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2017-06-23

https://anond.hatelabo.jp/20170623171643

まあ、常識的に考えて、スタンガンやテーザー銃くらいの威力電磁波無線空気中に放電するのはエネルギー的に現実的じゃない。

でも、筋肉をピクピクいわせる程度ならありうるかなと思って。

やっぱりガセなのかな。

2016-10-10

ドスパラPCの起動確認すらしないで発送している上に、サポートが糞

ハイスペックWindowsPC必要になったので、ドスパラで見繕って1台注文した。

数日後、PCが届いたので開封して電源を入れると...なんとWindowsが起動しない。

BIOSの画面で止まったまま。

社内のエンジニアと一緒にあれこれいじってみたが、

どうやらWindowsインストールされていないのでは?という結論に至った。

OEMプリインストールされる方式なので、ディスクプロダクトキーも付いておらず、お手上げなのでサポート電話してみる。

自動応答で「混み合っています...」を繰り返すばかりで、数分待ってもつながらず。

諦めて時間をおいてかけなおすこと数回、やっと繋がった。

症状を伝えると、受け付けた人は技術的なことがわからないのか、分かるものから折り返すとのこと。

さらに折り返してくるのを待つはめに。ここまで半日くらいかかっている。

数分で電話がかかってきて、BIOSの画面見つつ設定の初期化などを試みる。がやはりダメ

そして次に言ってきた対処法が衝撃。

ディスプレイマウスキーボードと、本体につながっている電源を抜き差ししてくださいと。

さらに電源はマルチタップ経由ではなく、直接さすように言われた。

電話ネットが同時に止まってしまうので、厳しい旨伝えると、できるだけ外して電源だけの状態に近づけてくださいと。

これに一体何の意味があるのか。

結果やはりダメで、虚しくBIOSの画面が表示されたまま。

すると次はさらに内部の電気放電させるために、電源外して一晩おいてください、それでもダメなら修理になるので、また連絡してくださいと。

しびれを切らしてこちらから「Boot Optionに何も表示されていないし、そういう問題ではないのでは?」と指摘すると、

担当者は若干イラっとした口調で今度は内部のケーブルの抜き差しをしてみてくださいと言われてしまい、開いた口が塞がらなかった。

そしていずれにせよ配送での修理しか受け付けていないようで、送り返す以外に解決方法がないようだ。

翌朝もう一度電話をかけようとして問題PCを起動した時に、とあることに気づいた。

このPCHDDSSDが内蔵されているはずが、HDDしかBIOS画面上に表示されていなかった。

もしや、と思ってフタを開けるとビンゴSSDも入っていた。ケーブルの配線を変えてみたらWindowsの画面が表示された。

これにて結局送り返す必要もなく自己解決した。

そもそも一度電源を押して起動確認をすればものの数秒で検知できる問題なのに、それすらなされていないことも衝撃だった。

そのくせ本体には堂々とWindowsのラベルが貼られている...

世の中のPCトラブルはそれで解決されるケースが多くてそういう対応になっているのかもしれないが、

問題解決サポートをしてくれる窓口としては著しく技術レベル不安があるので、もうドスパラで買うことはないと思う。

ちなみに仮に送り返すことになった場合は、よりによって佐川指定なので、何から何まで行き届いてダメだということを学んだ。

http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/1354

2016-10-09

防災用品の手回し発電とかソーラー充電とか

ネットだとわりとマジに勧めてる人がいるけど、あれは実用的でないよね。

5分間ハンドルを回して、30分ラジオが聞けたりするけどニュースを聞くのに毎回5分回すのはきつい。

スマホの充電はやったことないけど、ネット記事を見ると手が痛くなる勢いで10分まわしてたった3%の充電。

災害で大変なときにはやってられないと思う。

自分は毎年9月に、備蓄食料の賞味期限のチェックとかやってるから、そのとき20本入り乾電池を買い足してる。

電池使用期限は5年で、自然放電一年で5%。

5年前の電池でも75%使える。

5年分の非常用電池と、ほかにもちょくちょく買い足してるから200本くらいの備蓄がある。

発電機みたいなギミックに頼るより、普通に電池を使ったほうが非常時には安心感があると思うわ。

スマホの充電には、コンビニに売ってる単3を4本使う充電器を用意してる。

あとノートPCバッテリーも常に60%くらい充電されてるから、あれもスマホの充電には使えると思う。

2016-04-17

防災用の手回し発電ラジオ

悪いことは言わんからやめとけ。

シンプル単3で聞けるラジオにしとけ。

いざ災害の時に、はりきってハンドルを回したら折れたとかトラブルが起きたらどうにもならん。

ライトとかスマホ充電とかギミックもそそられるけど、あれは実用にならんから

ラジオは一分回して30分聞けるとかまだ使えるけど、ライトは暗いしスマホ充電は死ぬほど回さないと通話できないし。

単3電池備蓄して、ラジオライト、充電器と全部単3で使えるのをそろえたほうが信頼性が高い。

電池自然放電一年で5%だから、5年前のやつでも75%は使える。

毎年、備蓄電池を買い足していったらけっこうな量がたまって、発電機かいらんし。

2016-03-09

防災用品の手回し発電ラジオ

これ勧める人が多いし、ガジェットとしてはオレもこういうの好きだけど防災袋には入れてないわ。

ネットレビューを見てると、回したらハンドルが折れたとか見るしな。

信頼性いまいちだわ。

単純な電池式のほうが安心できる。

普段使いにしてれば災害が起きた時に急に壊れるってこともないだろうけど、買った時にちょっと遊んであとは防災袋に入れっぱなしとか、本番の時に使えないってことがありそう。

あとオマケみたいにライトとかスマホ充電機能がついてるけど、無いよりはマシって程度で、使えないから結局ライトとか充電器とか別に用意することになるし。

それだったらサイズの小さい電池ラジオのほうがいいね

電池は毎年防災の日にまとめて買って買い足してる。

自然放電一年で5%くらいらしいから、5年前の電池でも75%使える。

普段生活必要になったら防災用の電池の古い方から使ってるけど、電池なんてそうそう消費しないから、溜まっていく一方だわ。

2015-09-30

http://news.nicovideo.jp/watch/nw1818020

こういう類の記事を見るたびどこかに突っ込みたくなるんだけど、

発煙発火スレスレ100%とするならスマホで表示されてる100%なんてせいぜい80%か90%くらいだろうし、

そういうことも含めて寿命が最大限になるように(バッテリの)開発者が決めた値が表示上の100%であって、

「80%で止めるくらいできるだろ」って、そもそもそうなってるだろアホ、と。

同じく0%も、厳密な0%は端子間電圧0Vのことであって、

スマホの0%なんてのはCPUが「もうこれ以上下がるとヤバイからますね」っていうレベルなだけで

エネルギー的にはまだまだ、それこそ置き時計なんかに繋いだら何ヶ月も動くだけの電荷を持ってるわけだから

「0%にするのはダメ!」ってアホかって思う。

いわゆる100%キープがダメ理由

  1. 満充電になり充電停止 (ただこの充電停止というのは表現として微妙)
  2. しばらくバッテリから放電
  3. (表示上は100%でも)満充電じゃなくなったので再度充電

