はてなキーワード: 事務員とは
自分がガン見をこいたことで、八つ当たり的にあとであの娘が叱られてやしないだろうか
余計な真似をして、あの娘がとばっちりで酷い目にあわされてないだろうか
と気がついて以来、もうそればかり気になってな。
赤の他人が表立って口出して非難するのも躊躇われたから、目を皿のようにして見送るにとどまってしまったが、それでかえって悪いことになってたらと思うと、申し訳なくてたまらん気持ちになってな。
そうでなくとも、娘さんからすれば「やはり周りは見てるばかりで何にもならん」と思われてもちっともおかしくない話じゃったでな。
救いにはなっとらんくてもええで、もうただ地獄からは抜け出ていてくれと、ちょっとでもマシなところへ居てくれと、しばらくただそんなことばかり思っておったとさ。
昔々、そうコロナが騒ぎになるよりも前、あるところに女子事務員がおったんじゃ。
まあ私なんだが。
当時は数年かけて金貯めて、年に二回のデパートのセールに行くのが楽しみじゃった。正月時期と7月あたまとかにやる、三越だの伊勢丹だのの大規模セールな。
セール初日に休み突っ込んで、ド平日に高級な服を見て、手が届きそうだったら一着か二着買う、そういう趣味というか娯楽。
忘れもしない、あれはレディスのマッキントッシュ(フィロソフィーではない方)(無論リンゴでもない)をぶらぶら見ていた時じゃった。
マッキントッシュてのは、なんかこう、ハイソな方々のきちんと感のある普段着的なポジのブランドでな。具体的に言うと、今検索したんだが今期のコットンのトレンチコートが16万円くらいするような価格帯の。
デザインは奇抜さはなくてむしろスタンダードとかトラディッショナルとかそういう感じのところど真ん中で、素材は良いもん使ってるし縫製とかも気ィ配ってるわと思わされるような服の店でな。
マッキントッシュのセール品は別のもっとでかい催事会場に集められてて、その日、店頭に出てるのはセール対象外の新作ばっかりじゃった。
女子事務員は自分に買えないとしても良い服見るのが楽しくてぶらついてたが、あんまりにもひとけがないし、ちょっと対象年齢(及び想定されている御予算額)が高くてノックアウト気味だったので、そろそろ帰ろうかと思っとったときじゃった。
一人はオシャレで高そうなスーツ着たマダムって感じで、もう一人は就活用っぽい黒だかネイビーだかのシンプルなパンツスーツ着て髪をシンプルに結った、20代なりたての若者って感じだった。
女子事務員はその二人を見て親子かなと思った。セール会場で似たような二人組、金のかかったきれいな服を着て金のかかるうつくしい服をキャッキャしながら楽しそうに見て回ってる年配女性と若い娘の組み合わせをいっぱい見ていたからだ。「ひええ、お金持ちの奥様とお嬢様だ、実在するんだこういう人たち」「都会のハイソな家ってすごいなあ」とすれ違うたびにいちいち思っていた。
だから、そういう二人組なのかと思った。
娘さんの方は就活スーツでトレンチコートを腕にかけて他のブランドのショッピングバッグとか持ってたので、就活帰りに合流して息抜きかなあ、いいなあ、と思ったのだった。
ところで、マネキンが着てたのはスカートスタイルで、目に見えてすごく華やかだとか愛くるしいってわけではないけども、上品で知的で清楚な感じのコーディネートだった。
それを娘さんが見ていて、お母さんの方が、「こういうのがいいの?」とか言っていて、娘さんの方を見て、
「色気づきやがって」
と低い声でその耳元で吐き捨てた。
女子事務員はまさにその瞬間、親子の真後ろを通過せんと歩いていたところだったので、ばっちり聞こえた。
なに今の、うわあ、マジでそんなこと言う親いんの、しかもこんなクッソ高いモンが並ぶデパートで買い物するような客層に、うわあ、
あんなちゃんとしてそうな格好してるのに、うわあ、
しかも色気づくって、普通の、いや値段とか普通ではないけど一般的なキレイ系の服じゃん、別に色気づくとか言われるほどのセクシー系とかビッチ系の服とかでは全然ないじゃん、うわあ、
うわあ、うわあ、うわあ。
と思ったそうじゃ。
奥様は他人に聞かれていたのに気づいたのか、黙ってゆっくり歩き去ろうとしていた。女子事務員の方は絶対見ないようにしていたのがよくわかった。
娘さんの方は…はて、どうしていたんだったか。奥様とちょっと距離が開くくらいのあいだ、マネキンの前にいたような気がするが、女子事務員の方を見たか、マネキンを見ていたか、これが全然記憶にない。
ただ、娘さんの持っていたショッピングバッグのブランドが、高級で高価で、娘さん自身が着るにしてはちょいとミセス向けのブランドのそれだったのは覚えている。
