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2024-02-18

なんか最近"数"が増田流行っているみたいなので、ワイくんも作文してみました

数の概念文化歴史によって変化してきた。古代ギリシアでは、1は数ではなく単位とされていたが、現代では自然数の集合 N の最小の要素とされている。

 

数の概念哲学的問題を引き起こすことがある。無限や超準数といった数は直観に反する性質を持つ。例えば、無限自分自身に加えても変わらないという性質を持つ(∞+∞=∞)。超準数もまた通常の数の演算法則が成り立たない(ω+1≠1+ω)。

 

数は実在するのか、それとも人間の心の産物なのかという存在論的な問いもある。数の実在主義は、数は客観的実在であり、人間の心とは独立して存在すると考える。数の構成主義は、数は人間の心の産物であり、人間言語思考依存して存在すると考える。プラトニズムは、数はイデア界に存在する普遍的実在であると考える。ピタゴラス主義は、数は万物の根源であると考える。論理主義は、数は論理的な体系から導き出されるものであると考える。

 

数の概念数学の基礎付けにも関わる。数学公理定理は、数の概念に基づいて構築されているが、その正当性や完全性には限界がある。ゲーデル不完全性定理は、数の概念を用いた形式体系には矛盾しないが証明できない命題存在することを示した。

 

数の概念は、かつて客観的現実を表すものと考えられていたが、量子論の発展により、数はより複雑で主観的ものである可能性が高まった。古典物理学では、数は物理量と一致していたが、量子論では、数は物理量とは別の抽象的な概念として使われている。

 

自我自由意識と同様に、数の本質はまだ解明されていない。しかし、量子コンピューターは数の概念を利用して作られており、数は物理システム表現する有効ツールであることは、どのレイヤースケールにおいても明らかである

 

数の概念私たち知識理解拡張するものであり、同時に私たちの疑問や不確実性を増やすものでもある。

 

数の概念は、私たち世界に対する見方を変える力を持っている。(どやああああ)

 

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流行を作った増田

数学定義は本当に厳密で一意なものと言えるのか気になりました

https://anond.hatelabo.jp/20240216124331

 

 

 

書き起こす必要があるときちゃん文章書いてます。まとめの参考にしてね

anond:20240310160032 anond:20240310173949

2024-01-28

拡散希望

インターネット老人会所属のワイからすると、昔は「拡散希望」とか付けて書き込みするのは

「私はバカです」っていう自己紹介みたいなもんだったんだよな

「この下に書いてあるのは私の偏見に満ちた自己主張であり論理的正しさは一切なく、読む価値はありません」という自己紹介に等しかったんだよなぁ

 

それが今のインターネッツではみんなが正義マンになって何か燃やすものは無いか一生懸命探してるから

そういう人たちにとってはちょうどいい餌の印になってるんだよね

あっちのバカとこっちのバカが合流するための合い言葉だよ

2024-01-26

1ヶ月断酒の気付き

毎年健康診断前の1ヶ月は断酒するようにしている。

20代、30代の頃は365日ほぼ毎晩必ず飲んでいたんだけど、40代になって中性脂肪ガンマGTP尿酸値がBとかCとか出るようになったので、健康診断前くらい酒断ちしてみるかという軽い気持ちで始めてみた。

下戸の人に毎日飲んでるやつはアル中とか言われるのも、ちょっとだけムカついてたので、自分アル中じゃないというのを確認する意味もあったりする。

別にお酒は好きだし、仕事的に飲まないと不都合出ることも多いのであくまで1ヶ月だけの禁酒

あと別に酒以外の他のもの特に節制はしていない。

<良かった変化>

・朝がめちゃくちゃ爽快。午前中が捗りまくる

酒をやめて一番のメリットは間違いなくこれ。午前中の脳の動きが段違いに違う。

前まではギリギリに起きてシャワー浴びて、仕事いって午前中はゆるっと始めるみたいな感じだったんだけど、酒を断つとパキッと目覚めて、朝からバキバキ思考が回る。

入り組んだタスクやらメールを処理して、時間かかりそうな資料とかもすげー捗る

仕事の出来不出来と飲酒習慣は個人的にはあんまり関係ないと思ってはいるが、午前中の脳みその回転だけはマジで飲まない人の方が良いと思う。

・朝の目覚めがスッキリしてる

お酒を飲むと朝5時半とか6時くらいに起きて、トイレ行って二度寝してギリギリに起きるみたいな感じだったのが7時までバッチリ寝られて、朝の目覚めが爽快。

頭の痛みとか寝足りなさとかが、ほぼ無くて朝ごはんもめちゃくちゃ腹減るので普通に食べられる。

朝ごはん買いがてら、ちょっと遠くのセブンイレブンまで散歩して帰ってくるとなんとも言えない充実感がある。

・夜が長い

飲まないので、とにかく夜の時間が長い。飲むと結構すぐに寝ちゃうのだが、とりあえず遊んだ勉強したり、本読んだり映画みたりする時間がたくさんある。

飯も飲まないのでさっと食べてしまうので、8時前とかには夕飯終わるので、そこから12時くらいまでまぁ色々とできる。

今はもっぱらストリートファイター6で、1ヶ月でマスターまで上がれそう。

<悪かった変化>

食事が楽しくない(特に夕食)

