はてなキーワード: ドライバーとは
基本的にクルマ社会とそれ以外はかなり価値観に差があると思う。俺は東京で暮らしていたときはクルマなんて持てなかったし免許も20代後半でようやく取った程度。マニュアル車を乗り回す先輩を不思議ちゃん的に見ていた。
いまはちょっとした郊外住まいなのでクルマが必須。だから年寄りでもクルマに乗ってるのは自然だからあまり気にはしないけど、高齢ドライバーの事故が尋常じゃないって事を聞くとやはり田舎の意識が低いのではって思うようになった。いや田舎都会関係なく高齢ドライバーはいるし危険だけどね。
クルマを持ってない、免許もないような人が都会では普通にいるとおもう。そういう人達からは高齢ドライバーの事故とかはどう感じるんだろう。
女子フリーターアルバイトさんとのシフト。出勤した途端に電話が鳴り、帰ろうとしていたDさんが電話を取った。かけて来たのは宅急便のドライバーさんで、用件は、当店から集荷したはずの荷物が二個足りないので、店内に置き忘れられていないか確認してくれないか? との事だった。
それで、Dさんが宅急便置き場周辺をチョロッと探して「無いからいいや。」と言って帰ってしまった。
……という事があったのだが、Dさんは仲良しの女子フリーターアルバイトさんとしか情報共有をしなかった。私には遠目に見て何かあったらしいということしか解らなかったので、女子フリーターアルバイトさんに「なんかあったの?」って聞いたら、女子フリーターアルバイトさんは、
「Dさんが大丈夫って言ったから大丈夫だと思います。どうでもいいことだから大丈夫ですw」
と言う。いやいやいや、あんたDさんのことをやたら信用しているけど、あの人変なところで物凄くいい加減で、普通そこ雑に済ますか? ってところで適当ぶっこいてトラブルを起こす人だぞ! 放置したらやべぇ匂いがぷんぷんにするので、「さっき宅急便の置き場を二人で見てたけど、宅急便関係か?」と聞いてやっと、
「ここで回収した荷物が二個足りないってドライバーさんから言われましたー」
と、事のあらましを明らかにした、女子フリーターアルバイトさんだった。で、
「どうせ宅急便を受けたのはDさんとシフトリーダーだし、あの二人は完璧だから間違うはずないです。宅急便屋のミスだと思います」
とも言う。いや、何の根拠もなく相手のせいにしちゃダメでしょ。宅急便の荷物が無くなるって相当ヤバいやつだよ! 店内よく探さなきゃ! と、私がせかせかと探し始めてやっと、適当に済ませてはダメな問題だと、女子フリーターアルバイトさんにはご理解頂けた模様。
もしも荷物が見つからず、トラックや配送センターでも見つからなかったとしたら、オーナーに監視カメラのデータを見てもらって、集荷の時のやり取りの記録からどっちのミスなのかハッキリさせなきゃいけない。
こういう場合、宅急便屋のミスではなく店側のミスで荷物が紛失することも大いにあり得る。こんなの当たり前のことだが、女子フリーターアルバイトさんは「Dさんがあり得ないと言ったからあり得ないです!」の一点張りで、荷物を探す気がない。
他人の言うことを鵜呑みにする人を説得するには結局、こっちの言うことを鵜呑みにして貰うしかないのか……、幸か不幸か、私が以前勤めていた他店では、実際店の従業員の不手際により荷物がなくなってしまい、オーナーが関係各所に謝罪をしてまわり、勿論賠償金も払った、という事件があったので、その話を女子フリーターアルバイトさんに話したら、
「お店のせいで荷物が無くなることもあるんだ!」
と、ご理解いただけた。まあ、そんなトラブルを起こしても、頭下げなきゃならないのはオーナーだけなので、「うちらバイトには関係ないですよね」って笑ってスルーされるんじゃないかなと思ったら、女子フリーターアルバイトさんは、
と、そこでは何故かさっきまで行方知れずだった「当事者意識」が発揮されたのだった。
一時間くらい経って、荷物行方不明の件で電話してきたドライバーさん本人が来店。自ら集荷場所を探し、女子フリーターアルバイトさんに聞き取りをして、やっぱりここで失くしたのでは無さそうだと結論し、他を探してみると言って帰っていった。
