はてなキーワード: 救急車とは
勤め先の利用者さんが亡くなった。
先週熱が出て、下がらなくて、5日目の夜救急車で運ばれて、検査の結果は翌日に分かり、2日くらい元気で居たみたいなんだけど、急変しICUに、そこから1日たたずに亡くなった。もともと心臓も弱くて、どんな病気に罹ってもヤバい人だった。もともと余命いくばくと言われたままなんやかんや数年生きて、そこがまた可笑しかった。
施設で生きるちからがめちゃくちゃつよい人だったと思う。人を見るとニコニコして、身体がついていかないのに愛嬌を振りまいて、トイレもお風呂もつきっきりで介助度高いのに疎ましがられることなく、あの人をきらいな職員なんかいなかったと思う。ただそこに居て、その日いちにちを穏やかに終えられればいい、それがその人の役目だった。
きっと、わけが分からないままに苦しいなあと思いながら亡くなったと思う。その人のことが大好きな主治医の先生(その人のおかげでコロナ対応じゃない病院に入れてもらえた)のもとで。
それはやるせないことだ。どんな死だってそうかもしれないけど。
もしかしたら逃げ切れたかもしれない人を、守ってあげられなかった。今必死で逃げているときに、その人を連れて行ってあげられなかった。
病院に行く前に、検査結果が陽性になる前に、もしかしたらできたことがあったかもしれない。
むしろ、我々がそばに居たからこそ、こうなってしまったのかもしれない。
暗く、冷たいやるせなさが、終わったあとに襲ってくる。
コロナはこわい。
感染力が高いというのは、触れたものすべて冒してしまうとかではなく、知らないあいだにウィルスを振りまく宿主の数がとても多いということで、それに改めてぞっとした。
施設という環境で、もうどうしようもないこともたくさんあるのだ。他者が他者に関わらないと、仕事も命も成り立たない人間ならではのシステム。ウィルスはそれをとても効率的な方法で壊しにきたのかもしれない。
今もずっと、元気な職員が働くしかない。他に方法がないんだから。
もう誰も、死んでほしくない。それはただ、無力な祈りだ。
それにすがるしかない、遺された人への救いだ。
政府がよくやってるとは思わない。
豪華客船への対応、お肉券にお魚券に旅行券、突然の休校要請、かと思いきやなかなか出さない緊急事態宣言、10万円配る配らないのゴタゴタ、そして虫入りマスク。
政府がよくやってるとは全く思わない。
しかしそれを一旦於いてみたとしても、果たしてこの何ヶ月かで医療崩壊は防げたのか?
足掛け5年という長期計画で病床を削って来たという時点で、今回医療崩壊することはもはや避けがたかったのでは?
高齢化を見据えてカネのかかる高度急性期及び急性期病棟を削り、ついでに療養病棟も絞って医療費削減を、というのがコロナ前までの地域医療構想であり、病床再編計画だった。合理的で妥当性があると判断された方針だった。
誰もこんなことになると思っていなかった。
いや、たぶん専門家は「こうなったらどうする」という警鐘を鳴らし続けていたはずだが、それを聞いた上で、「そうなったらその時だ」式に、目の前の高齢化に備える選択を取ってきたのだ。
東京都23区内某所在住だが、ここのところ毎日救急車のサイレンを聞いている。
毎日必ず最低1回。朝も昼も夜も聞く日もある。早朝、深夜、関係なしに。
現に今も鳴っている。
たらい回しの立ち往生なんだろうなあ、と思う。
せめて医療用マスクとか感染制御アイテムはさっさと増産したれや、と強く思う。
あと肉の壁になってる方々、マジで逃げた方がいいよって言いたいけど、もう今更逃げ場もないだろって言われたらそうかもねとしか返せないので言えない。
頑張れる範囲で、頑張ってください。
元肉の壁より。
・日本では、新型コロナウイルスに対するPCR検査を「蔓延状況を調べるデータ」として行っているわけではありません。
