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はてなキーワード: 寒いとは

2020-11-23

anond:20201123212445

やっばり寒いんやな

おしゃれもええけど身体冷やさんようにしてや

今日基本的に土いじり

寒い

誰か抱いてくれないか

2020-11-22

なんだか今日寒い

布団に立てこもっている

体調がよくない

手足が冷えて昨日の晩御飯のあとに何も食べてない

眠い寒いひもじい

眠くなる

一昨日、乾麺うどんを買いに行ったら売り切れてて夏の売れ残り冷や麦を買ってきた

これを茹でれば

眠い

2020-11-21

今日おもひでぽろぽろ

10時に寝て、毎朝3時とか4時に目が覚める。

コーヒーを飲むと神経が覚醒してギンギン。

昨日はうっかりキャラメルマキアートなんか飲んでしまったため寝入りは4時8時起床になってしまった。

キツイ

二度寝したら飼い猫の一匹が毛布にゲロ吐く夢見た。

関係ない白黒まだらの飼い猫の尻を段ボールでバシバ折檻する夢を見てしまった。

可哀想

自分が吐いたんじゃないのになんで叩くの、って悲しい顔してた。

自分でも分からんどこいつが吐いたと思った。

起きた。夢だった。猫なんか一匹も飼ってない。

17時はもう外が真っ暗だ。

寒いし足先から冷える。眠いのに眠れない。

不眠症は直らない。一生これとつきあっていく。

2020-11-20

anond:20201120223441

エビデンス大好きだなお前

飲食カラオケ飲み屋は、複数クラスターが発生してる、だからそういった場所感染リスクが高い

寒いと換気を怠る、空気乾燥していると、ウイルス生存率が高くなる。だから感染リスクが高い

これらはまったく根拠のない話になるのか?

2020-11-19

妻が子どもに厚着をさせたがる。

天気予報で20度超えるからとか言っても、スエット上着を着せて送り出そうとする。

せめて脱げるようにと子どもTシャツワイシャツを渡すと切れる。

妻は運動不足コーヒーがぶ飲みの冷え性だが、自覚がない。

小学生男子の肌感覚理解できない。

天気予報で暑くなることが分かるのに、朝ちょっと寒いだけでタートルネックやダウンで出かける。

昼間は決まって、こんなに暑くなると思わなかったとか言う。

温度と天気と服の関係感覚が無い。

でも子供授業参観に行ったら、子どもたちが軒並み厚着してた。

どこの親も同じだな。

なんで中国韓国も抑え込めてるんだ?

まぁ、中国はいいや。情報統制でもしてるで片付けちゃえば(それでも人の往来が激しく、外国とよく接する上海香港感染者が少ない理由が分からない)。

韓国は一度出禁にして、抑え込んだ後にクラブクラスター発生したって話はあったけど、それだけじゃん?

つうか、寒い方が感染度広がりますみたいなこと言ってるけど、ロシアとかそんな大して騒いでないじゃん?

日本って自制が効かないバカなの?欧米バカなの?

「求む!性犯罪被害から立ち直る方法」(その後)

前に投稿したとき被害を受けて半年後でした。

それから半年弱経って、今すこし良くなった部分があるのであのとき話を聞いてくれた人と、今悩んでいる人に向けて報告します。

あの時ほんとうにありがとう

前の増田こちらですが

https://anond.hatelabo.jp/20200703170535

短いので全文転します。 

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「求む!性犯罪被害者が立ち直る方法。」

主にメンタルの部分においての話です。

身体の方は婦人科対処済みです。

あなた病院ではどのような治療を受けていますか?

病院ではなんと言われてますか?

