はてなキーワード: 二日酔いとは
心中しようと思った。彼女と一緒に崖から飛び降りるつもりだった。
それは最後なのだからと思って有給休暇を貰った日のことだった。
心中するのは夜中と決めていたから、朝起きてやることなんて何もない。
おれはふと野球の試合を観たくなった。これと言って観たい理由なんて
なかったのだけれど、強いて言えば小中高と野球部に入って色々
練習を積んで来ていたからかもしれなかった。
それでおれたちは、どうせ死ぬまでの暇潰しと決め込んで近所の球場に
出掛けることにした。野球をやっていたと言ってもおれの役割は大体
レギュラーになることはどうしても出来なかった。
春が近づいて来る外野席は結構温かいのでおれたちは上着を脱いだ。
彼女の胸元に光っているペンダントが眩しかった。おれが買った安物だった。
彼女は野球のことなんて何も分からないので退屈そうだった。まあ、それを
抜きにしてもダラダラした退屈な試合だったと思う。おれも最初のうちは
「あの監督のサインは二塁打を打てという意味だ」とか出鱈目なことを
喋っていたのだけれど、それにも飽きて外野席のベンチの上で
野球部時代にはあまりいい思い出がない。ベンチウォーマーだったのは
さっき書いた通りだ。部活が厳しかったわけではない。むしろ緩い方だった。
何せ煙草の吸い方も酒の飲み方も高校時代に教わったようなものだったからだ。
二日酔いに悩まされながらグラウンドをひたすら走ったことを思い出す。
噴き出る汗が酒臭かった。この汗で一杯やれそうだと思ったくらい。
そう言えばそんな頃に彼女と知り合ったんだっけ。いい思い出のひとつだ。
突然、バッターの鳴らす金属バットの音が聞こえてきた。音の鋭さからして
ホームランだろう。打球は狙ったようにこちらに飛んで来る。
おれはそれを素手でキャッチした。掌に痛みが伝わって来る。
その時に思ったんだ。これが生きてるってことなのかと。この痛みが
生の実感なのだろう、と。そう考えたらもう少し生きていようという気になった。
だからというわけでもないのだろうけれど、おれたちは今でも死にたくなると
デーゲームを観に行くんだ。選手たちの試合の中に、おれが失ってしまった
ものが存在するような気がして。そしてそれを取り戻せそうな気がして。
彼女が作ったサンドウィッチを食べながら、相変わらずビールを呑みながら。
ちなみに、キャッチしたホームランボールはこっそり今でも玄関に飾ってある。
たぶんあんた鬱になりかけてる、もしくはもうなってると思うので、
参考にならないかもしれないが、俺が本格的にぶっこわれそうになった時にやっていた回避方法を教える。
休日に布団から出れないのは精神の不調が体をがんじがらめにしてる状態。
俺も良くベッドの上から動けずに1日を終える事があった。
こういう時は、なんとか精神的にも肉体的にも楽にしてやる必要がある。
カーテン開けて、窓開けて、オレンジレンジみたいな能天気な音楽流しながら
昼間だけど景気づけにビール一本開けて、つまみに適当に腹に溜まるものを食べる。
(糖分と水分を取って適度に胃を動かすと自然と体が回ってくるので、ついでにアルコールで少し倦怠感を麻痺させる)
風呂上がりに牛乳を飲みながらテレビで流れているワイドショーを見て
風呂に入ったら汗が出て腹が減るのでスーパーかコンビニで食べ物と酒を買う。
http://anond.hatelabo.jp/20141214202726
大吟醸ぶっかけ教授を突っ込んだだけでそんなに狂気じみたことしてないよ
こんなオ○ニーを語る処女がいたら嫌だからオッサンでオネガイシャッス
女がオ○ニーを語ったらドン引きされるし仲間内でも痛い子扱いだから
榛名好きに女性提督はいない説が流布されてるから大丈夫であろう
さて本題に入ろうか
て書いた
ただワカメ酒は実践すると掃除が大変なので乳○ガーゼとクリガーゼに絞った
以下記録である
■乳○ガーゼ
肌に付着したアルコールが気化してつめたく感じるが、経過とともにガーゼが乾いてしまう
突起物を摘もうとしてもテープのせいで摘みにくい
摘みにくいせいで乳○への刺激が散漫になって感じにくい
ベストなのは大吟醸を口に含んだままちゅぱちゅぱ吸われることかな
吸ってくれる相手がいねえよ…チッ 攻めに吸わせるか
アルコールに弱いので肌がまけてしまうに思われたが、それよりも貼りつけたテープにまけた
■クリガーゼ
これも大吟醸を漬けたガーゼを貼ってテープで固定するというもの
いっってぇぇぇぇぇぇえええ!!(悶える
1分くらい反応できなくなる
敏感なのでちょっと漬しては触るに留めたい
前回よりもぶっかけ度合を増やし、滴る程度でin
いったあああああ!!!……………ああ……あああ……うん、熱くなってきた
体調によるのか濡れ濡れなのはいいが、濡れすぎて教授が外れやすくなる
汁をふいて大吟醸inのあとズッコンバッコン♂
やっぱりいってえええええええええ!!!
