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2022-12-16

パパ活アプリで実父に買われる悲劇

笠井美樹(仮名20歳)は、関東地方美大に通う現役大学生だ。

専攻は西洋美術史で、将来は学芸員ギャラリーキュレーターを目指している。

美樹の両親は、5年前に離婚をした。

父の浮気が原因だったため、離婚から数年は養育費が振り込まれていたのだが、

高校2年生の秋頃に、それまであった振り込みがピタリと止まった。

大学学費は非常に高く、また学芸員を目指すコース海外での美術研修材料費などの出費も多いため、

普通バイトでは学業との両立が難しい。

このため、美樹はパパ活生計を立てる道を選んだ。

ある日、いつもと同じようにパパ活アプリを開くと、一人の男性からメッセージが入っていた。

「泊まり10万円、半日場合は5万円払う」という内容だった。

決して高くはないが、安すぎる訳でもない。

順当な価格だったため、怪しむこともせずに美樹はすぐに、アプリから承諾の返信をした。

美樹は男性から指定されたカフェで、相手が来るのを待った。

約束時間から5分ほど過ぎた頃、カフェ入り口が開き、一人の男性が店に入ってきた。

美樹は、男性の正体を確かめるべく、相手の顔を凝視した。

美樹は驚きのあまり、全身の血の気が引いていくのがわかったという。

相手男性も、美樹を見て全身をこわばらせて絶句している。

待ち合わせの場所に現れたのは、5年前に家を出ていった実父、賢治(仮名・51歳)だった。

美樹が実父に会ったのは、母との離婚以来だった。

父は浮気相手再婚をし、2人の子供がいるという話を母から聞いていた。

父は大手企業で、それなりの役職に就いている。

このため「父親さえいれば、母も私も普通暮らしができたはずだ」と、悲しく惨めな気持ちで日々、父のことを恨んで生きてきた。

一生会わないだろうと思っていた父と、こんな形で再会するなんて。

美樹は震えを抑えきれず、大粒の涙がポタポタと、カフェテーブルに落ちた。

https://forzastyle.com/articles/-/65987

2021-01-19

ア●ラックCMが苦手だ

数年前に癌になった

ステージ3で手術→抗がん剤放射線治療と標準治療を全て体験した

今は再発しないよう定期的に病院に行く日々

癌になってから見かけるとチャンネルを変えてしまCMがある

ア●ラックCM

ア●ラック所謂保険会社。癌や白血病などに罹った芸能人をメインにしたCMが多い

今は白血病体験した笠井アナウンサーが出ているが、実際に病気に罹った人の言葉は重みがあり自身も頑張ろうと思うのだが、問題なのはCMメインタレント病気には罹っていないのに、何故か出ている芸能人

CM内にインタビューしているシーンがあるが、言葉も心があまりこもっていないし、大変ですねーとか言う言葉が軽くて見るのも辛くなる

病気に罹っていない芸能人もっともらしい事を話されても心に響かない

CMメインタレントが某アイドルの方なのでうっかり言い難いけど、もう少し癌や病気に罹った人の気持ちを分かってくれるタレントCMをしてほしいと思う

2020-10-01

後期クイーン問題と「第二の問題問題

推理小説に関して、「後期クイーン問題」とかい問題がある。

ざっくり言ったら、推理小説が「完璧論理的推理」をひたすら求めていくと、結局そんなものありえなくなるんじゃない? って話だ。

起点になるのはエラリー・クイーンって作家の、初期の何作かに限定したすごく狭い話だった。

でも話の発端を作った法月綸太郎笠井潔って二人の作家煽りまくったせいで、推理小説の前提が崩壊するのでは? 根本的な問題なのでは? って話にもなった。

でも推理小説は一応続いてる。結果的には、「後期クイーン問題」は(法月・笠井をうまく無視しながら)推理小説可能性を広げる原動力の一つになった。

きちんと知りたい場合は、諸岡卓真『現代本格ミステリ研究』が視野の広さも議論説得力ピカイチだと思う。この問題について真面目に考えたかったら必読。

一方、きちんとしてない言及の一つに、「第一問題」と「第二の問題」っていう問題の分類がある。

第一問題」はさっき言ったような、完璧推理って無理なんじゃない? って話。「第二の問題」は、(完璧推理なんかないんだからそもそもただの人間探偵に謎解きとかする資格あるのって話……らしい。

