はてなキーワード: 下克上とは
テニスの王子様ミュージカルの曲、あいつこそテニスの王子様が流行してから10数年経っているにも関わらず
未だに1年に一回ぐらいの周期で自分の脳内の中だけでブームになる。
このブームが起こったが最後、一週間は(越前、お前は青学の柱になれ…)と仕事中だろうと構わず脳内再生され1人で微笑んでいる。
周りに人がいない時は小声で口ずさんだり、(下克上だぜ~)と無意識にちょっとだけポーズを取ったりしてるかもしれない。見られたらヤバい。
家に帰ったら動画を見返す。空耳は今見ると流石に悪ノリが過ぎてあまり好きではないが。
そして脳内でリピートしている内に満足できなくなり、勝手に今ハマっているコンテンツのキャラに置き換え替え歌を作って1人で密かに楽しんでいる。キャラの配役が上手くハマると楽しい。
他にもマジLOVE1000%ブームや、実はマツケンサンバⅡも僕の脳内で2年に一回ぐらいの周期でブームになってはいたのだ。
最近のマツケンサンバブームは、人々の中にこういったブームが無数にあって、そのブームの周期が偶然嚙み合った結果なのかもしれない。
見てないのもそこそこ
一覧、あらすじはアニメイトのサイトが便利(https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=6212)
前期で面白かったのは吸血鬼、古見さん、月とライカ、ブルーピリオド
感想には偏りが強い
今期おすすめ
原作を知らなくても環境状況背景人物の関係性などベース要素が1話で全てわかるようになってるのが良い
平家物語(というか日本史)を知ってればどのタイミングから話が始まってるか理解できるのでより楽しめる
全体的にとても質が高いので今期1話見た時点で1本選ぶなら間違いなくこれ
以下あいうえお順
いい意味でこだわりが爆発してて最高、質も高い
原作の細かい動作や表情や演出をアニメスタッフが綺麗に救い上げてる
イロドリミドリ
ゲームありき
この1話でどの層がついてくるのか謎
オンエアできない!
怪人開発部の黒井津さん
コメディ系っぽいのでだらだら見るのに向いてそう
夢落ちも全力
CUE!
転生してからが本編だろうにそこまでが長すぎるし安っぽい
VRMMOモノ流行ってるけど質の良し悪しが作品によって露骨に出る
殺し愛
何を見せられてるのかわからない
暗殺者同士のラブコメ?なら実写映画が散々やってるので独自性次第
最遊記RELOAD -ZEROIN-
今期でBL見たいならまずはこれか
錆色のアーマ-黎明-
衝撃的なショボさ
元は舞台らしいけどアニメ化する必要があったのかと思うほど疑問な仕上がり
錆喰いビスコ
面白そうな雰囲気はあるものの1話だと何もわからない、1話の内容圧縮して前半に縮められたのでは
2話見た、うっっすらこの先が見えてきた、少し期待できる、全体的なクオリティは高め
3話まででプロローグ、安定してて良さげだけどもっとテンポ早くして欲しい
失格紋の最強賢者
オレツエー
何も考えずダラダラと見れるけど所々重い
その着せ替え人形は恋をする
序盤で主人公が1から説明してくれて何を目指すかハッキリしてるので作品の主軸があり見やすい
質もそんなに悪くないので気になる作品
2話敵が馬鹿で結果的にオレツエー作品の亜種レベルになってしまった
主役2人はしっかりしてるけどこの先不安
昔死んだ同級生が脳に未来予知電波を流してきてそれを聞くと超人パワーで解決
3話誰を助けるかトロッコ問題を都度仕掛けられるらしいがそれだけで話持つのだろうか
ゲームありき
薔薇王の葬列
少女漫画みたいな話の進み方
戦って下克上うんぬんとか言いつつ戦いの場面がそんなに出てこない
新規にはこれといった見所がまだ見当たらない
ゲームありき
フットサルの動きが作画カロリー高いのかあまり書かれない、これでお察し
アニメ質高いしデブリ回収だけのSFなのに1話見て次も見たいと思える
相変わらず充分すぎるほどのクオリティ
リアデイルの大地にて
全体的にチープ
ただそのチープさのおかげで細かいとこにいちいち突っ込まず緩く見れる、面白いわけではない
体操サムライあんま話題にならなかったが結構良くて同じ枠、同じ雰囲気
絵や声優はかなり力入ってるので展開次第
借金玉氏、はじめて知ってTwitter見てみたけど主張は読めるが同じ話を延々繰り返してて怖い。深夜だからかな?
