冠婚葬祭ぐらいでしか履かない、という前提で：とりあえず「黒の外羽根のラウンドトゥのプレーントゥ」1足と安めの木製のシューキーパーを買っとけ。
- 「黒の外羽根のラウンドトゥのプレーントゥ」なら冠婚葬祭でも使える上に、万が一にも気が触れて「私服に革靴」な恰好をしたくなった時にチノパンやジーンズと合わせられる余地がある。
- 完全に冠婚葬祭用と割り切るならストレートチップでもOK。
- 保存時はシューキーパーを入れておくこと。
- シューキーパーは、おっちゃんはK641 Lには無印良品のレッドシダーシューキーパーを組み合わせている。
スニーカーと「国内メーカーの革靴」とでサイズ表記が違うので注意すること。
- 靴を履くと、捨て寸という「指先と靴先の間の空間」ができるのだけど、スニーカーのサイズ表記は捨て寸込みで、国内メーカーの革靴だと捨て寸無し。
- 例えば、大概のスニーカーでは、26.0cmは「靴の中の空間の縦の長さが26.0cm」という意味。
  - 26.0cmのスニーカーは、足長が26.0cmの人が履くには小さい。一般的には、足長26.0cmの人は27.0～27.5cmのスニーカーを履いているはず。
- 一方で、国内メーカーの革靴の26.0cmは「足長が26.0cmの人が履くとちょうど良い（はず）」という意味。
  - 26.0cmの革靴は、スニーカー換算だと「26.0cm＋捨て寸」ぐらいの大きさ。
- スニーカー履きの人は、普段履いているスニーカーから1～1.5cm引いたサイズの革靴から試し履きすべし。
自分の足にたいして、大きすぎず、小さすぎず、履いた時に指先以外の部分の遊びが少ない靴を選べ。
- 靴の中に遊びがあると、歩いた時に足の位置がずれて「小指の外側の側面」とかが硬い革に当たって痛い。この辺、スニーカーよりもシビア。
- 指先は捨て寸を設けるとして、それ以外の部分は遊びが少ない方が安パイ。でも遊びが少なすぎると、今度は逆にサイズがキツイ感じになる。塩梅が難しい。
遊びが少ない靴を選ぶためにも、自分の足の正確なサイズを把握しておくと吉。
- おっちゃんはアサヒシューズのサイトを見て自分で測った https://www.asahi-netshop.com/size
履いた時の遊びを少なくするためにも、革靴は「履いた後に靴紐を結んで、脱ぐ前に革靴を解く」という運用をするものと心得よ。
- 靴紐を結んだままで運用しようとすると、往々にして本来のサイズよりも大きな靴を買うことになり、履いた時の遊びが大きくなって以下略。
履き口の形状に注意しろ。
- 例えば、くるぶしの下側とか、踵のすぐ上の辺りとか、履いた時や歩いた時に履き口に当たらないか？
- この辺、スニーカーなら多少当たっていても大丈夫だけど、革靴だと革が柔らかくなるまで傷が絶えない生活になる。
以上のポイントを踏まえて、ひたすら試着して自分の足に合った「安い革靴」を探せ！

おっちゃんの話に戻ると、KenfordのK641 Lを買ったのだけど、別段この靴を万人に進めようとは思わない。単に、自分の足に合っていただけなの。

昔から、小指の先から側面が圧迫されることが多くて、靴選びで悩んでいたのよ。EEEの靴を選んでも痛い。1段大きなサイズを選ぶと、今度は足全体がブカブカで、インソールで調整しようとすると小指が圧迫される状態に戻ってしまう。

不惑を越えたころに足のサイズを調べたら、全体的にはギリシャ型で、足幅Eの足囲Bで（つまり足先が平べったい）、足幅と「小指の指先あたりの横幅」が割と近い値だった。だから足の形状からすると、靴先が細めのスマートなデザインだと、幅が足りなくて小指が圧迫される。甲高ではなく平べったいから、1段大きなサイズにすると甲とアッパーの間の隙間が大きくてブカブカになる――ということに気づいた訳だ。