎる…
で、その後、「冗談だ」とツイートしたそうだけど、冗談なら、なんで「天才スポーツ選手」「天才棋士」みたいにぼかして言わなかったの?実在の人名上げておいて「冗談です」で済むと思っているの?それぐらいの想像もできないぐらい、判断力を失っているようにしか思えない…
大体、藤井聡太棋士って何だよ。将棋に少しでもリスペクトがあれば、棋聖か、棋聖になる前の発言でも7段っていうだろ。報道でも、全部そうなっているだろ。藤井聡太棋聖に「棋士」ってつけてる有名人、初めて見た。リスペクトも何もなく、完全にバカにしている…
※ネタバレを含むのでまだ観てない方はご注意ください。
もう多分に語り尽くされていると思いますが、
私は世間的にはもういい歳したおっさんであり、登場人物では須賀さんの方が年齢が近く、
10代の若者のボーイミーツガールを観てはたして楽しめるのだろうかと思っていたが、何のことはない、とても楽しめました。
いい加減、仕事に支障をきたすので、ここでまとめて区切りにします
序盤でまさかの野沢雅子さん演じる占い師が現れ、晴れ女と雨女について語るシーンがあり、
悟空をチョイ役に使うわけがないって事で耳の穴かっぽじってラノベ設定を聞いてましたが、
雨女は龍神系、晴れ女は稲荷系ってことで、順当に行くと陽菜さんは晴れ女=稲荷系なのかと思いきやどうにも特徴に合わない。
というのも拳銃ぶっ放したサイコ野郎の帆高くんに救いの手差し伸べ、二人きりで廃墟に逃げ込むほどの胆力があり、
相手が年上と知りつつ、自分の方が年上だと偽る豪胆な見栄っ張り具合を備えており、
またよく見ると陽菜さんの家には2.5リットル級の麦茶?ピッチャーを始め、背景に無数のティーポットが描かれており、
料理も大雑把に目分量で作っていて特徴的に完全に龍神系なんですよね。
作中では帆高くんがひたすら晴れ女とのたまうので、一見晴れ女に見えるもののこれは意図的なミスリード。
晴れが一時的なのは雨女なので雨雲を操作することはできても消すことはできないんでしょうね。
帆高くんは神津島からキャッチャー・イン・ザ・ライという小道具とセットでフェリーで東京に来るわけですが、
なんで東京に来るのか、途中まではっきりとした理由は明示されません。
しかし物語の後半で分かる事ですが、親父に殴られたのか何なのか、心象風景で彼がここじゃないどこかを求めており、
島で光を見つけ、その光の中に入りたいがため、それを追って東京まで来たと言う理由が明かされます。
この光というのは作中で陽菜さんが導かれた光と同じで、恐らくは龍神の導きによるもの。
つまり彼は龍神に導かれてやって来たわけです。では何のために?
冒頭、フェリーのシーンで彼は降り出した雨に喜び、フェリーの甲板でなぜかはしゃぎまわるわけですが(このあたりの考察は足りてません)、
その時突然の大雨が降り、あやうくフェリーから落ちそうになるわけです。
正確には落ちそうになったところを須賀さんに助けられるわけですが、
実は帆高くんはこの時海に投げ出されて死ぬ運命だったんじゃないでしょうか?
彼が人柱にならないので当然雨は止まず、以後、治安のよくない地域を徘徊させたり、拳銃を持たせたり、
チンピラと格闘させたり、警察と取っ組み合いさせたり、老朽化した階段を踏み抜かせたりしてもまだ死なない。
だから龍神の巫子?である陽菜さんを撒き餌に無理やり彼岸に誘ってみたものの、結局人柱とならなかった・・・
と言う風にとらえられないかって気がするんですがどうですかね?割と良い線いってませんか???
