はてなキーワード: 就職氷河期とは
情報を後出しして悪いけど、俺って酷い運動オンチで取り柄がそれしか無いから勉強ばかりしてた典型的なガリ勉なのよね。
体力の無さや手先の不器用さも致命的だけど、それ以上に現場の人間関係に放り込まれると絶対にイジメられると学生時代のバイトで身に沁みてるから。
俺が「大卒ホワイトカラー」にこだわるのは、そういうデスクワークしかできないから。
東京にいる限り、これは自慢だけど、メールや専門分野の資料作成程度なら英語対応もできる俺は現職と同等以上の転職先も見つけられる(と信じている)けど、
田舎に戻ったら、学生時代になんとか続けられた携帯ショップのバイト店員がせいぜい(介護職は20代にしてギックリ腰やったから続けられそうにない)。
せめてうちの地元にもう少し子供の数がいて塾講師って逃げ道がまだ残っていたら良かったのにとは思う。
大学出て都会でデスクワークやっている人間は必ずしも田舎のライン工の上位互換ではないので、気が向けばいつでも田舎に帰って現場仕事に適応して楽しく暮らせるわけではないのだ。
女性なら高卒で一般職入社からの結婚で退職してからの専業主婦。
進学する気さえあれば、貸与型奨学金やら、公務員になれば返済免除やらたくさんあり、情報強者は就職する友人たち大半と袂を分かち進学した。
この時代の高卒は、子供(現在30代〜40代)もやっぱり高卒。
就職氷河期を迎え、フリーターからの派遣からの契約社員で二代揃って負け組。
当時は公務員の給与が低かったので、バブル期に就職した彼等が公務員など選ぶはずもなく、ほとんどは中小企業に。
失われた10年が20年、30年と長引くにつれ、差は縮小、逆転。
民間には買収、合併、倒産の嵐が吹き、ワープロ、そしてパソコンに順化できない人もまたオフィスを去った。
フリーターという言葉も定着してきたし、海外留学もだいぶ一般化したしで、負け組は就職出来ない現実から目を背けてフリーターやら留学やら。
そうこうしてるうち一般職派遣が解禁で、3年で派遣から直接雇用ルールや5年で契約社員から正社員ルールのおかげで、派遣切りも契約社員切りも全て経験。
歳だけ食って、親世代からはいい歳して就職しないで遊んでるかと思われただただ悲惨。
ベンチャー、起業もブームになり冒険者が増えたが、出る杭は打たれ、ベンチャーには一罰百戒、大企業なら恩赦、報われない。
長引く不況、サブプライム等々、今の30代が世に出た頃は、若者は株や投信なんか誰も手を出さなかった。
カモられただけですね。
そこまでカモられた人は多くないにしても、妙な自己啓発ブームに踊って英語とか資格とかとった人が多い印象。
今じゃ英語が得意くらいじゃ見向きもされず、専門スキルも20代に追いつくのがやっと。
専門性を高めるのもしんどく、管理職になろうとしても上には分厚い蓋。
大卒だからといって優遇もされず、進学に使ったコストをペイしようと婚期を遅らせて結局損するという、進むも地獄、戻るも地獄。
正社員から正社員への転職はあるのに、非正規から正社員への道はすごく遠く、歩く歩道を逆走するような困難さがあった。
というか今もある。
わからん。
周りに流されるな。
自分の道を貫け
人の行く裏に道あり花の山
ロスジェネには「無敵の人」が大量にいる⁉︎ 日本にテロリスト集団が生まれる可能性におびえる……
https://togetter.com/li/1242283
私はロスジェネより5歳くらい上の世代で、バブル直後くらいに就職したので、難しいことは何もなかった。
普通に大企業に入れた(まあ、そもそも大企業が合わなかったので、すぐ辞めたけど)。
これだけ騒がれるというのは大変だったんだろうな、とは思う。
ただ違和感を覚えるのは、どうしてみんな就職したかったのか・・・ということ。
これが他の国なら、「就職できないなら、親戚からカネを借りて起業するか」みたいな話になったりする。
日本はずっと企業が社会のセイフティネットの一翼を担ってきていて、それがこの就職氷河期に突然、その責任を放棄したから、それを当然のことと思いあてにしていた人たちが路頭に迷ったいうことなんだろうなあ。
