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はてなキーワード: 猟師とは

2023-05-03

anond:20230503164038

なんで女が男にそんなことを教えてくれると思った?w 教えてくれるわけないだろww

獲物の狩り方は猟師に聞くんだよ。獲物にじゃなくてな。

なんというか、非モテ面目躍如ってとこだなw

2023-03-18

マイアミ住民漁師たちが豊漁祈願で舞ったことが由来「舞網」

アラバマ→手が付けられないほど荒ぶる馬を収容していた小屋があったことが由来「荒馬間」

テキサス→有能な宰相が軍に紛れた間者を指さして言い当てた地であることが由来「敵指」

カリフォルニア→現地の豪族が溺愛していたガチョウと寝食を共にしていたことが由来「雁放閨」

フロリダ→現地住民土着信仰旅人風呂で持て成すことが美徳とされていたことが由来「風呂利他

バンクーバー遭難した猟師避難した小屋住民の婆と伴って食事したことが由来「伴食婆」

2023-03-15

1年前の記事が新着エントリに浮上

[B! あとで読む] 伊藤詩織さんの請求棄却 中傷に「いいね」、違法認めず―東京地裁時事ドットコム

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.jiji.com/jc/article?k=2022032501194&g=soc

data-entry-created="2022-03-25T11:28:52Z"

ブクマページができたのは昨年の記事アップ直後なので、1ブクマ目も昨年までに付いてたということになる。

 

TwitterURL検索した結果、直近ではこのツイートがされたあとに、伊藤詩織さん批判クラスタ拡散始まったが、このツイート自体の閲覧数は400超しかなく多くない。

 

最も多く拡散されてたこツイートも1500程度の閲覧数。このアカウントフォロワー数9000以上あるので、ここきっかけにはてブユーザーにも拾われ新着に入ってしまったんだろう。

 

まとめると、インフルエンサーでもない地味アカウント界隈での地味な拡散では、間違いも訂正されにくく、結果地味に拡散が続き、はてブに新着記事として再浮上してしまうことになる。

2023-02-27

40人でしかやってない学校イジメ問題だけど、4000人いるウェブサービスイジメはセーフなのな~~~んでだ?

っていう問題が脳に降ってきたんですね。

これは難問ですよ。

40人の集団からボコボコにされるのと、4000人からボコボコにされるのだったら、普通に考えたら後者のほうが怖いですよね?

でもそのウェブサービスにおいては「いやいやここは単なる岩の下のダンゴムシ過疎地域公衆トイレなんで話題にするような話じゃないですよ」と言うんですよね。

でもいざどこかの人口数百人の村で医者が追い出されたり、40人学級の誰かが不登校になったら、日本全土が話題にすべき大問題だと言うんですよ。

え?

4000人がかりのイジメはセーフだったのに?

不思議すぎませんか?

マジで難問なんですよコレって。

本当に難しい。

こういう話すると決まって「いや大部分はROMやし」って言うんですけどね、いじめ問題主犯は3人ぐらいでその他の30人ぐらいは基本的に見てるだけなんで割合あんま変わらんのですよ。

4000人のうち悪い意味で行動力のある400人ぐらいが変わる代わりにボコボコ相手を殴っていくんですね。

まあ相手が元々テレビ有名人みたいな人だったら、たしか日本国民のテレビ視聴者4000万人がそれぞれのツイッター批判するのに対しては誤差なんでしょうけどね。

でもこのウェブサービスではフォロワー数百人みたいな人も拾ってきて晒し上げるんですよ。

ヤバくないですか?フォロワー数百人の個人VS4000人のイジメっ子学級ですよ?モグ波VSローマ軍みたいなふざけた戦力差ですよ?マジで凄いと思います。この状況で「岩の下でダンゴムシ悪口言ってるだけなのにね」で済むんですかね?全長20mの超巨大ダンゴムシ怪獣ダンゴ・ダンゴに襲われているような状態でしょ。ある朝起きたらスターシップ・トゥルーパーズ兵士に転生していたような状態ですよ。この状況で「まあ刺激しなければすぐ別の場所に行くよ」とか言われてもヤバイでしょ。町歩いてたらいきなり熊が走ってくるようなもんでしょ。猟師駆除を頼みに行くべき状況ですよ。

この状況をセーフと言うためのロジックを考えろっていう問題がですね。脳に突然降りてきたわけですよ。

ムズくないですか?

私はめっちゃムズいと思いました。

でもこれは私のIQが低いだけで皆さんなら簡単かもしれないですね。

ちょっとお願いしますよ。

なんかこういうIQ表示してお前の力を試してみろよって誘ってくるスマホゲーの広告ありますよね。

まあそんなノリっすね。

2022-11-19

我が家猟師家系であり、暴力をどのように肯定しているのか?

このエントリは昨今の暴力性について思うところがあり書かれた。
具体的に言えば「直接的な暴力禁忌されると主張されながらも言葉暴力については無頓着である」ことに違和感を覚え、皆様が抱える心の問題について何らかのヒントになればと考えて作成している。

猟師とは、現代でもある意味でその暴力性を野放しにされている職業の1つだ。
銃火器や罠が法的に制限されている程度で猟師暴力性がすべて制限されているわけがなく、私自身も含め家の業(わざ)として猟師技術継承している人たちは箸一本あれば大抵のことはなせると言うだろうし、それがナイフやキリであればより効果的な使い方が出来る。
言うまでもなく私達は様々な命を奪い取り生計なす者達であり、警察軍隊武術家格闘家などと近似した暴力専門家である
法的な制限が緩いのは偶然であり、単に目立たないからそうなっているだけで機会が訪れればいくらでも法的に制限はされるものであると推測している。

私は猟師技術祖父と父に仕込まれたが普段から口すっぱく言われ続けたことがある。

「みだりに暴力を奮ってはならない」

私の心の成長に合わせ「みだりに暴力を奮ってはならない」の解像度は高くなっていった。
多くの人々は「みだりに暴力を奮ってはならない」と目にしたとき「そんなことは当たり前だろう」と考えるだろうが、今まさにあなた様が直感した意味の「みだりに暴力を奮ってはならない」とは少々違う教えを私は受けている。
なぜ私があなた様の想定を推測できるのか?と言えば、私自身も幼少期の頃はあなた様と同様の「みだりに暴力を奮ってはならない」と考えていたかである

しかたらこれを聞くと大反対したくなる方も居るかもしれないが「みだりに暴力を奮ってはならない」は「みだりに」なのだ
まり絶対的禁忌として暴力を封じた教えではなく、限定された条件がであれば暴力を発動しても良いとした教えである
そもそも我が家猟師であり、暴力の発動をなさねば食うに困り生きながらえることが困難になるので絶対的禁忌として暴力を封じることができないという事情もある。

私が中学生とき上級生と殴り合いの喧嘩したことがある。
今振り返れば喧嘩という表現すらおこがましく、先輩から最初の一撃を食らったので反撃へ移り一方的な状況にしたと表現したほうが良い。上級生は肋骨と肘関節にヒビが入った。もちろん意図的にやったこである解体の応用だ。
それを知った祖父と父は激怒した。特に祖父激怒しながら私へこう言った。

「男の暴力大事ものだ!大事ものからこそ最後まで取っておくんだ!男にとって大事ものなんだ!宝物なんだわかるか!」

祖父激怒していたので「男にとって」と勢いあまって言ってしまったが、今の大人になった私は「人間にとって」と解釈している。
あなた様が「みだりに暴力を奮ってはならない」と聞いたとき暴力は宝物」という解釈はあっただろうか?おそらく無いだろう。
中学生だった私は祖父のこの言葉へ衝撃を受けた。今まで暴力絶対的禁忌として教えられていたもの確信していたのに、そうではなく大事ものからこそ簡単に奮うなという教えであったことに気付いたからだ。
まりの衝撃に当時の私は自分はなんてことをしたのだろうと心から深く反省したし、2度と喧嘩暴力を使わないと自分ルール、戒めとして持つようになった。
(※中学生時代の私から暴力を受けた先輩はオブラートに包めば普段から大人たちを困らせる「やんちゃ」なタイプであった。偶然にも私へ「ちょっかい」をかけてしまったのだ。)