これでなぜ帆高くんが彼岸に行けたのかという理由にはなる気がします。
しかしなぜ彼が人柱に選ばれたのかは天の気まぐれ以外に理由が見つかってません。
野田洋次郎さんが歌うわけです。「諦めた者と賢い者だけが勝者の時代」と。
劇中で須賀さんが言うわけです。「もう大人になれよ」と。
ちょっと話は逸れますが少し前に功利主義というものが取り沙汰されました。
よくあるのがトロッコ問題です。多数を助けるために少数を犠牲にするか否かとか言うやつですね。人それぞれ答えが違うやつです。
狂人が考えたんですよ。しかしその狂人を生んだ世界はさらに狂っている。
狂った中で誰もが生きているから狂ってることに気がつかない。
大小違えど狂人なんですよみんな。狂人達がお前の方が狂ってる、いや狂ってるのはお前の方だって言ってんです。
滑稽ですよね。でもみんな本気なんです。
本当は、本当は誰一人として賢いやつなんていないんですよ。
全員が全員狂ってて誰がどうやって賢さなんてものを測れるんですか?
天気の子の登場人物もはっきり言ってまともな奴は一人もいない。
全員が全員みんなどっか狂ってんです。でもそれが何か。
大人になれって言った須賀さんは帆高に触るなって言ってタックルかますんですよ。最高ですよね。
帆高くんも全部わかってて陽菜さんに晴れ女をやらせ、晴れ女なんかやらせてごめんって言ってんですよ。
陽菜さんも諸々わかった上で晴れ女をやって、人の役に立てて嬉しい、ありがとうって言ってんです。
凪くんも女装して登場して今さら全部お前のせいじゃねえかっていって泣くんですよ。
夏美さんも凪くんの彼女ズも(ところで、花澤綾音...新海監督、本当にありがとうございます...!)
みんな分かった上で狂ってる。だがそれがなんだと言うのか。
「青空よりも俺は陽菜がいい! 天気なんて狂ったままでいいんだ!!」
みんな狂っているのであれば、結局それが普通なんですよ。
もし、帆高くんが島から出なかったら、フェリーの甲板ではしゃがなかったら、
須賀さんにビールを奢らなかったら、ネカフェ難民にならなかったら、拳銃をすぐ警察に届けていたら、
陽菜さんを見て見ぬ振りしていたら、陽菜さんの窮状を知って児童相談所に相談していたら、、、
そうやって賢い選択をしたのであれば狂った世界はまともになったのかもしれません。
「今の子はかわいそう。昔は春も夏も素敵な季節だったのに。」
はたしてそうかな?
その後の坂道のシーンで雲の隙間から差す光に帆高くんは感動していましたよ。
それをかわいそうとは私は思いません。
最近のトレンドというか盛衰をいえばエセファンクとメロコアのリバイバルって感じ?
official髭男dismとかsumika、04 limited sazabysはまあもうちょっといけるかもね。
夜の本気ダンスなんかは微妙な存在になっちゃったな、もうちょっと早くデビューできていればsuchmosじゃなくてこのバンドがきてたかも…
僕はバンプって構造的にフォークソングをアレンジ重ねて昇華していると思っていて、
曲に対するアプローチとか各メンバーのプレイスタイルに際立った個性はないから、ムーブメントめいたものとは無縁のバンドだとみなしていたわ。
バンプは藤原基央の佇まいと詩世界を肉付けするための存在だから基本的にやってることは全然変わってない。それでもRAY以降、転調や同期やドラムの手数なんかが明らかに多くなって比較的ポップスよりになったなぁなんても思うが。
野田洋次郎とか米津玄師は藤原基央と比べられたり同じ系譜として揶揄されることがあるけど、基央と比べたらもっと尖った存在だよね。
米津玄師は、宇多田とか、もっと言えばFrank OceanとかChance the rapperに近いニーズがあんのかな。自分の部屋にこもって延々曲作っててマスメディアと断絶してるみたいなイメージ(あくまでイメージ)で支持されてる感。
そんなカリスマ関係なしにつべでMV公開してBandcampとiTunesとSpotifyで売ればいいわー、レコも打ち込みも自分でやりゃいいじゃんってな具合にどんどんミニマルになっていってる気はする。
日本を代上するロックバンド「RADWIMPS」って知ってますかい。
知らない人は自分がおっさんなのを自覚しといたほうがいいらしいですよ。
Supremeの読み方はわからなくても前前前世はカラオケで歌えるようにしておいたほうがいいらしいですね
