はてなキーワード: 検察官とは
「国民が監視を行い、問題があれば、当該政権への非難を行えば」と書いてるが、そもそもあなた自身が監視するつもりがないように見える。
それとこれと何か関係がある?
司法制度改革はそれが必要と思われたから改革したのであって、今回「検察庁とりわけ前任の検事総長の意見を尊重」することが問題視されたわけじゃないよね?
関係ないところで慣例を変えるなら、その意図は何なのか気にならない?
この過程に疑問を抱かないのはびっくりする。
どういう判断基準で定年延長する人を決めるか全然決まってない内から改定案強行採決されそうだけどね。
そういう検事総長が誕生したとして、検察官は知らんが国民がそれを見抜いて何かできることはあるの?
そういう検事総長が誕生し得る法改定がされそうだと見抜いて、今国民が声を上げてるんじゃないの?
まぁ、個人的には黒川氏が検事総長になる確率は極めて低いとは思うけど、あの安倍が、この時期に(コロナもそうだけど、黒川氏が在任中というのも大きい)強行採決しようするのはきな臭いものしか感じない。
高校2年のときにクラス替えがあって、最初の1ヶ月ほどなかなか馴染めずにいた。そんな中で教室を移動する授業の予定があり、日直だった自分が施錠をすることになっていた。
移動教室前日の体育の時間だったかと思う。同じように浮きがちのクラスメイトから「ちょっといい?」と呼び止められて、移動教室中にクラスメイトの鞄から財布を抜き取る計画があること、施錠を忘れたことにして移動して欲しいことを頼まれた。話ぶりからするに、他クラスにも協力者がいるようだった。
自分は性格的に弱気な方なので、その場ではショックで何も言い返せなかった。できない、とモゴモゴと言っていた程度だったと思う。ただ、帰り道になんだか無性に腹が立ってきて、彼の連絡先を知っている1年時のクラスメイトに聞いて、その日の夜に思い切って電話をした。何考えてるんだと、お前なんか最悪だと、感情の赴くままに5分ほど話したと思う。
自分が協力しなかったことで、結局、盗難事件が起きる事はなかった。彼との間での気まずさは当然あったけれど、自分と同様にクラスに馴染んでいく彼を見ていると、ぞんざいに扱うことも、彼を陥れるために悪事を公にすることも悪い気がしてできなかった。高校3年から違うクラスになったので、その後に彼と関わることはほとんどなかった。
先日、高校の友人の結婚式にて、彼が今、司法試験を通って検察官の仕事をしていることを聞いた。あの悪事を企てていた彼が検察官?と思わず顔を歪めそうになったけれど、墓場まで持っていくつもりの話なので友人には言えなかった。あのとき、自分が彼に協力していたら、あるいは直後に彼の悪事を皆に公にしていたら、お互いどんなその後の人生があったのだろう。
誰にも話さずに今に至ってる俺って、めっちゃ偉くない?