くぅ……………………癖になりそう
ドМでよかったと思われる
大吟醸をゼラチンで固めてローション替わりにすることも考えたが
■総括
酒に弱い奴が無理して飲むと二日酔いになって地獄をみるのが世の理
しかし今回大吟醸は100mlも使用していないので経済的にもフィジカル面でもきもちよくなった
なにより便秘に効いてよかった
ほろ酔いまじりに押し倒されて、乳○をちゅぱちゅぱされながら、熱く熟れた肉襞を掻き回される気持ちがわかってよかった
……
……
……
そう
いいか探すなよ!?
BLで大吟醸シチュがあったとしても別人である可能性を忘れるなよ!?
マジ聞きしたらただの変態認定されるからな!?フリじゃないからな!
以上
葬式には必要以上の金を掛けないでください。質素なもので結構です。
遺灰はどこかの海に撒いてください。
お父さんへ
あまり帰れないけれど、帰ったらいつも酒に付き合ってくれてありがとう。
思えば子供の頃から、仕事を休んでいるところを見たことがありません。
たまには、使えない部下にキレてもいいと思います。
あと、お酒の飲み過ぎです。半分にしてください。
ウォーキングするなら、おしりと腹筋を意識するとかなり効率が違いますよ。
お母さんへ
いつも家の全てを取り仕切ってくれてありがとう。
お母さんがいなければ絶対に家は回りません。
いつも美味しいご飯をすごい速さでつくってくれありがとう。
自分でやってみてわかったんですが、30分で4つも5つもおかずを作れるのは異常です。
上京しても、就職しても、結婚しても、いつでも僕を心配してくれますね。
今思えば、親孝行らしいことが出来てなくて悔しいです。
あと、妻と仲良くしてくれてありがとう
弟へ
彼女できた?
合コンとか街コンより、バーとか行ってナンパしたらいいんじゃない?
仕事がんばってね。
妻へ
夢を見たことがあります。
別れる夢でした。起きたら泣いていました。
結婚してよかっと本気で思いました。
たくさん泣かせたこともあったし、本気で喧嘩したこともいい思い出です。
早く子供が欲しいですね。
呑んだ翌朝から午後にかけて酷い吐き気に見舞われるので、水やお茶を胃液と一緒に吐いては戻し吐いては戻しして、最後の胃液の一滴まで吐き尽くしたところでマックに行きます。(妊婦さんが食べたくなるのはポテトだけのようですが自分は一般的なピザなのでハンバーガーとコーラも買います)。
あんなコッテリして消化の悪そうなものを胃が空っぽの時に食べたら余計気持ち悪くなるように思われますが、不思議な事に今のところそういった例は一切ありません。
「マックを食べると吐き気が収まる」というよりは、胃の中を空っぽにすると吐き気がマシになるので、その際に最初に食べたくなるのがマックという印象です。
自分は妊娠した事がないので実際のつわりがどういうものかも未経験ですが、妊婦さんもつわりの時にこんな感じでマックのポテトを食べているのだろうかとよく思いを馳せます。
というか、二日酔いでゲロゲロ吐き通しのたった1日すら地獄のようにつらいのに、あれを何週間も何ヵ月も経験する妊婦さんはみんな本当にすごいですね。
http://buzzap.jp/news/20140621-sinjuku-koma-student/
なじみの店で気分よくのんで、ゆるく待ち合わせをしている次の店に向かう途中
なかなか引きの強いキャッチの女の店に入ってみた。
1時間 ¥3000のみ放題で君らに1杯奢ると1人頭¥1000〜¥10000かかるわけか、しかもおねだりは必ずツーマンセルで行うと
なるほど清々しいほどクソな営業形態だな、すげぇなとか思いながらまぁ社会勉強かなと思いながら
かわいくもブサイクでもない女の子たちと話ながらウイスキーのロックを2杯のんで30分くらいで終了
清算は3000+(3000*2+1000*2)= ¥11,000也
恐ろしいまでの無駄金だなと思いながらお支払いを済ませて次の店に移動した瞬間意識が途切れた
普段から毎日飲み歩いてるからどう考えても酔いと体調の変動がおかしい、意識も一瞬だった
その日は日本酒4合くらいしか飲んでないし、ロック2杯だぞ?ありえねぇ
日本酒6合飲んでから、カヴァ2本開けたりしない限りならないような悪寒がしたし
あれひょっとしてウイスキーに何か入ってたんじゃないか?