薬物療法のある方は何飲んでます

いろいろ探したけど全然ヒットしないので、具体的な情報がわかる方はURLを教えてください。

どうかおねがいします。

味方がいるって、同じことに苦しむ仲間がいるって信じたいです。

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以下報告です。

1 投薬が効いた

私の投薬は半年間一貫していました。以下の通りです。

セルトラリン商品名 ジェイゾロフトセルトラリン) ○日中

・クロナゼパム(商品名 ランドセンリボトリール)※私はリボトリールでした。 ○寝る前

の2種類

まず、寝る前のクロナゼパムの話。

私は夢で被害にあった環境再現のような、ストーリーをよく作ってしまい、寝ながら格闘したり必死説明をしたりしていて、寝汗や起き抜けの精神状態がひどい状況でした。

それを就寝前のクロナゼパム(リボトリール)で抑えてぐっすり眠れるようになりました。これはかなり大きかった。あくまで私の場合ですよ。

リボトリールを飲んで30分くらい立つと身体が湯船に入った時のように、こわばりがとけます脳みそいくら考えても、身体リラックスしている感じ。そうなると不思議自然に眠くなります。そのまま寝て気づくと朝みたいな状況になりました。これは本当に救いでした。もう夢でこの件について戦ったり負けたりしたくなかった。

私は事が起きてすぐは比較的元気で、できる限りはやった。その事後である今はもう加害者に対して自衛する必要は無いんだよね。それでも全てうまく行った世界を夢で実現しようとしていた。我慢して、うまく立ち回った世界線を作ろうとしていた。

いまは過去は変わらないとわかってる。

それからもう一つのセルトラリン血中濃度が飲むうちに安定してくる?みたいで、はじめは効いている?本当か?くらいだった。でも2週間くらい続けていると日中フラッシュバック(当時のことを思い出して無力感に襲われる)が明らかに少なくなり、嫌になってしまったお風呂シャワーが平気になった。それでもまだ一日一回風呂はきつい。痒くなったらくらい。人に合うときは入れる。なんでだ?見栄っ張りだからな〜私。

明るくなったと言われたのもこのセルトラリンが効き始めたと思われる2週間後くらいから。

希死念慮がなくなったのは3ヶ月後くらい。

薬のことは以上。

量や頻度は何回か変わったし、個人差大きいそうなので伏せます。よく効く人もいればたくさんでも効果出ない人もいる。最低の量でも効きすぎてしんどいひともいるらしい。


2 業界での出世を捨てて、在宅での下請け孫受けをやり始めた。

もともと一線を離れた後自宅で補助業務をする女性が多い業界なので信頼できる社外の人(社内で起きた被害なので)に拾ってもらえてアルバイトととして雇ってもらってる。本当にこれはたまたま。これがなかったら私は人間関係を気づく体力がなくなったのに今までのスキルを使うことを諦めていたと思う。そうなってたら今どうなってたんだろうと薄ら寒いあんまり器用なタイプではないから。

対人関係が在宅でうすーくなると私が今までこの仕事で頑張ってきた理由がよくわかった。まあ、好きだし、だから無理もできる仕事だったんだよね。

一年くらい前はもっと大きな仕事を目指していた。責任者になりたかった。少ない女性業界スーパースターを追いかたかった。その助けになりたかった。しかし適正が足りなかったみたい。

その少ない業界スーパースター達に被害複数会ったが、私より酷いこと、中々あったみたい。それを乗り越えてったんだね。私は本当に甘いやつ。はあ〜いや、でもおかしいんだよね。世の中。

ただ私は今はもう名誉とか尊敬だとかはもういらない。本当に諦めたから、今とても落ち着きのある感じで仕事が充実してるなと思う。仕事で関わる人の助けになるならそれでもういいや、という気持ち

回り回って当時の私と似たような状況の人にいい仕事してるなって思ってもらえるようなるべく頑張ってる。

本当のこと言えば、あれがなければなあ〜でも同じ状況はもう本当勘弁して〜っていう感じ。あー大きな仕事してみたかった。一人前未満から一人前まで上げてもらえるのは男の人が多かったなあ。まあ、まあ、そんな人生もある。

