はてなキーワード: 転載とは
あ、まず前提として、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
IT系の超かしこい男なども多く、
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。
まず最初に、その男が痛いニュース(ノ∀`)のようなタイプのまとめサイトと
あとはハム速、そして(ゲハ論争するほどではないけれど)はちま起稿が大好きな、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
これこそまさに必殺の答えです。
そこで2ch大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、ひそかに、「Jane系ブラウザによる赤レス抽出」あたりを
ひそかに練習しておきましょう。これで成功まちがいなしです。
しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆる2ch好きの男の
落とし方をお伝えしましょう。
もしも貴女がそう答えたならば、
かれの貴女への恋心は、
20%増量になるでしょう。
ちょっぴり反運営家族みたいなふんいきをかもしだしていて。
質高くふるまっていて、なおかつ、
アフィブログをいくつか潰した功績もあって。
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
+にゃんやVIPPER、玉もあれば石も混じっている、そんな2ch大好き男たちが、
●
では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
しかし、「それがVIPクオリティ!」とかなんとか無意味な自慢を吹聴し、
2chについての謬見を撒き散らした罪がありますから、2ch大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「ラウンジが大好き♪ あたし行きつけのスレが、7つあるよ♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう、
なぜって、ラウンジは、2000年代前半には2ch屈指の名板だったものの、
しかしVIP登場そうそうから、いやはやなんともな馴れ合い板に転落し、
いまや、案内カテゴリでは、ガイドラインの魅力に遥かに及びません。
最高に好きなのは皇室叩き♪ 芸能ネタも、炎上ネタもすっごくおいしいの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
特定実績も最高にあるんですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、2ch大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、性根が腐った女だな、カネかかりそう)って。
なぜならば、ガイドラインは、ふつうの学生にも社会人にもともに愛されるめずらしい板で、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたが2ch廃人宣言をしているとは受け取られないでしょう。
しかし、たとえば、2chが誇る勘違いリベラル集団、ニュース速報+にせよ、
焼き豚とアニ豚と声豚と淫夢厨の溜まり場のなんでも実況Jにせよ
ハロプロ中心でありながら凄まじく勢いのあるモ娘(狼)にせよ、
露骨なスレ転載と書き込み数激減が素敵においしいニュース速報にせよ、
深夜アニメとコマンドーがやるときにだけ張り付く実況系板にせよ、
ネトゲにハマって雑談しながら居座ってる、ネトゲ実況、はたまたネトゲ実況2にせよ、
ましてや貴女が、「雑談系2のシベリア超速報♪ わたし、もうほとんどお試し●、焼かれちゃった♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、シベリアは、2chで数少ない規制なしでやってる強制IP表示の超絶名板ゆえ、
あなたがそう答えた瞬間、2ch大好き男がいきなり超笑顔になって、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、2chおたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしも2ch大好き男が2ch大好き女を好きになるとは、限らないですから。
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「ニダーランが大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女を2ch教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
2ch大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。
ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。
●
では、スキットを繰り返しましょう。
そして、その瞬間、2ch大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが行ってみたい板は、
あなたのお暇なときがあったら、わたしを市況1へ連れてって♪」
これでもう完璧です。
そうなったらこっちのもの、
デートの日には、アイメイクをばっちり決めて、かわいい下着をつけて、
マンガ画像のブログへの無断転載・掲載はみんなやっているからやってよいのか?という問題の話。
案の定コメント欄にkensuu御大が登場して和解しちゃってるいつものパターンだけど、俺もこの説得される前のブログ主(yarukimedesu)さんと同じ考えなんだよね。批評目的じゃないのに転載するべきじゃないと思ってる。
漫画一冊のページって250ページぐらいだっけ?そのうちの一つのページを一つのブログが転載しても、「分量的にごく僅かだから批評目的じゃなくても問題無い」ってkensuuみたいな人は主張するわけだ。
でもさ、例えば同じ人間が250のブログ作ってそこに1ページづつ転載したらどうなるんだろう。
一つ一つのブログに掲載されているページはたったの1ページだから問題無い?
