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はてなキーワード: 功名心とは

2024-11-20

anond:20241120014825

他人課題に求められてもいないのに手出し口出ししてもろくな結果にならないってだんだん学習してそこに落ち着くんだよ

キリがないし責任も取れないって

独善的正義感功名心で動いても見透かされるだけだし

2024-10-01

七  裏から回ってばあさんに聞くと、ばあさんが小さな声で、与次郎さんはきのうからお帰りなさらないと言う。三四郎勝手口に立って考えた。ばあさんは気をきかして、まあおはいりなさい。先生書斎においでですからと言いながら、手を休めずに、膳椀を洗っている。今晩食がすんだばかりのところらしい。  三四郎茶の間を通り抜けて、廊下伝いに書斎入口まで来た。戸があいている。中から「おい」と人を呼ぶ声がする。三四郎は敷居のうちへはいった。先生は机に向かっている。机の上には何があるかわからない。高い背が研究を隠している。三四郎入口に近くすわって、 「御勉強ですか」と丁寧に聞いた。先生は顔をうしろねじ向けた。髭の影が不明瞭にもじゃもじゃしている。写真版で見ただれかの肖像に似ている。 「やあ、与次郎かと思ったら、君ですか、失敬した」と言って、席を立った。机の上には筆と紙がある。先生は何か書いていた。与次郎の話に、うちの先生は時々何か書いている。しかし何を書いているんだか、ほかの者が読んでもちっともわからない。生きているうちに、大著述にでもまとめられれば結構だが、あれで死んでしまっちゃあ、反古がたまるばかりだ。じつにつまらない。と嘆息していたことがある。三四郎広田の机の上を見て、すぐ与次郎の話を思い出した。 「おじゃまなら帰ります。べつだんの用事でもありません」 「いや、帰ってもらうほどじゃまでもありません。こっちの用事もべつだんのことでもないんだから。そう急に片づけるたちのものをやっていたんじゃない」  三四郎ちょっと挨拶ができなかった。しかし腹のうちでは、この人のような気分になれたら、勉強も楽にできてよかろうと思った。しばらくしてから、こう言った。 「じつは佐々木君のところへ来たんですが、いなかったものですから……」 「ああ。与次郎はなんでもゆうべから帰らないようだ。時々漂泊して困る」 「何か急に用事でもできたんですか」 「用事はけっしてできる男じゃない。ただ用事をこしらえる男でね。ああいうばかは少ない」  三四郎はしかたがないから、 「なかなか気楽ですな」と言った。 「気楽ならいいけれども。与次郎のは気楽なのじゃない。気が移るので――たとえば田の中を流れている小川のようなものと思っていれば間違いはない。浅くて狭い。しかし水だけはしじゅう変っている。だから、する事が、ちっとも締まりがない。縁日へひやかしになど行くと、急に思い出したように、先生松を一鉢お買いなさいなんて妙なことを言う。そうして買うともなんとも言わないうちに値切って買ってしまう。その代り縁日ものを買うことなんぞはじょうずでね。あいつに買わせるとたいへん安く買える。そうかと思うと、夏になってみんなが家を留守にするときなんか、松を座敷へ入れたまんま雨戸をたてて錠をおろししまう。帰ってみると、松が温気でむれてまっ赤になっている。万事そういうふうでまことに困る」  実をいうと三四郎はこのあい与次郎に二十円貸した。二週間後には文芸時評から原稿料が取れるはずだから、それまで立替えてくれろと言う。事理を聞いてみると、気の毒であったから、国から送ってきたばかりの為替を五円引いて、余りはことごとく貸してしまった。まだ返す期限ではないが、広田の話を聞いてみると少々心配になる。しか先生にそんな事は打ち明けられないから、反対に、 「でも佐々木君は、大いに先生に敬服して、陰では先生のためになかなか尽力しています」と言うと、先生はまじめになって、 「どんな尽力をしているんですか」と聞きだした。ところが「偉大なる暗闇」その他すべて広田先生に関する与次郎所為は、先生に話してはならないと、当人から封じられている。やりかけた途中でそんな事が知れると先生しかられるにきまってるから黙っているべきだという。話していい時にはおれが話すと明言しているんだからしかたがない。三四郎は話をそらしてしまった。  三四郎広田の家へ来るにはいろいろな意味がある。一つは、この人の生活その他が普通のものと変っている。ことに自分の性情とはまったく容れないようなところがある。そこで三四郎はどうしたらああなるだろうという好奇心から参考のため研究に来る。次にこの人の前に出るとのん気になる。世の中の競争があまり苦にならない。野々宮さんも広田先生と同じく世外の趣はあるが、世外の功名心のために、流俗の嗜欲を遠ざけているかのように思われる。だから野々宮さんを相手に二人ぎりで話していると、自分もはやく一人前の仕事をして、学海に貢献しなくては済まないような気が起こる。いらついてたまらない。