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はてなキーワード: 時代の寵児とは

2018-07-26

anond:20180726204908

連合赤軍

当時(冷戦時)のソ連中国共産党共産主義思想共鳴した運動家の中の過激派やはねっ返りが、日本共産主義革命を起こそうとして、色々なテロを起こして最終的にはあさま山荘事件を起こした。

連合赤軍思想共感を持っていたのは団塊の世代

当時の日本はまだ社会全体が貧しかったので、ソ連共産主義のやり方で豊かな社会を目指そうとした。

オウム真理教

1970~80年代オカルトブームに乗って、テレビ雑誌メディア経由で時代の寵児のような存在となった麻原彰晃を中心とした教団の暴走。1999年7月のノストラダムスの大予言に基づいて、東京アルマゲドン最終戦争)を起こすという思想の下にサリン事件を起こした。

オウム真理教思想オカルトブーム共感を持っていたのは氷河期世代

豊かな日本に育った氷河期世代若者たちが、物質的な豊かさより精神的な豊かさとは何かの答えを提示していたオウム共感していた。

連合赤軍にしてもオウム真理教にしても、共産主義思想や終末思想が先鋭化すると、組織の内外に対して攻撃的になる性質を持っているのではないか

2018-04-23

anond:20180423013923

きもいか?保守的やなぁ

世の中を支配する価値観なんてどんどん変わっていくもんだろ

そういう脊髄反射的な短文レスポンスをする人間が増えているのもある意味時代最先端だよね。

その点ではきもレス君も誇っていい。時代の寵児だ。

深く洞察してから筆を走らすなんてもう古いんだというミームを背負ってる。

2017-03-06

[]イットガール

メディアから高い注目を集めている、愛らしさとセクシーさを兼ね備えた新進の女優モデル。「イットガール」の呼び名は、1927年映画IT」(「それ」の意)によって一躍時代の寵児となった女優クララ・ボウ(Clara Bow)が「It Girl」と呼ばれたことに因む。

via イットガールとは - 新語時事用語辞典 Weblio辞書

2017-02-28

今は昔、エロゲ伝奇ジャンル流行りけり

伝奇』とは「普通には起きようもない話」が辞書的な定義みたい。

ただ、コレだと異様に範囲が広くなってしまう。


エロゲでいうとこのちょいファンタジー要素のある鍵作品伝奇に入るか? の回答は厳密にはYesなんだろうけど

世の人が伝奇と聞いて期待するタイプの話じゃないと思う。

奇の部分をメインに語ってる訳じゃないし。

要は「それまでの日常に、非現実的な非日常が持ち込まれる話」みたいな定義なのかもしれない。

たぶん夢枕貘とかの「伝奇バイオレンス小説」が流行ったあたりからイメージが変わってきたんだろうけど、「竹取物語」とか「日本霊異記」とか、そういうのが本来伝奇ですな。

ホラー的なものもあるけど、もっと広い意味での「空想物語」っつうか。

全然違うとか言い切られると、ちょっと悲しい感じ。

ついでに英語でいうとromanceなんだけど、こっちはこっちでまた意味が変っちゃってる。

【1】伝説伝承神話など)あるいは、伝説上の存在魑魅魍魎の類、鬼とか)をストーリーに絡める

【2】非日常日常への侵蝕

というのがおおざっぱな伝奇物の定義かなあ?

2.が分かりづらいかもしれないけど。なんていうか、気がついたら異世界に 片足突っ込んでいたという感覚自分が正しいと信じていたものが実はそうではないかもしれないという感じを登場人物が抱くといったら少しはわかりやすいかな。

伝奇エロゲーには人ならざる者が出てくるゲーム結構あるけど、 周りの人間があっさりとそれを受け入れていて、2.の感じが出てないのは伝奇とは違うかもしれない


■『伝奇

gooネット辞書あたりで引くと「怪奇幻想的な物語」とかナメた反応が出る。

これを言葉通り捉えてしまっては頭に述べたように本当に何でもアリになってしまうので少し、伝奇モノの歴史

語っちゃおう。


そも、伝奇というジャンル開祖としてよく挙げられるのは半村良です。

70年代のことですね。

無論、国枝史郎等の先達があってはじめて彼が浮かび上がるわけですが、

それまで単に荒唐無稽物語として埋もれていた伝奇というジャンル復興し、

現在地位にまで導いたのは間違いなく彼でしょう。

HMにおけるブラックサバスみたいな存在なのです。(ちょっと違うか)