・PCR検査が増えないのは、キャップの問題もありますが、「PCRをしても意味がない」と言うのも大きいです
・PCR陽性者の数は、緊急事態宣言地域の流行状況を反映できていません
PCR検査は、あくまでも医療の補助検査として用いられています。その結果を指標に流用しているだけです。ですから、「蔓延状況を調べるデータ」としてのPCR検査を主張する人は、最初から話の軸がずれています。岩田教授などがそうした目的で検査充実を訴えるのは全く正しいのですが、実務として現場ではそう言う目的で検査をしてはいません(そんな余裕はないので、やるなら厚労省辺りが特別チームを作ってサンプリングするしか無いでしょう)。
何が言いたいかというと、「現状、医学的に意味のない検査は行われていない」と言う事を理解する必要があると言う事です。
簡単に言えば、「検査の結果によって医療処置が変わるか」と言う事です。
新型コロナと解っても治療法はないのですから、普通の病気とかなり違ってきます。
元々新型コロナのPCR検査は、「怪しい人間を見つけ出して病院に隔離する」と言う処置をとるために行われていました。条件が厳しかったのは、単純に検査能力と陽性率(確率)の問題です。例えば、2-3日高熱出す人間が日本中で何人居ると思います?それらを全て検査するなど無意味有害なのは誰でも解るでしょう。
しかし、既に東京では病床が払底しており、「軽症者がPCR陽性となっても入院先など無い」状態です。一方、検査の感度は6割程度なので、「陰性でも新型コロナ感染を否定できない」事になります。よって、検査範囲を増やす意味は医学上有りません。ですから、軽症者は検査されません。
(ちなみに、「自宅にいて悪化したらどうするのか」という点については、コロナだろうがそれ以外だろうが死にそうになったら救急車と言う指示内容は同じなので、やはりPCR検査の意味はありません)
ただし、現在すでにそれなりの徴候がある人間(CTで明瞭な肺炎像があるなど)でも、病院にも役所にも手が足りずPCRの対象とはできなくなってきているため、検査能力の増強が必要なのは確かです。ただ、海外産のキットはPCRよりも更に劣悪な感度(なんと最適値で5割!)なので、結果に全く信用が置けず、実用に耐えません。
では現在何のために検査を行っているのかと言えば、ほぼ「入院時の隔離体制の判断」だけです。
勿論、感度の問題で絶対ではないのですが、「コロナに典型とは言えない程度の肺炎」・「他の重病人が熱を出している」と言った時に、コロナ病棟に入れて感染管理を行う必要があるのか、一般病棟で隔離処置を取る程度で良いのかの目安になります。また、PCRが陽性で重症肺炎があれば専門病院に入院させられるので病床を開けられる、と言う様な事情も出てきます。
どちらにせよ、重症者・入院が不可避な人間の扱いを決めるための検査になっているのが医療崩壊を来たしている緊急事態宣言地域の現状です。
東京都の陽性者数(PCR検査の結果)が感染状況を示す指標として使えないのは、このためです。
では何が指標になるかという話ですが、発見される重症者や死者の数は指標になり得ます。重症肺炎の患者は片っ端からPCRされてますから。しかし、これらは幸か不幸か圧倒的に数が少なく、誤差が大きすぎて指標に使えません。
ただ、感染が治まってくれば、PCR検査基準が以前の水準に戻ってもなお陽性者数は減り始めるはずです。従って、「隔離解除の基準」としては注目に値しますが、「現状どこまで酷くなっているか」は、死体の数を数える(数える意味があるくらい増えているか)を見るしかないと言うことです。
追記:
上で軽く書いた事の詳細になりますが、「検査数が増えない」理由は2月頃と現在では真逆になっています。
新型コロナが日本に入ってきた直後にかなり厳しい要件が課せられていたのは、単純に「特異な症状も無い人間を疑って検査しても多くが空振りだから」でした
