はてなキーワード: 幹事とは
完璧な飲み会など存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね……
ではないが、予算からはじまって駅からの近さ、交通の便、人数、食の好み、内装、酒飲む人飲まん人、アレルギーある人ない人、全部考慮して決めてたらそりゃ誰かしら不満のある店にならざるを得ないと思うんよね。
決める作業そのものがその人専門の仕事で業務でそのために採用されたならともかく、片手間にやるわけじゃん。なら文句言ってやるなよって思う。
こんな腰掛け程度の労働しかしてない癖に自分主人公とか何様だよ。
引き継ぎが新人でもできる程度の内容しかやってなかったとかwwwそれで給料貰ってたとか。早くやめてしまえよ。
だいたい送別会なんて必須じゃなくてボランティア精神でみんながサービスでやってくれるものなのに
何あれこれいちゃもんつけてるんだよ。みんながお前に付き合う時間の迷惑考えろよ。
幹事や今後会社に残って仕事する連中からしてみたら今後戦力になる新人を立てる方が大事に決まっているだろ。
お店は予約三ヶ月待ちのお店で、界隈ではかなり有名な、プレイベートではなかなか手が出せない価格帯の高級店。
「和食と洋食どちらがいいですか?」みたいな軽いノリで主賓の退職者(以後Aさん)にざっくり希望聞いたつもりがまさかの店指名。こっちから聞いておいて無下に却下は出来ないので、参加者の負担は重くなるがこの店でいくことにした。
ちなみにAさんはいわゆる寿退社。別にトラブルがあって辞めるではない。とは言えキャリアもそこそこでそれなりに責任もある立場だったので、結婚しても仕事は続けるものだと皆思ってたので少し面喰らったのは否定できない。慌てて追加の社員を求人して、何とか周る体制を整えた。引き継ぎに割ける期間も短かったので、新人1人では無理があるだろうと2人の新人を迎え入れた。色々大変だったが、とは言え辞めるのはAさんの選択だから外野がとやかく言うべきではないだろう。引き継ぎの新人教育もしっかりやり一応の責任は果たしている。
Aさんが指定した三ヶ月待ちのお店は予約人数の変更を受け入れてくれないことが発覚した。
いつも飲み会で利用するお店は、店側も会社の飲み会用途を前提としているので、多少の人数の増減には柔軟に対応してくれる。しかし今回のお店はそういうお店ではなかった。
しかも追加のメンバーとなるのはAさんから仕事を引き継いだ新人2名。この2人は既に職場の一員として立派に働いてるし、直近ではAさんと一番一緒にいた時間が長い社員でもある。この2人を外すのは考えられない。それに、この2人にはAさんに餞別の花束と記念品を渡す役割を既に頼んでいる。見送られる主役はAさんで、見送る主役は新人2名だ。
予約したタイミングではまだ入社してない新人の人数を把握する事は困難だったとは言え、もう少し早く動いていればどうにかなったかも知れない。これは完全に自分の不手際なので、自分が欠席して別の人に当日の幹事を依頼しようとも思ったが、2名の枠を作るにはまだ足りない。
そこで、店を変えることにした。新しく選んだ店は、チェーン店とは言え元々のお店の2/3くらいのちょっとリッチな価格帯。少し落ちるが、飲み会利用を想定していないお店を選んでまた同じ失敗をする訳にはいかない。今度は人数調整に融通が効くかも確認した。普段の飲み屋と違い、キャンセル料も馬鹿にはならない。
何とか事なきを得たつもりだったが、ここで問題が発生する。
店の変更を主賓であるAさんに伝えたところ、突然泣き出してしまった。
自分が大切にされていないと考えてしまったのかも知れない。誤解を解くため「これは新人2名の参加を可能にするための店変更で、他意はない」という旨を必死に伝えようとしたが、なかなか分かってもらえなかった。
「右も左も分からない自分たちに仕事を教えてくれたAさんを傷付けることになってしまった」と新人達も居た堪れなくなりトイレで説明を試みたが梨の礫で、Aさんはトイレから出るとそのまま早退してしまった。
最初から予約変更が柔軟な店を選んでいれば、または新入社員が入ってきた段階ですぐ予約変更していれば、もしくはちゃんと丁寧に説明していれば...Aさんは自分を軽視されたと傷付かずに済んだかもしれない。いくつか分岐点があったにも関わらず、自分はそのすべてで間違ってしまった。いや、考えが浅かったというより、ちゃんと考えてなかった。頭を働かせていなかった。自分は無脳幹事だ。
開催してもらうだけでありがたい話でってので終わりだと思うけどね。
退社が決まってるとはいえ、送別会の時点で籍があるのなら増田は会社の中の人なわけでしょ?