今まで誹謗中傷をたくさん受けてきたという悲しい前提があって?いまは
「金が無いけど捨て身でしばく方法もあって(したくないけど)その手札もチラチラさせっぞこういう方法もあるかんな?(したくないけどなーする奴居るかもってことはお前ら知っとけよー)」
(金でしばく方法をできればしたくないのは金がないほとんどの障碍者が出来ない方法だから)
「金も地位も手に入れることができた。顧問弁護士も手に入れた」
「俺障碍者」
って話をなんかしてらっしゃる。
論争論客どっちの何が正しいのかなんかよーわからんけど素人が何かの意見に突っ込むと逆の刀で返されそうなのでここは「見」にまわろう。
彼は発達障害者の底辺からネット上の文筆業で成功をおさめたようで、当時から追っかけていた人にとってはかなりシンパシーを感じることができる人物に見える。実際苦労されたんだろうね。経歴は異例で恵まれてるとは思うけど。
でも、今から氏を知ろうとすると弱者(発達障害者)の立場と強者(成功者)の立場を同時に振り回しているように見えるのだわな。
そこらへんは個人的にシンパシーを感じないというか、嫉妬かなんかか好きになれない。
これは俺の好き嫌いなんだと思うけれど、最近似たような感情を抱いたことを思い出したのね。
大坂なおみさんなんだけど。
過去にもいろいろ主張してきた彼女が記者会見ボイコットしてからいろいろ論争が起きていた中で、彼女はうつ(英文の文意がわからないので病とは確定してないんでしたっけ)と公表したんだよね。たしか。
それまでは偉大なプロプレイヤーの提言として眺めていたんだけど、この公表で俺の中で借金玉氏と同じように弱者(うつ病)であり強者(偉大なプロプレイヤー)になったんだよね。だから気持ちがスッと引いてしまってたぶん気分的にはアンチよりになったんだろうね。それからあまり嫌わないために見ないようにしてる。
立場ある人の勇気ある提言は大いに歓迎すべきでいろいろな立場から賛否両論わき出ればいいと思うけれど、脳に障害なりうつ病なりある人に強い否定はしにくいよね。これが俺の優しさなのかはわからないけど99.9割違うよな。
勝手な印象すぎて申し訳ないけど地位と脳や精神に関する病を見ると「ガードされて有利」な格ゲーキャラ並みの理不尽な「強さ」を感じてしまうのだわな。相手は病気で苦しんでるのにまさに理不尽な思い込みですわな。
どっちの要素でも支援者はわんさか得られる属性なのにどっちも持ってるなんて虎に翼、最強すぎて嫌っちゃうのです。
(今、車イスで乗車拒否うんぬんの人も思い出したけどあれは単純に初見時は高圧的で嫌いだったな)
じゃあ立場ある人は病を公表することも出来ずただ耐えなければならないのか!
っと考えてみると、とても困る。困るといっても俺は差別主義者?なので出来れば耐えてくれって思っててでもそんなの通らないから俺が黙って見てほんのり嫌うわけだ。今回のように。
うーん、せめて議論に持ち出さず、でも属人的なものだから切り離せず……できればひとつの議論にはどちらかの属性だけで挑んで欲しい、のかな?俺、馬鹿だから簡単なのがいい。激しくやり合える人とは激しくやり合い、やさしく寄り添うべき人には寄り添う単純なのがいい。です。はい。たぶん。俺の馬鹿ゆえの触り方がわからないアンタッチャブルさも嫌いを加速させてると思う。
何を嫌っているかもうちょっと自問してみると、目的達成への近さが気に入らないと思うんだよね。
彼や彼女のゴールは単純化するとおそらくネットリンチ者や記者?なりに勝利?することなんだろうけど、地位のある人の行動は成功しやすいし、困難を抱えている人の行動も支援され成功しやすい。両者が合わさるととても成功しやすい。
俺は成功しやすいものには妬みから反感を持つので、たとえばオリンピックや甲子園なら実力が下のものが上位のものに勝つ下克上を応援しちゃう。
国会なら野党が反対したりねじれ国会に持ち込んでも結局再可決で与党の法案が成立しやすいだろってほんのりさめた目で見ちゃう。
そんな俺でも世間にそれなりに折り合いをつけて生きているので、地位や金がある人は病を使って倍率ドンさらに倍って界王拳を使わないでくれって感じ。そんな彼らに噛み付けるみんなは俺には出来ないすごいバランス感覚で議論ができる方々だから内容は別として噛み付くことは応援してるって感じ。かしこ。