一方現在、「特徴的な発熱を見たらコロナと思え」と言う状態になっています。バズフィードの記事で港区の保健所が行った検査の陽性率が6割とか言う滅茶苦茶な数字が出ていましたね(ちなみに検査感度が6割程度なので、これはほぼ検査したほぼ全員が感染者と言う解釈になります)。こうなると、「わざわざPC検査など行わなくても全員を患者として扱う」が正しくなるのです。実際、現在長く続く熱を出して病院に行くと、そう言うことを言われるはずです。
多分、80万人割るんじゃないかな
あと、病院も余裕がないから、不要不急の出産のためにリソース割けない
http://yui-george.com/2020/04/11/mywife-child/
そして、その数時間後、3月29日日付変わってすぐ妻も亡くなりました。
常位胎盤早期剥離という胎児と母体をつなぐ胎盤が剥がれてしまう症状で
この症状にかかると
子供は半分以上は助からない、もし助かったとしても高確率で障がいのある子になる。
そして母体も危ない。
手も足も耳も鼻も立派に付いてるのに。
3024gもあるのに。
数時間前は妻の中で動いていたのに。
通常に帝王切開より妻の体に大きく負荷がかかるらしく
子供が生きていれば
リスクはぐっと減るみたいですが
子供は死にましたので
コロナの影響か
あの時は、まだ手を握り返してくれたのに
もう手は冷たく
握り返してくれません。
ベッドにいたのが
棺の中になり
今は壺の中にいます。
なんなんですかね。
これは。
昼まで元気だったんですよ。
家に帰ったら
でも、誰もいないんですよ。
なんなんですかね。
これは。
新聞やネットで欧米在住者のレポートがいろいろ出てきてるが、新型コロナのような症状が出た時にまず電話してどうすればいいのか確認するのはどの国も同じ。そこで医療リソースを割くかどうか振り分けする。
「もしもし高熱で体がだるく咳も出るんですが~」
「それは新型コロナの症状ですね。ウィルス感染してる可能性が高いので家で安静にして呼吸困難がひどくなったら救急車呼んでください」
「もしもし高熱で体がだるく咳も出るんですが~」
「4日続いてます?そうじゃなければただの風邪ですね。家で安静にして気になるならかかりつけ医に受診してください」
欧米は検査しなくても「コロナの可能性が高い」と言った上で自宅療養を求める。
日本は「ただの風邪だから検査必要ない」と言って自宅待機を求める。
この違いが検査絞ってる保健所や医者や国への不満とヘイトにつながってる。
今の時期、特に非常事態宣言を出した地域では、電話で相談してきた人は全員「コロナの可能性が高い」として自宅療養の協力を求めるべきだ。
そうだな、緊急の場合は救急車にってとこもしっかり書いてあげといて
マジで俺は元増田とちがって4/1くらいから熱が上がり下がりしてんの
厚労省ラインアンケート毎日答えてて電話相談しろ!って占い結果が出たからそれに従って帰国者・接触者相談センターに3回は電話してる
でも自宅療養でってさ
幸い今の時点では私のことくらい認識できているが、家族の名前すら出てこないことが増えてきた
「死にたい」「私はもうなんの役にも立たない」「死ぬ準備をしなきゃ」今の祖母の口から出てくるのはそんな内容ばかり。
もちろん医師と家族でいろいろと相談してるが困ったことに処方される薬のすべてを疑っているらしく口にしたがらない
状況としては病識がない統合失調症患者が医師や役所の人間すら悪の組織の人間だと思いこんでて一切の治療や福祉を受けられない状態と似たような感じ。
初めて処方された場合は飲むだが、どんな薬を飲んでも必ず「この薬を飲んだせいでなんか調子が悪い」と言いだす
副作用なんて強いわけがないただのビタミン錠ですら「これを飲んだせいで気が狂いそうになる」「これのせいで腹痛が酷くなったから救急車呼んで」本当に体調が悪くなってるなら仕方ないのだが数分後にはケロッとして忘れてる