よく「100社受けたけど全部落ちた」とかいう人がいるけど、純粋にすごいなーと思うよ。
私なら100社どころか、5社くらい落ちた時点でもう諦めちゃうけどね。それで別の道を探す。
ただ、悪く言ってしまうと、通る可能性が低いのに100社受けるというのは効率悪いし、将来設計に関する発想が固定されていて、あまり想像力のない人たちなのかな…とも思ってしまう。
ロスジェネは、確かにマクロ的に言えば困っている人たちが多いのは確かだろうけど、ミクロ的には普通に就職できた人たちも大勢いるし、就職できなくてもそれなりに幸せに生きている人たちもたくさんいるとは思うけどね。そうなれなかった人たちとの差がどこにあったのかはよくわからないけど。
就職氷河期世代なんだけど、ゆとり世代以下の子たちが風邪を引きやすいことに驚く
季節の変わり目やちょっと暑い寒いぐらいですぐ風邪引いて休むけどなんなの?
男性客相手のソープランド、売春、性風俗、パパ活があるように、女性客相手の性風俗で、女に好色な目で見られて、異性の性欲を満たされるために、売春して小銭を稼ぎたい人生だった。
・就職サイト、転職サイトで、何回も面接して、好きでもない企業に就職して、好きでもない仕事で、少ない賃金を稼ぎたくない。ブラック企業や、低賃金の仕事、体を酷使する営業職で、人生を終えたくない。
・就職氷河期世代だって、仕事に恵まれてなくて、仕事にやる気を感じない同世代だって、簡単に金を稼げるなら、やりたいだろ
・タレント、グラビアアイドル、女子アナ、女優が、常にエロ目線で見られて、性欲を満たす「仕事」をして、気軽に性を消費されてるのに、女性は、性欲を満たす消費対象がどこにもないよな
10年ちかく前、私が学生だったころ、アルバイト先には必ず30代前半のロスジェネ世代がいた。
バイト先で仲良くなったAさんもそのうちの一人で、女性だったが国立大出身で、良い就職先が見つからずにフルタイムでアルバイトの身分だった。おとなしい人だったが身ぎれいで親切で博識で仕事もできた。そこの大卒数年目のイキり社員の男がめちゃくちゃ無能で意地悪だったのもあって、私はAさんのことをすごく尊敬していた。Aさんは新入りの私がミスをしても、頭ごなしに叱りつけることもなく、黙々とフォローをしてくれた。フォローしたあと、次からはこうするといいよ、とちゃんと指導もしてくれた。その経験は、私が就職して後輩を持つようになってからもすごく役になっている。
Aさんは「私は就職氷河期世代だから」と、口癖のように言っていた。
新卒入社で社員になれなかったこと、まだ結婚相手がいないこと、親元で暮らしていること。そういう話題が出ると、決まってそれを口にしていたと思う。でも、それ以外の時はわりと淡々としていて、ごくごく普通の暮らしを送っているようだった。
そんなAさんに、ある日、紹介したいものがあるので何かのサロン的なところへ行こうと誘われた。当時は時々バイト上がりに一緒にお茶するくらいの仲になっていたので、私は二つ返事でAさんについて行った。
到着した先は、(詳細は完全に伏せるが)いわゆるマルチ商法のアジトのようなところで、商品のショールームのような場所だった。自分たちを含めて、何組も来客があった。
Aさんはバイト先では見せたことのないような生き生きとした明るい表情で、フルタイムのアルバイト2~3月分のお値段の商品を色々と紹介し、実演してくれたりもした。私はずっと「えっすごいですね」みたいなことを言っていたと思う。
一通りの商品紹介が終わった後、Aさんは握りこぶしをふたつ、自分の胸の前で控えめにグッ!としながら力強くそう言ったのを覚えている。私の方はといえば、なんというかものすごく色々な気持ちが胸の中で沸き起こっていた。
どうして今まで気づかなかったのだろう。Aさんは自分の人生を変えたかったのだ。バイト先で愛想良く笑って仕事をこなしていたけれど、そんなの全然満足していなかった。Aさんが今の人生をどんなふうに変えたいと思っていたのかはわからないけれど、そうだよね。ずっと親元からバイト先に通うわけには行かないもんね…。