そこへゆくと広田先生太平である先生高等学校でただ語学を教えるだけで、ほかになんの芸もない――といっては失礼だが、ほかになんらの研究も公けにしない。しかも泰然と取り澄ましている。そこに、こののん気の源は伏在しているのだろうと思う。三四郎は近ごろ女にとらわれた。恋人にとらわれたのなら、かえっておもしろいが、ほれられているんだか、ばかにされているんだか、こわがっていいんだか、さげすんでいいんだか、よすべきだか、続けべきだかわけのわからないとらわれ方である三四郎はいまいましくなった。そういう時は広田さんにかぎる。三十分ほど先生と相対していると心持ちが悠揚になる。女の一人や二人どうなってもかまわないと思う。実をいうと、三四郎が今夜出かけてきたのは七分方この意味である。  訪問理由の第三はだいぶ矛盾している。自分は美禰子に苦しんでいる。美禰子のそばに野々宮さんを置くとなお苦しんでくる。その野々宮さんにもっとも近いものはこの先生である。だから先生の所へ来ると、野々宮さんと美禰子との関係がおのずから明瞭になってくるだろうと思う。これが明瞭になりさえすれば、自分の態度も判然きめることができる。そのくせ二人の事をいまだかつて先生に聞いたことがない。今夜は一つ聞いてみようかしらと、心を動かした。 「野々宮さんは下宿なすったそうですね」 「ええ、下宿したそうです」 「家をもった者が、また下宿をしたら不便だろうと思いますが、野々宮さんはよく……」 「ええ、そんな事にはいっこう無頓着なほうでね。あの服装を見てもわかる。家庭的な人じゃない。その代り学問にかけると非常に神経質だ」 「当分ああやっておいでのつもりなんでしょうか」 「わからない。また突然家を持つかもしれない」 「奥さんでもお貰いになるお考えはないんでしょうか」 「あるかもしれない。いいのを周旋してやりたまえ」  三四郎苦笑いをして、よけいな事を言ったと思った。すると広田さんが、 「君はどうです」と聞いた。 「私は……」 「まだ早いですね。今から細君を持っちゃたいへんだ」 「国の者は勧めますが」 「国のだれが」 「母です」 「おっかさんのいうとおり持つ気になりますか」 「なかなかなりません」  広田さんは髭の下から歯を出して笑った。わりあいきれいな歯を持っている。三四郎はその時急になつかしい心持ちがした。けれどもそのなつかしさは美禰子を離れている。野々宮を離れている。三四郎の眼前の利害には超絶したなつかしさであった。三四郎はこれで、野々宮などの事を聞くのが恥ずかしい気がしだして、質問をやめてしまった。すると広田先生がまた話しだした。―― 「おっかさんのいうことはなるべく聞いてあげるがよい。近ごろの青年は我々時代青年と違って自我意識が強すぎていけない。我々の書生をしているころには、する事なす事一として他を離れたことはなかった。すべてが、君とか、親とか、国とか、社会とか、みんな他本位であった。それを一口にいうと教育を受けるものがことごとく偽善家であった。その偽善社会の変化で、とうとう張り通せなくなった結果、漸々自己本位思想行為の上に輸入すると、今度は我意識が非常に発展しすぎてしまった。昔の偽善家に対して、今は露悪家ばかりの状態にある。――君、露悪家という言葉を聞いたことがありますか」 「いいえ」 「今ぼくが即席に作った言葉だ。君もその露悪家の一人――だかどうだか、まあたぶんそうだろう。与次郎のごときにいたるとその最たるものだ。あの君の知ってる里見という女があるでしょう。あれも一種の露悪家で、それから野々宮の妹ね、あれはまた、あれなりに露悪家だから面白い。昔は殿様と親父だけが露悪家ですんでいたが、今日では各自同等の権利で露悪家になりたがる。もっとも悪い事でもなんでもない。臭いものの蓋をとれば肥桶で、見事な形式をはぐとたいていは露悪になるのは知れ切っている。形式だけ見事だって面倒なばかりだから、みんな節約して木地だけで用を足している。はなはだ痛快である。天醜爛漫としている。ところがこの爛漫が度を越すと、露悪家同志がお互いに不便を感じてくる。その不便がだんだん高じて極端に達した時利他主義がまた復活する。それがまた形式に流れて腐敗するとまた利己主義に帰参する。つまり際限はない。我々はそういうふうにして暮らしてゆくものと思えばさしつかえない。そうしてゆくうちに進歩する。英国を見たまえ。この両主義が昔からうまく平衡がとれている。だから動かない。だから進歩しない。イブセンも出なければニイチェも出ない。気の毒なものだ。自分だけは得意のようだが、はたから見れば堅くなって、化石しかかっている。……」  三四郎は内心感心したようなものの、話がそれてとんだところへ曲がって、曲がりなりに太くなってゆくので、少し驚いていた。すると広田さんもようやく気がついた。 「いったい何を話していたのかな」 「結婚の事です」 「結婚?」 「ええ、私が母の言うことを聞いて……」 「うん、そうそう。なるべくおっかさんの言うことを聞かなければいけない」と言ってにこにこしている。