検察庁法改正案の問題点は、「内閣にとって都合の良い役職検察官の定年延長は認め、それ以外は認めないという事態が起きる可能性が排除できない」ということだと思う。
たしかに、その時の内閣が悪用する可能性があるわけで、慎重に議論して、廃案にしてもいいかもしれない。
一方で、そういえば、最近、似たような話を聞いたなと思っていたが、ちょうど今日気づいた。
韓国は、検察の力が強すぎるため、それを弱めるため立法措置をしている。日本とは事情が異なるが、検察に介入したのは同じと言える。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67016?page=2
検察庁法改正案賛成派を寝返らせる方法は、ずばり「日本が韓国と同じになってしまうぞ」と主張することだ。
賛成派のうち一定の層には効くと思う。
一方、反対派にとっても、韓国と同じになってしまうことは「むしろ望ましい」と考える層が多そうだから、比較的受け入れやすいのではいか。
http://blog.livedoor.jp/tokyolaw/archives/1077404701.html
ネットにおける検察庁法改正案反対運動の動きは目覚ましいものがあり、どうでもいい問題と思っていた私としても意見を変えつつある。世間の状態や政権不信があると、こういう技術的なものに近い話が、特に興味を持たない、何となく怖いと思っているだけの人々をここまで大きく動かせるのだと、率直に恐怖に近い感情を覚えた。専門家からの指摘についても、良いものもあるが、上記の東京法律事務所の記事は法案反対・現政権批判という色が強く、ややバランスを欠いているように見える。
この件については、既にバズっているとんふぃ氏のまとめが比較的中立でわかりやすいが、少し専門性が強く読みづらいかもしれない。ちなみに、別にとんふぃ氏は改正賛成はではなく、どちらかというと反対に近いように見えるが、本当の問題がどこにあるのか、という点から、網羅的・中立的にまとめておられる。
https://note.com/tonfi/n/n95a2265c6273
また、慶應義塾大学大屋雄裕教授のTwitterも参考になる。
https://twitter.com/takehiroohya?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
こういった良情報があり、注目を集めてもいる状況がありながら、東京法律事務所の記事が分かりやすいと賛同を得る状況を見るに、内容面への理解というよりは、現政権はおかしい!何か危ういことをしようとしている!というスタンス・危機感に合っているかどうかが重要視されるようになっているのではないかと感じている。
こういうときに、上のお二人には到底及ばないが、少しでも落ち着いて考えるように促す投稿が別途あっても良いかもしれない、というのがこの投稿を書いている動機である。
本改正案は、細かいところを捨象すると、①検察官全体の定年を63歳から65歳に引き上げる、②一定の役職については役職としての定年を63歳(現行法の通常の検察官の定年と同じ)にする(=その後は平の検察官に戻る)、③一定の事由がある場合、内閣によって②の役職の定年や①の検察官としての定年を延長することができる、という3段階の制度を設けていることは広く知られていると思う(ただ、ここは、役職等により色々な条項が入り乱れており、ざっくりまとめれていることがほとんどであるため、理解をしにくくしている点かもしれない。)。
このうち、問題視されている③について、私は、特段必要性がないと思っていることが反対の理由である。三権分立というような大上段の話ではない。
①については、公務員全体の定年引上げという中で、そこと揃えるのであるから、特に反対する理由は思いつかない。ここについては、東京法律事務所も問題ないとしているので、特に取り上げない。
②についてであるが、高齢化社会において定年の延長という社会全体の趨勢があるとしても、トップやそれに近い要職に高齢者が就いているという事はあまり好ましいものではないと考えており、私としては問題がないものと考えている。ここも、東京法律事務所の記事で特に反論されていないのでこれ以上は触れない。
③については、例えば民間企業等において、優秀なトップに引き続き職責を務めてもらいたい、というような理由で高齢の方が一般の定年年齢を過ぎた後も働くということは往々にしてあると思われ、規定の趣旨としては理解できるものである。ただ、そのような能力があると言えるかどうかの検証は困難であると思われ、実際には、政治力等々、様々な事情の絡んでくる話になるだろう。とすれば、②の趣旨を貫徹し、一律新しい風を吹き込むべきであるというのが私の見解である。この辺りは、各人に考えの違いがあるのではないか。ただ、それは、定年という制度への考え方についての話であり、三権分立がどうとか、現政権の陰謀というような話にはならないだろうし、これほど世間が大きく盛り上がるような話でもないと考える。