以上報告2点です。

もし、語ってもいいかなと思う人いたら、少しでも良かったやり方を話してくれると嬉しい。

みかんコーヒーとオトンの初恋有村架純

「みさちゃんさ、みかん食べる?」

寒い寒いと言いながら、三時のおやつでも食べようかとリビングに降りてきた私に、キッチンから父がボソッと声をかけた。

「いや、みかんはいらん。寒い暖房つけよう」

エアコンなら、母さんが業者呼んで清掃してからじゃなきゃ使わん言ってたから、つけたら怒られるぞ」

はぁ?という顔をしている私に、いらんといったのが聞こえなかったのか、みかんを手渡しながら父が言う。

「なんで寒くなる前にやっとかんかったんだって話よな。そんなこと言ったら、怒られるから絶対言わんけど」

からからと笑う父。手に持つマグカップには湯気の立つコーヒーテーブルに目をやると、みかんの皮が散乱している。

(この人……コーヒー飲みながらみかん食ってるんか)

ソファの背もたれにかかっていたひざ掛けを腰に巻いて、リビングテーブルにつく。渡されたみかんを揉みながら、

わたしコーヒー

頼むより先に父はグラインダーに豆を入れていた。ブィーンという無機質な音が部屋に響く。

「みさちゃん、昨日の夜酔っぱらって、そこまで聞けんかったけど。この後どうすんの。そこらへん、母さんとは話したんか?」

「うーん」

どうしたものかと私は少し考えた。昨夜、久々に帰省した私のために、自宅ではささやか歓迎会が催された(とはいっても少し豪華な寿司の出前をとったくらいだが)。食事を終えて、家族三人テレビを見ながらダラダラとお酒を飲んでいたのだが、父は早々かつ静かにリビングソファに沈んだ。腹に猫を乗せて、スマホバイブほどの小さな音量でいびきをかきながら寝る父をそのままに、母とは今後の話をある程度した。正味時間ほどかかったその話を、今父にするにはまだ話をまとめ切れていない。母からは同姓として理解は得られても、父にはこの冗長な割に何も決まっていない私の現状を伝えても、ただ心配を駆り立てるだけではと不安になったのだ。

「まぁ暫くは休むよ。貯金もあるし。今はまだ動けん気がするし、何より少し疲れたわ」

みかんの皮をむきながら、はぐらかすようにそう答えると、コーヒーを入れる父の手に視線を移した。暫く見ない間にまた年季が入ったなぁと、ふとそんなことを考えた。


ここ数年、私(輝く三十代独身)はアメリカ西海岸の小さな広告代理店仕事をしていた。小資本飲食店小売店なんかがメイン顧客だったので、今回のコロナによる各種制限後はほどんと仕事がなく、一部制限解除後もほとんどの店はコマーシャルを打つ余力はなかった。片手間に作っていた無料情報誌なんかは、コロナ対策コラム等を差し込みつつほそぼそと発行を続けていたけれど、いつしかそれも限界に。結果、私はあえなく「状況が良くなったらまた声をかけるから、必ず戻ってきて」とお決まりコメントと共にレイオフの網にかかったのである。こんな状況ですら私を限界まで雇い続けてくれた会社には感謝しかないが。

解雇後「とりあえず一旦リセットだな」と考えた私は、実家に帰ることにした。異性関係は、現地で交際していた男性と二年ほど前に別れた後はパッタリだったし、行きつけのチャイニーズレストランコロナで潰れたので、かの地に私を繋ぎ止めるものはもう何もなかった。大卒から今までずっと海外でもがいてきたこともあり、このひっくり返った世界を口実に、このタイミング実家ゴロゴロしてやろうと、そういうことであるしかし状況が状況なので、帰国決断した後も、やれ渡航制限だ、やれチケットの予約だと色んなことがうまく繋がらず、なかなか出国することができなかった。ようやく帰国の日取りが決まったころ、

「帰るで」

ポッと送ったLINEに、

「車で迎え行く!楽しみ!おめかししてく!」

還暦も半分過ぎた母はノリノリで返信したにも関わらず、当日派手に寝坊した。私が期待していた、到着ロビーでの感動の再会(BGM青春の輝き/The carpenters)は叶わず。実に四年ぶりの帰国はなんとも味気のなく、一人公共交通機関でと相成ったのである


