はてなキーワード: 関白とは
前田利家がかっこよかった
女児と毒舌の畜生発言は聚楽第落書き事件ばりの虐殺されても文句言えなかったが関白こらえた
その後やっぱり処罰されてちょっと驚いたが、親は見逃されてるあたり温情だし処刑も残念でもないし当然
佐藤浩市利休のなんだこいつ…顔
生け花の後のアレとその後のアレは予想できなかった
記憶力が悪い池坊だけど逆に何年も前に一度あっただけの事をあれだけ覚えてる方がおかしいのかもしれない
利休切腹自体は描写無しだけど敢えて描写してないんだろうなってシーンも多い
朝顔一輪だけ残して全部摘んだエピソード、数寄人は喜ぶだろうけど普通は不機嫌になるよね
野外利休ドール亀甲縛り
http://anond.hatelabo.jp/20170604204919
日本史の教科書をいくら見ても本当のところは理解できないんですよ。
なぜ北条家が坂東武士の頂点に立ち、鎌倉幕府を頼朝が作ったにも関わらず、北条がその後の支配権を握り続けたのか。そして戦国時代に「後北条家」が、北条家と特に関係がないのに成立し、関東の盟主足り得たか。源氏とは、北条とは何か。
北条は、坂東平氏の家柄である。坂東平氏とは、桓武天皇の血を引く、関東にやってきた平氏の総称であり、その五世である平将門が新皇を自称して、朝廷に対して関東の支配権を主張して反乱を起こし、敗れた後に祟りを起こして神となったことで、関東に決定的な影響力を及ぼすようになった。
平将門は神である。そこを間違えてはいけない。平将門の怨念とされるものは畏敬の対象として、現代人に対しても深く印象づけられているが、関東ではほぼすべての神社が平将門を祀っていたほどに力があった。坂東武士たちにとっては、平将門は実際に神であり、朝廷に反旗を翻し関東に独立した政権を、坂東平氏が頂点となって打ち立てることは坂東武士の念願であった。平忠常というそのへんの平氏が関東で反乱を起こしただけで一大ムーブメントになってしまうぐらい、平氏が関東を支配し朝廷から独立するという夢は坂東武士の間に広がっていた。元記事に書かれている関東の有力豪族、千葉氏、上総氏は、平忠常の子孫とされている。
そこにやってきたのが源頼朝である。源頼朝は清和源氏の事実上の嫡流である。清和源氏、桓武平氏といった用語を知らない人のために説明すると、天皇家は偉いわけだが、子孫がいつまでも皇族だと皇族が際限なく増えてしまい、現代で言う宮内庁の予算が際限なく増えてしまうので、どこかで平民になってもらわなければならない。平民になる時に、皇族には名字がないので、名字を与える必要がある。その時に、源、平の名字が与えられた。天皇の血を引くスゴイ人たち、という意味が源、平という姓には込められている。清和源氏は清和天皇の子孫で源姓を名乗った人たち、桓武平氏は桓武天皇の子孫で平姓を名乗った人たちである。
たとえば足利も、徳川も、本姓は源である。源尊氏、源家康が本名だ。なぜ足利とか徳川というかと言えば、源が増えすぎて区別の必要が出てきたというのもあるが、源というスゴイ名字を出すのは気が引けたから、という要素が大きいように思う。本当の名字は避け、住んでる所を名字にする、といったことをして、木曽義仲とか、足利尊氏とか、あるいは自分ででっち上げた徳川という名字を使った家康のような人もいる。これを説明するには、武士にとって本名にいかに大切であったか述べなければならないが、面倒だ。武士の下の名前は諱(忌み名、呼んではいけない名前)とされていたということを考えれば、上の名前もそれなりに大事だということはわかると思う。(そして信長様~とか秀吉様~とか言っている時代劇が全部嘘っぱちだということも分かるだろう)
平忠常の乱を平定しようとした、桓武平氏嫡流の平直方は、乱の平定に失敗するが、清和源氏の事実上の嫡流である源頼義を婿に迎え、領地であった鎌倉を譲り渡す。この時、鎌倉は坂東の源氏の拠点であると同時に、平氏と源氏の嫡流が交わった聖地という意味が生じた。そこから八幡太郎義家が生まれ、源氏の声望が高まり、その嫡流である頼朝を権威づけていく。
ここまでくれば、坂東平氏である北条家が頼朝を婿にとり、鎌倉を本拠地に据えた意味が分かるだろう。平家と源氏が交わり、鎌倉を拠点とするというのは故実に則った神聖な儀式なのだ。ちなみに、北条家が坂東平氏の由緒正しい血筋だというのはおそらく自称であり、フィクションである。だが坂東武士は将門の祟りの方が怖いので、血筋の細かい所は気にしないのだ。
鎌倉に作られた幕府は初めから天皇を中心とする朝廷と対立関係にあり、承久の乱で勝利することで朝廷の上位に立ち、皇位継承を操作するまでになった。それはなぜかといえば、平将門が朝廷からの独立を志向していたからである。平将門の怨念が実際に実を結んだのが鎌倉幕府である。頼朝の下で働いた北条、梶原、三浦、和田、千葉、熊谷などは、みな坂東平氏である。そして役割を終えた源氏はどこかに消えて、坂東平氏、北条家による支配が行われた。
そして戦国時代、後北条家の話になるが、後北条家は伊勢新九郎盛時、北条早雲によって立ち上げられる。伊勢氏は室町幕府の政所執事の家柄で、ものすごく偉い。ちなみに桓武平氏である。
室町幕府というのは北条家に牛耳られた鎌倉幕府を倒して出来た政権である。鎌倉幕府内の源氏で最高の血筋だった足利が鎌倉幕府を倒し、北条家はほぼ滅亡してしまう。そして源氏である足利は京都に朝廷とベッタリの幕府を作った。平氏による独立志向の関東の幕府から180度の転換である。
史実ではものすごく偉かった伊勢新九郎盛時であるが、実家が室町幕府の偉い家柄で、関東を牛耳りに来たというのは、いかにも坂東武士には都合が悪い。仕方ないので、先祖を辿れば同じ坂東平氏という縁にあやかって、北条の名を名乗ることにした。ちなみに名乗ったのは息子の氏綱の代である。そこで、おそらく後北条家のプロパガンダによって、歴史改変が行われ、謎の素浪人北条早雲が、下克上の嚆矢となり関東に覇を唱えたという、我々のよく知るストーリーが現れる。よく調べると、全てデタラメである。
これにより、なぜ後北条家が秀吉と争い、滅亡への道を歩んだかも分かるだろう。秀吉は関白、天皇の代理人である。天皇と対抗する存在である坂東武士にとって、秀吉に降ることは、平将門の祟りを招きかねない決断であった。そのため、天下の趨勢が決しても、徳川や伊達の援軍が得られなくても、単身で秀吉と抗い、滅びたのである。それだけ将門の祟りへの畏れや、坂東武士の誇り、天皇家という存在に対する対抗心が強かったのだ。
平将門は武士の始まりであり、武士のスピリットを体現する存在である。武士は武装し土地を守り、権力に抵抗する存在であると同時に、一族で争い、殺し合う存在である。その構図は徳川家康が武士を飼いならすことでご破産になり、そこにあった本質は見えにくくなってしまっているが、武士を知りたければまず平将門を見て欲しい。
北朝鮮が狂ったことを言ったりやったりしているけど、アメリカの警告は効いたみたいで、核実験もミサイル発射もできずに軍事演習でお茶を濁した。
ところで、ビビリの刈り上げ三男坊がクーデターでいなくなったら次は誰が将軍の座につくと思う?
