はてなキーワード: 生活費とは
正確には「自分の置かれてる現状に対してロクな根拠もなくプレッシャーを感じないでいられる事」と言うべきだけど
その性質を持って生きるのは悪くないんだと思いたい
自分は高校を卒業した後と大学の学部を卒業した後にそれぞれ2年と1年通ってない期間がある
必要なお金は自分で払うならいいって言われたから入学金+最初の授業料をバイトで稼ぐという事で1年稼いで大学に行く予定だった
でも行く予定の大学に落ちたから1年浪人して2年かかったけど…最初の1年目は受験をやってない場合でも2浪扱いになるのか…?
まぁ親は学費は違うけどお金を払ってくれない物は一つも無かったし
Androidのスマホも2度買ってくれたし通信費も全部払ってくれたし今も通信費を払ってくれてる
今までずっと一人暮らしをしていなくて親に生活費を払ってもいない訳だけど、でも恵まれてる家庭だって言われたら理不尽だと思ってる
授業料免除や半額についての基準まで言わないと駄目なんだろうか?
なんというか大学行くやつは自分が恵まれてる事に感謝しろって意見がムカついて仕方ない
こっからは高校を卒業して2年目の話になるが、多少お金に余裕があると感じたからデリヘルを利用してしまった
本番出来る店の中で何とかお金が大丈夫なラインを探したが結局10回近く利用してしまったと思う
フリータイムの分払わずに済むから家に呼べたらって考えてしまった事がある
一応は東京の国立の大学に入る事は出来たが終わってる人生だと少し思う
そして大学に入った後もなんとか年5回くらいは利用した
それで親には学費払うから!って言って大学院に進む事も決めてしまったからデリヘルを利用し続けられたんだと思う
就職活動してた場合の方がデリヘルに行く余裕は出来なかったと思う
学部4年目もそこまでキツくない発表だったからデリヘルに行けたんだと思う
デリヘルについては知り合いに知られてないとは思う
そして1年またバイトで稼ぐ期間を設けて別の東京の国立の大学院に入る事が出来た
ヘルスで本番無しを1回は利用したけど…何と言うか馬鹿にされるが愛が無いのがキツいと言うかそう思ってきて利用出来なくなった
研究に関しては自分には好きな分野があってそれにずっと熱中するのは好きだし大学院も今の所楽しい
修士の研究テーマも多分これでいいというものを定める事が出来た
ここまで見直してみてやっぱりバイト先だけは恵まれてるかもしれない
何処とは言えないが運輸会社の仕分けのバイトが作業が楽とは言わんがキツくは無い
作業がそこまで難しく無いから作業中に研究の事を考えるのも良かった気がする
深夜や早朝を何度か切り替えたけどでも他の用事とも被らずに出来た
塾講師はそんなに纏まった時間とれなさそうだし覚えなきゃいけない作業がいつまでもありそうだし
仕分けの方が良かった気がする
就職も決めてない、何となく研究者に行けないかって今も思ってる
なのに4月から2年目だけどまだ学振について分かってない事がある
60歳でかならず人生が終わるってわかってるんだったら50歳くらいで仕事辞められるんだよな。
もちろん、仕事が生きがいの奴は続けりゃいい。
65歳とか70歳まで働かなきゃなんねーのは結局、自分の人生が働けなくなった後も続いてしまうからであって
60歳で死にますってなってりゃ、仕事辞めてから60歳の誕生日までの生活費が溜まった時点でリタイアできる。
年金払ってる分をリタイア用に自分で積み立てるなり、死ぬ日まで働く前提で使っちゃうなりどうとでもできる。
身体なんて20歳以降基本的には衰えていく一方で60過ぎたらピークの4分1もない。
なのに一番楽しめる20代30代を死ぬ前のロスタイムのために浪費する人生に何の意味があるんだ。
60歳になったら強制的に死ぬんだから属人性を排除した仕組みを作るだろうし、技術の継承も盛んになるだろう。
孫の顔が見たいんだったら20歳くらいで子供作って、その子供にも20歳くらいで子供作らせればいいじゃん。
行ける行ける。余裕余裕。
「不摂生な生活していたら加齢とともにどんどん体調が悪くなって鬱っぽくなってきた……」
「十分な睡眠と適度な運動と瞑想の習慣と野菜を1日350グラム食べろ。それでお前の人生は好転するはずだ。さあ、今すぐ睡眠・運動・瞑想・野菜しろ! 睡運瞑菜! 睡運瞑菜! 睡運瞑菜!」
と説教したくなるよな?
