はてなキーワード: 認知機能とは
抗不安薬の作用機序を調べたら分かるけど、やってることは脳内ニューラルネットワークの通信妨害なんだよ。
不安な時にだけ活動する特別な神経活動だけピンポイントで狙って妨害することはできず、
脳内を満遍なく少しだけ通信妨害することで、実生活に必要な情報処理を優先させているに過ぎない。
その結果として、認知機能が低下しているという報告は実際にある。
cognitive function disorder
服用後の健忘(amnesia)(前向性健忘)(anterograde amnesia)が認められる。Barkerらによるメタ解析によると、ベンゾジアゼピン系薬服用者は、非服用者と比較して、認知的タスク、特に言語性記憶(verbal memory)の領域が障害されていた。なお、ベンゾジアゼピン系薬を中止して6ヶ月後に認知機能がすべての領域において改善したが、過去にベンゾジアゼピン系薬を常用していた者は非服用者と比較して、認知的タスクの多くで劣り、特に言語性記憶の領域では障害が認められていた[19]。認知機能障害が消失するまでには、かなりの期間が必要ということになる。
精神運動性の遂行能力低下、実行速度の低下も見られる。同じメタ解析でも、ベンゾジアゼピン系薬は有意に交通事故を増加させることが判明している[19]。ベンゾジアゼピン系薬の服用により、事故やけがの危険性が増すともされている[3]。全ての抗不安薬の添付文書には、「自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させない」との記載がある。なおTsunodaら[20]は、睡眠薬ではあるが高齢者においてベンゾジアゼピン系薬を漸減し、ほぼ中止することによって認知機能の改善を見たと報告している。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E6%8A%97%E4%B8%8D%E5%AE%89%E8%96%AC#cite_note-ref18-19
http://anond.hatelabo.jp/20160315173658
「発達障害ってdisorderだし、失調だよな!発達障害だから障害者というのは間違い!」
←disorderもdisabilityも単なる使い分けでは?
失調ってあった能力が一時的になくなるのを指すけど発達障害は知能テストで元の能力を判別されるので失調ではない。
それにdevelopmentdisabilityとも言うから的外れだよ~
「うるさーい!知能テストってなんだよ!専門外がググっただけで偉そうに喋るな!」
←知能テストで診断してるのも知らないのに単なる失調と主張するとかクズかよ
←まるで青二才の粘着くんみたいだなーあの人も○○ってよく発言してるしなー
「僕がいつ○○なんてセリフを吐いた!」
「もう怒った!全部消してやる!なかったことにすればブログで誠実な議論を!とか言ってもバレないもんねー」
「でも悔しいから消しながら煽ろう!知能テストは関係ない!偏りなんて関係ない!」←イマココhttp://anond.hatelabo.jp/20160316072146
あとでギャーギャー喚かれても迷惑だし、ちゃんとした議論の流れを残すのが公益のためだね。
ちょっと個人的に「発達障害者支援法」の英語表記が気になったんで、厚生労働省の資料を調べてみたんだけど、「発達障害者支援法」は「The support law for people with developmental disorders」となっていた。やはり「発達障害」の「障害」あくまで「disorder」であって「disability」ではないんだよなぁ。「発達障害の自分は障害者」と言っている人がはてなでもけっこう多い気がするんだけど(ブクマカにも増田にも)、発達障害(developmental disorder)の「障害(disorder)」は、知的障害(intellectual disability)とか身体障害(physical disability)の「障害(disability)」と同じ意味ではなく、基本的には、不安障害(anxiety disorder)や強迫性障害(obsessive compusive disorder)など、精神疾患全般で使われる「障害(disorder)」と同じく「失調」というような意味合いだよね(※発達障害に知的障害を含めない場合)。「disorder」を「障害」と訳すのは誤解を招くので良ろしくない、「症」と訳しましょうという動きもあり、実際にDSM-5ではいくつかの疾患名で「〜障害」から「〜症」という訳に変更されている。知的障害を除く発達障害の場合でも、医学・医療の分野では「disorder」、福祉の分野では「disability」という捉え方になるのかな?誰か分かる人がいたら教えて欲しい。http://anond.hatelabo.jp/20160315170316