を繰り返すことでバッテリ公称寿命の「充電500回」等をあっという間に迎えてしまうからで、

表示上0%だろうが20%だろうが、80だろうが100だろうがそんなもの関係ない。少なくともスマホで使う上では。

なおかつこういう使い方をする人はゲームしながら、とかでバッテリが高温になっている可能性が高く、

それにより電極の劣化が加速することでバッテリが劣化やすいというのもある。

まりは充電タイミングくらい気にせず好きなようにすればいいけど、

高温時の充電とACアダプタ接続したままで使い続けるのはバッテリ寿命のためにはやめておけってこと。

ガチなバッテリ技術者の方からツッコミは甘受いたします。

2015-07-25

電技解釈と漏電遮断器の話

元増田です。多少情報が増えたので、面倒臭いので逃げていた漏電遮断器の話を多少書いてみます。長いので読んでも特にためにはなりません

ざっくりしたまとめ

今回の事件一部報道とかで『電気柵の電源部分に漏電遮断器を設置しておけば防げた事件だった』という言い方をする人がいるが、これはある意味では正しいが間違ってもいるし、今回の事件にとっては本質的な要素ではない。

最初に電技解釈の話

電技解釈第4節「特殊施設」の第224条で[電気さくの施設]についての規定があり、

田畑牧場、その他これに類する場所のうち、人が容易に立ち入る場所電気さくを施設する場合にあっては、電気さく用電源装置電気供給する電路には、電気用品安全法の摘要を受ける漏電遮断器(定格感度電流が15mA以下、動作時間が0.1秒以下の電流動作形の物に限る。)を施設すること』

と書いてあるが、この規定は今回の事件とは関係ない。

漏電遮断器の話

下の方に書いてます

かい

http://anond.hatelabo.jp/20150724092101がよくまとまっているのでそれへの返事です。読んでも電気の知識のない人には意味不明です。

そもそも電流差で作動する漏電遮断機はこの例のように漏電させてナンボな用途には不適切じゃなかろうか。

2次端子A→(A)→電柵

2次端子B→(B)→アース

たぶんこんな接続をしていたんだろうから、仮に(A)(B)点の2線に漏電遮断機を入れていたとしても、

電柵から人体に流れた電流は、ほぼアースに回収されて(A)-(B)間の電流差は出ず、反応しないはず。

普通はこれで正解ですが、間違いの可能性もあります。仮に

トランス2次端子A→漏電遮断器(の左側の端子)→(A)→電柵

トランス2次端子B→漏電遮断器(の右側の端子)→(B)→アース

という回路を作った場合アースに繋いだ瞬間に漏電遮断器が落ちる可能性があるせいです。

例の、送電勉強したときに出て来る静電容量の関係です。ちゃんと計算してはいませんが、それなりの長さで電線引っ張っていった場合電線と地面の間をコンデンサが延々と繋いでる例の図っぽいものが再現されることになり、いきなり漏電判定される可能性があります、というかどっかの現場で似たようなことがあって原因に気付くまで大変でした(遠い目)。

保護回路いれるのなら、トランス2次側端子Aと電柵の間に電流制限する何か、

例えば mA で反応する高感度遮断機なりポリスイッチっぽい素子のような物を挟むのが正解なはず。

(それぞれ一般に売っているかは知らない)

これは現実的ではないでしょう。先述の静電容量による誤作動問題クリアできていたとしても、別の問題、というかより本質的問題があります

まり電気さくは、人間常時監視せずとも、ほったらかしでも動物を寄せ付けないのが最大のメリットです。高感度・高速型漏電遮断器を設置した場合動物(や飛んできたゴミやら植物やら人間やら)が触る度に手動で再始動させてやる必要があります

今回のような違法施工を行った設置主がそんな不便な装置に満足すると思いますか?

まり、「漏電遮断器を設置していれば」というのは、「ちゃんとした電気柵用の電源装置を使っていれば」とか「専門の業者施工を依頼していれば」とか「あんな高電圧を流してなければ」とか「あじさいぐらい鹿に食われてもええやん」と言ってるのと大差ないです。

ポリスイッチも、動作特性的に感電から人間保護できるほど反応の速度の速い物があるかは疑問です。

ちゃんとした電気さく用電源装置はそんな面倒なことはせず、

「毎回の放電の度に、それこそ高速型漏電遮断器が動作した場合よりもさらに高速で電源を遮断している」

的な回路になっています電流値を監視して一定値より大きかったら遮断しようとか何とか、そういうややこしい判断は挟まず、毎回毎回止める方が確実でしょう。

何にせよ2次側は2次側で閉じた系になるはずだから、1次側上流に漏電遮断機が入っていても反応し

ないんじゃなかろうか、ってのには同意

この点はその通りです。と言いたいところですが、単巻トランス(一部ブコメで出ていたスライダックも単巻です)とか1次側2次側が非絶縁のトランスだと、縁切りできてないので、先ほど書いた「アース接続した瞬間に静電容量のせいで漏電遮断器トリップする」もあるんじゃないかと思います。まあよっぽど敏感でない限り作動しないとは思いますが、一応。

再び、電技解釈の話

というわけで「漏電遮断器電気さくの話はあまり関係ない」というのが結論になります

電気解釈に書いてるとおりの場所に漏電遮断器を設置した場合目的とは、

電気さく用電源装置故障して、装置から漏電していた場合事故を防ぐ」

ということになると思われます(ここはちょっと自信なし。識者の解説希望)。

市販品の電気さく用電源装置は(ごくごく短時間動作の繰り返しとはいえ)、数千ボルトの高電圧を発生させています。こういう装置については、漏電遮断器を設置すべしと定めるのは、たしかに理に適っています

電技解釈で漏電遮断器について書いてるのは第40条[地絡遮断装置等の施設]なんですが、これだけでは電気さく用電源装置が該当するかしないか分かりにくいので、第224条に明記しておくという方針理解できます


以上が本題です。以下は余談です。やる気がなくなったら書くの止めるし対象読者特に決めずに書き始めるので尻切れトンボになってたらお前ら察しろ


漏電遮断器って何?