まるで子供に対するようである三四郎はべつに腹も立たなかった。 「我々が露悪家なのは、いいですが、先生時代の人が偽善なのは、どういう意味ですか」 「君、人から親切にされて愉快ですか」 「ええ、まあ愉快です」 「きっと? ぼくはそうでない、たいへん親切にされて不愉快な事がある」 「どんな場合ですか」 「形式だけは親切にかなっている。しかし親切自身目的でない場合」 「そんな場合があるでしょうか」 「君、元日におめでとうと言われて、じっさいおめでたい気がしますか」 「そりゃ……」 「しないだろう。それと同じく腹をかかえて笑うだの、ころげかえって笑うだのというやつに、一人だってじっさい笑ってるやつはない。親切もそのとおり。お役目に親切をしてくれるのがある。ぼくが学校教師をしているようなものでね。実際の目的は衣食にあるんだから、生徒から見たらさだめて不愉快だろう。これに反して与次郎のごときは露悪党領袖だけに、たびたびぼくに迷惑をかけて、始末におえぬいたずら者だが、悪気がない。可愛らしいところがある。ちょうどアメリカ人金銭に対して露骨なのと一般だ。それ自身目的である。それ自身目的である行為ほど正直なものはなくって、正直ほど厭味のないものはないんだから、万事正直に出られないような我々時代の、こむずかしい教育を受けたものはみんな気障だ」  ここまでの理屈三四郎にもわかっている。けれども三四郎にとって、目下痛切な問題は、だいたいにわたっての理屈ではない。実際に交渉のある、ある格段な相手が、正直か正直でないかを知りたいのである三四郎は腹の中で美禰子の自分に対する素振をもう一ぺん考えてみた。ところが気障か気障でないかほとんど判断ができない。三四郎自分感受性人一倍鈍いのではなかろうかと疑いだした。  その時広田さんは急にうんと言って、何か思い出したようである。 「うん、まだある。この二十世紀になってから妙なのが流行る。利他本位の内容を利己本位でみたすというむずかしいやり口なんだが、君そんな人に出会ったですか」 「どんなのです」 「ほかの言葉でいうと、偽善を行うに露悪をもってする。まだわからないだろうな。ちと説明し方が悪いようだ。――昔の偽善家はね、なんでも人によく思われたいが先に立つんでしょう。ところがその反対で、人の感触を害するために、わざわざ偽善をやる。横から見ても縦から見ても、相手には偽善しか思われないようにしむけてゆく。相手はむろんいやな心持ちがする。そこで本人の目的は達せられる。偽善偽善そのままで先方に通用させようとする正直なところが露悪家の特色で、しかも表面上の行為言語あくまでも善に違いないから、――そら、二位一体というようなことになる。この方法を巧妙に用いる者が近来だいぶふえてきたようだ。きわめて神経の鋭敏になった文明人種が、もっと優美に露悪家になろうとすると、これがいちばんいい方法になる。血を出さなければ人が殺せないというのはずいぶん野蛮な話だからな君、だんだん流行らなくなる」  広田先生の話し方は、ちょうど案内者が古戦場説明するようなもので、実際を遠くからながめた地位にみずからを置いている。それがすこぶる楽天の趣がある。あたか教場講義を聞くと一般の感を起こさせる。しか三四郎にはこたえた。念頭に美禰子という女があって、この理論をすぐ適用できるからである三四郎は頭の中にこの標準を置いて、美禰子のすべてを測ってみた。しかし測り切れないところがたいへんある。先生は口を閉じて、例のごとく鼻から哲学の煙を吐き始めた。  ところへ玄関足音がした。案内も乞わず廊下伝いにはいって来る。たちまち与次郎書斎入口にすわって、 「原口さんがおいでになりました」と言う。ただ今帰りましたという挨拶を省いている。わざと省いたのかもしれない。三四郎にはぞんざいな目礼をしたばかりですぐに出ていった。  与次郎と敷居ぎわですれ違って、原口さんがはいって来た。原口さんはフランス式の髭をはやして、頭を五分刈にした、脂肪の多い男である。野々宮さんより年が二つ三つ上に見える。広田先生よりずっときれいな和服を着ている。 「やあ、しばらく。今まで佐々木が家へ来ていてね。いっしょに飯を食ったり何かして――それから、とうとう引っ張り出されて……」とだいぶ楽天的な口調であるそばにいるとしぜん陽気になるような声を出す。三四郎原口という名前を聞いた時から、おおかたあの画工だろうと思っていた。それにしても与次郎交際家だ。たいていな先輩とはみんな知合いになっているからえらいと感心して堅くなった。三四郎は年長者の前へ出ると堅くなる。九州流の教育を受けた結果だと自分では解釈している。  やがて主人が原口に紹介してくれる。三四郎は丁寧に頭を下げた。向こうは軽く会釈した。三四郎それから黙って二人の談話を承っていた。  原口さんはまず用談から片づけると言って、近いうちに会をするから出てくれと頼んでいる。会員と名のつくほどのりっぱなものはこしらえないつもりだが、通知を出すものは、文学者とか芸術家とか、大学教授とか、わずかな人数にかぎっておくからさしつかえはない。