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2011-06-10

私のファッションにおけるたったふたつだけの後悔

もはや数年前ではあるが、小泉純一郎ネクタイはそれとなくニュースの話題にのぼることがあっただろう。

そして彼は緑色ネクタイを付けて、しかもそれがちょっとしたブームの火付け役になったこともあった。

しかし、僕はその前から緑色ネクタイを探していた。

惜しむらくは、満足行く色合い、生地を得るまで妥協しなかったことが失敗なのだ。

何もブームを作りたいわけじゃない。それより先にそこにいることこそが重要なのだ。

こればかりは、後悔している。

ちなみに、今は満足行くものが見つかったので、週に一度は付けます

でも、スーパークールビズ大賛成ですよ。むしろアロハにすべき。


そんなこともあり、まあなんていうのか、上のネクタイみたいに「既存の枠組みの中でちょっと差別化してみる」的なファッションお気に入りなんですが、

こんどはデニムにハマってしまったわけですよ。

まあ、それ自体は染物さんも生計立てられるぐらいに市場はでかいし人も多い。

で、そこでやはりというか、ハマってしまったわけですよ。デニムに。

でも、ハマってしまたからには個性を演出といいますか、差別化してみたいですよね。

というわけで、色物デニムを収集し始めたわけです

黒やグレーはもちろん、ワインレッドに白、灰色がかった紫に土色に錆色などなど、集めに集めて穿いてるわけです

ストレートもいいけどブーツカットフレアもいいよね。ついこないだ茶色フレアジーンズがあって「うお、メンズフレアなんてあんのかよ」と衝動買いしてしまいました。日本人は足短くてブーツやフレアは合わないといいますが、案外しっくりきますよ。ちょっとデフォルメされた感じ。SDガンダムみたいって言ったら大げさだけど。


で、話を戻すと、これもまたやはりといいますか、緑色ジーンズが欲しくなるわけですよ。

そして緑色といってもさまざまなんですよね。蛍光染料で染めた画一的で色落ち何それ?なジーンズや黒地に少し緑がかったものとか。

で、やっぱりデニムって色落ちに拘りたいですよね。そんな感じで一着見つけたんですよ。真緑色で、色落ちもするジーンズ。かなり出回りが少ないんじゃないかな。

これいいんですよホント。


メンズというか服飾全般として下が緑色ってのは数が少なくて、これを自然に使えるようになるのはすごいアドバンテージなんですよ。英会話NAVI TIMEみたいに、爽やかでありながらスッキリ見せることもできていいんです特に上が白と黒の服との相性は抜群ですよ。

で、これで満足するわけにはいないじゃないですか。でも数が少ないから諦めざるをえないというか。とは言ってもあることはあるんですよ。

この前近くのスーパーに行ったら、黄緑色というか抹茶色というかそんな感じの、自然デニムを穿いた女性がいらっしゃって、ぴーんと来ましたよね。「あいつやるな」的センス。あ、惚れてはいませんよ。タイプじゃないし。おっぱい小さかったし。

でもあのデニムを穿きこなしているのはなかなかの強者というか、どこで見つけたんですかって声掛けたくなっちゃうぐらいの衝動に襲われたんだけど、まあ声かけなかったのよね、それが後悔。


というわけで緑色デニムしいですけどどっかにいいとこありませんか?たまにググッても情報なくてね。そこまで不自然じゃないんだけどなあ。ユニクロあたり仕掛けたらすぐに広まりそうなものだけど。

というわけでチャンスですアパレルのみなさん。僕は待ってますから

2010-12-19

はてさて、もう2010年も終わりだ。

今年の一年は今までの人生で一番目も当てられない一年であったと思う、なんとも自由で堕落しきった一年だった。

人との関係を蔑ろした一年だった、人に縛られないことを自由に感じるより人に縛られることを不自由さを感じた。

望んでいたもの手に入れたつもりだったのに、ダラダラしているだけじゃ不満ばかりが募った。

変えたいと思うのはいつも夜で、次の朝には忘れていた。

逃げた、いろんなことから逃げた。逃げた先に更なる苦難があることを知っていながら逃げた。


今年得たことは何だろう?