つまり新人さんは増田にとっても幹事にとっても後輩、部下なわけで
そうだとしたら先輩・上司が自分の行きたい店に行けなくなるからって部下・新人を会から外すのは
さもしい話だと思う。
増田みたいなのがいるから会社の飲み会は死滅するべきなんだよ。
お前みたいなやつはどうせ美味い店選んでも「高い」「これ食べられない」「遠い」「前も使った」「テーブルが離れてる」「貸切じゃない」とかあらゆる文句を言い始めるんだよ。お前が今回言わなくても誰かが言うぞ。部長レベルの人間でも言ってくる。それも三日前にだ。てかお前も文句言ってる時点でその一人だよ。職場でよろしくやってるつもりだった人間でもこっそり幹事に「高い」とか文句言ってくるぞ。所詮人望なんてその程度なんだよ。思い上がるなや。追加された新人なんてスケープゴートだぞ。どうせそれも部長の入知恵だろ。新人だってほぼ知らない人間の送別会に行きたかねーことくらい分かるだろ?そこから推測しろや無能。(会費が高いなぁ。そうだ、人数増やそう)という部長の本音が「折角だから新人くんたちにも来てもらったら?」という建前になるんだよ。まさに増田みたいな察してちゃんが思い通りにいかないからといって後で文句言う一番害悪のパターンだな。お前みたいな後出し察してクレーマーが出世したらこういう害悪になるんだろうなー最低だな。しかもそれが一人二人じゃなく複数いるんだよ飲み会って。その時幹事は部長とお前の間で板挟みになってる。もしくは他のクレーマーとお前の間で板挟みになってる。
別に幹事がお前の希望を察してお前を優先したからといって、お前がノイジークレーマーの盾になってくれるわけじゃないもんな?だってお前は「主役のくせに自分の希望すら言わない」無能なんだから。「聞かれたら表明します」とでも言うのかな。主役だからなんでもしてもらって当たり前だもんなぁ卑怯だなぁ何様だよ。
で、そこでお前が「どうしてもこの店がいい」ってハッキリ言ってないんだったらそりゃ偉い人やクレーマーの言い分を飲むわなぁ?
だって幹事はどうせ若手が持ち回りで無理矢理させられてるんだからな。お前が幹事のことどうでも良さそうに無能とかボロクソに言ってる時点で察するよ。どうせお前と幹事の関係って大したものじゃないんだろ?ちょっと仕事で関わったことがあるくらいだろ?そいつはな、お前のために送別会を開いてやる義理なんて全くないんだよ。
そもそも幹事はそんな業務外の面倒くさいことなんかやる必要ないのに職場でちょっと関わったという義理だけで「「「好意で」」」労働してやってるんだよ。なのに開いて貰えるだけで有難いってどうして思えないのかねぇ。決まったことに後から「本当はこうしたかった」って文句言うだけでいいんだから参加者様って楽チンでいいですね〜。
あとお前は簡単に無能とか言うけどな、お前の会社の規模とか立地とか知らんし送別会が何人なのか知らんけどな、「ビルが並び立つ都心のオフィス街にあってn十人も人数が入って予約が取れて予算内に収まって使い回されてない美味い居酒屋」みたいな都合のいい店がそこかしこにあるかっつーの。それこそチェーン店しかねぇよ。文句あるやつは幹事やってみろや。どんな店選んでも俺がイチャモンつけて「はい無能」って言ってやるから。どうせこのブコメにも「でも皆の希望を叶えるのは無理だから幹事なら最低限ここだけはこうしないと〜」って奴が沸くんだろうけどそういうやつがワラワラいてその基準が十人十色だから様々な文句が幹事に集まってくるんだよなー自覚ないやつは気楽そうでいいなーホントに。とにかく職場の飲み会は死滅しろ。少なくとも気兼ねなく希望を言えて文句をコントロールできる範囲のほんとに仲良い奴だけの身内でやれや。儀式にすんな。巻き込むな死滅しろ。