私はこれらのことから「皆様の大事な宝物である言葉暴力」について今一度考えて欲しいとお願い申し上げたい。

特に子供を持つ親であるのならば「暴力大事な宝物」という表現解像度は一層高いように思う。私も親となり解像度が高まった。
独身であっても例えば「法律上緊急避難」や「法律上正当防衛」「警察国軍暴力合法」がなぜ成立するのか?という部分で高い解像度を得られると思う。子供が出来るまで私は「暴力大事な宝物」という点で納得感を得ていた。警察国軍であってもみだりに使えば違法化しますしね。

言葉暴力」を「大事な宝物」と解釈したとき、その答えは十人十色となることが予想されるが私はそれで良いと考える。

最後に、男であっても女であっても、リベラリストであってもフェミニストであっても、あなた様の言葉暴力大事な宝物であるからこそ、みだりに奮ってはいけないのではないか?と提言をよせてエントリをしめたいと思う。

2022-11-12

anond:20221111222906

イタリア料理はそういうの多いよ!職業名が多い。

炭焼き風…これは有名だけどカルボナーラ

木こり風…きのこツナ。森で採れるもの保存食の組み合わせ?

悪魔風…鶏肉パリパリに焼いたやつ。開いた鶏肉悪魔に見える説、焼いている様子が地獄の炎に見える説。

娼婦風…忙しい娼婦がてきとーに作ったら美味かったなど諸説あるが味としてはトマトソースオリーブケッパーなどの手軽に使える塩漬け保存食品をぶち込んだものが多い模様

漁師風…その名の通り海鮮系だが、イタリア場合トマトソース+シーフードの組み合わせを指す模様

猟師風…こっちは陸の猟師。そのまんまお肉が入っているものがこう呼ばれる。

2022-10-23

鬼滅の刃嗅覚人間の本性その他の話(1)

 世間流行の移り変わりとは無関係に、私は度々『鬼滅の刃』の原作単行本を読み返しているのだが、またも同作を読んでいる。

 ここ最近の読み返す切っ掛けの一つとなったのは、例によって金関丈夫の『木馬と石牛』である。何度目だ。

 ひとまず最初に紹介しておく金関丈夫論文は「わきくさ物語」と題する一篇である

 これは、腋臭(わきが、えきしゅう)や体臭肯定的に捉えるか否定的に捉えるか、その相違について、人類学的な統計データに基づいて西欧人と東アジア人の腋臭体質の多寡(出現頻度)を比較するとともに、東西文学作品や文献に於ける腋臭体臭に関する記述比較したという内容である。今さら気づいたが、論文題名は『若草物語』のパロディである

 金関丈夫の論旨を大雑把にまとめて紹介すれば、次のようなものである。「人類学的に見て、西欧人の集団では腋臭体質の人の出現頻度が高く、日本中国などの東アジア人の集団では出現頻度が低い。それに呼応するかのように西欧では、身体臭い肯定的に捉えて讃美する詩や文学作品が見出される。それとは対照的日本中国では、身体臭いを讃美する文学作品記述は見られない。ひどい体臭の人が周囲から疎んじられるといった、否定的記述内容は見出される。日本文学においては、田山花袋の『蒲団』など西洋文学の影響を受けた近代の少数例を除けば、体臭文学存在しなかったのではないか」云々。これも今さら気づいたが『大衆文学』の駄洒落である

 それはともかく、かのナポレオン愛人に宛てて「近々戦場から戻るから風呂に入らずに待っているように」と手紙を書いたという有名な挿話を知っていると、金関丈夫の主張にも頷けるところがある。

 しかし、体臭文学に関して言えば、確かに金関丈夫の言うとおり国文学の中では劣勢なのかもしれないが、嗅覚のものは、時代の変遷や題材の違いによる差異はあれども、国文学においても大なり小なり着目したり描かれたりしてきたのではないかと思う。源氏香(※)のような遊びが生まれたぐらいなのだから香り匂いを味わうことの悦びを昔の日本人も持ち合わせていなかったわけではないだろう。それにまた、腋臭のような刺激的な匂いに対する肯定的記述が見られないからといって、体臭のものに対する愛好癖が日本人の間に存在しなかったとまでは断言できまい。好ましくない体臭に対する認識があったのならば、好ましい体臭に対する認識があってもおかしくはない。したがって、いま少し詳細な再検討必要ではなかろうかと思われる。[※注:源氏香は、室町末期以降の遊びであるが、源氏物語各巻の見出し源氏香の記号が付記されるようになったのは明治以後のことらしい。また、その記号は、組合数学テキストで例として挙げられることもある。]

 とまあ、こういった具合に「わきくさ物語」を読み直したことが切っ掛けで、嗅覚について色々と思いを巡らせていたところ、竈門炭治郎のことも連想して『鬼滅の刃』を再読し始めたという次第である

 ところで、上に述べたとおり、私は金関丈夫の主張に対しては批判的な考えを抱いているわけだが、そのような批判的思考は私の独創ではない。以前に読んだ本の記憶から「はて、国文学でも、それなりに嗅覚重要視されていたはずではなかったか?」と思ったので、金関説にも疑問を抱いただけなのである

 さらに、その時に本で読んだ内容には『鬼滅の刃』を妙に連想させる記述も含まれていたと記憶していた。そこで本棚を漁ってみたところ、それらしきものを再発見した。次に、それを紹介しようと思う。

 『鬼滅の刃』の主人公たちである竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の三人が持つ優れた感覚は、それぞれ、炭治郎=嗅覚、善逸=聴覚、伊之助=肌感覚(触覚)である。炭治郎や善逸は、相手人間か鬼か、人間であれば善人か否かを、これらの感覚によって看破できることは、漫画を読んだりアニメを観たりした人ならばよくご存知のことと思う。

 この三感覚と同じ取り合わせを、私が目にしたのは、小松和彦の著書『神々の精神史』(講談社学術文庫)に収録されている「屍愛譚(しあいたん)をめぐって 伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)二神の冥界譚を中心に」と題する論文の中であった。

 まず、私が『鬼滅の刃』を連想させるもの記憶していた箇所を、少し長くなるが同論文から引用しておこう。

 「男と女の愛の語らいは、昔から夜中に行なうのが一般的であった。言い換えれば、愛とは、第一次的に視覚依存するものではなく、香り(嗅覚)や声・物音(聴覚)あるいは肌触り(触覚)のなかからかに創り出されるイメージの、想像力による夢幻世界における営みであった。そして、日本女性美の一つは、この視覚的な隔離から発生しているともいえよう。『堤中納言物語』の「虫愛づる姫君」のなかに「鬼と女とは人に見えぬぞよき」とあるが、この言葉が苦しまぎれに吐かれた言葉にせよ、実に見事に女の美のあり方を、愛のあり方を示唆している。」

 奇しくも、小松論文の中で三つの感覚が挙げられる順序は『鬼滅の刃』の物語主人公たちが登場する順序と一致している。果たして吾峠呼世晴は、小松和彦論文著作を読んでいたのかどうか。真実は分からないが、そういった想像をしてみるのは楽しいことである

 さて、小松和彦論文は、国文学などにおいて見られる、妻・夫・愛人などに先立たれた人が、パートナーの亡骸を屍姦したり冥界を訪れるという物語記述について論じたものである。その中でも題名のとおり特に、亡くなった妻のイザナミ恋しさに黄泉の国を訪れたイザナギ物語、そこで語られる覗き見の禁忌、その侵犯について考察している。