2.三権分立について
何故、私が、今回の件について三権分立と関係しないと考えているかという点だが、これも散々に指摘されているところではあるが、そもそも、現行検察庁法上、「検事総長、次長検事及び各検事長は一級とし、その任免は、内閣が行」うものとされていることから明らかなとおり、内閣に一定役職の任免権があるからである。
最も恣意的な関与を及ぼしやすい場面の一つである任命について内閣にその権限があるのに、定年を伸ばすという「出口」だけを殊更問題視することで、いったいどれほど政権の恣意の排除ができるのだろうか。
この点について、東京法律事務所の記事は「歴代の自民党政権は、検察庁とりわけ前任の検事総長の意見を尊重し、これに介入しないという慣例がありました」として、任命権があるからと言って時の政権の自由にできたわけではないことを挙げているが、まさか、この慣例に反することが違法だという趣旨ではないだろう。そうだとすると、検察庁法の立て付けとして、任命については、精々政権が慣例に配慮することを望むことはあるかもしれないが、内閣に任せても三権分立は維持できるということになっている。ならば、定年延長についても個別事例においてきちんと国民が監視を行い、問題があれば、当該政権への非難を行えば十分であるだろう。余談だが、先述の慣例を無条件に守るべきであると考えているのであれば、昨今(というほど最近でもないが)の司法制度改革を通じ、一種「象牙の塔」と化していた法曹界に国民との間での双方向性を入れてきた流れとは、ずいぶん異なるようにも思う。
結局、この法改正があろうがなかろうが、適正な三権分立の維持のためには国民の不断の監視こそが重要であることは、若干文脈が異なるがとんふぃ氏の指摘するとおりである。三権分立の点から批判するのであれば、せめて、任命についても含めて、より大きな視点からの制度設計を描かない限り、説得的ではないのではないか。
(ここからは全くの邪推だが、定年を伸ばせる程度では大したことはできないだろうという見解に対し、任命の問題と別の大問題だという見方をする方の背後には、桜を見る会やモリカケ、あるいは、それこそ黒川氏の定年延長問題など、様々な問題についての現政権批判が結局は世論に届いてこなかったという無力感や怒りがあるように感じることがある。結局、国民が監視し、意見するということの力は、大したことがないのだと。ただ、本当にそれは大したことがない力しかないのだろうか。)
正直に言えば、黒川氏の定年延長については私の興味の外に近い。既に内閣の見解として、検察庁法に関わらず定年延長可能という解釈が示されている以上、今回の改正と絡めて邪推をするよりも、個別に法解釈上の問題を争うとともに、個別の妥当性についても問題にすべきだろう。事後的に定年延長を正当化するものであり、政権の不当な解釈変更を事後的に承認しかねないものだという見解も多く見られるが、国会において適法に成立した法に則り、適切なプロセスを経て定年延長をすることが仮に可能なのであれば、それはそれで問題が無いのではないか。こういうのもなんだが、そもそも、わいろというのは見える場所でやり取りする物だろうか。丸見えのわいろに従って忖度した判断をする検事総長等々の判断に反抗しないほど個々の検察官は軟弱で、国民は見抜けない程阿呆なのだろうか。
ただ、結局、この問題と絡めたおかしな邪推がしやすいような状況で、改正を推し進めた結果が国民からの不信を高める結果を助長したのは間違いがなく、改正法は成立になっても不成立になっても禍根を残すだろう。非常に悲しく、恐ろしい状態になってしまったなと感じる。
4.今回の反対運動について
まとめであるここの項が、一番言いたいことであり、また、一番の放言であるのだが、Twitterのハッシュタグでの拡散による反対運動が一定の成功を収めたように見えることは、非常に怖いことであると感じた。今回の件について、きゃりーぱみゅぱみゅ氏が炎上してしまったことは大変悲しいことであると思うし、個々人が、自身の理解の中である政治的問題への意見を表明すること自体は悪いことであろうはずもない。ただ、Twitterという短文投稿の場で、ハッシュタグの拡散を行うという安易さは、民主主義の基礎たる議論となじむものなのだろうか。そこにあるのは、何となくの不安や恐怖に対する共感が主であり、相互理解のための議論があるとはどうしても思えないというのが私の意見である。そういった共感による多数を作ることが民主主義なのだとしたら、全体主義はそのすぐ隣にいるのではないだろうか。
先日の検察庁法改正についてネトウヨは反論出来なくなったのか、尖閣諸島への中国船の侵入に抗議しないのはおかしい!!とか立憲民主党の国会議員に抗議する!!とかイキリたってて笑う。
まさか公務員と検察官の違いから差が設けられてたことすら把握してないネトウヨはいないよな?