不正のためのスキルとか

音楽趣味の幅とか

偏見とか

ファンタジーな本の趣味とか

胸を張って「これを得ました!」みたいのが無い。


あー、そういえば絶対はまらないと思っていたパチンコにあっさりはまった年でもあったな、それこそ週3ペースで行ってた。

今思うとぞっとするな。

一回持ち金が尽きて2ヶ月前くらいからやってないけど、いつ足元を掬われるかわかったもんじゃない。

それにしてもあれは凄いな、依存を引き起こす仕組みが。なんでちゃんと規制しないのかな?社会が悪いんだ(笑)たいな?

そういえば、人に対しての見方がひどく悲観的になった気がする。

人は自分のことしか考えてないんだーとか、弱肉強食だーとか、人は一人だーとか、人間なんて所詮動物だーとか、世界はもう征服されてんじゃないかーとか


それと働きもしてないな、知り合いの偉い人が「学生の本分は勉強」とか言ってたから、まぁそれなりに単位は取ったけど。

アホな大学だしな、自分を嫌いになるよ。ああいうトコは。自己認証がみるみる崩れて気がおかしくなってしまった。

ほんと、さっさと辞めてしまたいけれど、裕福でも貧乏でもない?両親の金で(もったいなさすぎて恐ろしい

行かせて頂いている学校だし、文句を親に垂れることはしてない、辛いとか言ったら全国の奨学生の目の敵になるから言わない、言えない。

あまっちょろくてごめんなさい。


そういえば、今まで自分の属するコミュニティの中に美人がいれば逐一惚れてきた、恋多き男だったはずなのにこの人と付き合いたいと思った人に出会わなかった一年だった。

昔の人はよく「恋こそが生きる原動力」だとか言うよね、まさにそうなのかもね。ぜんぜん服に金を掛けない、靴なんて一年ほとんど同じ靴だったことには自分ですら引いちゃうな。

人と会わないか必然だったともいえるけれど、どんどん俗世との隔絶が深まっていってるような気がする。


戦術論、販売、会計英語組織論サボった分の穴埋めも年明けまでにしなくちゃいけないなー

クリスマスの予定が無いんだよなー、家にいると肩身が狭いなー、あー

大晦日正月は昔の友人とその元カノ(顔見知り)とその友達(面識ほぼ無し)という前年と同じ奇妙な集まりがあるから寂しくはないんだろうけどなぁ

しいってなんだろうな、もう自分がそういうのに飢え過ぎていて、そのことにも気づかないことに気づいているレベルだよ、もう。

寂しくて泣いたのは今年が始めてだったな。

あーもうぜんぜん女の子と喋ってない、ヤバイ。っていうか男とも喋ってませんでした、声が出るか心配です



自分に嘘つきまくって、白と黒が逆になった。

好きなものは嫌いになったし、嫌いなものを好きだと思い込んだ。

しかったものは捨てるべきものになったし、

必要なものは不必要になったし、

持ってたものは無かったことに、

しいことは悲しいことに。


空虚だ、空っぽだ。

こういうのって、大体の青年期に訪れるらしいけど、やっぱり結構重症かもしれない。

しい死にたい


あー、そういえば高校の部活ではしょっちゅう「部活やめる」って言ってたよ、俺。

きっとかまってほしかったんだと思う。いい迷惑でした、ごめんなさい。


あー、でもだましだまし過ごすことに限界を感じてる気もしなくもなくもない。

くるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

2010-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20101108223524

アートイベントっておされな人とか個性的な人たちが多いんじゃないの?