食を仕事にしているというのもあるのだけど、酒を飲まないと美味しくない料理がたくさんある。

美味い料理というのは、お酒と合わせて初めて完成されるんだなというのは、改めて感じる。

孤独のグルメのゴローさんみたいに)下戸の人は米と合わせて食べるというのを聞いて実践してみた。

食事としては悪くはないが、酒と比べるとやはり複雑さマリアージュ面白さ、味のバリエーションなど楽しさはだいぶ劣る。

自分は食の喜びが人生の喜びとして普通の人よりも何十倍も大きいので、これがかなりキツい。

禁酒中は食事すること自体がかなり億劫になる。

食の興味が減ると仕事に影響出るので、やはり1ヶ月が限度かなと思っている。

・甘いものが食べたくなりすぎる

酒を飲んでいる時はスイーツの類は苦手なのだが、禁酒中はとにかく甘いものが欲しくなる。

シュークリーム大福ケーキアイスなどなど。

ご飯食べた後にデザートが無いと、物足りないという気持ちが初めてわかった。

3時のおやつとかも、やっぱり欲しくなってチョコレートとか買って食べた。

自分コンビニスイーツとか買うのマジで何十年ぶりレベル

スイーツ男子下戸だったり、酒を飲まないインド人がやたら甘いもの食べたりしてるの見ると納得する。

炭水化物欲しくなりすぎる

甘いものと同じで、酒をやめたらとにかくご飯が食べたくなる。

パートナー別に普通にお酒飲んでるので、自分禁酒中でも普通に居酒屋かに付き合うことになる。

烏龍茶飲みながら食べるおつまみは美味しくなく、〆の親子丼とかチャーハンとかそんなのばっかりを頼んでしまう。

総じてアルコール取ってた時より、カロリー糖質摂取量はだいぶ上がってるように思う。

身体が冷える

元々暑がりなくらいなのだが、酒をやめると身体がどんどん冷え性になった。

手足が冷たく、厚着をしていてもなんだか寒い

外に出るのが寒いという理由億劫になる。布団に入ってても足が冷たくて嫌な感じがする。

生姜入りのチャイとか作って夜飲んだりしてるのだけど、なかなか冷えが取れにくい。

冬の断酒ちょっと考えものだなと思った。

・寝つきが悪くなった

夜寝る時に仕事タスクとか色々と困ってることとか駆け巡って、とにかく寝付きが悪い。

12時前に布団入っても寝落ちするのが2時を回ることもザラ。

瞑想とかを初めて心を落ち着けから寝るというのもトライしてみたが、結局布団に入るとやはり思考がぐるぐると回ってしまう。

お酒のむと考えなくて良くなるのは、デメリットでもあるけどメリットでもあるなと感じた。

・酒飲んだパートナーと付き合いにくい

パートナーもそうなんだけど、酒飲んでる人の相手がめんどくさい。

臭い感じでベタベタされると、エロい気持ちよりも酒臭ってなる気持ちが大きくなってしまう。

お互い飲んでる時は全く気にならないから、下戸の人が酒飲みを嫌う気持ちはよくわかった。

まぁ、取り合えずそんな感じ。お酒健康に悪いかもしれないけど、メンタル的な意味では結構役に立ってるなというのは感じている。

1ヶ月くらいだと色々と面白い気付きあるので、他の酒飲みの皆さんも試してみると良いよ。

追記

結構断酒とか節酒とかやってる人多いのね。

週1くらいのペースで飲んでる人だと、おそらく当てはまらないのも多いかも。

>酒とご飯必須じゃない。

それで十分に食事を楽しめてる人はそれで良いのだと思うのよ。

自分ワインエキスパート取ったり、酒ディプロマ取ったりするレベルの酒好きだし、仕事も食に関係することやってるので、やっぱり酒と料理の組み合わせの楽しさや美味しさは実体験としてあるんだわ。

普段どれくらい飲むの?

ビールだと350ml缶3本くらい、ワインだとボトル半分くらい。飲むときは、それの倍くらい飲むかな。

冷え性になる

漢方的なことで言えば、酒は身体を温める薬だからね。

あと、代替としてとる甘味とかは身体を冷やすものが多いから。

とりあえず、カレーとかスパイスとか積極的に取るようにしてる。

健康診断の数値どうなった?

今年はまだわからんけど、去年、一昨年はオールA判定に戻ったよ。

なんか、酒嫌いな人のトラバコメントがやたらと攻撃的で嫌になるな。

酒を意識的にやめられて、飲み方を自分コントロールできるならアルコール依存じゃ無いよ。

酒飲まない人生否定しないし実際に飲まない良さも体験もして書いてるので、酒飲む人生否定しないでくんないかな。

あなただって自分の好きのもの否定されたら気分悪いでしょう?

2023-10-10

anond:20231010014219

うそくぞうしょくろもんじゅが失敗しとるやんけ>融合

あとマテリアルとしての石油重要。たとえば液晶パネル、たとえば薬、たとえば発電パネル。全部石油製品なんだよ。

謎のすてきな新素材は全部石油燃やした熱で石油を煮てつくってるんだ。

核融合発電は「石油燃やした熱で」の部分を代替してくれるが煮られるほうの石油代替できない。

 

あと原子力発電施設から放射線がでていると、あっという間にプラスチック劣化する。

たとえば宇宙服は手縫いで分厚いし柔軟性がなくてうごきづらいだろう?あれは宇宙線という放射線を防ぐためだ。

から原子力発電施設でつかう手袋だのを即時補充しなければならんくなる。

結局発電を原子力にたよったとしてもマテリアルプラスチック石油はたくさんつかうだろうよ。

今の不織布マスクとおなじようなものだ。一日つかったら捨てて燃やすものだ。

 

できればうまく分別してプラごみを高カロリー燃料にできればいいんだけど、たいていの自治体分別せずにあつめて生ゴミと一緒にもやししまう。

SDGSは真の環境対策としてはうまくいってないよ。

 

さてこのような話を科学者からまとめた調査に(今も毎年やっているかはしらないが)デルファイ法予測というのがある。

省庁がらみのサイトでおいてあるところがあればよんでみるといい。

2023-09-29

anond:20230929123101

赤ちゃん泣いてもおむつ授乳か機嫌が悪いだけかを理解するのはそこまで精度高くない。わかった気に合っているだけで外れることも普通にある(嫁談)

授乳は定期的な間隔で与えればとりあえず害は無視できるレベルなので、緊急性はそこまで高くないです

おむつの方が実がおむつに残ってる違和感っていうわかりやすものがある上に、時間調整ができないので緊急性は高いです

虐待といわれるかもしれませんが、諸事情で定期時間過ぎても授乳時間取れなくて、1時間おしゃぶりだけとかでもご機嫌だったりしたことはある

授乳なんて基本計画的にやってあとはおもちゃでもおしゃぶりでも少しの時間代用可能

授乳室はあれば便利だけどなくてもないなりに動ける

おむつマジで無理。変えたおむつの処理もしないといけないから大変

2023-05-19

会社行きたくないなら、それは立派な心の病だからやすも

毎日行きたくないなら、その仕事向いてないから他の仕事見つけよう

2023-04-06

APEXのランクしたいし

明日は仮病使って会社やすもーっと

先週から休み殆どねーんだもん。

有給使わせてくれんし。

2023-03-07

anond:20230307020056

金融緩和をやめられない日本は悪いインフレ傾向に歯止めがかからなくなる。インフレ率を超える収入向上が無ければ日本人は貧しくなっていく。収入向上を図る端的な道筋成長産業形成だが、成長産業形成する主体である優秀な若者は減っていく。日本人の若者が減るのはもちろんのこと、魅力の無い報酬体系で海外からの優秀な若者も望めない。老人ばかりで古い頭と体質の政官財の意思決定層はクソどうでも良いことばかりして、むしろ成長産業形成を抑止する。