遮断器の一種です。漏電(electric leakage)が起きたときに、回路を遮断する機器(circuit breaker)です。一般的な略号はELB。

現場で「漏電ブレーカー」という言い方もしますが、大変紛らわしいことに「漏電警報付きブレーカー」というもの世界には存在しており、それもよく「漏電ブレーカー」と呼んでる人がいます。間違えると困る場面ではちゃんと確認しましょう(電気屋以外そんな場面に遭遇しねえよ)。

漏電って何?

基本的に電源というのは端子が二つ(以上)ついており、一方の端子から送り出した電気がもう一方の端子から戻ってくる、という形で電気が流れます

それ以外の経路で流れなければ、基本的危険はありません。

※嘘です。送り出し端子と戻り端子に同時に触ると普通感電してとても危ないです。

で、送り出した電気が、そのまま戻ってこないで、どこか違う場所に流れるのが「漏電」です。

「どこか違う場所」と書きましたが、漏電の場合には実際流れる場所はほぼ決まっており、アース、つまり「地面」へと流れ出すのがほとんどです。

これを「地絡」と言います

慣用的に「漏電」と呼んでるものは「地絡」、つまり本来電気が通る道(電路)の途中で電気の一部が漏れて、地面に流れ出してしまうことです。

地面と電路との間に人間がいると、感電事故になります

送り出しの電路と戻りの電路に同時に触った事による感電事故ももちろんたくさんあるのですが、今回の事故、そして日常的にもよく発生するのは、こっちの漏電による感電事故の方です。

なんで地面に電気が流れるのか、という話を次項でします。

接地の話

さて、先ほど書いたとおり、電源というのは端子が2つ(以上)ついてて、送り出しと戻りとがあって、両方を繋ぐことで初めて電気が流れます

ですので、電気が流れ出さない状態であれば、たとえば裸電線に素手で触っても電気は流れず、感電しません。

「地面には無限電気が流れ込むから漏電(地絡)が起きる」と考えている人がいるかも知れませんが、そういうものでもありません。

たとえば、バッテリーを用意して、一方の極だけを地面に繋いでやって、もう一方の極は何も繋がない状態にしても、電流はほぼ流れません。

じゃあどうして地絡が起きるのかというと、電源の一方の極が、実際には地面に繋がっているからです。

さて普通交流電源は、極の一つが接地、つまり地面に接続した状態で供給されています。家庭で普通に使うコンセント供給される電源も同じです。

電源プラグコンセント差し込むときに、左右の向きを気にする人はあまりいないと思いますが、実際には左右で電気的な意味は大きく違っていて、普通は一方が接地側極、もう一方は電圧側極と呼ばれる物になっています(左右どっちがどっちかは本当は規定があるんですが、間違って繋がれてることが割とあるのでここでは書きません。調べるとすぐに分かりますし)。

接地側極に素手で触っても、普通感電しません。一方、電圧側極に素手で触ると…感電しないことも実はたまにはあるのですが、普通感電します。

電源の電圧側極→電線コンセント電圧側極→人体→(家とか床とか何か地面まで繋がっているもの)→地面→電源の接地線→電源の接地側極

という経路で電気が流れます。途中の家とか床とかの絶縁が完璧であれば、たぶん感電しないで済みます

逆に地面の上に直接立ってる状態だと激しくびりびりします。この事故を防ぐのが漏電遮断器の役目です。

漏電遮断器の動作について

漏電遮断器(ELB)を入れた回路が正常に動作している場合

電源の電圧側極→電線→ELB(慣習的には左側端子)→電線コンセント電圧側極→何かの電気器具→コンセントの接地側極→電線→ELB(の右側端子)→電線→電源の接地側極

という経路で電気が流れています。ELBを通って流れた電気は、ELBを通って電源に戻っています。このとき、ELBは何もしません。

ここで地絡事故が起きると(話を簡単にするために地面の上に立っていたとします)、

電源の電圧側極→電線→ELB(慣習的には左側端子)→電線コンセント電圧側極→人体→地面→電源の接地線→電源の接地側極

という経路で流れます。先ほどと違って、ELBの右側端子を通らずに電気が流れていますね。そうするとELBは

「あ、左側端子を通っている電気と右側端子を通っている電気の量が違う! これは漏電だ、ヤバい!」

判断して電源を遮断します(これをトリップするとか飛ぶとか言います)。

当然、停電するので、懐中電灯を用意して漏電遮断器の設置してある分電盤まで出掛けて

「あ、やっぱりトリップしてる」

と言いながら手作業で復旧動作しないといけません(で、漏電原因が取り除けてなくてすぐにまたトリップする、というのもよくある話です)。

電気さくの場合

ざっくり言うと、普通電気柵は「地絡事故を起こしてその時の電気ショック動物を追い払う装置」です。

ですので、漏電遮断器を直接繋いだ場合に起きることとは普通は「電気は流れっぱなしで漏電遮断器作動せず、保護の役を果たさない」か「動物が触ると毎回毎回停電して手動で復旧しないといけない」のいずれかになります

電気さくには稀に「裸電線aと裸電線bに同時に触れると感電事故が起きてその時の電気ショック以下同文」というものもあるらしいですが、とりあえず今回の話には関係しない、と思われます

動作しない場合

上の方に書いた

トランス2次端子A→漏電遮断器(の左側の端子)→(A)→電柵

トランス2次端子B→漏電遮断器(の右側の端子)→(B)→アース

接続したとします。電柵に触ると、トランス2次端子Aから出た電気アースを通ってトランス2次端子Bに戻ります。当然、漏電遮断器は「左側端子を通っている電気と右側端子を通っている電気の量が同じだ。これは漏電ではない」となります。役に立ちませんね。

動作する場合例外的なケース)

さて、こう書きましたが、この漏電遮断器が実際には動作する可能性も少しはあります。なぜかというとアースに繋がれているのはトランスの2次側端子Bだけではなく、さらに上流の電源についても言えることです。この場合

(略)→電柵→動物→地面→(略)トランス2次端子Bの経路以外に、

(略)→電柵→動物→地面→地面→大元の電源の接地線→大元の電源の接地側極、

という経路でも電気が流れる可能性があるためです。実際にどういう条件だとどうなるかは面倒で計算していませんが、そっちの別ルートで十分な量の電気が流れた場合、漏電遮断器トリップして手動復旧する必要があります

トランスを入れると漏電遮断器が働かない話

で、さっきまで書いたのは「電気さくに漏電遮断器を直接繋いだ場合」の話です。

次はツッコミ記事の時にも少し書いた「1次側の漏電遮断器」の話です。

といっても実際に起きることは9割方「動作しない場合」と同じです。

今回は電気さくという「人工的に地絡を起こす装置」が相手なので、絶縁トランスの有無は実際にはほぼ関係ありません。




…あれ、関係ないなら書く必要ないのか。

2015-06-08

充電って何?