 死して黄泉の国の住人となってしまったイザナミは、自分を現世に連れ戻すために訪れた夫イザナギに対して「それでは、現世に戻れるのかどうか、殿内に入って黄泉の神と協議します。私を待つ間、決して中を覗かないようにして下さい」と言い残して黄泉殿内に籠もる。しかし、妻と黄泉国神との協議が終わるのを待てなかったイザナギ禁忌を犯し、黄泉の国におけるイザナミの変わり果てた姿(肉体が腐敗して蛇に集られている有り様)を覗き見てしまったがために、彼女は現世に戻ることが不可能となり、二人は別れざるを得なくなる。

 この禁忌を犯す場面において、イザナギは彼の御髻(みみずら)に挿していた湯津爪櫛(ゆつつまぐし)を抜いて、それに火を灯してから黄泉の国の殿内を覗き見るという筋書きになっている。この灯火を焚く必要があったということは、つまり黄泉の国でイザナギイザナミが語り合ったのは、闇の中であったことを示している(そうでなければ、黄泉の国で最初に再会した時点で、イザナミの肉体的変貌にイザナギは気づいていたはずである)。ここには、現世でも黄泉の国でも何ら変わることのない「男女の愛の営みや語らい(ピロウトーク)は暗闇の中でこそ行われる」という形式がある。

 小松和彦論文でも指摘されていることであるが、日本イザナギイザナミの冥界譚やその他の屍姦譚・屍愛譚には、中国大陸の物語から影響を受けた節が窺える。小松論文でも紹介されているが中国東晋時代書物『搜神記』における屍姦譚の一例として、次のような話がある。

 美しい女性結婚した男が、妻から「私は普通人間ではないので、結婚してから三年経過するまでは、夜、明かりで私の姿を照らさないで下さい」と言い渡され、それを守りながら夫婦生活を送り、二人は子まで設けた。しかし、どうしても夫は我慢が出来ず、ある夜、明かりで照らして妻の姿を見てしまった。彼が目にした妻の姿は、腰から上が普通人間女性で、腰から下は干からびた白骨というものであった。妻は「私は死者であるが、あなたが、あと一年だけ我慢して私の今の姿を見ないでいてくれたならば、完全に蘇生することが出来たのに。しかし、あなたが禁を破ったがために、最早それは叶わなくなった」と言い残し、形見として袍(うわぎ)の端布と二人の間に生まれた子を残して、男の元を去ってしまった。その端布を持って嘆き暮す男のことは、スイ陽王(スイは目偏にオオトリ旁)の知るところになり、袍の端布が王の若くして亡くなった娘姫のものと同じであったこから、娘姫の葬られた墓を暴いたとの嫌疑で男は取り調べられることになった。男が語った事の経緯を信じられない王と家来が、娘姫の墓を検分したところ、墓暴きに遭った形跡も認められず、念のために墓内に入って棺も確かめると、袍の裾が棺の蓋の隙間からはみ出ていた。それを見て「さては、本当に墓を抜け出して夫婦生活を送っていたのか」と、王も家来も信じるようになったとの由。この生者の夫と幽霊の妻も、彼らの愛の営みを、妻の申し渡した禁忌を犯さないように、明かりの無い暗闇で行なっていたことは確実である

 イザナギイザナミ冥界譚と『搜神記』における人間・死者婚姻譚との間に共通するのは、妻の本当の姿を見ることの禁忌、それを夫が犯したために妻の蘇生が叶わないという点である

 特に前者の覗き見の禁忌について、小松和彦考察し、その本質は「女性が『ありのままの姿』を公に晒すのは好ましくないという、昔日の社会における男女観・価値観倫理観の反映」であり「女性の本性を覗き見ることについての禁忌」だったのではないか推理している。それを裏付けるかのように、生者であるパートナーに対して自分の本当の姿を見ないように要求する死者の話は、圧倒的に女性要求する側であることが多いのである。また、禁忌を犯した夫イザナギに対するイザナミの怒りの言葉は「吾に辱(はぢ)見せつ」(私に恥を晒させた!)というものであるさらに、類似物語として、豊玉姫(トヨタマヒメ)が出産の時、産屋に籠もり、それを彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)が覗き見ると、豊玉姫の正体はワニ(サメ)の姿であったという話もまた、女性の本性を見る禁忌の事例として挙げられる。

 死者にしろ生者にしろ、隠れている女性の姿を覗き見る男の性向というのは、時代を下っても変わらない。例えば『伊勢物語』の「むかしおとこうゐかうふりして」という出だしで有名な最初の一篇でも、田舎には不釣り合いな雅やかな女性が里に暮らしていることを知った主人公(在原業平)は、垣根の破れた所から彼女たちの姿を覗き見る。ずっと時代を下った現代においても、男性向けアダルトコンテンツは、視覚表現重要性を持つことは周知の事実である。このように、イザナギ在原業平の昔から変わることなく、男性は「視覚的な欲求」を満たすことを強く好むと言って間違いない。

 ところで、この「屍愛譚―」論文を再読し、期せずして気づいたのであるが、論文の著者である小松和彦の行なう考察もまた(覗き見の禁忌を論じて考察する必要から、当然のことではあるとはいえ)、やはり「視覚範疇」に留まっている。これもまた、視覚を重視する男の性向の顕れと言えるかもしれない。しかも、上に引用した箇所で「夜の闇の中での男女の愛の営みや語らいにおいては、嗅覚聴覚・触覚が重要である」といったことを述べているのにも関わらず、同論文は、それらの三感覚重要な働きを示している国文学上の具体例を、特に挙げてはいないのである。あるいは、国文学に詳しい人たちからすれば周知の事実なので、態々挙げる必要がないとして言わなかっただけのことなのだろうか?

 とりあえず、男女の機微の話は後回しにして、ひとまず、妖怪識別する手段としてのこれら三つの感覚について、話を進めることにする。

 聴覚妖怪識別に用いる事例は、比較的容易に見出される。例えば、誰そ彼(たそかれ)時・彼は誰(かはたれ)時・夜のように、人間なのか物の怪なのかを視覚的に区別をつけ難い時、相手妖怪が発する声によって正体を見抜くという事例は幾つも見つけられる。カワウソなどの物の怪は、人間から「誰じゃ?」と問いかけられると「俺じゃ」と言えず「おねじゃ」とか「かわい」などとしか言えないので、正体を見破られてしまうという。これは、言霊の力とも解釈できるが、音声(聴覚)による正体識別の事例と考えても許されるであろう。また、仮に人間の方が話し掛けたり問い掛けたりしなくても、妖怪の方から自発的に何らかの独特な声や音を発してくる(アズキアライ・テングダオシのような怪音、ヤロカ水の怪しい呼び掛け声など)ので、それを聞けば正体が分かるという例もある。これらも聴覚による妖怪識別に含めてよさそうである

 触覚の方はどうだろうか? 例えば、厠(便所)で河童などの物の怪に人間が尻を触られるという怪異の話は数多い。そして、それらの怪異譚は「毛むくじゃらの手である」といったような、通常の人間とは何かしら異なる手触り・肌触りの特徴を持つことを窺わせる描写が伴うことが多いように思える。厠が家屋の中では暗い場所に分類されることを併せて考えれば、これも視覚には頼り難い状況下で、触覚により妖怪識別する事例と考えることが可能ではないだろうか。他には、猟のために山に分け入った猟師が、夜になり「これでは鼻を摘まれても分からないな」と独り言を呟いたところ、突然「これでもか?」と何者かの手に鼻を捻られたという怪異譚もある(参考:千葉幹夫『全国妖怪事典静岡県の部)が、これは残念ながら手触りについて伝えていない。しかし、このように暗い場所時間帯において、物の怪に身体の一部を触られるという怪異譚は、枚挙に暇がない。これらも触覚によって人か物の怪かを判断するという事例に含められないか否か、再検討してみるべきかもしれない。