高齢化率の上昇速度がおとなしくなっても、高齢化率は今後も増えていく。つまり社会福祉(ありていに言えば日本においては主に老人たちのために費やすものだ)に費やす時間と金は増えこそすれ減らない。

海外から日本に帰ってきてみりゃ分かるが、日本物理インフラ(どこもかしこコンクリアスファルトで綺麗にカッチカチ)への支出は異常。それを保守する金は人口が減っても延々かかり続ける。

②③から国民一人当たりが負担する税金は増えていく。

要するに、悪いインフレが続く中、収入はあまり伸びないか下手すると減り、税金系の支出は増えていく。

2023-01-01

anond:20230101094913

横だけど

香川は平均室温が日本で一番低いらしいな

ヒートショック発生件数ワースト一位

なんでうどんなんて体を冷やすもん食ってんだろな

2022-12-21

冬ずーっとやすもうかな

冬季鬱あるし

その代わりそれ以外の時期は週7で労働

から275連勤する

2022-11-26

コロちてくれコロちてくれコロちてくれコロちてくれコロちてくれ

怖い

怖い

つれえ‘’

俺だけ適合できてないのか?LINEむりすぎる。

この先もこの苦しみをシフト送るたびに抱えるの嫌すぎる

ほんとに死にテェ‘

産むなよ滅びる国の最終レーーンにヨォ

圧‘圧‘圧、圧、圧、怖い・。

国に強制されてないのになんで産んだんだ?人権意識が低い。

おしまいだ\ネ。人権先進国として優しい死に場所提供はよお願いしたいです。

少子化は正しくて素晴らしいので今後も優しさで終わらせて綺麗に仕舞えるといいんじゃないかと・〜・

終 おやすも みんな生まれちゃってかわいそう おっれのLINEのあれは我慢すればいいだけだが

解決できない呪い課題が多すぎる。下の世代押し付けるなよ。やばいことしたら滅びろよ

鬱になってきた。。

どっかのやば銀河生物たちに全て壊してほしい。ミーミチン地球で遊べ。

2022-10-19

魔力を有する性器、その他の話

女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリ拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。

中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトル単行本がある。作品のものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。

○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公物語である

この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。ただし『空は―』の主人公の巨大な身体パーツは、耳ではなく陰唇である

念のために再度言っておくが、作者の中田雅喜女性である

ある日突然、X-MENミュータントのように陰唇が○ンボ状態になってしまった主人公女性に悪さを働く暴漢を巨大な陰唇で退治したり、人類から差別迫害に立ち向かったり、同じダ○ボ族たちと巡り会ったり、ダ○ボ族と人類戦争が起きて巻き込まれたり和睦したりと、奮戦する主人公の姿と、普通少年との淡い恋の行方。これら全てを描き切った一大ファンタジックSFエロチックコメディ絵巻である。念のために言うが、嘘は言っていない。ろくでなし子以前に、ここまでポップに女性器を強調したキャラクター創造したクリエイター存在したことは、日本アート史上に記録しておいてよいであろう。

この最高に馬鹿げた漫画執筆した切っ掛けが果たしてどのようなものであったのか。それは、同じ作者によるエッセイ漫画『純情ももいろ日記』に経緯が描かれている。

この『ももいろ―』についても説明すると、現在でこそ、女性漫画家性愛などについて赤裸々に語るエッセイ漫画自伝漫画のような作品は、決して珍しくもないが、中田による『ももいろ―』は、そのようなジャンルの先駆的作品である日本漫画史上、もっと高い評価を受けて然るべき作品であると、個人的には考えている。

ももいろ―』の内容も少し紹介する。例えば、成年向け作品執筆に関して、誌面では最終的にボカシで消されるとはいえ、生原稿では性器を描かざるを得ない。他にモデルもいないし仕方が無いので、作者である中田雅喜は、自身彼氏性器の実物を見ながらスケッチしたという。そういったユーモラスなエピソードの数々が『ももいろ―』では、ポップで可愛らしい絵柄で描かれている。ちなみに、性器スケッチモデルにもなった彼氏は、後に中田雅喜結婚して夫婦になるのだが、漫画で描かれている外見的な特徴を見れば、彼氏の人の自画像そのままなので、誰なのかは一目瞭然である。よく本人がオーケーしたな……。器が大きすぎる……。ダ○ボだけに。

それで『ももいろ―』によれば、若き日の中田雅喜は、隙間風が吹く風呂無しアパート暮らしており、冬の寒さに難儀していたため、ガス湯沸かし器を購入する資金が欲しかった。ちょうどそんな時に、知り合いの編集者が成年向け雑誌仕事を持ってきた。その依頼を受けたことが切っ掛けで、中田は成年向け作品執筆するようになった。そうして傑作『真・ダ○ボ』シリーズが生まれた。なお、中田雅喜は、無事にガス湯沸かし器を手に入れたそうである

成年向け雑誌仕事中田雅喜のところに持ってきた、その編集者とは、何を隠そう「オーツカ某」である。この呼称を覚えている人がいたら、その人は若くない。これは、現在大塚英志である大塚英志といえば、千葉徳爾宮田登の教え子であり、その学問的な素養を活かして『北神伝綺』『木島日記』『黒鷺死体宅配便』など数々の傑作を生み出した人物でもある。当時オーツカ某だった大塚英志が、漫画『真・○ンボ』の内容にどれほど寄与していたのかは定かではないのだが、もしかしたら民俗学神話伝承などについて学んだ経験を活かして、アイデア中田雅喜提供したりしたのかもしれない。何か情報を知っている人は、教えて下さい。