先週、知り合いの女性と飲みに行った。「息子が泊まりから、久々に1人で何しようか悩んでる」って言うので、なら飲みに行って美味しいもの食べましょう、と言ったらOKしてくれた。

一軒目は和食のお店に行った。すごく美味しい刺身日本酒ですごく気持ちよく酔えた。二軒目はバーに行って軽く飲んだ。次の日お互い仕事があったので11時には、明日仕事ですし、とお店を出た。帰り道は途中まで一緒なのでゆっくり歩いた。「今日はすごく美味しかったねー」とか言いながら歩いていたら、すごく距離が近くて、手も何回もぶつかった。暗い所で手をつないだら「奥さんいるのにダメだよ〜」って笑いながら言われたので、ダメなんですか?ってキスした。一回キスしたらむこうから舌を絡めてきた。正直そういうイメージなかったのでびっくりした。久々に夢中でキスした。頭が真っ白になった。歩いてはキスしてというのを繰り返してたら家の近くに来たので、じゃあまた、って別れた。

家に着いてから今日はすごく楽しかったです、とLINEしたら「充電してくれてありがとう」って返ってきた。

充電?充電ってどういうことなんですか。僕は放電したくて仕方ないんですが。

2015-03-31

今でも知的財産高裁とかには神が居るんだよな

1

平成27年3月11日判決言渡

平成26年(行ケ)第10187号 審決取消請求事件

口頭弁論終結日 平成27年2月25日

判 決

原 告 東芝ライフスタイル株式会社

訴訟代理弁護士 三 山 峻 司

同 松 田 誠 司

同 清 原 直 己

訴訟代理弁理士 蔦 田 正 人

同 中 村 哲 士

同 富 田 克 幸

同 夫 世 進

同 有 近 康 臣

同 前 澤 龍

同 蔦 田 璋 子

被 告 パ ナ ソ ニ ッ ク 株 式 会 社

訴訟代理弁護士 岩 坪 哲

同 速 見 禎 祥

主 文

1 原告の請求を棄却する。

訴訟費用は原告の負担とする。

事 実 及 び 理 由

2

第1 請求

特許庁無効2012-800008号事件について平成26年6月24日

にした審決を取り消す。

第2 事案の概要

特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)

被告は,平成22年8月10日に出願(特願2010-179294号。

平成15年12月22日に出願された特願2003-425862号の分割

出願。優先日同年8月5日)(以下,この優先日を「本件優先日」という。)

