2020-02-01

東京一極集中について

東京一極集中が進行しているというニュースが出た。


国土交通省資料(https://www.mlit.go.jp/common/001275277.pdf)のp48に転入超過都市産業は、金融映像・音声・文字情報制作業、通信業不動産取引業、広告業などとなっている。

これらの産業国内市場から利益を生み出しており、外貨を稼いでいない。悪く言えば地方から金を吸い上げている。

日本経済成長輸出業に牽引されてきたが、東京本社があったとしても地方生産・輸出を行っており、東京交通利便性などで稼いでいるわけではない。

東京の方が収入は多いが、差額分すべてを消費に回してるわけではないため、内需パイ拡大への影響は大きくない


大学入学時に東京に行ったまま地方に帰らないので、大学地方に移動させればという案は出たが、

大学が一斉に移動しないため、地方で開講したキャンパスは定員割れで失敗した。


省庁を東京以外に移せばとよく言われるが、省庁の綿密な関係必要企業以外は地方に移るメリットはない。


他に、東京本社がないと若い優秀な人材雇用できないという企業側の論理と、

労働者側の終身雇用が壊れた現代でローンの残っているマイホームから通える距離同業他社が集まっている場所、というのを解かなければいけない。


東京企業、人への税金を高くすること。

地方に移動するだけのインセンティブ必要なので、東京にある企業や人に対して税金を上げればよい。

地方東京では賃金が違うので、一人当たり数百万くらい今でも負担していると言えなくもないが、現状でも集まるのだから

やってられないくらいので地方に移るくらい税を上げなければならない。

国の運営に関わる公務員向けの都市への移行を目指してもいいかもしれない。


東京文化発信が止まると言われそうだが、セゾン文化渋谷文化などはなくなったに等しく、

10代などは韓国アジアから文化の方が身近で、既に衰退している。

東京が儲かれば地方も儲かるというトリクルダウンなんてものはなかったし、過去東京がより儲かる構造見直しが入っても仕方ないだろう。

東京保育所などは高額民間のみにする

保育園場合対象とできる子供の人数が限られているため保育士給料が安いという問題がある。

製造業のように沢山生産すれば沢山稼げるという構造ではない。

子を預ける世帯収入は多いが、保育士給料は安くなければ成り立たず、補助金を充てる必要があるというのを解消する必要がある。

公共保育所などは諦め、どうしても東京で人を雇いたい企業負担していただき、個々の企業運営する託児所に任せたほうがいいのではないか


個々人に負担してもらう案もあるだろうが、一般的に支払う金額に対して求めるサービスの質は過剰になる傾向があり、辞めたほうがよい。

地方住宅価格を安くする

女性社会進出が進みダブルインカムが増えているが、その世帯収入の上昇と金利の低下に合わせて不動産価格が上昇している。

例えば(https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp190208.pdf)の図表1にあるように2002年から2018年の間に2000万も平均価格が上昇している。

商業利用の投資目的であればいいが、波及して住宅まで影響を受けており、異常である

デフレだ、物が売れないと言われているが、ローンが多いのだから消費を減らすに決まっている。

住宅補助金で受け取る分も考慮して金融不動産価格を決めていないか


住宅ローンが残っているか転職先が住宅から通勤圏内になければならないという心理も解消しないといけない。

例えば6年~8年くらいでローンが返せるくらいの価格帯になるように建築技術イノベーションを起こせないか

新築でもカギを受け取った瞬間に1000万ほど価値が下がるのも、容易に引っ越しできない要因になっている。



地方住宅を広くする

東京より地方の方が贅沢な暮らしができる」という状況を作らなければいけない。

今後、家庭にもより機械化が進んだ場合に、狭い住宅環境では買っても置けないという状況が考えられる。

日本家電メーカー撤退した今日日本住宅環境海外メーカーが作ってくれるのを待つのメリットがない。


地方東京に勝てるのは土地があることである自然が多いというのは強みではない。

公園などの公共圏で子供が遊ぶのは禁止の流れなので、自宅内によりスペースが必要だ。

建築物に対しての税金を安くするといった地方政策が望まれる。


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