半村の作品神話伝説伝承等をベースにして、

そこに科学的な(というよりSF的な)メスを入れることをその切り口としています

石の血脈」等の作品が持つ一連の流れ、

現代に起こる怪事件を、神話伝説にその因を求め、解決していく」というものが、

現代伝奇作品ベーシックスタイルであるといえるでしょう。

YU-NOなんかにも通じるスタイルです。

もっともあれはワイドスクリーンバロック的な造りをしているので、伝奇の枠に入るとは思っていませんが)

その、半村の引いたレールの上に乗ってきた後続者たちが荒巻義雄、志望田景樹、谷恒生といった人々です。

彼らはそれまで活躍していたそれぞれのジャンル

推理小説であったり、冒険小説であったりする色を添えて、独自作品作りました

伝奇が半村一人のものではなく、一つのジャンルとして成長を遂げた瞬間です。

80年代に入って、伝奇は大きな変革の時を迎えます

二人の偉大な作家が流れを大河に変えてしまったのです。

それこそが、夢枕獏菊地秀行です。

前者が格闘技の要素を、後者がスプラッタホラーの要素をぶちこむことで生まれ

伝奇バイオレンス」というジャンルは凄まじいまでの人気を誇りました。

おどろおどろしくも官能的な美女の絵で彩られたノベルズの表紙に、まだ小学生だった私は、

バンパイアハンターDの人の本だけどエッチな表紙すぎて買えないよぅ」とか思ったものでした。

数多くのフォロワーを生み、まさしく時代の寵児となった伝奇バイオレンスですが、

蜜月は駆け足で過ぎてゆくこととなります

80年代後半の黄金期を最後に、ノベルス界王者椅子ミステリ仮想戦記ものに譲ったばかりでなく、

小説ジャンルとしても大きく衰退していきます

幾つか理由はありますが、一つには伝奇バイオレンスだった筈の作風

バイオレンスの側に大きく傾倒してしまったことが言えるでしょう。

殊にセックス描写等に関しては、ポルノ同然の有様であったといえます

伝奇的な設定の妙にしたところでオカルティックな、とってつけたような設定をもってこなされ、

粗製乱造がなされていったのです。

まあジャンル全体の質が低下してしまったことで、ブーム終焉が訪れるのはやむをえなかったのでしょう。

さて、こうして伝奇モノは数ある中の一ジャンルに帰ってゆくのですが、

多くの人々にその遺伝子を残すことには成功しました。

エロゲーライターにおいてもそれは同様で、「痕」の高橋龍也なんかの(エロゲーにおける)先達は、

間違いなく彼らの血を引いていると言えるのではないでしょうか。

その後については別に私が筆を費やす必要はないでしょう。

これを読んでくれている皆さんの方が詳しいだろうと思います

ここまで言って結局私が何を言いたいのかというと、一つには伝奇歴史を紐解いて分かるように、

このジャンルはあらゆる別ジャンルのもの化学変化を簡単に起こすということです。

名称統一されていなかったの自体その顕著な例でしょう。

伝奇バイオレンス」「伝奇ホラー」、「伝奇推理」などなど。

エロゲーにおいてもやはりそうで、因をクトゥルフ等に求めるものは「伝奇ホラー」、

さっきから板違いっちゃ板違いで扱いにくい痕なんかは「伝奇SF」に本来ならカテゴライズされるものでしょう。

まり定義づけを行うのが本当に難しい。

そういう意味では寧ろ物語構造の方にその特色が強いジャンルだとも言えます

ま、個人としては「伝奇バイオレンス」だとか「伝奇SF」だとかいった「伝奇○○」と続くかどうかで

ある程度は判別可能かもなぁと思ったりもします。

竹取物語」とか「日本霊異記」のような太古の伝奇現代伝奇とは別物として考えた方がいいのかもしれないと思いつつおわり。

2016-11-28

この前に姪っ子が録画したミュージックステーションをぼーっと見ていたのだが

オリコンベースにしたランキングのコーナーが短縮されていたことが気になった

そのコーナーではシングルランキングしか紹介しないし

6位以下はテロップ表示だけで

TOP5だけを映像ナレーション込みで紹介していた

しかランキングコーナーが短縮された代わりなのか

トピックスコーナーでその週のビルボードチャートが紹介されていた

いよいよCD売上だけではヒットソングが測れないことが世間に浸透し

オリコン権威失墜が表面化してきたのだなと時代の流れを感じた