でもトータルで見れば全てのページがネット上にアップされてることになるから、「この漫画の12ページ目のurlはhttp://~~~で、13ページ目はhttp://~~、14ページ目は....」というメタデータさえあれば一冊丸々自動で取得できちゃうよね。
分量が少ないからお咎め無いだろうとか、そういう問題じゃないんだわ。ましてや「違法でもネットにアップしたら売り上げが伸びて作者も喜ぶからOK」ってどの口がそういう事を言えるんだよ。ちょっと酷い。絶句。
批評目的で無ければ転載しちゃいけないっていう決まりがある以上はそれを守るべきじゃない?
nanapiに投稿されているレシピがどのくらいあるのか知らないけど例えば10万レシピだとして、一つのブログにつき10レシピだけ転載して、そういうブログを1万作ればnanapiのコンテンツは全て丸写しできるよね。それっていいの?そういうことされて、kensuuは平然としていられる?一つのブログには10個のレシピしか転載されてないからnanapi側は抗議しようが無いってことになるよ。
仮にも社長としてサービスを運営している人の態度じゃないよなあ。まあブログ主もamazon画像なら何に使ってもいいと思ってる時点で同じアナのムジナだけど。
Gunosyってリリース(リニューアル?)したくらいからなんか異様に商業サイトに触れる機会多くなかったか?
その頃からなんかバックに付いてるんだろうなと思っていたよ。
http://www.lifehacker.jp/2012/06/120612gunosy.html
http://diamond.jp/articles/-/20812
http://jp.startup-dating.com/2012/06/interview_gunosy
まあこれがステマかどうかよくわかんないけど、異様にべた褒めしてるんだよね。
Google検索ツール使ってこのへんの時期に絞って検索してみ。
炎上元って今回なんでNAVARまとめなのさ。おまえら誰がまとめたか誰か確認したか?
http://matome.naver.jp/mymatome/ymatomato
http://matome.naver.jp/mymatome/mycom9830
他のまとめがどう見てもカモフラージュだろ。まとめた日が一緒だし。最初っからプロフィールなんてかいたりしねえっつうの(©伊坂幸太郎)。
他のまとめの内容がうすうすだよ。サガミオリジナルか。
引用されてるブログってそもそも誰が見てたんだよ。4件くらいしかエントリねえぞ。
どうせこのエントリのはてブもさくらアカウントでカウント上げたあとに消したんじゃねえの、確認できねえけど。
さすがに転載してるなんてアホな話はないんだろうけどさ、ついったーとかで噂されてるからこれを売名として使おうとしたっつーことなんじゃねえの?
お前ら東大脳に騙されてるんじゃねえぞ。
ほれみろ
http://anond.hatelabo.jp/20130423083627
http://megalodon.jp/2013-0507-1822-17/getnews.jp/archives/333923
転載元:こちらは匿名投稿『はてな匿名ダイアリー』からの転載です。
出典を書けば何してもいいみたいなやり口は周知しないとねー
http://gunosy.tumblr.com/post/49731783015/gunosy
公式に「所感」が出されたので、記念にこれ貼っておくよ
「gunosy=はてブのパクり」ってネタはサービス開始当初からあって、実は増田にもこんなのがあがってたんだよね
今は削除されてるけど、なんかのためにとevernoteにクリップしておいたのを思い出したのでここに転載しておくよ
↓↓↓
1 :増田ゲノムのクローンさん:2012/01/03(火) 00:22:01.00 ID:82R.hK77O.
●登場人物
ふっきー(東大生)
ほか二名
●あらすじ
はてぶのホッテントリをテキトーに選んで毎日10個メールで流すサービスを始めた
自然言語処理でユーザーの好みを学習、ともっともらしいことを言ってみる
でもバレかかる・・・
最初許可していたはてなアカウントでのログインを禁止しボタンもこっそり削除
でも名残がテキスト説明に残ってる
真面目にやってたから、元増田の気持ちすんげーわかる。丸パクリまとめに腹が立って止めた。
まとめを作る時、画像引っ張ろうとしたら「引用できません」ってエラーが出てくるサイトがあったけど、あれはどうやってるんだろ?