そいつがネットの赤の他人で病気になろうが死のうが自分にとってはどうでも良いとしてもだ。
同じように、
「将来が不安だ……年金はちゃんともらえるか分からないし……インフレで生活は苦しくなってるし……老後は二千万円必要なんて言われてとても貯められない……」
「今すぐネット証券でNISA口座を作ってオルカンを積み立てろ(S&P500でも別にいいぞ)。値上がりも値下がりも気にせずドルコスト平均法で積み立て続けろ(既に貯金がたっぷりあるなら積み立てではなく最初に一括で買った方が理論的には儲かるそうだ)。それでお前の老後は救われるはずだ(でも半年分ぐらいの生活費や近い将来の大きな出費は現金で持っておけよ)。さあ、今すぐNISAオルカン積み立てしろ! オルカン! オルカン! オルカン!」
普通にはたらいていて平均的な収入がある独身の人が実家で両親や家族といっしょに暮らしていると「自立していない」「独り立ち(≒家を出て1人で)すべき」などと非難(?)してくる人がいるけど、必要性もないのにわざわざバラバラで暮らすのって生活費の面からすると無駄じゃね?
「自立」ってナンダ??
具体的に今彼女を妊娠させたとして、彼女が産むことを選択した場合に彼女は退学や退職をせざるを得なくなる。
それによって彼女が高卒子持ち女性になったり転職の目処も立たず無職になったりするわけで、その時にまず彼女を養えるのかという問題がある。
まだ結婚を考えないほど若いであろう君の年収でいきなり嫁と子の生活費、子の教育費を賄えるのか?
そして産むとしたら当然自分の両親や彼女の両親にも伝えないわけに行かない。
彼女の両親が君に対してどんな目線、どんな言葉を浴びせるか、聞いたことないレベルの罵詈雑言を浴びせられて半殺しにされても文句は言えないよね。
SNSで「無責任に娘を妊娠させたら男」として学校や職場でも白い目を向けられるようになり社会的な居場所もなくなるかもしれない。
彼女は親に絶縁されるかもしれない。そうなったら勿論彼女を養う責任は君にある。
そして産まない選択をして中絶した場合、君は君の彼女を殺人者にすることになる。
さらに、日本の中絶手術は非常に遅れていて、彼女は中絶手術によってもう二度と子供を産めない体になるかもしれない。
将来結婚して適齢期に子供が欲しくなっても、若い頃の過ちのせいでもう取り返しがつかない。
上記のようなことを真に理解していたら、生で出そうとするだけで萎えて使い物にならなくなるはずだが。それを詳細に想像してもまだ性欲に抗えないというのなら、どうぞ生でやってほしい。
生活費どうしてんの?