月並みだが、ディーンフジオカがユーリ!!!onICEのOP担当したというVTR

何気なく流されていたのも軽く衝撃的だった

時代の寵児とも言える人気俳優

特に意味もなく深夜アニメタイアップソングを歌うことも昔はあり得なかったが

Mステがこれにフォーカスを当てインタビューまで行ったなんて

僕がティーンエイジャーの頃はアニメ存在のもの無視されて然るものだったのに

2016-05-16

松本人志から学ぶ、"笑い"とはなにか。

 お笑い芸人・・・それはストレスの中で生きる人々に笑いを提供し、心に潤いを与える誇り高き仕事だ。

 もちろん、すべての人がお笑い芸人の力を借りなければ笑えないわけではない。日常のふとした瞬間にも笑いは訪れる。にもかかわらず、観客は彼らを求め、そして笑えなければ、まるで無視される。彼らは常に自問自答する。「果たして俺のやってることの何が必要とされているのか?」「自分のやっていることは社会に役に立つのか?」「俺は面白いのか?」と。

 そうした葛藤の中で、彼らは自らに技術必要とされていくことに気づくことになる。"お笑い"の消費速度は、あまりにも速い。世の人々が、それを「面白い」と認識し、溢れてしまえばそれはたちまちありふれた光景の中の一部となり、"日常"という「つまらない」ものの一部となってしまう。今「笑える」ものが、半年後に笑えるとは限らない。たとえ一時的に「面白い」とされても、そこに胡坐をかいていると、たちまち「つまらない」ものになってしまうのだ。彼らはそこから蹴落とされないために修練し、叱咤激励しあい切磋琢磨し、自らの"お笑い"に対する感覚を磨く。

 その中で導き出された笑いの極意――それは、アンデルセンが描いた童話『裸の王様』にならい「王様は裸だ」と言うこと。つまり権力権威であったり、それが自然もの、認めざるを得ないものといった同調的な圧力に臆せず、その姿を暴き立てること。それこそ、"日常"という誰をも取り巻く状況に対して風穴を開けるに対して必要とされる、根本的な姿勢なのだ。だから彼らは現状に満足しない。生き残る為にも、社会の中で生きる人々のためにも、自らの芸に毎日少しでも磨きをかけ続ける。それこそが、お笑い芸人に託された宿命なのだ

 そのお笑い芸人と呼ばれる人々の中でも、天才と呼ばれた人がいた――松本人志である

 彼がお笑いコンビダウンタウンとして世に出てきた時、それを先輩芸人として見ていた島田紳助は、それまでの笑いの概念を覆されたという。彼の笑いのセンスはひときわ独創的だとたちまち評判を呼び、全国放映されるテレビ番組でいくつもレギュラーを抱え、時代代表するお笑い界のカリスマとしての地位にまで上り詰めた。

 時は経ち、依然として彼の姿をテレビで見ない日の方が少ないほど、確固たる地位にまで上り詰めた。彼はお笑い芸人として評価される側に留まらず、M-1グランプリ審査を務めたり、すべらない話で新旧問わない芸人のトーク力をフックアップするなど、今や時代の寵児には留まらない、お笑い界にその名を刻む人物となった。

 そんな独創的なお笑いセンスカリスマ性がある彼がレギュラー出演する番組の一つ、「ワイドナショー」で発言したのが以下の言葉だ。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/14/masuzoe-matsumoto_n_9976334.html

2015-09-02

佐野の嫁

いま、どんな気持ちかなーって思う。

日本代表するデザイナーとして時代の寵児になってすぐに、

パクリデザイナーへ落ちるところまで落ちて行く。

なんでこの人と結婚したのだろか。

これからどんな生活になるのだろうか。

夫は大学教授職もやめるべきだろうか。

いや、何も悪いことしていないんだからやめる必要はないっ。

やめるのはお前たちだ。

うわああああああああああああああああああああああああああ。


おおおおおおおおおおおおおおーーーん。

おおおーーーん。

気持ちを察して朝から気分が悪くなってきた。

甘酒のおさんぽようじょ盗作だった件と、エンブレム盗作だった件は、よく似ている

「基本動作ができない若き時代の寵児。驚くべきネット民捜査能力あぶり出される業界構造稚拙ガバナンス。残される焼け野原と善良なプロへの迷惑。高まりすぎる管理コストと萎縮。そして何より消費するだけのメディア世論自戒を込めて。」

