はてなキーワード: ブドウ糖とは
無添加、イカサマくさい」と書き込んだ人物の情報開示、認められず 無添くら寿司運営会社が敗訴 東京地裁
2017/4/12 18:18
反応
大手すしチェーン「無添くら寿司」を運営する東証一部上場の飲食企業「くらコーポレーション」が、プロバイダー業者「ソニーネットワークコミュニケーションズ(ソネット)」を相手取り、インターネット掲示板上に「無添という表現はイカサマくさい」などと書き込んだ人物の情報開示を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。
宮坂昌利裁判長は「書き込みは、くら社の社会的評価を低下させるものではなく、仮に低下させるとしても、書き込みには公益性があるため違法性はない」として、請求を棄却した。
判決によると、平成28年3月、株式情報を扱う掲示板に、ソネットのプロバイダーを利用する何者かが「ここは無添くらなどと標榜(ひょうぼう)するが、何が無添なのか書かれていない。揚げ油は何なのか、シリコーンは入っているのか。果糖ブドウ糖は入っているのか。化学調味料なしと言っているだけ。イカサマくさい。本当のところを書けよ。市販の中国産ウナギのタレは必ず果糖ブドウ糖が入っている。自分に都合のよいことしか書かれていない」などと書き込んだ。
くら社側は「自社の社会的評価を低下させ、株価に影響を与えかねない」として、ソネット側に個人情報の開示を要求。ソネット側は「書き込みは意見・論評に過ぎない上、真実だ」として、開示する必要はないとの姿勢を示していた。
宮坂裁判長は「書き込みは、くら社側の違法性を指摘するようなものではない上、シリコーンや果糖ブドウ糖の使用の有無を公表していないのが事実だとしても、くら社が社会的に批判されるべきことではない」と指摘し、書き込みはくら社の社会的評価を下げるものではないと指摘した。
その上で宮坂裁判長は「念のために付け加えると、仮に社会的評価の低下がありうるとしても」と前置きした上で、(1)書き込みはくら社の表示に対する問題提起であり、公益に関わる内容だ(2)くら社は4大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)以外の添加物の使用の有無はホームページなどで表示しておらず、書き込みは重要な部分で真実だ-などと認定、「違法性はない」と結論付けた。
いちいち一から全合成するよりデンプン分解したブドウ糖ぶちこんでるやろなぁ
味の素とおなじで酵素だってつかってるやでhttps://anond.hatelabo.jp/20220112201758
【独自】ウィシュマさん遺族 入管施設の当時の局長らを殺人容疑で刑事告訴へ「死んでも構わないと未必の故意あった」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/0e6f5b43c2f68e576482eda4b2f1ad84bfbb0e05
一応、こちらのスタンスとしては、「ウィシュマさんは食べるのを拒否したので衰弱して死亡した。入管側が食べさせようとしても食べなかった。」という感じです。
その他のウィシュマさんが受けた仕打ちに関しても、現状の入管であれば仕方ないと思っています。
→当直職員が女性のみで力がなくベッドに戻せず、男性職員が来るまで戻せなかった
→医者が入管に来る頻度がかなり低かったため、医療行為を受けるまで時間がかかった。その後、栄養剤などを処方したがウィシュマさんは摂取を拒否した
id:tikani_nemuru_M 僕にも遺族の言う通りとしか思えない事例>「遺族側は「誰ひとりとして、適切な医療を提供する措置を講じなかった」とした上で、「ウィシュマさんが死んでも構わないという未必の故意があった」と訴えている」
そうだね。でもウィシュマさん自身が断固として飯食わなかったりしたら死ぬのも当たり前だよね
id:Fushihara ”これを許すと「痛い」と一言言えば病院に連れて行かざるを得ない状況になり日本の国益を損なう事になる”とかアホみたいな弁論はしないでくれよ・・・
ひと昔前は連れていったりできたけど、そこから不法滞在者が逃げるのが多発したからなくなったみたいなんだよね
id:rocoroco3310 不法滞在だから自業自得というコメントの嵐。100%無辜でなければ被害者として認めず、0.1%でも過失らしきものが見つかれば例え虐待して殺されたとしても悪くないということなのか。なんて貧しいんだろう。
犯罪犯した人が逮捕されるのは自業自得だと思いますか?私は思いますけどね。
「短期滞在の予定だったけど病気して2,3日伸びちゃったわー」という人と「短期滞在の予定だったけど数か月働いてて帰るの忘れちゃったわー」という人だとどちらが悪質でしょうか?ちなみにウィシュマさんは後者。
id:izure 局長がとか個人の資質ではなく、入国管理局自体が組織として人道に対する罪を行なっているという印象がある。
不法滞在者は犯罪者という視点が足りていませんね……あの手この手でそのまま日本に居座ろうとする本来払うべき税金も払わない犯罪者です。
id:hayakuzaka 具体的な死亡状況はこちら→ https://news.yahoo.co.jp/articles/6e4ae9363c39a1b7fe529d908de8304c97833aad?page=1 指宿弁護士が苦労人なのもわかる記事。
上の記事で「逃亡の恐れがない場合、収容する必要はない。」ってあるけど、9割くらい逃亡するからね。入管が把握しきれないくらい。夜逃げレベルでね。
餓死だけどウィシュマさんが食事を断固として採らなかったのが要因だよ。医者から栄養剤も処方されてたから。
id:kaputte 将来自分や兄弟、子供が国際結婚するかもしれない。そのとき、どうしようもない理由でオーバーステイしない保証はない。外国人に冷たく当たる人たち、身近な人に置き換えて考えてみなよ。こんな恐ろしいことないよ。
例えば米国だとオーバーステイするとビザの発行が困難になったり、最悪生涯入国禁止になったりするけど、それって外国人に冷たく当たってると思う?