でも最近、20代前半になって、周りの友達が当たり前のように「〇〇歳くらいまでには子供欲しい」とか、遊んでいる時に子供を見かけると「かわいいー!早く産みたい!」とか言ってて衝撃を受けている。全然子育てに興味がわかない自分からすると、彼女たちのように心から子供を欲しがる人たちが眩しいし羨ましい。当たり前のようにそう思える心が欲しかった。
自分にとって、子供というのは高リスクかつ金ドブというイメージしかない。
育てるのが大変な障害を持って生まれてくるかもしれない、犯罪を犯すと親である自分も迷惑を被る、正常に生まれてもしつけとか親の責任重大な面倒ごとが多すぎる
金ドブ
健康に安上がりに育てたとしても20年近くの生活費と学費+αは親の責任として捻出する必要があるがその支出をペイできるほどのリターンを得られる確率は限りなく低い、自分が元気な20~40代にかなり重い支出を強いられる
正直子供のことは手間と不利益ばかりかかるのにやたら高額という最高レベルの負債にしか思えない。
しかし友人たちにとって子供や子育てというのはみている限り心から魅力的なものらしい。なかには「結婚(=旦那さんができる)そのものには興味ないけど、子供が欲しいから結婚相手探してる」みたいな、自分からしたら信じられないような子もいる。
彼女たちをみていると、心から子供が欲しいと思える人格に生まれるというのはかなり幸運だよなあと眩しく感じる。今更どうにもならないことだけど羨ましく思う。
今から20年くらい前の小学校の高学年の時、児童会の募金活動と同時に空き缶回収があった。
アルミ缶を集めて回収に出すとお金になるからそれを募金にするらしい。キロ単位集めてでいくらになります。みんなで世界の恵まれない子を支援しましょう!おうちの人にも話をしてお金と空き缶を持ってきましょう!と先生による説明が行われた。
うちはシングルマザーなので空き缶だけでもいいですか?ととなりの席の子が質問した。
生活カツカツなんです、缶の飲み物だって買うの大変なので拾ったものがいいですと続けた。
場の空気が凍る。
数10円も持ってこれないのか!日本に住んでる子は恵まれてるんだ!となぜかその子に激昂する先生。先生も悪気はなかったと思う。
隣の席の子は泣いた。
お金用意するの大変なのに先生もひどいこと言うなぁって気持ちと、先生が怒り狂った記憶が強烈に焼き付いている。ユニセフのCMを見るたびにその事を思い出していた。
保育園に子どもを預けて日々自転車操業。両親こそいるけど育児に仕事、家事、私が倒れたら…なんて不安を抱えつつもなんとか生活している。
別に食うに困っているほどではない。
ありがたいことに食いっぱぐれのない仕事をしていたのでなんとかできる。
保育園の連絡帳にそっと義援金集めますのお知らせが挟まっていた。
ただ気持ちがいっぱいというか生活費の余裕がないというか、生活する上で気持ちの余裕がないのに、なんて思ってしまった。
今財布の中に入ってる数百円ぐらい出せるよ?出せるけどさ。
募金集めるって話した時、お母さんどんな気持ちになるんだろう。顔には出さないだろうね、私だってそう努める。
きっとその子の家も数百円は出せるんだとは思うけど。
隣の席の子は今どうしてるのかな。
募金の度に思い出してたりするのかな。
世間ではさぁ~、1人の女を愛して子供作って育て上げるのが男としての本望とか言ってるけどさ~、嘘なんよな
いや、確かに子供は欲しいよ?自分の遺伝子を持った存在って夢あるじゃん。
でもそれにセットして老いて価値が無くなっていく女と、莫大な生活費がかかるわけでしょ?罰ゲームじゃん。
正直子種だけばら撒いて、女に勝手に育ててほしいわ。たまに見かけるだけで良い。それで十分。
それである程度大きくなったらたまに飲みに行くとかでいいんだわ。
そう聞くとさ、「子育てをしてない親は尊敬されないよ」とか言うけどさ、あれ大ウソだよ。
自分の周り、1人親で育った家が結構あるんだけどさ、確かにみんな自分の育ての親を大切にしてるよ?