 問題は、嗅覚により妖怪識別する話や本性を看破する話なのだが、残念ながら今のところ、これといった事例を見つけられずにいる。逆に、妖怪嗅覚の方を利用し、何らかの臭いを発するもの人間が用意することで魔除けにするという事例ならば、比較的容易に幾つも見出だせるのであるが。例えば、焼いた鰯の頭を魔除けとする例は有名である。また、今でこそカカシといえば田圃に立つ人形のことであるが、日本神話でオオクニヌシスクナビコナと出逢うくだりに記されているように、本来の古い和名はソホド乃至ソフドである。それがカカシと呼ばれるようになったのは、稲を荒らす鳥を追い払うのに、鳥の死骸を焼いたもの竹竿の先に紐で括り下げて掲げるという風習があり「臭いを鳥に嗅がせる」という意味でカガシと呼んでいたものが、鳥避け人形混同されるようになったかである。上に挙げた鰯の頭も、ヤイカガシ・ヤッカガシ(焼き嗅がし)と呼ぶ地方があり、明らかに鳥避けのカガシと同じである。他にも、山中でタヌキやムジナの類いに化かされたことに気づいたならば、煙管(煙草)を一服すれば妖怪は逃げていくとか、小便をすると臭いを嫌がる妖怪を避けられるとか、人間嗅覚ではなく妖怪嗅覚を逆手にとって利用して払う例は多い。

 小松論文では具体例が挙げられていないものの「視覚的に本性を見ることが禁忌とされた状態特に暗闇の中で、何者かと一対一で対峙する状況において、重要役割を果たすのは、嗅覚聴覚・触覚である」という見解は、説得力を感じさせられるものであることは確かである特に、愛の営みに関しては、そうである人間がお互い裸一貫となって同衾する時、見た目の虚飾は、ほぼ通用しなくなるのだから。したがって、これら三感覚重要性が高まることは、必然であるように思われる。

 とはいえ「思われる」ということと、国文学などにおいて実際にどのように捉えられていたのかは、もちろん別問題であるから、これは検証必要があるだろう。あるいは(素人である私に言われるまでもなく)既に専門家の間では検証済みなのかもしれない。国文学中の、特に男女の愛の営みや語らいにおける三感覚が占める役割について、どのように描かれ、語られてきたのか、可能ならば識者の見解を知りたいものである

―――――――――――――――――――――――――――――

 さて、私は上で、男女の機微の話を後回しにして、妖怪の正体を識別する感覚的な手段の話をすると書いた。そこでいよいよ、男女の機微、すなわち異性のパートナーのことを暗闇の中で知る手段としての嗅覚聴覚・触覚の三感覚について論ずる順番がやって来た。といっても、上の文章を読んでもらえば分かるとおり、専門的な知見を私は持たない。そこで、識者の見解とは無関係に、今の私個人が思うところを書くことにする。したがって、これより以下は全くの駄文である

文字数制限のため分割したので、続きは⇒anond:20221023224411

2022-10-20

anond:20221019192506

小泉八雲の「雪おんな」のように、

山の猟師が泊り客の女と結ばれ子供が生まれ

嫁にうっかり雪女と結んだタブーを口にしたため、

女は自分こそ雪女だと明かすが男との間に生まれた子がいたため殺さず、

“子に万一の事があったら只では済まさぬからそのつもりで”と告げて姿を消す

2022-10-19

魔力を有する性器、その他の話

女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリ拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。

中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトル単行本がある。作品のものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。

○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公物語である

この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。ただし『空は―』の主人公の巨大な身体パーツは、耳ではなく陰唇である

念のために再度言っておくが、作者の中田雅喜女性である

ある日突然、X-MENミュータントのように陰唇が○ンボ状態になってしまった主人公女性に悪さを働く暴漢を巨大な陰唇で退治したり、人類から差別迫害に立ち向かったり、同じダ○ボ族たちと巡り会ったり、ダ○ボ族と人類戦争が起きて巻き込まれたり和睦したりと、奮戦する主人公の姿と、普通少年との淡い恋の行方。これら全てを描き切った一大ファンタジックSFエロチックコメディ絵巻である。念のために言うが、嘘は言っていない。ろくでなし子以前に、ここまでポップに女性器を強調したキャラクター創造したクリエイター存在したことは、日本アート史上に記録しておいてよいであろう。

この最高に馬鹿げた漫画執筆した切っ掛けが果たしてどのようなものであったのか。それは、同じ作者によるエッセイ漫画『純情ももいろ日記』に経緯が描かれている。

この『ももいろ―』についても説明すると、現在でこそ、女性漫画家性愛などについて赤裸々に語るエッセイ漫画自伝漫画のような作品は、決して珍しくもないが、中田による『ももいろ―』は、そのようなジャンルの先駆的作品である日本漫画史上、もっと高い評価を受けて然るべき作品であると、個人的には考えている。

ももいろ―』の内容も少し紹介する。例えば、成年向け作品執筆に関して、誌面では最終的にボカシで消されるとはいえ、生原稿では性器を描かざるを得ない。他にモデルもいないし仕方が無いので、作者である中田雅喜は、自身彼氏性器の実物を見ながらスケッチしたという。そういったユーモラスなエピソードの数々が『ももいろ―』では、ポップで可愛らしい絵柄で描かれている。ちなみに、性器スケッチモデルにもなった彼氏は、後に中田雅喜結婚して夫婦になるのだが、漫画で描かれている外見的な特徴を見れば、彼氏の人の自画像そのままなので、誰なのかは一目瞭然である。よく本人がオーケーしたな……。器が大きすぎる……。ダ○ボだけに。

それで『ももいろ―』によれば、若き日の中田雅喜は、隙間風が吹く風呂無しアパート暮らしており、冬の寒さに難儀していたため、ガス湯沸かし器を購入する資金が欲しかった。ちょうどそんな時に、知り合いの編集者が成年向け雑誌仕事を持ってきた。その依頼を受けたことが切っ掛けで、中田は成年向け作品執筆するようになった。そうして傑作『真・ダ○ボ』シリーズが生まれた。なお、中田雅喜は、無事にガス湯沸かし器を手に入れたそうである

成年向け雑誌仕事中田雅喜のところに持ってきた、その編集者とは、何を隠そう「オーツカ某」である。この呼称を覚えている人がいたら、その人は若くない。これは、現在大塚英志である大塚英志といえば、千葉徳爾宮田登の教え子であり、その学問的な素養を活かして『北神伝綺』『木島日記』『黒鷺死体宅配便』など数々の傑作を生み出した人物でもある。当時オーツカ某だった大塚英志が、漫画『真・○ンボ』の内容にどれほど寄与していたのかは定かではないのだが、もしかしたら民俗学神話伝承などについて学んだ経験を活かして、アイデア中田雅喜提供したりしたのかもしれない。何か情報を知っている人は、教えて下さい。

かなり前置きが長くなったが、ようやく神話伝承話題に繋がった。中田雅喜の『真・ダ○ボ』では、物語の終盤において「牙が生えている性器を持つ、女性の姿をした怪物伝承」「自らの手で牙の生えた性器を広げる女性の姿を描いた石像」について言及される。そして「この恐ろしい怪物に関する人類伝承は、遠い未来に遭遇する運命にあるダ○ボという異種族に対する、未来記憶による恐怖の産物だった!」という話になる。分かる人には分かると思うが、これは勿論、アーサー C. クラークSF小説『幼年期の終わり』が元ネタパロディである

さて、牙の生えた性器を持つ女性神話伝承については、金関丈夫が「Vagina Dentata」と題した論文(岩波文庫木馬と石牛』に収録)で、台湾東南アジアなどに分布するもの特に詳しく紹介している。この神話は、日本列島にも存在する。