無理に飲ませようとすると頑なに拒否して暴れるのでもうどうしようもない。。。
投薬によって束の間ポジティブになることも、認知症の進行を遅らせることすら叶わない
最近転んで怪我して入院したが「じっと安静にしていてください」という医師の再三の注意を無視してすぐに追い出されてしまうことに
祖母が変なことしないよう見張ってる必要があるが、そうなるとあの死にたい攻撃を聞き続けることになる
もううちはダメだな
本当に人としての精神や魂という部分が死ぬのも多分すぐなんだろう
コロナとか関係ないところで別の絶望的な問題が着実に進んでて情報過多でこっちが鬱になりそう
いっそじわじわと死んでいく祖母を見続けるくらいならいっそコロナがこの状況を解決してくれればいいのになんて不謹慎なことまで頭をよぎる
https://digital.asahi.com/info/information/articles/SDI202004074494.html
翌28日以降、体調は一時快方に向かったが、熱は37~38度あり、食欲はなかった。容体が急変したのは30日午前3時ごろだ。ラヘルさんが「気分が優れない」と言って起きてきたという。母親がヨーグルトとともに解熱剤を与えたが、体調は良くならなかった。午前7時半ごろには、ひどく苦しむようになったという。
母親がすぐに家庭医に連絡したところ、「子供は優先できない。午前10時半に診察する」と言われたという。その後、母親がラヘルさんを寝かしつけようとしたが、10分後には呼吸も困難な状態になった。ラヘルさんは自分の手を胸におき、「なんで私はこんなに苦しいの」と訴えたという。
死んでしまうのではないかと恐怖を感じた母親は、電話で救急車を呼んだ。英語で「娘の体調が良くない。呼吸に問題がある」と伝えたが、その後も救急車は到着しなかった。当局は「言葉の壁があった。電話をかけてきた人もパニック状態だった」と救急車を手配しなかった理由を説明しているという。
電話をかけてから30分後、ラヘルさんは居間で瀕死(ひんし)の状態になっていた。知人が車で病院に連れていってくれることになり、ラヘルさんの服を着替えさせている間も容体は悪化。父親が蘇生を試みたが脈がなくなり、そのまま自宅で息を引き取った。30日の午前8~9時のことだった。その後、新型ウイルスに感染していたことが検査で分かった。
もし、パルスオキシメーターの数値を電話で伝えていれば、救急車は来ていただろうし、
500床規模で当直明けは当然のように日勤で36時間勤務、ブラック企業も青くなりそうな総合病院だった。ちなみにこれだけ働いても給料は800万かそこらだった。
「そうだ、医者やめよう」はじめてそう思ったのは約1年前、救急医7年目の4月だった。熱心な同期がバーンアウトした。よくあることだ。それと前後して上司が妊娠した。とてもめでたいことだ。ここまでは良い。問題は「当直可能な医者」が補充されなかったこと…?いやいや、なに言ってんの?補充用員なんているわけないじゃん。一人前の救急医が余ってるわけがない。そして、月5-6回でまわせていた当直が、月7-8回になった。つまり3-4日にいちどは36時間勤務だ。
それから間も無く「以前より患者さんや家族に冷たくなった自分」に気づいた。
「(一晩の救急外来受診者が)50人超えると色々雑になるよねwww」とか笑って話してた。この状況が続くと「医者として」どころか「人として」終わる、そう思い始めた。この思いに追い討ちをかけたのは五輪だ。どこか遠いところからやってきた、母子手帳不携帯で既往歴も予防接種歴も不確実な小児とか?マタ旅()妊婦の早産とか?ごった返す救急外来に救急車でやってくる軽傷患者とか?無理無理、絶対ゴミを見るような目で見ちゃうもん。情報が不十分な状況で全力を尽くしても訴訟になるケースなんかいくらでもあるしね。そうだ、やめよう、自分が今の仕事を続けたところで誰も幸せにならない!