専門的な知識をまとめた記事をほそぼそと書いていた俺にとって、
少なくとも数千PVぐらいは見てもらえるNAVERまとめは、かなり嬉しかった。
まとめは仕事で培った知識に関することや、
趣味を生かしたもの、業界あるあるやら、それらに関連する海外ニュースを英語圏から掘り起こしてきたりした。
文章を推敲したり、写真も著作権を考えて自前で用意したりした。
いわゆるオリジナルなまとめを頑張って作っていたんだ。
その結果、数百〜数千PVで終わるものもあったが、注目まとめにも何度ものり、
はてブの一番上に何度か出たこともあった。
「ああ、NAVERまとめはもう終わりだな、さっさと潰れないかな」と思ってしまう。
一時期cookpadやnanapiの記事リンクを数個貼るだけのまとめが大量に出現して、大量削除事件があったが、
最近はらばQやぱんどらみたいな海外情報ブログや、なんjで流行ったネタを、
元記事の内容そのまま貼って、申し訳程度に「出典〜」と書いているだけのまとめが大量に「注目まとめ」に入っている。
一度真似をしてみたが、5分もかからず作った記事が、なるほどあっという間に数万PVをあつめてくれる。
よく見たらそれを専門にやっている業者のようなアカウントもある。
つーかね、一番こたえたのが、
過去に自分がブログで書いた記事の内容と画像をそのまままとめにされてて、
それが1万PVぐらいあつめてたこと。
もうね、真面目にオリジナルの情報を提供するのなんてバカらしくなるよ。
NAVERまとめに時間をかけたオリジナルまとめを作っても、数分で作った転載まとめの方が注目を浴びるって状況。
※追記
「オリジナルまとめwwwまとめなのにオリジナルってwwww」みたいな反応があったので。
そもそもネット上の情報なりを拾ってくるだけしか存在しないと思ってる人がいるのも驚きだけど、
自分の仕事や趣味で培ったノウハウや経験を「まとめ」として提供している人がいることも分かって欲しい。(How toに近いか)
言いたいことは「人の知識を我が物顔で商材として使う」行為が納得行かないな。ってだけ。
http://japan.cnet.com/news/service/35019689/
こういう記事があったので、ならちゃんとしろよ、と。
削除は目が行き届かないまでも、それを注目まとめに載せるのはさじ加減だろうと言いたい。
国立台湾芸術大学の生徒が卒業制作として作成した、1人の盲目の少女を通して見る世界を描いたアニメーション作品「Out of Sight(敲敲)」の完成度が高く、YouTubeでの再生回数も300万回を突破し、称賛のコメントが多数投稿されています。
いくら何でもストーリーの一番最後までスクリーンショットで紹介することはないんじゃないの?映画で言えばネタバレですよ.たしかに GIGAZINE が紹介することで動画の知名度は上がるかもしれない.でも最後までネタバレしてしまったせいでかなりの人が動画を見に行くことをやめてしまうかもしれない.こういったひどい動画紹介をすることで GIGAZINE は紹介した動画の PV を奪っていると言っていい.
今回に限らず GIGAZINE が youtube やニコニコ動画の動画を紹介するエントリには製作者や動画に対する敬意というものがまったく感じられない.youtube やニコニコの動画だったらスクリーンショットで全内容転載しても問題ないよねっていう意識で紹介している.こういったネタバレエントリしか書けないんだったらもう動画紹介なんてやめたほうがいい.
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1366445969/
688 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[] 投稿日:2013/04/20(土) 19:54:32.28 ID:gI5sp80g0 [4/4]
プロがコンピューターに負ける世界って将棋だけなんじゃないの?