というツイートを見た。

「驚くべきネット民捜査能力」という点で、よく似ている。

2015-09-01

件のデザイナーさんと妻、今何してんだろうねえ

まぁ、自業自得的な側面も無きにしも非ずだけど、

今何してるんだろうねえ。

STAP細胞の人もそうだけど、時代の寵児ともてはやされた後の、非国民・人でなし扱い。

やらかした人の気持ちを考えるといたたまれない。

世間からこんなに叩かれたら、俺なら廃人だな。

残りの人生生きていける分の資産は貯めてあるんだろうかね

2015-01-24

再帰ビジネスとでも呼ぶべきもの

マルチ商法カルト宗教兄弟みたいなもんだと思う。

秒速で1億円稼ぐYさんとか、ノマドワーカーのAさんとか。

どこが「再帰的」かというと、

「〜〜で稼いでる」ということを材料に、〜〜で稼いでいるところ。

Y氏であれば、「秒速で1億円稼いでる」という宣伝文句情報商材を売ったりメルマガを配信したりすることによって、秒速で1億円稼いでいる(ことになっている)。

A氏であれば、「ノマドワーカーとして稼いでいる」という宣伝文句で本を売ったり講演したりすることによって、ノマドワーカーとして稼いでいる。

再帰ビジネス実態

両氏およびその他の再帰ビジネス事業内容はほぼ同じで、

1. 情報商材の販売、メルマガ配信、ハウツー・啓発系書籍出版

2. Webサイト制作コンサルティングイベントプロデュースなどの、誰でもできるけどクリエイティブに見える事業

実際は2はカモフラージュで、1が稼ぎどころ。

ン十万の情報商材とか、本とかを、現実直視できずに夢を見たい信者たちがちゃんと買ってくれるので、儲かる。

肝心のノウハウの中身は、「『こんな羨ましい生き方をしています!』と宣伝しまくり、次に『そのノウハウを教えます!』と言って稼ぐ」というだけ。

Aさんなどが「SNSを駆使」などと得意気に言っているのは、実態のないセルフブランディングのためのステマしまくること。

夢見る信者たちは、忠実にこんな動画こんな動画制作・公開し、一銭も儲かることなく散ってゆく。

何が問題か?

再帰ビジネス自体は、人を騙しているわけでも、誰かを傷つけているわけでもなく、別に良い。本気にするほうが悪い、というタイプのもの

Y氏やA氏のような再帰ビジネス成功する人たちがいて良い。

嫌いだけど。

問題なのは社会が彼らを時代の寵児のごとく持て囃していること。

Aさんを講師にした大学があったりすること。

マルチカルト兄弟を持て囃していて大丈夫ですか?

2014-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20140825192542

大衆がわけのわからない人間をとっかえひっかえ時代の寵児にしたてあげて、インテリゲンチャがそれについて批判してもだれも聞く耳をもたないというのが実態だろう。

2013-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20131108224208

ゲーム一口に言っても、アクション有り、格闘有り、シューティング有り、RPG有り。時代によって、流行したジャンルは異なる。それが、今の流行ソーシャルだったというだけで、その流行が終わっただけ。しかし、グリーソーシャルしか作れず、アクションRPGも作れないから、沈没した。

ソーシャルという流行にうまく乗っかれたから、時代の寵児になれたわけだが、そんな一発屋企業なんてプレステ時代から存在するし、さして珍しくはない。

2012-09-17

スタートアップ業界はバブってる。狂ってる。ラリってる。

Pitapat(旧Facematch)がサービス終了。

メディアが煽る。「起業しろ! 起業するんだ! 起業だ!」

起業家は言う。「すげぇアイデアがあるから起業する」

僕は尋ねる。「面白いが儲からない」

投資家が喚く。「ビジネスモデルよりサービスイケてるかどうかだ」

虚構。

起業家は言う。「世界を変えたい。利益二の次だ」

メディアが煽る。「ハイみんな注目! この子ら次のザッカーバーグ!」

僕は尋ねる。「運転資金はどうする」

投資家が喚く。「俺が出す! 志ある若者は夢を追いかけるべきだ」

虚構。

僕は尋ねる。「どうやって儲ける」

起業家は言う。「ユーザー集めが先だ」

投資家は喚く。「ユーザーが多ければ高値で売却できる。広告収入も!」

メディアが煽る。「彼らは天才だ。時代の寵児だ!」

虚構。

宝くじでも買うように起業する若人。

ゼロ金利政策でジャブジャブ溢れた金を乱射する投資家

偽のスターを乱造し、アクセス数を稼ぐメディア

虚構。

メディアが喚く。「失敗は成功のもと。これを糧に起業しろ!」

スタートアップ業界はバブってる。狂ってる。ラリってる。


起業家への手紙

起業家のみなさん、『ユーザー』が見えていますか?