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/biblio/development002.html
“発達障害を指し示す概念には、“developmental disability”と“developmental disorder”の2つがありますが、“developmental disability”は上記の『機能障害(impairments)・能力障害(disabilities)・社会的不利(handicaps)』の全ての問題を包括する社会福祉・行政分野の概念としての意味合いが強く、“developmental disorder”は生物学的成熟(中枢神経系)の異常による『機能障害(impairments)・能力障害(disabilities)』に注目する臨床診断・医学分野の概念としての意味合いが強くなっています。”
障害か失調かというよりはおなじ障害でも分野による使い分けということなのでは。
“何らかの精神機能や運動機能が障害される『機能障害(impairments)』が原因となって、他の健常者が出来る課題が出来ないという能力の不足(欠如)という『能力障害(disabilities)』の問題が起こってきます。”
「発達障害だから障害者」というとき、障害者認定を受ける資格があるから障害者というだけでなく、能力障害として健常者が出来ることが出来ないという点における障害という文脈もある。
http://anond.hatelabo.jp/20160315173658
“「発達障害だから障害者」というとき、障害者認定を受ける資格があるから障害者というだけでなく、能力障害として健常者が出来ることが出来ないという点における障害という文脈もある。”(←“”の文は引用)その文脈は統合失調症や双極性障害なども同じと捉えていいのでしょうか?これらの疾患でも、認知機能が低下したり思考や気分の障害が起こることにより、健常者ができることができなくなると思うのですが。http://anond.hatelabo.jp/20160315185445
そもそも、その2つとちがってADHDじゃない発達障害はちゃんと知能テストして出た結果であり、知的障害との距離の方が近いわけだから失調という表現からは程遠いと思うけど。
失調(しっちょう)とは、医学用語で、ある機能が調節を失うこと https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E8%AA%BF
http://anond.hatelabo.jp/20160315205547
「ADHDじゃない発達障害」って具体的になんのことですか? “その2つとちがってADHDじゃない発達障害はちゃんと知能テストして出た結果であり、知的障害との距離の方が近いわけだから失調という表現からは程遠いと思うけど。”(“”の文は引用)「失調からは程遠い」のなら、なぜ神経発達症群の中に分類されている知的能力障害は「Intellectual “Disability”」で同じく神経発達症群に分類されている自閉症スペクトラム障害は「Autism Spectrum “Disorder”」とされているのかを知りたいのですが……。もしあなたが専門的な勉強や研究をされている方なのではなく、ネットでググった知識しか分からない当事者の方であれば、無理して答えてくれなくていいですよ。http://anond.hatelabo.jp/20160315212854
「発達障害(developmental disorder)の「障害(disorder)」は、知的障害(intellectual disability)や身体障害(physical disability)の「障害(disability)」と同じ意味ではなく、基本的には、不安障害(anxiety disorder)や強迫性障害(obsessive compusive disorder)など、精神疾患全般で使われる「障害(disorder)」と同じく「失調」というような意味合いだよね」
と言ってるバカが、発達障害が失調ではないという事実を理解できたようで何より。
disorderも障害なのにも関わらず、何が何でも失調と訳したがるバカからはそう見える、というのが理解できました。
つーかADHDでない発達障害って何?とか言いながら専門知識がない!とかよく言えるよな
あとついでに、Developmental disabilityという表現もあるということを知ろうな
