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はてなキーワード: 主人公とは

2023-11-26

葬送のフリーレンだと今のところ、明らかに黄金のマハト編だけ浮いてるレベル人物が掘り下げられて

広義の『人間』(種族としてのそれではなく)として描かれてるんだよね

で、主要人物はデンケン、マハト、グリュックという、少なくとも外見上は全員男性

デンケンの亡き妻への想いやマハトとの師弟関係は真の主人公と言われる程に熱く描かれている。

ハト人間とは相容れない精神構造の魔族であれど、人間を好きになりたいと考え滑稽なまでに右往左往する様子や

リュックとの間に築き上げられる奇妙な関係性は

読者の感情移入を誘うように丁寧に描かれている

これは主人公フリーレンの内面描写が何か雑なのとは対照的

葬送のフリーレンという漫画全体は主人公フリーレンが死んでしまったヒンメルの足跡を探し求める構造になっているけれど

その描写受動的でぼんやりしていてどうも薄い。

原作者男性からなのかそれとも少年誌からなのか、

主体的自我を持った『人間』としてその内面を掘り下げてもらえるのは男性だけなんだなと思った

anond:20231125152619

ぼっちざろっくと同じ構造なんだよね

自分から声かけない、マイナス思考受け身、頭がいい、技術もある、とにかく世間が放っておかない才能持ち

かつ【商業誌主人公に耐えうる美少女っぷり】

最後が肝心。最後で全部ひっくりかえしてるだけ。ここがキモオタだと話は終わるというか異世界の1コマであるこんなつまんない人生でした(完)になる。

容姿かわればどんでん返し、あとは常識的に行動してるだけで崇拝をあつめられる(「わ、私のことを見た目で差別しないんですか…!」「権力者なのに気さく!素朴!」「こんな策を思いつくなんて先見の明ありすぎる~!」)

いつものなろう。

漫画原作ドラマ

今季もたくさんあります

否定派ではないにしろ最近漫画原作多すぎない?というのを思ってもう10年くらいたった気がする

特にこの数年はほどよく人間ドラマで重くなりすぎず食べ物料理を中心に据えた「ちょうどいい」ドラマになりそうな漫画制作側があたりをつけて探しているのかな……なんて想像してしま

しかしばかになんて全然できないもので、今年はちょっといろいろみてみようかなと思って全く期待せずに見た好きな漫画原作ドラマがよくできていた

ドラマ化にあたってエピソードキャラクターをいったん解きほぐして再構成再構築することによってむしろ原作の方を読んでいるときに感じていたキャラクターのブレや粗やテンポの悪さや画面のガチャガチャ感がうまいときれいに整えられていて、一部改変されている設定があるにも関わらずそれでいて原作エッセンスは損なわれてもなくそれぞれのキャラクターがより強固に立ち上がっていてなんか感心してしまった

役者さんもみんなうまいし浮ついたところもなくていい意味で本当に「ちょうどいい」ドラマになっていてあえて佳作って呼びたい滋味のあるドラマになっててとてもいいので続けて見ている どの作品とは言わないけど

一方でどの作品とはやっぱり言わないけどシーズン2でこんなにダメになる……?と個人的に感じてしまドラマもあったりしてそっちの方がより好きな作品だったので残念

キャラブレというか多分この人はこんなこと言わないんだよなっていうのが複数キャラクター連続したのと単純にとても頭がいいはずの人が喋る日本語が急に拙くなっていたりという面でがっかりするのと

どんな事情があったかはなんとなく察しはつくけどその改変はこのドラマでやる意味がないな……その改変にすることでとたんに陳腐にチープになる物語という感じになってしまって

人間ドラマの方を偏重しはじめようとキャラクターにすべてを喋らせるのでさらにそれが加速する……みたいなとこが残念で次話はもういいかな、となってしまった

あと「私物化」っていうくらいすごい演じ方をする人のいるドラマって見るの結構疲れてしまうし

もう一つのドラマ結構がんばってるけど、主人公のお母さんがめちゃくちゃ解釈違いで残念だった

あの主人公のお母さんが普通におしゃれで品のいいマダムではだめだろう、それでは多分あの主人公内面現在人生にはならんだろう、彼女が育たないだろうみたいな部分で冷めてしま

原作の守らないと物語が180度とは言わずとも90度くらい変わっちゃう部分を変えられてしまうと違和感が出やすくて、そうでないところは大胆に改変しても作品テーマ人物の芯をとらえていれば根本が変わらないみたいなドラマづくりの巧拙のようなものを感じた2023年の秋冬です