あーこれ、幹事の中では「新人の参加了承⇒店の変更も可能」って思ってるから本人に了解とったのになんで?って思ってるよねえ
まあでもこの幹事だったらチェーン店に変更する前に確認があったとしても「店の変更できなかったんだ、増田さんやめるし新人の歓迎もしたいから予約のできるチェーン店にしてもいいよね」って悪気なく言われてたと思うし、そういわれてどうしてもこのお店が良いですとはいえないんじゃないかな。
幹事と話をしていて、泣いてトイレに逃げて、新人が来たって流れで、幹事が新人に説明して謝罪に向かわせたって思ったんだけど。
新人2人も一緒に話していたような記述もないし、幹事から説明したりしなきゃ新人が細かい事実を知ることはもっとあとになるだろうし、謝罪に向かう2人を止める場所にはいるよね。
予約3ヶ月待ちのお店でわたしの送別会を開いてもらえることになっていた。
プライベートではなかなか手が出ない価格帯だけど、界隈ではかなり有名だったので楽しみだった。
自分で言うのも何だが仕事は人並み以上にこなしていたしキャリアもそこそこで周囲からは信用されていた。
寿退社という円満退社だし、引き継ぎの新人教育も手を抜かずしっかりやった。
だからそれくらいのご褒美をもらうにふさわしいだろうと考えていた。
ところが、来週という段階になって突然幹事がわけのわからないことを言い始めた。
「新しく入った〇〇さんと〇〇さんも参加したいっていうんだけどいいかな?」
はぁ。別にそれは一向に構いませんけど、予約3ヶ月待ちの店でそんなことできると思ってます?
口には出さなかったが当然無理だろうと思っていた。
ところが、翌日幹事は信じられないことを口走った。
「やっぱり人気店だけあって人数の追加は無理だったよ。だから悪いけどお店を●●に変えさせてもらったよ」
え?いやだ、ちょっとまってよ。
さらっとなんて言った?
その名前、チェーンの中では悪くないけどいうてチェーンですよ?
価格帯も半額とは言わなくても2/3くらいだし、なんなら自分でも行けるし。
え?え?なんでひょっこり入った新人の参加を優先してわたしの最後の楽しみを潰した?
なんか状況がよくわからなくて自分でもわけのわからないまま無言で泣き出してしまった。
いや、そんなに泣くほど楽しみだったわけじゃないけど、でも、予定していたものが急に変わったり、新人の参加が優先されてたり、いままで自分がやってきたことって何だったんだろうって急に虚しくなった。
幹事が何か必死に言ってたけどこんな状態で事務所にいるわけにもいかないからとりあえずトイレに避難。
そしたら新人二人がものすごく申し訳無さそうに謝りに来るじゃないですか。
いや、お前らじゃねえよ。参加できるかもとかいりもしない期待をさせたクソ幹事連れてこいよ。
いきなり新人に個人的なことで謝らせて、表向きみんなに気を使って急な変更でも頑張ってお店を探した幹事を非難したみたいな感じになっててわたしだけ悪者になってない?