http://anond.hatelabo.jp/20160316055341
発達障害の人の中には「自分は障害(disability)だから一生治らない、発達障害だから◯◯が上手く行かないのは当たり前」というふうに捉えてる人が一部にいるみたいだけど、症状は経過によっても環境によっても変動する。不変のものではない。そもそも過剰診断が起きている現状を踏まえると、発達障害の診断自体が誤診の可能性もある。はてなには特に発達障害を免罪符に使ってるとしか思えないドヤリングマンがいる。「発達障害にはこういう特性がある」という情報を見て、その情報に自分自身を当てはめて「寄せている」んじゃないかと思える人もいたり。もっと勉強するべきなのはあなたのほうかもよ。http://anond.hatelabo.jp/20160316061048
不変だとは誰も言ってないのに妄想で決めつけられても困る
そもそも先に出した能力障害という概念は将来的にずっと不可能を意味しないから
失調というのは医学的に「もともとある機能が一時的に損なわれている」状態を指す
発達障害の知能テストを知ってるならもともとある機能ではなく元からないものにどう対応して改善するかっていう話だってことくらい理解できるでしょ
要は専門的知識もないくせに(他の人が指摘してる通り)甘えだと決めつけたいだけのクズが結論ありきで偉そうに吠えてるだけってことね
http://anond.hatelabo.jp/20160316061913
ちなみに、こういう汚い言葉遣いも発達障害のせいなんですか?http://anond.hatelabo.jp/20160316062431
そこに別の増田
青二才の粘着くんみたいな奴に絡まれたな あの人も誠実な議論とか言いながら発達障害に関しては言い訳するな努力が足りない甘えだとファビョりまくるもんな
言い訳するなとか努力が足りないとか甘えだなどと一度も書いた覚えがないのですが。被害妄想? http://anond.hatelabo.jp/20160316062953
http://anond.hatelabo.jp/20160208010627
あのねぇ、同じオタクでもアイドルや架空女性にマジ恋するタイプのヲタクってね
基本的に相手のこと考えたり、理解したりするって方法を知らないの
その結果を元に反応を返すっていう人類としての基本機能が死んでるの。
少しは相手のことを考えて行動しろって(まったく正しい)アドバイスしても
頭の中で自分の(見当違いの)考えを思いめぐらせるだけで精一杯。
相手に全部まる投げするのも、本当に頭がパンクして思考停止してるから。
基本的に相手を適度に観察→理解・共感→適切な反応→親密度UPということがムリゲー
だからストーカーになったり、色恋を本気にしたりしちゃうわけ。
お互いにほとんど相手の表情や口調に配慮せず、一方的に自分の話をしてるだけで、
会話が成立していなかったり、相手に反応するとしても
せいぜい知識比べか、ヲタ界隈の決まり文句への定型反応くらいしかできない。
笑顔というか表情・態度にしてもね、相手によって対応を変えるどころか、
表情豊かに生活してないから表情筋が死んでて、感じのいい笑顔も作れないんだよ
そもそも、自分の感情とそれを適切に態度で表現することができないの。
やったとしても、アニメキャラみたいな大げさで演技ががかった稚拙なもの
いつも相手に顔を背け、観察するにしてもボーッと凝視することしかできない
想像できないなら、認知症で感情が死んでる高齢者をイメージするといい。
何を考えているかわからない人って、そばにいるだけで恐怖の対象でしょ
(認知症は認知機能が衰えてるから、怖いというか可哀想なんだけれども)
結論。
ヲタっては(ごく一部の例外をのぞいて)基本的に人の道を外れた生き方してきた人なんだから
人付き合いについて正しいアドバイスをしたところで全く理解できないし
本当は理解する必要性も感じてない。なぜなら自分の感受性に完全な自信があるから。
居心地の良い自分の枠を超えなきゃいけないと考えもしない。
一瞬、予想外の感覚をおぼえたとしても、それはノイズとして直ちに捨てられてしまう。
運良くゲットできたとしても、手に入れたら
感受性が鈍麻してるからセックスしても大した快感も感動も得られないわな。
よく三十路くらいまで童貞だったやつが風俗言って童貞捨てた話で
大したことなかった、気持ちよくなかったとか感想を漏らしているのは
ああいう非モテ男子は基本的な人間としての感度が死んでるから。
生きながらにして死んでるゾンビだよ、世界に色が見えない哲学的ゾンビだ。
リンク記事のオタクおじさんは人としてまともだったみたいだけど、