で、間違いなく全員一度父親を憎悪してるんだわ。まぁ母親に色々吹き込まれてね。
でも社会人になると手のひら返すんだよな。
まぁ大体経営者とかだから、「社会で稼ぐ」ことがどれだけ大変か理解すると、金やコネ持ってる人の方に皆行くんだわ。
母親にこっそり嘘ついて、一緒にレストランとか行ったりしてんの。それで尊敬とかしてんの。
当たり前だよね、家に閉じこもって小さく稼いでる親より、外でバンバン稼いでる親の生活の方が魅力的に映るからさ。
それと同時に1人暮らしして、これ言うのもなんだけど「意外と家事って楽じゃね?」って思っちゃうわけよ。
やりたいことやって太く短く死ぬのが本望。
そこは夫婦間の話し合い次第だと思うけど、女の方の給与は全額おこづかい、男の給与は全額生活費に充てるってのが一般的なのか?そんな夫婦俺の周りでは見たことないけどな…
雨の名前を持った少女との出会いは友人に連れられて行った異国のバービア街だった。
女性を金で買う遊びに慣れておらず、結局友人を残してバービア街を出るとその入り口にたむろする何らかの事情でバービアにすら所属できない人達の塊が見えた。ふと目に止まったその少女は若い頃に別れた恋人にとてもよく似た顔をしており、つい話しかけてしまった。その子が何かを言おうとした時に横から、女衒の様なおばさんが出てきて、カタコトの英語で値段を連呼している。プレイステーションのソフトが一個買えるくらいの値段で彼女の夜は売られていた。
僕は彼女の時間を女衒のおばさんから買い取り、彼女をホテルへ連れて行き話をすることにした。彼女は英語があまりうまく話せず、昨日田舎から出てきたばかりとのことだ。
普段見ているニュースやこの世界の中ではでは、よくよくある話だが実際に触れたのは初めてだった。
Google翻訳を介して彼女の言葉と僕の言語を交換していく中で色々なことがわかった。
女衒に見えたあの女は彼女の母親で、アル中であること。彼女は母親の酒代と自分たち家族の生活費の為にこの仕事を始めることを決意したこと。そしてその初めの客であり、今はただただ怖いということを話してくれた。
彼女の名前はナムフォン、雨を意味するあだ名であること。タイでは基本的に本名を使わずにあだ名でお互いを呼び合い、そのあだ名は生まれた場所や、その日の天気などから決めるのだそうだ。僕はナムフォンに危険なことは起こらないということ、そして君が望むならお金だけを渡して今すぐ前の場所に戻っても良いことを伝えた。
ナムフォンは戸惑い、報酬に対して正当な対価を返せないのにもらうことはできないと言った。言語の壁が翻訳では取り払われず、意図が上手く伝わらない。しかし、もどかしいやり取りを繰り返す中で彼女は報酬はもらわなくても今日はもうあの場所には戻りたく無いと震える声で教えてくれた。その時、彼女の電話がなり、彼女の母親が金はちゃんともらったか確認を入れてきた。困った彼女の電話を借りて間違いなく彼女にお金を渡すこと、そして気に入ったから朝までここにいてもらうことを伝えた。彼女の母親は満足そうに電話を切った。横でナムフォンは泣いていた。
翌日の予定をキャンセルし自己満足でしか無いけど雨の涙に寄り添い、温かい飲み物を彼女に飲ませた。
彼女を囲む根本的な闇から救い出してあげることはできない。それでも今この時できることは翻訳を介して彼女の話を聞くことだけだった。
帰り際手元にある金を彼女に全て渡し、少しでも早く今の場所から逃げて、自分の幸せを考えた欲しいと伝えた。しかし彼女は笑顔でありがとうと言いつつ、まだ小さな弟を残して逃げれないと悲しそうに呟いた。
一瞬彼女を連れて逃げようかとも思ったが、ただの旅行者である自分にパスポートも持たない彼女を連れていくことはできない。彼女と連絡先を交換し、何か力になれることがあれば連絡して欲しいことだけを伝えた。多分彼女は不気味に思っただろう。僕も逆の立場なら目的が分からず混乱するはずだ。