「RADWIMPS」がHINOMARUという曲をリリースしてすぐにアクティビストの我らが津田大介さんが
「お国が望む「クールジャパン」ってこういうことなんだろうし、今後もどんどん「国威発揚」の依り代として芸術が利用(寄生)されていくんだろう→ https://buff.ly/2M7NnQN 」
「特定の思想がない旨も、自分の国を好きで何が悪い的な物言いも、既視感ありまくりで、それはツイッターのプロフィールにそういうことを書いている人が多いから。そして残念ながらそれを言う人はたいてい排外主義的な主張とセットになっている。②も④もとても「ベタ」な表現なんだよね。」
と「RADWIMPS」を名指しで批判して野田洋次郎をあろうことかネトウヨと同列に扱うってファンにとっては怒りでご飯8杯は食べれる発言までしてしまったんですがね。
流石の津田大介さん過去の発言をほじくり返されて数日が経過した今現在もツイッターでの批判が秒単位でつぶやかれている状態になっています。
でも待ってください。本当に津田大介さんは「RADWIMPS」を批判したかっただけなんでしょうか。
確かに津田大介さんが法定処置を匂わせたことで、老舗ブログBirth of Bluesが津田大介さん関連エントリーを削除したり
人気歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが
「クリエイティブなものなのに言いがかりつけて表現できなくなって死んでいくことが悲しい。攻めていけない世の中」
といったり。表現業界を巻き込み凄いことになっているんですよ。
ですが津田大介さんは発禁まで要求する人に対してむしろ諌めたりしています
たしかに「右でも左でもないRADはバカ」といったツイートをRTしたり
https://twitter.com/kingcurtis/status/1006402837977300993
RADに対して扇動的な発言をRTしたりはしていますが津田大介さんはこう言いたかったのでは無いでしょうか
「RADWIMPSくらい売れたらポリティカル・コレクトネスを持ってて欲しいそれが文明国家だ」
ここで表題に戻りますが津田大介さんは過去トランプのイラストを書いた外国人イラストレーターに面識があるという設定で「オルタナ右翼」を描いたものだというフェイクニュースを発信して問題になっております。
実際にはその絵師の身内の日本人から指摘を受けツイ消しを行ったのですが津田大介さんはその時も「オルタナ右翼」を批判したかったわけではなく「このくらいの画力があるのであればポリティカル・コレクトネスを持ってて欲しいそれが文明国家だ」と言いたかったのでは無いでしょうか。
とここまで書いてなんとか擁護してみたかったものの流石に無理を感じましたので筆を折るとともにこのエントリーを締めさせていただきますよ。
僕は人間じゃないんです。
本当にごめんなさい。
そっくりにできてるもんで、
よく間違われるのです。
まわりは普通にみんないいひとばかりです。
絵を描くことと工作だけは大好きで、
発明クラブに入りました。
いっぱい賞をとりました。
本当に本当に楽しかったです。
けれどいつもひとりぼっちでした。
中学でも高校でもそんな感じでした。
挨拶、返事、愛想笑い、そんな当たり前のことができませんでした。
うわべだけの付き合いがどうしても無理でした。
おもしろい返しができませんでした。
どうやって自分は生きていけばよいのだろうか。
なんのために生まれてきたのだろうか。
何になるのだろうか。
そんなことを考えながら本を読んでいるうちに、気がつくと高校を卒業していました。
高校を出て予備校に通いました。
いっさい勉強に身が入らず、集中できず、予備校に行かずに本屋に通っていました。
そのうち家に引きこもって勉強するようになりました。
気がつくと二度目の受験がやってきて、全く勉強してない僕はもちろんどこにも受かりませんでした。
そうして、僕はニートになりました。
本当に、本当に、孤独になりました。
求人情報誌を買っては電話をかけ、ことごとく面接で落ちました。
なんとか決まったネットカフェでのアルバイトは1ヶ月半で退職しました。
そうして、またニートになって、いてもたってもいられなくなって家を出ました。