アーリーアダプターけがユーザーではありませんよ?

クラウド……FF?』という人がマスですよ?

エジソンマルクスニーム・カロリ・ババを合わせたよりも、世の中に貢献したんじゃないか

Steve Jobs

ゴムのような地味でも広く使われるモノをつくりましょう。

2012-05-20

アイドル業界の功罪について】現実逃避を、今、始めよう

僕はアイドルを通じて、美少女出会うことができる。

それは、画面の中だけでなく、リアルにおいてもだ。公演、ライブはもちろん、握手会など近い距離でも、僕らは彼女らを感じられる。

日常をただ、平々凡々と暮らしていたのでは出会うことさえ、許されなかった弩級美少女に。



僕は、彼女に憧憬を好意を覚える。彼女らは資本主義世界プロダクトされた理想美少女で、彼女らはマスプロダクトされた彼女らについてのプロダクトを以て、僕に彼女らを伝えてくれる。




好きだ、大好きだ。愛してる。

僕は彼女らに恋してしまうだろう。

まるで、この世の理、万有引力に導かれるかのように。不思議な話だ。

現実世界では、近づくことさえ、許されなかった彼女らに、恋することが許される。

彼女らがアイドルになってくれたおかげで。彼女らは僕らの想いを拒絶しない。



しかし、彼女らのファンは残酷真実に気づくだろう。画面の中で、ステージで、輝く彼女らを見て。

机を挟んで、自分握手してくれる彼女らを見て。

いや、むしろ、無数にいる彼女らのファンや握手会自分の後ろに立つ係員を見て気づくかもしれない。

ああ、彼女アイドルだ。僕とは違う。と。



こんなことなら、彼女らとこうして出会いたくはなかった。

もっと自然に、もっと普通に。例えば、クラスメイトのように、近くで出会えればよかったのに。

でも、僕は気づく。もともと、彼女らは特別で、本当は、出会えなかった。

平凡な日常彼女らは現れなかった。



から僕は、彼女らがアイドルでいてくれたことに感謝しなくてはならないのかもしれない。





秋元康の罪】

今や、過熱したアイドル業界を牽引するAKB48を始めとする48グループ



古くはおニャン子クラブ時代からアイドル業界を手のうちに収める彼には、その業界を発展させたという功績がある。

そして、罪もある。



AKB48の最新曲『真夏のsounds good!』でその罪について検証しよう。

真夏のホットチューン。

この夏を代表するであろうこの曲のPVは彼が指揮したらしく個性的な設定が付与されている。

その最高指揮を執るのが、彼、秋元康だ。



軽快な曲、爽快な歌詞とは裏腹にPV物語性にはダークなものが感じられるだろう。

AKB48卒業することが予定されている前田敦子を助けようとする渡辺麻友

「もういいよ行って。行きなってば先に。私たちは私達が変わるためにここに来た」

そんな前田セリフとともにPVは始まる。



次々に倒れていくメンバー

そんなダークな情景を見せたあとに、PV青空の下で彼女らが踊るものになる。

真っ白な水着。真っ青な海と空。清々しいほどに爽やかで、それが先ほどの情景と対比される。

これほどまでに綺麗な未来が、つまり新生AKB48が生まれ得るのだと期待させる。



けれども、ここで一つの穿った見方ができる。

それはPVの終盤、渡辺前田を連れていくシーンだ。行く先は、先程、白い水着を着て、砂浜で踊っていたメンバーの下。

彼女らは白いドレスを着て待っている。

生まれ変わるなら、彼女らは前田を迎えるべきではないし、前田はそこを目指すべきではない。



渡辺もそれを助けるべきではないし、助けているということは、前田が抜けた後の新生AKB48の可能性を否定しているとも言える。

前田AKB48を抜けた後の自分の可能性を否定しているのかもしれない。



まり秋元氏は彼女らに新生AKB48の可能性を彷彿とさせるPVを提示しながら、その可能性をPVの中で否定しているのだ。