なぜ日本の歴史かというと、日本が統治した影響なのか日本の良くない部分が北朝鮮に冷凍保存されている面があるから。
本能寺の変で織田信長を討ち取った明智光秀を倒したのは、皆さんご存知豊臣秀吉。
でも、手柄はたてたが信長の後継者としては認められていなかった。そこで考えたのが織田信長遺児嫡孫三法師の後見人となること。
その後、豊臣秀吉は関白となり権力を手中に収めたのは御存知のとおり。
で、北朝鮮だ。
クーデターが起きるかどうかわからんが、アメリカ、韓国、中国、ロシアが水面下で自国に有利となる政権を作ろうと暗闘していることだろう。
可能性が高いのは軍事演習視察中に誤爆を装って暗殺、後見人をたてて権力を手中にするという筋書き。
後見人は中国・ロシアを後ろ盾にして、軍事力が強力なアメリカには妥協するだろう。韓国・日本には厳しいままだろうが。
http://oimoimomomo.sakura.ne.jp
ねねは、清正の主たる秀吉の、糟糠の妻だ。
清正がまだ虎之介と呼ばれた幼い頃から、正則と共に実の子のように可愛がってくれた、所謂母のような存在だった。
ねねの存在があったからこそ、今この肥後25万石を納める加藤清正があると断言して良い。清正や正則と言った子飼いの将が、他の古参の将兵を差し置いて高禄を食める身分になれたのは、一重にねねによる推挙があったからだ。
だからこそ清正は、大坂城に登城する機会があればねね――いや、北政所となった彼女のご機嫌伺いを欠かさなかった。
この度の出仕もそうだったはずだ。
簡単な挨拶を済ませた(と言っても、ねね自身が堅苦しい挨拶を好まないので、形式だけのものでさえなかったが)すぐ後に、ねねが言った。
一体なんだと訝る清正だが、それを面には出さずにただ頷くいた。
ねねが名を呼ぶ。
はい、と返事があって、軽い衣擦れの音が耳に入った。「……清正」
何事だ、と眉をしかめて声の方向を無遠慮に見た清正は、ますます仏頂面になった。
現れたのは、年若い娘だった。全くもって見覚えもなければ、呼び捨てにされる筋合いもない。
とっさにねねの方に視線をやったが、彼女はただにこにこと笑っているだけで何の説明もなされない。
そうこうしているうちに、娘が清正に駆け寄ってきた。
「清正!?え、本物…」
「おねね様」
娘の手が清正の身体に触れようとした瞬間、耐えかねて清正は声を上げた。
清正の拒絶する態度がわかったのか、そう言った瞬間娘は手を引っ込めてぴたりと止まる。
「…あの、説明していただけますか」
少し不機嫌そうに清正が言うと、ねねはやや困ったような顔をした。ついで苦笑を浮かべて、おいで、と娘に向かって手を差し伸べる。
すると娘は何の疑問もなくねねの隣に座った。ねねの隣…つまり上座だ。
いよいよもって清正は訳が分からなくなる。
恐らくこの天下で二番目に権力を持っているのは彼女、関白秀吉の正室、北政所だ。
余談ながら、秀吉が小身だった頃から夫をよく助けていた彼女に、秀吉は頭が上がらない。また、ねねは豊臣政権の内政や人事も把握し、秀吉によく助言している。秀吉の目に見えないところをねねがカバーしているような格好で、彼女によって取りたてられた者も少なくない。
雌鳥歌えば家滅ぶという故事もあるが、ねねはそんなものは知らぬとばかりに、秀吉を、国政を支えたのだ。
ともあれ。
そんな女性の隣に、図々しくも座れるようなこの小娘とは一体何だ。清正の疑念はますます膨れ、とどまることを知らない。
さまざまな想像をする清正に、ねねが弾けるように笑い声を上げた。
「やだよ、清正。そんなに怖い顔をしちゃ」
「いえ、…そのようなことは」
「ごめんね、何も説明しないで。紹介したかったっていうのは、この娘のこと。夢子っていうのよ」
その夢子が一体何なのだと、清正は喉元まででかかった言葉を飲み込んだ。
無意識に視線を動かすと、娘が清正を凝視しているのが目に入る。
居心地の悪さを覚えて目を逸らすと、清正はねねの次の言葉を待った。
若干いらいらとする清正に、ねねはどこまでもマイペースかつ笑みすら浮かべて楽しげだ。
*** ** ***
というのが清正の正直な本音だった。納得出来ない。出来るわけがない。
何故こうなった、と清正は頭を抱え込みながら――隣を歩く娘をちらりと盗み見た。何も考えてなさそうに、少し楽しげに、弾むようにして歩くこの娘。
着物が変だ。丈が短すぎる。しかし、貧しいから丈を詰めていると言う風でもない。汚れてもいないし擦り切れてもいないし、何より露出した肌には貧困を表すものが何一つとしてなかった。思えば、南蛮人の着物の形に近いものがある。
ねねによると、突如として光の中から現れたという。そこからしてまず、信じることが出来ない。しかし、ねねは清正の大恩人。ここは素直に信じることにした。
しかし、百歩譲ってこの娘が光の中から現れたとしよう。問題はその次だ。
この娘が、今から4、500年先の世界からやってきたということ。
ねねは信じたらしいが、清正には無理だ。第一、4、500年の未来がどうなっているか想像もつかない。
秀吉やねねは、その人柄と広すぎる懐ゆえか、この怪しすぎる娘を稀なる客人としてもてなしているらしいが、清正には無理だ。
なのに現状、清正はねねからこの娘を押し付けられてしまった。いや、“押し付けられた”というのは表現が悪い。ねねは無理にとは言わなかった。『出来れば』という表現をした。そして、他ならぬねねの頼みだから断れなかったのは、清正だ。今更この決定を覆していては男が廃るどころか、大恩をあだで返すことにもなりかねない。
とは言っても、薄気味悪いとは思った。
なんの変哲もない娘であるが、口を開けばおかしなことしか言わない。
娘は初めから、清正のことを知っていた。
ねねや秀吉との会話から発展していったらしい。どのような詳細があったかは知らないが、ともかく、娘が“会ってみたい”と言ったそうだ。
そして今日に至った。
ねねの言い分としては、『故郷をとても懐かしんでいるから、かりそめとは言え、知った人間の元で過ごすのが一番だろう』とのこと。暗に、その恋人とやらの役をしろと命ぜられているかのようだ。
何より、本人の希望が強かったらしい。
今はおとなしいが、先ほどまではうるさいくらいだった。
清正、清正、と全く見知らぬ人間(それも小娘)から呼び捨てにされるのは、少々我慢がならない。
しかし、ねねの頼みを断ることは出来ないし、粗略に扱うことも出来ない。お願いよ、なんて手を合わせて頼まれたら断るなんてとんでもない。
(まったく、人がいい)
と思わないでもないが、そんなねねが好きだからと思えばそれ以上は何も言えない清正だった。
ともあれ、“客人の接待”と思えば良い。
屋敷に戻れば、部屋を確保し、家臣侍女に説明をしなければならないのだが、なんと言ったものか。
色々と考えをめぐらして、改めて面倒なことになったと思いながら清正は屋敷を目指したのだった。
ともあれ清正の行動は早く、“北政所様から客人をお預かりした。丁重に扱うように”とし、あとは黙殺していようと考えた。
ねねは、可能ならそばに置いてあげて欲しいと言ったが、機嫌を取れとは言っていない。
清正には他にも仕事があるし、この娘にばかり構ってはいられないのだ。
自室にて政務を執る清正は、こっそりと忍び寄ってくる気配を察知した。
普通なら何者だと人を呼ばうところだが、こんな白昼堂々、しかも気配だだ漏れでやってくる諜者がいるものか。何より、戦時でもないというのに。
何だ、と思っていると障子戸の向こうから声がかけられた。
一応返事をすると、控えめに開けられる。暫くぶりに顔を見た、あの娘だった。
文机に向かう清正を一瞥すると、どこか忍ぶようにして部屋に入ってくる。
「政務中だ」
一言断ると、分かっていると娘はしゃあしゃあと言った。だったら早く出て行けと心の中で思った清正だ。
娘はそんな清正など構いもせず、部屋の隅にちょこんと腰掛けると、どこから取り出したのか本を膝の上に置いて読む体勢を作った。
出て行く気配がないところを見ると、清正は嘆息をついてそう答えた。
初めは娘の視線が清正に寄せられていたが、暫くするとそれもなくなる。
しかし時折思い出したように娘の瞳が清正を見つめ、逸らされる。
当然のように会話はなく、わずかな物音さえ許さないそこは沈黙に包まれた。
それは、次の日も、その次の日も、その次の日もずっと続いた。
こっそりとやって来ては声をかけ、部屋の隅で本を読む。
読み終わっても出て行かず、ぼうっとしているか清正の後姿を眺めている。
そんな日が、続いた。
(何だ?)