でもこれ、法月・笠井の二人は前者の話しかしてない。第一と第二なんて分類もしてない。誰が言い始めたか出所がよくわからない。

自分が知る限り、「第一」「第二」の一番古い言及Wikipedia日本語版の「後期クイーン問題」だ。

これを書いてる時点の最新のバージョンを貼っておく(https://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=77682984)。

2009年10月27日に「Corwin」というアカウントが「後期クイーン問題」の項目を作成した(https://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=28693991)。

この時点ですでに、後期クイーン問題が「二つの問題総称」であり、「第一問題」と「第二の問題」があるというふうに書かれている。

(ちなみに諸岡卓真の本は2007年度の博士論文2010年3月に本にしたものからWikipediaには触れていない)

でもよく見ると、「第一問題」は今でいう第二の問題倫理的な話)、「第二の問題」が今でいう第一問題解決不可能性)だ。

これが入れ替わったのは11月4日https://ja.wikipedia.org/w/index.php?diff=28825317)。

から第一」と「第二」の順番(もしくは「第一」と「第二」)に根拠はなくて、Corwinが適当に付けてただけとも考えられる。

もちろん、そうでない可能性もある。11月2日にはCorwinが項目名を、俗によく使われる「後期クイーン問題から専門的な「後期クイーン問題」に変えている(https://ja.wikipedia.org/w/index.php?diff=28790012)。これと同様に、根拠になる文献を改めて読んで、「第一」と「第二」を入れ替えたとも考えられるわけだ。

そうは言っても、個人的心証では「第一」「第二」っていうのは書いた人の勝手な考えだろうと思ってる。

ちなみに「Corwin」は日本語版Wikpedia黎明期2003年から編集に参加して、推理小説SFを中心に現在活動しているベテラン

めちゃくちゃなことを書いて怒られたような経歴はないみたい(「後期クイーン問題」も、「第一」「第二」以外はそんなに変なことは書いてない)だが、立ち上げた項目には内容が薄いのとか、出典が少ないのとかが多い。

一応、「第二の問題」がいつの間にか湧いてきたのは相応の理由があると思う。

後期のエラリー・クイーンが書いた『十日間の不思議』『九尾の狐』とかの作品で、名探偵推理のものというより自分存在について悩む。それはもう悩む。

そして、この時期の作品は初期に比べて「完璧論理的推理」という点ではゆるいというのが一般的評価になっている。

からこの作品群では、笠井潔たちが考えたような、「完璧論理的推理」を求めると究極的には無理が出てくる、っていう問題よりも、

推理に失敗して、倫理的立場に悩む名探偵のほうが読者の印象に残るはずだ。

発端になった法月の作品だってそうだ。「初期クイーン論」が出たのは1995年だけど、1990年の『頼子のために』と1992年の『ふたたび赤い悪夢』では、精神的に追いつめられる名探偵の姿を描いている。

から、法月の文章の以前から作家や読者からすれば「完璧推理不可能性」よりも「自分立場に悩む名探偵」というのが後期クイーンテーマ、っていうふうに理解されていて、「初期クイーン論」以降も、現在も、塗り替わりきらずに続いてる、っていうのが実情なんだと思う。

からつの間にか「後期クイーン問題」っていうタームにもふわっとそっちの意味がくっついていった結果、「第一」「第二」っていう区分誕生したんじゃないだろうか。

2017-06-23

日本ミステリ略史

日本ミステリ史をまとめようとしている人を見たので自分でもやってみようと思った。

箇条書きでも大体分かるだろう。あと本格中心なのは許してくれ。

探偵小説輸入の開始

http://fuboku.o.oo7.jp/e_text/nipponbungakukouza_19270530.html

神田孝平訳「楊牙児奇獄」1877

黒岩涙香翻案『法庭の美人』1888

須藤南翠『殺人犯』1888(『無惨』に先立つ創作) "まづ未成品で、単に先駆的なものしか見られない"(柳田泉


黒岩涙香『無惨』1889 "日本探偵小説嚆矢とは此無惨を云うなり"