かなり前置きが長くなったが、ようやく神話伝承話題に繋がった。中田雅喜の『真・ダ○ボ』では、物語の終盤において「牙が生えている性器を持つ、女性の姿をした怪物伝承」「自らの手で牙の生えた性器を広げる女性の姿を描いた石像」について言及される。そして「この恐ろしい怪物に関する人類伝承は、遠い未来に遭遇する運命にあるダ○ボという異種族に対する、未来記憶による恐怖の産物だった!」という話になる。分かる人には分かると思うが、これは勿論、アーサー C. クラークSF小説『幼年期の終わり』が元ネタパロディである

さて、牙の生えた性器を持つ女性神話伝承については、金関丈夫が「Vagina Dentata」と題した論文(岩波文庫木馬と石牛』に収録)で、台湾東南アジアなどに分布するもの特に詳しく紹介している。この神話は、日本列島にも存在する。

この神話群は、おおむね次のような内容である。「昔、とても魅力的な女性がいて、大勢の男たちから求婚された。しか結婚しても、初夜に夫が死んだり逃げ出したりして、夫婦生活は長続きしなかった。その原因を調べてみたところ、彼女性器に牙が生えていて、夫の性器を食い千切って死に至らしめることが判明した。その牙を抜いたり砕いたりすることで、彼女普通女性となり、新たに夫を迎えて幸せに暮らすことが出来るようになった(バリエーションとしては、単なる怪物として退治されて死んだといったもの存在するようである)」

この物語典型の一つが、江戸時代奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収録されている「金精神(こんせいじん)の事」と題する一篇である。これは、津軽で「カナマラ大明神」と称して祀られていた、黒銅(黒鉄)で作られた男性器型の御神体について、その由来を聞き書きしたものである

この由来物語でも、やはり、牙が生えた女性器を持ち、それが夜の夫婦の営みの際に夫の性器を食い千切って死に至らしめるために、結婚しても夫婦生活が続かないという女性が登場する。その悩みを聞きつけた或る男が、この女性結婚を申し込んだ。そして迎えた初夜、新しい夫は、自らのものを初めて挿入する代わりに、まず黒銅で作った男性器を妻の性器に挿入した。すると牙の生えた女性器は、黒銅の男性器に噛み付いたために、牙が砕けて全て抜け落ちた。それ以後、女性普通女性となり、つつがなく夫婦生活を送った。その時に夫が用いた黒鉄作りの男性器が、後に神として祀られ、今のように崇敬されるようになったとの由。

古今東西神話呪術において、男女のいずれの性器も、生命力呪術的な力の源泉として神聖視される事例が数多い。その中で特に女性器は、妊娠出産による人間誕生という重要役割を担うことから生命象徴のものであった。しかし、それとは対照的に、Vagina Dentata神話で描かれている女性器は、牙を生やしていて、生命を生む存在ではなく、むしろ奪う存在である。これは、陰唇と口唇の形態的な類似と、性行為時に男性器を受け入れるという機能から男性器を喰らう女性器という発想に至ったと考えるのが自然なことであろう。けれども、それだけではないように思われる。

Vagina Dentata神話根底には「生命を生み出す魔力を持つ女性には、それと表裏一体のものとして、生命を奪う魔力もまた備わっているのが当然である」とする、呪術的な発想もあったのではないだろうか。ニギミタマ、アラミタマという言葉が示すように、聖なる力は、好ましい側面だけでなく、同時に好ましくない側面や荒ぶる側面を併せ持つとされることも多い。聖なる力が人間の役に立つ時には「カミの力」とされるし、人間に害を及ぼす時には「妖怪の力」とされる。こういった「カミと妖怪の間を振り子のように行き来し、変貌する超自然的な存在」という妖怪の有様は、京極夏彦作品に多大な影響を与えたことでも知られる妖怪学者小松和彦著作で、詳しく論じられている。女性器の神聖性に対して人類が抱いた、善悪判断を超越した畏怖の感情。それがVagina Dentata神話には残されているのであろう。

もう一つ。生命力の源泉という呪術役割を巡る主導権争い、すなわち、女性原理男性原理との間に生じた闘争対立記憶を、Vagina Dentata神話は今に残して伝えているのではないだろうか。『耳嚢』の金精神(こんせいじん)についての伝承は、生命を生むための呪術的な過程において、vaginaを重要視する女性原理から、phallusを重要視する男性原理が、地位や主導権を奪ったこと、男性原理の側から見た勝利記憶を留めているのではないか。牙を失い、呪われた存在ではなくなった女性器は、その代償として呪術的・超越的な力を失って馴致されたとも読める。

しかしまた、こうも考えられる。生命力の源泉としての呪術的な力は、女性原理場合女性器の妊娠出産の力として発揮されるが、男性原理場合男性器の種付けの力として発揮される。その一例として、田植え神事において、男性器を模した御神体田圃の泥土に突き刺し、稲の豊穣を祈願するという儀礼存在するという事例が挙げられる。金精神(こんせいじん)の由来物語も、新たな生命創造する過程である男女の営みの中において、生命の根源に係る呪術的な部分で、男性原理の種付けの役割にも"平等に"重きが置かれるようになったことを示しているとも考えられる。そう考えるならば、つまり精神(こんせいじん)の由来物語とは、男女双方の原理二人三脚でなければ、人間生命を生み出す呪術的な力を得ることは出来ない、女性原理だけ或いは男性原理だけでは決して呪術は成り立たないのだという「男女の共存和合を説く物語」だと解釈することも可能である対立征服物語として捉えるよりは、そのように考えた方が、建設的で平和的なのではないだろうか。

ところで、魔を祓うのとは少し違うが、男性器もまた、困難時に着衣を脱いで曝け出すことで窮地を脱するための呪術的な行為とするという事例がある。例えば、猟師が山で迷った時に、勃起した陰茎を山に向けて見せれば、山の神(女神)が喜び、その男性を助けて無事に下山させてくれるという伝承がある。

また一方で、女性器にも似たような発想の伝承がある。田植えをする時に女性和装下着を着けていないと、丸見えの女性器を田の神(男神)が見て喜び、田植え作業が早く進んで終わるように手伝ってくれるという伝承がある(そういったエロ話をしながら、田植え作業に勤しむ農村女性たちの活き活きとした姿を、宮本常一が記録に残している)。

このように性器を曝け出して超自然的な存在に祈願する人間の姿は、文明化した我々現代人の目から見れば、大らかではあるが、馬鹿馬鹿しく滑稽に映る。しかし、自らの肉体の恥ずかしくて重要な部分を曝け出すことができるというのは、相手が神(カミ)であろうと人間であろうと、それを捧げる対象に全幅の信頼や愛を抱いていなければ出来ないことであり、ある種の真摯さや敬虔さの証となる行為でもある。そう考えると、男女間の異性愛だけに限らず、全ての性愛行為根本において、信頼や愛が何よりも大切であるとされることの原点が、これらの呪術行為図像には秘められているとも言えるであろう。

そう考えれば、魔力を持つ性器を曝け出すという古来の伝承図像、それらの子孫として現れるポップカルチャー的な表現は、単にこれらを面白がるだけでも全く構わないとは思うが、改めて見つめ直してみれば、案外と我々現代人が真面目に学べる何かをも多く含むのかもしれない。

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2022-10-09

人魚姫』は何の物語か?