アイドルグループ予定調和でなく、突き進んだ結果であるべき、ジャンケン大会のようにガチであるべきだという秋元氏の思想とは反するようにも思える。



しかし、よく考えて欲しい。

秋元氏が栄枯盛衰などという言葉を本気で信じているだろうか。

私にはそうは思えない。

彼は、凋落したことのない、紛うことなき、この時代の寵児であり続けたし、今ではその世界の重鎮だ。

彼に単なる根性論など通用しない。



努力だけではだめだと、成功するには運も必要だと、グーグルプラスで語った彼には美辞麗句に賭された、文字通り飾り物の世界ではなく、本当の世界が見えている。

から、単純にがんばれば、努力すれば認められるというメッセージを発さないのだろう。

それは、彼の信念に反するから



そう、彼の思想はこの世界精緻に写しだしたものであるように思えるし、それに僕は同意する。

だが、この思想が彼の罪を生んだ。

まり、それは、その一種リアリティ溢れる思想、イデオロギー性を伴った作品を彼女ら、世界で認められうる美少女らに歌わせ、演じさせてしまったというところ。



僕らは、アイドルに夢を見ている。

可愛くて、優しくて。理想の異性像。文字通り偶像

そんな偶像に、僕は理想から離れて欲しいとは思わない。

小難しいことを、批判めいたことを歌ってほしくはない。



社会批判。その歌詞、そのメッセージ性は痛いほどに、僕の胸に届く。

しかしそれを彼女らに歌わせることで、彼女らは政争の具のような体裁を見せてしまう。

なんの色付けもされていない、ピュア=純真な女の子を僕は見たいのにも関わらず。



別の例では、秋元氏は純真な、つまり彼女らが思っていることを彼女らが歌っているという構図の作品を生み出すことに成功している。

それが、SKE48(KⅡ)の『お待たせsetlist』だ。



選抜総選挙高柳明音は、秋元氏にこう叫んだ。「私達に公演をやらせてください」と。

彼女らは、それまでリバイバル公演(他のチームの公演楽曲で公演する)ばかりを行い、自分たちのオリジナル公演が行えなかった。



から彼女SKE48(KⅡ)とファンの思いを高柳秋元に代弁した。総選挙の会場で熱を込めて語った。

秋元氏はそれに呼応するように公演楽曲を書き、オリジナル公演を与えた。



『お待たせsetlist』には、SKE48(KⅡ)の思い、そして、ファンの思いが込められている。その歌詞秋元氏が書いたものだが、聞く者にとっては、彼女らの気持ちそのものが歌われているように感じられる。

僕は、彼女ら=色付けされていないプレーンな彼女らを望んでいるのではないか



彼女らの想いを彼女らの声で聞きたいのではないか

そこには、如何に崇高な思想やイデオロギーであっても介在するべきではないのではないか

からこそ、僕らは秋元氏が秋元氏の思想、イデオロギー彼女らに歌わせ、演じさせることに強烈な違和感を覚えるのである



さて、散々彼の罪を述べてきたが、彼の功績は大きい。夏に控える前田敦子卒業に関して、彼はこのように述べている。



「相変わらず表現は下手だが、その分、ストレートに伝わってくる。時々見せるはにかんだ表情は、あの頃の“あっちゃん”のままだ」と。

彼女につまり、この世界美少女と認められたアイドルバイアスをかけることなく、アイドルというひとつステージ卒業させる。

そのことには頭が下がる思いだ。



さて、そのようなイデオロギー性の濃いアイドルの対極にハロープロジェクト系列アイドルモーニング娘。スマイレージといったアイドル勢がいる。

一時程の勢いはないが、それでも業界内で存在感を放っている。そんな彼女らはイデオロギーから解放されたアイドルといえる。



彼女らの歌う曲の歌詞や、日常を何の疑問も持たずに歌いこなすものであり、楽曲からさえ強い思想は感じられない。『プリーズミニスカ ポストウーマン』(スマイレージ)『ピョコピョコウルトラ(モーニング娘。)といった曲名からは、いわゆるおバカ空気さえ感じられる。