更に30分後、荷物が無事見つかったと連絡があった。荷物の一つは他店の駐車場で発見され、もう一つは誰かが拾って最寄りの配送センターに届けてくれたらしい。おそらく、他店で集荷作業中に、トラックの荷台から当該の荷物が落ちてしまったのだろう。
状況からいって、無くなったのはメルカリ便だろうなと思う。メルカリ便ではしばしば、こんなん普通郵便で送れやって言いたくなるほどにごく薄い荷物がある。包材が定形郵便の封筒なので、何が入ってるのかは知らないが、サイズは84円で送れる普通郵便そのものだ。
そんな小さい荷物も、宅急便屋さんは集荷を素手で行うので、大きい箱の荷物の上にそういう小さい荷物を乗せて手で運ぶなどしていれば、何かの拍子に落としてしまい気付かないということもあるだろう。
今回は荷物が無事見つかったし、原因も宅急便屋さんの方のミスだったから良かったけど、繰り返すが、こちらのミスで荷物が無くなることはあるし、ベテランのパートさんだってたまには凡ミスをする事はあるのだから、最初から「どうせうちらのミスじゃない」と決めつけないで、まずは探そう。と、女子フリーターアルバイトさんには話した。
はぁ。それだけの事なのに、すごく疲れたなぁ。以前、女子フリーターアルバイトさんが、
「うち、お母さんとお姉ちゃんから馬鹿だって言われてるんですー」
と言っていたんだけど、最近彼女のお母さんとお姉さんが「馬鹿」の一言で表現したものが何であるのか解ってきたというか、「馬鹿」の解像度が上がったというか……。要は、女子フリーターアルバイトさんは思い込みが激しくしかも頑固で、こうと信じてしまうと人の言うことを中々聞き入れることができず、そのせいでよく失敗をする、ということなんだろうなと思う。
片側2車線で(C)撮影車は右車線、前方車間距離あけて(T)トラック
左車線に(A)普通乗用車と煽り運転で車間距離を詰めている(B)車
A |
B | T
. |
. | C
全車(おそらく制限通りの)巡航速度。
オチは結局赤信号までBがくっつき続け、車列が信号に引っ掛かったところで広めの歩道に乗り上げて車列を追い越していった(赤信号無視も含まれてるっぽい)。
まあ無論Bの煽り行為に擁護の余地はないのですが、映像を観てて思ったのは「いやカメラ車がついてって撮影してないで後ろ下がればトラックも下がって追い越しで受け流せるだろ」というあたり
トラックがそこまで気付けるかは微妙ですが、少なくとも撮影したドライバーがあんまり頭回らずに映像投稿のことしか考えてなさそうと思ってしまう
1年ほど前、平日の夜9時ごろにタクシーを利用した。去年の今頃、妹の家庭内暴力が問題になってとうとう警察沙汰になったので大学受験を控えていた私は勉強場所を求めて母の実家に避難することになった。
母の実家の最寄駅の前には一貫教育を謳った学校が鎮座しており、またその周辺にはゆったりとした住宅街が広がっている。母も生まれてから結婚するまでその土地にずっと住み続けて、駅前の学校に幼稚園から大学生の間までずっと通い続けていた。
さて、夜9時ごろに私は予備校から母実家の最寄り駅に到着した。祖母から「タクシーに乗って帰ってきてね」と連絡が着ていたこともあって、そのまま駅前のタクシー乗り場からタクシーに乗った。
母の実家は駅から大体徒歩で10分程で着く場所にあり、駅までの道のほとんどが真っ直ぐなので案内がとても楽なのだが、その日はそうもいかなかった。というのも駅から最短距離で家にたどり着くには最後にそこそこ大きな階段を登らなければならず、その階段が危ないからと門の前の車道まで車を回らせて帰って来なさいとお達しが届いていたのだ。
車中ではそんな祖母からの心配のメッセージが届いていたこともあり、慣れない道を私なりに一生懸命案内していた。
「あ、あの〜。階段の上にある家の前まで行きたいのでその先の道をぐるっと回って頂きたいのですが……」
「そうです!この先の住宅街の道に入ってもらって…」