Aさんはいい人だったので、しつこい勧誘もなかったし、押し売りもなかった。ちょっと欲しいかもと思ってしまうくらい説明はうまかったけど。「学生さんだし、お金ないもんね。無理にローンもおすすめできないし、社会人になってからでも考えてみて」そう言ってその日はちょっとしたパンフレットだけくれて、帰らせてくれた。
その後はAさんとバイト後に一緒に遊びに行くことはなんとなくなくなり、さらに数年たって私は就職のため地元を離れることになった。4月を2週間ほど過ぎたころ、母から「Aさんからハガキが来てるよ」と連絡があった。「就職先でも頑張ってね!応援してるよ」とだけ書いてあった。
私はAさんに返事を書かなかった。
https://mainichi.jp/articles/20161106/k00/00m/040/144000c
現在では、「1990年代初頭にバブルが崩壊したら、即座に『失われた10年(20年)』が始まった」というイメージがあるようだが、これは実感に大きく反する
「失われた10年(20年)」「就職氷河期」というフレーズは、いずれも小泉改革後の2005~10年代ごろ、改めて1990年代を振り返って出てきた定義のように感じる
1970年代生まれの当事者として、1990年代の印象はこんな感じだった
・1991年:バブル崩壊の年といわれるが、ジュリアナには踊る若者が多数集い、悲惨な印象はなかった
・1993~94年:ようやく「女子大生の就職難」が盛んに報道される。男子学生も就職難だが女子の方がもっとひどかったから
・1995~96年:阪神大震災、地下鉄サリン事件、Windows95発売、小室ファミリー絶頂期、エヴァンゲリオンのブームなどで、就職難や不況の報道は影に隠れてた
・1997~99年:ITバブル起業ブームが派手に喧伝され、上記グラフでは就職率が最悪期のはずなのに負け組はほとんど報道されなかった
・2000年以降:マクドナルドで半額セールの常態化、牛丼チェーンの値下げ合戦などで、ようやくデフレスパイラルが本気で実感として広まる
・2001~2005年:小泉改革で世の中良くなると一方的に喧伝される。結果はご存じの通り
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今では誰も信じてくれないだろうが、1990年代当時、高学歴の経済評論家も含めて、多くの人間は「数年待てばバブルが帰ってくる」と思っていた――というか、そう信じたがっていた
これは無理もない話である
未来というのはまったくの未知だが、過去は既に体験したことである。人間は物を考える手材料として、近過去の印象に強い経験に頼りがちだ。さらに、未来予想には希望的観測というバイアスがかかりがちである
当時は、まだ未知の不況・デフレより、既体験のバブルの方がずっと印象が強かったのだ
石油ショックの起きた1970年代なんざ「狂乱物価」などと言われ、皆インフレにこりごりした記憶が強く残っている
(村上龍の『'69』によれば、石油ショック前の1969年には、150円でラーメンを食べて牛乳を飲んで、カレーパンとメロンパンとジャムパンが買えた)
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自分の記憶に頼る限り、1990年代後半当時の20代の若者にすさまじい悲惨感があったかというと、あんまりそんな印象はない
俺個人のことを言えば、97年に1度失業したが、翌年にはNECの下請け企業に派遣社員として入り、時給は1700円(残業・夜勤は増額)出ていたので、最盛期は月収が36万5000円あった。当時、同年代の正社員でも手取りでは10万円台は多数だった。
短期的な視野で言えば、20代で「正社員より稼げてる非正規雇用」はいくらでもあったのだ。
無論、短期ですぐ職場を離れることになるが、同世代の正社員との差はまだ決定的ではなかった