699 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[] 投稿日:2013/04/20(土) 19:56:48.05 ID:ppjubaZU0 [3/10]
≫688
麻雀も負けるぞ
歌を録音して、動画を作って、題名に「歌ってみた」の文字を添えてニコニコ動画にアップロードしている。そんなことをもう3年ぐらい続けている。
多くの「歌い手」がそうであるように、私もボカロ曲やアニメソングなどを主に歌っている。でも、最初からそうだった訳ではない。一番最初に「歌ってみた」のは戸川純の「諦念プシガンガ」だった。戸川純ファンと思しき人々から辛辣なコメントが次々に投稿されたので、怖くなってすぐに削除してしまった。今にして思うと、それほど激しく攻撃されたわけではないけれど、不特定多数からネガティブな感情を突き刺されることに慣れていなかった当時の私は、すぐにパニックに陥ってしまったんだと思う。
話が前後するけれど、私が「歌ってみた」を始めたそもそもの動機は、ざっくりした言い方をしてしまうと、チヤホヤされたかったからだ。いや、チヤホヤとまでは行かなくても良い。ただ、自分が起こしたアクションに対して、誰かから何かしらの肯定的なリアクションを返してほしかった。
当時の私は実生活があまりパッとしなかった。地方の大学を卒業して、それなりに名前が知れた電機メーカーに入社して、東京に配属されて、そこでずっと働いていた。それ程極端に忙しいわけでもなく、賃金にも満足していた。会社での人間関係も悪くない。
しかし、仕事を終えて、職場を一歩離れてみると、途端に宙ぶらりんになる。
たまに職場の飲み会に参加したり、数少ない友達とご飯を食べに行く以外には、特にやる事がない。やりたい事がない。資格の勉強をしてみたり、ジムに通ってみたり、ライブや映画を観に行ったり、ウクレレを練習してみたり、色々と手を出してはみるものの、それでも一人の時間を持て余す。新しい友達を作りたい。でも、友達をどうやって作れば良いのか分からない。恋人もずっといない。友達の作り方も分からないけれど、恋人の作り方となると見当もつかない。今となっては誰かを好きになるという気持ち自体がよく分からない。
決して不幸ではないし、普通に生きていけているけれど、その普通さに、波風の立たなさに、だんだん気持ちが押しつぶされていくような感覚を覚えながら、毎日を過ごしていた。
そんな時、キリンジの動画を観たくてYouTubeを検索していたら、どこかの少女が自宅で撮影したと思われる動画に行き当たった。顔が見えない角度でギターを弾きながら「エイリアンズ」を歌っている動画だった。冷やかし半分の気持ちで再生してみると、ものすごく上手くはないけれど、原曲の雰囲気を大事にしながら丁寧に歌っていることが伝わってきて好感を抱いた。
その動画は、元々はニコニコ動画にアップロードされたものを本人がYouTubeに転載したものだった。ニコニコ動画の、同じ動画にアクセスしてみると、コメント数は50程度で「雰囲気が良いね」、「頑張っている」といった、私が抱いたのと同じような感想がぽつぽつと付けられていた。
それ以前にもニコニコ動画の「歌ってみた」の存在は知っていたけれど、若い子達が派手なアレンジの曲を大げさに歌った動画に対して、賛否ともに過剰なテンションのコメントが弾幕のようにつけられているような、私とは世代も文化も違う人達が集まる場所だと思っていたので、この「エイリアンズ」の、まるで地方都市の駅前の暖かな路上ライブのような雰囲気は意外だったし、好ましくも感じた。
それから何週間か、毎晩ニコニコ動画で自分が好きなミュージシャンの名前の後ろにスペースと「歌ってみた」という文字を付けて検索して、色々な「歌い手」の動画を観て回る日々が続いた。多くの動画は、3桁に届かない程度のコメントしかついておらず、お世辞にも盛り上がっているとは言えなかった。
だけど、どの動画にも、最初に観た「エイリアンズ」と同じように、「歌い手」達に対して押し付けがましくない程度に好意を伝えるコメントが並んでいて、それらのコメントを眺めていると心が落ち着いた。同じ音楽を愛する人たちが集まって、それこそ「ニコニコ」しているような、楽しさがそこにあった。
でも、多くの「歌い手」は決して歌や演奏が上手なわけでは無い。色々と動画を観ているうちに、「この程度なら私でもできる」と思う事がだんだん増えていった。そして、ある動画を観ていて「何で普通に歌っているだけで、みんなから褒められるんだ。ズルい」と思った瞬間に、私は我慢できなくなった。すぐさま、Googleで「諦念プシガンガ コード」を検索した。自分で歌ってみるならこの曲だと、実はもうずっと前から決めていた。この曲なら、私が弾ける唯一の楽器であるウクレレでも似合うはずだと思っていた。