みんな母親から産まれてくるので母親による暗殺未遂は多くの場合は水に流される。現代も
殺されるのは妻(女)であって母親では無い
https://www.nature.com/articles/ncomms15112
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7517.php
「昔はねぇ、ライブ中に大声出しても大丈夫だったんですよぉ…」
【西病棟17号室の患者の発音を確認。至急、口唇からの細菌散布の可能性を究明されたし】
『またあの世代の方ですか』
『失礼しました』
『高齢者の方々は若い頃に当たり前に発音することができたのですから、その癖が残ってしまうのは仕方のないことですよ』
『ですがあの世代が』
『記録に残りますよ』
『失礼しました。17号室の前まで到着しましたので音声再生後に処置に移ります』
『静KあnすからうTないいいd』
『了解』
[オバアチャン チョット チク ッテ スルカラネ]
『いたいいたいいたいいたいい』
[スグ ヨク ナルカラネ スグ ヨク ナルカラネ]
『バイタル確認します。患者の容態が安定したことを確認しました。』
『消毒作業終了したら業務に戻れ。星5確定ガチャ レジェンドドラゴンが当たる』
『翻訳機の故障を確認 下克上処理をデイリークエストで配布 翻訳機に異常が発生』
「… 為什麼我們要說日語」
父王を殺すのは下克上だが
母親を殺すのは狂王だぞ
みんな母親から産まれてくるので母親による暗殺未遂は多くの場合は水に流される
殺されるのは妻(女)であって母親では無い
解決は人工子宮しかないと思うけど宗教が許すことは増田が生きているうちには無いと思う
あったら小躍りしちゃうね
人工子宮は動物に限れば早産児のサポートという名目で実用化されている↓
https://www.nature.com/articles/ncomms15112
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7517.php
まず、頼むからうっぴーは信用しないでください。あの人ほど信用ならないソースはないです。
どれくらい信用ならないかと言うと「ラノベ界の失礼クリエイター」ぐらい信用ならない感覚です
つまり、「うっぴー曰く」と本文に入った時点でその発言はラノベを読んでる人間やなろうを読んでる、書いている人間から見ると
アゲ圧が常にあり続ける場合ってアニメ化した「本好きの下克上」とか今マガジンで連載している「シャングリラフロンティア」とか出来なくないですかね?
前者は研究開発パートとかあるし、後者は蠍パートの修行やアイテム集めが面白いまであるし
初めの方にクライマックスを連続させる手法はわりとアニメとかドラマでもあるんですが、
そのクライマックスの連続から徐々に色を出す段階で落ち着いたり差別化が入ってくるものなんですよね
この辺り音楽ではない「シリーズ」であるからこその変化ですかね。
多分シリーズ一貫してでクライマックスを続け続けるのはわりと至難では???というのはあります
テンプレとパクりって何が違うの?というのは、
テンプレってフォーマットとしての再現性があったとしてもオリジナリティの余地があるんですけど、パクリの場合はそのまま100%のコピーって違いは結構はっきりするかなと。
つまり、例えば同じシチュエーション(「学校の裏で告白」とか「正義の味方が必殺技で悪を倒す」)からいろいろ書かせてもわりと十人十色になったりします
「学校の裏で告白」だとノーマルなものを書く人も、百合だったりBLだったり書く人もいるでしょう
もっというと「実は宇宙人なの」って告白を書く人もいるかもしれません
今ランキングで流行している「パーティを追い出されてそのあと元パーティがピンチに陥って見捨てる」っていうのはシチュエーションです。
・パーティからどう追い出されたのか(主人公の人格的問題?能力が目立たなかった?)
・ピンチの種類(主人公が索敵を担当していたので敵が索敵できず囲まれた?)