と清正は訝ったが、その疑問をぶつけるわけでもない。
一度など、あまりにも静かで動く気配さえないので振り返ってみると、娘は打掛を布団代わりに部屋の隅で丸まって眠っていた。
清正は呆れる思いだったが、これを機にと思って気配を忍ばせて近寄ってみた。観察ばかりされているので、観察し返してやろうと。
よほど寝入っているのか気配に疎いのか、清正が近づいただけでは起きる様子も見せない。
畳の上に、短い(当代比)髪が散らばっている。
肌は白く、身体には傷ひとつなく、教養はないくせに読み書きは出来る。行儀作法は全くできていない(どころか常識にも乏しい)が、やはり下層民ということはないらしい。
小さい顔だと、清正は己の掌と比べて思った。清正のそれで顔面が覆えるのではないかと、興味本位でそろそろと手を伸ばした時。
折悪しくも娘が目を覚ました。
慌てて清正が手を引っ込めると、娘はゆっくりと身体を起こして何をしているのかと尋ねる。
狼狽した清正が正直に答えると、一瞬娘は目を丸くし、ついで笑った。
「同じことしてる」
誰と、と問えば清正、と娘は答えた。清正が変な顔をして困惑を示すと、娘は手を振って違うと言った。
それを境に、清正と娘は少しずつ会話をするようになった。
といっても、大体にして娘がしゃべり清正が相槌を打つという格好。内容も大したことはない世間話から、二人の共通の人物である秀吉やねねのこと。この話題になると、清正も少しばかり言葉を話した。
だが、一番多いのは“清正”のことだ。――娘の恋人であるという、清正のこと。これは、半ば娘の独り言のようにして語られることが多い。
回想するように、懐かしむように。
そして、いとおしそうに。
「……清正、今何してるのかなぁ」
初めは興味なさそうに聞いていた清正であったが、次第にどんな人間なのか気になりだしてきた。娘の言うことには、清正と同姓同名で背格好人相もそっくり、声まで似ていて性格も類似しているとか。
そして何より、娘が“清正”を愛していると言う。
単純に、どんな男なのか気になった。
最初は放っておいたが、こない日が三日、四日と続くと何かあったのだろうか思うようになった。
それとなく家臣の者に聞いてみると、屋敷の外に出ているとのこと。供もつけずに。
放っておこうかとも思ったが、よくよく考えてみると、あの娘は北政所から預かった客人だ。白昼、秀吉のお膝元である大坂の武家屋敷で、妙な物がいるわけはないが、万が一ということがある。何より
あんな調子で他の者に話しかけていては、それが事情を知らぬ人間だったら命がいくつあっても足りない。清正は慣れたが。
考えあぐねた末、清正は娘の部屋を訪れることにした。事情を聞いて、必要があれば供をつけさせるよう、釘をさすつもりだった。
「供もつけずに、屋敷を抜けているらしいな」
突然の清正の来訪に、娘は驚いたようだったが、開口一番の清正の言葉にもっと驚いたようだ。
しかし驚いたのも一瞬で、はて、と言うように首をかしげてみせた。
「お供ってつけなきゃダメなの?」
この調子だ。
清正がため息を吐くと娘は、何よ、と戸惑ったような顔をする。
「だめも何も、普通身分の高い女性は供回りをつけずに出歩いたりしないもんだ」
「それでも、北政所様から預かった客人だろうが。お前に何かあっちゃ困るんだ」
どこまでも暢気そのものといった娘に呆れながら清正が言うが、彼女はまるで聞いてはいない。
嬉しそうな顔で、
「清正、私のこと心配してくれたの?」
などと言い出す始末だ。呆れ果てたヤツだ。
「とにかく、今度から外へ出るときは供をつけろ。世話役の侍女がいるだろ」
「あやのさんとお絹さん?」
「お前が勝手にふらふら出歩いて、怠慢だと叱責されるのはその二人だからな」
「え?!そんな、怒らないでね!私が勝手に…」
「これからはそうするな言ってるんだ。大体、何しに行ってんだ」
清正の問いに、娘は、どこかもじもじしてはっきりと答えない。
答えたくないのなら、と踵を返そうとした清正の裾を捕まえて、娘が、犬!と答えた。
「…散歩してたら、子犬が捨てられてたの。かわいそうだから、餌やりに行ってただけ」
別に怪しいことしてないよ、と娘は付け加えたが最初から疑ってはいない。
そうすると、確かに家臣の言葉と一致する。屋敷を出る前に厨によって、弁当を作ってもらっているというから尚更だ。
俺も焼きが回ったかな、なんて清正は歩きながら考えた。
供回りはなし、私的な用事で家臣を連れまわすことは出来ない。ごく軽装に身を包んだ清正は(といって、普段から質素であるが)、娘と二人で通りを歩いている。
どんどんと入り組んだ道に入って行き、しまいには神社のようなところについた。
こんなところもあったのか、としげしげと周囲を見渡す清正の視界の中で、娘が境内に走っていく。
清正が娘の後を追うと、太い木の根元に、布に包まれた子犬がいた。生後三月といったくらいか、すでに顔つきは成犬のそれに近づいている。
娘はそれを撫で、声をかけた。すると子犬の方も懐いているのか、かがんだ娘に飛びつきじゃれ付いた。
子犬と戯れる姿は、無邪気そのものだ。そしてその笑顔は、今まで見たこともないほど輝いている。本来はこのように笑うのだろうかと清正は思った。
むっつりと考え込む清正の名を、娘が呼ぶ。
「ねえ、清正も触ってよ。もう、可愛いんだよ、人懐っこくて」
懐いているのは餌をもらったからだろうと思ったが、清正がアクションを起こすより先に、子犬の方から清正の足元にじゃれ付いてきた。
今まで特別に犬猫に何か思ったことはなかったが、懐かれて悪い気はしない。
「…まんまだな」
「いいでしょ、別に」
つっこみを入れた清正に、娘は少しばかり頬を膨らませて抗議した。
暫く無言で犬を眺めていた清正だが、立ち上がって帰るかと娘を促す。
一瞬、娘がなんとも言えないような瞳で清正を見たが、何も言わなかった。最後にクロをひとつ撫でて、また来るねと呟く。
清正は腰に手を当てて、そんな様子を見ている。
「飼うんじゃねえのか?」
と一言尋ねた。
すると、弾かれたように娘が顔を上げ、清正を凝視する。
清正がそれ以上何も言わないところを見ると、娘はありがとうと叫んだ。
「クロ、今日は一緒に帰れるんだよ!」
*** ** ***
ふと、通りがかった清正の目に、縁側に座り込んだ娘の姿が入ってきた。
わざと足音を立てて近付くが、娘がそれに気づいた様子はない。相変わらず気配に疎いヤツだと清正は思う。
娘は、縁の下に座っているクロを撫でながらぼんやりと空を見上げている。
しかしその横顔には、そこはかとない哀愁があって、望郷の念に駆られているのは明白だ。
清正はそんなことを思って、羽織を娘の頭からかぶせるように掛けた。
それでようやく、娘は清正に気づき、こちらを向いた。
清正が声を掛けると、娘は羽織を肩から掛けなおしてありがとうと呟いた。
そして清正を見上げて、微笑む。
「優しいね」
「…別に。おねね様から託された客人に何かあったら事だからな」
嘘は言っていない。清正がむっつりとして言うと、娘は肩をゆらしてクスクスと笑った。
そんな笑顔にほっとした己に気づいた清正は、誰から指摘されたわけでも、ましてやその安堵を悟られたわけでもないのに、
(別に)
そんな狼狽を誤魔化すようにして、清正はどうしたんだ、と言葉を紡ぐ。