この神話群は、おおむね次のような内容である。「昔、とても魅力的な女性がいて、大勢の男たちから求婚された。しか結婚しても、初夜に夫が死んだり逃げ出したりして、夫婦生活は長続きしなかった。その原因を調べてみたところ、彼女性器に牙が生えていて、夫の性器を食い千切って死に至らしめることが判明した。その牙を抜いたり砕いたりすることで、彼女普通女性となり、新たに夫を迎えて幸せに暮らすことが出来るようになった(バリエーションとしては、単なる怪物として退治されて死んだといったもの存在するようである)」

この物語典型の一つが、江戸時代奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収録されている「金精神(こんせいじん)の事」と題する一篇である。これは、津軽で「カナマラ大明神」と称して祀られていた、黒銅(黒鉄)で作られた男性器型の御神体について、その由来を聞き書きしたものである

この由来物語でも、やはり、牙が生えた女性器を持ち、それが夜の夫婦の営みの際に夫の性器を食い千切って死に至らしめるために、結婚しても夫婦生活が続かないという女性が登場する。その悩みを聞きつけた或る男が、この女性結婚を申し込んだ。そして迎えた初夜、新しい夫は、自らのものを初めて挿入する代わりに、まず黒銅で作った男性器を妻の性器に挿入した。すると牙の生えた女性器は、黒銅の男性器に噛み付いたために、牙が砕けて全て抜け落ちた。それ以後、女性普通女性となり、つつがなく夫婦生活を送った。その時に夫が用いた黒鉄作りの男性器が、後に神として祀られ、今のように崇敬されるようになったとの由。

古今東西神話呪術において、男女のいずれの性器も、生命力呪術的な力の源泉として神聖視される事例が数多い。その中で特に女性器は、妊娠出産による人間誕生という重要役割を担うことから生命象徴のものであった。しかし、それとは対照的に、Vagina Dentata神話で描かれている女性器は、牙を生やしていて、生命を生む存在ではなく、むしろ奪う存在である。これは、陰唇と口唇の形態的な類似と、性行為時に男性器を受け入れるという機能から男性器を喰らう女性器という発想に至ったと考えるのが自然なことであろう。けれども、それだけではないように思われる。

Vagina Dentata神話根底には「生命を生み出す魔力を持つ女性には、それと表裏一体のものとして、生命を奪う魔力もまた備わっているのが当然である」とする、呪術的な発想もあったのではないだろうか。ニギミタマ、アラミタマという言葉が示すように、聖なる力は、好ましい側面だけでなく、同時に好ましくない側面や荒ぶる側面を併せ持つとされることも多い。聖なる力が人間の役に立つ時には「カミの力」とされるし、人間に害を及ぼす時には「妖怪の力」とされる。こういった「カミと妖怪の間を振り子のように行き来し、変貌する超自然的な存在」という妖怪の有様は、京極夏彦作品に多大な影響を与えたことでも知られる妖怪学者小松和彦著作で、詳しく論じられている。女性器の神聖性に対して人類が抱いた、善悪判断を超越した畏怖の感情。それがVagina Dentata神話には残されているのであろう。

もう一つ。生命力の源泉という呪術役割を巡る主導権争い、すなわち、女性原理男性原理との間に生じた闘争対立記憶を、Vagina Dentata神話は今に残して伝えているのではないだろうか。『耳嚢』の金精神(こんせいじん)についての伝承は、生命を生むための呪術的な過程において、vaginaを重要視する女性原理から、phallusを重要視する男性原理が、地位や主導権を奪ったこと、男性原理の側から見た勝利記憶を留めているのではないか。牙を失い、呪われた存在ではなくなった女性器は、その代償として呪術的・超越的な力を失って馴致されたとも読める。

しかしまた、こうも考えられる。生命力の源泉としての呪術的な力は、女性原理場合女性器の妊娠出産の力として発揮されるが、男性原理場合男性器の種付けの力として発揮される。その一例として、田植え神事において、男性器を模した御神体田圃の泥土に突き刺し、稲の豊穣を祈願するという儀礼存在するという事例が挙げられる。金精神(こんせいじん)の由来物語も、新たな生命創造する過程である男女の営みの中において、生命の根源に係る呪術的な部分で、男性原理の種付けの役割にも"平等に"重きが置かれるようになったことを示しているとも考えられる。そう考えるならば、つまり精神(こんせいじん)の由来物語とは、男女双方の原理二人三脚でなければ、人間生命を生み出す呪術的な力を得ることは出来ない、女性原理だけ或いは男性原理だけでは決して呪術は成り立たないのだという「男女の共存和合を説く物語」だと解釈することも可能である対立征服物語として捉えるよりは、そのように考えた方が、建設的で平和的なのではないだろうか。

ところで、魔を祓うのとは少し違うが、男性器もまた、困難時に着衣を脱いで曝け出すことで窮地を脱するための呪術的な行為とするという事例がある。例えば、猟師が山で迷った時に、勃起した陰茎を山に向けて見せれば、山の神(女神)が喜び、その男性を助けて無事に下山させてくれるという伝承がある。

また一方で、女性器にも似たような発想の伝承がある。田植えをする時に女性和装下着を着けていないと、丸見えの女性器を田の神(男神)が見て喜び、田植え作業が早く進んで終わるように手伝ってくれるという伝承がある(そういったエロ話をしながら、田植え作業に勤しむ農村女性たちの活き活きとした姿を、宮本常一が記録に残している)。

このように性器を曝け出して超自然的な存在に祈願する人間の姿は、文明化した我々現代人の目から見れば、大らかではあるが、馬鹿馬鹿しく滑稽に映る。しかし、自らの肉体の恥ずかしくて重要な部分を曝け出すことができるというのは、相手が神(カミ)であろうと人間であろうと、それを捧げる対象に全幅の信頼や愛を抱いていなければ出来ないことであり、ある種の真摯さや敬虔さの証となる行為でもある。そう考えると、男女間の異性愛だけに限らず、全ての性愛行為根本において、信頼や愛が何よりも大切であるとされることの原点が、これらの呪術行為図像には秘められているとも言えるであろう。

そう考えれば、魔力を持つ性器を曝け出すという古来の伝承図像、それらの子孫として現れるポップカルチャー的な表現は、単にこれらを面白がるだけでも全く構わないとは思うが、改めて見つめ直してみれば、案外と我々現代人が真面目に学べる何かをも多く含むのかもしれない。

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過去駄文こちら。

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2022-10-08

映画『“それ”がいる森』を見てあまりのクソさに怒りが湧いた

"それ"の正体は"宇宙人"でした!!!!!

うんまあそれは別にいいよそこは問題じゃない、問題は序盤に宇宙人っぽい姿がチラっと見えてるのと明らかにUFOっぽいデカい鉄の塊見せておいて終盤に「宇宙人!!!!」って展開。

いや宇宙人やん!!!最初から宇宙人じゃん!!!驚きも何もねえよ!!!

あと主役みんな棒演技なのは何でだよ!!!子役結構大人びた見た目で小学生は無理があるだろ!!!

序盤、森にあるUFO子供があるんですけど見つけたら見つけたで怖いから帰るって何それ?それまで興味津々だったじゃん。熊出没注意の看板が立ってる森の中を平気で歩いてるのに怖いも糞もあるかよ。

ていうか令和の時代秘密基地落とし穴小学生が笑い合うの不自然過ぎだろ。落とし穴とか先に見せておいて終盤に宇宙人落としてこれが伏線だってかふざけるな

ていうか鉄の壁破って来る宇宙人落とし穴ダメージ受ける訳ないだろ(受けてたけど)

そして父と息子の無駄喧嘩なにこれ?まあ喧嘩するのはいいけど毎回抱き合って終わるのなんで?同じ展開何回も続けても面白くないよ

中盤、宇宙人ちょっと襲ってくるんだけど何故か主人公襲う時にオレンジ掴んで怯んで撤退するのよ

何で掴んだ?これも後の伏線のための無駄な動き過ぎて違和感が凄い

そして警察いくらなんでも無能過ぎる、これ犯人宇宙人から仮に有能でも対処出来ないのに無能さが意味をなしてない。そして学校教頭無駄に嫌味ったらしい性格、これも意味など無い

あと町で過去神隠しと言う名の宇宙人に攫われかけた爺さんが出るんだけど何で今町で行方不明事件起きてるの知らねえんだよおかしいだろ。

森で猟師犯人だと思われてる熊殺したけど子供は食べられてなかったという展開

いや森に熊出るんかい!!!!!!!!めちゃくちゃ危ない森やないか!!!!!!