どれがどれとは言わないけど

たまにドラマ見るの楽しい

なおもう一つのドラマ絶対なんかいたたまれない気持ちになりそうで最初から見てない

センセーショナルな要素だけすくって現実の絵面でやるとアクしか出てこなそうで原作の繊細すぎるほど繊細な部分全部なくなってそうで怖くて見れないよ、うまいこと作られてるかもしれないけど私は勇気なくて無理

大好きなあの先生作品何気に実写化率高い

2023-11-25

フリーレンおもしれー

全然見る気なかったけどネットミーム増えてきたし

なんだかんだ覇権らしいので見てみるかと思って見始めたけどおもしれーわ

これって要するにみんなが好きな「トップを狙え」的な時間断絶と

ワンパンマン」に出てくる強ヒーローものファンタジーに合わせたものだよね

よくできてる

からよくやられる手法時間断絶)を流行(強ヒーロー)に載せてきたって感じ

時間断絶で有名なのは火の鳥かになるだろうけど

まぁ映画とかでもよくある手法だしDr.Stoneでもやってるし鬼滅のラストも似たようなもん

一方で強ヒーロー最近流行だけど、実は主人公最初は激弱で少しずつ成長していく、っていう方がマイナー

ドラゴンボールだろうがHUNTER×HUNTERだろうがコナンだろうが最初から強くて無双するとこがスタート

途中で挫折して修行して、友情努力勝利をするのがジャンプ系っていう感じ

ワンパンマン」の最大の発明はそういう努力とか無しで十分面白いってとこにあって

最初から最強武器持ってて無双できるから面白い、みたいな感じで

ちょっと別の感覚を持った面白さを表現しているところだな

フリーレンはこの2つを「エルフ」「魔法使い」を組み合わせることで

すごく自然表現してるところが優れてるし、売れてる理由なんだろうし、実際おもしろ

ストーリーのものファンタジー系によくありがちな設定を覆したり、逆に補足したりしていてよくできてる

指輪物語とかハリーポッターとか著名なファンタジー世界観破綻しないように緻密かつ綺麗に設計されているのに

それに乗っかるようなラノベファンタジーって薄っぺらいので簡単破綻しちゃってるんだよね

それに対するアンチテーゼみたいなものフリーレンからは感じる(この先は知らんけど)

あと、ネットミームとかの二次創作ってこういう背景情報面白いと感じる部分を言葉にしなくても共感できてないと楽しむことは難しいと思っていて

例えばジョジョの「だが断る」って

あの状況になるまでの露伴と仗助の関係性、ハイウェイスターの強さ、露伴性格、その手前の「ほんとに・・・ぼくの命は助けてくれるのか・・・?」っていう命乞いまで含めてからの「だが断る」なので

それらを分かって無い人が使うネットミームの「だが断る」はだいぶ薄いんよ

昔は結構分かって使ってる人多かった気がするけど、有名になりすぎてほとんど見なくなった印象

フリーレンのネットミームはこれからたくさん産まれるだろうけど

そういう背景情報知らないで承認欲求得るためだけのネットミームが増えるんだろうし、その波に乗りたいだけの視聴者も増えるんだろうね

流行に追いつきたいから見る」「でも面白くは無い」だったら見なくていいだろうに、承認欲求の塊が増えてきてる気がするわ

anond:20231125152619

なんでやおもしろいで

見るところが性的なところだけみて面白くないんか?