もちろん、海の妖怪人間王子に恋をするという悲劇的な恋愛物語であるが、実はフリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』という、水の精霊人間騎士との恋愛物語を描いた先行作品存在する。そういう意味ではアンデルセン作品は、あまりオリジナリティが無いとも言えるかもしれない。

フーケの作品ウンディーネ』には無くて、アンデルセンの『人魚姫』には有る要素として、我々がよく知っているのが、主人公人魚姫人間になることの代償として「声」を失うという筋書きである

この「人間になることで声を失う/奪われる」という描写元ネタと考えられているものの一つに、アイルランド海浜に近い場所存在する某村に関する民間伝承がある。

周辺の他村の住民たちは、某村の住民たちのことを「人魚の子孫」と見なし、彼らと会話することを忌避していたというのである

この話から直ぐに連想するのが、ホメロスの『オデュッセイア』にも登場する、妖怪セイレーンのことである。これは、航行する船を操る船乗りたちを、美しい歌声で惑わして誘き寄せ、船を難破させて殺害し、その人肉を喰らったとされる、半人半魚の妖怪である。ここでも「声」禁忌とされている。しかし、どうしてもセイレーン歌声を聞きたいと願った知恵者オデュッセウスは、部下の船乗りたちの耳を蜜蝋で塞がせて、歌声を聞こえないようにさせてからセイレーンたちの居る岩礁の傍を通過するように船を航行させた。オデュッセウス自身は、己の身体を帆柱に縄で縛り付けさせ、決して海に落ちることの無いように万全の防止策を施してから、その耳で彼女たちの歌声を聞いたという。

日本においては、人魚との「会話」が禁じられていたというわけでは無いものの、やはり不吉な影が付き纏う。『吾妻鏡』や『北条五代記』等には、人魚らしき妖怪発見事例が記されており、これを何かの前触れとした陰陽博士などの占術職能者によって、兵革の兆し奥州藤原氏の滅亡の前兆などと見なされたといった例が見出される。

ただし、これらの国文学的な文献に記された人魚は、アンデルセンの『人魚姫』のような美しく可愛らしい姿とは、かなり異なる。例えば、頭部だけが人間人面タイプであったり、四脚らしきものが生えていたりと、なかなか奇怪な姿をしていたようである。中には、頸部に鶏冠の如きヒラヒラしたもの付属していたという事例もある。また、発見される場所も水辺だけではなく、時には、山肌で起きた土砂崩れ現場発見されたことも有るようである

してみると、人魚にとって魚身であることは、我々現代人が思う程、重要ではないのであろうか。実は、先に挙げた『オデュッセイア』に登場するセイレーンにしても、元々は半人半魚ではなく半人半鳥であったとする説が有る。その鳥の怪が、もしも水鳥の怪であったとすれば、後に、半魚の怪との交雑を起こしても、それほど不思議では無いと考えてもよいのかもしれない。重要なのは、半人半怪という混合性である

さて、アイルランドの某村に関する民間伝承比較するために振り返ると、日本においても「妖怪の子孫」と見なされた人々が存在しなかった訳では無い。例えば、江戸時代南町奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収められた「河童の難を遁るゝ歌之事」という文章を参照してみよう。そこでは、菅丞相(かんしょうじょう)すなわち菅原道真(すがわらのみちざね)の作として伝えられる、次のようなまじない歌を紹介している。

「ひよふすべよ 約束せしを 忘るゝな 川だち男 うぢはすがはら

根岸鎮衛は、菅丞相の作は疑わしいとしつつも「ひよふすべ(ヒョウスベ)と云ふは川童(カッパ)の事の由」と記しているが、これは、長崎県諫早市周辺でのカッパに該当する水怪に対する方言的な呼称であるしかし、カッパ避けの歌が伝えられていたのは、現在で言うところの千葉県(アメリカで言えばノースダコタ州)である。随分と遠くの地までヒョウスベの名が伝えられていたことになる。

岩波文庫版では「川だち」には「水泳の上手い者」との注釈が付けられている。これは遊戯としての水泳のことを言うのではなく、職業的必要性から河川で泳ぐことをしていた者たち、職能者たちと考えるのが妥当である。その川だち男が「我々は菅原氏の関係者なのだ約束を忘れるな」と、歌を通じてヒョウスベ≒カッパに向かって呼び掛けているのである。一体、何を約束したというのか?

菅原道真家系である菅原氏は、遡れば土師氏(はじし)に連なるとされる。土師氏の祖は、野見宿禰(のみのすくね)とされ、当麻蹴速(たいまのけはや)との角力すなわち相撲(すまひ)による決闘を行ったことでも知られる。現代では十把一絡げに河童(カッパ)と総称されるようになった水の妖怪が、相撲を好むことは昔話などを通じて広く知られているが、その起源には、土師氏菅原氏との関わりが存在するということである

この土師氏は、埴輪を作ることを能くしたが、埴輪といえば赤土であるが、この赤い色は、酸化鉄を多く含むためである。このような粘土採掘は、鉄分を含む土の採掘であり、これは時代が下れば、鉄を初めとした金属鉱脈採掘にも関連・発展したことであろう。

鉄に限らず金属は、採掘されるだけでなく精錬されるので、山の掘削、森林樹木伐採という環境変化を伴う。これは、山に水源を発する河川にも影響を及ぼしたと考えられ、そうなると、粘土採掘金属採掘精錬を行う山の民と、漁業・水運などによって河川生業を立てる川の民との間で、何らかの紛争を招いたのは想像に難くない。本来の「カッパによる水難」とは、元々は「山にいるカッパ」による山林環境の変化によって引き起こされた、河川災害環境破壊のことを指したのではないのか。なお、カッパといえば河川などの水辺だけにいると現代人は思いがちだが、カッパ河川から山、山林から河川へと、季節の変化ごとに移動するという伝承が見られるのである