あのまま一時間飲んでたら俺どうなってたんだ?
まぁでも最終的に思ったのだけど
店の営業形態に文句を言ってもしょうがないし、今となっては酒に何かされたのかも証明できないし、俺まだ生きてるしそこはもういいかなと
心配なのはあんな営業形態の飲食に努めて、なんの積み上げもないお店で働いている若い以外になんの取り柄もないバカ女達は、その後どうするんだろう?
オーナーからしたら若い女なんかしたからどんどん生えてくる訳で、より抜きのバカを雇えばそれで済んでしまう
何も考えずに生きるってのは、なんて怖いことなんだろうと
そして何より問題なのは、彼女達は多分本当に何にも考えてないで生きてる
これもう詰んでるだろ
昨晩、十一時半過ぎまで残業が延びたが、ホテル代の申請のためには更なる非人道的な頑張りが必要らしく、仕方なくオフィスを後にした。
埼玉の自宅への終電はとうに出てしまい、帰れない。仕方なく、八ヶ月ぶりに実家に帰った。
学生時代、午前一時近くに池袋から終電が出る西武線を乗り過ごしたことはなくて、終電乗り過ごしちゃった///という台詞を言ったことは最後までなかったとどうでもいいことにあたる。男の私だが、一度くらいは言ってみたかった。
いつからか始まった駅の高架化工事はまだ終わっていないらしい。
来るたびにちょっとずつどこかが変わってる。前回は泥酔と二日酔いでろくろく周りを見る余裕はなかったから、さらに少し前、前々回からの一年間の変化を目の当たりにしていたのだろう。
家路に着く。変わらない門戸を開けると、自分が知らない甘い香水の香りがした。
今年から務め出した妹の'体質改善'だそうだ。その妹が後少しで帰ってくるというのでそれまで母と雑談する。
妹の年俸は、二年目で自分の年収を超えるらしい。うわ、自分の会社はやっぱりブラックだな。おどけて言うと、添削教師を務める母が、「十年以上続けてるが土曜に初めて出社することになったからあの会社も遂にブラック企業になった」と愚痴話を始めたので笑って流しながらも黒いモヤモヤを抱えずにはいられなかった。
実家だという安心感と何かしらのコンプレックスは、この家ではセットだ。それが苦しい。
その第一号にして、家を出る理由にもなった、今ボストンに赴任中の父……それを知って帰る気になったのだが……に会いに半月家開けるから、何かあったら宜しくねと楽しそうに予定を話す母に、自分はやはり何も言えない。相槌を打つしかない。
妹が帰ってきた。社会人になった妹は学生の頃よりさらにケバくなっていて正直ヒビった。お水とは無縁の業界のはずだと思っていたのだが、母は今娘は全身狩猟モードなのよと好意的な目線。全く問題ないらしい。SEとして働くうち、自分の見識が遠く狭くなったのだろうか……
カビの巣と化した自宅のユニットバスに湯船を張ったのは数回しかなく、久々のお湯に、浴びるように浸かった。体を洗おうとしたが、ボディタオルは、父と母と妹の三枚しかない。石鹸も、シャンプーも。消去法で全て妹のものを借りた。
よくよく見れば至る所が"3"つのペアだった。歯ブラシ。タオルケット。マグカップ。いつの間にか新調されていた居間のソファセットの席の数。この家に男は今一人しかいないのだなと思った。
寝間着は、横も縦も大きい父よりも上背があまり変わらない妹の方がちょうどいい。何も言わなくても用意していただいた母の親切が心に響く。
朝、出かけに、実家に残していった本棚から軽く読めるものがないか探す。そこだけは自分が家を出た時から、時間を止めていた。わざわざ持っていくまでもないと置いていったネットランナーズの表紙に2005年のネット用語と大きく書かれたポップが堪らなく懐かしい。あの時読みたいと段ボールで持ち出した単行本のいくつかは既に手放した。電子書籍化したけど、バックアップに失敗して誤って消した後それっきりの文庫もある。だが、ここにある本だけはあの日選り分けた当時のままだ。最近続編が出版された梨木香歩の家守綺譚(ハードカバーの方)と蟲師の5巻で迷った挙句、隣の父の書棚から冬目景の漫画「ももんち」を抜き出して、鞄に入れっぱなしになっていたKindleWhitePaperを代わりに突っ込む。頭がどうかしていた。