・どう見捨てるか(死ぬのをじっと見ているのか、笑いながらギャグとして演出するのか)
みたいな演出の部分ではどうとでも味付けできるわけです
この辺り、あらすじが同じであればパクリ、というのであれば
触れた方がいい娯楽なんて何一つない(触れるか触れないか自分で好きに選べばいい)ので別に何も見なくていいんだが、2020秋アニメに限定すると「100万の命の上に俺は立っている」と「神達に拾われた男」のプレゼンをしたい。というか、友達がいないので無に向けて語りたい。
先に言っておくと「語りたい」だけで「面白い」とは一言も言ってない。「神達に拾われた男」は退屈といえば退屈(好きだけど)。「100万の命の上に俺は立っている」は面白いけど、別に2020秋アニメの中で1番だとは思っていない。
それはそれ、これはこれで、この2つの作品はテーマが「ありきたりなように見えてありきたりでない」ので、この微妙な部分について語りたくなった。
ちなみに2020秋で1番好きなのは「魔王城でおやすみ」です。理由は可愛いから。
なろう系のテンプレ、「現実で冴えなかった俺が異世界で無双する」話。だと思った?
大きく間違ってもいないんだが、微妙に違う。この作品は、「現実で周りに馴染めなかった俺が、異世界で評価されてみんなに受け入れられる」話。なんだよな。
最近のなろう系では「追放されて復讐する」系が流行ってるらしいが、この作品は「元の土地を追放されるも、別の土地では追放されず、優しい人に囲まれながら上手く生きていく」話なんだな。
この作品において、主人公を褒める周囲の人間というのは、「神輿を担ぐ下っ端」ではなく、「偉い偉いと褒めてくれる親戚のお爺さん」なんだよな。
そしてだからこそ、主人公は周囲の期待に応えようと頑張る。見ていて心があったまる話だよ。
「本好きの下克上」っぽさもあるけど、それより「けものフレンズ」に近いかもしれない。
設定だけ見ると「異世界GANTZ」とでも呼ぶのが妥当なのかもしれないが、この作品の1番の見所は「主人公(達)がダークヒーロー”ではない”」ところだと思う。捻くれた倫理観に固執してはいるけれども、決してそれが直接的に「かっこいい」ものとしては描かれていない。どちらかといえば、それは彼らの未熟さの一部なんだよな。
こういう描き方はある意味「聲の形」辺りに通じるところがあるかもしれない。
彼らは弱い。この世界に対して全く無力だ。でもそんな世界で自分を守るために、必死で強がって周囲を威嚇している。そういう姿が丁寧かつリアルに描かれている。
そんな必死で我武者羅に生きる姿が、最高にかっこ悪くて、かっこいい。
面白いよ。
梟雄、楠永玉秀には押さえがたい野心があった。武威ノ本第3位の勢力である居戸家で家臣の筆頭人になる、いや惣領である小鯨白姫すら超えて下克上を成し遂げることだ。
居戸領内には全光寺と呼ばれる宗教団体が深く根を張っていた。
信徒はもんぺ姿で自分たちを統一し、家臣を深く崇める居戸家の外交にまで口を出してきた。この武威戦国時代において勢力拡大に外交は欠かせない。多少問題のある相手でも、それを呑んで資源を交換するのも武略である。
だがしかし、極端に純化された全光寺教徒は居戸家の外交戦略に異を唱え、一揆を起こした。
これにあわてて彼らを諫めようとした居戸家の家老、馬場阿茶局は政治に疎い傾奇者ゆえ口を滑らせ「もんぺ姿の狂信者」と言い放ってしまった。失言に騒擾は拡大した。その裏には、もんぺ姿に扮していそいそと全光寺に潜入する楠永玉秀の暗躍があったという。
また楠永玉秀は家中でも讒言を行い家臣を2名ほど隠居させた疑いが後世もたれている。
居戸家の力を削いだ楠永玉秀は次いで、他の家臣の茶会の翌日、能舞台の前日に、辻説法を行い、涙ながらに自分が居戸家に尽くしながら不遇の扱いを受けており、まったく報われないことを訴えた。
領主への不信が蓄積し、全光寺勢力も意気軒昂だったところに、これは効果覿面であり、領民はたちまち真っ二つに割れた。武威ノ本各地で家政の失敗があいついでいた時流もあった。楠永玉秀は南蛮商人カルロス・某に情報を握らせ、舶来品と同時に風説を流布させた。
ここで、かねてより楠永玉秀への疑惑を強めていた桜桃みやこ、虫愛軽路、古田三目の居戸三人衆が決起、楠永玉秀と合戦に及び、宗教施設でもあった居戸家の本拠は激しく炎上した。爆発的な上昇気流に火の粉は高く舞い上がり、他家を恐れ慄かせた