・"日本最初創作探偵小説" (乱歩)

・「探偵叢話」連載開始(都新聞) 1893 ……探偵実話の流行

ドイル「唇の曲がった男」翻訳 1894

映画「ジゴマ」公開 1911

谷崎潤一郎「秘密」1911「白昼鬼語」1918 「途上」1920 日本探偵小説 "中興の祖"(中島河太郎

・『中央公論』「芸術的探偵小説企画(谷崎・芥川佐藤春夫里見弴)1918


雑誌新青年』創刊 1920 "第一の山"(乱歩

・当初は翻訳を重視

横溝正史(1921)、水谷準(1922)、甲賀三郎(1924)、小酒井不木(1925)、大下宇陀児(1925)、夢野久作(1926)、海野十三(1928)など登場

乱歩二銭銅貨」1923 "これが日本人の創作だろうか。日本にもこんな作家がいるであろうか"(森下雨村

http://www.aozora.gr.jp/cards/001826/files/57173_58183.html


戦前探偵小説最盛期 "第二の山"(乱歩)"第一の波"(笠井

浜尾四郎殺人鬼』 1931

大阪圭吉デビュー 1932

・『ぷろふいる』創刊 1933

木々高太郎デビュー 1934

小栗虫太郎黒死館殺人事件』1934

夢野久作ドグラ・マグラ』 1935

・蒼井雄『船富家の惨劇』 1935

横溝正史真珠郎』1936

久生十蘭魔都』1937

◇「本格探偵小説

http://d.hatena.ne.jp/mystery_YM/20081205/1228485253

甲賀三郎「印象に残る作家作品」1925 が初出 http://kohga-world.com/insyouninokorusakukasakuhin.htm

小酒井不木当選作所管」1926 (「本格」「変格」使用

・当時の「探偵小説」という語の広さ……「本来の」探偵小説detective storyとそれ以外を区別

・"理知的作品"と"恐怖的作品"、"健全派"と"不健全派" 1926(平林初之輔

・本格・変格論争 1931(甲賀、大下)

探偵小説芸術論争 1934-36(甲賀木々



戦時下の中断

乱歩 少年探偵団(二十面相)シリーズ中断 1938

乱歩芋虫発禁 1939

・"探偵小説全滅ス"(乱歩) 1941


戦後ミステリ復興 "第三の山"(乱歩)"第二の波"(笠井

・横溝『本陣殺人事件』1946

・横溝『蝶々殺人事件』1947

・横溝『獄門島』1948

安吾不連続殺人事件』1948

高木刺青殺人事件』1948

雑誌宝石』創刊 1946

・『宝石第一公募 1946(香山滋飛鳥高山田風太郎島田一男

大坪砂男天狗」 1948

・『宝石』第四回公募 1949(鮎川哲也土屋隆夫日影丈吉

中井英夫虚無への供物』1964(構想1955-)

◇「探偵小説」→「推理小説

当用漢字表制定 1946.11

日本探偵作家クラブ設立 1947

講談社「書下し探偵小説全集」1955-1956

・清張『点と線』1958 (表紙に「推理小説https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAVVEU

講談社「書下ろし長編推理小説シリーズ」1959-1960?

日本推理作家協会成立 1963

参考…

甲賀三郎『音と幻想』1942 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007753808-00

雄鶏社推理小説叢書」1946.7-

安吾推理小説について」1947

安吾探偵小説を截る」1948

安吾探偵小説とは」1948

安吾推理小説論」1950


松本清張点と線』1958

・「社会派推理小説」、清張ブーム

心理的要素・動機の重視、小説としての充実重視

・"探偵小説を「お化屋敷」の掛小屋からリアリズムの外に出したかった"(清張)

◇「本格冬の時代」?

・謎解きの興味の強い作品は絶えていない……『本格ミステリ・フラッシュバック

・清張は謎解きを排斥していない。「新本格推理小説全集」1966 "ネオ・本格"

・「現実離れ」の作品が世に出にくかった……らしい https://togetter.com/li/300116

風俗を描いただけの謎解きの要素の薄い作品が氾濫していた……らしい?