「あれな、『コロナだし、やっぱ行かん方がいいと思って』って言い訳しとった」

私の分のコーヒーを手渡しながら、けらけらと父は笑った。

「ほんと昔から適当な人。あんなんと結婚した意味分からん初恋の人とか言わんでよ?」

私が次のみかんに手を伸ばしながら言うと、

初恋かぁ……」

ギリギリ聞き取れるくらいの声でボソッと言った後、父は一人モジモジしながら下を向いた。思えば父と母がイギリス出会ったという話は聞いたことがあるが、初恋話となると聞いたことがない。恐らくこの人の初恋は母とは別の人と思うが、どうせ時間もあるし、掘れば面白い話が聞けるかも知れないと思った私は、

「そしたら、父さんの初恋っていつよ?」

別に話したくなければいいですよ、ええ。と二個目のみかんの皮をむきながら、興味なさげに聞いてみた。暫く返答がないので視線を上げると、相変わらずモジモジしながら、父は照れくさそうに顔を上げた。

「お墓に持っていくほどのものでもないし、話してもいいか。母さんには内緒だぞ?」

言うと父はテーブルの上のみかんの皮をまとめてゴミ箱に入れると、ゆっくりと向かいの席に着いた。

(結局話したいんでしょうに……)

いかけた一言を飲み込んで、コーヒーをすする。


「みさちゃん墓参りの時に行った叔父さんの家、まぁあれは父さんの実家でもあるわけだけど、裏手に階段あったやろ。急なやつ。あそこを登ると昔図書館があったんよ。市立だか県立だか忘れたけど、そこそこ立派なやつがね。父さんは大学受験勉強毎日そこでしてたんだ。家だと兄弟たちがうるさいから」

父の実家西日本の某所。坂の多い海辺の町だった。遠方であることもあり、私は小学校高学年の時に祖父母墓参りに行ったのが最後、以来そこには行っていない。

「そこの自習室がさ、海に向かって大きな窓があって。部屋にストーブがあったけど、やっぱり窓が大きかったせいかな。冬場はすごい寒かった。でもそのおかげで利用者が少なくてね。少し寒いくらいの方が頭も冴えるし、父さんはそこを好んで使ったんだ。あともう一つ、別の理由もあったんだけど」

父はそわそわと立ち上がると、コーヒーのおかわりだろうか、電気ケトルに水を入れて沸かし始めた。ケトルがお湯を沸かし始める音が、私の想像の中の自習室ストーブの音と重なる。父はそのままケトルのそばから離れず、窓の外に目をやりながら続けた。

「父さんともう一人、その自習室を使う女の子がいたんだ。とても綺麗な、束ねた長い髪が印象的な子だったよ」

突如文学的表現をし始めた父をみて(これはキモイな……)と思った。初恋話を聞くのにある程度の覚悟はしていたものの、父の口から語られるそれは、なんとも中途半端恋愛小説のようで、

(これは、脳内キレイどころの女優さんでもキャスティングして、程よく補完しながらでないと聞くに堪えないな)

そんなことを考えながら、みかんを口に放り込んで聞いた。

「それが初恋の人?思ったよりチープな感じ」

今にも鼻くそを掘り出さんばかりの口調で茶々を入れると、

最後まで聞けよ。みさちゃんが聞いたんだし、父さんにとっては大切な青春の1ページだぞっ!」

父はムッとした表情で言った。

(だぞっ!って……昭和アイドルかよ)

「隣の高校女の子だったんだ。同じく受験生だった。頭のいい子でね。その部屋で一緒になった最初の数回は会話がなかったんだけど、ある時勇気を出して話かけたんだ。『どこの大学を目指してるんですか』ってね」

「ほうほう。で?」

謎のドヤ顔スルーして相槌をうつ

「目指してる大学が一緒だったんだ。まぁ、彼女は余裕の合格圏内。父さんは相当な努力を要するくらいの差はあったけれどね。彼女英語系の学部に進みたいと言っていた。将来は海外に行きたいと。当時ボーっと生きていた父さんと違って、明確な夢を持っていた彼女はとても輝いていてね。ほら、男って単純だから、一発で惚れちゃったんだ。同じ大学を目指す二人。一緒に勉強する自習室。これは、もう、そういうことだろうってね」