そんな私の拙い案内でもドライバーさんは一生懸命に理解しようと努めて下さった。
しかし、住宅街の道に入った瞬間、ドライバーさんの方から私に話しかけてきたのである。
『なんだ〜。この道行くなら「〇〇先生の家を曲がって〜」って言えばよかったのに』
〇〇先生とは上に書いた母の通っていた学校の創立者の先生の名前だ。
『〇〇先生って知ってる』
『あそこ〇〇先生のお家だから。今度からそういえば分かりやすいと思うよ』
『まあ△△学園通ってないと分からないよね』
そんなことを言われながら料金を支払い家の門を開いた。
私の案内で理解できたならわざわざ訂正するようなこと言わなくて良くない??ていうか人ん家勝手に目標にするなよ〜〜「あの赤い屋根の家を…」とかなら分かるけど、何の変哲もないただの民家を目印にするの良くないでしょ〜〜。。。。
今は亡き△△大学で働いてた祖父の顔が目に浮かぶ。祖父や母がどれだけその学校や街で生活を営んでいたとしても、私はタクシーのドライバーさんに嫌味言われちゃうくらいこの町のこと何にも知らないんだな。。
門から玄関までの道をとぼとぼと歩く。当時受験生だった私にとってエスカレーター式に受験を終わらせ、なおかつ自動的にそこそこな学歴を手に入れた母は羨望の対象だったので、「△△学園とは縁がない」と断言されてしまったのも切なかった。その時の気持ちも相まってこの出来事をよく覚えている。
高校生の時はよくタクシーを利用していたのですが、今回書いたようなドライバーさんにはほとんど当たったことが無かったので尚更よく覚えていました。舐められたのかどうかは正直分かりませんが余計な一言ではあったのではないでしょうか。ていうかナビ入れてくれ!!〇〇先生の家知ってるなら案内させないでくれ!笑 短距離でなおかつ(説明が)複雑な道を走ってくれたドライバーさんには感謝してもしきれません。が、ちょっと気になっちゃいましたね。眞子さんがタクシーで移動しているという報道を見て、なんか話しかけられたりしてるのかな…と考えたことから思い出しました。
ある時一斉にドライバーの職が消滅するんじゃなくて、徐々に需要が減っていって人員整理がされていくんだぞ。仮に完全自動化が50年後だったとしても、それまでの間ドライバー需要は右肩下がりに減っていく。その中で生き残るのは特殊なスキル(もちろんドライビングスキルに限った話ではない)のあるドライバーだけだろう。
二つの道路に挟まれた建物で、玄関の反対側に位置する部屋からGPSの位置情報で車を呼んだ場合、自動運転の車が使うマップにその建物の玄関の位置までマッピングされていないばあい、車は建物の裏の道に到着する。当然客は玄関の前に来ることを期待するので、到着通知が来て外に出ても車が来ていない、ということになる。
人が運転するウーバーの場合なら、ドライバーに電話して誘導できるが、それでも、週末のパブなどで客が酔っ払っている場合、もめることが多かった。
客は車が来てないからとキャンセルし、ほかのタクシーを使って帰る>ドライバーはGPSで呼ばれたところまで実際に行ったので課金する>客は使ってもない料金を課金されたので苦情>ウーバー返金>ドライバーは何も悪いことしてないのに評価を下げられる。
ユーザー側のアプリに「車はこの位置に到着していますのでここまで来てください」と通知を出すだけで終わりでしょ。一定時間以内にユーザーが来なかったらキャンセル扱いでよい。自動運転ならドライバーはいないので収益性は単純にエラーレートから統計的に判断すればいいだけとなる。客側にペナルティを課すかどうかは設計上の塩梅。
そもそも自動運転の車が、客のもとに正確にたどり着けない状況が現実には多数ある。
例を挙げると:
二つの道路に挟まれた建物で、玄関の反対側に位置する部屋からGPSの位置情報で車を呼んだ場合、自動運転の車が使うマップにその建物の玄関の位置までマッピングされていないばあい、車は建物の裏の道に到着する。当然客は玄関の前に来ることを期待するので、到着通知が来て外に出ても車が来ていない、ということになる。