「月なんか眺めて。ゲンダイ、とやらが恋しくなったのか」
「分かる?さすがは清正、一心同体ね」
なんでそうなるんだ、と清正は呆れたように口を閉じた。
「あのね、考えたことがあるのよ。聞いて。…今、目の前に居る清正と、…あなたのことね。あなたと、私の恋人の清正は、やっぱり違うなって」
「当たり前だ。俺は俺以外の何者にもなった覚えはない」
「それは、そうだけどさあ」
そして彼女の住まうニジュウイッセイキとやらには、清正とそっくりの“清正”が居て。…なんて途方もない話。
「でも、やっぱり似てる」
「…前にも聞いた」
「しゃべり方もね、むっつりした顔もね、全部全部。ご先祖様かな?それとも前世の姿かしら。不思議だわぁ…」
「俺は、俺だ」
伸ばされた手が、清正の手に触れた。
控え目な手つきは、清正の手の重さを測るように軽く持ち上げたあとさっと撤退していった。
「やっぱり、ここは戦国時代なのかぁ…。そうよね、あなたは戦国武将で、私のことをお世話してくれたおねね様っていうのも、…北政所様ってやつみたいだし」
「そうね。あなたは、清正!っていうよりもはや清正様って感じだもの。呼び捨てなんて恐れ多いわ」
と言うものの、娘は清正を呼びつけにする。
当初それに抵抗があったものの、慣れとは恐ろしいものだ。今の調子で娘が“清正様”なんて言おうものなら、かゆくて仕方がないだろう。
娘の話は続く。
「私の“清正”は、なんかちょっと尻に敷かれてる感じはあるし、似ててもやっぱり別人ね」
どこか苦笑気味に娘が言う。
清正はどこか違和感を覚えた。清正を呼ぶときのそれと、彼女の。。。清正を呼ぶ声音はまるで違うのだ。
「…お前の清正とやらは、よほど腑抜けらしいな」
違和感をかき消すようにそう呟くと、娘がくわっと睨みつけてきた。
「女の尻に敷かれる男なんて、腑抜けだろ」
「そんなことない!っていうか、秀吉さまだっておねね様の尻に敷かれてるでしょ」
「愚弄する気か?!」
「愚弄じゃないもん、本人が言ってたの!“わしゃあねねには頭が上がらんでの~”って」
「……」
想像するだにかたくない。それゆえ、清正は反論の言葉を失った。
黙りこんだ清正に、娘はすこしばかり申し訳なさそうにした。
「まあ、気分を害したのなら謝るけど。…でも、“清正”を他の人からそんな風に言われるのは、いやだなって」
「悪かったな」
「いいよ。そりゃあ、大名のあなたから見たら取るに足らないかも知れないけど、それでも“清正”はいい旦那様なんだからね。恋愛面ではちょっとヘタレだけど、それ以外だったら男らしいし、指圧うまいし、ノート超きれいに取るんだから!」
「そーかよ」
「そうよ」
少しばかり意味の分からない言葉もあったが、清正は適当に流した。
しかしそんな清正に構わず、娘は大いに胸を張る。自分のことのように誇らしげだ。
「まあ、オカルトはちょっと苦手でちょっと照れ屋だけど、料理は出来るし、朝も起こしてくれるし、本当に結婚したいくらい最高なのよ。清正の作るモヤシ炒め、食べたいなぁ…」
「清正は、俺だ」
「ジェンダー!“清正”はそんなこと言わないもん。むしろ『お前料理、味薄すぎるんだよ。俺が作る』とか言ってくれるんだから。最高よねえ、ホント」
「だから、俺が清正だ!」
鼓膜をびびりと揺るがすような清正の声に、娘はびくりと肩を揺する。娘どころか、縁の下のクロまでもピンと耳や尻尾を立てて驚いている。
覚えず大声を出してしまった清正は、彼女の反応でわれに返った。口をつぐみ、たまらず目を逸らした。
「…悪い」
「いや、大丈夫」
(何を馬鹿なことを)
清正の心中、後悔の大嵐だ。こんな詮無いことで怒鳴っても仕様がないというのに。
大体何を苛立っているのだと自問しかけて、清正ははっとした。
一方で娘は、清正の胸中など少しも知らず悩ましげなため息を吐き、帰りたい、とこぼしながらクロを撫でている。
「お前とのお別れはさびしいけどね。きっと清正が責任持って育ててくれるから、安心しな。…清正は、何してるんだろうか」
無意識に繰り出した手が、娘の手を掴んでいる。驚いて清正を振り返る彼女の肩を、もう一方の手ががっちりと掴んで離さない。
目を丸くした娘が何事か言葉を紡ぐより先に、清正が言った。
「俺は、ここに居る」
清正の正面の丸い瞳の中に、清正の姿が映りこんでいる。そして、恐らく清正のそれにも彼女の姿が。
言葉も出せずに固まっていた娘であるが、子犬が膝にもっとと言うようにじゃれ付いてきた拍子に、金縛りが解けたようだ。
少し恥ずかしそうに目を逸らしてから、苦笑し、娘はかぶりを振った。
「…参ったな。少しドキッとしちゃった」
「清正は、俺だ。俺が清正だ。。。。。」
「でも、…私は、“清正”じゃないとダメだ。だってね、私の好きな清正は、あなたみたいにびしっと決められない。でも、そういう清正が、私は好きだから」
「夢子、」
恐らく初めて、名前を呼んだ清正に娘が目を見開いた。
「…名前、知ってたんだ」
当然だと、清正が答えようとしたまさにその瞬間。
すっと娘の身体の輪郭がぼやけた。ぎょっとする清正の前で、娘の身体は色を失い、後ろの風景が透けて見えるまでになった。
「どういうことだ…?」
「帰れるみたい。清正“様”、これまでお世話になりました。豊臣ご夫妻にもよろしくお伝えくださいませ。…クロ、元気でね」
もう随分と薄くなった身体で娘はクロの身体に触れる。感触がないのか、クロは不思議そうな顔をするだけで。
清正は思わず捕まえようとして手を伸ばしたが、透き通るだけで掴むことは出来ない。
「ありがとう。清正の所に、帰るね」
その言葉を最後に、清正の前から人一人が消えた。「…っオイ!」
蛍がいっせいに飛び立ったような光の残像だけを残して。
どこか呆然として、清正は廊下に落ちた己の羽織を拾った。確かに暖かい。――体温はほのかに残っていると言うのに。
何もなくなった虚空を見つめていると、縁の下からクロが顔を覗かせて鼻を鳴らす。主の不在を嘆いているようにも見えた。
無意識に手を伸ばしてそんな子犬の頭をなでると、清正はぽつねんと言葉をこぼした。
「…清正って誰だよ…」
~fin~
世界的ですもんね
乗るしかない
最近エロサイト作ってみた。みたいなエントリがすごい多いですよね。こんなエントリがあるくらい『最近流行の「エロサイト作ってみました」をいったん整理する http://anond.hatelabo.jp/20130124061507 』。
僕が知ってるだけで5個くらいそんなエントリを見た気がします。エロサイト作りのビッグウェーブが来ている!!エロサイトなら僕にも作れそう!そこで、このエロサイトビッグウェーブに乗るために僕も作ってみました!この手のエントリに食傷ぎみの方はすいません。。
『xvideos将軍』
名前はシンプルでインパクトのあるものにしようと思い、時代物が好きなので『xvideos大臣』『xvideos関白』『xvideos将軍』の3つで悩んだのですが、この中で1番偉いのは将軍だろうということで、将軍にしました(今考えたら関白のほうが偉い気がしてきました)。
まあとにかく、これで僕もアフィリエイトで年収150万円を稼いで社畜を脱出してイケダハヤト師のように生きれるはずです!やったね!年収150万円で僕らは自由に生きていくんだよ!