"社会派ということで、風俗小説推理小説かわからないようなものが多い。推理小説的な意味で言えば水増しだよ"(清張、1976)

複数対立軸? http://d.hatena.ne.jp/noririn414/20070314

リアリズム――非リアリズム

・「おじさん」――「稚気」

・都会・洗練――土着

海外ミステリ――国内ミステリ

サブジャンル・隣接ジャンル

歴史ミステリハードボイルドエスピオナージュ、「冒険小説」、伝奇小説SF、……

・ここ掘ると全体が何倍かに膨れ上がるから触らないよ


◆「新本格」以前の非・サラリーマンリアリズム系譜 "2.5波"(笠井

桃源社「大ロマンの復活」1968- (国枝史郎小栗虫太郎海野十三久生十蘭香山滋……etc

・『八つ墓村』(漫画)1968-

中井英夫虚無への供物文庫入り 1974

・『犬神家の一族』(角川映画)1976

雑誌幻影城』1975-1979(泡坂妻夫連城三紀彦栗本薫竹本健治……etc)"探偵小説復権"

笠井潔『バイバイエンジェル』1979

島田荘司占星術殺人事件』1981

江戸川乱歩賞青春ミステリ……小峰元アルキメデスは手を汚さない』1973、梶龍雄『透明な季節』1977、栗本薫ぼくらの時代』1978、小森健太郎『ローウェル城の密室』(最終候補)1982、東野圭吾放課後』1985


◆「新本格ミステリ」 "第三の波"(笠井

綾辻行人十角館の殺人』1987.9

・「新本格」の公称は『水車館の殺人から……講談社文三によるブランディングの側面

◇「新本格」に顕著な要素(佳多山大地)……

・〈青春ミステリであること

・本格推理形式の先鋭化・前衛化が著しいこと

古典的天才探偵復権

大学ミス研のコネクションを軸とした作家の発掘

講談社――島田荘司――宇山日出臣――京大など

東京創元社――鮎川哲也――戸川安宣――早稲田立教など

公募による「新本格作家の発掘

鮎川哲也と13の謎 13番目の椅子 1989

鮎川哲也賞 1990-

・『競作 五十円玉二十枚の謎』1993

・『本格推理』1993-2008

・創元推理短篇賞 1994-

メフィスト賞 1996-(『姑獲鳥の夏』1994)