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 135 | 16401 | 121.5 | 42 |
01 | 52 | 3620 | 69.6 | 48 |
02 | 40 | 4030 | 100.8 | 54 |
03 | 30 | 3801 | 126.7 | 46.5 |
04 | 47 | 3340 | 71.1 | 39 |
05 | 25 | 2925 | 117.0 | 66 |
06 | 57 | 6933 | 121.6 | 61 |
07 | 106 | 9787 | 92.3 | 45.5 |
08 | 110 | 8451 | 76.8 | 49.5 |
09 | 150 | 10798 | 72.0 | 46.5 |
10 | 126 | 12917 | 102.5 | 50 |
11 | 160 | 18327 | 114.5 | 50 |
12 | 151 | 19398 | 128.5 | 51 |
13 | 180 | 14248 | 79.2 | 46 |
14 | 156 | 16333 | 104.7 | 37 |
15 | 148 | 18185 | 122.9 | 50.5 |
16 | 131 | 12286 | 93.8 | 42 |
17 | 156 | 14369 | 92.1 | 44.5 |
18 | 178 | 14709 | 82.6 | 38.5 |
19 | 118 | 12881 | 109.2 | 44 |
20 | 155 | 14618 | 94.3 | 39 |
21 | 125 | 14633 | 117.1 | 43 |
22 | 134 | 11306 | 84.4 | 36 |
23 | 114 | 13035 | 114.3 | 51 |
1日 | 2784 | 277331 | 99.6 | 45 |
読み下し(7), 泣きゲー(7), フェロー(4), Hanada(3), 8割(4), ノッポ(3), 感染爆発(3), 色仕掛け(3), 10万円(5), 1人(4), スキルアップ(33), 検察官(13), ギャンブル(25), 解除(38), 連(12), アベガー(10), 検察(16), PCR検査(12), 結婚相手(14), 中国語(8), 立憲(12), アベ(19), エロゲ(13), 当てはまる(11), テレワーク(21), 延長(15), 条件(46), パチンコ(17), スキル(27), 政権(31), 在宅(17), アイドル(28), 政党(13), 勤務(24), マイナス(12), タバコ(15)
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安倍政権を支持する層のほとんどにとっては、検察官の定年がどうなろうと損も得もないことだろう
それなのに、立法事実について聞かれて政権側がまともに答えられないようなこの法案に対しても
なぜか擁護するか、あるいは反対者を揶揄するかという態度になってしまう
まず、黒川の定年を内閣が法律を無視して無理やり延長しようとして批判を受けグダグダになった件があったと
それとは別に検察官の定年を延長しようという議論が前々からあったと
そこで、無理やり延長を合法化するために、定年を延長する条件に
そういう理解で合ってる?
森雅子法相って推定無罪の原則も忘れちゃってるおばちゃんだから、今更何言っても信用できない
菅官房長官、森雅子法相は12日、それぞれ記者会見で、検察官定年延長について「問題ない」と述べました。これに対し、抗議するハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」が広がりを見せています。
けど、コロナは政策論争で何か大ごとがあって忙しい、、、、、のは政治家の話。
多くの国民は「暇」なのである。仕事も減ってるし、在宅勤務だし。
だから検察官の任期延長ネタみたいな、敵と味方がはっきりしている案件ではバット書いて増えた。
官邸も面食らってるだろう。
、、、、、、、、、、だから緊急事態宣言をかなり急に解除へ動き出したとかいう陰謀論を書いてみる。国民が日常の仕事に忙しくなってこれ以上検察官の任期延長ネタにとらわれないように。
挙句の果てに感染拡大すれば国民がまたコロナにとらわれてくれるとかいうことも。医療崩壊しようが死者が増えようがそれより自分の立場が大事だから。
今回は「みんな暇してる」ってのが多いと思う。在宅勤務+商売が暇で
ひろゆきのは「弁護士の敵が優秀であっては困るから検察官の任期延長反対なのだろうか」みたいなことで提灯臭いと思ってる。わざと反論が困難な言いがかりをするという意味でね。
だが皆暇だから、通常は政治的話題を聞き流すだけだった奴もドバって書いたってのは当たってる気がする。
数百万ってのは動員の結果だ!って擁護派がいるが、過去動員を言われてるようなネタって完璧コピペで文章同一、他にフォローもないとかそんな案件。
芸能人が多く「#検察庁法改正法案に抗議します」とハッシュタグ
をつけてツイートしているが、これに対し
「2ちゃんねる」創設者の西村博之(ひろゆき)氏(43)が12日、
TBS系「グッとラック!」(月~金曜前8・00)にリモート出演。
検察官の定年を延長する検察庁法改正にSNS上で抗議意思を示す
活動が芸能人にも広がっている理由を、独自の観点から分析した。
たひろゆき氏。「今、テレビとや映画の収録とかライブもなくて、
にあるんじゃないかと思う」と推測した。(スポニチアネックスより)
日弁連も反対しているし、乗っておくか~くらいの気持ちじゃないかい?