上記のまとめに登場するエロサイトは技術的に高度なことをやっていたり、かなり綺麗なUIだったりします。それはそれで素晴らしいのですが、はたしてそんなものがこの真冬に下半身裸な状態で見るエロサイトに必要でしょうか?
『可愛い子・好きなAV女優で抜ける』これがエロサイトに1番大切なことだと僕は思います。
xvideos将軍は「エロサイトは好きなAV女優の動画で抜ければ良い」という設計思想になっております。なのでデザインはお世辞にも綺麗と言えないですが、AV女優名からは結構な数の動画を探せるようになっています(例えば僕の大好きな鮎川なおちゃんだと22本の動画が登録されています)。動画は毎日50本づつぐらい追加されるようになっていますので、ぜひみなさん好きなAV女優で楽しんで下さい。
xvideos将軍がオシャレエロサイト原理主義に警鐘を鳴らせれば、と考えております。
技術的には特に大したことをしてないのですが、誰かの参考になるかもと思い一応のせておきます。
特筆すべきところもないですが、普通にrailsを使って作りました。現在、動画数は1万件近く入ってるのですが、サーバーが貧弱なせいかそれぐらい入れると結構クエリによっては重くなるので、New Relicを使って重いところを調べて、キャッシュしたり遅延ロードしたりするようにしています。New Relicは初めて使ったのですがherokuの場合本当にすぐ簡単に使い始められて素晴らしかったです。スマホ対応はjpmobileをつかってスマホからのアクセスの場合は別のviewを読み込みようにしていますが、、なんかbootstrapがうまくできなくて今はひどいことになっております。
サーバーはアダルトが大丈夫な日本のサーバーがよくわからかったので、とりあえず海外のは大丈夫なんだよね?ということでherokuを使いました。もしherokuはアダルト駄目だった場合すぐに移転するので教えてください。GMOのクラウドもアダルト大丈夫らしいのですが、一瞬使ってみて、コンソールとかが非常に使いづらかったので、お試し期間でやめました。
・DB mysql Xeround Cloud Database
無料プランですが、これは貧弱すぎてやばいです。お金がなくて上位プランに変更できないですが、xvideos将軍を出した今となってはすぐにアフィリエイトで秒速で1億円稼ぐ予定なので変更できるはずです。
・スクレイピング nokogiri
スクレイピングには敬愛するbabyshark http://d.hatena.ne.jp/inouetakuya/20121117/1353145846 でも使われているnokogiriを使っています。とにかく女優名にこだわって動画を保存したかったので、まず始めにAV女優名を全部スクレイピングして保存しました。現在3500人のAV女優が保存されています。AV女優ってたくさんいるんですね。ありがとうございます。
その後女優名がのっている動画サイトを定期的にスクレイピングするようにしています。まだまだ動画が保存されていないAV女優もたくさんいるので、その辺は今後の課題です。あとリンク切れをおこしている動画も多少あるので、それを定期的に削除するようなコードも今書き中です。
デザインはbootstrapのデフォルトなんですが、ずるいデザインテクニック https://speakerdeck.com/ken_c_lo/zurui-design に登場するズルい背景を使いました。背景をちょっと替えるだけで、かなり高級感が出るのでオススメです!背景はこちらのサイトから探せます(http://subtlepatterns.com/)
広告は全然かわからないので、とりあえず一番有名そうでAPIもあるDMMのを貼ってみました。動画の下には同じ女優が出ている作品をAPIを叩いてレコメンドするようにしてます。エロサイトは儲からないってなんかで読んだので、結構広告はベタベタ貼ってみて、herokuにちょっと課金してる分くらい稼げたらなーと思ってます。
・ユーザーが動画やタグ、出演女優名を登録できたりするようにしたら面白いのかなーと思っているのでそういった機能をつけたいです。「みんなで作るエロサイト」みたいな感じです。
・bootstrapがツンデレ過ぎて結構萎えてるスマホ対応をなんとかしたいです。
・あと、スーパーフリーエージェントになって秒速で1億円稼ぐのも最近流行ってるみたいなので、そっちのビッグウェーブにも乗りたいところですがうまくいってません。
宣伝乙とか言われてしまうと思いますが、その通りなので言い返せません。でもせっかく作ったから多くの人に使ってもらえたら嬉しいじゃないですか!
xvideos将軍をよろしくお願いします。 http://www.xvideos-av.com/
共働きで、奥さんにご飯を作ってもらいつつ、
その横で洗い物をしたり片付けたり、テーブルの準備をしたりしてる。
(前の奥さん時代)は亭主関白ではないけども、
くらいに考えてたし、そうしてた
男女間で男が公平さを求める器量の狭さと言ったらない。
それでいて、賢いとでも思ってやがったのよ。当時の僕は。ね。
よくわからないけど
それは「公平を求めてた」んじゃなくて「不公平な了見」。
そんなことで「公平さを求める器量の狭さを捨てた」と、
つまりなんか自分が持ち出しで頑張ってると思ってるの?