家賃3万円代の家に住み、大学院では入学金は親に出させてしまいましたが無利子奨学金とTA・RAで生活費と授業料をすべてまかないました。博士課程では奨学金額があがったため車も持てました。免許は暇な学部生時代に取っておきました。
なお学振は全て落ちてます。あの頃は申請書を書くのが下手くそ過ぎて。
このように実家が太くなくても生活レベルを落とす覚悟があればドクター進学はできました。
あとは運!兄弟が留年したりして急なお金が実化に必要になって進学を諦めた学生さんもいました。大病をして諦めた学生さんも見ました。そういうことがなかったのは幸運でした。
周りの助けもありました。当時は珍しかったであろう高額のRAがなければ研究に集中できたかどうか。授業料はすべてRAで支払えました。教授に感謝です。
あれから幾星霜たった現在、ドクターへの補助は(大学にも依るでしょうが)手厚くなっていまして、ますます実家が太くなくても進学しやすくなっています。お悩みの際は近くの教職員にご相談を。
私はかなりの倹約家だ。
社会人になってから十数年。「貯金をしなかった月」というのがほとんどない。収入がある度、その一部をエンヤコラと積み上げ続けて来た。
実家暮らしで契約社員で給与が13万ぐらいだった頃も、エイヤと上京して月給18万(額面)で月6万ちょいの部屋で一人暮らしを頑張っていた頃も。
「金がない、ああ金がない、もっといいブランドの服やメイク用品を買いたいし、いい店でいい酒を飲んだりご飯を食べたりしたい」といくら思っても、貯金を一切しないという選択肢を取ったことがほとんどない。思えば、学生時代のアルバイトでもそうだった。「収入を使い切る」ということがまずない。
恐らく、生まれ育った家が世間的に見てトップクラスの貧乏だったので、節約や貧乏暮らしには慣れっこだったからだろう。
数年前、妹が一人暮らしを始めたとき「ねえ、家にあるのって全部お店でいちばん安いやつだったんだね」と言っていたのが印象に残っている。
もちろん、結婚式などの出費が続いて貯金ができなかったタイミングや、スキルアップのために学校などに通って貯めていたお金を一気に十数万とか使った時期は一部ある。でも、どんなときも基本的に年収2年分の貯蓄を目指して「何かあったときのための備え」というのをつくり続けてきた。
投資系や節約系の有名ユーチューバーさんたちが提案している技や生活費の考え方は、既に私の生活で取り入れいているものが多かったりする。
「ああ、やっぱり私の考え方って資産形成をする上で間違っていないんだな」と、まるでおさらいをするような気持ちでそれらを閲覧する。
動画コメントなどを見ると、「わかっちゃいるけどなかなか実現できない」「そもそも本質を理解できていない」という人はかなり多いようなので、私は恐らく金を使わなかったり金を貯めたりするのが得意なのだと思う。私も動画とか出せば再生回数は伸びるだろうか。
20代は給与が手取り20万に満たないことがほとんどだったけれど、30代半ばを迎えた現在は平均収入ぐらいは手に入れていて、その内の3分の1〜3分の2は貯蓄や投資などに回しており、20代の頃は夢のまた夢だと思っていた額の資産が口座にある。
まあとは言え、私は独身で子どもは当然いないし、賃貸暮らしなのでそりゃあこんなものだろうとも思う。結婚式して新婚旅行行って家の頭金払ってなければそのぐらいの資産はあるよという人は多いだろうさ。
一方で、一緒に住んでいる恋人はかなりの浪費家だ。
付き合った直後は貯金が数十万しかなかった。働き盛りで仕事も上司に取り入るのも得意な彼にとってそれは、「十分な備え」だったようだが。
けれども、付き合った直後に死ぬか否かの大病に罹ってしまい貯金は完全ゼロに。
治療が終わった今は仕事も復帰し一緒に暮らしているのだけれど、とにかく放っておくと月給をほぼすべて使い切ってしまう。