馬鹿なのではなかろうか」

「いや、馬鹿でなくて!」

父は鼻息荒く私を遮り、

「たしか最初一方的ものだったさ。けれど、一緒に勉強……というかほぼ父さんが教わるだけだったけれど、毎日のように、約束して、同じ時間を過ごして、そういう感じになったんだ。『一緒に合格しようね』とか『一人暮らしする時は、近くに住もう』とか、これはっ!もうっ!そういうことでしょうがっ!」

若干の金八先生口調になりながらまくし立てた。

彼女の教え方が本当にうまいもんだからギリギリの成績だった父さんも合格圏内に入るくらいになったんだ。夢の大学生活は目の前だった。ある雪の積もった日、勉強を教えてくれたお礼に、図書館の近くでラーメンを奢ったんだ。温かいものでも食べようってね。その帰り道、初めて手を繋いだんだ。女の子と手を繋いだのは、その時が初めてだ。さっき食べたラーメンが胃から飛び出そうだった。家まで送ると言ったんだけど、ここまででいいと。途中で分かれたんだ。次の日も、いつも通り会えると思った。でもなぁ……」

突然、演技派女優のようにうなだれる父。いや、でもこれは結構シリアスな展開なのでは。私は我慢できず、恐らく一番ビンビンに立っていたフラグを掴むと、

「……し……死んだとか?その才色兼備さんは……事故に遭ったとかで……」

ゴクリと唾を飲みながら聞いた。少しの間、静寂がリビングを包む。父は顔を上げると、

「あっ、忘れてた」

と言って、電気ケトルスイッチを入れ直した。ズッコケる私を一瞥しながら続ける。

「いや、死んでない」

「おい」

「死んでないんだけど、消えた」

は?という私の顔に腕を組みながらうんうんと頷くと父。

「次の日から、もう試験も近いのにパッタリと来なくなった。いなくなって三日後くらいかな、その子高校に行ったんだ。名前は知っていたけれど、家は知らなかったし、当時は携帯なんてないからな。それしか方法がなかった。今ほど個人情報にうるさくないからな、聞いたらサラッと教えてくれたよ」

ケトルからサーっとお湯の沸く音がする。部屋が寒いからか、注ぎ口から湯気が濃く立ち上る。

夜逃げしたらしい。母親がいない家庭で、親父さんがあまり真面目な人じゃなかったようでな。突然いなくなったってことだった。仕事で失敗したんだか、博打なのか知らんが……。家の前にも行ったんだけどな。バラック小屋ってわかるかな?そこまで酷くはないけれども、それに近いような、貧相な家だった。当然、明かりもついてないし、扉を叩いても誰も出てこなかった。家の前には、彼女図書館まで来るのに使っていた、見覚えのある自転車がそのまま置き去りにされてたよ」

そこまで言い切ると、父は黙りこくった。そのまま暫く何も言わず、再び沸騰したケトルのお湯でコーヒーを入れ始める。

大学は……大学はどうなったん?」

私は恐る恐る聞いた。父はいつの間に私のコーヒーが空になっているのに気付いたのだろうか。二人分入れていたコーヒーの片方を私に差し出しながら、

「父さんは合格したよ?」

知ってるだろ?と言わんばかりのとぼけた顔で答えた。

「いや、父さんでなくて、才色兼備さんは?合格発表で奇跡の再会をしたとか」

興奮する私とは対照的に、父は再び、一人冷静にモノローグに入る。

あの日合格発表の日。始発で発表を見に行ったよ。大学は遠かったからな。張り出された番号より先にまず彼女を探した。どこにもいなかった。一通り探した後、掲示板を見た。自分受験番号があった。でも全く喜ぶことができず、父さん、そこでずっと立ってた」

ヤバイ、泣きそうだ)

目の前でセンチメンタルに語られるオジさんのモノローグに、不覚にも目頭が熱くなる。

「当然彼女の番号はおろか、受験たかどうかさえ知らないからね。その日は大学の門が閉まるまでそこにいたよ。掲示板は何日張り出されてたんだっけな、もう覚えてないけど、もしかしたら今日これなかっただけで、明日見に来るのかも知れない。そう思った父さんはなけなしの金をはたいて近くの民宿に泊まって、翌日も一日中待ってたんだ」