ちなみにオーバーステイはだらだらしてようが病気してようが天候不順で飛行機飛ばなくても1日でも伸びたらオーバーステイだからね。おとなしく入管に出頭しようね。
id:golf4_2001 当然の訴訟。これが刑事罰を受けないのであれば日本の法治主義は崩壊したと言わざるを得ない。そしてYahooは皇族以外コメント欄閉鎖しないのかよ。
自分で食事採らずに餓死した人間に、食わないならどうしようもできなかった入管職員が刑事罰とな??
id:king-zessan 日本人がスリランカの入管で同様の目に会ったとしても、当事者の背景次第ではヤフコメは「自業自得」ムードになるんじゃないかと思う。スリランカじゃなくて韓国だったら様子も変わりそうだけど。
どの国へ移行がオーバーステイは「自業自得」です。己の計画性のなさと運の悪さを呪うといい。オーバーステイしたら速やかに出頭しよう。
不法滞在は不法滞在した国に入国できなくなるほどの重さだから実質その国での「死」を意味するよ。
あとは頑として食事を取らなかった人間に何ができるよ?ブドウ糖点滴しろとかもどっかに書いてあったけどウィシュマさんほどハンストに特化してる輩なら点滴針ごと抜くだろうよ。
基本的に日本は短期滞在だと90日しかいられないのに、90日以上滞在したルール違反者を野放しにできると思う?
まぁ1日2日くらいなら収容されたって「あーまぁちょっと病気したり度忘れしてたんやろ」で短時間で強制退去で済むだろうけど、
より長い期間、1年以上とかになってくると話が違ってくるじゃん。
いつから不法滞在か、どこで働いてたか、不法滞在者を受け入れるブローカーがいるか、芋づる式で不法滞在者が見つかるかとか洗い出す必要があるじゃない。
外国でもそうだけど、特に日本はひどくて昔は入管が甘かったからとっ捕まってもあの手この手で逃げて不法滞在継続とかざらだったのに。
だから今の入管の状況は今まで不法滞在してきた外国人の「身のサビ」だよ。
そんでもって外国ではまだ「日本は甘っちょろいから不法滞在ヨユーヨユー」って甘言に惑わされた奴が入管に入ってひどい目にあう。
深夜練習とかあるサークルだったから、カフェイン系の飲み物は重要だったけど値が張るので
bodystrongのカフェイン200mgのでっかい錠剤買って、練習前に飲んでた。ただ「力が漲る」とかそういう感じじゃなくて
寝たいけど寝れない、疲れてるのに休めない感覚に近かったように思う。
なんでか理由調べてみたら、エナドリの本領はブドウ糖を一気に摂取することによる脳の覚醒+カフェインで
カフェインだけだと「覚醒」だけで力が出ない事が分かった。コーラとかといっしょに飲むといいかもしれない
今は酒飲む前に錠剤の3分の1を齧ったり(酔って意識朦朧とする事が少なくなる)時間が無いときに齧ってるが
コーヒーや緑茶の方が自然に覚醒する感じがあるし、エナドリの方がパワー出る感じがする
日用的に使ってるとなんかだるい日が続いたりするので、そういう時は一週間カフェイン抜きをしてる
慣れてないと心臓バクバクで「覚醒を強いられてるんだ!!」って感じになって苦しくなるので、徐々に慣らしていくのを勧める
心臓弱い人は飲まないほうが良い
中性脂肪が肝臓に蓄積する病気。過剰なアルコール摂取のほか、肥満や生活習慣病が原因で、肝臓に余分な脂肪が蓄えられた状態。アルコールが原因の脂肪肝を「アルコール性脂肪肝」、それ以外の脂肪肝を「非アルコール性脂肪肝」と呼ぶ。脂肪の割合が肝細胞全体の30%を占める場合に、脂肪肝と診断される。原因となる生活習慣や肥満を解消することが重要。脂肪肝の中には肝臓の線維化が進み、慢性肝炎となり、さらに肝硬変や肝臓がんへ進行する症例もある。飲酒しない人でも罹患する可能性あり。肝臓は再生能力に優れているため、ダメージを受けても残りの細胞が機能を維持することができ、痛みなどの自覚症状が現れないため、異常があっても気づきにくく、発見時には病状が進行しているケースも多い。