人が運転するウーバーの場合なら、ドライバーに電話して誘導できるが、それでも、週末のパブなどで客が酔っ払っている場合、もめることが多かった。
客は車が来てないからとキャンセルし、ほかのタクシーを使って帰る>ドライバーはGPSで呼ばれたところまで実際に行ったので課金する>客は使ってもない料金を課金されたので苦情>ウーバー返金>ドライバーは何も悪いことしてないのに評価を下げられる。
全ての建物と玄関をマッピングされた地図を使って、なおかつ客がピンポイントで車が止まる位置を正確に入力しないと機能しない。高齢者に限らずITに慣れていない人は、GPSを使っているのだから必ず自分の目の前に来てくれると信じて疑わない。たまに、ピンポイントで間違えた場所に呼ぶ人もいた。一度、実際にその国の国王が住んでいるお城の中に呼ばれて、そこに通じるお城の裏口玄関の呼び鈴を押すべきか、本気で悩んだことがあるw
あとは、自分の玄関の前の道がバス停などで駐停車禁止の場合も面倒くさい。自動運転車のマップには駐停車禁止期間のマッピングも必要。誰かが踏切の真ん中に呼んだら、自動運転車はそこに泊まって待ち続けるのか?
地図に載っていない私道の先にある家もトラブルの元。慣れている人なら、自動運転車が来れるところまで出てきて待ってくれているが、客が知らない場合、特に車いすのおばあちゃんとか、荷物が沢山ある場合とか、たいてい苦情となる。
現状、一番現実的な自動運転車公共交通は、バスくらいでは?全国のバス停をマッピングしてその間の好きなところに行けるくらいならできるかも。
日本ならまあ、静岡と名古屋で1回ずつ充電して大阪に行く感じか?
それでもヤダなあ。
中国の高速道路で電気自動車が「エラい目」に ユーザー急増で「充電の渋滞」が発生
2021年10月14日 16:00 発信地:中国 [ 中国・台湾 ]
中国の高速道路で電気自動車が「エラい目」に ユーザー急増で「充電の渋滞」が発生
江蘇省海安市にある充電ステーション(2021年5月21日撮影、資料写真)。(c)CNS/翟慧勇
【10月14日 東方新報】中国は10月1日の国慶節(建国記念日)から7日まで秋の大型連休を迎えたが、今年は「電気自動車で高速道路を走ったら、エラい目に遭った」という複数の体験談が話題となった。
「8時間のドライブのはずが16時間。渋滞したのは、高速道路でなく充電ステーションだった」。1日に中国南部の深セン市(Shenzhen)から湖南省(Hunan)に電気自動車で帰省したユーザーがSNSにショートビデオを投稿し、ネット上でトレンド入りした。道路状況はスムーズだったが、充電ステーションの行列で4時間、さらに充電で1時間を要した。待機中はトイレにも行けないので、水を飲むのも控えたという。
別のドライバーも「運転中に電池が切れそうになったため、車内温度が一時は40度近くになったがエアコンをつけるのを我慢した」という過酷な体験を披露。別のユーザーは「ガソリン車の友人とドライブしたが、目的地に着いた時間は大幅に違った。私の電気自動車は途中で2回充電し、1回の充電時間は30分以上。友人は給油が1回だけで時間も数分で済んだ」と報告した。
国営電力配送会社の国家電網によると、今月1日の高速道路での充電設備の充電量は、通常の4倍にあたる142万9200キロワット時となり、過去最高を記録した。電気自動車がそれだけ殺到したため、各地で「充電渋滞」が発生した。
中国では9月末時点で、電気自動車などの新エネルギー車は678万台に達している。今年に入ってからの新規登録台数は187万台と急激な勢いで増えている。国慶節で初めて長距離ドライブをするユーザーも多かったようだ。メーカーが「1回の充電で走行距離300キロ」とうたう電気自動車が実際には200キロほどで充電が必要になることも多く、ドライバーたちが困惑する大きな要因となった。
電気自動車メーカーの上海蔚来汽車(NIO)は「当面は良い方法がなく、充電ステーションを今後増やしていく」、小鵬汽車(XPeng)も「携帯型充電器を使ってゆっくり走行してほしい」と呼びかけている。現時点では「どうしようもない」ということだ。