日弁連はそりゃ反対するよねー
弁護士側についておいたほうがいいかー的な気持ちもあると思う。
騒ぎ立てているけど、検察官も含めた国家公務員の定年を段階的に引き
上げる法案の話でしょ?
まず黒川検事長に異例の勤務延長があって、現在国会で進められている検察庁法改正案は黒川を検事総長にするためではという疑惑に、改正案の施行は2022年4月1日なので当たらないという指摘のnoteが話題になった。
いったい検察庁法改正案の何に抗議しているのか|徐東輝(とんふぃ)|note
https://note.com/tonfi/n/n95a2265c6273
いろいろ解釈が飛び交っているのでまとめたいが、その前に検事総長の椅子をめぐった複雑な時系列を今一度説明する。
▼パターン1
しかし1月末異例の閣議決定で黒川氏が半年延長になったので、次の線が濃厚になる。
▼パターン2
ところが稲田検事総長が7月以降も在任するのではないかという見方も強まってきており、とすると、
▼パターン3
となるのがいちばんあり得るパターンである。このばあい黒川氏の検事総長になる道は閉ざされる。
だが、黒川氏の定年延長の解釈のもととなった国家公務員法81条の3には、延長期限が来た場合でも「一年を超えない範囲内で期限を延長することができる」とあるため、これにもとづき黒川氏の再延長がなされる可能性がある。その場合、
▼パターン4
※括弧内は年齢。現在、検事長の定年は63歳、検事総長の定年は65歳である。
しかし国家公務員法の定年延長は、審議のあった昭和58年に人事院が「検察官は...適用されない」と答弁しており、法的根拠のないものであり、違法だという声も強い。
はたして二度も同じ解釈を強行できるだろうか。
そもそも昨年時点では存在していなかった勤務延長の文言が、黒川氏定年延長の閣議決定と前後する時期に追加された。
山添 拓さんはTwitterを使っています 「上の2行が、今年1月17日までの条文案。黒川検事長人事のため現行法の解釈を変えた後、下の長々続く条文案に差し替えられた。「内閣の定めるところにより」などの文言が、この時入った。 初めて読んだ時、わが目を疑う思いだった。ここまでやるかという驚きと憤りで。 #検察庁法改正案に抗議します https://t.co/sjajxpBr0h」 / Twitter
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1259838752970637313
今回の国家公務員法改正案について、検察官の定年延長部分は別にするべきとの声もあがっているが、自民党は当然これに応じる様子はない。
状況で考えれば黒川氏検事総長への布石とも思えるが、しかし、この国家公務員法改正案の施行日は2年後の4月との指摘はすでにされている通りである。
果たして今回の黒川氏人事と改正法案はまったく関わりのないものだろうか。
冒頭に示したnoteの記事コメント欄において、附則にある「公布の日から施行する」の文章の見解に関して、やりとりがなされているので参考にされたい。
※なお議論されているのは、徐弁護士が追記で記載されている法律案要綱の文言「二及び四は公布の日から施行することとする」とはことなる箇所のものとなる。
「第一条 この法律は、令和四年四月一日から施行する。ただし、第三条中国家公務員退職手当法附則第二十五項の改正規定及び第八条中自衛隊法附則第六項の改正規定並びに次条及び附則第十六条の規定は、公布の日から施行する。」
太字で示した「附則第十六条」の箇所を見てみると、