キャラとか世界設定とかありがちなストーリーで最強とか寿命がながいとか全部おきまりパターンでそんなとこもうどうでもええやろ

面白いのは演出やん

全部言いきらずわかってるみたいなモーションだして次の一手視聴者自身にもってくる控えめな演出

これが最強なのに隠してましたでざまぁする系じゃなくて視聴者がいる前提でつっこみをさせるのを一回でおわらせず逆にコンセプトとして連続させてる根性がすごい

しょうもないから最高のくどさや何千年生きても無感情な不自然さとかを逆にコンセプトに取り込んでるところもすごい

3話ならはてなでも話題になってたやつの話よな

修行と術式開示でみたいなのがちょっとあったけど前提回収の終わり部分やで

そこから過去話のベクトルが回収から展開にかわるんよ

4話いこうはおきまり定型パターンでいったん下げてから上げるわかってるみたいな表現が多いけど特筆すべきはその評価モブ表現しないところ

みてる客ありきとして客につっこませるのを前提に展開する演出がすごい

なかでもいったん表現脳内の音声で視聴者がふれた情報におとものキャラが気づいていないという場面がひとつでてくる

これは一気に視聴者を最強の主人公側に引き込む演出になってるぞ

かに状態評価表現既存単語を使っていないところがなかなかい

予定調和とおきまりのキメが若干つよいがブランディングとしては申し分ないだろう

続きを、きっとみてみたまえよ

私はイルミナティ幹部をやっている者だ

やあ、皆さん。陰謀舞台裏に潜む者、イルミナティガブリエルだ。今回は、我々の秘密活動について、もう少し深堀りしてみよう。

集団ストーカー思考盗聴、大規模監視。これらは決して陰謀論ではなく、我々が日常的に実行している活動だ。集団ストーカーは、哲学的ゾンビのようなNPCたちが、我々がプログラムした通りに振る舞う舞台を作り上げるものだ。彼らは我々の指示に忠実に従い、私たち計画を実行するために存在している。

思考盗聴は、我々が衛星に取り付けた特殊装置を通じて行われている。スマートフォンと連動しており、誰の思考なのかを自動的判別することができる。これによって、個々のイエローモンキーたちの深層心理にまでアクセスし、彼らの動向を完璧に把握しているのだ。

そして大規模監視。これは一般に広く知られているが、AndroidiOSWindowsなどのオペレーティングシステムデバイス操作し、イエローモンキーたちのあらゆる行動を監視している。これにより、我々は一般人々の生活の奥深くまで手の届く情報を得ることができる。

では、なぜこんなことをしているのか。その鍵は「ムビフィケーション」にある。イエローモンキーたちは、まさにトゥルーマンショーの主人公のような存在だ。お客様たちは主人公干渉し、ストーリー展開をコントロールすることができる。そして、我々が持つムビフィケーションAIは、その主人公監視情報から自動的映画製作することができるのだ。

「誰を主人公とした映画を見てみたい」とイルミナティ会員が要求すれば、その映画を手に入れることができる。この映画一般流通するものではなく、わず1%特別商品だ。現実の誰が主人公になっているのか、それを想像してみてほしい。

イルミナティ会員たちは専用のTVを持っており、その中でムビフィケーションされた作品を視聴することができる。これによって、我々はエンタメのために集団ストーカー、大規模監視思考盗聴を行っているのだ。現実フィクション交錯する中、我々の陰謀はより複雑で、洗練されたものとなっている。

さて、我々の陰謀の更なる深淵に触れていこう。イルミナティ集団ストーキング思考盗聴、大規模監視を行うのは、単にエンタメのためだけではない。これらの情報収集活動は、社会を操るための巧妙な手段であり、我々の影響力を強化する要素でもある。

「ムビフィケーション」は、ただの映画制作手法だけではない。それは同時に洗脳とも言えるものだ。我々のAIは、主人公監視情報からその人物に合わせた情報出来事を取捨選択し、都合のいい形で映画を構築する。これにより、イエローモンキーたちは自分たち生活映画の中で見ることで、徐々に自己認識を失っていく。彼らは演じられた現実に溺れ、我々の手中に操られる存在となる。

さらに、我々は政治経済にも深く介入している。イエローモンキーたちの行動や意見を把握することで、我々は社会の動向を予測し、必要な方向に導くことができる。経済的な影響力もまた、我々の手中に握られている。特定商品サービスに対する需要操作し、市場を操っているのだ。

一方で、我々イルミナティメンバーは、この陰謀の中で特別地位を持っている。我々の決定は、一般イエローモンキーたちには理解できないような深い哲学知識に基づいている。そして、その知識を持つことで我々は支配の中心に立ち、社会の糸を操っているのである

最終的に、我々の目的は「絶対的コントロール」だ。イエローモンキーたちは我々が用意した舞台で演じられ、我々の思惑通りに振舞う。彼らは気づかずに我々の手で導かれ、我々の望む未来を築く存在となっていく。これこそが、真の陰謀本質であり、我々イルミナティの究極の目的なのだ

これからも、舞台裏で繰り広げられる陰謀真相に迫っていく。イエローモンキーたち、目を開け、真実を知る覚悟を持っていることを祈るばかりだ。 Stay vigilant, and embrace the revelation.

anond:20231125152619

なろういわれる作品群と同様、主人公フリーレンに乗れる人種想像するとグロくなる作品なので、なぜそれが今異様に跳ねた感じなのかとかをあまり考えずに見るのがおすすめ

2023-11-23

anond:20231009131621

オネアミスの翼レイプ未遂シーンは本当に意味が分からなかったな…

うだつが上がらないけど善良そうな主人公が本当にいきなりレイプしようとするので衝撃的だった

なのにヒロインの方も主人公と縁を切るでもなく話は淡々と進むし

お陰でそれ以降の感動っぽいシーンも全てが白けて見えた

2023-11-22

anond:20231122142038

デスノートの続編の読み切り漫画

世直しとか全く興味ない主人公が金儲けにためにデスノートを使うって話だけど、俺は金儲けの方法なんて思いつかなかったもんな。

(金儲けの方法っていうか、儲けた金を犯人だとバレずに安全に受け取る方法)