され,平成23年12月9日に設定登録された,発明名称を「帯電微粒子

水による不活性化方法及び不活性化装置」とする特許第4877410号

(以下「本件特許」という。設定登録時の請求項の数は6である。)の特許

権者である

原告は,平成24年1月31日,特許庁に対し,本件特許の請求項全部に

ついて無効にすることを求めて審判の請求(無効2012-800008号

事件)をした。上記請求に対し,特許庁が,同年8月2日,無効審決をした

ため,被告は,同年9月10日,審決取消訴訟を提起した(知的財産高等裁

判所平成24年(行ケ)第10319号)。その後,被告が,同年12月7

日,特許庁に対し,訂正審判請求をしたことから知的財産高等裁判所は,

平成25年1月29日,平成23年法律第68号による改正前の特許法18

1条2項に基づき,上記審決を取り消す旨の決定をした。

被告は,平成25年2月18日,本件特許の請求項1及び4を削除し,請

求項2を請求項1と,請求項3を請求項2と,請求項5を請求項3と,請求

項6を請求項4とした上で各請求項につき特許請求の範囲の訂正を請求した

(以下「本件訂正」という。)。特許庁は,同年5月8日,本件訂正を認めた

上で無効審決をしたため,被告は,同年6月14日,審決取消訴訟を提起し

知的財産高等裁判所平成25年(行ケ)第10163号),知的財産高等

3

裁判所は,平成26年1月30日,上記審決を取り消す旨の判決をした。特

許庁は,同年6月24日,「訂正を認める。本件審判の請求は,成り立たな

い。」との審決をし,その謄本を,同年7月3日,原告に送達した。

原告は,同年7月31日,上記審決の取消しを求めて,本件訴えを提起し

た。

特許請求の範囲の記載

本件訂正後の本件特許特許請求の範囲の記載は,次のとおりである(甲3

4,39,40。以下,請求項1に係る発明を「本件訂正特許発明1」,請求

項2に係る発明を「本件訂正特許発明2」などといい,これらを総称して「本

件訂正特許発明」という。また,本件特許の明細書及び図面をまとめて「本件

特許明細書」という。)。

請求項1

大気中で水を静電霧化して,粒子径が3~50nmの帯電微粒子水を生成

し,花粉抗原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,

菌,ウイルスの何れかを不活性化することを特徴とする帯電微粒子水による

活性化方法であって,前記帯電微粒子水は,室内に放出されることを特徴

とし,さらに,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,スーパーオキサ

イド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか1つ以上のラジ

カルを含んでいることを特徴とする帯電微粒子水による不活性化方法。」

請求項2

大気中で水を静電霧化して,粒子径が3~50nmの帯電微粒子水を生成

し,花粉抗原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,

菌,ウイルスの何れかを不活性化することを特徴とする帯電微粒子水による

活性化方法であって,前記帯電微粒子水は,大気中に放出されることを特

徴とし,さらに,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,スーパーオキ

サイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか1つ以上のラ

4

ジカルを含んでおり,前記帯電微粒子水は,粒子径3nm未満の帯電微粒子

水よりも長寿であることを特徴とする帯電微粒子水による不活性化

法。」

請求項3

「霧化部に位置する水が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加部を備

え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,大気中で水を静電霧化して,

粒子径が3~50nmであり,花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかと反応

させて,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかを不活性化するための帯

電微粒子水を生成し,前記帯電微粒子水は,室内に放出されることを特徴と

する不活性化装置であって,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,ス

ーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか1

つ以上のラジカルを含んでいることを特徴とする不活性化装置。」

請求項4

「霧化部に位置する水が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加部を備

え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,大気中で水を静電霧化して,

粒子径が3~50nmであり,花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかと反応

させて,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかを不活性化するための帯

電微粒子水を生成し,前記帯電微粒子水は,大気中に放出されることを特徴

とする不活性化装置であって,前記帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのいずれか

1つ以上のラジカルを含んでおり,前記帯電微粒子水は,3nm未満の帯電

微粒子水と比較して長寿であることを特徴とする不活性化装置。」

3 審決の理由

審決の理由は,別紙審決書写しのとおりである。本件訴訟の争点となる部

分の要旨は,① 本件訂正特許発明の粒子径の記載はいずれも明確である

特許法36条6項2号の要件を満たす。),② 本件訂正特許発明の粒子径

5

に関し,発明の詳細な説明に記載されていないとすることはできない(同項

1号の要件を満たす。),③ 本件訂正特許発明の静電霧化の意味は明確であ

るほか,本件訂正特許発明の静電霧化手段に関し,発明の詳細な説明に記載

されていないとすることはできないし,発明の詳細な説明には,当業者が本

件訂正特許発明実施ができる程度に明確かつ十分な記載がなされていない

とすることもできない(同項1号及び2号並びに同条4項1号の要件を満た

す。),④ 本件訂正特許発明1及び3はいずれも,I.Wuled LEN

GGOROら「静電噴霧法による液滴およびイオンの発生」粉体工学会誌V

ol.37,No.10(日本,2000年),753~760頁(甲10。

以下「甲10」という。)記載の発明(以下,審決が本件訂正特許発明1と

対比するに当たり認定した甲10記載の発明を「甲10発明1」と,本件訂

特許発明3と対比するに当たり認定した甲10記載の発明を「甲10発明

2」という。)に,特開平11-155540号公報(甲5。以下「甲5」

という。),特開平7-135945号公報(甲6。以下「甲6」という。)

及び「ラジカル反応・活性種・プラズマによる脱臭空気清浄技術マイナ

空気イオンの生体への影響と応用」(株)エヌ・ティー・エス発行,20

02年10月15日,218~231頁,363~367頁,389~39

2頁(甲7。以下「甲7」という。)に記載の技術を組み合わせても,当業

者が容易に発明できたものではない(同法29条2項の規定に反しない。),

⑤ 本件訂正特許発明1及び3はいずれも,特開2002-203657号

公報(甲11。以下「甲11」という。)記載の発明(以下,審決が本件訂

特許発明1と対比するに当たり認定した甲11記載の発明を「甲11発明

1」と,本件訂正特許発明3と対比するに当たり認定した甲11記載の発明

を「甲11発明2」という。)に,甲5ないし7記載の技術を組み合わせて

も,当業者が容易に発明できたものではない(同上),というものである

上記 ④の結論を導くに当たり,審決が認定した甲10発明1及び2の内

6

容,甲10発明1と本件訂正特許発明1及び甲10発明2と本件訂正特許

明3との一致点及び相違点は以下のとおりである

ア 甲10発明1及び2の内容

甲10発明

「液体を静電噴霧して,粒子径が数nmで幾何標準偏差が1.1程度の

イオンを含む液滴を生成する方法

甲10発明

「導電性の細管の先端に位置する液体が静電噴霧を起こす高電圧を印加

する高圧電源を備え,当該高圧電源の高電圧の印加によって,液体を静

電噴霧して,液滴径が数nmで幾何標準偏差が1.1程度のイオンを含

む液滴を生成する静電噴霧装置

イ 本件訂正特許発明1と甲10発明1について

一致点

「液体を静電霧化して,粒子径が3~50nmの帯電微粒子の液滴を生

成する工程を含む方法

相違点

a 相違点10a

「本件訂正特許発明1は,水を静電霧化して帯電微粒子水を生成し,

帯電微粒子水を花粉抗原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応させ,

当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかを不活性化する不活性化

であるのに対して,甲10発明1は,帯電微粒子の液滴が,花粉

原,黴,菌,ウイルスのいずれかと反応し,それらの何れかを不活性

化するか不明である点」

b 相違点10b

「本件訂正特許発明1では,大気中で水を静電霧化し,帯電微粒子水

は,室内に放出されるのに対し,甲10発明1では,大気中で液体を

7

静電霧化するのか,また,液滴が室内に放出されるのか明らかでない

点」

c 相違点10c

「本件訂正特許発明1では,帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対して,甲10発明1で

は,帯電微粒子の液滴が,そのようなラジカルを含んでいるか不明

ある点」

ウ 本件訂正特許発明3と甲10発明2について

一致点

「霧化部に位置する液体が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加

部を備え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,水を静電霧化して,

粒子径が3~50nmである帯電微粒子の液滴を生成する装置

相違点

a 相違点10d

「本件訂正特許発明3は,水を静電霧化して帯電微粒子水を生成し,

花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れかと反応させ,当該花粉抗原,黴,

菌,ウイルスの何れかを不活性化する帯電微粒子水による不活性化

であるのに対し,甲10発明2は,帯電微粒子の液滴が,花粉抗原,

黴,菌,ウイルスのいずれかと反応し,それらの何れかを不活性化

るか不明である点」

b 相違点10e

「本件訂正特許発明3では,大気中で水を静電噴霧し,帯電微粒子水

は,室内に放出されるのに対し,甲10発明2では,大気中で液体を

静電霧化するのか,また,液滴が室内に放出されるのか明らかでない

点」

8

c 相違点10f

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対し,甲10発明2では,

帯電微粒子の液滴が,そのようなものであるか明らかでない点」

前記 ⑤の結論を導くに当たり,審決が認定した甲11発明1及び2の内

容,甲11発明1と本件訂正特許発明1及び甲11発明2と本件訂正特許

明3との一致点及び相違点は以下のとおりである

ア 甲11発明1及び2の内容

甲11発明

空気中で水を静電霧化して,0.001μm(1nm)程度の大きさ

である,小イオンを生成し,集塵する方法であって,前記小イオンは,

室内に供給され,さらに,前記小イオンは,水の分子に極小イオンが結

合して水分子クラスターを核としている,小イオンによる集塵方法

甲11発明

放電電極を兼ねる水管の先端から滴下する水滴がコロナ放電により微

細な水滴となって霧散する高電圧を印加する高圧電源とを備え,該高電

圧の印加によって,空気中で水を静電霧化して,0.001μm(1n

m)程度の大きさである,集塵するための小イオンを生成し,前記小イ

オンは室内に供給される装置

イ 本件訂正特許発明1と甲11発明1について

一致点

大気中で水を静電霧化して,帯電微粒子水を生成し,室内の空気を清

浄化する帯電微粒子水による方法であって,前記帯電微粒子水は,室内

放出される方法

相違点

9

a 相違点11a

「本件訂正特許発明1は,帯電微粒子水の粒子径が3~50nmであ

るのに対して,甲11発明1は,小イオンの大きさが1nm程度であ

る点」

b 相違点11b

「本件訂正特許発明1は,帯電微粒子水を花粉抗原,黴,菌,ウイル

スのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何れか

を不活性化する不活性化方法であるのに対して,甲11発明1は,小

イオンによって集塵する方法である点」

c 相違点11c

「本件訂正特許発明1では,帯電微粒子水は,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対して,甲11発明1で