肝臓は脂質を脂肪酸、糖質をブドウ糖に分解し、中性脂肪へと変化させている。摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスがよければ特に問題はないが、脂質や糖質を過剰に摂取し、なおかつ運動不足などで消費エネルギーとのバランスが崩れてしまうと使い切ることができなかった脂肪酸やブドウ糖が中性脂肪やグリコーゲンとして肝臓に蓄積されてしまう。またアルコールは分解するときに中性脂肪に合成されやすい。さらに極端な食事制限などで無理なダイエットをすると「低栄養性脂肪肝」と呼ばれる脂肪肝になることがある。アルコールの飲み過ぎだけでなく、食べ過ぎが原因となることが多い。
血液がドロドロの状態になるため、血流が悪くなり、全身の細胞に酸素と栄養分が行き渡らなくなる。そのため、体がだるい、疲れやすくなる、肩が凝る、頭がぼーっとする、といった症状が出ることも。その他に腹部の違和感などが挙げられるが、これらの症状はある程度進行しないと自覚症状として現れない。
ほぼ愚痴です。
妊婦健診行ったら切迫早産と診断されて1ヶ月ほど入院してたんだけど、あれって退院するまで24時間ずーっと張りどめの薬点滴するんだよね。
次の日の尿検査で尿糖出たから糖負荷試験もやらされたら妊娠糖尿病判定も出てしまってダブルパンチで泣いた。
そこから血糖値1日7回測定する羽目になり入院中の唯一の楽しみだった食事もしょぼいのに変えられて精神崩壊すると思った。
中々血糖値下がらないから分食になったけど、そもそも動いてないからお腹空かないから2回目の食事なんてほとんど食べられなかったし。
何回も血液検査するしなんか太い針で注射されたから注射の痕がしばらく残っている。ついでに点滴の痕も。
(注射針が太いと言われたのは看護師さんから。言ってくれなかったらそもそも太いかどうかも気付かなかった…)
安静命じられてるからシャワーは1日2回、トイレ以外は基本寝たきりで暇すぎてやる事なさすぎてスマホしてるかタブレットで本読んでた。
大部屋の真ん中で外も見れないし、コロナで面会禁止だから病室はずーっと静かで、同じ部屋の人とも全く話さないまま、とりあえず正期産迎えたので退院した。
ていうか点滴外したら血糖値下がりまくってて笑えるんだけど、なにこれウケる。
自己測定器は入院中から同じ機械で測定してるけど圧倒的に自宅で測定する方が低いんですけど。
大体妊娠糖尿病引っかかったのも点滴してたらブドウ糖ずっと注入されて血糖値上がるのも当然だし、尿糖だって入院したストレスで上昇したんだから、医療関係者の夫と話しててたんだけど、滑稽過ぎて馬鹿らしくなってきたので今適当に過ごしてる。
そもそもうちは玄米ご飯で小麦粉は古代小麦の全粒粉使って、野菜ふんだんに使った徹底的に糖質オフの食事作ってたし、普段の生活で血糖値上がりようがないんだよ。
本当に馬鹿らしい。
なので余計に何で検査引っかからなければ良かったと思ってずっと悔しい思いをしている。
これに加えて血圧毎日測れだの胎動チェックしろだの提出する宿題が多すぎてやる気が出ない。
むしろ管理されまくってる状態がストレスでこっちが妊娠的に悪いのではと思うんだが。
(余談)
リトドリンの48時間以上の点滴投与効果について医学的エビデンスはなし、内服は副作用の方が問題で欧米では使用中止勧告が出ている話を見つけたので驚いた。
そしてそのブドウ糖原料となる栄養である糖類はたいてい甘いので
砂糖を甘いのやめろという理由でアウトにするならブドウ糖も果糖もデンプン(唾液で即座に麦芽糖ができる)もアウト
はい脳捨ててでなおしてきて
ちなみに甘くない糖類や甘くても人工甘味料(一部のアミノ酸も含む)ではブドウ糖が生成できないよ
そのために味覚が発達したんだからね
味覚に甘みをもたらす食品を禁止するというのはそういうことだろ?