しかもたいてい知り合いのあいだだから形式はまったく不必要である目的はただおおぜい寄って晩餐を食う。それから文芸有益談話を交換する。そんなものである。  広田先生一口「出よう」と言った。用事はそれで済んでしまった。用事はそれで済んでしまったが、それから後の原口さんと広田先生の会話がすこぶるおもしろかった。  広田先生が「君近ごろ何をしているかね」と原口さんに聞くと、原口さんがこんな事を言う。 「やっぱり一中節稽古している。もう五つほど上げた。花紅葉吉原八景だの、小稲半兵衛唐崎心中だのってなかなかおもしろいのがあるよ。君も少しやってみないかもっともありゃ、あまり大きな声を出しちゃいけないんだってね。本来四畳半の座敷にかぎったものだそうだ。ところがぼくがこのとおり大きな声だろう。それに節回しがあれでなかなか込み入っているんで、どうしてもうまくいかん。こんだ一つやるから聞いてくれたまえ」  広田先生は笑っていた。すると原口さんは続きをこういうふうに述べた。 「それでもぼくはまだいいんだが、里見恭助ときたら、まるで形無しだからね。どういうものかしらん。妹はあんなに器用だのに。このあいだはとうとう降参して、もう歌はやめる、その代り何か楽器を習おうと言いだしたところが、馬鹿囃子をお習いなさらいかと勧めた者があってね。大笑いさ」 「そりゃ本当かい」 「本当とも。現に里見がぼくに、君がやるならやってもいいと言ったくらいだもの。あれで馬鹿囃子には八通り囃し方があるんだそうだ」 「君、やっちゃどうだ。あれなら普通人間にでもできそうだ」 「いや馬鹿囃子はいやだ。それよりか鼓が打ってみたくってね。なぜだか鼓の音を聞いていると、まったく二十世紀の気がしなくなるからいい。どうして今の世にああ間が抜けていられるだろうと思うと、それだけでたいへんな薬になる。いくらぼくがのん気でも、鼓の音のような絵はとてもかけないから」 「かこうともしないんじゃないか」 「かけないんだもの。今の東京にいる者に悠揚な絵ができるものか。もっとも絵にもかぎるまいけれども。――絵といえば、このあい大学運動会へ行って、里見と野々宮さんの妹のカリカチュアーをかいてやろうと思ったら、とうとう逃げられてしまった。こんだ一つ本当の肖像画をかい展覧会にでも出そうかと思って」 「だれの」 「里見の妹の。どうも普通日本の女の顔は歌麿式や何かばかりで、西洋の画布にはうつりが悪くっていけないが、あの女や野々宮さんはいい。両方ともに絵になる。あの女が団扇をかざして、木立をうしろに、明るい方を向いているところを等身に写してみようかしらと思っている。西洋の扇は厭味でいけないが、日本団扇は新しくっておもしろいだろう。とにかくはやくしないとだめだ。いまに嫁にでもいかれようものなら、そうこっちの自由いかなくなるかもしれないから」  三四郎は多大な興味をもって原口の話を聞いていた。ことに美禰子が団扇をかざしている構図は非常な感動を三四郎に与えた。不思議因縁が二人の間に存在しているのではないかと思うほどであった。すると広田先生が、「そんな図はそうおもしろいこともないじゃないか」と無遠慮な事を言いだした。 「でも当人希望なんだもの団扇をかざしているところは、どうでしょうと言うから、すこぶる妙でしょうと言って承知したのさ。なに、悪い図どりではないよ。かきようにもよるが」 「あんまり美しくかくと、結婚の申込みが多くなって困るぜ」 「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう。結婚といえば、あの女も、もう嫁にゆく時期だね。どうだろう、どこかいい口はないだろうか。里見にも頼まれているんだが」 「君もらっちゃどうだ」 「ぼくか。ぼくでよければもらうが、どうもあの女には信用がなくってね」 「なぜ」 「原口さんは洋行する時にはたいへんな気込みで、わざわざ鰹節を買い込んで、これでパリー下宿に籠城するなんて大いばりだったが、パリーへ着くやいなや、たちまち豹変したそうですねって笑うんだから始末がわるい。おおかた兄からでも聞いたんだろう」 「あの女は自分の行きたい所でなくっちゃ行きっこない。勧めたってだめだ。好きな人があるまで独身で置くがいい」 「まったく西洋流だね。もっともこれからの女はみんなそうなるんだから、それもよかろう」  それから二人の間に長い絵画談があった。三四郎広田先生西洋の画工の名をたくさん知っているのに驚いた。帰るとき勝手口で下駄を捜していると、先生梯子段の下へ来て「おい佐々木ちょっと降りて来い」と言っていた。  戸外は寒い。空は高く晴れて、どこから露が降るかと思うくらいである。手が着物にさわると、さわった所だけがひやりとする。人通りの少ない小路を二、三度折れたり曲がったりしてゆくうちに、突然辻占屋に会った。大きな丸い提灯をつけて、腰から下をまっ赤にしている。三四郎は辻占が買ってみたくなった。しかしあえて買わなかった。杉垣に羽織の肩が触れるほどに、赤い提灯をよけて通した。しばらくして、暗い所をはすに抜けると、追分の通りへ出た。角に