は,小イオンがそのようなラジカルを含んでいるか不明である点」

ウ 本件訂正特許発明3と甲11発明2について

一致点

「霧化部に位置する水が静電霧化を起こす高電圧を印加する電圧印加部

を備え,当該電圧印加部の高電圧の印加によって,大気中で水を静電霧

化して空気清浄化するための帯電微粒子水を生成し,前記帯電微粒子

水は,室内に放出される装置

相違点

a 相違点11d

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水の粒子径が,3~50nm

であるのに対して,甲11発明2では,小イオンの大きさが1nm程

である点」

b 相違点11e

10

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水が,花粉抗原,黴,菌,ウ

イルスのいずれかと反応させ,当該花粉抗原,黴,菌,ウイルスの何

れかを不活性化するためのものであるのに対して,甲11発明2は,

イオンが集塵するためのものである点」

c 相違点11f

「本件訂正特許発明3では,帯電微粒子水が,ヒドロキシラジカル,

スーパーオキサイド,一酸化窒素ラジカル,酸素ラジカルのうちのい

ずれか1つ以上のラジカルを含んでいるのに対して,甲11発明2で

は,小イオンがそのようなラジカルを含んでいるか不明である点」

第3 原告主張の取消事由

以下のとおり,審決には,粒子径に関する明確性要件判断の誤り(取消事

由1),粒子径に関するサポート要件判断の誤り(取消事由2),静電霧化手

段に関するサポート要件及び実施可能要件判断の誤り(取消事由3),甲1

0を主引例とする進歩性の判断の誤り(取消事由4)及び甲11を主引例とす

進歩性の判断の誤り(取消事由5)があり,これらの誤りは審決の結論に影

響を及ぼすものであるから,審決は取り消されるべきである

1 取消事由1(粒子径に関する明確性要件判断の誤り)

審決は,本件訂正特許発明における「粒子径が3~50nm」とは,凝集

していない個々の粒子のほぼ全てが粒子径3~50nmの範囲分布してい

ることを意味することが明確である判断した。

しかし,審決は,甲10において静電霧化により生成する液滴の粒径分布

が非常に狭く単分散性が高いことを前提としているが,本件特許特許請求

範囲には,粒子のほぼ全てが上記範囲内にあるか否かは何ら記載されてい

ない。

そして,「粒子径が3~50nm」と幅をもって表現された場合に,その

上限,下限の値が,平均粒子径の幅を示しているのか,D50(頻度の累積

11

が50%になる粒子径〔メジアン径〕)の幅を示しているのか,ピーク値

(最大ピークとなる最頻出値)の幅を示しているのか,様々な解釈があり得

るところ,本件特許明細書には,どのような幅を示しているのかの説明はさ

れておらず,本件特許明細書の記載を参酌しても,上記の幅は不明である

現に,本件特許明細書の記載を参酌した場合,粒子径の範囲解釈につい

ては,その記載箇所に応じて,ピーク値の幅と解釈したり(【0024】,粒

子のほぼ全てが範囲内にあると解釈したり(【0038】)する余地があり,

特許請求の範囲画一的に把握することができない。

そうすると,「粒子径が3~50nm」との記載については,本件特許

細書の記載を参酌しても,複数意味解釈される余地があるから,本件特

許の特許請求の範囲は明確とはいえない。

よって,審決の前記判断は誤りである

2 取消事由2(粒子径に関するサポート要件判断の誤り)

審決は,本件特許明細書【0013】,【0024】及び【0052】の記

載等から,帯電微粒子水の粒子径の上限は,粒子の空間内への拡散性や人の

肌への浸透性の観点から100nmが好ましく,抗原の不活性化の作用や空

気中の湿度に影響を与えないという観点から,50nmが好ましいこと,ま

た,粒子径の下限は,粒子の寿命と抗原の不活性化の作用の観点から3nm

が好ましいことが把握されるから,本件特許明細書に実施例として示された

ものが,20nm付近をピークとして,10~30nmに分布を持つ帯電微

粒子水のみであったとしても,粒子のほぼ全てが粒子径10~30nmの範

囲に分布している帯電微粒子水であれば,室内への拡散性が良いことや,長

寿命であること,抗原の不活性化の作用を奏しつつ,空気中の湿度調整に影

響を与えない等の作用効果を奏することは,当業者が明細書及び図面の記載

に基づいて理解できる事項である,と認定判断した。

しかし,審決の判断

12

上記判断は誤りである

そして,「粒子径が3~50nm」の意味はピーク値の幅と解釈する余地

が十分にあり,そのように解釈した場合,本件特許明細書には3~50nm

のうちの20nm付近の粒子径についてしか長寿命化と不活性化効果が示さ

れていないのであるから(【0042】,【0045】~【0048】),かか

実施例を本件訂正特許発明の全体まで拡張ないし一般化することはできな

い。

「粒子径が3~50

nm」との数値は,本件訂正特許発明課題を解決する作用効果に直結する

重要な数値であるところ,本件特許明細書の実施例には,粒子径3~10n

m未満の部分と粒子径30nm~50nmの部分のいずれについても,長寿

命化という効果裏付けデータの記載はない。また,3nm及び50nm

をそれぞれ下限値及び上限値とする不活性化効果については記載されている

ものの,それを裏付けデータも記載されていないし,帯電微粒子水の長寿

命化についても記載されていない。

したがって,本件特許明細書の具体的な実施例をもって,「粒子径が3~

50nm」の全体についてまで長寿命化と不活性化の各効果存在するもの

理解することはできない。

よって,審決の前記判断は誤りである

被告は,粒子径3~50nmという数値限定につき,帯電微粒子水の粒子

径を本件発明課題目的に沿って最適化したものであって,当該上限,下限

値が課題目的を達成し,顕著な作用効果を奏する臨界的意義を有する数値と

いうわけでないから,具体的な測定結果をもって裏付けられている必要はな

い旨主張する。

しかし,本件訂正特許発明の出願時の技術常識に照らすと,本件訂正特許

発明の特徴的な部分は,静電霧化で発生させて殺菌等に用いるラジカルとし

13

て,粒子径が3~50nmの帯電微粒子水に含まれたラジカルを用いる点に

あり,かつ,上記粒子径は,長寿命化と不活性化の双方の技術課題達成の

ために不可欠な特徴であるから,粒子径3~50nmの数値限定は,単に望

ましい数値 Permalink | 記事への反応(0) | 14:35

2015-03-11

http://anond.hatelabo.jp/20150311000615

関係ないけどこれ見て思い出した。

エネループ自然放電が少なくて5年後でも70%残ってるから備蓄に向いてるって話をみて俺も買ったけど、ソニー電池公式ページを見たら自然放電が年3~5%って書いてあったわ。