北海道の片田舎から東京に出て、本当に、本当に、本当に孤独になりました。
「ネットカフェ難民なんて甘ったれた奴ら。山谷にいけば仕事も寝床もあるのに。甘えるな。」
甘ったれた僕は家に戻りました。
甘ったれた僕は一回2万円の家庭教師についてもらいました。親の金で。
甘ったれた僕はその家庭教師に2ヶ月でやめてもらいました。金がもったいなくなって。
甘ったれた僕は親にそのことは言わずに参考書を買いあさりました。けど全然勉強してない。
甘ったれた僕はセンター試験で昨年と変わらない点数をとりました。
甘ったれた僕は国立なんか鼻から行く気もないのに国立に向けて数学とか勉強してて私立対策は一切してませんでした。私立目指すのは家の経済事情的にはありえない選択。
甘ったれた僕は親に全ての金を払ってもらい私立を受けまくり早稲田大学に30万円お布施しました。
甘ったれた僕はたまたまなんとなく運が良くて慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に受かりました。お布施はしてないのに。
甘ったれた僕は甘ったれて大学に入りました。すべて親の金で。母がコンビニでパートして働いて稼いでくれた金で。
僕は2年間の孤独を取り戻そうと、必死に必死に友達を作ろうとしました。
でも、僕の顔はやつれていました。
20歳なのに30歳くらいの顔になってました。
ああ、人は人と関わらないと人を遠ざけるような顔になるのです。
友達はできたけど、すぐ離れていきました。
好きな人はできたけど、すごく嫌われました。
バイトははじめても、すぐに辞めることになりました。
自分では普通に挨拶してるつもりなのに、感じ悪いとか無視してるとか言われるようになりました。
そうやって言ってくれる友人も、次第にいなくなりました。
すべてを悪いほう、悪いほうに考えるようになりました。
僕は実家に帰りました。
精神科をぐるぐるぐるぐる回りました。
反響を呼び、年間35位くらいになりました。
ひとは、ひとの不幸が好きです。
自分を切り売りしてやっと私は誰かの価値になりました。
「普通の人」より「変な人」のほうが価値はあると思っていました。
いろんなバイトをやりいろんな研究室に入りいろんなことを学ぼうとしました
けれども全く集中できない、続かない。
あーやっぱり俺はそういう「タイプ」の「人間」なのかな。信じたくないけど、そうなのかな。
そんなことを考えてときどき鬱になりました。
頭の中での口癖でした。
けれども、行動しなきゃ始まらない。
けれども、行動しようと思って1日が過ぎ、1週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎ、4年が過ぎました。
ホリエモンに憧れて
全然起業できませんでした。
金も人も僕には集まりませんでした。
一つのサービスを作る能力を身につける集中力すら、ありませんでした。
芸人養成所に入りました。
バイトも長く続かなくて金のない僕は、
その他もろもろの器用さが一つもありませんでした。
なにもありませんでした。
プログラミングをさもバリバリしていたように(本当はprocessingで講義で出た課題を適当にいじるぐらいしかできません。)
アルバイトをたくさんやったのは人生経験を積むためのように(本当は続かなかったりクビになったり)
芸人養成所では確固たる実績を残して卒業したように(解散した後、年明けから行かなくなりました。)
ESでは適当に嘘を並べました。
大学4年間で頑張ったことなんか何一つないので「考えること」を頑張りました、とか書きました。
コミュ力なんて一切ないのに芸人をやってたとうそぶいてコミュ力アピールをしました。
するとどの企業もいい感じのとこまで行きました。
ゲームなんて一切やらないのに任天堂やスクエニは最終面接まで行きました。
本なんてほとんど読めないのに文芸春秋社や3大出版社も3次面接くらいまでは行きました。
一切興味もないのにドコモも最終面接まで行きました。
でも結局落ちました。
当たり前です。
僕はサラリーマンになりたくなかったし、なれるような人ではなかったし、なるべきじゃなかったから。
ゲームを作りたいんじゃなくて、ゲーム会社の社長になりたかった。
(小学校の卒業文集にそう書いてた。それをESに書いたら任天堂の人が会社員になることは社長になることと真逆だとか言ってって僕は萎えた。)