https://anond.hatelabo.jp/20241001205100

2024-08-02

anond:20240711135913

ゲーム会社とか同人外注生計立ててる身だけど元増田気持ちはかなり分かる。

風景とかデザイン系の絵師は本職経験あったりTwitterじゃない場所活動拠点にしてる奴が多くて結構マトモなんだけど、萌え絵師は殆ど素人だし社会人経験ゼロ接客バイト中年とか気に食わないことあると後先考えず晒す精神年齢低めメンヘラオタクゴロゴロいて、どいつもこいつも事前知識ゼロTwitterおバズり情報オンリー企業案件受けようとするからかなり地獄

そもそもここまで酷い有様なのはTwitter功名心ウッキウキになって妄想上の法律契約を広める絵狂い虚言バカオタク鵜呑みにして広める有害バカリテラシー低い絵描き常識汚染しまくってるのが原因だと思うんだけど、あの辺の盲目信者餌やり体験馴れ合いフレンドリーパーク界隈は怪しすぎる情報鵜呑みにして企業相手契約アホトラブル起こした後被害者ヅラ炎上して迷惑多段攻撃やらかすから絵描きのものの信用が失墜して同業的にもかなりクソクソクソクソ迷惑なんだよな。

インボイスハードル上がったら抑止力になるかと思ってたけど全くそんな事は無かったし、自営業として最低限の責任取れない奴は仕事受けないで欲しいマジで

発注受けて金貰う絵師は「クライアントが求めるイメージをできるだけ美しく適切な形で出力する職人」以上の何者でもないんだから、そこの認識狂って要求自意識だけ肥大したらそりゃAIの方がマシって話になるのは当然なんだわ。

2024-07-17

暇空茜、22件の誹謗中傷で元アノンのめたまんに訴えられる

めたまんは元は暇アノンだったが、colaboに訴えられ和解した後に反転

初期は天然美少女っぽい言動可愛いと暇アノンに貢がれる姫の一人だっただけに暇空の怒りは深く、誹謗中傷を受ける

めたまんの住所氏名がばらまかれ自宅に凸する人も出て引越し済み

アノン糖質女性に嘘を吹き込んで現地凸するラジコンにするのが流行っておりそちらは刑事事件

住所氏名をばらまく大量の暇アノンアカウントの開示請求を通すも、数人が数十アカウント自演運営していたと発覚

めたまんが暇空に開示請求していた時期、暇空は複数発言について堀口くんに開示されているところで「また堀口か」と書類ちゃんと確かめずに無抵抗でいたら、めたまんが紛れ込んでいた

https://note.com/metanmanjyuu/n/nee6abe475470

訴訟の内容を簡単説明しますと、暇空さんが私に対して、

「救いようのないバカ」「知性は 5 なのに功名心だけ 100 でカンスト」「一番無能タイプ」、

スパイか俺の予想できないタイプのアホかどっちか」、

「やっぱ空気入れられた功名心が振り切れてる救いようのないバカか」、

「かまって欲しそうで適当なことを言って注意を引こうとするのがマジでかわいそうなレベルに頭悪い」、

「まともじゃない頭の人」、

底辺ずんだに対する低知能めたまん」「こういう「勝手成功した誰かにかぶせてくるパチもん」はカスしかおらん」

等と書いたTwitter上の投稿合計22件が不法行為に該当するとして、

損害賠償等を求める訴訟です。

2024-07-09

進次郎構文と石丸構文(話法)の差

どちらも内容的には虚無なんだけど、進次郎構文で表されることには悪意や功名心対立煽り基本的に皆無なのにたいして、石丸構文(話法)においては対立煽り功名心露骨に透けてみえる。前者も危険ではない訳ではない(安倍ちゃん政権の1回目と2回目を比較してみて)が、やはり後者の方が直接的に危険性を感じるな。

2024-04-06

親族の連絡先も財布に入れずに死んだ老人の家族を探すため、行政が連日残業するべき」だとは思わない

公務員人件費、つまり税金無駄遣いだ。

病院や霊園が企業努力勝手にやって自分たちの手厚いサポート地域社会への貢献をアピールするのなら「頑張り給え。ただしそのために従業員に連日残業を強いて鬱病にして殺すのなら、経営者のいきすぎた功名心軽蔑するかもしれんが」ぐらいに留まるが、行政人員を使ってやるべきだと言うなら大反対だ。

1人辺りにかかるコストはせいぜい1時間ぐらいでシステム構築のコストとかを考えても3000円程度ぐらいかも知れん。

人間はちょうど1人1回死ぬわけだから、1人の死者の身元特定にかかるのが3000円なら生涯にかけて払う税金が3000円増えるだけと言えばそれだけだ。

だがな、たった3000円であっても、望んでもいないサービスのために払う税金が増えるというパターンをおいそれと認めるわけにはいかんのだよ。

なぜなら、一度「これぐらいのラインサービスなら、俺は欲しくないが皆が欲しいというならあってもいいんじゃないか」とラインを緩めれば、何十何百もの思いつきが我こそはそのラインによって留められた言葉にならない声たちだったのだと雪崩込んでくるのが目に見えているかである

それら一つ辺りのコストだってものによっては生涯で3000円ではなく年間3000円するようなものだってあるだろう、それらが10も100も増えていば払う税金も10万10万と跳ね上がっていく。

耐えられんよ。

なんでも政府にやってもらおうとすれば無制限税金は増えていくし、世間コスト意識の欠如した公務員様で溢れていく。

そうなっては社会崩壊するのは目に見えている。

過剰なサービスなんてのは、それでもなお勝算のある民間企業がやるべきものであって、公共においては必要ないのではないかね?