と言っていながら、

大人しいのになんか印象として一クセある服装してたり。「目立ちたくないならユニクロジャストサイズのシャツスカート買えばいいのに。白と黒で」って余計なお世話なことを思ったりしてた。

と言う矛盾。

まぁ、個性的だけとおしゃれじゃないと。言いたいんだろうが。



なぜ自分はそんなに「キモイ・・・」と全力でひいてしまったのか

アートイベントに対する期待と実際に感じた事のギャップ。

日本アートシーンに対しての理解不足からくる違和感

そんな辺り。



日本と言う国は、他国と比較した場合に異常なほど無彩色に近い色の表現名が多い。

江戸時代平民に無彩色が推奨されていた時期があるからなんだが、わずかな違いで名前が違う。

黒ですら、黒、漆黒、濡羽色、少しでも色が付くと紅黒、黒緑、烏羽色などと呼ばれる。

そんな国のアートが、無彩色に近いどどめ色とか、豊富にある和彩色で表現されていても何も驚く事は無いと思う。



なぜ「キモい」ことはいけないのか?

理解できないから。

理解できないから、危険かどうかが分からない。

というか、理解できないものは危険な事が多いから避けたいと思うのは当たり前。

2010-06-17

http://anond.hatelabo.jp/20100616182828

元増田です。

過去に、男女交際を全て禁じ、それどころかオナニーまで禁じ、でも性風俗は許容するような純潔教育存在していたことを踏まえると、「純潔」という言葉に敏感なのも当然かと思います。

なるほど、しかし「純潔」という言葉は私が言い出したものであって石原が使った言葉ではありませんよ。にもかかわらず石原は叩かれた。

それに、私自身「自分自身に純潔道徳を課していた」みたいなことを書きましたが、増田以外のところでこんなことを言えば「童貞負け惜しみ乙」とかへんな風に受け止められてまともに相手にされないのがオチですよ。少なくとも私が自分自身を律するためというためだけのあのような考え方でさえ、「そういう考え方があり得る」という程度にさえ受け取られないのが現状だということを考えると、単に宗教原理主義的な動きへの警戒というだけでは説明が付かないものがあると思います。

そしてたぶん、あなたは「自分責任が取れるようになるまでセックスは控えておいた方が自分のためだよ。どうしても無理なら避妊しなさい。」にも否定すると思うのだけど、それに対する反論は以前書いたとおりです。

きちんと教育した上で行うセックス危険性は、きちんと教育した上での自転車危険性とそう違うとは思いません。

いや、その言い方は否定しないし(ニュアンスは違うかもしれないが)、「以前書いた」という「反論」が具体的にどの部分にあたるのか読み返してみても今ひとつわかりませんでしたが、自転車危険レベルが同等とは思いません。

少なくとも都市部においては日常の移動手段として小学生ぐらいでも自転車を使うことに反対する理由は見あたりませんが、どれだけ「きちんと教育」したといってもたとえば中学生ぐらいがセックスすることがよいとは思えません。第一、あなたの書いたとおり「やるやつはやるよ。だって性欲あるもん」なのです。避妊をしなければいけない、とかそのあたりの自制心を働かせたり言い出したりできず、その場の流れで過ちをおかすことだって十分あり得るでしょう?中学生ぐらいって精神的にもそれぐらい未熟ですよ。教育避妊手段の整備という議論自体には同意しますが、あなたやフェミはその効果を過大評価しすぎていると思わざるを得ないです。

そもそも、危険性では圧倒的に低い酒やタバコにしたところで、「酒はやめておいた方が自分のためだよ。どうしても無理でも一気飲みだけはやめておきなさい」なんて生ぬるい教育が通ると思いますか?そんなことないでしょう。要するに、どうしても、「性」だけは特別視したいというイデオロギー的なもの(という表現が適切かどうかはともかく)を感じるのですよ。あなただけでなくて社会全体からね。