しばらくの間、家にいる間はずっとウクレレで「諦念プシガンガ」を練習した。夜中にウクレレの弦が切れたので、慌てて池袋で一番遅くまで開いている楽器屋に駆け込み、ウクレレの弦を3セット、そして、思い切って19800円の新しいウクレレも買った。今まで使っていたのは雑貨屋で買った1980円のものだった。
毎日毎晩、練習した。そして二週間。私は、今まで殆ど使ったことがなかったパソコンの動画撮影機能を起動させて、最初に観た「エイリアンズ」の彼女のように、自分の顔が映らないようにディスプレイの角度や、座る位置を調節して、目一杯緊張しながら「諦念プシガンガ」を、歌ってみた。三回目の撮影で、声がひっくり返らず、音程も飛ばず、ウクレレも殆ど間違えなかったので、それをアップロードした。
それでも懲りずに、「歌ってみた」動画をアップロードし続けた。一週間から二週間かけて、歌を決めて、練習して、撮影して、公開する。そんな生活サイクルが自分の中で定着してきた。ネットで検索してコードが分かる曲の中で、自分にも歌えそうな好きな曲を選んで、少しずつ歌ってみた。再生数もコメント数も少なかったけれど、動画にアクセスする度にちょっとでも再生数が伸びていたり、一つでも新しいコメントがつくと、無性に嬉しかった。「新曲待ってました」というコメントが目に入ってきた時は涙が出そうになった。この人は、私の歌を待っていてくれた。私のことを待ってくれていた。それは、初めて感じる種類の喜びだった。
そのうち、オーディオインターフェイスやマイクを使うようになった。パソコン標準の動画撮影機能の音質では物足りなくなったのだ。初めてそれらの機材を使って録音したときは自分の声がはっきり録れすぎていて、その生々しさに怖気づきそうになった。「どうにでもなれ!」という気持ちで公開すると、「ものすごく聴きやすくなった」という暖かいコメントが返ってきた。再生数が伸びる速さが、少し上がった。
「ボカロを歌ってみてほしい」というコメントがついたので、ウクレレで試しに「メルト」を歌ってみたら、再生数がさらに跳ね上がった。初めて、再生数ランキングの下の方に自分の動画が表示された。否定的なコメントも「諦念プシガンガ」の時とは比べ物にならない程の数が寄せられたけれど、それ以上に好意的なコメントもどんどん書き込まれた。生まれて初めて「萌えた」と言われた。
多分あの時、私は、気持ちの上で一線を超えたんだと思う。
すぐに私は、ボーカロイド関係のウケが良さそうな曲を選んで歌ってみるようになった。私のウクレレの腕では弾けない曲ばかりだったので、出来合いのオケを使うようになった。歌の練習だけで済むようになったので、ずっと楽になった。再生数もさらに増えた。コメントも増えた。それまで自覚していなかったのだが、私の声は一定の人々の「萌え」をくすぐる要素があるらしい。そういう人達のコメントを眺めることが、たまらなく快感だった。最初からこうしていれば良かったと思った。「ウクレレじゃないと魅力が半減」というコメントも投稿されたけれど、しばらくは見て見ぬ振りでやり過ごし、やがて「ウクレレ」をNG設定して自分の目に触れないようにした。
それまで日常的に使っていたTwitterアカウントとは別に、「歌い手」としてのアカウントを作った。最初は「新しい動画を公開した」といったアナウンスに使っていたのだけれど、少しずつ他愛のない呟きや、自撮り写真を載せるようになった。
フォロワーの人たちは私のちょっとしたツイートにFavをつけたり、リプライをくれたりした。私が精一杯角度や光を工夫してボロが出ないように撮影した顔の一部や、素肌を撮影したボンヤリした写真に「100万回保存した!」と反応してくれた。
Twitterは、ウクレレで弾き語るよりも、オケにあわせて歌うよりも、ずっとずっと楽だった。準備もいらない。練習もいらない。ただちょっと踏み込んだ事を言ったり、気を引くような写真を見せるだけで、肯定的なリアクションが返ってくる。最初はウサギのイラストをアイコンにしていたけれど、途中からTwitterで知り合った絵師の女の子が私をイメージして描いてくれたという、素顔の私とは似ても似つかないウサ耳美少女の画像に変えた。フォロワー数が激増した。
先週、ある男の子に会った。
その日、私はお台場で開催された岡村靖幸のライブ会場にいた。満員の客席で、開演を待ちながらスマートフォンで「今から岡村ちゃんのライブ♪」などとツイートしていると、後ろから肩を叩かれた。まだ二十歳にもなっていない程度の、知らない男の子だった。そして、彼自身のスマートフォンに表示された、私が投稿したばかりのツイートを指差しながら、不安げな顔で、口の動きだけで「◯◯さん?」と、私の「歌い手」としての名前を呼んだ。血の気が引いた。