他のメーカーも同じような性能だろうから、べつにエネループでなくてよかったな。

俺は毎年防災の日電池を1パックづつ買い足して、使用期限の切れてるやつから捨てるつもり。

エネループなら何年かごとに充電したら捨てなくていいけど、10年後に性能が発揮できるか未知数だからやめることにした。

メーカーが「5年後でもすぐ使える」って宣伝してるくらいだから5年は大丈夫だろうけど。

2015-03-05

手回し発電のラジオはやめとこう

防災袋にいれるようなやつ。

ライトは暗いし、携帯充電はめちゃくちゃ回さないといけなくて実用的でない。

ラジオは、1分回しただけで30分聞けたりするから使えるけど、ネットの評判をみると回したらハンドルが折れたとかあるし。

日常使いならいいだろうけど、非常時にしか使わないとトラブルがありそうで怖い。

俺は防災の日のある9月に、電池の買い足しと非常食賞味期限のチェックをしてる。

電池自然放電一年で3%~5%くらいらしいから、5年位まえのでも使えるし。

非常時にはシンプルラジオライトのほうが信頼感があるな。

http://anond.hatelabo.jp/20150305013150

確かにリチウム電池単体でいえば過放電問題だろうけれど、現実問題スマホタブレットに付けてる時点で、このページでいうところの「11.電池保護回路(BMS)」というのが付いているから、通常の使い方であれば、過放電回避されている。

それに、電池を0%までに放置する、という使い方を電話なんかでやらないのが普通人間の行動と思われる。

なので、こっちはそれほど考慮しなくていいと思う。

しろ、充電消耗でよく言われているのは何回も充電する回数。

一部のスマホガラケーでは、この充電回数をカウントしていて、一定回数になると、充電回数をお知らせして、電池交換を促す代物もあると聞く。

http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/200910u/index2.htm

こっちでは、こういう言い方をしてる。

 まとめると、リチウムイオンバッテリ劣化を防ぐためには、充電回数をできるだけ少なくするために、できるだけ使ってから一気に充電します。また、長期間使わない場合は「電池の充電量を50〜80%程度まで減らして」「高温にならないところ」で保管することが重要です。

 電池の種類別に、劣化の仕組みと長持ちさせるためのコツをみてきましたが、注意して使用しても、電極や電解液の経年劣化による性能低下は避けられません。バッテリの持ちや充電にかかる時間をよく見て、適切な時期に交換しましょう。

http://anond.hatelabo.jp/20150305011743

メモリー効果があるから継ぎ足し充電を避けて、放電しきってから充電すべき→ニカド

メモリー効果は無いが、寿命が縮むから放電・過充電は避けるべき→リチウム

で合ってる。

但しリチウムの過充電は内蔵チップ抑制されてるからさして神経質になる必要は無いし、

放電の方も残量表示のズレを補正する効能があるから、残量表示にズレを感じたら1回使いきった方が良い。

2015-02-16

エネループって使いドコロが少ないね

Wiiで遊んでたころはリモコン電池に使ってたけど、最近はそんなに短時間で消耗する機械をつかってないわ。

自然放電が少なくて防災用の備蓄にいいって聞いたからまとめて買ったけど、あとで調べたら普通電池でも自然放電は年3~5%ってことでべつにエネループじゃなくてもいいかなって感じ。

あとエネループでもリフレッシュ充電したほうがいいとか書いてるページがあって、それが本当ならリフレッシュ対応した充電器をかったり何年かおきにリフレッシュしないと性能が発揮できないと思うと心理的に面倒。

20本で1000円のアルカリ電池とか、ああい電池を2, 3年ごとに買ったほうがいいかな。

2015-02-12

電池が2年で完全放電って本当かい

http://g-ec2.images-amazon.com/images/G/09/2013/electronics/other/AmazonBasic_1.jpg

防災用の備蓄に毎年、単三電池8本パックみたいなのを買い足してけっこうたまってるけど古いのはとっくに放電してるってことか?

バッテリーチェッカーみたいの買って確認してみるか。

適当に保存してるから、どれが古くてどれが新しいかわからなくなってるけど。

2014-12-21

車のドアに触る時の静電気対策

ドアハンドルを触る前に手のひらでドアを触り放電するという方法が広く知られているが

手のひらは、場合によって指先が先に電撃食らうので実はリスクがある。

お勧めは指を曲げて第二関節を尖らせて、そこでコツンと触れる。

帯電してたときでもほとんど痛みを感じず、パチンと音がするだけ。

希に強い電撃食らっても痛覚が少ない部分だから被害は軽微。

マジお勧め。冬の時期は習慣着いて、何でも触るときに指関節でコツンとヤるようになった。

2014-09-30

http://anond.hatelabo.jp/20140930174533

「利用しない保存中の放電」とか「完全に充電してから一週間も放置」という発言には、「なにかしらの機器の電源がonに入ったまんまにしとけば」という前提が暗黙のうちに含まれていた、っていうこと?

普通、「保存」や「放置」をそういう意味では使わない。

ちなみに、置時計も、無線マウスも、「ゲーム機無線コントローラであるWiiリモコンバランスWiiボードも、入れっぱなしのエネループで少なくとも数ヶ月はもっていたよ(数えていなかったかもっと長かったかもしれないけど)。

2014-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20140913010722

疑問の答えじゃないけど、静電気は木やコンクリに触るだけで放電されるからノブを握る前に壁にタッチするだけでだいたいバチッとくるのは防げるって。

静電気グッズとか使う必要ないって。

2014-02-17

とある大きな宗教に入信してみたんだ・・・

信仰心っていうのは時として人を支える力になると思っている。

私には昔から特別信仰心はないし、時々仏壇に手を合わせるくらいだけども

信仰心を持つというのは、どんなものなのか?

また支えられる部分があるのかどうか?