2020年3月を目指して退職準備にとりかかった。正直この時点ではまだ迷いがあった。そこに転がり込んできたのが転職の話だ。外資系企業のヘルステック部門、年収は倍以上って、当直なしでこんなにもらえんのかよ、二つ返事で引き受け、面接の結果、無事採用された。病院の方は1年以上前に切り出したこともあり、予想より円満に辞めることが出来た。そして晴れて2020年3月、勤務医暮らしから解放された。以上、救急医の30代男性がドロッポするまでの経過です。
そうそう、それからCOVID-19だ。いやほんと、このタイミングでやめてよかったなって、素直に思う。学校休みでショッピングモールに行って発熱?ヨーロッパ旅行から帰国して咳が止まらない?無理無理、絶対ゴミを見るような目で見ちゃうもん。
ちなみに疲弊した同級生達は科を問わず続々と勤務医をやめている。いつまで続くか知らないが、企業の専門職スタッフとしての医者求人は増える一方だ。そしてCOVID-19がトドメ、医療崩壊は止められないだろう。まあ、1回ぶっ壊れたほうがいいんじゃないですかね。最前線で戦う全国の、かつての戦友達の無事を祈っています。
これな、一番カッコイイパターンな。「駐在先のNYで罹患してしまって///」みたいなやつな。感染症も最先端wそんで、みなさんの役に少しでも立てればと思ってシェアしますとか言って体験談Facebookに載せてな。バズる。色々頼られる。いいね!でもその時期は終わり。イノベーター期は終了しましたwww
今罹るとここ扱いな。医療崩壊もまだしてなさそうだし、治ってしまえば後の活動も制約が少ないし悪くないチョイス。政府の対応がなんか微妙だし、現場のノウハウはまだ蓄積されてないだろうし、若干リスキー?いやいやそんなん気にしてたらアーリーアダプターじゃないよな?でもここで罹ると周りから袋叩きだ。バイ菌呼ばわりされながら終息をまたなくてはならん。恨まれなくなかったら家に篭ってろよwww
社会は混乱してるけど、日本人はシャイだしヘタレだしギリギリ崩壊してないくらいのタイミング?首都圏はロックダウン中かな。医療崩壊しだして、間違いなく自宅で熱と不安に苛まれながら過ごすパターンだな。持病があるやつはここで罹ると死ぬぞ、家に篭ってじっとしてろwww
なんだかんだみんなここで罹る。ボリューム的には一番大きいわけだし。医療崩壊。治安悪化。救急車はもう呼んでも来ませーん!周りもみんな同じような感じだし同情もされず注目も浴びない。ま、死線をくぐり抜けた仲間として連帯感は生まれるかも?一番死亡率高いだろうし、お前ら死ぬのはまだ嫌だろ?家に篭ってろよwww
運に恵まれウイルスから逃げ切れればここにたどり着く。良かったなおまえら。ワクチンもあるし医療現場も立て直しつつあるぞ!もしかすると有効な薬もあるかもしれん。サバイバリスト達が楽しそうに飲み歩くのを、しばらく指を咥えて見てないといけないかもしれないが命あっての物種。それまでおまえらせいぜい家に篭ってろよwww
感染患者を運ぶ救急車がない https://toyokeizai.net/articles/-/342132?page=2
男性の陽性結果が出たのは18日。翌19日、病院は閉鎖された。新規患者の外来や救急の受け入れは中止された。受診予約をしていた約500人の患者に電話し、すべての診療を断った。
2つ目は、受け入れ病院への搬送だ。患者を感染症の指定病院へ移さなければならなかったが、どこへ搬送したらよいかわからない。杉並区の保健所に相談すると、候補となる病院を複数教えてくれたが、受け入れの交渉は病院がする必要があった。
やっと決まった受け入れ先が、文京区にある都立駒込病院だった。しかし、患者を病院まで運ぶ手段がない。「感染患者を搬送するために救急車を出すことが認められなかった。わらにもすがる思いで近くにある消防署にかけ合ったが断られ、民間の救急サービスに電話してもだめだった」(高橋副院長)
助け船を出したのは、病院長と親交があった民間病院の荻窪病院(杉並区)だった。同院から借りた救急車を総務課長が運転し、主治医と看護師が同乗して男性患者を駒込病院まで搬送した。女性患者も陽性が判明した後日、駒込病院へ搬送された。
しかし、第3の苦闘が待ちかまえていた。