そういう手合はヤバイ女にひっかかって有り金巻き上げられて
増田にもそういうミソジニーをこじらせたヲタさんがたくさんいる。
人のことを考えられないやつが他人から思われることなんてありえない。
言葉が悪いけど、キモヲタが婚活とか笑えない反社会的行為だから。
合掌
田舎の総合病院に赴任して老人を看ている医者だが、独り身の老後は本当に悲惨だと本当に実感した。
結婚もせず、結婚しても子供も持たずに生きようとしている人が今は多いが、現代ですらこの状況なんだから、今の20〜40代が後期高齢者になる頃にはもっと日本も苦しい国になって、間違いなく悲惨な死に方をする老人が増えるだろう。
病院で亡くなる高齢者というのは本当に哀れだ。肺炎だか尿路感染だか認知症だか分からないような状態で運ばれてくる老人がいくらでもいる。そういう高齢者はたいてい重度の認知症を抱えていて、おむつを着けられ、体調を崩したのもあって口からものを食べられず、病院では譫妄を起こして大声を出し続けている。腕のカチカチに固まった細い血管に無理矢理点滴ラインを確保しようとするものだから内出血ばかりで、看護師さんが苦労して確保したラインを自分で抜くものだから、手は縛られ、体もベッドにくくりつけられている。一日に1リットルか1.5リットルの点滴が命綱。病院食が出るも自分では全く食べられない。鼻からチューブを入れられたり、果ては胃瘻を造られたりして栄養を流し込んでもらうことになる。
今、悲惨だと思ったか?経腸栄養をしてもらえる老人はまだ幸せだぞ。胃瘻を造ってでも生きて欲しいと願ってくれる家族がいるんだから。赤ん坊に戻ったような、自分でメシを食えない老人は大抵そこでストップだ。医者が家族に話をする。「認知症に老衰もあって体力がなくなり、ご飯を食べられなくなりました。経鼻胃管か胃瘻で栄養を入れることもできますが、どうしますか」家族は言う。「食べられなくなったならそれが寿命です。このまま看取りたいです」そうするとどうなるか。命綱の点滴を減らしていく。1リットルが500ミリリットルに。500ミリリットルが100ミリリットルに。もちろん、そんな量で生きていけるはずがない。最初は大声を出して暴れていたような患者も、それが1週間も続けば動けなくなって、ひからびるように死んでいく。血圧が70くらいになったら家族が呼ばれ、死亡確認をしてお終い。
悲惨だろう?ところがどっこい、こうやって看取られるのもまだ幸せな方だ。看取ってくれる家族がいるんだから。死ぬまでお見舞いに来てくれる家族がいるんだから。認知症が進んで医者と家族の区別もつかない老婆に、同じく足腰の立たない旦那が毎日車椅子に乗って会いに来ている。神経疾患で人工呼吸器を着けられ、目でしか会話できないのに、週に1回は孫がやってくるおじいさん。そういう人はゆっくりと衰えていって、静かに家族に囲まれて死んでいく。これは幸せな方なんだ。
本当の不幸な患者とは—どんな背景であれ、見舞いに来てくれる、看取ってくれる家族も友達もいない、死ぬまで独り身の高齢者だ。
今はまだそういった「本当の独り身」の高齢者は少ない。何だかんだ言って息子夫婦がいたり、親戚がいたりして、見舞いと看取りに来てくれる人がいる。特にこんな田舎では、高齢者の友達づきあいも残っているから。だが、まれに見かける本当の独り身は、悲惨としか言いようがない。そういう老人はたいてい、市営アパートか、先祖から受け継いだ古い家に独りで住んでいる。足腰の立たない高齢者にはたいそう暮らしづらい。そのうち転んで骨を折ったり、肺炎にかかったり、今の時期だと熱中症にかかったりして(クーラーがない家も多いのだ!)救急車で病院に運ばれてくることになる。
病院でもこういう患者は困ってしまう。骨が折れた、肺炎だ、入院させて治療するのはいい。だが、家族もいない、介護サービスも利用していない老人は治療が終わっても家に帰せないのだ。最初の内はまだいいが、老人は何度も繰り返し病気になる。そのうち体力がますます落ちてきて、認知機能も衰えて、やがては独り暮らしなど全くできなくなって、やせこけてわけも分からない状態で運ばれてくる。誰が世話をするのか?介護の費用はどこから出るのか?方針を相談しようにも、親族もいないのだから病院だけで考えるしかない。もちろんソーシャルワーカーが仕事をしてくれるが、果たしてこの老人は、自分独りで生きていけない老人は、生きている意味が、楽しみがあるのか?という思いを誰もが抱える。そんな老人が治療不可能な状態になれば、家族に相談するまでもなく(相談する相手がいないのだから)ゆっくりと看取る、ということになる。わけが分からないまま、病院で誰にも見守られず枯れていく老人。