覚悟もなくてやってたの?
脳細胞はブドウ糖しか栄養にできない ならば まず脳で考えるのをやめてもらうことになります
この命題の中に増田の書いた理屈↓が省略されてるのを読み手に想像させるのは無理でしょ。つーか俺は無理だわ。
そのりくつはおかしい と言って差し支えないレベルと思うし、控えめに言っても、論理が飛躍している。
そしてそのブドウ糖原料となる栄養である糖類はたいてい甘いので
砂糖を甘いのやめろという理由でアウトにするならブドウ糖も果糖もデンプン(唾液で即座に麦芽糖ができる)もアウト
はい脳捨ててでなおしてきて
ちなみに甘くない糖類や甘くても人工甘味料(一部のアミノ酸も含む)ではブドウ糖が生成できないよ
そのために味覚が発達したんだからね
しかもそれだけの理屈を並べても、こちらの理屈への返答としてはいまひとつだし。なぜ「そして」できれいにつながると思ってるのか謎。
そしてそのブドウ糖原料となる栄養である糖類はたいてい甘いので
砂糖を甘いのやめろという理由でアウトにするならブドウ糖も果糖もデンプン(唾液で即座に麦芽糖ができる)もアウト
はい脳捨ててでなおしてきて
ちなみに甘くない糖類や甘くても人工甘味料(一部のアミノ酸も含む)ではブドウ糖が生成できないよ
そのために味覚が発達したんだからね
味覚に甘みをもたらす食品を禁止するというのはそういうことだろ?
覚悟もなくてやってたの?
食欲不振から糖分摂取が不足する→飢餓状態となり体脂肪を分解してエネルギー源にする→血中アセトン(ケトン体)の量が増える→アセトン過剰の影響で激しく嘔吐する→ますます飢餓状態が酷くなり体脂肪を分解する→激しく嘔吐する。→ますます飢餓(略)
という無限ループに陥る。
対策としては、症状の軽いうちにブドウ糖を摂取すること。お菓子のラムネを食べるのがお手軽。飴を舐めたりポカリを少しずつ飲むのもいい。
症状が重くなったら我慢せずに病院に行って点滴打ってもらうといい。
あ。じゃあ悪阻になりたくないから糖分バカスカ摂るぞ!っていうのは良くないと思う。人によっては妊娠糖尿病のリスクがあるのでな……。
生キャベツ(ちぎった)もそえる
牛のあぶらがおおくておなかがいたいときはホッカイロをおなかにあててあぶらをとかして排出させる
けど吸収もよくなりそうであまりおすすめしない 消化がよわってる俺だけ
なぜかバラと肩ロースまぜた薄切りのパックがやすかったのだ(1.5キロほどにあたる3パックで1780円だからg120円)
しかたなく脂部位はタレ皿のなかでちぎったりした
あと牛脂も天敵だが家族はおいしいというのでつかってやいてあげた
刺し身、鶏肉は脂が人間の体温以下で本当に消化しやすい といっても鶏皮も剥ぐが
牛はだいぶこりた
おかずはたこやきにしたが下痢した・・ソースが古いのではなく小麦粉だろうな、ロールパンもゆで卵あえた自作卵サンドにして5つほどたべたし
痛みがすくないのがマシといえばマシ
ネット民「エナドリは危険!!!!養命酒は漢方だから安心!!!!!」
なぜなのか・・・
いいか。カフェインと糖分とアミノ酸で元気の前借りしてるだけで腎臓肝臓は傷つくぞ。そのまま続けると三十路には臓器が過労で死ぬぞ。
ブーストで飲むなら養命酒だ。飲むほど健康度が上がるのに運用費はエナドリより安いぞ。— yamoto⋈ (@yamoto) November 14, 2020
ちなみに完全禁酒(肝機能の絶望的な低下など)の人も駄目だけど、肝機能低下気味の人ならちょっと医者に聞いてみるといいかも。
要は酒とブドウ糖で吸収率をあげた漢方薬なんで。— yamoto⋈ (@yamoto) November 14, 2020