楠永玉秀は得意の変装をもちいて一揆の中に何食わぬ顔で潜り込み、主家への不満を煽ることで多くの領民を味方につけた。そして内乱に荒廃する居戸家を尻目に家臣の一人を誘って出奔、民衆の判官贔屓と以前の人脈を活かして勢力を急速に拡大していった。
彼の誤算は居戸家が内乱の勢いのまま滅びず、騒乱の記憶が失われなかったことであろう。滅んだ居戸家を吸収する梟雄の目論見は頓挫した。
これは居戸家の家臣、鈴木神楽が連日にわたる鉄砲の三段撃ちで前線を支え、意気消沈していた他の家臣が復帰するまで戦線を支えていたことが大きい。
滅びなかった旧主家に対して楠永玉秀は初心の讒言を忘れず、ついでに新しく関わりをもった他の家中へも讒言を市中に振りまいた。自画自賛を交えながら。
ここに一人の剣聖が登場する。目にも留まらぬ二連続の抜刀術を得意とする彼は楠永の行状を疑い、仲間と共に調査を繰り返していた。
ある日、楠永を訪れた剣聖は得意の抜刀術を披露することになり、古着を着せられた巻き藁相手に抜いた。
「……ふぅ!」
抜刀の二撃が着物を十字に切り裂き、トドメの突きが古着の背中を突き抜けた。その切っ先には何やら札がついていた。
「呉服屋帳面屋お得意様 楠永玉秀殿 納入先土倉住所○○○ ○○○ ○○○ ○○○」
「ややっ!こ、これは……!?」
その土倉は繰り返し扇動や讒言を行う者が変装の服を着て出てくることで仲間内に注目されていた土倉であった。無数にある土倉の住所が偶然一致することは考えがたい。少なくとも楠永家中の者が謀略に関わっていることは確実であった。
剣聖は「であえであえ!」する楠永玉秀の前から血路を切り開き、市中に証拠の品を晒した。自らのしたことの大きさに改めて震えながら。
楠永玉秀は謀略への関わりを否定したものの、その理路は整然とせず、急速に求心力を失っていった。
「こんなこともあろうかと東の幌生家とはよしみを通じておる。今度は飛ぶ鳥を落とす勢いの幌生家と結ぶことで成り上がってくれるわ!」
ところで世間がオタクに罵詈雑言を浴びせることに一切の躊躇のないのはオタクを下に見ているからなのかもしれない。
おそらく世間はオタクの世界をゆるい馴れ合いの世界だと誤解しているのだ。
「オタクの世界は金さえ払えば誰でも仲間に迎え入れてもらえる」
歪んだ偏見だよ、それは。
オタクの世界ではド素人だろうがベテランだろうが分け隔てなく面白さでジャッジされる。
面白さの戦場では年季の入ったベテランオタクでさえ、足を踏み外すことが日常茶飯事だ
それはちょうど綱渡りとフルマラソンを同時にするようなものだ。
一方で面白さを満たす限り、オタクの世界は万人を受け入れることだろう。
ド素人がベテランに下克上することがオタクの世界の日常風景だ。
オタクの世界は面白さを満たすなら、どんな落伍者でさえ受け入れる懐の深さを持つ。
反対に、たとえどれほど現実社会で成功を収めていようと面白くなければオタクの世界に居場所はない。
正解のない正解を、性癖という名の羅針盤だけを頼りに探し続けているんだ。
オタクがしばしばお気持ちと揶揄をするのは、これと矛盾しているように思えるかもしれない。
オタクからしてみれば世間のお気持ち表明なんてものは、ほんのお遊びに過ぎないからお気持ちと揶揄にされるのだ。
オタクのやっている本当の気持ちの領域での戦いと比べれば、お遊び同然なのだ。
本来であればオタクの世界の外側のことまでかまっている余裕はない。
だが、付け加えるなら本来構う必要のない世間からの謂れなき弾圧に敢えて反論するときにもユーモアの精神を忘れないのはオタクらしいと言えよう。
オタクの世界では面白くないことをすれば一瞬にして居場所を失う。
それならば余計なことは何もしなければいいと考えるかもしれない。
なにもしないのであればマッハで風化し忘れされて過去の人になる。
オタクであり続けるには日本刀のように研ぎ覚まされた高度な技が要求される。
見る人が見れば自明だが知識のないものには判断のつかないことはまれによくある。
そう、世間からはオタクであり続けることがいかに困難で賞賛に値することかがまるで見えていないのだ。
オタクであり続けることの価値を知らないからオタクを幼稚だなどとバカにすることができる。
オタクの世界がゆるい馴れ合いの世界だと誤解しているからオタクを馬鹿になどできるのだ。