終盤、UFO電磁波放って町全体が停電するところはちょっとだけ良かった。こんだけデカい規模で起こした騒ぎにどう収集つけるのか興味が湧いた。

誘拐事件が多発してるので学校で待ちます???おかしいだろ普通自宅待機だろ、せめて集団下校で学校に残る意味なんてないだろ。

宇宙人が襲ってたぞ!!!しか子供誘拐して大人を殺すぞ!!!でも子供誘拐じゃなくて実際には殺して栄養にしてるぞ!!!!!

??????

いやなんで子供誘拐されてて生きてること前提で話が進んでるんだよおかしいだろ。仮に変人だとしても死んでる可能性のほうが高いだろ。

宇宙人の弱点は細菌だ。中盤、宇宙人オレンジに触れた時に怯んだのは細菌が弱点だから!!!!!!

いや序盤で言ってなかったけど主人公農家細菌感染したオレンジ燃やしてたけどそれ伏線??????ていうか細菌感染したオレンジ全部燃やしてたよね?????

なんか棒の先にタオル巻いてオレンジの汁付けたのを宇宙人に当てたら倒れたけどそんな弱いの?????傷口にとかじゃなくて触れるだけで??????

そしてその武器を逃げる時に捨てんなよ!!!!!!おい!!!!お前奥の手用意してるとは言えおかしいだろ!!!!!

ずっと持ってろ!!!!!

何で宇宙人一体やられただけで皆撤退するんだよ!!!!!!!!!

お前ら子供殺して増えた意味ないだろ!!!!!!!!!

そして1ヶ月後…子どもたちには笑顔が戻り…

なんでだよ!!!!!!子供何人も死んでんだぞ!!!!!

何で良い話風に終わるんだよ!!!!!!おかしいだろ!!!!!!おい!!!!!!

俺がおかしいのかと思ってたけど映画終わった後周りも変な雰囲気が漂ってたのでこの映画が変だと思ったのは俺だけじゃなかったのかと安心しました。

2022-09-12

anond:20220912230253

気にならないというか、漁師さんや山の猟師さんなんかは、仕事が激しいかちょっと見方が違うだろうね。

定型発達だったり、周りの言うことを聞かない子は荒波や崖で自然とはけていくから

ベーリング海の蟹漁師さん、大間マグロ漁師さんなんて、定型発達の同僚ですら海に落ちていくらしい。

子だくさんにしておけば、育てにくい子が混じってても、自然とどうにかなるんじゃないかな。

でも、自営業というのも広くて、商売してる家はまた別。

跡継ぎの男の子が使い物にならなかったら、はけないけど下の女の子ちゃんと働けるお婿さんをつけたり、養子をとったりして家業を守るね。

農家だと、非定型発達の子でも、農作業にこだわりを発揮すれば上手くいく場合もあるらしい。

2022-08-28

「○○、なんてない」っつうタイトル記事、とにかくタイトルが鬱陶しくて、糞食らえ!という気持ちになってまう

ほんまに気色悪いんや

ほんまに気色悪い上に、そのキショい「なんてない」構文に妙にこだわっているせいで、意味不明になってしまっている記事すらある

マジでいてこますぞワレという気持ちになる

センスがない

センスがなさすぎる

不快なんだ 不快害虫なんだよ

ゴキブリ以下の、ドブみたいな、ないほうがマシのセンスだ マイナスだ カスだ オタンナス

見るたびに芯から不快な気分になる 心胆寒からしめられる

イヤなんだ 見たくないんだ 他のタイトルにしてほしい

そんで、このクソ企画が、クソタイトルが、また妙に息が長いんだよ

去年くらいからずーっと、時折ホットエントリに現れて、俺に不快感を与えてくるんだ

マジでやめてほしい 他のシリーズにしてほしい

なーにが「○○、なんてない」だ

どこがいちばんムカつくか?っていうと、実は、「なんてない」じゃなくて、「、」なんだよ

一回言い切ったあと、ちょっとタメをつくって、「なんてない」

タメをつくんなよ 腹が立つから

本当に腹が立つんだ ハラワタが煮えくりかえると言ってもいいかもしれない

せめてこの「、」がなかったらまだ許せてた

会社ウンコを漏らしたらもう終わり、なんてない」

会社ウンコを漏らしたらもう終わりなんてない」

視認性だと後者のほうが下だけど、ムカつき度も下だ

腹立つねんマジで

だいたい、良い大人が、いつ「〜、なんてない」なんて言い方をするんだ

ガキっぽい表現をあえて使うことでアピーリング雰囲気を出そうとしてんのかもしれないですが、ただただイリテーティング、ファックユー、アイヘイトユー、マザーファッキンバスタード、という気持ちしかならない

実際、俺は最近何に対しても心が"凪"の状態になっていて、ほとんどのことには腹が立たない

元首相が死んでも、国家中枢が謎のカルト教団支配されてても、戦争が起きても、「わー…」くらいの反応で済ませることができている俺が、「○○○、なんてない」という記事タイトルのあまり気持ち悪さ、クソさ、ゴミさ、臭さ、それを猟師鉄砲で撃ってさ、煮てさ、焼いてさ、食ってさ

それを木の葉でちょいと被せ!

殺すぞマジで いまの殺すぞというのは、俺自身に向けた言葉です

とにかくダメなんだよ 堪え難い

早く終わってくれねえかなあのクソ企画

2022-08-19

スナイパー小屋猟師が山に籠もるイメージから来てるのかな

2022-08-10

anond:20220810224921

紛らわしいカッコしてたら猟師に撃たれても文句言えんってこと

からアウトドアのウェアは自然に溶け込まないようなカラー展開なんだ

2022-07-12

「なんだよ暗殺とか簡単じゃん!」って風潮になってるという風潮

犯人が今回暗殺必要だったパーツを揃えるのって全然簡単じゃなくね?

自分の肉体

犯人は体格を見るに2年ぐらいぶっ通しで筋トレなり肉体労働なりをしてる。

これは案外簡単じゃない。

特に負け組と呼ばれている人達には難しいだろう。

その証拠日本中にヒョロガリデブが溢れており、彼らの7割ぐらいは「復讐のために筋トレだ!」と思い立っても3日で辛くなってやめるだろう。

銃・実練習場所

パイプにダクトテープが巻き付いたようなハンドメイド銃を見て多くの人は「こんなの俺でも出来る!」とか「3Dプリンタ銃の方がまだ精巧だ」と勘違いしている。

だがあれを作るのは決して簡単じゃないし、少なくとも3Dプリンタで作れるようなゴム鉄砲の延長みたいな銃ではまともな散弾は発射できないだろう。

銃そのものを作るのに最も障害となるのがトライエラーの機会だ。

火薬を使うという性質上どうしても発射する場所には気を使う必要がある。

銃の練習だけならアメリカでやればいいんだろうが、その経験を手製銃にそのまま活かせるわけもないし、銃の性能テストをする必要もあるのでどうしても本番前に実射撃必要になる。