梅酒や杏(あんず)酒のような甘い果実酒が好きだ。でも本物の果実酒とは違う気がする。市販されているそれらの酒は、ほとんどが梅や杏をホワイトリカー(廃糖蜜を主原料とした焼酎)に漬けて製造したものだろう。果実の甘味や香りはするけれど、アルコールの味や香りはホワイトリカー由来の物だ。それが果実酒として本物ではないと感じさせる。
しかし、ワインは赤でも白でも安物でも本物の果実酒だと感じる。それはアルコールがブドウ由来だからだ。もしもブドウをホワイトリカーに漬け込んで酒を造ったとしたら、それはワインともブドウ酒とも違うまがい物の酒となるだろう。しかし、漬け込む果実がブドウでなければ果実酒と認められるのだ。これはおかしいのではないか。
酒の歴史は人類の発祥よりも古い。エチルアルコールはブドウ糖の発酵で生成されるので、理論的には果物が腐らず発酵するだけで酒ができるのだ。よって文明や知性が酒造に必要とは必ずしも言えない。日本には猿酒という伝承があり、猿が木の洞(うろ)に果実を貯めて造った酒のことを言う。サルナシはその伝承から名付けられている。海外では伝承ではなく実際に動物が酒に酔う姿が観測されている。それも霊長類に限ったことではない。アフリカゾウがヤシ酒を飲んだり、ヘラジカが発酵したリンゴで酔ったりするそうだ。アフリカ大陸にはマルーラという糖度の高い果物があり、様々な野生動物がマルーラで酔っ払っている姿をYouTubeなどの動画サイトで見ることができる。
野生動物が様々な果実酒で飲酒を堪能しているのに比べて、私の果実酒文化はなんと貧しいことだろうか。ホワイトリカーで作ったまがい物の果実酒で我慢しているなんて。思うに、人類は文明の発祥とともに多様な果実酒文化を失ったのではなかろうか。
農耕と牧畜の発展により世界四大文明が生まれて、食糧供給をコントロールする社会が生まれるとともに穀物由来の酒も発明された。その最初が黄河文明の黄酒である。コメやキビを原料とした酒で、紹興酒は代表的な黄酒である。黄酒でも日本酒でもビールでも、ブドウ糖の無い穀物をわざわざ糖化させてまでしてアルコール醸造してきたのはその方がメリットがあるからだろう。果物ではなく穀物で酒を造る利点として、生産量・生産効率・保存性・主食への転用がざっと考えられる。
さらに果実酒の衰退を加速化させたものとして蒸留の発明が考えられる。蒸留技術はアリストテレスが師プラトンから受け継いだ四元素説の応用から生まれた。ちなみに蒸留に熱力学の理解は不要であり、四元素説の言葉を用いて以下のようにカッコよく説明することができる。
蒸留とは水(アクア)の形相(エイドス)【冷・湿】となって水中に溶解している酒精(スピリタス)を、火(イグニス)の力で空気(エア)の形相(エイドス)【熱・湿】へ転換させて高純度の酒精(スピリタス)を抽出することである
閑話休題。蒸留技術がシルクロードを通じて伝搬したことで、果実を発酵させなくても蒸留酒に漬け込むだけで果実酒を造れるようになった。日本も例外でない。倭寇の時代に焼酎が伝えられ、梅酒は江戸時代に誕生したと言われている。梅の焼酎漬けではなく、梅そのものを発酵させて醸造した事実はないかを調べてみたが、残念ながらわからなかった。そもそも、梅はブドウに比べて糖度がずっと低いので、アルコール発酵させるのは困難だろう。
日本にワイン以外の本物の果実酒はなかったのだろうか。そもそも、国産ワインが登場したのは明治時代と歴史が浅く、それ以前にワインが作られなかったのも不思議だ。ブドウは古事記で登場する程に歴史のある果物であり、黄泉平坂でイザナギが黄泉醜女に投げつけたという伝説がある。他に古事記で登場する果物に、柿・桃がある。どちらも糖度の高い果物でアルコール発酵可能なはずだが、柿酒や桃酒などというものは見聞きしたことはない。そもそも、歴史上存在したかどうかもわからなかった。焼酎漬けではない柿酒や桃酒などという代物があればぜひ飲んでみたいものだ。