山林の環境破壊が火種となって紛争が発生し、これを停止するための平和条約のようなものが「約束」であり、それが川の民と土師氏菅原氏との間に結ばれたことにより河川災害発生件数が減少したこと、それが「カッパ避け」の実態だったのではないか。川の民に害を及ぼさないと、かつてカッパ親分であったであろう土師氏菅原氏が約束したことが変化して、川だち男が「我々は菅原氏=土師氏の裔であるぞ、だからカッパよ、我々には害を及ぼすな」と呼び掛けるようになったのではないか

ヒョウスベには「兵主部」の漢字が当てられる。このうち「部」は物部や斎部などと同じであるが、では「兵主」は何なのかと言えば、これは大陸から渡来した蚩尤(しゆう)のことではないかと言われている。というのも『史記』では、蚩尤は金属製の戦用武具を生み出した「兵主神」とされており、しか角力(相撲のようなもの)を能くするのである。その上、石や鉄を喰らうとされるので、これは金属精錬象徴するのではないかと考えられる。ここから、兵主部とは元々は「兵主神を祀り、それに関連する金属職能に携わる部民」であろうと考えられる。

脇道に逸れた話の部分が予想外に長くなってしまったが、土師氏菅原氏という職能集団的氏族カッパの裔であると考えられていたということ、そして、カッパに対する民の恐れの根源には、職能活動による影響が存在した可能性のことを言いたかったのである

本筋に戻ると、アイルランド海浜そばの某村に住むという「人魚の子孫たち」が、周辺他村の人々から会話をすることを忌避されたのは何故か。それは、彼らが「予言する能力」を持っていたからではないのかと私は推測する。ただし、予言と言っても、超常の能力ではない。彼らが漁業や水運業など海の船仕事に携わっていた職能集団だったとしたら、どうだろうか。そのような仕事に携わることで、海路における岩礁や難所の存在場所についての知識も蓄積されたであろう。また、船仕事に影響するような天候の変化を読む(予測する)観望天気の知識も蓄積されたであろう。そのような、いわば専門知識能力を身につけた彼らが、もしも「海路のあそこには岩礁が有るぞ」「嵐が来るぞ」と予測して教えてくれたとしたら、何の知識も持たなかった他村の人々は「某村の住民が不吉な予言をする。彼らが予言を行うせいで不吉な出来事が起こる」と逆転した考え方をして、誤解したのではないだろうか。それが「会話を忌避する」ことに繋がったのではないだろうか。

上で粘土採掘金属採掘精錬を行う職能集団カッパの関連を述べたが、こういった専門的な仕事は、その仕組みを外部から理解しにくい。自分たちには出来ない仕事をする能力を持ち、影響力が大きい者のことを、人間尊敬するだけでなく同時に差別もするという例は、古今東西を問わず広く見られる現象である。例えば、西アフリカ伝統的な音楽歌唱職能グリオ(griot、フランス語。現地のウォロフ語でgewelギュウェル、トゥクロール語でgauloガウロ、マンディング語でdjeliジャリなどと呼ばれるのが語源)たちは、歌の言霊を駆使することで、人を幸せ気持ちにしたり、戦の前に闘争心鼓舞したり、逆に人々の間の争い事の調停役を担ったりといった役目を果たすことから、非常に尊敬を受ける反面、亡くなると普通の墓に埋葬されずにバオバブの木の虚穴に遺体を遺棄されるという。そこでは、尊敬差別心理アンビバレントに同居している。

日本人魚が不吉の前兆と見なされた話は既に述べたが、その中には、人魚自身言葉を口にしたという例も見られる。それも、もしかしたら海の民などの姿を人魚に反映していて、やはり海の民による予言とそれに対する恐れの感情の名残なのかもしれない。

西洋人日本渡来するようになると、剥製ミイラ製造技術も伝えられ、魚や動物のパーツを組み合わせることにより、カッパ人魚ミイラ製造されたことは、現在日本の各地に残るミイラの実物とともに知られている。したがって日本における人魚形態傾向が、人面タイプや四脚タイプから現代人にも親しみのある上半身人間下半身タイプへと変化した原因として、西洋人の影響が有るという可能性は、もっと大きく見積もっても許されるであろう。しかし、日本よりも先に西洋人との接触果たしていた中国を通じて、もっと早い時代ミイラ製造技術日本に伝えられていたという可能性は無いのだろうか。その時に、西洋人が抱く人魚イメージも一緒に、早期から日本流入したという可能性は無いのだろうか。大陸西洋から人魚伝承流入によって、前触れ予言というイメージ形成された可能性は、今後より丁寧に調べる必要が有るだろう。

まだまだ考察すべきことは多く残る。

人頭獣身の妖怪しかも不吉の前兆予言を伴うといえば、人頭牛身の妖怪「件(くだん)」が思い浮かぶ。上で半人半怪の混合性が重要と述べたが、この混合性の故に、人間の住まう現実世界と、非日常・非現実世界との結節点となる役目が、人魚や件のような半人半獣の妖怪には与えられたのであろう。そして、その役目を具現化したものが、前触れ予言なのであろう。

また古来、予言神託の役目を担う者の多くが、巫女という女性であった。これは、女性には生理があり妊娠出産可能であることから男性に比べて、より自然というカミの領域に近い存在であり、現実日常世界との仲立ち・結節点の役目を果たすことが出来ると信じられていたかであるセイレーン人魚に限らず妖怪怪物たち(例えば、エデンの園アダムとイブを誘惑した蛇など)に女性性が付与されているのは、ユダヤ教キリスト教仏教などが地位確立する以前の世界において、カミの領域との仲立ちを務める職能を担っていた女性たちに対する、尊敬差別というアンビバレント感情が反映された名残であろう。

最初に『人魚姫』は何の物語か?と掲げ、長々と文を書き連ねたが、正直に言えば、それを確定することは実は難しいと思っている。ただし、少なくとも、異なる世界の住人が出会った物語、それに伴って起こったコンフリクト悲劇物語とは言えるのかもしれない。

乱文も長くなり過ぎたので、ここまでとしよう。

2022-08-30

anond:20220830112403

やすもなにも、なにも投資しないということは貯蓄全てを日本円ホールドしているのと同じですよん

投資しない派はここ数ヶ月で対ドルにて4割ほど損しているのに、それすら気がつかないのはある意味幸せかな

あとインデックスがどうたらは緩やかなインフレ追従させたいかリスクとって通貨以外にしているだけだよ

本質日本円以外を使った貯蓄

何もしないと最低でも年1%目減りしていくわけだしした方がいいよね

ただデメリットもあって投資とやらに頭を使う時間手数料が必ずかかること

貯蓄が100万しかないなら数十時間もつかっても得られるのは年1万円でアホくさい

最悪下がるし人間マイナスのことを過大評価するから損している気分にしかならない

1億あっても年100万円・・・しょぼっ!