山の中で猟師の振りをして撃とうにも、見たこともないような銃を使っていれば自然と目立ってしまうだろう。

猟銃をそのまま使えば問題解決しそうだが、今度はその形状で警戒されてしまう。

暗殺に丁度いい大きさで、かつ命中率と殺傷力を両立したいなら犯人が使っていたのが限りなくベストだと言えるだろう。

結果を見た自分たちは既に正解がわかっているわけだが、それを自力見出していく道を簡単とは言えないのではないだろうか。

情報と運と忍耐

今回、暗殺成功における最大のファクターは「警備が手薄なタイミングで実行に移したことなのは間違いないだろう。

本人と装備の準備はたしかに立派なのだが、ほとんど警戒されずに後ろから近づいて悠々と2発目まで発射できていなければ殺し切ることは不可能だっただろう。

ネットTVではSP無能がしきりに叫ばれるが、そもそもSPの人数が4人ほどいれば誰かは後ろを警戒していただろうし、その場合は発射方向をキチンと把握してカバンを構えることで2発目は防がれた可能性が高い。

そもそも1発目を撃つとき体制や狙いをつけるとき障害物を意識する必要なども生じるだろうから成功率は大きく下がる。

結果だけ見れば最後には運が大きく作用しているのだが、それを引き寄せたのは本人の忍耐力だと私は思っている。

「実行に移そうとしたが、奈良以外では近づけなかった」というのを多くの人は奈良県警の純粋無能としてばかり評価するが、ここをもって犯人の忍耐力についても一考するべきだ。

銃をカバンに仕込んで移動すること自体リスクを伴うことを考えると、結構直前に作成成功率を鑑みて撤退できるのはかなり冷静な判断力がいる。

そもそも普通は持っていれば即捕まるよな物をカバンに入れて警備された地区に近づくだけで心拍数が上がりきって判断力がなくなるはずだ。

犯人はその状況でも冷静に警備の硬さを確認して撤退する。

覚悟のない人間であれば、こうして近づいた段階で満足してそのまま復讐をやめ、自分けが知る小さな勝利だけを持ち帰って満足しているだろう。

ないしは何度も危険な状況に挑戦するのを嫌って玉砕覚悟成功率を無視して行動に移し、脅しをかけただけで勝利だと満足しながら刑務所に入るやも知れない。

だが今回の犯人は冷静さ・忍耐力・覚悟・信念などをあまりに多く持ち合わせていたがゆえに、次なる機会を伺い暗殺成功させている。

やはり過小評価されているのでは?

これを簡単だと言えるのだろうか???

犯人像の英雄化を防ぎたいだとか、社会的地位の高い人間の恐怖心を煽りたいだとか、とにかく騒ぎたいだとか、そういう理由から今回の犯人が揃えた手札の質と量を過小評価する傾向があるように思えてならない。

正直、よっぽど頭がプッツンしたからといってここまで出来る人間日本人全体の1%程度なんじゃないだろうか?

そもそもその1%の人間はその能力を持って人生コントロールしてプッツンすること自体を防ぎ切る可能性が高いだろうし、もしも頭がプッツンしても99%の人は冷静になって途中で辞めるだろう。

針の穴を通すレベルで不運と能力と偶然が無数に重なってようやく起きた極めて稀有な事例に思える。

もしもこれが「酔って暴走したトラック運転手プリウスミサイル老人に元首相が撥ねられて死んだ」という事件であるのなら、「暗殺簡単すぎるだろ……」と私も怯えたに違いない。

だが今回の事例を簡単と呼ぶのは違うように思える。

簡単ではないが、能力のある人間が、本気で実行に移そうとしたなら、それは結果を伴いうる」という事例ではないだろうか?

センセーショナルなるな表現体験を求めすぎて多くの人が本質を見失っているように見えてならない。

anond:20220709121806

猟師も多かろう奈良でも街中じゃ、発砲音にも無頓着だったよなと。

私怨にしちゃ用意周到すぎると思ったけど、あれだけ優秀な青年をほっておいてしまった社会責任てやつか

2022-07-07

anond:20220707001827

それを猟師鉄砲で打ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ

2022-06-14

ラノベ作家モデルにしたRPGクソシナリオ実在したのか?2

https://anond.hatelabo.jp/20220614220352

2.「作家としてのアカウントで嘘ついてバズるなんておっそろしい真似できるわけない」

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1536239636062027777

真島文吉 on Twitter: "そういや、ツイートバズるたびに「バズりたいために吐いた嘘だろ、認めろ!」って人が寄ってくるけれど、そもそも彼らはバズることを無条件に「良いこと」だと勘違いしてる。バズることは良いこととは限らないし、バズろうと思ってバズれるもんでもない。バズることはあくま現象よ。"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1536247464050950146

真島文吉 on Twitter: "そもそも作家としてのアカウントで嘘ついてバズるなんておっそろしい真似できるわけないねん。そんなことしてバレたら仕事なくなるわ。"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1536247777495482368

真島文吉 on Twitter: "フォロワー仕事仲間や作家仲間全員を騙すことになるんだよ。できるかそんなこと。"

真島氏はこのように語るが、この言葉にはどのぐらい妥当性があるだろうか。

そもそも嘘をつく理由がないことは嘘をついていないことの証明にはならないが、そんな一般論を抜きにしても、プロの(ラノベ作家が嘘をついてバズったケースは、実際に存在する。三国陣氏の「だいしゅきホールド命名詐称事件だ。

「だいしゅきホールド」の起源をめぐってラノベ作家ケモナーがバトル - Togetter

ttps://togetter.com/li/1479016

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/mikunijin/status/1236507155257122816

三国陣@肩こり on Twitter: "#しれっとすごいことを言う見た人もやる 「だいしゅきホールド」とかい知能指数0の妄言を生み出したのは私だ。正直すまなかった。"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/donpuku/status/1236799397536518144

どんぷく on Twitter: "「だいしゅきホールド」って名前考えたの僕なんですけど、「アレ書いたのオレなんスよw」って自慢するのが恥ずかしくて今まで黙っていたら、ラノベ作家さんにお仕事宣伝に使われはじめてしまいました。 とてもつらい。おなかいたい。




詳しい経緯は省くがこの件は、ラノベ作家三国陣氏の発言が虚偽であり、「だいしゅきホールド」の真の命名者は後から名乗り出たどんぷく氏の方であったことがほぼ確定している。三国氏は、あくま記憶違いの結果であるとしているようだが。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/mikunijin/status/1236871061116841984

三国陣@肩こり on Twitter: "いや本当に下らないとは思うよ… でも、万が一私の老いた脳が見せた幻覚だったとしても「嘘をついて注目を集めようとした」と取られるのは困る そんな下らないことして注目集めなくても仕事もらえています 変にバズったか戯言が大きく見えるだ…

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/mikunijin/status/1236876467272740866

三国陣@肩こり on Twitter: "一応弁明すると、私は自分が書き込んだというふうに覚えています 私の記憶が正しいか私自身も証明できないだけです 人の記憶はわりとすぐ間違いがおこるので、私は自分自身も他の誰かも怪しいものだと思ってます"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/mikunijin/status/1237249325836537856

三国陣@肩こり on Twitter: "最初ツイートは十年前のあいまい記憶で書いたものです そもそも自分がいたのはVIPじゃなかった気がするので「あの有名なレス」は私じゃないと思います なので例の単語を私が考えたというのは間違いだった可能性が高いです 結果的に嘘つき…


この件で仕事がなくなったかどうかは不明だが、三国氏の主張を支持していた同じくラノベ作家高山理図氏ともども、ツイッターアカウント実質的な停止という事態にまで発展した。まさに、「フォロワー仕事仲間や作家仲間全員を騙すことに」なってしまったわけだ。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/Lizreel_spindle/status/1237048544533442565

高山 理図@異世界薬局 小説漫画発売中 on Twitter: "このたびはソースのない情報確認不十分のまま拡散し、大変申し訳ありませんでした。以後、情報の精査に努めます。本件で特に迷惑をかけたどんぷくさん、発端となる拡散証拠の有無を伺ったこと、深くお詫びいたします。責任の一切は私にあります。再掲です。"