彼が誰だったのか、何でそこにいたのかは分からない。たまたま、私のことをフォローしていて、客席で私のスマートフォンの画面を見て気付いたのか、あるいは以前から岡村靖幸ファンを公言していた私に会うためにライブ会場にまで来たのか、今となっては分からない。彼は、名前を呼ばれて凍りつく私の顔をしばらく見た後、そのまま振り返って、他の観客の間を押しのけて、客席のずっと後ろ、私から見えない位置にまで移動してしまった。
全身が震えた。姿を見られた。
岡村ちゃんと同い年の、歳相応の容貌の私の姿を、私の子供でもおかしくないぐらいの男の子に見られた。
もし、彼一人がネット上で私のことをバラしたとしても、恐らく多くの人は真に受けないだろう。写真を撮られたわけでもなければ、私が自分で「はい、歌い手の◯◯です」と認めたわけでもない。
頭では分かってる。絶対大丈夫。今までと何も変わらない。
でも、あれから一週間。私はニコニコ動画にもTwitterにもアクセスできずにいる。
この世界にたった一人だけでも私の生身の姿を知っている人がいると思うと、私はもう、私とは似ても似つかない萌え声ウサ耳美少女歌い手の◯◯になれない。
そして、全てのきっかけになった「エイリアンズ」の歌詞を思い出す。
この星の僻地で、私が自分自身にかけた魔法は、あの日、あの一瞬で解けてしまったのだ。
別にやらおんが好きなわけでもないが、誰も書かないので書くよ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1365664323/
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20130411192949
既にブコメで指摘がある通り、2012年6月に2ch転載禁止になったのがきっかけで、
それ以前の記事はすべて削除されている。
http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fyaraon.blog109.fc2.com%2F
実際、3つ目の記事は3月時点でのArchiveが残っていて、
ヤマグチノボル氏が亡くなる以前に削除されていたことがわかる。
http://web.archive.org/web/20130325223300/http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-6074.html
つまり、端的に言って、「やらおんが証拠隠滅中」というのはデマだ。
(ただし、「ヤマグチを煽ったツイートも削除中」の真偽は不明)
これもブコメからの転載だが、削除前の記事は4つともInternet Archiveに残っている。
ゼロ魔作者・ヤマグチノボル氏、ついに幻影まで見えてしまったか
http://web.archive.org/web/20120726003454/http:/yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-6145.html
『ゼロの使い魔F』のPV公開! そして作者の体の調子がやばい・・・
http://web.archive.org/web/20120630000616/http:/yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-5865.html
http://web.archive.org/web/20120107214220/http:/yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-6074.html
ゼロ魔作者・ヤマグチノボル「早く日本はもっと経済的にダメになればいい、車はインドと中国、ゲームは米国が作るからOK」
http://web.archive.org/web/20110910160226/http:/yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-3823.html
http://anond.hatelabo.jp/20130320140830
それに対して、上の増田記事が下記のコピペサイトに投稿されたのが、3/20 14:32
http://copipe.cureblack.com/c/39249
この間たったの24分。
コピペサイトの他の記事を見ると、元の投稿から半日から数日以上経ってからコピペされているのが多いのを考えると、明らかにおかしい。
この件だけでなく、件のコピペサイトには何件か増田の記事がコピペされているが、増田に投稿されてから1時間もしないうちにコピペサイトに転載される記事が散見される。
まあ、中には偶然もあるだろうけど、全部が全部偶然な訳がない。