「……でも、来なかったんでしょ」

ティッシュで目頭を押さえながら私が聞く。指先についたみかんの酸が目に染みる。

「うん。来なかった。そして大学に入ってからも、彼女の姿を見ることはなかった」

自分の話なのに、ウルウルとなく娘にもらい泣きでもしたのだろうか。ズビッと鼻を一度ならすと、

「きっと、受験できなかったんだなぁ。だって受験してたら、彼女なら絶対受かってるものあんなに行きたがってた大学だったんだから

父はしみじみそういうとコーヒーをスッとすすり、一つ残ったみかんを、テーブルの上のカゴから取り出した。


(なんて切ない話だ……)

還暦もとうに過ぎたオジサンコイバナに、悔しいけれど胸を打たれた私は、鼻水をかみながら劇場を退席しようとした。脳内有村架純あたりを勝手キャスティングしていた才色兼備不憫さも去ることながら、そこにいない初恋の人を必死に探す父の哀れさを思うと、今はすっかり禿げ上がった父にも、そこそこかっこいい俳優キャスティングしてやらねば。そう思いながら、ソファ眠る猫を抱えて二階に上がろうとした。その時。

「でも、この話には続きがあってな」

ニヤニヤとしたり顔で笑いながら、父は私を引き止めるように言った。

「父さん結婚前にイギリス単身赴任したことあるって言ったろ。そこで彼女と再会したんだ」

「えぇ!?嘘!そんな偶然ってあるの!?

私は慌てて猫をソファに戻すと、前のめりになりながら席に戻った。と同時に私は焦った。父と母はイギリス出会ったという話を思い出したからだ。そうすると、有村架純キャスティングした才色兼備の役を再考しなければならない。あの母親は……明らかな才色不備だ。

「ま……まさか……よくある話で、その女性って……」

「あ、母さんじゃないぞ」

私の焦りを察したのか、落ち着かせるように父は釘をさした。

日本人駐在員が集まるパブがあってな。仕事終わりにそこで飲んでいたら、隣に二人組の日本人女性が来たんだ。その片方が彼女だった。一目でわかったよ。向こうもそうだったと思う。『もしかして、○○さん?』って聞かれた時、夢でも見てるんじゃないかと思ったよ」

「うわぁ、本当にそんなことってあるんだ。もうそから話が止まらなかったでしょ」

「いや、お互いとても驚きつつも、一言二言交わしてその日は別れたんだ。向こうは連れがいたしね。翌日は休みだったから、また明日改めて会いましょうと、向こうから番号を渡された。その番号を見て色々悟って、嬉しくなったね」

「なにを悟ったん?」

電話番号だけで、ホテル名前とか部屋番号とかは書いてなかった。つまり定住しているってこと。ちゃんと夢を叶えたんだと」

「なるほどねぇ」

そんなに長いこと話したつもりはなかったが、いつの間にか部屋は薄っすらと暗くなっていた。父がパチッと部屋の明かりをつけると、猫が呼応するように二階へ駆けていった。


「でもさ、そんな感動の再会したら、もうそれは運命の人じゃないの?どうしてその人と結婚しなかったのさ」

話が一周して戻ってきたが、単純にそう思ったので聞いてみた。そりゃあ、今の母と結婚たから私がいてとか、そういう御託はあれど、普通ならそこでくっつくだろうと、そう思ったからだ。

「いや、彼女はもう結婚して、子供もいたんだ」

「あら、そういうパターン

「あの後、働きながら勉強して、渡英して、仕事についたと言っていた。そこで出会った人と結婚したそうだ」

それを聞いて、世の中うまくはいかないのだなと思ったのはもちろんだけれど、ふとその時父は何を思ったのかが気になった。初恋の人との運命的な再会と同時に、自分の恋が終わった時、悲しかったのだろうか。悔しかったのだろうか。私だったらグシャグシャになってしまうかも知れない。しかし、そんな私の疑問は、次の父の言葉ですぐに解消した。

「心からしかった。父さん、みっともないけど、そこで泣いちゃったんだよ」

照れくさそうに笑いながら父は続けた。

「良かった。良かったってね。ずっと心につっかえていたものが取れたような気がした。『ありがとう』っていう父さんに、あの人は『なんで?』とは聞き返さなかった。わかってくれたんだろうね。『こちらこそありがとう』と」