悪いけどお前はいまだにかなり頭が悪いし了見もおかしいよ。
日常生活を快適に過ごすってのは、
実はとても大変な労力がいるのだなと最近改めて思う。
朝起きて、ご飯とお弁当を作って食事して、
晩ご飯を作って食事して、お風呂に入って就寝。
更に、ご飯を作るのも、その後の片付けという行為が発生するし、
家事って結構大変なんだ。
今は共働きで、奥さんにご飯を作ってもらいつつ、
その横で洗い物をしたり片付けたり、テーブルの準備をしたりしてる。
---
昔(前の奥さん時代)は亭主関白ではないけども、
くらいに考えてたし、そうしてたけど、
今考えると、なんて愚かなんだろう。と。
ていうか、女々しい。
男女間で男が公平さを求める器量の狭さと言ったらない。
それでいて、賢いとでも思ってやがったのよ。当時の僕は。ね。
---
仕事もきちんとしなきゃだけど、
それくらい家事もきちんとしなきゃ、
健全さを維持できない。
結構大変だけど、
だから充実しているのだと思う。
そんな日々。
最近の就職活動に関する報道を見ていると、新卒と既卒では企業の採用方法が違い、結果として大学を卒業するまでに就職が決まらなければその後の就職活動は何かと大変だそうだ。そのため、「卒業後2年は新卒と同じ枠で採用しましょう」などという動きもあるらしい。残念ながら、物事の本質を見ない議論だと言わざるを得ない。
いきなり個人的な話をするが、私は大学院に入ったばかりのときに婚約した。就職が決まったら結婚するつもりだったが(後に実現する)、就職活動は思いのほか大変だった。
理系の大学院生だった私は、就職活動では日本のメーカーを中心にまわり、うまくいかなかったら公務員試験を受けるつもりだった。企業の人と会うたびに現実の厳しさを思い知った。
「学生結婚するの? 前例がないなー。うちに入ってもらうのはちょっとどうかな」(会社と関係なくないですか)
「最初の年は地方の支店まわりだからきついと思うよ」(ちゃんとがんばりますけどね)
「結婚を何年か延ばせないんですか」(会社ってすごく個人的なことに介入してくるんですね)
「うちの初任給知ってる? 実家の援助があるの?」(そんなものはない)
「赤ちゃんでもできたんっすか」(そんなことはないが、なんというデリカシーのない言い方)
別にこちらから学生結婚の件を持ち出したわけではないが、それが世間話であっても「家族構成は」のような質問をされるとこの話題は避けて通れない。隠してもよいが、内定後「どうして言わなかった」と怒られることも避けたい。
話には聞いていたが、私が就職活動を通して学んだのは、多くの企業において画一的な人材が求められるということだ。
新卒でないとダメ、新卒でも二浪はダメ、新卒で浪人してなくても結婚するような奴はダメ。
あたかも能力は二の次であるかのように。
そんなある日。とある外資系企業で採用担当者と会う機会があった。留学した経験もない上にTOEICも受けたことがない私は外資系なんて眼中になかったが、会社説明くらいは聞いてみようと思ったのだ。
採用担当者は日本語のできるアメリカ人だった。いろいろと仕事の話を聞いた後、
担当者「他に質問はありマスカ」
私「近々結婚しようと思っているんですが」(会社的にどうなんでしょう)
担当「おおっ! すごいな。おめでとう」
私「(この会社は嫌な顔をしないぞ……)結婚している上で何か留意することはありますか」
担当「奥さん働いてるの?」
私「いえ、できれば働かない方向で」
担当「オー専業主婦だね。きみはもしかすると亭主関白のタイプではないか。そういうのもいいねHAHAHA」
担当「就職前に結婚する学生さんはあまりいないけれど、関係あるのは税金関係だけじゃないか? 結婚する日にちは確定しているの?」
私「はい、一応」
担当者「一つ質問なんだが」
私「はい」(やや緊張する)
冗談とわかってはいたが、妙にうれしかった。外資系の「実力主義」を嫌悪していた私だが、初めてそういうのもいいかなと思った。
新卒偏重に話を戻そう。企業は本人の実力や潜在能力(ポテンシャル)に加え、いろいろなところを見て採用を決める。性別・年齢・国籍、私の場合は配偶者の有無。そして新卒かどうか。
企業が営利を目的に活動する以上、経営判断として新卒の学生を優先的に雇用する企業はあってもよいのかもしれない。ただ、これは「規格外」の人を排除する、わかりやすい言葉でいえば就職差別であることに気づいてほしい。
一番大切なことは企業が未経験者の採用過程において本人の実力以外の余計な属性で門前払いをしないこと。新卒だろうが既卒だろうが未経験者のエントリーはまとめて受け付けて、書類審査、筆記試験など一緒に行えばよい。志願者が増えて大変? それは企業の人気が高まったと受け取れば良い。面接官の人数が足りなければ書類審査を厳しくすればよい。なによりも、この現状で「既卒の未経験者も歓迎」というのはかなりポジティブな宣伝になると思うのだがどうか。
企業の方に属性にかかわらず「できる」人材を採用することが長期的な利益になると認識していただきたい。そして、新卒優遇という悪しき習慣が一日も早くなくなるように、地球の反対側から願っている。
ある奥様から聞いた話。
子供を同じ学校や塾や幼稚園や保育園や習い事に通わせていることで仲良くなったママのことをママ友というらしい。
さて、あるママ友の旦那があまりにも家庭を省みないモーレツ社員で今時亭主関白の極みだったので、沢山いた子供と旦那をうっちゃって若い男と失踪したそうな。誰が本人と連絡とろうとしても全く応答はなくなった。
ま、不倫なわけだから色々あって離婚である。元々は旦那が悪いにせよしょーがないわな。私だったら遠くで幸せになれよーと考えはしてもそれ以上どうこうしようとはしない。
各ママの知人の知人の知人と女性をたどっていって「同時期に若い男と一緒になって地域コミュニティに入ってきた女」を探索する。
そしてその女と直接の知り合いである女性と気の合う人間を元のコミュニティから見つけて友人にしてしまい、継続的に遊ぶことにより情報をとり続ける。複数の「怪しい女」の情報から徐々に絞り込んで最終的に特定してしまうのである。
直接の知り合いの女性には元のコミュニティが失踪したママを探している事は伏せさせ、情報を流し続けるように依頼する。
その結果得られた成果は「逃げたママは若い男と毎日ラブラブしていて幸せそうにやっている」だけである。それを聞いて元のコミュニティの人間は「あの人幸せになったんだって。良かったね。」と納得したんだそうだ。
20代で1000万突破した。
女にもめちゃめちゃモテる。
俺のことなんだけどさ。
小さい頃から頭にタオルを巻いた土方にあこがれてた。
男の生き方はああいうもんだと思ってた。
ほんとのこというとゲスな生き方したくて仕方ないんだ。
何人も愛人作って、亭主関白で、成金みたいな格好して、クスリやって
ホテルのラウンジじゃなくて場末のバーで飲みたいし、底辺の連中と馬鹿騒ぎしたい。
底辺の掃き溜めみたいな生活をしたい。
きっとそういう生き方が出来たはずなんだ。
そういう風に生きても、上手く生きられたはずなんだ。
なんで俺はこんなに誠実に生きなければならないんだ。
なんで俺はこんなに他人に気を使わなければならないんだ。
気取ったオカマみたいなスーツ着て、青白い坊ちゃんみたいな車に乗って、良き夫を演じる。
こんなの全然男の生き方じゃ無い。
何でこんな風になっちゃったんだろう。
そこそこ主体性のある (能動的にデート先決めて、旅行の計画して、役所の手続きとかやってくれて頼り甲斐があるけど、俺様じゃなくて押し付けがましくない)
タバコはしないけど酒は飲めて (タバコは嫌い。あと自分かなり飲むので同じくらい強くて、一緒に酒を飲んで楽しい人で、酒の上での失敗も許してくれて)
人の話をちゃんと聞けて (私の愚痴にいつでも嫌な顔をせずに付き合ってくれて。あと、それなりの教養があって話が面白い人で)
偏食じゃなくて (食の趣味が子供っぽい人ってワガママだったりマザコンっぽいから嫌だし、大人の美味しいお店もちゃんと知っててご馳走して欲しいし)
私の代わりに蜘蛛を退治してくれて (蜘蛛以外にも、私が困ってる時にいつでも助けてくれて。例えば街でヤンキーとか絡まれた時にもちゃんと対処してくれて)
怒りっぽくなくて (亭主関白じゃなくて、私に主導権を与えてくれて、もし私が将来出来心で浮気したとしても殴ったりせずに、辛かったんだね、って言ってくれて)