からラノベ作家は信用できない、という話ではない。現代の(ラノベ作家という職業にとって「バズる」ことは、嘘をついてでも、作家仲間を巻き込んででも目指すだけの価値があるらしい、ということだ。作家自身宣伝を兼ねなくてはいけない業界の悪しき慣習はしばしば指摘されているが、その構造がもたらした歪みといえるだろう。

さらに言うと、たとえ金銭的・社会的利益に直接結びつくことはなくても、ツイッターを含めたインターネットでは、「それを真に受ける人間が一人でも存在する」だけで十分に嘘をつく価値となり得る。一度でも増田に書き込んだことのある人間なら皮膚感覚理解できるだろうが、自分無責任言葉に踊らされる人間を眺めることは、それ自体が至上の快楽だ。

まり、ことインターネットにおいては、「嘘をつく理由のない人間」は存在しない。そう思った方がいい。誰しもがふとバズの誘惑に転びうる、そんな気持ち悪い世界に我々は生きている。

そういう目で真島氏の過去発言から「バズった」ものを抜き出してみると、1万RT超えの自演荒らしの件をはじめ、こんなことがあった・こんな人がいた式のエピソードトーク系が微妙に多いような気はする。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1514854315013582851

真島文吉 on Twitter: "あることに怒っているツイートが1日200件あったら、炎上案件だと思うでしょう。でも私が2ch作品投稿していた時、つまんねえ、駄作で場を汚すな、みんなでこいつを追放しようぜ、という内容の書き込み複数IDで200件あって、それが…

ttps://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FASCIIART_NOVEL%2Fstatus%2F1533119695880359937

真島文吉 on Twitter: "小学生の頃、毎日いじめられていた子が図画工作時間に「わたしの夢」という題材で絵を描けと言われて、他の子サッカー選手花嫁の絵を描く中、自分いじめている同級生バラバラにしている仮面ライダーの絵を描いたことがあった。後日教壇に呼び出されて絵を晒されて叱られたんだけど、"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FASCIIART_NOVEL%2Fstatus%2F1531140959123423233

真島文吉 on Twitter: "創作の参考になるか分からんが、知り合いの猟師のじいちゃんが昔言ってたことには 「猟犬は強すぎてもいかん。あんまりにもデカくて強い犬は必死になって戦わんでも生きていけるから獲物を見逃すことがある。小さくて弱くて意地っ張りの駄犬の方がいい仕事をする」 と(しかしひでえ言い方だ"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FASCIIART_NOVEL%2Fstatus%2F1513163234387558401

真島文吉 on Twitter: "以前子供の頃から好きだった作家先生にヒヤッとする褒め方をされたことがある。 「真島君のキャラクターは、相手人格否定する時は、そのまま果たし合いする覚悟で言ってるからとてもいいですね。私、人に強い言葉を強い口調でぶつけておいて…

ttps://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FASCIIART_NOVEL%2Fstatus%2F1463878862551486467

真島文吉 on Twitter: "先日、近所の爺さんに「あそこの家の嫁は挨拶もキチンとできん。村八分にしてやろか」とか突然言われて、やっべえなこの人何考えてんだと思いつつ、なんか返さなきゃなと思って言葉を選んでたら色々バグって「多分……向こうのほうが友達多いですよ……」ってじっとじいさんを見つめてしまった。"

ttps://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FASCIIART_NOVEL%2Fstatus%2F1448101556851642371

真島文吉 on Twitter: "だいぶ前に広島で坊さんと 「仏教にはもともと禁欲的な教えはないんだけど、なぜかわかりますか?」 「ブッダが苦行林で禁欲否定たからですかね」 「それもありますけど、昔の食糧事情や衛生事情禁欲やら節制やらをしたら、死ぬからです…

ttps://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FASCIIART_NOVEL%2Fstatus%2F1406261606984523776

真島文吉 on Twitter: "中学校美術先生、いつもイライラしてて怖くて嫌いだったんだけど、印象深い話をしたことがあった。「どんな作品でもエンタメとして楽しめるやつは信用するな。そう言う人間には良心がない。俺は俺の作品盗作したやつを詰めて自白させたが、審査員そいつの色が好みだからと一等をやりやがった」"



無論、ネタツイなど他の種類でのバズもあるし、仮にエピソードトークに偏っていたとしてもそれが何かの根拠になるわけでもない。ちなみに本人はこのように説明している。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1536283706968907776

真島文吉 on Twitter: "最近昔のことをよく呟くのは、数年続いた肉親との争いがほぼ決着して、過去邪悪ものを捨てて行って(整理して)良い身分になったのも一因だろうなと。そしてそういう話に限ってバズりやすい。結果バズり屋みたいな扱いをする人も出てくる。循環原理が分かれば色々冷静でいられよう。"





教訓

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1536367781335408640

真島文吉 on Twitter: "例の「私」の話、悪い人らに玩具にされたのと、「私」を守りたい人達要請があったのとで、色々考えてデリートしました。色々言いたいことはあるんですがせんないので。まあ。"

とのことで、発端となった真島氏の一連のツイートは今はほぼ削除されている。その意味では、発言内容が事実だろうがそうでなかろうが一応は既に終わった話ではある。

しかし、正解の一つ(が実在するとして)はともかく、それ以外の疑いをかけられた無関係ゲームタイトルとその製作者の名誉問題は、ツイ消ししました、はい終わりで済むものでもないだろう。もし仮にこのエピソードが一から十まで事実だったとしたら、被害者である真島氏自身に細かい配慮を強いるのは酷かもしれないが、その場合でも少なくとも周囲の人間は、軽々しく拡散するべきではないツイートだった。

特に、具体的なidはいちいち挙げないが、素朴に義憤めいたコメントを書き込んだブクマカ達には、大いに反省してもらいたい。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ASCIIART_NOVEL/status/1535815192587948032

自分たちが、ひねくれているつもりで実は極めて単純な精神の持ち主であることをいい加減自覚して、せめてこの増田に書かれた程度のことは考えてからコメントしてくれ。むしろコメントなんかするな。100年ROMれ。

そして、できればこの増田の内容すらも疑え(「中学時代同級生」本人による火消しでは?など)。何より、自分自身を疑え。お前たちのような無自覚煽動加担大衆タイプは、行き過ぎた懐疑論ガチガチ自縄自縛になるぐらいでちょうどいい。

anond:20220614103521

つる「猟師復讐しなかったと誰が言った?」

2022-05-20

anond:20220520112709

結局のとこはライト勢かガチ勢かの問題なんだよね。何にしても。

趣味料理です、って言っても「普通に美味しいもの作って食べてわぁ嬉しい」「お休みの日にケーキ焼きます」みたいなライトなほうならいいけど「鹿の半身を猟師さんから買ってきて1日かけて加工します」「家でホンオフェ漬けてます」とかになると地雷感出てくる。

2022-04-26

anond:20220426191117

今回の投稿危険じゃない映像危険だと騒ぐのは辞めろと言いたいだけ

危険じゃない映像危険だと騒がれた場合同業他社地元猟師はどうなるんだ?

今の危険危険だと騒ぐ言説はどう考えてもウトロ産業を潰す方向にしか働かないし、それははてなーも望まないはずだろう?

原因を究明し、産業継続的発展を願うなら脊髄反射的に素人意見をぶつけるの辞めなさいって話だよ

そして出来ることなプロ意見も同時に求めて欲しいんだ

2022-04-24

anond:20220424180500

かつての戦争は猟をするような射程で撃ち合ってたのか

やはり猟師潜在的ナチュラルボーンキラーである、と

anond:20220424174404

猟師って銃器の扱いに長けてるから戦争になると大活躍するらしいな

シモ・ヘイヘ猟師だったそうだしなあ

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