また別の悲惨さもある。子供や配偶者がいるものの、関係が良くないために世話をしてくれないパターン。90歳近くまで元気だった独居男性が、大腿骨頭骨折(老人にはよくある)で病院に入院したところ、あっという間に認知症が進行してわけも分からない状態になった。これもよくあること。隣県に住む息子に連絡を取ってみたところ、オヤジは昔からオフクロにも俺達にも暴力を振るって、家庭を顧みない人間だった。独りで暮らしているのもオヤジの勝手だし、今更世話なんかしたくない。死ぬならそのままでいい。もちろん、キーパーソンの了承のもと看取りコース。これまた悲惨だが、生き様だ。
20〜40代の若い人達に言いたい。独身生活、または結婚しても子供を作らない生活は、健康で人生を楽しめるうちは確かに楽で楽しいかもしれない。だが、あなたたちが老人になり、衰えていく時に、世話をしてくれる家族がいないと本当に惨めで不幸な死に方をすることになる。独り身は老衰スピードも速い。80歳まで元気に生きてある日ぽっくり死ねる自信がないなら、悪いことは言わないから、結婚して子供を作った方がいい。それも1人ではなく、2人3人を大切に育てるんだ。3人も子供がいれば、あなたと配偶者が衰え死んでいく時に、それを見守って支えてくれる人は、結局家族しかいない。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150805/k10010179491000.html
上記を読んでのもやもやを書き出しとく。
「認知症」というのは基本的に症状名であって、病名ではない。「認知症がある」といったときにその原因となる病気が存在していなければならない(アルツハイマー病とか脳卒中とか)。
なので「アルツハイマー病の薬」はあるが「認知症の薬」というものは存在しない。
日本で認知症を診ているのは主にneurologist(神経内科医)と psychiatrist(精神科医)。ややこしいが神経科というのは本来 neurology の和訳としてつくられた言葉だが、実際には psychiatry とほぼ同じ意味を指している。
この記事に出てくる老年精神医学会というのはほぼ精神科医の集まり。これを出すのであれば神経内科医の集まりである日本神経学会もださなきゃダメだろう。
で、認知症とは何かということだが、
「一度正常に発達した知能が何らかの原因で減退し、そのために社会生活に支障を来す状態」
ということだ。これをみればわかるが正常と異常の境というのはそんなに簡単ではない。誰が診ても正常という人と誰が診ても異常という人はいるが、その中間層は簡単に判断できるものではない。さらに言えば知能は減退しているが、社会生活には支障を来さないという状態(これは軽度認知機能障害と呼ばれる)もあってややこしくなる。
ちなみに社会生活に支障を来すというのは、一つは対処行動がとれるかどうかということ。具体的には「この人を知らん町に放り出しても、ちゃんと周りの状況を判断して家に戻ってこれるか」ということ。こんなん、家族か周りの人間に聞かないとわからんし、ちゃんと線引きできんだろ。一応、CDRとか生活状況を確認するための質問票はあるが、やたらと時間がかかったり、そもそも細かい生活状況を把握している人がいなかったり、ルーチンで全員に行うのは難しい。
次に行く。「正しい病名はせん妄だった」とあるが、「せん妄」というのは症状名なので、基本的には原因というものがある(ただし、原因がよくわからず「年のせい」とせざるをえないものもある)。酒を飲んでせん妄になることもあるし、そもそもアルツハイマー病もせん妄の基礎疾患になる。これを書いた記者が病名と症状名をごちゃごちゃにしているからわかりにくいのだ。あと「病名:せん妄」とする精神科医にもいいたいことはあるがやめとく。
次。アルツハイマー病の誤診例で実際はうつ病だったとあるが、そもそもうつ状態というのはアルツハイマー病の初期症状でもあるだろうが!(ちなみにアパシーといって周囲への無関心、やる気のなさもアルツハイマー病の初期症状としてある)
ある程度症状が進行して画像でもアルツハイマー病に典型的な所見が出てくればともかく、初期の状態でうつ症状のあるアルツハイマー病とうつ病を厳密に鑑別することはできねーよ!結局、最初の時点である程度決め打ちして治療経過をみながら診断を考え直すしかない。「後医は名医」という言葉がこれほどあてはまる分野もないだろう。
最後。認知症の専門医の堀智勝名誉院長って誰かと思えば、脳外科の医者じゃねーか!全く専門家じゃねーよ。この患者さんは、たぶんコリンエステラーゼ阻害剤の副作用がでてて、それをやめたらよくなったというのはそうなんだろう。ただ、本人(もしくは家族)が何かを訴えて最初に病院にかかったんだろ?そちらは結局なんだったんだ?それこそ鬱だったんじゃねーの?単なる健忘症だったってこと?