仕事をしてるときがカッコイイ (誰に言っても恥ずかしくない有名一流企業に務めていて、もちろん会社の中でも出世頭で仕事が出来て、高収入で安定してる人)
http://anond.hatelabo.jp/20100131173826
「ぜぜぜ、全然大丈夫だよ! よ、良かったら俺なんか、ど、どう……?」
的なアピールが渦巻いていて笑えた。
安心しろ。
仮に、この子が本当に普通に可愛くて、書いてある通りのスペックなら、今まで恋愛相手をしっかり
選んで来た上での処女だから、すぐに交際相手のレベルなんて落とせないから。
たぶん、()の中が本音な。
そこそこ主体性のある (能動的にデート先決めて、旅行の計画して、役所の手続きとかやってくれて頼り甲斐があるけど、俺様じゃなくて押し付けがましくない)
タバコはしないけど酒は飲めて (タバコは嫌い。あと自分かなり飲むので同じくらい強くて、一緒に酒を飲んで楽しい人で、酒の上での失敗も許してくれて)
人の話をちゃんと聞けて (私の愚痴にいつでも嫌な顔をせずに付き合ってくれて。あと、それなりの教養があって話が面白い人で)
偏食じゃなくて (食の趣味が子供っぽい人ってワガママだったりマザコンっぽいから嫌だし、大人の美味しいお店もちゃんと知っててご馳走して欲しいし)
私の代わりに蜘蛛を退治してくれて (蜘蛛以外にも、私が困ってる時にいつでも助けてくれて。例えば街でヤンキーとか絡まれた時にもちゃんと対処してくれて)
怒りっぽくなくて (亭主関白じゃなくて、私に主導権を与えてくれて、もし私が将来出来心で浮気したとしても殴ったりせずに、辛かったんだね、って言ってくれて)
仕事をしてるときがカッコイイ (誰に言っても恥ずかしくない有名一流企業に務めていて、もちろん会社の中でも出世頭で仕事が出来て、高収入で安定してる人)
ってことなんだよ。
どう、全部条件に当てはまった?
でなければ、メンヘルか引きこもりか極度に社会性が低い子なんだろうね。
一番高い可能性は、自分では悪くない顔だと思ってるけど、客観的に見たら顔の偏差値がかなり残念な場合。
親に愛されて、カワイイカワイイって育てられた子に結構多いよ。
メールアドレスとか貼りつけそうなくらい、いちいち盛り上がるなよ。
見てて辛いから。
http://anond.hatelabo.jp/20091017023709
でも、「子供が沢山ほしい」「専業主婦をしたい」というのは妻の強い希望なのです。さらに「土いじりのできる一戸建てにすむ」というのが妻の夢で、今はどれもかなっています。もちろんお金が必要なことですから、私がかなえてあげた・・・とも言える状況になっています。しかも私はもともと子供は二人が希望でしたが、妻の希望で3人を予定しています(ここでも2年ほどの議論がありました)。一戸建てに関しても私は反対でしたが、嫁の希望を私が受け入れる形になりました(ここでも数年の議論がありました)。だから「夢をかなえてもらっているのに文句は言えない」という気持ちも妻にはあると思います。
妻じゃなくて増田が「俺が稼いできた金でお前の希望を叶えてやってるんだから文句言うんじゃねえ」と何の疑問もなく心の底から思っているってだけだろ。かなり亭主関白だね。こんな風に思われてるなら、妻が穏やかな気持ち、対応でいられないのも仕方ないと思う。夫にそんな風に思われてるなんて増田の妻はかなり不幸だもん。
http://anond.hatelabo.jp/20091013222011
「仕事よりも何よりも自分の人生にとって大事なのは家庭、そのなかでも育児というのは人生の中でももっとも大事な仕事」そういう風に思って日々頑張っています(いるつもりです)。
http://anond.hatelabo.jp/20091018232133
家事はちょっとした手伝いしかしていません。
基本的に休日は必ず仕事を休むようにして、子守は全部私が引き受けています。遊んで、お風呂にいれて、寝かしつけて(ねなくて妻に代わってもらってしまうことはあります)。
「育児に相当積極的に関わっている」っていうのと「家事はちょっとした手伝いしかしない」っていうのは両立可能なのか?乳幼児2人を育てている期間の家事は、スーパーへの買出しも食事作りも食後の片付けも洗濯も掃除も全て、「育児の下準備や後処理」という意味で育児に含まれると思うんだけど。(もちろん、妻や増田のための家事もあるけど、圧倒的に乳幼児2人のためにしている家事の割合が多いと思う。)増田がそういう「育児の下準備や後処理」という地味で美味しくない役割はほとんど担わずに、「育児には相当積極的に関わっている」と何の疑問もなく思っているのは傍から見るとかなりおかしいよ。増田がやってる「遊んで、お風呂にいれて、寝かしつけて」って直接子供と触れ合える一番楽しいところだもん。それ、育児の中で一番楽しいところだもん。でも、「遊んで、お風呂にいれて、寝かしつける」だけでは子供は育ちません。泣き叫んだりする子供を連れてスーパーに行き子供に食べさせる食事の材料を買ってきて、子供の面倒を見ながら料理をして、子供にご飯を食べさせて、自分は立ったままご飯を口にかきこむだけで食事を終えたりして、また子供の面倒を見ながら食事の後片付けをして、子供の面倒を見ながら洗濯物を干して乾いたら畳んでしまって、子供の様子を見ながら部屋の掃除をして風呂の掃除をしてトイレの掃除をして洗面所の掃除をして・・・育児はそういう地味な作業に支えられてるんだよ。それは育児の一環なんだよ。でも増田はどうやらそれを分かってないよね。育児の目立つ楽しい美味しいところだけほんの少し担って、それで「育児には相当積極的に関わっている」と本気で思っている。それは、やっぱりかなりおかしな認識だと思うよ。
付き合って二年になる29歳の彼氏がいる。
彼との出会いは職場だった。
たまたま同じ部署になり、年齢もわりと近かったことからすぐ仲良くなって、
半年ほどで付き合うようになった。
私は遠距離恋愛は未経験だったので、うまくいくかについては非常に疑問だったが、
なんとかかんとかやっている。
彼は優しくて、人間的にも尊敬できるし、趣味もあう。一緒にいてとても楽しい。
そんな彼が最近「北海道においで(引っ越してこいという意味)」「子供の名前は○○がいいな~」「うちの親に会いに来る?」と、
結婚をちらつかせる発言をするようになってきた。
結婚願望もそれなりにあるみたいだし、付き合って二年も経つ。確かに結婚には潮時だ。
そのたび「そうだね~」などと曖昧に返事をしているが、
内心ちょっとビクビクしている。
なぜか。
今の私には、仕事をやめて彼の元に飛び込むだけの決断力がないのである。
昔から憧れていた職種で、今の会社に入るときもかなりの倍率を勝ち抜いてきた。
帰れるのが終電なんてザラだけど、それでも明日もがんばろうと思える。
しかし彼と結婚するとなれば私は今の仕事をやめて北海道に行かなくてはならない。
地元が北海道だし、何より満員電車と人混みが苦手な彼には東京に住むというのは拷問に等しいことのようだ。)
まぁそんなに仕事好きなら仕事を取って男を捨てればいいんじゃないかとも思われそうだが、
もともと田舎出身で、今となっては珍しい亭主関白な父と従順な専業主婦の母を見て育ってきた私の根底にある
「女がいくら仕事をがんばったところでたかが知れている、さっさと結婚するのが一番」
という思想が頭をよぎるのだ。
とくにこの業界は大部分が男性で、体力的にも精神的にもタフな人間でないとやっていけない部分が大きい。
20代の今はいいが、30代をすぎてやっていける保障などない。
彼のことは大好きだ。
思い切って仕事をやめて彼のもとに行くのが世間で言う「しあわせ」っていうやつであろう。
今の私にはどっちかなんて選べない。
無理だとわかっていてもどっちも欲しいんだ。
でもこんなこと悩んでるうちに彼から捨てられるんだろうな。
誰か最善の答えをください。
http://anond.hatelabo.jp/20090308223942
さっき池田三左衛門輝政めの姫路城を見たが、本当に唖然としたでござる。
拙者、断言致すが、あのシックイむき出しの天守を見て感動している下民は馬鹿でござるな。これは十割断言でき申す。
何であれがいいと思うのでござるか!?