純粋な気持ちを歌っているかどうかで言えば、アイドルを眺める視点では、こちらの方が、彼女らの気持ちが歌われていると想像できる。

まさか、つんくがうぶな乙女の気持ちを持って生活しているとは思うまい





つんくの罪】

そんなつんくにも罪はある。



それは、作品そのものではなく、それらを歌いこなす際の彼女らについてである。疑問に思ったことはないだろうか。

ハロプロ女の子の歌い方は「くせ」が強いなあと。



彼女らの楽曲は、つんくが曲詩ともに担当する。48グループ秋元氏が詩のみの担当であることとの差がここに出ているのかもしれない。

よくよくハロプロメンバーの歌い方のくせを聞いていると、そのくせが似たものであることに気づくはずだ。

そう、つんくの歌い方のくせに似ている。と。



つんく自体、アーティスト時代の歌い方のくせは強いものだった。

それ自体はなんら問題がないのだが、その歌い方のくせを彼女らに楽曲提供することで一種押し付けているのではないか

ピュア彼女らの、女の子らしい歌い方を黙殺してしまっているのではないか。そう感じられて仕方ないのだ。



ここでも、僕らは嘆くことになる。彼女らの気持ちを彼女らの歌いたいように歌っているものが欲しいのに。本当の彼女らが欲しいのに。



秋元先生つんく先生!ねえ、僕らの美少女を返してよ!

資本主義に浸け置きにして、彼女らの骨を抜くのはもうやめてよ!そんな不自然美少女見たくないよ!



そんな思いにかられて、すべてに思想やくせのないアイドルを探す。いることはいるのだ。



例えば、SUPERGiRLS 

例えば、YGA 



天下のavex、そして吉本興業プロデュース。資金力も申し分ない。ルックスも申し分ない。でも、なかなか売れないのだ。



吉本興業に至っては、NMB48という48グループの力を借りて、アイドル事業に参画する始末。



ああ、やっぱり、「くせ」のない偶像には面白みが、深みが足りないのかなあ。なんて思う次第。

2009-06-06

働いても無駄なんじゃね,と思うんだけど.

なんとなくこれを見て思った

http://anond.hatelabo.jp/20090606012613

日本大学院が糞なわけではない,どこにいようが待ち受けている未来が糞なのだ。

学歴や職歴が重要だった,いまもそうかもしれない.

だが生活を考えた場合それは今後も最重要たりえるのか?

現在35歳までの出生率は0.8となり人口は今後急激な減少を迎える

人口は微減かもしれないが労働人口は壮絶な減少となる

日本経済成長も下降期を迎える

かろうじて1%台だった成長率は金融危機の3ヶ月分だけで5年分を吹き飛ばした.

現在想定されているだけで過去10年分の成長が吹き飛ぶことだろう.

失われた10年とこれから失う10年.

経済人口も伸びていて、働いていれば給料が2倍になったら団塊世代とはあきらかに環境が異なるのだ。

いい教育をうけていい企業就職すればいい生活約束されていた.

これはすでに過去の成功モデルだ.

雇用契約条件がわかるかもしれない

リストラされて仕事を失うかもしれない

雇用先が無くなっているかもしれない

今後10年、毎年5%のベースアップを約束できる企業がどこにあるだろう?

なのに人々は5%の住宅ローンを借りることをいまだ厭わない.

学歴会社に守られていると思っているし望んでいる.

もしかしたら国がなんとかしてくれると考えているのかもしれない.

最高学府での経験不況や混乱という洪水に飲まれるまでの猶予をほんの少し与えてくれるかもしれない.

だがそれは僅かな間にすぎない.

これから学歴研究職に身を置こうとする人はよほど慎重にならねばならない.

ひとりの人間が専門とできるものなど生涯に1つや2つだ。

専門が無価値なものになっている可能性を考え、食う心配をせねばならない。

最高峰で専門に特化していればいるほどそのリスクは増える.

地面がゆるくなった場所に立派な家を建てるべきではない.

給料新卒の時がピークだったなどという話しが冗談でなくなる日もくるやもしれない.

企業の大きさや立派な学歴は攻めるときの武器にはなる.

だが生活を守るための盾としてはくその役にも立たない.

火事場で抱えるものが多すぎると焼け死ぬぞ.

命あればこそ,生活あればこその財産だ.

酷いマイナス成長をした場合何もしなかったNEETこそが時代の寵児となりうる.

さすがにそこまでは無いと思うけど、やればやるほどマイナスになっていくという環境下で生き残る術は必要だろう.