行きたかったお店楽しみにしてただけなのになんだよこの仕打ち。
いやー、なんだか全然そういうことじゃないけどうまく説明できないからってその日は早退しました。
次の日からもなんだか変にギクシャクしてしまってやりづらいし、どんな顔で送別会に座ってればいいのか全く見当がつかない。
これが「郵政ぐるみ選挙」/元郵便局長の体験談/郵便、郵貯、簡保に次ぐ「第4事業」/公務中に後援会員、カンパ集め
官の組織を通じてやったことは、自民党から出る郵政候補の後援会員名簿集めと自民党へのカンパです。どちらも、郵政局総務部長から、都道府県にあるブロックの幹事局を通じて、普通郵便局の局長に指示がきました。
私の体験によると、後援会員集めは、参院選の前の普通郵便局長会議の時に指示されました。
私が普通局長のときは、局長会議の昼休みや休憩時間に、とりまとめをする幹事局の局長から「これ例の」「第四事業の」と封筒を手渡されました。なかには、氏名や住所、電話番号を書き込む後援会員名簿用紙が十枚前後入っていました。
みんな自分と家族の名前、ときには友人、知人の名前を書き、局長、幹事局長、総務部とさかのぼって提出するのです。
カンパは、選挙にかかわらず年二回のボーナス時に集められました。普通局の課長になると一回五千円を出します。普通局長のときは一回一万円でした。
これらのことは職務上のラインを通じてすべて公務中にやっていました。第四事業というぐらいですから、これは職務だ、管理職になればやるものだ、と思ってやっていました。拒否すれば、(昇進)ラインからはずれるとも思っていました。
二〇〇一年の参院選で、近畿郵政局長ら大量の郵政関係者が公選法違反(地位利用)で逮捕されました。しかし、今度の参院選でも、元郵政審議官の長谷川憲正氏が職域候補として立候補を予定しています。
もう年々食べに行くお店が尽きはじめてる
幹事はそれぞれ持ち回りで1回はやる
お互いに言ってないけどこのくらいで用意してくる
繁華街は栄えてるし、お店も無いわけじゃないたくさんある
2500円くらいのコースから初めて年齢上がるにつれて予算あげたり
昼のランチもあったりビュッフェもあったりしたので一概にこの値段じゃない
独身の子の家で鍋パーティして材料費を割ったら一人1000円ほどっていうのもある
2000円-2500円コース→大学生や若い子が多くて煩い場合あり、だいたいイタリアン
3500円コース→洋食、和食(鍋含む)、中華と選べる、半個室や個室があって騒がしさと分けられる
ビュッフェやバイキング→ホテルのものなので美味しいが予算的に3000円台は昼になる
個人宅(独身の子の)→もちろん準備や後片付けを手伝うがキッチンが狭い、包丁1本しかない
結構いろいろやりきった感があると思う
あとやってないのはBBQかな
宿泊を伴うのはしたことがないけど6人いると生理日のバッティングの関係でできないことが多い
何店舗くらい行ったんだ?って1○年×6回って計算したら70~80店舗くらいに行ってるってことに気づいたわ
そりゃ行きたいなって思ってた店、あんまり無くなったなって思うわ
>安い、安すぎ等
競合店舗の多いからコースの相場としてはすごい安いってわけじゃないし。
社会人&私の年齢層ならもっと高い値段の店舗でも・・・って話は分かるんだけど、同じ会社の同僚同士とかじゃないし価格帯としてはこのくらいになってしまうかな。
そもそも女子会コース自体、飲み放題や品数多くしてオプションいっぱいにしても男性ほど飲み食いしないし、安めに設定されがちだと思う。
いつも二次会とか誕生会前に集まるときに何しようって思ってたのでいいかも。
リムジンかー、前に話題になった時に調べてたんだけどあんまり興味なかったー。
>また行きたい店はないのか
行ってるよ、同じ店で誕生会をすることもあるし、別の友達と普通に食事として利用することもある。
反対に、普通にお店に行っておいしかったから誕生会コース利用こともあるよ。
>レンタルスペース
準備と片づけするのがめんどいのでお店にしてるところあるので、料理+部屋でコースを同じくらいの見積もりになってしまうと家でいいかなって思ってしまう