さて、後半は「性的主体」である未成年が自ら身体を売ったのに、なぜか買った側だけが責められるのかという話ですね。

いや、そういうことを言いたかったわけではないわけですが。売買春かどうかは本質ではありません。

そもそも、児童を直接的に性的対象とすることがなぜ虐待とされるかというと、未成熟であって性的主体たり得ない児童を直接的に性的対象とすることは児童人格を蹂躙しているからということで、強姦や強制猥褻が本人の意志を無視していることで相手の人格を蹂躙しているというのと同一線上にあるはずです。逆に言えば、成人を合意の上で性的対象とすることが許されるのは、成人は性的主体たりうるとされているからです。

さて、そこで、世の中ではたとえば、高校卒業時の性体験率が半数近くという現状を問題視すれば保守反動扱いされかねないわけです。だとすれば中高生あたりを性的主体と認めるべきだという意見が主流であると考えてよいでしょう。しかしそうだとすれば、中高生性的対象にすることは虐待ではないということになりますよね。これは論理的にあまりにも自明だと思いますが、違いますか。これはほとんど明らかなことなのに、どうしてそんな過激なことが主張できるのかというのがまず第一点。

そしてもう一つは、この問題をなんとか乗り切るとしても、その上で「児童性愛者は人間クズ、まして実際の行動に出る奴は極悪非道人非人で何の同情の余地もなし」というようなことを大勢の人は平気で言ってしまうのですが、それが怖くないのだろうかという疑問です。たとえば、現行法の運用みたいに「成人が未成年者を性的対象にすることは許されないが、未成年者同士は問題ない」とかして(これは「ごまかし」でしかないわけですが)なんとか第一点の問題を回避するとしても、たとえば19歳が17歳に欲情することは許すべからざる児童性愛であるということになってしまいます。少なくとも形式上はそうです。それが先のアメリカンジョークのおかしさです。もちろんそんな馬鹿なことを真に受ける人はいないでしょう。しかし、ここからもわかるように何が「児童性愛」であって何がそうでないかという境界は極めて曖昧なわけです。スローガン的に言えば「誰でも昔はロリコンだった」ということです。そして、いつまでが「昔」として許されるかはかなり微妙な問題なのに、児童ポルノ規制の議論ではそこがいつも完全に素通りされてしまっている。その結果、件の「サンタフェ児童ポルノか否か」という問題(同種の疑問は誰しも持つと思うのですが)にすら誰しも納得できる答えが出せないのに、一部の強硬な人を除いては「規制あるのみ、問答無用」で一致してしまっている。その意見が正しいか正しくないかというより、自分の首を絞めることになる可能性が誰も怖くないのか不思議でならない、それが第二点です。

説明が長くなりましたが、要は「グレーゾーンを無理に白と黒に切り分けてしまうことのおかしさやその弊害にどうして誰も気づかないのか、気づかないふりをしているのか」ということですよ。なんでみんな、この手の話が単純でもなんでもないことを見て見ぬふりをしているのか、あるいは本当に気づいていないのか、それがどうしても理解できないのです。

2010-03-11

漫画アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都青少年育成条例改正案 (1/2)

ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/09/news103.html

世界白と黒に分け、黒いものを抹消すれば物事がよくなるという思考は非常に危険です。もし青少年によくない影響を与える風潮があるのであれば、それは虚構ではなく、現実そのものでしょう。何の検証も行われないままに不快な虚構を抹殺してしまうのではなく、どんなに回り道であっても、この現実社会そのものをよりよくしていくことが、文化的な国のやり方ではないでしょうか。

2010-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20100221210141

マウスにそれ以上近づくな、黄色いネズミ白と黒ネズミ

どっちも危険た・・・

2009-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20090602150212

「あえて言うw」ノリのネット極論に慣れ過ぎて、そうでない普通言葉の使い方が分からなくなってるんじゃないか。あと物事には白と黒のどっちかしかなくて、程度問題や論点の切り分けが分からないとか。今出てる例だったら「無免許高校生男子」が悪いか・悪くないかの区別しかなくて、悪いとするなら「同情出来ない」も「死んで当然」も一緒。まさに極論。

あとこういうのは、

俺は「同情出来ない」なんてオブラートに包んだ表現はしないぜ!善人面してる奴らとは違うぜ!それが俺のジャスティス

とか思ってそうだよな。

2009-03-13

白と黒で答えを出せるか?