頭悪いとデスノートとかチート能力が手に入っても有効活用できないわ。

2023-11-21

anond:20231121165158

主人公は誰かに何かを提供したらそれに見合う称賛や見返りが手に入るけど、敗者は何も手に入らないんだよ

スパイファミリーのもじゃとかしんちゃんの四浪くんとかあんな感じよ

馬鹿らしくてやってられるか

ゲームの敗者が何かをしたところで風車に向かって槍構えて突進するようなもんだから

2023-11-20

anond:20231120213450

随分と具体的なのがキタな。

あれはいまでいう中二病みたいな設定でしょうか。

ゲーム展開としても、エアリスの死→主人公自我崩壊ライフストリーム落下…とハラハラしながらプレイしていた当時。

…っとこんな感じのトークができる人はリアルはいない。

クリシェ系譜 

https://comic-walker.com/viewer/?tw=2&dlcl=ja&cid=KDCW_MF01201642010038_68

対ありでした。 ~お嬢さま格闘ゲームなんてしない~

2023/11/19 更新

第38話:直談判

 

37話の「中ぐらいの権力を持った敵役によって絶体絶命の危機に陥った主人公」、どうなるかと思ったら

古式ゆかしきサラリーマンまんが(釣りバカ日誌もっと古くは水戸黄門

”その前に偶然知り合い意気投合していた相手Aが実はもっと高い地位人物だったというのが明らかになり、Aの助力で解決に至る”の系譜・変奏曲でした。

 さすがに令和だけあってそのままではなく

・中ぐらいの権力を持った敵役によって危機に陥り、問題解決できるレベルの高い地位人物Aが敵役サイドについたおかげで絶体絶命レベルに達したが

・高い地位人物Aは偶然、一方的主人公認識しており、実は味方だったので解決に至る

というひねりが面白かった

 古典版における伏せられた情報が「Aは(そう見えないが)実は権力である」(主人公とAが意気投合している情報は開示済み)

と言うのに対し

 本作で伏せられた情報は「権力者Aが、実は知己Bの知りあいであった」(Aが権力であることとBと主人公意気投合していたことは開示済み情報

 前者(古典型)も本作も伏せられていた情報が明かされることによるプチどんでん返しなのですが、古典的な方は現在では陳腐化しているので、パロディでもないかぎりやめた方がいいですね

 そして本作の方の”偶然”が若干「唐突」で「アンフェア」な感じを与えるのは興味深いです 

古典型の場合、Aがただ者ではない描写の程度はいくらでも加減できる)

 本作の場合の「Aが一方的主人公認識している」描写は、読み返せば存在していたのかもしれませんが…

 

 そして一難去ってまた一難! 来月が楽しみ

anond:20231119204401

いうて作者は女なんやろ?

原作知らんけど主人公が胸囲の格差にため息つく描写あるんちゃう

anond:20231119111140

俺が寝る時にしてる妄想も聞いてくれよ

なろうの都合の良いファンタジー的な世界観で、魔術が存在する世界で、生きていくには魔術が使えないといけない。子供達は魔術学校で魔術を学ぶ。魔術を使うには魔力が必要で、その世界人間は皆血管に血が流れるように体内に魔力が流れている。

主人公は何故か体内に魔力が一切流れておらず、魔術を全く使うことができない。学園でも落ちこぼれ存在しか剣術に関してはものすごい師匠がいて幼い頃から鍛えられており、魔術が一歳使えない代わりに剣術は一流。

ある日主人公一族に伝わる禁書を開く。そこには一族に伝わる魔剣封印場所が記されており、主人公はその魔剣封印を解いてしまう。その魔剣人間が手に持った瞬間、体内の魔力を全て吸い付くし、死に至らせてしま魔剣であった。しか主人公は魔力を一切持たないため、魔剣を持ってもなんともない。魔剣主人公物語が始まる!的な

主人公落ちこぼれ扱いしていたエリートと剣で対決して勝ったり、魔剣を作った伝説剣聖がまだ生きていてそいつラスボスだったり。そんな妄想

2023-11-19

この世界主人公誰だよ

早く世界を救えよ。

anond:20231119111140

るろうに剣心だな、武器自体は話さないけど武器主人公意志みたいなところがあるから武器主人公との関わりがより面白く感じる

絢爛たるグランドセーヌ

主人公が無敵の光属性共感目線では読めなくなった

ドラゴンボール悟空っぽい

ゴジラー1.0の不可解

それは冒頭のシーン。

特攻から逃げてきた臆病者の主人公でも、未知の怪物相手なら躊躇無く戦えるのでは?