2017-02-13

夢は南海トラフ上野女史への反感―

本来、三大命題二つ目を書きたかったところだが、こちらの問題を先に論じさせてもらう。

この論考は以下のURLにたいする一人の若者から反論である

https://togetter.com/li/1080097

以上の新聞記事で、上野女史は「経済犠牲にしてでも、平和国家として衰退すればいい」と主張している。

この主張にたいする批判等は、本職の社会学者に任せるとして、ここでは私の純粋なる反感について述べていきたい。

平和国家という「ファンタジー

上野女史は無邪気にも、戦後日本を「平和国家」としてとらえている。

この考えはまったくの見識違いといわざるをえない。

そもそも、戦後日本社会体制1940年代の「総力戦体制を「経済最優先」の形として再編したものである

扶養控除、源泉徴収終身雇用制、護送船団方式のすべてが元々「戦争を想定して」造られたものだ。

社会実態についても、「平和」と呼ぶにはほど遠い。

1950~60年代には、「高度経済成長」の美称の裏で、世界でも稀にみる学生運動市民運動社会不安が吹き荒れていた。

70~90年代にかけては、家庭や企業社会体制のガタが入り、人々を「死へと誘う」システムへと変貌していった。

これが少年非行いじめ過労死などの狂気的な状況を引き起こした。

戦後日本とは、世界的にも稀にみるただの「ゆたか社会である

まったく「平和」でも「民主的」でも「自由」でもなかった。ただただ「ゆたか」だっただけである

後期近代―不確実な私、国家社会

しかも、「ゆたか社会」は90年代2011年にかけて完全に崩壊した。

まず、政府安全神話が崩れ、

企業身分制保障崩壊し、

最後に、原発事故とともに社会安全神話が吹き飛んでしまった。

この事実について語らない者はすべて、今の時代にたいして不誠実である

では、現在社会とはどのような社会なのか。

それはギデンズやバウマン、ジョッグ・ヤングなどを見てもらえば分かるが「流動的、効率的である

企業におけるセーフティーネットが「生産性自己実現神話」の名のもとに縮小され、

パートフリーターという不安定生活者が生まれた。

政府が担っていた安全保障は「構造改革」の名のもとに縮小され、

監視カメラSNS監視なしに、人々は安心して生きることができない。

不誠実な脳科学認知神経科学AI研究によって人間という「私」の特権性が失われ、

人々は常に失職と人間尊厳消失心配するようになっている。

そして、このような多様な人々が同じ町で同じように暮らしている。

このように、後期近代社会とは

当たり前だったものがすべて崩れ去り、人間永遠の虚無へと投げ出すのである

相対的剥奪感と存在論不安

このような状況では、人々は二つのレベル不安を抱えることになる。

一つは生活レベル不安相対的剥奪感―

もう一つは存在レベル不安存在論不安

である

私たち人生ほとんどを仕事をして、生きている。

しかし、その仕事価値が急速に低下してしまった。

人生の多くを占める活動である仕事にふさわしい「対価」が支払われなくなってしまった。

一方、ただ一日中パソコンを見つめて投資とやらというギャンブルをするだけでも「対価」を得られる人々もいる。

この二極化する現実は人々に

「不当な地位にいる!」

「ふさわしい金額、敬意をもらっていない!」

という相対的剥奪感を抱かせる。

また、後期近代社会はいわゆる「コミュ力」の高い人々が成功する。

軽薄に仕事にたいする敬意なく、強者追従する人々が「評価」され、グローバルエリートとして出世していく。

そして、仕事に真面目ながらも報われない弱者は常に「自己批判」と「変革」を迫られる。

二極化する現実に人々は「私は人間らしい扱いを受けていない」という存在論不安を抱かせる。

しかに、ここであげた例は極論である

しかし、似たような体験をする人は多いだろう。

そして、人々はつねに不平不満をもらすのだ。

「私はこうなれたのに……」

「私もこうしたかった……」

ここでは深く述べないが、この可能性としての私=‹他我›にたいする深い怒りの感情現代社会不安の核心にあるように思う。

上野女史は「みんな貧しくなる」ことによって、この怒りを無くせるなんて無邪気にも思っている。しかし、それは不可能である

この感情こそが永遠の虚無において、私を生きることのできる唯一の鍵だからである

夢は南海トラフ赤木理論の失効―

――常に人々に嫉妬を抱かせながら、その嫉妬を用いて欲望を加速させる。そして、その嫉妬を全身に受ける者は高笑いしつづける。

このような後期近代グロテスクさに最初に抗議をあげたのが赤木智弘だった。

彼はある論考で「夢は戦争」とドゥルーズ的な集団自殺理論を主張した。

しかし、私は「戦争」を夢にはできない。

今や「戦争」こそが「富裕層」を富ませ、「貧困層」を殺すことを知っているからだ。

今や「自殺」ですら「富裕層」を富ませる資本である

加藤智大植松聖などの社会的自殺者は、情報として処理され資本となる。

そして、情報となった「自殺」は「貧困層」による社会転覆不可能性を解き、

「後期近代」の隊列にから逸脱しないことを促進させる。