第十六条 政府は、(中略)必要があると認めるときは、(中略)新検察庁法に規定する年齢が六十三年に達した検察官の任用に関連する制度について検討を行い、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。
「年齢が六十三年に達した検察官の任用に関連する制度」が同改正法案の下記の部分にかかることに異論はないだろう。
法務大臣は、(中略)当該検事が年齢六十三年に達した日の翌日から起算して一年を超えない範囲内で期限を定め、引き続き当該検事に、当該検事が年齢六十三年に達した日において占めていた職を占めたまま勤務をさせることができる。
法務大臣は、(中略)延長した期限が到来する場合において(中略)これらの期限の翌日から起算して一年を超えない範囲内(中略)で期限を延長することができる。
第四条では、黒川氏のように定年後延長をした場合で、さらに延長が必要だと認められるときに、法務大臣で期限延長ができるとしている。
そして附則第十六条では、この制度について「検討を行い」「所要の措置を講ずる」としている。
”「措置」ってどこまでを言うんでしょう。”
徐弁護士は施行日以前に検討以上のことをする解釈はできないと述べている。
一方、コメントでは、「措置を講ずる」と明確に書かれているのだから、施行日以前でも検討以上の措置をおこなうのではないか、という見解が述べられている。
この箇所に関して、「措置を講ずる」とは、検討以上のことをおこなう可能性があるのか/ないのか。
議会において議論し、答弁を引き出してほしいと、追記で徐弁護士は結んでいるが、この点をとらえきれていない人が多いようでもどかしい。
あまつさえ、黒川氏が検事総長となったのち2022年施行後には最大2年延長できるとして批判の具としているツイートがあったが、コロナ対策で政権支持の揺らいでいるなか、2年後のことを考えて法改正を急ぐと見るのは少々見立てが厳しいのではないか。
noteでコメントされているobonu氏の文章は分かりやすいので、問題に関心がある人は一読してほしい。
徐弁護士が施行日以前に検討以上の措置がおこなわれるのは考えにくいと述べていることについて、「もし懇意的な運用をされたなら、それは現行政府が通常の法解釈ではおかしい運用をしたという一つの証左になる」ため大変ありがたいと記されていることは、当方同じ思いである。
WEB特集 揺らぐ“検察への信頼”~検事長定年延長が問うもの~ | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200325/k10012349971000.html
【追記】
※稲田総長についてはこちらを参考(もちろん推測の域ではあるが)
きゃりーぱみゅぱみゅ「延長反対」
橋下徹「憲法上では内閣は延長できる権限あるんだから問題ない嫌なら選挙で落とせ」
死刑廃止は反対だが、検察官の内閣意向による任期延長は反対してるぞ。
死刑廃止論者は政府が完璧だと思いすぎている。メキシコの麻薬マフィアみたいな政府よりも強い無法集団が現れた場合のことを考えていない。
メキシコで麻薬マフィアのボスが金をかけて脱獄を2回もして、メキシコじゃどうしようもなくなったから、麻薬マフィアのボスをアメリカで収監することになったりとかな。
検察官は内閣をも捜査対象にする特殊な職なので、検察官の独立を守るため国家公務員の定年延長規定は検察官に適用されないという1981年の人事院答弁が長年支持され、それに基づく運用が、つい数ヶ月前まで続いてきた。黒川弘務人事によって壊されたわけだが、それを後付けで正当化しようとするのが今回の改正案であり、逆に「検察官に適用されない」という原則を守れというのが反対案な。