>同じ店に通えば
季節によって食べたいものとか違うし2か月に一回は全然常連でもないし、無理かなあ
やったことあるよ、いい年してみんなでラウンドワンでバスケとかしたよ
>三回に一回1万コースは
たぶん、難しいだろうなあ
誰の時にやるのかっていうのもあるし、予定が合わなくて全員そろわない時もあるし
いいね、ランチ会にしたことは何回かあるよ。ホテルとかフレンチとかも良かったよ
小学6年生だった。2ちゃんねるのオフ会板みたいなのに、「未成年オフ会」ってのがあって友達がそれに参加したいというから一緒に参加した。
幹事は小学生女子二人の参加を快く受け入れてくれた。トラブル起きそうだから嫌って言われてもおかしくなかったのに。貴重な経験させてもらえたことにとても感謝してる。
オフ会で何するかなんて知らなかった。
全財産は2千円もなかった。全部握りしめて都会に行くのは大冒険だった。
参加者は15人くらい。ほぼ高校生〜大学生だった。スレにいたヲチ班曰く「小学生が可哀想に見えた」らしいが当事者はオフ会の仲間入りできて誇らしくて大興奮だった。
金がなさすぎて何も頼めないでいたら幹事さんがBLTサンドを奢ってくれた。トマト嫌いだったけど、ご馳走してもらったのに残すわけにいかなくて無理やり食った。ちょっぴり大人になった気がした。
マイク渡されて宇多田ヒカルのトラベリングを歌ったのだけ覚えてる。
結局その会の最後まではいなかった。途中、数百円を残して先に帰った。これで足りるよ、と言われたけど日曜だったし今思えば足らずがあって出してくれてたのかもしれない。
特にその時いた人と交流があるとかはないけど、こないだそのときのプリクラがふと見つかってガキンチョたちのささやかな大冒険を思い出して懐かしくなったので書いてみた。
自分の子供が「オフ会にいってくる!」って言ったらもにょりそうだし行かせたくはないけど、こういうちょっと背伸びした経験もしてほしいようなほしくないような……複雑な気持ちになった。
小学校の高学年の時、クラスメートに一人、すこぶる不気味な男の子がいたのだ。
みんなでワイワイ一緒に遊んだりはしない、クラスの人気者枠ではない、群れてない、かといっていじめられっ子だったわけじゃなく、別の男の子と2人でいることが多かったように思う。目立つタイプではなかったけど無口というわけでもなく、誰ともしゃべらないということでもなく。スポーツはあんまり記憶がなく(ということは特に目覚ましく運動神経が良いわけではなかったんかな)、勉強は出来る子の部類だったんじゃないかなと思う。
その子が私に向かってたまに敵意を感じる言葉をぶつけてきた。学校からの帰り道、私が友達たちと別れてひとりになった後で。とはいえ「いじめっ子」というのとも違う。何ていうか、意味不明な言葉をさも罵倒っぽく投げつけてくるのだ。
当時の我が家は一戸建の家の前にカーポートがあり自家用車を置いていた。某スポーツタイプセダン。その車の車種名を何故か私に向かって投げつける。大声で、時には走り寄ってきて追い抜きざまに小声で。「ばーか!ばーか!」みたいな口調で、車種名を。
最初は、まさか車種を大声で叫ばれてると思わないから「?(野良猫でも見つけて喜んでるのかな)」ぐらいに思って私に向かってる言葉だと気づかなかった。ある時、追い抜きざまに我が家の車を指さして「(車種名)!笑笑笑」と嘲り笑いをして去って行ったので、何?車がどうしたの?と。小学生女子それも大してメカに興味があったわけでもないので自家用車の車種名なんてぼんやりとしか知らず、ああそういえばうちの車そんな名前だったかもなぁ。と思う。そして嘲り笑いへの強い不快感。
家に入って兄に「うちの車って変なの?」と聞いた。今思えばごく普通のファミリーセダンだ。ノーマル派の父が珍しくホイール変えた位で他は純正。ホント没個性の普通の車だったのだが、笑われるのは辛い。