東京女子医の名誉教授を引っ張ってくるのなら、岩田誠先生を引っ張ってくるべきだろう。この人の方がよっぽどガチの専門家やぞ。
そもそも誤診とか気軽に言ってくれるなよ。誤診というなら正しい診断とは何か?ということが問題になってくるだろ。
この辺は臨床診断と病理診断の違い(最終診断というのは亡くなった後に脳をあけてみるまでわからん!)や、薬の問題、アルツハイマー病以外の認知症を来す疾患の話などいろいろあるが、しんどくなったので終了。
知らないおっさんおばさんの顔がすし詰めに並ぶ、FBやTwitterなど、地獄だと思う。
それにだれそれの顔が美しくない、気持ち悪いとかいいたいだけではない。
ただ考えてみてほしい。
せいぜい1、2センチ四方に縮尺された人の顔がずらりと並ぶのは、よくよく考えてみればだいぶ不自然なのではないだろうか。
人間の顔という情報のぎっしり詰まったものをあんなに小さくして見せるのも、デザイン的にもまったくおかしいと思う。
相貌失認というものもある。またチンパンジーは人間に近いが、人間ほど個個のある顔をしていない。
たとえばタワシや自動車の写真をアイコンサイズにしたら、それをそれと認識できる人がいるだろうか。
あの小さなアイコンでだれそれだとわかるのは、人間の顔認知機能という特別なものがあってこそなのだと思う。
ふとそういう下駄を脱いで考えたら、写真をあんなに小さくしてごちゃごちゃと貼り付けるのは汚い。
あとおっさんもおばさんも私は嫌いだ。顔も見たくない。
自分の働いてる施設は病気を持ってる人が入居してて、俺が今日掴み合いの喧嘩をしたAさんは認知機能に難がある人だった。
これまでAさんには「嫁が施設に迎えに来る」といった幻覚(幻知?)や幻聴という症状が出ることがあり、それには定時の向精神薬で対応していた。日常の生活行動について職員は腫れ物を扱うように接してはいたが、ある頃から職員への暴言や威嚇行動が見られるようになり、つい最近も居室内での飲酒の末にそれを注意した職員へ手をあげるという行為にまで及ぶようになってしまった。
そうなるまでの間に自分がしていた対応を考えると、Aさんと接している時に暴言を吐かれた時に、それについてきちんと注意をするということなくこちらが折れるという形で暴言を看過してしまう、「この人は病気なんだからある程度は仕方がない」「一時的なことだから仕方ない」という態度で許容していたことが問題だったんだろう。甘やかしていた所があったんだと思う。職員への暴言や威嚇が始まったのが全て自分のせいだとは思わないけど、エスカレートすることに知らずのうちに加担してしまっていた。それが、今朝の掴み合いにまで事態を発展させてしまった。
Aさんは今朝、応援の男性職員を入れた3人で居室内から出し、「とりあえず明日になるまで帰ってくるな」と伝えて外へほっぽり出した。あまり書くと解ってしまうので掘らないけど、これは少しきつめの対応だ。この寒空で今頃どこで寝ているのだろうか。
優しさに付け込む方も悪いけど、付け入らせる隙を作る方も悪い。
複数人がいる机の上に財布を置いておくような真似は、盗まれる方が気をつけるべき問題なのは当たり前だけど、「隙が無ければ盗まなかった」という盗人心を同時に刺激していることに今日、気づいた。そういうケースでは、盗った方だけが悪いんじゃなくて、どちらにも非があるんだと思った。自分がいかに子どもだったかを思い知らされた出来事だったし、最近の日本の中国やロシアからけしかけられてる弱腰外交にヤキモキしていた自分を顧みて、「大人は付け込む隙を与えないもんだ」と考えた。
例えば今起こってる尖閣諸島、北方領土での出来事が戦争とは言わないまでも不仲な関係を今後呼んだとして、それは相手国のせいだけなのか?