ましてや出来る自助努力いくらでもあることに対してやるようなことではない。

世の中にはもっとずっと自分ではどうしようも対処できない問題があるものだろう。

そういった時にこそ行政の助けを借りたい。

単に財布や身分証ケースにふせん1枚差し込んで「私がずっと目を覚まさな状態になったら、ひとまずこの人達に連絡を取ってほしい」と書いておけばいいだけのことまでやって貰わなければいけないほど彼らも暇ではないだろうし、それが出来るほどの暇を与えるほどに税を払わされたら私の人生計画が狂ってしまう。

2023-09-03

anond:20230903155656

1946年5月21日、ロスアラモ研究所で、カナダ出身物理学者ルイススローティンとその同僚らが、中性子反射体(ベリリウム)と核分裂物質デーモン・コア)を接近させて、臨界状態が発生する距離の測定実験を行っていた[12]。スローティンらは球体状にしたベリリウムを分割して二つの半球状にし、その中央デーモン・コアを組み込んだ。そして、ベリリウムの半球の上半分と下半分との間にマイナスドライバーを挟み込み、ドライバーを動かして上半分の半球をコアに近づけたり離したりしながらシンチレーション検出器で相対的な比放射能を測定していた。挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全に接触すると、デーモン・コアは即座に臨界に達し、大量の中性子線が放出してしまう大変危険実験であった。小さなミスも許されない危険から、リチャード・ファインマンが「ドラゴン尻尾をくすぐるようなものだ」("tickling the dragon's tail")と批判し、他のほとんどの研究者実験への参加を拒否したほどであった[13][14]。 しかし、功名心の強いスローティンは皆の先頭に立ってこの実験実施し、エンリコフェルミも「そんな調子では年内に死ぬぞ」と忠告していたと言われる[15]。

そしてこの日、スローティンの手が滑り、挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全にくっついてしまった。即座にデーモン・コアから青い光が放たれ、スローティンの体を熱波が貫いた。コアが臨界状態に達して大量の中性子線が放出されたことに気づいたスローティンは、あわてて半球の上半分を払いのけ、連鎖反応をストップさせ他の研究者たちの命を守ろうとした。反射体とコアの接触時間比較的短かったため、最初事故では反応度が15セント英語版)[注 4]超過したのに対し、第二の事故では約10セントの超過だったと推定されている[8]。彼は文字通り皆の先頭に立って実験を行っていたため、他の研究者たちへの放射線をさえぎる形で大量の放射線を浴びてしまった。彼はわずか1秒の間に致死量(21シーベルト)の中性子線とガンマ線を浴び、放射線障害のために9日後に死亡した[8]。

2023-07-17

からいから怖いし、知りたくもない

「私は頭が悪いので難しいことは分かりませんが、」って言い始めた人にイラッとして、「なら黙っててくださいよ」と言ってしまたことがある、桂歌丸です。

例えば、放射能放射線はそれでご飯を食べてる人たちがずっと研究してて、その健康被害も専門の医者生物学者が何年も調べ続けて、これくらいだったらこうなるから安全でしょうってコンセンサスを作って、さら行政がそこからマージン3倍だ!とかして安全基準わ色んな資料エビデンスで守りを固めて、「まあこれなら大丈夫ってことになってます」ってことをやってるのに、それも全部開かれた情報議論の上で、

バカ自分で拾ってきた自分の都合のいい資料で、科学的っぽい議論をしてり気になって、辻褄が合わなくなると「何か隠してる」「利権だ」「本当に安全と言えるのか」「納得できない」「(ついでに)放射能危険」と言い続ける謎の推進力は何か?

答え「隠されているものを暴きたいとゆう本能功名心となんで言ってもわかんねえのかな。また同じこと言うぞ。です」

途中で飽きた

2023-04-08

anond:20230406224854

こうやってSNSの「功名心を刺激させるシステム」に踊らされる人達がいてくれるから開発者は食っていけるから感謝しないとなw

2023-04-06

どうなれば安心して専業主婦になれるのか

貯金もあるし副業収入も安定したし専業主婦でもいいという男性結婚できたので専業(副業あるから兼業?)主婦になりたいのだがいざとなると会社やめる決心がつかないな。

とにかくホント会社員が向いてなくて会社員やめたくて副業がんばって貯金がんばって婚活がんばっていよいよ手に入るのに……

やっぱり会社員って得だと思うし会社仕事しか満たせない功名心があるし……(副業ではそうそう関われない大きさのプロジェクト会社員なら簡単に関われる)

あと頼る実家とかないからやっぱり夫との間になんかあったらすぐ詰むなとか思うし……

ちなみに貯金4000万(相続した分とかも入ってるが)+副業収入10万(+運用利益もある)以上くらいあるのでそもそも結婚する前も会社辞めてもよかったのにそれも決心つかなかった……

ひとりでいるともう他人と関わらずに細々と生きていきたいと思うし、夫と一緒にいるとずっとこの人の世話してられたらいいのになって思う。

あと、早く親が死んで、一応祖母保護者だったけど介護してたしとにかくずっと一人でやってきたんでちょっと休憩したいなって思う……。(なので主婦業は自信あり)

でも同級生活躍とか知るとやっぱり私もああしてこうして……て思っちゃうんだよな。

2023-02-18

anond:20230218150247

そういう功名心とか自己顕示欲はあるかもな

正しさよりも損得で動くのは科学報道ではやめて欲しいけど

2023-02-17

anond:20230217190515

自分記事自分言葉で「失敗」って書けばいいのに

自分に自信がないのか、鬼の首を取らないとポイントにならないのか

記者功名心って何かの役に立つのか?