「なんで氷河期世代は20代当時に声を上げなかったんだ?」と言われそうだが、当時はそこまで悲惨と思ってなかったし、自分が負け組だと認めるのを躊躇する意識もあったのだ
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氷河期世代が本気で自分らが悲惨だと認識せざるを得なくなったのは、ようやく小泉改革が終わって、赤木智弘が出てきた2007年ごろだと思う。1972~75年生まれなら35~32歳、このぐらいになると、逃げも隠れもできようなく、同世代の正社員との差が明確になる
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分かる。それに九州大なんて出てるんだから、いくら就職氷河期でもラーメン屋でアルバイトなんかする必要は無かったはずで、労働とかそういうことに向いてなかったが親や世間的な事情で渋々という感じだったんじゃないかと思う。勝手に。
正社員になって3年前まで働いていたのも、3年前までで完全に人間としてバーンアウトして何かが彼の中で「終わって」しまったということなのかもしれない。
年齢的に、大学に戻れる年齢も越えてしまったと悟ったとかもありそうだし。
流石に低能先生程のニュースにはならないだろうけど、こういう事件はこれからも増えると思う。ああ、そういやこの前逮捕された奴の愛読書はハイデガーとドストエフスキーだったな。
新幹線にはねられたのは52歳の介護師だとニュースで言っていた。
52歳ということは、就職活動時が1988年前後だから、ちょうどバブル世代ということになる。
はてな界隈では就職氷河期世代のサイレントテロがよく話題になるけど、バブル世代もそれなりに苦しいのかな。
時系列的には、バブル世代が就職した後にバブルが崩壊して、日本経済は緊縮していくことになる。
社内にバブル世代の人数は多くても、バブル崩壊の余波で、会社や組織は事業を拡大できない。
当然社内の競争は激しくなるだろうし、係長や課長のポストを得るだけでも熾烈な世界なのだろう(それらのポストは基本的に増えない)。
競争についていけない人も多いだろうし、2018年現在の時点で55歳前後の彼らの中で組織に生き残っているのは多くないのではないか。
バブル世代が退職しても、氷河期世代を採用していなかったせいで、日本の会社にはこれからの管理職や指導者となる人材がいない。
私は2013年に、就職氷河期で何十社も落ちながらなんとか今の会社に入社した。
同僚との間では「給料安いし転職しようぜ」っていう話で盛り上がっている。
1年目の年収は350万円、2年目・3年目は380万円、4年目は420万円、5年目は480万円…って感じだった。
これで家賃が安い家に住んで、車も持たず、高いものも買わず…それでなんとか400万円ほど貯金できたんだが、
日本の年収の中央値付近の人たちはどうやって生活しているんだ?
ちゃんとしたマンションに住んだり、車を買ったり、高い服を買ったり、家庭を持ったり…そのお金はどうやって捻出しているのか
不思議でならない。
それ以前の好景気自体が偶然と暴走の産物であって、それは必ずしもこの国の実力というわけではなかった。
その陰で誰も真剣に考えてこなかった戦後教育や変わらない戦後体質の悪影響は、この国の人間達に服従することだけを教育し、主体的な変革の意思を奪い、未だに日本的大企業の失策や日大のアレをはじめとして、日常生活のさまざまな場面で散発的に大きな問題を起こしている。
これまで誰も指摘する人がいなかったし、先人の手前できなかったと思うけど、ハッキリ言って、この国は戦後70年舵取りを誤り続けたんだよ。
単発で就職氷河期やら失われた20年やらがあったわけではない。
1発当たって消えるベンチャーやお笑い芸人よろしく、実力を過大評価して直視せず、決して本当の意味で良くなることをしなかったんだよ。70年ずうっと。
そんな体たらくの国で若者が自動車買わないだのゴルフしないだの子供産まないだの、バカ言ってんじゃないよ。
衰退するべくして、滅ぶべくして今まさに滅んでいるんだよこの国は。