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1223366.html

これを見て気持ち悪くなった。

痛いニュース管理人バイアスをかけて編集している部分もあるかもしれないが、一方的に不法滞在の一家と弁護士を責めているという構図にはすごく不気味さを感じる。



そりゃ、パスポート偽造はしてるし、不法滞在だし、ねらーが言ってることは正しいよ。

だけど、あまりに慈悲がなさ過ぎない?

自己責任とか言って切り捨てるのは、相手のいる状況に立って考えた結果なのか?

もし、目の前にその人たちが居て、同じことを言うなんて僕にはムリだ。

2008-12-23

ロリコンセクシュアリティとしての特殊性と、その措置の妥当性

http://anond.hatelabo.jp/20081223010218

まとめると、前提として、「幼児性愛者と、幼児性愛行為による加害者は全く別物」というごく当然の常識を置いた上で、

a.合意形成した場合の、合意主体間の非対称性の問題と、

b.一般的な規範システムとの齟齬:「法律上」「社会通念上」

c.他のセクシュアリティよりも、性犯罪に至る実質的な危険性が高い

の問題の3つの要因から、ロリコンは他のセクシュアリティとは区別されるべきである。という話な。

[a].合意主体間の非対称性の問題について:非対称性があるというのはホントか。

性行為そのものに同性愛全般や、異性愛全般よりも、当事者間に非対称性が発生する可能性が高く、それが問題となりうる可能性が高い、というのはその通りだと思う。

ただまあ、ロリコン一般ってもけっこう含意がひろいからある程度、グラデーションなのよね、そこは。

性行為については「被害者」「加害者」のくっきりとした色分けが難しい場合があるからなぁ

a1.相手が性行為について十分な知識と判断能力を持ち、かつ行為を行った相手に対して一定以上の性的欲望を抱いていており、合意した子の場合。(これはOKではないか、と)

a2.相手が性行為について十分な知識と判断能力を持つが、行為を行った相手に対して合意をしていない相手の場合。(これは大人のレイプと同じ扱い)

a3.相手が性行為がどういうことであるのか、理解が中途半端な場合。(いちばん微妙

a4.相手が性行為の意味を理解していない場合。ただし、被性行為に対して被害者感情を抱かず、実質的な被害(妊娠など)がまったく起こらない子の場合。(これも扱いが微妙

a5.相手が性行為の意味を理解しておらず、かつ、被性行為に対して被害者感情を抱く、あるいは実質的な被害(妊娠など)が起こる子の場合(これはわかりやすくアウト)

現行の社会通念や、法律との衝突さえなければ、「a1」に関してはOKだと思うけどね。

a3」「a4」はめんどくさいけど、まあ、グレーだから、黒ということにしたほうがラクなので、1と2の間で、白と黒の境界線を引くのがいいかなぁ。



[b].合意形成の非対称性を認定する規範システムについて:法秩序に反するとまずい、という説明はどこまで妥当か

「現行の法秩序に反する」からダメ、という議論については以下のような反論がありうる。

「現行の社会通念にはまったく反しない(むしろ推奨される)が、現行の法秩序には残念ながら反する」行為があった場合、それは法秩序のほうの変更が要請されると思われ。「法的にまずいから、まずいんだ」式の議論は、個人の利得を考えた上での行動基準としては妥当だと思う。だが、一般論としてそれを言ってしまうと、いかなる悪法もそれが法である以上、それに背く全ての議論がだめだと言うことになってしまうのできまずい。よって、「法に反するから」はそれ単体では責めを追うべき十分な理由とは言えない。