同居当初に「毎月食費をこれだけで収めて、貯金をこれだけ二人でしようね」と話していたけれど、「今月少ないから貯金なしでいい?」みたいなのが何度か続き、あるときふと共有の貯金通帳を見たら私がいない間に勝手に引き出していた。当然ブチ切れた。その他にもいろいろあった。CICにも問い合わせを強いる出来事もあった。何度も何度もブチ切れて、泣いて、沈黙して、「いっそもういいや!」となっても、そのたびに彼は「頑張る」といって、私と一緒にいたいと言う。やっかいなのは、ほんの少しずつだけど改善は見られてきていることだ。ほんの少しすぎて何度もブチ切れるのだが。
別れるか?別れないか?ずっと押し問答を続けている。お金の問題はシビアだ。とは言え、自分はそもそも「自分で稼いだ金で生きる」のが好きだし、誰かに養ってもらうとなると恐らく窮屈に感じるので相手が自分の分だけしっかり収入を得ていたらそれでいいのか?という気持ちにもなる。
とは言え、金がないのは世間的にはダメとされている。資産がなければ社会的信用も、選べる人生の選択肢も薄っぺらい。一人で好きに生きるなら好きにしてもらっていいが、誰かと人生を共にしたいなら、改善はしてもらわなければいけないと考えている。
ただ、私は一般的に見て倹約しすぎる節があるとも理解しているので、彼に自分と同じ水準になれとまでは思わない。
彼が一般人から見て相当な浪費家であると同時に、私は一般人から見て相当な倹約家だからだ。自分と同じ(例として収入の半分を投資に回す等)を強いれば、彼以外の人だって苦しさを感じるだろう。
逆に、私がもし彼から「オレと一緒の感覚になれ」と言われたらジゴクのように感じる。それはきっと彼だって同じ。大切なのはお互いの歩み寄りだ。
でもふと、彼と生活をしていると、例えばRPGゲームなどをプレイしていると、彼の生き方がプラスに働く場合も時にはあるなと思う。
ゲームをすると、私は貯めたアイテムや武器をいつまでも使わずに起き続けている節がある。保守的な生き方と似ている。結果、敵を倒すスピードは遅い。
一方で彼は、貯まったアイテムはすぐに何か別のものに変えてスキルアップし、武器をどんどん使ってどんどん強くなっていく。彼の方がRPGをクリアするのは早い。
なんなら武器もなんかカッチョイイ。みみっちい感じでゲームが進む私は、なんか地味。武器もかっこわるい。
私は私でゲームを楽しんでいるけど、もし閲覧者がいたとして、どっちのプレイが見たいかと言えば断然彼の方だろう。
ゲームと現実では次元が違うけれども、私の生き方は彼から見れば「お金がせっかくあるのに使わずにひたすら貯めてどうするの?目的もないのに?」という信じられない行動をする人なのだろう。
私もある意味そう思う。投資知識をある程度身につけた今でこそ、「老後資産にする」や「親の介護資金」というほんの少し具体的な目的があるけれど、以前は「お金を使うのがもったいないから貯金する」というスタンスだったように思う。「お金を使わない人生が趣味です」とも言えるのかもしれない。それは、果たして幸福なのか?と言われるとわからない。不安を取りのぞくために貯めているという感覚が近いのかもしれない。恐らく私は、死ぬときがいちばん金持ちタイプだ。
彼がもし「お金が貯められない」病だとしたら、私は私で「うちにはお金がない」病に呪われているようにも感じる。
両極端だからこそ、どっちの価値観も学び合って、ちょうど半分ぐらいになれたら、いいんじゃないかなと思う。
私は、彼の考えなしで破天荒な性格は嫌いじゃない。安定志向で恐がりな私に「自分一人では絶対に見れない景色」を見せてくれるのが彼なのかもしれないと思って、一緒にいる。
「金遣いの荒い彼氏」というのは、非常にキケンだ。そのままでは、老後はのたれ死ぬしかないだろう。
いざというときはいつだって別れるんだ。その気持ちは常に持ち続けている。
でも、彼と私が力を合わせれば、「お互いに自分一人では辿り漬けなかった、ちょうど間の人生」が待っているのかもしれない。
そう思ってなんとなく一緒に暮らし続けているけれど、もういい年だし、まあやっぱり、金銭感覚があう人と暮らせてる人はマジでいいなと思う。
みんな金銭感覚とかどうやって合わせているんだろう。恐らく、ぴったりあう人同士で暮らせている人の方が少数だろうな。