から自分時間や労力も「貯蓄」に含めるなら脳死日本円ホールドもぜんぜんあり

日本円以外だと日本円に戻す時に手間が発生するしね

まり金を引き出さないなら脳死インデックスとかもぜんぜんあり

まー結局趣味ですわなー

2022-08-26

anond:20220825135029

住宅ローンとか医療費控除とかわかる?ふるさと納税は?

あれはおまえら庶民も喜ぶし銀行医者田舎物産にもお金がまわる。

「まともに自宅建てていきるのに銀行手数料とられる?じゃあ国が所得税控除でもどしてあげますね」住宅ローン控除

「まともに働くため治療しようとしても医者にかかるかねが高い?じゃあイカ同文」医療費控除

「まともに田舎の父母に親孝行しようとしてもお礼に要りもしないかぼちゃやすもも200個ばっかりおくってくる?じゃあ」ふるさと納税

ついでにヒキニートを養っている場合未成年障害の診断がでてればこれも控除をうけられるよな。

年末調整をうけたことがあるサラリーマンならだれでも知ってる

 

これに株ジャンルもつけたのがNISAとイデコだよ。

「まともに投資しようとしても証券会社手数料とか高いし損もしかねない?じゃあ国が」 NISA枠で買えば損益通算とかで損しないようにしてあげるね、と。

 

結局、生活保護とかで貧乏人、働けない人、に金をあげようとしてもヤクザがまとめて援助金をもっていってしまう。

老人の年金場合オレオレ詐欺とか年金めあての虐待とかもある。

で、しか被害者被害自覚がなかったりストックホルム症候群ヤクザオレオレ詐欺受け子虐待もどき介護者にだけ感謝して政治家には感謝しない。

こういうことに国(政府行政のお役人)はもう飽き飽きしているんで

のしっかりした若い人は控除をうけまくって年金くらいにお得な制度活用してくれってことなんだよ

マイナンバーカードマイナポイントもそうだ

受取口を国に提出してくれればワクチンのお礼とかいっぱいこまごまと送れるから

とりあえずヤクザ架空口座として売り渡すまえに自分登録しろってこった

 

ちょっとでも社会税金勉強すればこんなことはすぐわかるのにな

2022-06-24

コラム破壊的なドル高の予兆、円売り加速のシナリオ内田稔

https://jp.reuters.com/article/-idJPKBN2O306O

金融緩和問題はそれ自体需要を増やすものではない上、高齢化人口減少により需要の下押し圧力が今後70年は続くという点が挙げられる。とすると、財政支出を増やしたり減税などで消費意欲を高め、人口増加につなげていくというのが必要シナリオだったと思われるが、残念ながら十分に作用しなかった。

円安に振れ始めた今そういった財政政策を行えば未曾有の円安に繋がりかねず、不十分な少子化政策を続けながら人口減少に対応することが現実的かもしれない。その場合、なにより消費需要の減少に合わせた供給制限必要と思われる。生産量および売上高の低下が引き起こす資金効率の低下は国際競争力の低下にもつながるためソフトランディングさせるのは容易ではない。

対策として必要なのは効率化による人員圧縮海外輸出の振興策と考えるがいかがだろうか。

2022-06-05

NHKファミリーヒストリーを見ると、まさに人に歴史あり、先人が築いた財を増やすも減らすも人間次第、生き方や好きなことが子どもに、またその子どもに伝わって、いつかどこかで巡り合う。そんな浪漫を感じさせてくれる。

人生成功環境から来るかもしれないし、運から来るかも、それとも当人性質から努力から来るかもしれない。毎日の忙しさからふと視線を上げ、自分の残りの人生で何ができるのか、考えてみるのも悪くない。

2022-02-17

自分ASDADHDの気がある人間なんだけど、ちょっと長めに語らせてほしい。

一度敬体で書こうと思ったけど、面倒くささが勝ったのでこの語り方で。


先日、「お隣さんに届いた荷物を渡す」件で色々あった。


実家暮らしで、田舎なので家には庭がある。

とはいえお隣さんと共用みたいなもんで、一歩外に出ればお互いの玄関先は覗ける程度。


最近はよく、うちの頼む届け物と一緒に、そのお隣さんの荷物もまとめて頼んで、後で渡している。

普段は親がやり取りしてるんだけど、仕事で不在なのでその日の荷物を渡すことを頼まれた。


普段こういう荷物ときには、親が電話なりインターホンなりで合図を入れて、

向こうが受け取りとか、代金の支払いをすることになっていた。


でも今回は互いに合図をする必要がないように、

親が「玄関先に置いておかせますので~」と前もって電話してくれていた(し、それを自分も聞いていた)。

夕方ごろに何度か様子を覗いてもらえれば置いてあるかと……」とも。


親の指示はこうだった。

メモも一緒に渡しておくから、これに書いてある向こうの荷物玄関に置いておいて。

冷凍冷蔵品は特に気を付けて、発泡スチロールに入れておいてね。」


で、自分はうちの玄関先に、冷やすものと常温のもの別にまとめて置いておいた。

発泡スチロールの中にはドライアイスを入れておいたし、そもそも外気温は低い地域だ。

向こうに渡すためのメモ書きも、風で飛ばないようにと、濡れも冷えもしていない保冷剤で重しをしておいた。


しばらくして陽が沈んだ頃。

メモ書きは風で飛んではいないようだけど、荷物はそのままだった。

お隣さんも忙しいのかと思って、外気温も下がっているし特に気に留めず放っておいた。

朝になると荷物はなくなっていた。


親が仕事から帰ってきて、ここでこっぴどく叱られた。

普段は合図をしているけどそれをしなくていいように、と電話を掛けたのに!