「どういうこと?」

今までの話の中で、父がその人に感謝することはあっても、父が感謝されるようなことがあっただろうか。

「『君が海外に行ったら、そこに僕も必ず行くから、その時はバッチリ英語観光案内してほしい。約束しよう』父さん、そう言ったんだと。全く覚えてなかったけどね」

「そんな約束してたんだ」

「『私が海外に行くことに、きちんと意味を持たせてくれたのはあなただった。約束を守るために、頑張ったから今ここにいるの』と言われた。父さんも、彼女の役に立ててたんだ」

一昔前のトレンディ俳優のようにフッと小さく笑うと、そのまま父はトイレへと消えた。

(お前はすっかり忘れてたわけだけどな)

父の背中に心の中で柔らかく突っ込みながら、私もニッコリ笑った。


それから才色兼備さんとは会ってないの?」

トイレからいそいそと戻ってきた父にそう聞くと、

「ああ。会ってない。連絡先も特に交換しなかったんだ。まぁ色々あってね」

父はテーブルのカゴにみかんを補充しながらそう答えた。

「でもさ、初恋は思い出の中に。そういうものだろう」

キメ顔で答える父に、久方ぶりに(気持ち悪い)という素直な感情が戻ってくる。

「ただいまぁ」

玄関から気の抜けた、疲れた声が聞こえてくる。

「あら。何仲良く話てるの珍しい」

リビングに入ってきた母は、そう言いながら、みっちり膨らんだエコバックキッチンに置いた。それを見て、先ほどまでの話題のせいで居心地が悪いのか、父が二階へ避難しようとする。

「なになに?なんの話してたん?」

トイレに行こうとする有村架純とは程遠い母が、リビングの出口で父に聞く。

「いや?たわいもない話だよ」

父は道を譲りながら誤魔化した。訝しげな視線を投げながら、母がトイレに入ったのを見計らって、

「ちなみにな」

父は私の耳元に口を寄せると最後にコソッっと

彼女と再会したときパブ彼女と一緒に来てたのが母さんだ」

そう付け足して、ニヤニヤしながら駆け足でリビングを後にした。

「えぇー!?なにそれぇ!」

驚く私の声と重なって、リビングのドアがバタンと閉まる。

「ねぇー!何の話なのー?」

母の切ない声がトイレから響いた。


あの人との馴れ初め話は、また後日みかんコーヒーを飲みながらでも聞こうと思う。


暇つぶしにこの話をネットに放流する許可をくれた父に感謝

転生したら....

寒い。人の声がする。足早に歩く人の音が聞こえる。腰が痛い。あれ、なんか匂う?ダンボールがある。

トイレに行きたいし、のどが渇いた。そしたら、今、自分は横になって目が覚めたところだと気がついた。

どこにいるのか、分からない。

とにかく、お漏らし増田にならないように、トイレいかなきゃ。

どうやら、ここは屋外で、公園のようだ。公園トイレにいくことに決めたぞ。。

ポケットを探ると、チャリっと音がした。うーん、どうやら所持金35円のようだ。

これから、オレどーなっちゃうの?

    

  

とにかく、トイレ

寒いときに「ねこを飼って一緒に寝たらあたたかいのかなあ」と考えてしま

実際に飼うのは面倒だから飼わないんだけど

飼い猫と一緒に寝てる人いる?

ねこトライアル3日目

朝、3Fにいた。人を見ても逃げない。

餌皿が空だったので補充。

朝食のあとにトイレ見たら、ペースト状の大があって、砂がかけられてなかった。

てか昨日夕方ぐらいにトイレ掃除してから夜~朝の間にかなりトイレしたようで場所がなく、手前の方にしてしまって砂かけられなかったのか?

昨日の夜にケフケフ言ってたし、保護団体環境かわって猫風邪症状でるときありますってことだし

風邪なのか。あとフードめっちゃ食べちゃうのも良くないと思うので、すすめられてた常に補充から3食タイミングで補充に切り替える。

病院連れていきたいけどそれがまたストレスになると困るし…

寒いのでは?と猫飼いの姉に言われたので入れるひざ掛け増やそうかな?