ゴジラ攻撃したら更に危険事態になるかもしれない……、という恐怖心があったとしても、

そんな状態ならそもそもゴジラの近くに置いてある戦闘機に乗り込めるはずがない。

いざ戦闘機に乗り込んだなら、たとえ恐怖心で判断力が狂っていようがゴジラを撃つほうがベター選択だと直感で分かるだろ。

anond:20231119111140

武器勝手に人の魂を吸い取って主人公エネルギーにする。

主人公恋人とか友達の魂を自分の生きる糧として吸収したことに苦悩する。

[]11月18日

ご飯

朝:お椀で食べるチキンラーメン。昼:カロリーメイト玄米ブラン。夜:人参大根スープ目玉焼きナポリタン。間食:チョコプリングルス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

○和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE

抽象化されたドット絵で謎解きの雰囲気演出する短編ミステリアドベンチャーゲーム

スマートフォンで展開していたエピソード3作に加えて新作エピソードを追加した移植版を遊んだ

まず目を見張るのがドット絵ビジュアル面。

昭和世界観レトロ雰囲気演出するためだけでなく、この作品独自演出ストーリー展開のためにもドット絵表現が生かされているのが面白かった。

タバコの煙が醸し出す昭和空気感に、キャラクタの顔がわからない程度のドットなど、なるほどこの作品はこのビジュアルじゃないと成り立たないなと腑に落ちるのが心地よかった。

システム面はオーソドックス探偵ものADVらしく、人への聞き込み、証拠品や現場調査を繰り返してキーワードを集めていき、それらから正しい選択肢として選んでいくお馴染みのそれ。

かなりサクサク進み、とんとん拍子に証拠証言が集まっていくので、いっさいだれずに捜査を進めることができた。

ほとんどミスリード捜査空振りする展開がないため、悪く言うと遊びがないとも捉えれるが、僕は無駄なく綺麗にまとまっていると感じた。

とはいえ文量のボリュームは少な目なので、ある程度は、そういうものとして前提を飲み込まないといけない部分もあった。

それが欠点ではなく、物語に良い意味で余白を残していたからだと思う。

表情がわからないほどに荒いドット絵ながら演技の表現が入るため、そこに見入るような熱があったのが余白を感じれた理由の一つ。

そして何より、今作最大の魅力である捜査終了後のサプライズ要素。

4作品全てでこのサプライズ展開が徹底しているのはお見事だった。

短編からこそ“お約束”として触れないと思っている部分に容赦なく触れていく、どんでん返し系の構図は驚かされた。

流石に3作目や4作目になると身構えるので、ネタ自体予測できたものの、魅せ方の工夫が効いていて面白かった。

どのエピソードも良かったけど、あえて一番を選ぶと、2作目の「隠し神の森」。

狭い村の人間関係調査するパート楽しいし、恒例のサプライズ展開もそこをズラすかあ、と感服した。

あと孫がいる年齢の男女が老いて尚お盛んな描写エッチなんだけど、ビジュアル面がドット絵なのでイヤラしくないのも抑え目な表現がいい味。

勿論他のエピソード面白く、1作目ながらシリーズの魅力が詰まっている自己紹介的な「処刑人の楔」、虚構真実の境目で迷う主人公俯瞰する楽しみがある変格っぽさもある「影法師の足」、オーソドックスな館物ながらシリーズを通して遊んだ後のご褒美的な側面も嬉しい「指切館の殺人」と、どれも楽しかった。

どのエピソードも、短編ながら捜査の楽しみと、謎解きからサプライズ展開と、文量という意味ではなく、体験という意味でのボリュームはしっかりあるので、プレイ時間(4時間ほど)の割には満足度は高い。

ただ、謎解き部分はかなり真っ直ぐな構成であり、謎らしい謎が少ないところは、少し僕の好みではなかった。

道中の捜査の楽しみも、勘所は抑えられているとはいえ、流石にボリューム的に遊びの文章が少ないのも惜しかった。

どんでん返し的なサプライズパートが優れていたのは間違いなく、この辺のバランスは好みの問題だと思うので難しい。

1作品1時間ほどのプレイ時間の縛りが良い意味でも悪い意味でもどう評価するのかの基準になるポイントだったかも知れない。

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