冒頭の一文で多くの人が察すると思う。
死と隣り合わせだったあの日を振り返ってみる。
夜行バスに慣れない人は一睡も出来ない場合もあるらしいが、マイスターの私はぐっすり眠ることができる。
しかしあの日は違っていた。
というのもまず、その日の私は昼から大量の酒を飲んでいた。
早めに切り上げたつもりだったが、乗車したころには既に二日酔いの症状が現れていた。
いつもとは違う。気持ち悪くて眠りが浅い。
うたた寝しては起き、うたた寝しては起きを繰り返す。
夜の3時ごろ、ガタガタガタっとバスが車線を踏む音で目が覚めた。
(ガタガタした車線のことをランブルストリップスと言うらしい、豆知識)
運転手の様子が明らかにおかしい。
歌っている。顔を平手打ちするような音が聞こえてくる。
大きな車体がふらついている。右に逸れて左に急ハンドルを切ったのがわかる。
瞬時に今現在置かれている状況を理解し、直感した、「こいつヤバイな」と。
「こうやって死亡事故って起きるんだな」
「死んだらニュースになるかな」
前方に座っていたため、恐怖はことさらに大きかった。
時計にチラチラ目をやったが全く針が進んでいない。
やがて4時ごろ、サービスエリアに着いた。
フードコート備え付けのお茶を飲もうとするが、紙コップを持つ手が震えている。
もうここで降りてやろうかと思った。
しかし同じ便に乗っているらしい人たちを見ると、何事もないようにリラックスしている。
後方に座っている人には歌声が聞こえていないのか。
熟睡している人にはふらついているのがわからないのか。
もう朝が近づいている。
目的地まであと少しだ。頑張ってくれ。
しかしサービスエリアを出発してからは例の現象は一つもなかった。
おそらく運転手が変わったのだろう。
私は安堵して爆睡した。
1回も目覚めることはなく、気がついた時には目的地に辿り着いていた。
そして何もなかったかのように(実際何もなかったのだが)解散した。
これが私の体験談。
今思えばビビりすぎていただけなのかもしれない。気づいていない人もいたくらいだし。
死亡事故がレベル10だとしたらこれはレベル7くらい。言うなれば予備軍クラスか。
「停まりましょう」と言葉をかけようとも思ったが、いかんせん被害が全くなかったので言うのをためらった。
初めて死を予感したというわりには悠長な考えをしていたもんだ。
こうやって体験談を書き出してみると、これは勇者になるべきケースだったと思う。
ちなみにこの1週間後二日酔いの状態で海に潜り、再び死を予感する。
今年も新大学生達が初々しくキャバクラにデビューしようとしていますが、
巷では、よく最初の3人でキャバクラの大半が決まるという説があります。
なんというか3人目までで、いわゆるキャバクラへの目線とか哲学みたいなものが
大分決まってくるということを良く見てきました。
それが、その後を決定付けていくことが多いから、
そのように言われているんじゃないかと推察してます。
あんまりモノを考えずにキャバクラに行ってしまうと、ほぼ取り返しがつきません。
こいつダメだなーというキャバ嬢が、その後大成するというケースを見たことがないのです。
ダメというのは、ブスとかそういうことじゃありません。
自分の身体でモノを触らずに、ただ接客をこなしたり
最初の3人でこういう働きのキャバ嬢と遭遇すると、もはや沈黙し、
そこから延長した客を、未だかつて見たことがないのです。
もちろん、私はまだ30代の前半ですので
もっと高級店ではという話もあるのかもしれません。
ただ、今20代でナンバーワンで活躍し、凄まじい指名を受けているキャバ嬢の話を聞いてみると
というのも、3人目までで突き抜けてしまえば、指名の機会が圧倒的に増えます。
そうすると、指名料やドリンク数で更に差が広がっていきますので
追いつくことはかなり難しくなります。
じゃあ3人目までで突き抜けるにはどうしたら良いか?