電気自動車は日常生活の「普段使い」では大きな力を発揮する。あるユーザーは「燃費は10キロにつき1元(約17円)程度。街中を走るだけなら1か月100元(約1740円)ぐらいで済む。ガソリン車だったら数百元から1000元(約1万740円)かかる」とメリットを説明する。
8月時点で全国の充電ステーションにある充電パイルは約210万台あり、車両との比率はおおむね3:1となっている。計算上はニーズを満たす数だが、充電に長時間かかるため土日にステーションを訪れるユーザーが多く、やはり「充電渋滞」が起きやすい。また、政府の補助金目当てで業者がへんぴな場所にステーションを建設し実際は利用されていない所もあれば、逆に都心の過当競争で業者が廃業し、「ゾンビ化」しているステーションもある。
中国政府は電気自動車を経済成長の柱の一つとしており、二酸化炭素(CO2)排出削減の切り札にも位置付けているが、電気自動車をサポートする環境整備も急務となっている。(c)東方新報/AFPBB News
本の置き場所は変わり、机の上にはしまっておいたはずの空き箱があり、ちょうどよく乱れていた居心地の良い布団は、無機質なほど冷たく、丁寧に敷き直されていた。机のそばの床に丁寧に積み重ねられていた古紙は私の宝物で、これは日々の勉強で費やされた計算用紙なのだが、それは無残にも崩れ散らかっていた。
祖母に確認してみたら、悪びれもなく「うん、はいったよう」と答えた。今まで何回も何回も何回も、自分の部屋に入るな、物をいじるなと訴えてきたのに、この期に及んで悪びれもしない様子には腹も立たなかった。
祖母の言い分によると、私の部屋が余りにも汚いために、ホコリなどがふすまの隙間を通じて祖母が暮らすエリアに流出しているらしい。だから、我慢ならずに私の部屋に無断で立ち入り、部屋を掃除してしまったのだという。ちなみに、私の部屋から汚れが流出する様子を観測できる人間は、我が家では祖母しかいない。
それについ先週、祖母の訴えにより粘着ローラーで私の「汚い」部屋を掃除した際、あまり粘着ローラーに汚れが付かなかったことを祖母と共に確認したばかりである。祖母の言う「汚れ」とは、物理的なものではなく、精神的な、スピリチュアルなものである可能性はさらに強くなった。
祖母(以下、「甲」という。)は、私(以下、「乙」という。)の部屋を掃除する前に、必ず乙にこの事を相談しなくてはならない。
という内容の口約束を結んでいたはずである。だが今回の事に関して、私は一切の説明を祖母から受けていない。今回の事件の経緯と祖母からの事情聴取から察するに、齢80の祖母が私との約束をすっかり忘れてしまっていることは、想像に難くないだろう。
もうこれ以上対話を試みても努力の無駄だとしか思えないので、ドアノブを鍵付きのものに交換することになった。両親は一連の問題について前々から把握してくれていたため、ドライバー一本で行う素人工事の許可は簡単に出た。しかし、交換するドアノブの代金は、なぜか私が持つことになってしまった。
4000円弱の大枚をはたいて生産性のない仕事に取り組むことは、ひどく理不尽で虚しいものだったが、部屋のドアにうまく合うドアノブが簡単に手に入ったことは、まさに不幸中の幸いだった。作業も素人としては上出来の出来栄えで終わり、誇らしげに設けられたシリンダー錠もきちんと機能している。ふすまは、養生テープで隙間を塞いだ後、木材で簡単なつっかえ棒を作り封鎖した。
平穏な生活の訪れを祝うために、かねてから欲しかった好きなバンドのアルバムを2つダウンロードした。ドアノブ代4000円は、本来このアルバムに使われるはずだったのだ。
アルバムの感想は2つとも素晴らしいとしか言いようが無く、2つ合わせて4000円くらいだったが実質10000円くらいの値打ちはあったので、ドアノブ代を含めても2000円分の得となり、私は精神的大勝利を収めることができたのだった。