なんであの天守みたいなのをよその城主も真似するのでござるか!?
本当に分からぬ。あれシックイまんまでござらぬか。シックイむき出しでござるよ?
誰だってあれ見てシックイだって言うのは一瞬で分かるでござる。それで感動するって本気で馬鹿でござろうよ!?
あれがいいっていうのは、頭がおかしいとしか言いようがない、というか、脳が退化してるんでござるな。
それしか説明がつかぬよ。つまり、丁寧に黒漆塗りの下見板張りで作られた黒い天守とシックイむき出しの建物の区別が下郎にはつかんのでござるな。だからいいと思って真似る。これは馬鹿としか言い様がないですな。日の本の将来は大丈夫でござるか?
前にもちょっと池田三左衛門めの城が出た時、Googleすとりーとびゅう(こんなもの拙者は見たくなかったが)で見たが、なんであんな人気あるんでござるか。あとついでにその池田の城を模型にしたのも見たでござる。これならまあ100歩譲って納得できなくもないが、ただ当然先の関白太政大臣秀吉公のおつくり遊ばされた黒漆塗りの下見板張りの大坂城天守の模型とは比べるのも失礼な程でござるし、タダならまあ一回組み立ててもいいかな、という程度でござった。何回も組み立てるほどではないでござる。ただコメントは絶賛の嵐でござった。下民は馬鹿でござるな。本物を知らない素浪人ばっかなのかあそこは。ろくなもんじゃないでござる。
拙者ははっきり言うが、もっと黒漆をしっかりと塗っている天守を建てるべきでござる。じゃないとおかしゅうござる。作事奉行が毎日どれだけ苦労してるか知ってるでござるか? 漆職人がかぶれと悪戦苦闘しているのを知ってるでござるか?板職人、足場作りと書けばきりがないでござる。大好きな酒、タバコも我慢して頑張ってる人もたくさんいるのでござるし、侍みたく安定した職じゃないから毎日不安と戦ってるのでござるよ。そういう方が心を込めて塗ってる天守を建てずに、シックイの天守を建てる。ほんと拙者切歯扼腕にござる。どうしてあのシックイむき出しを建てるかね。わからぬ。世の中不思議だらけでござるな。
本当におまえら頭冷やして考え直したほうがようござるよ。おまえらは馬鹿か、さもなくんば「ぶーむ」とやらに乗せられてるだけでござる。まあそれを馬鹿と言うんだがな。故千利休宗匠も黒く塗れとおっしゃっていたでござるよ。
http://anond.hatelabo.jp/20090115214927
皆さんは恋人・思い人のどういうところを好きになりましたか?
最初のカレシはセックスアピールがあった。体は鍛えてるし、やることなすことなんだかセクシーで。会うとドキドキした。顔はいまいち。性格は「他人なんざ性格を読めば好きなように操れる」とかいうひでー奴だったけど、こっちも15歳だったから、そういう人、格好良かったんだよね。何年か付き合ったけど、相手はいつも他にも女がいて、結局、ワタシのことなんかまともに相手してないんだということがわかったので別れた。
次のカレシは従順だった。どんなわがままも聞いてくれた。顔は可愛いし一緒にいて楽だった。でも、従いやすいMっぽいところって、ちょっとシチュエーションが変わると、たちまち支配的なSっぽくなるんだ。そのギャップに混乱しちゃったんで別れた。
次のカレシは、亭主関白で有名な九州男子で。黙って俺に付いてこい。って言うんで、尻尾振って付いていったよ。手をつなごうとすると「公衆の面前で何をする」とか言うし、こっちが具合が悪くなってうずくまってるのに「みっともないから立て」とか言うんだ。そういう緊張感の高いところが好きだった。
http://anond.hatelabo.jp/20090113214417
ツリー読みました。アスペって可能性もありますが、それとは違う考えをちょっと。
もしかすると、旦那さんは元増田に「馬鹿にされてる」と思って拗ねてるのかも知れません。
頭の回転が私よりも鈍い人
少しトンチンカンで話がずれるので傍にいて恥ずかしい思いをすることは多々あった
などなど。
元増田はそんなつもりはなくても「俺は軽んじられてる」と感じていて、旦那さんは「俺のほうが上だ」と示さなくてはならないと無意識に思っているのかも知れません。元々、女性は「同調しながら」話し、男性は「優位性を示そうとしながら」話す傾向があるんだそうです。例えば、同性の誰かが「あそこのお店美味しいんだよね」と言ったら、女性は「へえ。今度一緒に行こうね」と反応し、男性は「もっと美味しいお店を知ってるよ」と反応する傾向があるのだとか。
旦那さんは結婚して日々暮らしていく中で、だんだんと元増田のことを異性ではなく、自分と同じ同士として認識してしまい、気遣いが出来なくなってしまったのかも知れません。
だから「熱が高いんで仕事休んでもらわなきゃならないかも」とメールが来て「こいつ、俺の仕事をなんだと思っていやがる。『女房子供が熱出したんでやすみまーす』なんて言えるかボケ」と反応しているのかも。
私の夫は亭主関白だったから、仕事休んでなんて口が裂けても言えませんでした。熱が出ようとなんだろうと心配されたこともありません。それでも、まあまあ円満だったのは、送り出しと出迎えのときだけは、夫に笑顔があったから。
出て行くときは「いってらっしゃい。気をつけてね」とキスをして送り出し、帰宅してきたら「お仕事おつかれさま」と子供ともども笑顔で迎えていたので、そのときばかりは、夫も照れくさそうに「行ってくる」「ただいま」と言ってたから。
1日2回でもいいから、お互いに思いやりの言葉を掛け合えたらいいよね。