比較的大きめだけど、そんなに有名ではない宗教団体

誘導してくれたおばちゃんは気のいい面倒見の良い女性。まあただ

その周りにいた人たちは、ちょっと狂信的で引いたけど。

その宗教代表言葉に、まったく心が震えることはなかった。

どちらかとうと集団信仰おかしさを感じた。

でも、一心に何かに対して想いを祈るという祈念の信仰

普段の俗生活のなかで降りつもった「何か」を電気アースのように

空中に放電してくれる役割を感じることはできた。

団体や代表に対して何も感じないが、祈る行為の尊さは案じたかな。

2013-10-10

http://anond.hatelabo.jp/20131009232443

車の免許すら持っていませんが

バッテリの自己放電

http://www.jidoshaseibishi.com/commentary/2E_2009_10_23/2E_2009_10_23.html

整備士さんのマニュアル見ても 何も使っていない状態で干上がるのは ヶ月単位なので 

充電してあれば大丈夫では?

2013-04-24

電子デバイスは寂しいと死にます電池的に。

久々にAndroidアプリ作成したくなって、汚部屋の隅、ガジェット産廃から

Nexus 7を掘り出したのはいいけれど、半年放置したせいか電源キーが長押し、短押し、全く反応しない。

これは、と思いPC-USBケーブルに差してみたもののやはり反応しない。

Asus純正ACアダプターがなかったのでソニエリ時代のMW600用ACアダプターを

差しもののやっぱり反応しない。

ここで、ようやく電池が深放電を起こして起動電圧に達していない可能性に気づいた。

Nexus 7にはLEDなんてしゃれたものはないので、Bootingの状態で充電してようが

からないんだった。銀河はこの辺に関しては抜かりなかったっけ。

辛抱強く、じれったい心を殺して待つことしばし、画面が点灯したという感動は

見慣れたメイドさん演舞(charger.cの読み込み画像ファイルを入れ替えてます)、OFF充電を飛ばし

いきなり起動した衝撃に押し流された。そして速攻で落ちるw

Androidの標準フレームワークのBatteryServiceには確か電池残量を見て

強制的にOFF る機能があるんだった。そこはいじってない。

というか何でOFF充電に入んないんだっ。

充電器の種別判定が甘いのかなとPCドコモFOMA用、ジャンクショップで買ったいわくつきと

試すも、全て起動→速攻で落ちるを繰り返している。

もう駄目なのかな。そう思いつつ、やっとこさ見つけた純正ACチャージャーに差しっぱにして一晩待つことにした。

暗い天井に明滅するのがうざくて、ひっくり返すために一度起きてしまったのでこれを書いてる。

2012-12-09

最強論争における魔法科の有利とか

 

http://anond.hatelabo.jp/20121204195754

魔法科厨が釣り記事を書く。

 流行ラノベと対決したら妄想

 

 

 

禁書

 とりあえずよく比較されてる上条さんと戦う場合

 魔法科世界魔法には「指向性」がない。基本的には(モノリスとかスポーツ上の制限がない限り)「事象のものを改変する魔法」で攻撃するので、マテバしたら右手けが残るんじゃないだろうか。

 まあ、幻想殺しが使えるレンジでマテバしたらシバさんも死ぬけど。

 あと多分説教が効かない。魔法使えなくても体術最強なので殴れない。

 そういえば、オールレンジ攻撃可能な真由美会長上条を倒せそうだけど、上条補正でなんだかんだ言って負けて惚れそう。チョロいし。

SAO

シバさんがもしSAOプレイヤーだったら

  ①1回死んだら後は無敵

  ②1回死んで生還

  ③体は生きてるけど精神は二度と戻ってこれない

  ④普通に死ぬ

 のどれかじゃないだろうか。

 脳を焼き切られた場合、肉体そのものは再成で復活可?

 一度死んだプレーヤーの扱いがどうなってるかわからないけど、放電後もナーヴギアとしての機能を失わないなら「ゲーム内で何度も死ねプレーヤー」になるだろう。

 放電後に機能喪失後、強制的にログアウト?できるなら起きるだろう。

 (本来のゲームシステムとして)正しいログアウト手順を踏まないと目覚めないなら、コキュトス状態になるのでは。

 「脳をやられた場合には再成不可」なら④。

シバさんをNPCとして再現するなら

 もしかしてゲームプログラムとかデータ処理の過程とか読めるんじゃないか

 NPCの分際で読めてどうするという気がしないでもないけど

2012-11-16

http://anond.hatelabo.jp/20121116001614

あんま充放電じゃ変わらんっつーか、満充電に近いほど劣化が早くなる電池じゃん。

しろ使った方が長持ちするんじゃねえの。

http://anond.hatelabo.jp/20121116001102

lipoって、放充電を繰り返しても劣化しないの?

完全に放電しない限り、メモリー効果がない(少ない)のは知ってるんだけど。

2012-11-13

無灯火チャリンコ野郎にかなり効果的な嫌がらせをする方法

  1. できるだけ街灯の少ない真っ暗になる道を選ぶ。かつ、無灯火ヤローが多い場所を。
  2. これからの季節寒くて空気乾燥するので、静電気放電するキーチェーン、あれに高輝度LEDライトがついてる奴を買う。
  3. 無灯火のバカが来るのを歩きながら待つ。来なかったらそれはそれで。
  4. バカがいい気でやってきたら、LEDライトちょっと遠くで規則正しくそいつが通り過ぎるまで連続して明滅させる。
  5. バカが通り過ぎたらやめる。
  6. おしまい

バカは自分が無灯火であること、相手を轢くかもしれないという恐怖をやっと認識する。

最近チャリンコでは明滅型のライトも増えたが、あれは周囲を照らすものでなく自分の位置を知らせる程度の役にしか立たない。でも見慣れているだろう。

それを歩行者が使うのを見慣れている人はほぼいないはず。

ターゲットDQNで「ナメトンカコラー」とか言われたら「夜道で暗かったので自分の位置を知らせるために明滅させてただけじゃないですか。ほら最近自転車でやってるでしょ?」と言えば相手は黙る。

だってライトつけなかったせいで他人を轢くことになるのはそいつから

小学生とか高齢者が危ないか蛍光・反射のワッペンとかつけるでしょ。でも、無灯火だったらそれも反射しないか効果ナシ。」ダメ押し

明滅させるのにはもうひとつ意味があって、無灯火ヤローはイヤフォンの音楽携帯いじりに夢中だ。暗い夜道で明滅するものが現れたらそれから注意を奪えるはず。

バカは煽られた怒りとどこにもやり場のない自己嫌悪を抱えてやがてチャリライトを点灯させるだろう。はっはっはザマァみろ。

そんな高くねーんだから電池式で防水のダイナモいらない高照度ライト買えよマジで

でなきゃ自転車乗るな。

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