同級生に笑われたの…と話をしたら、兄(やさしい)は心配してくれて、イヤなら反撃しろ、反撃できないなら帰る時間をずらすとか、友達についてきてもらえ、ついでに家でみんなでマリカーでもやりゃいいじゃんと言われた。みんなでマリカーやるのはすごく良いなと思ったので、一緒に帰っている仲のいい友達を誘ってマリカー大会をやった。兄(3つ上、やさしい)が謎のマリカーキングでアホみたいに上手かったので、兄がいるときはたまに混ざってくれた。「○○の兄ちゃんの神技見よう」みたいなノリで我が家がたまり場になった。
楽しかったのは良いのだが、毎日みんなが集まってくれるわけはない、せいぜい週に1回。当然ひとりで帰る時が大半で、なるべく時間をずらして後ろからついてこられないようにしようと思ってはいてもいつの間にか後ろにつかれ近付かれて追い越して振り向きざまにギロッと睨まれたり、思い出したように車種名を叫ばれたりしていた。本当に気持ちが悪かった。
マリカー大会仲間のなかの男の子2人とマリカー以外でも仲良くなって、いつの間にか3人の家を行き来したり、3人でどっかちょっと遠くの公園まで遊びに行ったりするようになった。たまには大勢でマリカー大会やりつつ、男の子の行動半径の広さ(私は割と引っ込み思案なタイプだったので)に引っ張られていくうちにだんだん楽しくなってその不気味な男の子の嫌がらせもどうでも良くなった。たまに睨まれたりされてもそんなに気にならなくなった。そのまま小学校は卒業。卒業するまでの間、散発的にその男の子の言ってくることやってくることで嫌な気持ちになることはあったような気がするが、まぁどうでもいいやという感じになっていた。マリカー大会から私は、女の子も男の子も含めて友達が一気に増えたこともあって、すっかり引っ込み思案じゃなくなった。
中学受験とか公立の学区違いとか引越しとかで、小学校の友達は割とバラバラになり、特に仲のいい数人以外とは日常的な交流はなくなるが、それでも「ジモト」だから色々彼らの消息は伝わってくる。大人になって「私に向かって車種を叫んでくる彼」の消息があまり幸せそうだとは言えないようなのが、なんとなく心に刺さったとげのような気持ちになっていた。
他の子たちは、私立中・高→いい大学→いいところにお勤め&美人と結婚みたいなエリート人生まっしぐらな子から、公立のいい高校行ったのに放浪→自称クリエイター実態は奥さんが養ってる、とか、保育士(男)とか、ホテルマンとか、子供3人育てて町内会の仕切りしてと忙しそうなお母さんとか、中学出たら実家の料理屋さんを継ぐために修行、今は板前さん、みたいな子まで色々いる。実家を継いで板前さんになった子以外はみんな実家は出ている。私は中高出て大学行って会社に入りワーカホリックになりアイツこのまま結婚しないのかと言われてたけどかなり遅くにウッカリ結婚した。
その「例の彼」は、私の母いわくずっと実家にいる。同じクラスでご近所だったから彼の母親と私の母親はご近所づきあいをしているのだが、彼の母親から聞く話が割と辛い話が多いようなのだ。母は私にその詳細は言ったことはないが「あなた実家帰ってきたならたまには地元の飲み会(年に1度、年末に帰省して顔出せそうな子が板前になった子の家に集まって飲む)に誘ってあげたら?」と言ってくる。私はそうねー幹事くんに言っとくねーと言ってお茶を濁す。一度は幹事に誘ったら?と言ったがその年の飲み会には来ておらず申し訳ないがホッとした。いつもつるんでた悪友男子2人からは「あいつはお前のことが好きだったんだから放っておけ」と言われた。もちろんこちらも深入りするつもりは100%ない。当たり前だ。中年に差し掛かった今でも鮮明に思い出せるほど不気味だったんだから本当に。もしアレが好きな気持ちの表現だったとしても、そんなもん受け入れられるわけがない。
実家で暮らしている私の母は、日課である朝の散歩の時に出勤中らしき「例の彼」とすれ違うと言っていた。気が付いた当初はあらおはようなどと声をかけていたのが彼からリアクションがゼロで、ひょっとして人違い?と心配し彼の母との井戸端会議にて確認を取ったところやっぱり本人よね?となり再度あいさつや会釈を試みたもののノーリアクションで、ついに先月、なんか気まずいから散歩コースを変えることにしたと言っていた。