後期近代において、「自殺」こそが「富裕層」へのもっと積極的な「支援行為なのだ

私の夢は「南海トラフである

防ぎようのない「天災」によって、

嫉妬の中心地である太平洋ベルト東京

ありとあらゆる社会資本が壊され、嫉妬の根源が無化される。

私はベンヤミンのいう「法維持暴力」に立つ者であるが、

この瞬間を心の底から待ち望む。

私はそのとき、心の底から嗤うことができるだろう。

109崩壊し、秋葉原が灰塵に帰し、大手町サーバーがダウンし

白金の御婦人たちが焼け出され、お台場の子どもたちが押しつぶされるとき

後期近代はその柔らかな恥部を表出する。

私は笑顔でその恥部憎悪の限りをぶつけてやり、

後期近代を殺し、末期近代を出現させてやるのだ。

そのときに来るのが、

東のいう変質したファシズムなのか

笠井のいう生存のためのサンディカなのか

佐藤のいう無慈悲アナーキズムなのか

知ったことではない。

私が心の底から嗤いたいのである

相対的剥奪感や存在論不安に晒されることなく嗤いたいのである

そして、私は嗤いながら確信する。

東北の「土」と「血」が正しかったことを

東京の「コンクリート」と「鉄道」が虚妄であったことを

このような自己破滅願望について納得する解答を提示できない上野女史に

後期近代現代社会を語る権利はない。

彼女はせいぜい自らの理念後生大事に背負って、大学瓦礫に押しつぶされて死ぬのがお似合いだ。

2014-04-04

笹井教授でググって予測変換かけると笠井教授検索結果になってたことに気づくまでに2分かかった

Google先生的にもう笹井教授教授じゃないのか…

2011-10-29

とくダネでのTPPに関する中野准教授が出演した会について

中野剛志准教授がキレてたって話題になってた奴を見てみた。

 

参考

http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-entry-1214.html

 

中野さんが言ってた事を見て思った事。

TPPは反対。

民主っていうか野田カス

笠原、小倉ネクタイでぶら下がれ。

中野美奈子だっけ?あの子はしょせん女の子扱い。

 

そして何よりも有名なコピペエンジンがかからないの」を思い浮かべた。

中野准教授がキレた理由ってこの男の気持ちといっしょなのかなーと思った。

このコピペの女も生放送に出たとすると、笠井小倉と同じように黙って下向くんじゃないのかなーと。

 

 

【参考】

女『車のエンジンがかからないの…』

男『あらら?バッテリーかな?ライトは点く?』

女『昨日まではちゃんと動いてたのに。なんでいきなり動かなくなっちゃうんだろう。』

男『トラブルって怖いよね。で、バッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く?』

女『今日は○○まで行かなきゃならないから車使えないと困るのに』

男『それは困ったね。どう?ライトは点く?』

女『前に乗ってた車はこんな事無かったのに。こんなのに買い替えなきゃよかった。』

男『…ライトは点く?点かない?』

女『○時に約束からまだ時間あるけどこのままじゃ困る。』

男『そうだね。で、ライトはどうかな?点くかな?』

女『え?ごめんよく聞こえなかった』

男『あ、えーと、、ライトは点くかな?』

女『何で?』

男『あ、えーと、エンジンからないんだよね?バッテリーがあがってるかも知れないから』

女『何の?』

男『え?』

女『ん?』

男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、ライト点けてみてくれないかな?』

女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたらライト点かないよね?』

男『いや、だから。それを知りたいかライト点けてみて欲しいんだけど。』

女『もしかしてちょっと怒ってる?』

男『いや別に怒ってはないけど?』

女『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』

男『だから怒ってないです

女『何か悪いこと言いました?言ってくれれば謝りますけど?』

男『大丈夫から。怒ってないから。大丈夫大丈夫から

女『何が大丈夫なの?』

男『バッテリーの話だったよね?』

女『車でしょ?』

男『ああそう車の話だった』

女『もう、男って人の話聞かないんだから

男『ごめん、ごめん。で、ライト点く?』

女『やっぱ怒ってんじゃん』

男『怒ってないってば』

女『絶対怒ってる。何カリカリしてるの? 人が大変な時に!』

男『いや、俺はただライトが付くかどうかを…』

女『話を逸らさないで! ライトがどうこうじゃなくて今あなたの話をしてるの!』

2010-05-29

何だこれ

http://www.geocities.jp/osakakoudou/

辺野古基地建設計画の白紙撤回に向けた行動宣言」

紹介議員 42名 (参議員20名 衆議員22名)

無所属

糸数 慶子(無・参) / 川田 龍平(無・参)