同様に「社会通念に反する」からダメという議論については以下のような反論がありうる。

現行の社会通念に反するとしても、様々なことを鑑みると、社会通念からするとよくないことになってしまうが、社会通念から外れた考え方をしたほうが、意外とみんながみんな幸せになれる解決法に近いもの、というのがある。よって、社会通念に反するから、ということだけでは十分な理由とは言えない。

ただ、もちろん。「十分な理由」ではないだけで、「一定程度、説得的な理由」だとは認められるべきではある。考慮されるべき指摘ではあるが、それで議論をすべて終了させてしまえるほどに強い理由ではない。

まあ、そのことを確認した上で

 [a]で確認したグラデーションは、どうやって認定するのか、という問題がある。たとえば、

b1.年齢

b2自己申告

b3.周囲の大人10名程度

b4.性知識にかんする常識チェックテスト

b5.精神科医等によるチェックシステム

b6.一般的な知能検定

 などが考えられる。いずれか一つかの認定基準だけでは、不完全だと考えられる場合が多い。

 (例えば、IQ160で性知識豊富な15歳の女の子が、1年以上悩む期間を与えられた上、あきらかな自発的合意の上で行為に至ったと認められる場合に、子の親が被害届けを出したとき)

 現行は、「1:年齢」の基準が適用されているが、

 あたりまえだが、年齢という基準だけでは、「a1」「a2」に類する事例も含んでしまうので、現在の法システムはかなり不完全ではある。なので、「ほんとにまずいロリコン」と「別に実質的にたいして問題がないと考えられるロリコン」とがかなりおおざっぱに放り込まれている。よって、「ロリコンは悪いのか」といったとき「ロリコン全般」の問題が迷路に迷い込んでしまう。「現行の法的基準上、問題になってしまう」ということではおそらく、議論が難しい。



c.ロリコンが他のセクシュアリティの持ち主よりも、強硬手段に及ぶ可能性は本当に高いのか

 わからん。

c1. じゅうぶんに妥当と認められる程度において小児への性的犯罪」を犯した者の人数 ÷ 一定の小児性愛志向を有する者の全て

c2.じゅうぶんに妥当と認められる程度において同性愛への性的犯罪」を犯した者の人数 ÷ 一定の同性愛志向を有する者の全て

c3.じゅうぶんに妥当と認められる程度において異性愛への性的犯罪」を犯した者の人数 ÷ 一定の異性愛志向を有する者の全て

c4.じゅうぶんに妥当と認められる程度において両性愛への性的犯罪」を犯した者の人数 ÷ 一定の両性愛志向を有する者の全て

c5....じゅうぶんに妥当と認められる程度においてその他の性的犯罪」を犯した者の人数 ÷ 一定のその他の性的志向を有する者の全て

 の割合を比べた場合に、c1が、c2,c3,c4,c5...と比べて有意に高いと言えるのかどうかを調査した研究があればそれに従う。

 しかし、グーグルスカラーでさらっと論文検索してみても、この問題をきちんと正面から調べてるっぽい研究みつからず。

 確かに、理屈的に言えば、13歳以下のロリコンの人とかは、13歳以下と行為に直接に及ぶというのが最大の性欲求達成行動にはなる。

 しかし、チャイルドポルノロリコン向けエロマンガ等による代理的機能がどの程度でかいかも、わからず。結論:わからない。

 よって、たぶん、現在までのところ、「ロリコンが異常で犯罪に及ぶ率が明らかに高いセクシュアリティである」は出ていないと思われる。

 あるいは、たとえ、ロリコンが他のセクシュアリティよりも、多少危険だったとしても、

 「酔っぱらって、レイプしちゃうオヤジ」とかの危険率を上回るかどうかとかいう議論に応じて、議論にはかなりグラデーションが出るはず。

ということで全体の結論:

 改めて議論をまとめると次のようになる、

1.深刻な小児性愛者の一部が、他のセクシュアリティの持ち主よりも、当事者の合意を得ない性行為を行ってしまう可能性はある。だが、そうでない可能性ももちろんある。

2.現在小児性愛犯罪を認定する法的基準がじゅうぶんに妥当であるとは言えない可能性がある。

3.小児性愛者は、他のセクシュアリティの持ち主よりも危険であると推測される理由は存在するが、実証的に示しうる根拠はない。

 つまり、

 小児性愛者が、他のセクシュアリティの持ち主よりも危険である可能性はありうる。

 だが、ほんとうに危険かどうかはさっぱりわからないので、それは可能性の議論にすぎない。

 小児性愛者を犯罪予備軍として扱うのに十分妥当と言いうるだけの根拠はない。

 よって、

 小児性愛者を犯罪予備軍として扱うのは早計であるばかりでなく、セクシュアルマイノリティへの妥当ではない社会的差別や抑圧として働く可能性がある。

 少なくとも現時点では、小児性愛者全般を、深刻な犯罪を犯す可能性が高い人々だと考えるのは積極的には認められるべきではない。

補:新たな論点・性犯罪から子供を守ろう運動の妥当性

 はあると思う。

 ロリコンの人全体が非難されるべきではないけれども、

1.レイプセクハラが防止されるべきなのと同じ理由で、その運動は妥当な運動である

2.しかも、レイプセクハラよりも、被害を受ける側がより一方的に無力な被害者となりうる可能性は高い。

 なので、レイプセクハラよりも重点的に行われるに足る理由がある

 しかし、

3.子供性犯罪から守る運動が、小児性愛者を抑圧する形で展開された場合、それは過剰な社会的差別や抑圧として働く可能性がある。

 子供性犯罪から守る運動が、小児性愛者への攻撃として行われているのはなんともなぁ。

補2:

この記事では、ロリコンペドフィリア小児性愛者といった用語をあまり厳密に区分して使っていません。すみません。

補3:

fromはてブ

「家庭内DVみたいなものとして、ロリコンが問題になりやすい」点も要考慮とのことです。

これは、統計とかで出してくるのが難しいからなぁ…

被害者がだまってしまうだろうし。でも、たいへん重要な指摘。

 ただ、これも「ロリコンセクシュアリティとして禁止すること」によって積極的に解決ができるタイプの問題というよりは、「非公共圏(親密圏)における暴力の解決」という枠組みで処理したほうがいいように思われる。セクシュアリティそのものを抑圧しても、問題が目に見えなくなるだけで被害は増えると思うので。

 非公共的な空間における暴力発生メカニズムについては、最近まで積ん読して放置しておいた内藤朝雄の『いじめ社会理論:その生態学的秩序の生成と解体』は評判通りけっこうおもしろかった。でも、どういった介入が効果的か云々って話はむずかしいよなぁ。そこから先は専門家の領域になるんだろうなあ。ただ、「専門家」においても、ロリコンを、セクシュアルマイノリティとして認めるよりも先に、「犯罪者予備軍」的な先入観から入る人が多いから、なんかあんま会話にならない場合とか多いよね。この領域こそ、まさしくフーコー的な話の出番っつーか、いや、まあ専門でやってる人たちはおそらくそこのディスコミュニケーション状況とかにとっくにげんなりしたままはや数年とかっていうような世界なのだろうけれど。漏れも、知り合いの福祉関係仕事やってる人にロリコン擁護的と受け取られる発言するたびに、白い目で見られるものなぁ。

 あと、人に教えてもらったがこのページも問題提起的ですた

 http://www7.plala.or.jp/vitamin/p/sub01.htm (昔懐かしの、トップページでいきなり音楽がながれるページなので要注意)

補4

→続き的なエントリを書いたよ。

ロリコン」の論点整理2

http://anond.hatelabo.jp/20081224223749

2008-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20081216160158

インポートものなら白も結構あると思うけどな。自分白と黒ベージュしかつけない。

そんなに透けるような服も着ないし、白は着映えがすると思うよ。透けるっていったらブルーとかピンクとか中途半端な色柄が透けるほうが恥ずかしいし。

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