編集者になりたいんじゃなくて小説家になりたかった。漫画家になりたかった。
そもそも就活なんてするつもりもなかったし、したくなかった。
してはいけないと思っていた。
でも起業も芸人も自分で稼ぐことができず、金もなかった僕はするしかなかった。
だから、適当にした。なめてた。OB訪問もしなかった。そもそも僕は人間じゃないから人間の話を聞いても参考にならないと思っていた。
だから、たくさん落ちた。
そして、いくつか受かった。
誰にも負けないことはなんですか、と聞かれ、
「体力」と「コミュ力」です、と答えた。
やりたいことはなんですかと聞かれて、
「人の心を動かすものをつくりたいです」と言った。
本心だった。
「それはちがう。そもそも根本から間違っている、我々は人の心じゃなくてクライアントの要望を叶えるためにやってるんだ。・・・・」と言われた。
5分くらい説教をされた。
受かった。
そうして内定を抱えて僕は大学生活を終えた。
ちなみに卒業論文は書いていない。
白紙で出した。
中退するつもりで出した。
ただ少し皮肉として「大学は意味がなかった(僕にとって)」と書いた。
なぜか認められた。
認められたくなかったので、大学ともめた。
僕は卒業した。
何も修了していないのに「学士」になった。
当然のごとくトラブった。
全てをぶち壊し、いろんな人を不幸にし、迷惑をかけ、去った。
また僕は引きこもりになった。
そうして僕は、また、また、孤独になった。
研修でまたトラブった。
でも、まあいいや、そう思った。
僕は5年前、死のうと思った。
周りに迷惑をかけ続けるぐらいなら、そうしたほうがいいと思った。
でも、自分は悪くないと思った。
自分の伝え方は誤解をうむ。それは間違いないだろう。
けれど、本当の本当は自分は悪くないと思っている。
だから、僕はこうして今まで生きてる。
ジョブズもホリエモンも一サラリーマンならすごく、迷惑な奴だと思う。
でも、彼らは能力がある。
僕はたぶん、ない。(客観的に見て)
僕は人間だから。(僕は人間じゃないんですということにしている、人間だから。)
明日には、1ヶ月後には、1年後には
すべてが報われるような気がして、生きている。
でも会社辞めたら死んじゃう。どうしよ、詰んだ。藤井4段もびっくりの詰将棋だ。
あった期間が1度もない。
せめていま500万あれば。だれか援助してくれないかな。
ま、たぶんどう頑張ったって変わらない(と言われるだろう。)
だってあなたは人間じゃないんですから。(と思われるだろう。)
人間じゃないことを、アドバンテージに生きるしかないじゃない。
ちなみにやりたいことはたくさんあるし、なりたいものもたくさんある。
俺はもうやりたいことしかやらない。
金があったらね。
金の呪縛に縛られてるだけ。
ただそんだけ。
大学で受けた授業で一番感動したのは、ホリエモンだよ、本当に。
この匿名ダイアリーが反響をよんだら、誰か連絡してくれないかな。
それで何かが変わらないかな。
結局人まかせだな、俺は。
だれかの何かに残れば、それでいいと思う。
そんなことでもいいと思ってしまう。
僕は人間じゃないんです。
本当にごめんなさい。
そっくりにできてるもんで
バッタもんのわりにですが
何度も諦めたつもりでも
人間でありたいのです
追記
はてブって返信できないのね。
これこそdisコミュニケーションな気がするのだが。
ご指摘いろいろあるので誤解ないように書くと、
思考の中心にそれはない。
友人が欲しいとかそういう悩みはプライオリティ的には低い。
そもそもいわゆるマスコミ業界に就職している時点でうわっつらのコミュ力はある。
今悩んでいるのはずばり、金だ。
やりたいことをやらず、いままでと同じような人生を歩むのであれば、
一体何の価値があるのか。
金というのは信用の対価なわけで、
信用は人間に付随する。
人間でない(とされている)僕は、金がない。
姓名判断でも一生金に縁がないとされている。
福沢諭吉の大学出たのにね、まあそのせいで金がないとも言える。
そしてやりたいことについてだけど、
コメントにもあった通り、
「やりたいこと」が本当にやりたいこととは限らない。
実のところやりたいことが絞りきれてない時点で、その通りだと思う。
今まで金を言い訳に、やりたいことをやる前に考え、何もしてこなかった。