ケージの中から目隠し揺らしたりして、暇そうにしてるから指入れたらちょっと撫でられた!というか触れた

外に興味ありそうでケージに顔近づけるので、試しにケージ開けたら出ようとしたり戻ったりしたあとに出た。こっちを警戒しつつ探検してた。

最後は安定の悪い台から落ちてギョバババみたいになってケージ戻ってった。

下痢してるから足の裏……とは思ったけど、興味あるとき出してあげれたらいいなと

餌はちょっと食べてはやめ…下痢ちょっと食べる…を繰り返す気か…?

保護団体対応時間になったら電話してみる。

餌は保護団体から事前にピュリナワンです、子猫用でもいいですっていうんでそれなんだけどネットの評判見ると軟便になりやすいとか。

ここでまた餌変えるとストレスかもなのでしばらく様子見る…

人間寒いので朝からエアコン暖房つけて、一応気持ち加湿もした。

さっき水飲んだあとちょっとケフケフってくしゃみ?せき?してた。寒いならひざ掛けとか布類に行くかと思いきやそれはいやらしく、何もないカーペット段のとこにいたりトイレの上にいたり。

トイレ周りに布垂らしてるせいか、直後じゃなきゃそこまで気にならないんだけど、臭い対策脱臭機をポチった。明日届く。

コロナ 第3波だと

今の状況メモ

毎日、家を出る時から家に帰るまで、ずっとマスク。昼飯食べる時と飲み物飲む時だけ、マスク外す。

電車は混んでる。窓が開いてる。少し寒い。その分、もっとイスを温かくしてほしい

居酒屋には行かない。もう、相当行ってない。

外食は、1人だと松屋吉野家にはたまに行く。特に警戒はしてない。

2020-11-18

風呂疲れ

夜、残業帰りだと風呂に入るのもひと仕事だしのぼせるしで面倒くさい。でも冬は寒いから足だけでも温まりたい。

なので、本当に面倒だったら足湯だけ、もうちょい許せるなら半身浴だけにしている。

そして翌日朝にシャワーを浴びる。(髪はこのときに洗う)

2020-11-17

ガチ氷河期来て欲しい

就職氷河期すらなまっちょろく感じられるような、ガチ物理氷河期

全球で平均気温が30度とか下がって、何にも取れない・超寒い・完全に終わりって感じになってほしい

そのときリベラルの皆さんのようすとか見たい

ビーガニズムを実践してるような、地球全体のことを考えて正しく行動するタイプの人は人類全体の存続がかなり絶望的になったらどんなこというんだろう

人生成功者金持ちな人たちの反応も見たい

いくら金あっても人類滅んだらどうしようもない

自分の力ではどうしようもない理不尽に押し潰される様子が見たい

2020-11-16

最近ワンピースいまいちな理由


なんというか読者が置いてかれてしまっている感がある。

2020-11-15

水曜どうでしょう

これ好きな人って厄介なのが多いよな。

上司が大好きで頼んでもないのに録画を観ろ観ろと強引に勧めてきて本当に不快だった。

暴力的体育会系上司とやった事もあるが、まだアレの方がマシだったと思うほどに。

面白くないもの面白いよな?としつこく勧められるのは本当にキツい。

俺は笑いとかテレビにそこまでのこだわりなんかなくて、普通にたまたまダウンタウン番組見て面白いなぁ位の感想しかない。

上司だけではなく他にも水曜どうでしょう好きな人に会ったことがあるが、あれを好きな人同士って意気投合するとその話ばかりゲラゲラ話すのが謎。

何がそんなに面白いの?

YouTubeと同じで有名な芸能人がやれば面白いかもしれないけど、大した名前も知らない人がテレビの真似事しても寒いだけやん。

寒い夜は遠くの音がよく聞こえるというけど

Googleマップで見たら直線距離で500m弱離れてる踏切の音が聞こえてきた。

びっくりした。

anond:20201115181234

コロナ初期の半球側で増加してたか寒い方が本番なんだよな

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