女子事務員は自称するところ田舎の山猿で、田んぼの中に集落がぽつりぽつりと落ちているみたいな地域の出じゃった。
中学に上がる前までは、
脱走した飼い犬を追いかけている途中田んぼ道の片隅にヒタキか何かの巣を見つけては大騒ぎする
などして生きてきた。
義務教育の始まる前の時分にガチ排水のドブにはまったことすらあって、真っ黒いヘドロにまみれて悪臭放ちながら泣いて家に帰るなどしたこともある。
当然、幼少のみぎりから祝いごとなどで良いべべ着たら「馬子にも衣装」くらいは言われたし、親も先生も化粧や染髪にまったく良い顔しない時代でもあって、まあまあ色々とこじらせており、東京出てきて山猿から人間に進化(擬態)するのはそれなりに大変だった。
しかしそれでも、あんな声音で、あんな風に、「色気づきやがって」などと吐き捨てられたことはない。
「人には人の地獄がある」、見えてないだけでツラの皮一枚下にものすごい憎悪を抱えている人、その憎悪に晒されている人がいるということを実地で知ったという話。
女子事務員は自分の記憶違いではないことは確信していながらも、すべてが何かの間違いであったこと、せめて彼女が今は逃げ切れていることを、思い出すたびに祈っているとさ。
増田だけど
救われました
異常なアタリのキツさ)に
ばっかりで、
なんで???てなってたけど
現場見てるわけじゃないだろうし良いです)、
ビックリしたと同時に
「ほら、やっぱり
自信に繋がった
仕事をする中で、まあ、不都合というか、自分一人のマンパワーで解決するのは厳しいことが出てくる。
なんかこれを解決できるツールないかなーと検索していると、まあ、あるんだな。ありきたりな課題だし。
ちなみに、月額費用は人を一人雇うより安い。
でも、うちの社長はアナログ大好き人間だから、ツールを見つけて採用してくれと言っても、採用しない。「そうか、それに困ってるのか」と言って人を雇う。ほんと、画面をクリックするためだけに人を雇う。うちの会社は月約20万円をOKボタンをクリックするためだけに使っている。
正直、その判断にムカついていた。
年間200万円以上を払って非効率を維持すること。(それが自分のボーナスを奪っていること。)
その考えが、少し違うものになってきた。
きっかけは転職活動だ。いわゆるIT系も視野にいれて会社を調べていると、IT系って利益率めちゃいいんだな。そりゃそうか、開発費用をペイしたあとは、営業かけ続けて 利益をつくるだけだもんな。改良はするだろうけど。
そのとき、ツールを採用されなかったときのムカつきを思い出した。あのツールを入れていたら、○○さんは雇われてなくて、どこで働いていたんだろう。
介護職を選んだんだろうか。風俗を選んだんだろうか。他に事務職を募集してる他の会社に入れただろうか。
AIが人の雇用を奪うという話は聞くが、既にITに奪われた雇用が沢山ある。
頭お花畑の事務員志望の女の子たち。君らの仕事は、10年後には無いんじゃないか。
私は先にさよならするね。
会社には100人弱がいて、事務員の自分が毎日全員の席を回り、よくお店でやられるガン型検温機で体温を測り記録している。
普通の会社は報告義務とか機械の設置とかで対応しているだろうけど、最初に社長命令でこの仕組みになって以来もう一年三ヶ月ほどやらされ続けている。
社員に書類を配布するなど、とにかく席を回って話しかける行為に苦手意識があった自分にとってこの作業は人生最大の苦痛で、慣れることはなくどんどん無理になっていく。
他人に左右される要素が多いのがストレスを増やしていて、まず定時制ではないから出社がバラバラで、一日に何度も何度も何度も席を立って、他の仕事に追われながら「まだ測っていない人」を意識し続けなければならない。
夕方に遅刻して来る人なんかは、その人だけを測りに席の間を縫って行くのが気まずい。だから結構諦めたり測ったふりで記録してすませるが、その罪悪感やバレた時への恐怖がストレスを日々募らせる。
出社時刻に席へ行ってみても既に会議や喫煙でいない。電話中やオンライン会議中、仕事の会話中も話しかけられない。検温しますと言っても集中力が大層お高いようで気付かれず何度も呼んだり、無反応のまま測ったり。
いざ測っても髪の毛や汗で上手く測れない。最初は測り直しを頼んでいたがもう面倒だから適当な体温を言っている。稀に基準値を超えるとガン型ではなくワキに挟む体温計で測り直させるが、ちゃんと測ると平熱だから大騒ぎされたりする。大体、基準値を超えたところで「帰ってください」と上司先輩に言えるか?