実に無駄に過ごした時間だった。
それでいて、やりきっていないと一生やりたいことに対する執着は消えないのだと思う。
だから、僕は全部やるしかないと思った。
金をある程度得たあとにやりたいことは、それこそやりたいことではない。
やりたいことを全部やってみて、違うと言い切れるまでは、この呪縛、堂々巡りから逃れられない。
それを金のせいで諦めるのは、非常に辛い。死んだほうがましだ。
けれど、サラリーマンをしていたところで、手取り17万の現状、
日々金と引き換えに若き人生の時間を消費している。
この悶々とした日々が、あまりにも苦しく、つらい。
ふつうのひとはある程度割り切るのかもしれないが、
それができない僕はやはりふつうではないのかもしれない。
600万の起業資金を彼女の親に出してもらうような麻雀がプロ並みの東大生ではない。
どうすればいいのか、それをこの5年ずっと悩み続けていた。
けれど、答えは出ないまま、卒業した。
だから今僕は刑務所にいるような気分で、これを塀の中から書いている。
今すぐ脱走したい。
脱走する気力がなくなれば、結末はいわずもがな。
僕は人間じゃないんです。これは特別な人間という意味ではない。
だから、諦めて並み以下の生活を送りましょうって言われましても、
僕はそれを望んでいません。
参考URL
http://shiba710.hateblo.jp/entry/2016/09/14/122251
この底の浅いヒョロヒョロな評論考察を読んでイライラしてしまった。ライターが仕事ほしくてケツにローション塗りたくって新海と川村と野田にケツ差し出して媚びてるようなヌルヌル文章だよ。こんなの。
まあネットを巡回して色んな意見をまとめて自分の考えをたとえ薄っぺらい内容でも分かりやすく主張して言っているという部分ではローションライターとしてはいい線いってるんじゃないか。
で、内容は
東浩紀や渡邉大輔とかはリア充性に注目しているけど、そうじゃない、エンタメ技術論なんだと。うん。その方法論の実現のためにRADWIMPSという存在があると。うん。で、そういう組み合わせを仕掛けた川村元気が天才的なんだと。ううん?
ど、どういうことだろう。一体この人は何を言ってるんだろう。
>こういう風にお互いに共通する世界観、作家性を持つクリエイターを結びつけるのが、まさに「プロデューサーの仕事」なんだなと思う。そして、「音楽×映画」という観点で見ると、川村元気という人はいろんな実績がある。
中略
>高木正勝や山口一郎や野田洋次郎や中田ヤスタカのような作家性の強いアーティストに「映画のための音楽」を作らせる手腕。さらに主題歌と劇伴を同じアーティストが手掛けることによって、映画と音楽が密接に関わりあう作品に仕上げる手腕。そのあたりは、『バクマン』や『君の名は。』や『何者』に共通する、川村元気のプロデューサーとしての天才性だと思う。
おうおうおうおう、いぇいいぇいえいぇい。そうね。はいはいはい。
なんか知ってるなあ。こういう物語と音楽のあり方、なんだっけなあ。昔あったな~、同人誌のタイトルで、椎名林檎とかcoccoとかポルノグラフィティとかの曲名を同人誌のタイトルにしたりさあ。自分の好きなカプのテーマ曲を脳内設定したりあったなあ。つか今でも見かけるなあ。
結局川村元気においての映画と音楽なんてのはこういうことを東宝のプロデューサーとしてのスケールでやっているだけで、天才的な手腕でも何でもない。ただの凡庸さゆえにより大きなマーケットに向けての仕事ができるというだけです。村上春樹聞きながらレディオヘッドとか聞いてる学生と似たようなもんなんです。たぶん、人脈つくりや人と仲良くなることが得意なんでしょう。どうでもいいことですが。
本題なんだけど、もうさ、君の名は。の褒め文章、どれもこれも高校生のポエムみたいなのでうんざりする。なにがちょうちょ結びだよ。テーマが結びだ? んな程度のことたいていの物語系のコンテンツで君の名は。以上の水準でやってるよ。挿入歌の歌詞の考察でアニメ映画の評論かいな。さらにそんなスッカスカの考察のアホみたいな文章にブコメで称賛するスーパーアホもわんさか。こういうアホどもをあぶりだしたことが君の名は。の最大の達成かもしれんな。あと褒めるべきは、中高生をひたすら甘やかしてうっとりした気持にさせるためだけに日本のアニメシーンで最高峰の人材が浪費されたのは虚しいこととはいえけっこうな金儲けになったことだけはまあ褒めてもいいだろう。問題はそんな映画についてクソポエムを書いてしまう連中とそれにくっついていくクソオタ。