2023-02-01

anond:20230201115145

しろ自己顕示欲とか功名心に振り回されていた若い頃よりも自分が何を為して何を残すかなんてどうでも良くなってきたけどな。

今更有名人になって若い女にチヤホヤされてもあまりうまみがないし

知名度能力権力に近づいてくる人付き合いも面倒。

100年も経てば自分の顔も名前も覚えている人間もいなくて存在してようがしてまいが社会に何の影響もないし、

世の中のほぼ全ての人間が同じだって考えたら楽しく生きて死んでいければそれでいいやって思うようになった。

2023-01-31

ホリエモン検察嫌い

検察が動く事件があると「検察功名心で動いて悪くないやつを無理やり犯人に仕立ててる!」みたいなことを毎回言ってる。

今回も三浦瑠麗の夫は悪くない、検察犯罪者に仕立て上げてるみたいなことを言ってた。

それはいものこととして、三浦瑠麗悪口を言ってる連中は、高卒Fラン大卒ハゲデブの連中が嫉妬心で言ってるだけだみたいなことを言っていてそこがおもしろかった。

自分成功たから、世の中に足を引っ張られたって思いが強いんだろうな。

2023-01-22

同担拒否を男でも理解できるように説明する

・君はとあるソシャゲをやっている

・好きなキャラ実装されたのでガチャ天井まで回して引いてしまった

・それを知り合いに自慢したら「俺もそのキャラ好きで完凸しちゃったよ~~~」と言われた

・君は家に帰ってから「僕のほうが好きなはずだ……違うのか……クソ……クソ……」と悲しくなり気づいたらゲームアンインストールしていた


これが同担の恐怖だ。

日本一かはともかく自分観測範囲じゃ俺が一番コイツ推しているはずだ」という気持ちが揺らぐのだ。

知らなければ自分こそがナンバーワンだと信じられる。

それが失われるリスクがあるのが同担だ。

同担とはお互いの心の中にある「俺が一番コイツを好き!」の絶対性をゆるがせ、相対的な勝ち負けがしかねないステージに引きずり出す行為だ。

恋愛ならば、相手がどっちを選ぶかによって決着を付けられるが、推しであればそれは各々の心の中に委ねられるが故に無限に続く苦しみが始まるのだ。

下手をすれば上の例なら完凸した側さえも「でもアイツは限定グッズ持ってるんだよな……クソ……クソ……俺のほうが……」となってるかも知れない。

好きで始めたランニング地獄のような徒競走へと変わる、それが同担だ。

同担は、お互いの健康を害するのでやらない方がいい。

これなら男どもにも伝わるだろう。

追記

そもそも推しいたことがねえから伝わらねんだんよとか言われちゃいました。

じゃあ

・「僕が一番ガンダム詳しいんだ」と思って学校で自慢してたら

もっと詳しい上級生に知識マウントされて凄い嫌な気持ちになった

・その上級生はゲームネタには詳しくなかったっぽいのでゲームネタでやり返した

・結局お互い嫌な気持ちになった

とかの方が伝わるのか?

そもそも自分が一番好きなのだ」に対しての執着が全くない人間がいる?

男女がどうこうではなく「自分が一番凄いんだ」という幻想自体を持とうとしない人種がいる?

怖いなそれはそれで。

本能的に向上心功名心が全く無いということか。

どうやって今日まで遺伝子を生き残らせてきたんだろう……

2022-10-09

反日カルト団体エキセントリック擁護

安倍功名心に付け入られて、北方領土問題

しくったのをアクロバティック擁護していた人達

右なのか、左なのか

 

売国右翼という言葉が頭をよぎる

2022-05-21

専門家向けの統計の授業でさえ、ルベーグ積分からはじめようとする先生もいるわけで、

「何を教えないか」は「何を教えるか」と同じくらい重要だし難しい。

カリキュラム専門家があーでもないこーでもないと会議して熟考して作られている。

そこで専門でもない政治家が(功名心から?)いっちょ噛みしてなんか言ってやろうとしてるから、叩かれているんだろ。

あまつさえ三角関数が高さを図るのに使うのは知ってるけど...」なんて墓穴を掘るようなことしか言えないから、叩かれているというかバカにされている。

経済学位がお有りなら、そちらで政策立案されてはいかがかな?