何で"うちの"玄関の前に置いておくの!!」


聞いてしばらくして、ああなるほどと思った。

同時に、それを言われていないんだからからない……とも戸惑った。


こういう事態は一度や二度ではない。

まれごとをするたびに2回に1回はこういうすれ違いでやらかしている。


まり親は「お隣さんの荷物なのだから、お隣さんの玄関先に置いてきなさい」

というニュアンス自分に頼んでいったらしい。


ただ、自分の中にその考え方はまるでなかった。

お隣さんの家にお邪魔したことはないし、まして敷地にすらほとんど足を踏み入れていない。


玄関先に置いておけば、お隣さんが様子を見て持って行ってくれる」

これが自分インプットの全てだったし、

お隣さんに電話をしなくていいように、という気遣いに甘えて電話での確認もしなかった。


「もうしばらく口も利きたくない」と言われた。

何度もやらかしてそのたびに失望されているので当然と言えば当然の仕打ちなのだが、

こういう事態になるたびに「その当たり前をどこで察すればいいんだ」とモヤモヤする。


暗黙のルールが分からない」とか、「指示が正しくこなせない」とかの特徴からして

ASDなどの発達障害の気がある、というか結構強いと自覚している。

親はこうした自分障害について学んで理解してくれている(と、恐らく親本人も思っている)人なのに

いざその特性を発揮してしまうと、こうして関係が崩れるほどに怒られる。


今回は特に、お隣さんという第三者が巻き込まれ迷惑を被ったので、

叱られるのは理解できるというか納得できるし、反省も大いにしている。


ただ、任務を「分かってる」側の人間が「分かってないし、理解にも難がある」人に仕事を依頼して

その後でやらかしに気づいてこっぴどく叱られる、というこの図式は

自分自身もそうだし、多分親もうんざりだろうと思う。


ネット対策を探しても

「指示する人が気を付けよう」

「指示の受け手も何度も確認して気を付けよう」

くらいのもので、有効打はあんまりなさそうだ。


つくづくこんな適当世界の回し方で上手くやってきた人類という生物

不思議しょうがなくなる。

一般人か健常者か非障碍者か、呼び方はどうあれ「普通の人」は

勝手に期待して勝手に怒って、結論は「"お互いに"気を付けましょう」にしかならないのだろうか。


気を付けられればそれはもう障害じゃないと思う。

どうすればいいんだ。

2022-02-07

生理2日目とかの血がダバダバ出る日、出てくる血のが股じゃなくて腕とか腹とかなら出血量が可視化されて「あっ出血ヤバい会社やすもっ」て全人類男女問わずなると思うんだけど、股からならわざわざ人に見せないし見えてないからセーフ!みたいなトコある

2022-02-06

anond:20220206080514

あのさあ、白饅頭に関してフェミは一度でもちゃんと論旨を理解したうえできちんと反論したことある?ないよね。

あいつらはミソジニーだ」とレッテル貼って揶揄してるだけじゃん。

武蔵先生オープンレターだって本心は白饅頭叩きたいのに、正面から叩けるネタがないか

ほのめかすだけで、あの手の文書にしてはありえないくらあいまいな書き方してたよね。

小山やすももはまだ少し主張に甘いところがあるからブログくらいの文章量でつっこまれることもあるけど

饅頭の主張はフェミが考えるよりしっかりしてるぞ。だからといって100%賛同するわけでもないが。

実のところ白饅頭フェミ論客が真っ向から議論するところを見たくてずっと待っているんだけど

フェミは、白饅頭に対する中傷差別的発言を「お決まりの遊び」として仲間うちで楽しんでるだけじゃん。

しっかりしろよ、もっと

2022-01-31

anond:20220131110601

「白饅頭やすももに塩を送ることになる」から、「女性女性が寄ってたかっていじめること」をやめて欲しいのか。

すごいなこの倫理観

党派性脳みそやられてんじゃねえの。

殴ることありきの同情ほど薄っぺらものはない

anond:20220131110601

なんというかすごいですねこ増田

絵に描いたような正直。

小学生なら花丸100点の美徳ですが、じゃなかったらもう気の毒になるレベルバカです。


物申す系バカの3点セット

追記女の敵は女という誤読やめて。私が最も憎んでいるのは白饅頭やすももです。

とうふさんみたいな女性女性が寄ってたかっていじめることが、白饅頭やすももに塩を送ることになる。やめて欲しい。

どうしようもねえ本文に続いての、今更説明するのもバカバカしくなるような追記

隠しきれない当事者への見下し、ヘイトありきのペラい同情、何よりそれらを取り繕う意欲と知性のド低さ。

これで世の中に物申そうなんてお笑いですよマジで

せめてその全裸みたいなバカさとかミサンドリーとか、もうちょっと隠す努力ができないもんでしょうか。ゾーニング足りてませんよ全然


政治ジェンダーが絡むとみんなバカになる

というか、フェミの皆様も似たような例、結構見てるはずなんですよ。

自分の思い通り敵に振るえる限り」というカッコつきの同情。

フェミが何か燃やして、燃やしたものたまたま女性が絡んでたりすると、アンチフェミがいきなりワーッと押し寄せて同情するポーズしたりしますが、あれも大概底が薄い。

からあいうのもああいうので気持ち悪いんです。何言っても薄っぺらだし白々しいから。

あとは交通事故遺族の某氏なんかもまあずいぶん同情されたもんですが、あれも結局は例の上級国民ヘイトありきでしかなくて、

例えばですよ。あんまり言いたくないんですが、もしあの人が再婚とかしてそれがバレようもんなら、文字通り死ぬほどバッシングされちゃうんじゃないですかねぇ?


せめて体裁を整える努力ぐらいしろ

別にね、放火目的の目からガソリンでも、インスタント薄っぺらシンパシーでも、いいと思うんですよ。ちゃんと取り繕ってくれれば。

でもみんなそれすらまともにできてない。

バカヘイト丸出し。

気に食わない奴殴るの最優先で当事者二の次三の次になるからそいつケアなおざりになって、しまいにゃどっかのアレとかアレみたいなことになっちゃうんです。

もうちょっと反省しろよと。

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