チャーリーのポエムに続けて40のオッサンが「ここはまさに同意」じゃないんだよ。
君の名は。に前史みたいなものがもしあるとしたら、適当に今考えつくだけでも、書けるだろう。
そして新海誠が作った山崎まさよしのPVになってしまったような秒速5センチメートルが公開されたのは2007年、ハルヒダンスなんかも当時の中高生にとっては重要なのかな。適当に言ってるだけだけど。
つまり、アニメ文化とPV的映像センスの親和性と消費者のリテラシーがこの10年間でとんでもなく浸透し、上昇した。具体的には、自己像を架空の世界、二次元キャラアニメ世界に没入させる技術が今の10代20代はそれ以前の世代と比べて圧倒的に優れているわけ。
そしてさらにカゲロウプロジェクトや告白実行委員会、ボカロ小説といった、若者向け物語文化がさらにそういうPV的な音楽と物語の需要にさらに拍車をかけた。
はっきり言って、やってること同じでしょ? 君の名は。とカゲプロとかずっと前から好きでしたとかって。新宿感はストリート感に対応しているし、青春ドキドキ胸キュンストーリーだし。
震災をダシにしつつ実際は自分の恋愛の成就にしか興味がないウスラバカのための映画で子供の背伸びにもピッタリ。
というのはまあクソオタ向けのまとめであって、なんでこんなとてつもないヒットしたかって、結局のところ新海誠のくどい撮影のキラキラ画面というのは、大衆にとって衝撃的な画面として映ったってことでしょう。しかも、描かれているものはスピリチュアルでスケールが大きい。ただ素朴に、「え~。アニメでこんなにキラキラした画面初めて~。すご~い」ですよ。それを映画館の大画面で見るんだからカルチャーショックでしょう。物語の内容がアホみたいな間の抜けた王子様とお姫様のきっしょいラブストーリーだとしてもね。べつに中高生がうっとりするのにはそれでいいんですよ。(本当はよくない) 問題はそんなのでポエムしちゃう連中。
田中将賀のパンピ向けデザインが安藤雅司ほかのとんでもない水準のリアリズム超作画で青春ドキドキ胸キュンストーリーが、実際の物語としての出来はともかく、予告だけ見てたらとんでもなくヘルシーで健康的な印象でしょ。そういうただひたすらキュンキュンときめきたいっていう大衆の眠っていた願望を呼び覚ますには充分すぎる画面を提示することができたわけ。本当にただそれだけなの。凡庸な物語センスの新海誠と凡庸な音楽の仕掛け人であるところの川村元気のセンスが大衆向けの子供だましクールジャパンアニメの到達点として結実したというのが妥当な見解でしょうよ。
物語コンテンツの需要における文脈や楽しむための作法には積み重なっていく歴史があるんだということさえ理解できないバカが大量宣伝を大衆向けの物語でやったから川村がすごいんだと単細胞な意見でつっかかってるんだね。ガンダムとマクロスをたとえに出して、君の名は。とカゲプロが似てると思うのは老いだぞ、とか。このエントリの文意さえ読み取れてないみたいで、これはバカでも分かるように書かなかったこっちが悪いのかな。それともバカなのが悪いのかな。
君の名は。をバカにされて頭がフットーしてる人、ケチつけられることがつらい人にオススメなのは川村元気は他所の畑で実った果実を自分の畑で植え直して大衆に売ることの天才とでも思っとけば川村でも天才扱いできるからいいんじゃない?
こっちはライターがフェアな関係であるべき対象を天才とか軽々しく言い出したのがイラついただけなんでね。
文脈なんて前提だよって人もいるけど、だったらライターはその文脈を歴史として記述しなきゃ。ポエムなんかよりも。
なぜヒットしたのか? 天才プロデューサーの仕事だからでありますって。ちゃんちゃらおかしいよ。ライターがプロデューサー褒めそやしてバカな素人がそれに乗っかって「これが君の名は。の正しい評論だよなあ」って好きなもの同士の特権意識で頷き合ってる気持ち悪い構図になってるんだがら。
このライターの人も君の名は。をRADWIMPSの音楽で読み解きたいんじゃなくてただ取引先ともっと仲良くなりたいってだけなんじゃないかなあ。業界の仕組みなんて知らないけどさ。