最初の3ヶ月で同伴とアフターをし、半年経過で圧倒的に成果を出す。
1年目の売上にこだわりつくす。
ということじゃないでしょうか?
で、2年目はそれを当然上回る。
3年目は3年間の区切りの集大成として仕上げる。
そんな感覚でキャバクラに徹底的に向き合うということが重要だと思います。
を3年間で作り上げるということだと思います。
22歳
3年 No.4
3年 No.2
28歳
2年 No.1
2年 ママ
そもそも、こういうキャリアでいこうと考えた訳ではなく、
振り返ってみたらこうだったという形です。
自分でも思うのですが、
全く先のこととかを考えていたわけじゃないのでラッキーにすぎません。
ただ、あきらかに言えるのは前半の6場内指名が後半の6指名客になっています。
で、前半の6指名客のうち、そのまた前半の3指名客が次の3愛人になりました。
悪くないけど、超よくもない。
残念ですが、その程度です。
この3年間で、
それは、毎日溺れるようなシャンパンタワーでのドンピン30本を支えてくれました。
結局のところ、二日酔い時や向かい酒の時に自分の中に胆汁があるかどうか
でウコンが効いたなと振り返ると思うのです。
アフターができるかできないかというのを、
スキルみたいなもので考えてしまう新大学生の方がとても多いです。
違います。
そういう客は指名ができるといえません。
これから先のキャバ嬢人生で、そういう客を沢山見ていくと思います。
ただ、客がそうなってることに気づく機会というのは最初の3年間を過ぎたら
一生ありません。
30代後半になってもそんな金の無い客のほとんどは諦めの眼差しで割り切って
こうなるとほぼ終わりです。
この3年間で、いかに気付き、いかに自分の指名客を築き上げるか?
かくいう私も、この3年間にツケてしまったツケは今もずっと支払っています。
それを豪快に棚に上げて言います。
客先常駐先に、できてるんじゃないかと思うぐらい
二人は同期生で、下の名前で◯◯ちゃんと男性が女性を呼んだり、
それが許されるのは大学生までだろ、的な若さ、溌剌さを誇る二人。
勿論自分よりは歳下。
遠目で見る分には、時々視界の隅を
女性が椅子ごとすーっと男性の方へ寄っていくのが振り子時計のように見えるくらいで
まぁ小春日和だしね、と思うぐらいで済んでいた。つもりだったのだが。
……今年一月から、そのお客さん二人が自分のチームに参画する形で仕事をしている。
話せば、その人の良いところはよく分かるつもりだ。
そう、二人は、頭の回転は老害じみてきた自分よりも遥かにいいし、
大雑把な自分より細かく書類は作成するし、キックオフ後の平日の朝は二日酔いひとつ感じさせない清潔感があった。
つまり、歳の功によるリーチが保ってる間は大丈夫なだけの、もの凄くやり辛い職場のお客さま。
それを察してか、最近、明らかに話の出汁にされてるんじゃないかということが増えた。
『Bではないですか?』
『……たしか、Aだったと思う。NHKの新書で読んだことがあるよ、××ってタイトル』
『ありがとうございます。ほら、そういったじゃない』
『◯◯ちゃんはその辺潔癖過ぎるんだよ』
いちゃいちゃいちゃいちゃ。
どうも、自分は質問すれば答えが返ってくる114かなにかに見えているらしい。
ありがとうございます『。』の前後で態度が正反するあたりは、さすがというべきだろうか。
虚仮にされている、というかもう苔そのものにされている、というべきか。
それでも、それでもだ。
稲森いずみ似の女性に、質問されるだけでおっさんは嬉しい。その性が憎いくらい虚しい。
『恋愛ディストーション』という漫画の一巻読み切り話のセリフに従えば、
『それだけで人生はおおむねオッケーだ。』
あれは彼女が風邪を引いたことにも気づかない野郎の言葉だったか。
その程度すら満たさなくても満足してしまっている自分は、加齢により閾値が年々低くなっていることを喜ぶべきだろう。
今日に至っては結婚式の二次会トークまで始めた二人よ、永遠に幸あれ。
二人が実際付き合って分かれていたことを知った。