社民党

山内 徳信(社民・参) / 近藤 正道(社民・参) / 福島 みずほ社民・参) / 渕上 貞雄(社民・参) / 又市 征治(社民・参) / 照屋 寛徳(社民・衆) / 辻元 清美社民・衆) / 阿部 知子(社民・衆) / 重野 安正(社民・衆) / 日森 文尋(社民・衆) / 保坂 展人(社民・衆) / 菅野 哲雄(社民・衆)

共産党

佐々木 憲昭(共産・参) / 紙 智子(共産・参) / 井上 哲士(共産・参) / 市田 忠義(共産・参) / 赤嶺 政賢(共産・衆) / 塩川 てつや(共産・衆) / 穀田 恵二(共産・衆) / 石井 いく子(共産・衆) / 笠井 亮(共産・衆)

民主党

喜納 昌吉(民主・参) / 大塚 耕平(民主・参) / 犬塚 直史(民主・参)/ 福山 哲郎(民主・参) / 大河原 まさこ(民主・参) / 岡崎 トミ子(民主・参) / 今野 東(民主・参) / 谷 博之(民主・参) / 松野 信夫(民主・参) / 川内 博史(民主・衆) / 古川 元久(民主・衆) / 田島 一成(民主・衆) / 平岡 秀夫(民主・衆) / 岡本 みつのり(民主・衆) / 赤松 広隆(民主・衆) / 高井 美穂(民主・衆) / 小川 淳也(民主・衆) / 近藤 昭一(民主・衆) / 横光 克彦(民主・衆)

社民共産議員が多数署名しているのは分かる。が、民主党議員署名してる奴ら、お前らどう落とし前付けるんだ?

つか農水大臣赤松署名してんじゃねえかよ。

2010-05-17

口蹄疫報道開始、その後のまとめ

ある日「トクだね!」で、司会の小倉さんが「風評被害をふせぐために報道を自粛しておりました」とはっきり言及した。

※ちなみにフジアナ笠井さんはこれに対し「私も友人たちから問合せを受けてたんですけれども…」とコメント。「知らなかった」訳ではないらしい

本日より何故か急に報道開始。

と同時にさっそく「風評被害をふせぐ」気なんて更々ないアホ発言やアホ行動のレポートが見うけられた。

良い機会なんでログをとっておく。

県議会の人

http://www.tensan-y.com/index.php?eid=617

  今日の午後、その地区に、フジテレビの取材陣が、なんのコンタクトもなく、いきなり畜舎に来て取材を始めたそうです。

  当然、カメラも回したそうです。

  それに対して、別の畜産農家が「消毒はしているんですか?」と聞いたら、「していない。消毒ポイントがどこにあるのか

  知らない。」と答えたそうです。

●県の物産ショップの人

http://twitter.com/hidice/

  朝日新聞から取材依頼の電話募金箱の話にはあまり興味を示さず、風評被害を招く懸念が拭えないので

  商品が特定できる写真撮影はお断りしたい旨お話しすると、まるで取材拒否をしたかのような言い様。

  普段と変わらず平静に営業していることを伝えるのに、畜肉製品写真がそれほど大事なのか疑問。

  テレビ朝日スーパーモーニング」からの電話問い合わせ。「そもそも口蹄疫って、口に入れても影響ないんですか?」って、

  何を今更な問いに驚きと怒り。そんなことも知らずに安易に電話取材してくるのか?。農水省サイトなどできちんと

  情報収集した上で取材するように答えたが、やれやれ

●j-castによるテレ朝ワイドショーレポ

http://www.j-cast.com/tv/2010/05/17066613.html

  スタジオでは「人に感染しない、食べても大丈夫。ならば、なぜ(殺処分など)そこまで厳重にするのか」

  (ジャーナリスト鳥越俊太郎)、「結局、人間のご都合で、罹っていないのに大きくまとめて処分は可哀そう」

  (弁護士田中喜代重)と素朴な疑問が出た。

  ただひとり、対応の遅さに言及したのは作家吉永みち子

  「リスクとして避けられないものがあるなら、どれだけ早く発見するかが勝負。今回はちょっと遅れましたよね、

  前の教訓がなぜ生かされなかったのかなと思う」

 
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