2007-12-08

mixiがうらやましいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

時代の寵児wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

2007-09-20

ロンゲデブの功罪

昔、ゲーム業界でロンゲデブ時代の寵児(というより時期の寵児だな)として持て囃された頃は

あのロンゲデブ中二病満載の自伝を読んで「俺もロンゲデブになれる」と勘違いして

ゲーム屋になろうとする子が多かったような気がする。

アポナシで会社にやってきて「企画として雇ってもらえるまで帰りません」と言って放置したら3時間で帰る子とか、

面接時に「小学校いじめられたので行っていません、企画希望です」という最終学歴「幼卒」の子とか、

更に営業部長企画部長と対立していたせいで「企画部の中に営業派を作る」という意図バンバン入れた試用バイトの中に

どうみても頭のおかしいキチガイがいて15分に一回、奇声を上げて最後は会社の前の道で飛びはねてたり、

絵が無茶苦茶上手いので採用して起用したら全然下手なので問い詰めたら前でバイトしていた会社メイングラフィッカーの

スケッチブックを盗んでそれを提出してた事が判って警察沙汰になったり、「まだ高校生ですがサクラ大戦キャラは自分です」と

タダの嘘つきだったり、スト2流行ると「ボクの情熱を見てください」とコピー用紙に殴り書きでスト2の画面を書いてくる子がいたり

「ボクの情熱を見てください」とダンボール1箱分の企画書を着払いで送りつけたりとか

…ごめん、ここまで書いててなんか全然ロンゲデブ関係ない気がしてきた。

でも、ウチの会社に来た際に休憩で居なかった会議室勝手に入ってホワイトボードに「ロンゲデブ参上!!」と書いた事は

今でも夢に出るくらい忘れられない。

ロンゲデブがクソみたいな落書きを書くために消したのはさっきまで大詰めに入ったゲームシステム草案だったからだ。

リカバリーはまあ、それから3時間くらいで何とかなったんだけど2,3要素重い出せなくて今でもそのゲームを見るたび

「ロンゲデブがいなけりゃ更に良くなったんじゃないかな」と今でも思う。

2007-03-18

堀江被告 巨額賠償命令で破産宣告か

スポニチANNEX

時代の寵児(ちょうじ)」と呼ばれたライブドア社長堀江貴文被告(34)に実刑判決が下った。ライブドア(LD)粉飾決算事件で証券取引法違反罪に問われた堀江被告に対し、東京地裁は16日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。弁護側は直ちに控訴堀江被告東京地検に拘置されたが、保釈保証金5億円で再保釈された。有罪判決が出たことで、LD事件をめぐる株主らの民事訴訟で、堀江被告ら旧経営陣に巨額の損害賠償命令が出される可能性が出てきた。

 「堀江被告はまだ金を隠しているはずだ」。LD事件による株価下落で損害を受けたとする株主らの怒りは収まらない。

 昨年1月の事件発覚後、LDと堀江被告ら旧経営陣に対する損害賠償請求訴訟が続発。「LD株主被害弁護団」は昨年12月に第4次提訴。原告は24法人と3000人を超える個人で、請求総額は約187億円にも上る。LDとニッポン放送株の激しい争奪戦を展開したフジテレビは3月23日の法人としてのLDへの判決を待って提訴。こちらは“被害額”を345億円としており、LD事件をめぐる損害賠償請求の総額は600億円を超えることになりそうだ。05年12月時点でのLD株主は約22万人。有罪判決を受け新たな訴訟が起こることも予想される。

 NPO(民間非営利団体)法人「株主オンブズマン」で数々の株主訴訟を支援してきた弁護士の阪口徳雄氏(64)は堀江被告粉飾決算の中心的な役割を担ったとする東京地裁の判断について、「LD株主の損失は堀江被告のせいだと“お墨付き”を与えたようなもの」と評価。「確定でないとはいえ、有罪判決が民事の賠償請求訴訟の行方に与える影響は大きい」と指摘した。

 損害賠償の請求先は現段階では大部分がLDだが、それらが堀江被告ら旧経営陣に向かう可能性が高くなった。一方、LDは昨年7月に「外部調査委員会」を設置、旧経営陣の経営責任を調査してきた。平松庚三社長(61)は昨年12月の定時株主総会で「旧経営陣の責任が認められれば、法的に問う必要があると考えている」と話しており、損害賠償請求を行う方向。こちらの訴訟堀江被告らにとっては不利な展開となりそうだ。

 阪口弁護士は請求が認められた場合の堀江被告の負担額について「百数十億といわれる資産でも払い切れない額になる」と予想。支払い能力を超えた場合には、LDが破産を申し立て、管財人が隠し資産があるかを探すことになるという。

 退職金で購入したLD株で約500万円を損した千葉県市川市清水一郎さん(63)は「保身を最優先させ、自分は悪くないという態度は許せない」と怒り心頭。兵庫県三田市森本和男さん(79)は「(堀江被告が)もうけた分をはき出してほしい」。株主たちの“追及”の手がゆるむことはなさそうだ。

[ 2007年03月17日付 紙面記事 ]

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