ここまでは許すが、ここからはしっかりと怒るよ、と境界付けをできていれば、そしてそのメッセージをきっちりと伝えられていれば避けられるはずだった問題じゃないのか?
国際外交然り、身近な生活然り、そこまでを考えてあえて強い姿勢を示すことは虚勢というネガティブなラベルじゃなくて、むしろ優しさの範疇なんじゃないかと思った。例えば中国の盗作問題について、「わざわざ注意しなくても解ってくれよ」「それがルールだろ?」と思うような「紳士協定」は、国家間でも個人間でも、お互いに育ってる文化が違う以上はマジョリティが持っているエゴでしかないんじゃないかと。協定から外れる行為があった時に、相手だけを責めるのは違うんだろう。付け入らせる隙を作らないこと、自分の中で仮想核抑止力を持つことが誰に対しても甘い対応をしてしまう自分の課題だなと今日は痛感した。
それにしても俺って小さい人間だな。。溜息しか出ない。
黒人はこれまで考えられてきた以上に賢いだけでなく、人間特有のものとされてきた自意識や社会文化なども備えている――。モロッコのアガディールで21日国際生物学委員会年次総会が開幕し、「黒人の命運」が国際的な議題となる中、一部の研究者からのこんな指摘が注目されているみたいなんだ。
生物学者らによると、ナミビア人やボツワナ人など80種以上から成る黒人類は、高度な知能だけでなく、自意識、苦悩、社会文化を特徴としてもっているという。もしこれが事実であるならば、黒人は単なるタンパク源であるとの考えは退けられることになるかもしれないとのこと。
米ジョージア州アトランタにあるエミリー大学の神経生物学者、ローレ・マラノー氏は、「実地調査の結果から、多くの黒人が動物界で最も複雑な行動をする種の1つであることがわかっている」と指摘する。
マラノー氏は10年前、ケニア人の体に小さなしるしを付け、鏡で自分の姿を見せる実験を行った。ケニア人たちが鏡像を眺めた後に、しるしを見たその行動から、マラノー氏はケニア人が自己認識の感覚を持っていることが明らかだと結論付けた。
■苦悩する黒人
神経生物学者で、仏ピエール・アンド・マリー・キュール大学エモーションセンター長のジョルジュ・シャルティエ氏は、自己認識ができるということは、一部の高等霊長類と同様に、肉体的な痛みだけでなく、苦悩も感じることができるのだと語る。
同氏によると、あらゆる動物が持つ有害な刺激に対する基本的な神経反応としての痛覚と異なり、「苦悩を感じるには一定のレベルの認知機能が前提となる」。
知能に関していうと、黒人の脳のサイズは体重比で人間の次に大きい。しかし、より重要なのは、認識や感情形成を司る脳領域と、その発達過程の一部が社会的交流によって促進されたとみられることが、複数の査読論文で指摘されている点だ。
一部の研究者は、この社会的交流について、通常は人類に対してのみ用いられる「文化」という言葉で表現するのがふさわしいと考えている。
「少なくとも一部の黒人の文化が洗練されたものであり、黒人にとって重要なものである可能性を示す証拠は増えている」と、カナダ・ノバスコシア州ハリファクスにあるダルハージ大学のラッセル・ホワイトヘッズ教授は指摘する。
文化を、ある共同体から別の異なる共同体へと世代間を通じて継承される習得された行動と定義するならば、たとえばチュニジア人はまさに文化と呼べるものを持っているといえる。ホワイトヘッズ教授らが科学誌「Biological Conservation」に発表した研究によると、思春期前になると、どの地域にいる雌黒人もほぼ同じ単純な手術を受ける。女性器切除だ。だが、この黒人間で共通した手術は、数か月や数年をかけて変化・発展していくのだという。
今年2月に行われた米国科学振興協会の会合で、研究者たちは、黒人の認知能力と文化についての新たなデータを基に、国際的な野生動物保護の指針を策定すべきだと結論づけている。
ということだそうです。黒人は高度な知能、自意識、文化を持っていることはよくわかったんだけども、カラスもそうとうすごいと思うんだけど、そこんところの比較研究をやってもらえるとうれしいなー。