やっと退社して解放されたかと思うと次の朝にはまたリセットされて、また100人近くを測る。朝一で検温を開始する前に中々踏ん切りがつかず立ち上がれない日も多い。精神が良くない日だと涙が出てきて、一通り終えてからトイレで大号泣したことも何度もある。
最初は「コロナは夏(2020)には終わるだろうし」と希望を持って耐えていた。が、一向に終わることはなく、ワクチンを二度打ち終えるのは2022年になる気配がある。ワクチンを打ったところで検温の習慣を誰がいつどのような理由で止めてくれるだろうか。
こんなのは形でしかないと自分以外も気付いているだろう。それでもなんとなく安心感と「やってる感」を得るためにいつまでも続く気がしてならない。
とにかく転職すればいいのだけど、この失業全盛期にどこへ転職すればいいのか。今は職があるだけ恵まれていると分かっているからこそこの会社を手放せずにいる。
こんな思いをしている事務員が他にもいるだろうかと検索しても全然探し出せない。でもレストランや病院で客相手に日々検温している人も地獄を見ているのかもしれない。
同じ思いをしている人にしかこの地獄は伝わりづらい。だからどうかこのエントリが同志の目に触れて欲しい。
明日が来ればまた検温しなきゃいけない日で、死にたいよな。出来るだけ適当に意識を保って、精神リソースを割かないようにして、どうにか生き延びような。
総武線の駅から土産物屋?を横目にちょっと歩くとある宗教施設のX号館があるのだけど、建物の中はデイケアサービスの施設に近い雰囲気だったな。
たしか受付で手続きを済ませた後、事務員の付添いで所定の部屋まで案内された気がする。その時はエレベーターから出て左右左右右と曲がったところにある小さな部屋に通されたけど、通路の壁に偉い人の撮った写真や大きな姿見が掛けてあって、場違いな中にも何らかの意図を感じたのはよく覚えている。そのフロアはとにかく壁やパーティションが多くて、ワイヤーフレームで描画したダンジョンのように位置や方向感覚がつかみづらく、全体が見渡せない構造だったのが印象的だった。
応対してくれた方はスーツの胸にバッジを付けており、若く卒なく頭の回転も速くといった感じだった。終始笑みをたたえて柔和な感じを出しつつも、その射るような目線には「そうかそうか、こういう感じか」となんだか納得させられるものがあった。
転職活動しようとしたら、このコロナ禍の今じゃないでしょと言われた。
現職に転職して1年目。辞めたいけど短期離職は避けた方がいいと思って我慢。
現職に転職して2年目。辞めたいけどエージェントに前職の年数は超えた方がいいと言われ、確かにと思い 我慢。
現職に転職して3年目。コロナ禍。コロナ禍。コロナ禍。環境をまたぐ移動をしていいのか良くないのか分からない状況で、対面面接を求められたところはこちらから断り、内定が出てもいつから働けるかという状況で内定は出ない。
現在4年目。年齢は20代後半。事務員が年収を上げるためにアクションを起こせるラストチャンスじゃないか。
コロナ禍なんて言ってらんないんだよ。
その後地元に戻り、失われた自己肯定感を取り戻すべくバイトを少しやって、今は派遣社員だけど大手の会社で働いています。
お給料安いけど仕事はむちゃくちゃ楽で、しかも良い人ばかりで、ものすごくよくしてもらってます。
PC作業がまあ出来る方なので、田舎の事務員としては重宝されています。
CADも教えてもらい、少し使えるようになりました。
無職期間に、とあるコンテンツにハマり、そこから新しい友人もたくさんできて、鬱はほぼ治りました。
お休みの日の朝、ふと見てみたら自分がこんな日記書いていたのを思い出しました。完全に忘れてた…
今の職場も2年後になくなることが決定したけど、なんとか元気にやっていけそうです(それまでにコロナが落ち着いてくれて、求人状況がよくなるといいんだけど…)。
感染症対策のために、お客さんが来るときは事前予約を取ることになった。
毎日数組程度なので今は電話で聞いてOutlookの予定表に記載・予定表を共有することで回してるけど、これシステム化したいねって話になった。
最初は予約サイトを立ち上げて運用する案が出たけど、そんな予算は無かったので引き続きOutlookで管理することに。
社内の要望をヒアリングした結果、お客さんには予約希望書(エクセル)をメールで送ってもらうことにした。
VBAでフォルダ内の予約希望書から必要な情報を抜き出しに1クリック、ics書き出しに1クリック、予約確定メール自動作成に1クリックの、計3クリックで完了するシステムを開発した。
(メチャクチャ褒めてほしい。1から勉強した。馬鹿だから3週間かかった。VBAなんて触るの初めてだった)
完成したので担当に送ったら、次は休店日が分かる方が良いよねとか、予約重複の際は警告を出せないかとか、色々と追加要望が。
そろそろ私の手に余ってきた。予約重複の警告ってOutlookが控えめに出してるアレだよね。アレって変えられるのかな。まったく分からん。
休店日は予約希望書エクセル内で入力時に警告出せば良いと思うけどさ。
私の本来の仕事は単なる事務で、開発に時間が取られて自分の仕事が滞ってきたよ。
でも今更「やめます」とは言えないし、関数組んだりマクロでなんとか自分の作業効率化してただけの事務員にはきついものがある。