2022-04-13

高校生くらいまでは「何かしらで名を上げてやる」って功名心があったけど

だんだん他人なんてめんどくさいし

世の中ちやほやされるのも善意だけじゃない場合が多いし

金稼げればそれでいいやって思うようになった。

家族と友人が数人いれば十分満ち足りる。

anond:20220413061553

https://utap.hateblo.jp/entry/2022/04/12/173216 

この辺をしっかり読めれば功名心というより自給自足で足りないときの救援ルート確保だと思えるようになるんじゃないか

だれしも小さな畑を耕してたら油揚げ攫われて緊急事態になることはあるんよ

元増田は小食だったり違う作物同時に植えてるからまだましだけど

2022-03-02

anond:20220302094902

そもそも安倍ちゃんが3000億あげた後ロシア首相北方領土訪問したりミサイル配備したり

領土割譲禁止憲法に明文化したりと散々コケにされたことを知らないんだろうか

北方領土返還という功名心にはやった安倍ちゃんプーチンにいいようにあしらわれて金を毟り取られただけなのを

日本ロシアの友好関係とか言ってるのアホとかいレベルじゃないんだが

2022-01-15

anond:20220115180856

深入りしないように一般論で片づけられたり、

とんちんかんマウントソバイス連撃で喰らったり、

余計なおせっかいや妙な功名心(弱ってる人に親切にしてやれる自分すごい欲発露させて気持ちよくなりたい)狙いの人間につきまとわれて

疲弊することも多い。

これだなぁ。これを心配している。話したら逆に疲弊する可能性を考えちゃうんだよ。

anond:20220115175326

7.5割ぐらいの人間はそういうふうにできてるけど、

問題はその7.5割の人間にとっても

話しても理解してもらえず、逆にもやもやが溜まりっぱなしになる可能性もそこそこ高いことなんだよね

 

深入りしないように一般論で片づけられたり、

とんちんかんマウントソバイス連撃で喰らったり、

余計なおせっかいや妙な功名心(弱ってる人に親切にしてやれる自分すごい欲発露させて気持ちよくなりたい)狙いの人間につきまとわれて

疲弊することも多い。

2022-01-11

自社サイトリニューアル案件がひどすぎて死ねる…

もう誰でもいいから聞いてレスもらいたい気分なので書く。

うちは某大手不動産デベロッパーのN。

3年ぐらい前から自社サイトリニューアルが盛大に始まった。

プロジェクトが始まる直前ぐらいになんか全体を取り仕切る市場なんちゃらとかって部署出張ってきた。

始まった途端今までやってくれたベンダーを切って、自社内でズブズブの超大手SIerのNなんとかにコンペもなしに単独発注

経営への言い分は「不具合が多いから」とかなんちゃら言ってたらしい。(これが後にブーメランになります

で、結局2サイトあって、リニューアル2021年の夏ごろ予定していたのが、一つは12月ひとつ2022年の春予定に遅れに遅れまくっている。

この間に部長からがん詰めされ、遅れたら「なぜ遅れる?」と言われ、残業したら「残業なんか何故する?」と詰められ、鬱って倒れる人まででる始末。

挙句の果てに現場には新しい仕組みが全く共有されないままで、12月リニューアル分が現場オープンされたら、それまで普通に使っている機能まで勝手に削られていた。

もうマジで市場なんちゃらのトップは何も分かっていなくて自分功名心だけで現場潰している。

ユーザ用の機能まで勝手に削っていて、お客さまに告知もしていないのに、サービス劣化している。

今のSIer、超絶大手の癖に、既存サイトコードDBも全部提供してもらっている癖に2年もやってて全く解析していなくて、未だに「これってどういう仕様ですか?」「今のベンダーさんに確認してもらいたいです」と逝ってくる始末。

コードをみて、おまいらが解析しろ、糞高い金払ってるんだから、とマジでいいそうになった)

こんな恥ずかしい状態でそれまでのベンダーさんに相談しても「仕事が終わるって言われてたから、今からヘルプを言われても、もう別案件に入れちゃってます・・・ごめんなさい」と言われる(そりゃそうだ)

更にヤヴァいのが、既存ベンダーさんは同じことをするのに1本ちょっとと言っていた金額が、某Nなんとかは既に片手で収まらないレベルになっている。

もうこれって部長利益相反か、袖の下もらってるんじゃないのか?と言いたい。

そして、12月リリースしたサイトバグボコボコでてきている・・・

今のベンダーさんが不具合が多いから変えたんじゃないですか?めっちゃ完璧ものが出来るんじゃなかったんですか?とマジで言ってやろうかと思った(言ったら首になるから言えない)

今のベンダーさん、適度に安価結構な無茶(どうしてもDB直接修正しなきゃいけないとか)もなんとかやってくれてたのに、今のNなんとかは100%やってくれないだろうし、運用回るのか・・・これ・・・

今のベンダーさんが全部が良い訳じゃなくて、たしか不具合もあったけど、半分はこっちが超無茶なスケジュールで言ってて、テストらしいテストをしてもらう時間余裕もなかったのもあるけど、上は全部彼らの責任とかって経営にいっているらしい。

機能劣化するし、サービスレベル劣化するし、社内では倒れる人間がいるし、上役は良いことは俺の手柄、悪いのは部下の責任、という大和田常務を地で行く人で、さら案件の内容が某み○ほ銀行状態になっていて、この部署からマジで離れたい。

だれか少しでもいいので慰めてくれ。

2021-11-03

anond:20211103134058

功名心でやってる人からしたら、手柄取られた気になるだろ

女性を救うヒロインとしての地位が崩れる

同じ理屈共産党ベーシックインカム賛成しないというのもある

貧乏人は我々にすがり付きなさい救ってやるからという活動自分地位作ってるのに

すがりついてくる貧者がいなくなったら困るだろ

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