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はてなキーワード: 単語とは

2022-11-11

anond:20221110193601

ほぼ全員に刺さる上に反論できない煽りは残念ながらNG

辛うじて反論余地がある「子供部屋から書き込んでそう」くらいレベル単語にしとけ

2022-11-10

anond:20221110144421

あなるほど…。

これじゃあ議論(というか対話)が成り立つわけないな…。

ブコメ言及してる君も本題を語ってへんやないかい 本題は大元増田やろがい

どこをどう読解したらこのやりとり中に出てくる「本題」という単語を「大元増田」とイコールにできるのだろう。

…と思ったのだけど、最初に突っかかってきた内容の違和感を考え合わせると納得できました。

いろいろな層が集まるネットでは対話自体が難しい。

anond:20221108191703

追記2見た

大学植物生理学なんか習うと水ポテンシャルって単語が出てきて戸惑うよね

位置エネルギー英語が potential energy だって知っておくとイメージ掴みやすいと思います

電子伝達系も potential energy をATP合成に変換するんだよね

20世紀米国の提灯ブルマーロンパースーツについて

無断の翻訳は直作権の侵害に当たるので本文は削除。

一部引用範囲内のみとする。

1910年代までに、たいていはミディブラウス訳注セーラー服みたいな襟・ひらひらがあるブラウスのこと)つきのブルマーパンツは、多くのアメリカ高校体操着として採用された。サマーキャンプでも着られたとも思われる。1940年代までにはブルマー中学でいまだに採用され続けていた。女子ブルマー比較的足が長かったが、徐々に短くなった。特に40年代女子の間でショーツが人気になった頃はそうだった。20年代には長くて黒いストッキングといっしょにはかれていたが、これは30年代には衰退した。40年代になるまで、一般的学校ではショーツ女子に適切だとは考らえていなかった。ブルマー50年代から60年代まで、ずっと短い足へとかわっていった。ミディブラウス付きのブルマーから一体型のロンパースーツに形式が変わった。明るいブルーのロンパーで、ショーツのように短かった。私が1957年から61年のあい高校に在学していた頃、女子はひどく古臭いと考えていて、子どもっぽいとも不満を言っていた。ロンパースーツはアメリカ高校で広く着られていた。

女子ブルマー1910年代から30年代には足が長かったが、徐々に短くなり、1940年代にはショーツ女子の間で人気になった。1920年代には長くて黒いストッキングとともにはかれたが、30年代には衰退しはじめた。言える限りでは、ブルマー衣装は体育だけのものだった。

1960年代から70年代になるまでは、多くの学校では一般的ショーツ女子に適切な格好だとは考えていなかった。ロンパーの衣装はずっと短い脚で、セーラー服の要素と共に、1950年代から60年代まで生き残っていた。スタイルはミディブラウス付きのブルマーからワンピースタイプロンパースーツに変わっていった。ミディブラウスの要素は背中ひらひらに残っていることもあった。

ロンパー服は女子が主に体育やサマーキャンプで来ていた。これらのロンパー服はアメリカ高校で広く着られていた。ほとんどのアメリカ高校ではブルマーとミディブラウス体操着があった。これらの服はサマーキャンプでも着られていた。ブルマーあるいはロンパースタイル体操着1960年代になってもアメリカ学校で着られていることがあった。


【元サイト

rompers : gender connotations Gym and Camp Uniforms

個人サイトのせいだろうか、誤字脱字がかなりある。中には1つの単語複数スペルミスがあるせいで、正しい綴りの推測が困難なものもあった。表現の重複もある。

なお、こうした上下一体のロンパースタイル体操着ブルマについて書いた別のブログを見つけた。そっちのほうがわかりやすいので近々そっちも訳す予定だ。

雑感

提灯ブルマーについて調べようと思っていたのだが、ロンパースタイル体操着があったとは知らなかった。

しかし、実は以前に上下一体の体操着について書かれたサイトを見つけているし、以前つぶやいたロシアレオタード体操着とも関係していそうである

https://meshok.net/en/listing?partner=41680&related=%D0%94%D0%B5%D0%B2%D0%BE%D1%87%D0%BA%D0%B0+%D0%B2+%D0%BA%D1%83%D0%BF%D0%B0%D0%BB%D1%8C%D0%BD%D0%B8%D0%BA%D0%B5+.+%D0%A4%D0%B8%D0%B7%D0%BA%D1%83%D0%BB%D1%8C%D1%82%D1%83%D1%80%D0%B0+%D0%B2+%D1%88%D0%BA%D0%BE%D0%BB%D0%B5.+%D0%93%D0%B8%D0%BC%D0%BD%D0%B0%D1%81%D1%82%D0%B8%D0%BA%D0%B0+.1973.+%D0%94%D0%B5%D1%82%D0%B8.++%D0%A1%D0%BF%D0%BE%D1%80%D1%82.

それと、和訳をしてみて思ったのだが、英語英語のまま理解するのとは別の難しさがある。語順を変えないと読みやす日本語にならないし、英語理解したあとで日本語文章にするという二度手間が発生する。なるほど、英語先生英文英語のままで理解する方が訳すより速いと言っていたのはこういうことだったのか、とあらためて納得している。

まったく関係ないが、露出度の低い体操着でも男子の目を引こうとする女子はいたのだなあ。

2022-11-09

anond:20221109201311

戦後高度成長期までは「無医村」という単語があったが…(無歯科医村もあったと思うが普通には使われていなかった模様)

いろいろあって無医村はなくなっていった

書店村 無書店町は逆に増えつつあるのかな

オタクって真面目に馬鹿の群か

重複ワード整理してないから「地震」「地震大丈夫」「震度5強」「震度五強」なんて中身のない関連ワードがばらけてるだけなのを、「トレンド操作がなくなって政治ネタがなくなったー」って。。。。

こんなトレンドになったら、各単語に飛んでも面白い話なんて期待できないから誰もみなくなるだけ。

クレームを入れる奴はクレームに答えても見ないので、結局廃れるだけ」ってオタク自己紹介だったんか。

プログラム書いてて思うのだけど

日本語ってつくづくプログラミングに向かない文章だよね・・・

だって少なくとも英語圏では単語意味検索したり、

Shift-jisUTF-8の手間とかないんでしょ?

anond:20221109163040

元増田以外は最初から同一人物だけど?

知ってるゲームによく似た画面が出てきた時点でもういいやって感じで上書きされる

「パニシング」「グレイ」「ヘイブン」は3単語とも知ってる状態プレイして内容も知ってるんよ、まあパニシングがちょっと普通意味とは違うから書き換えられてしまうんだけど

かに島風シマシマタイツうさ耳だったりフレンズがけものだったりグーグル検索汚染はとてもひどくなってるわけよ

ならそういう文脈採用しないサンプルでAI描画したほうがまだいいよっていうのは納得できる説ではないか

オタクって真面目に馬鹿の群か

重複ワード整理してないから「月食」「月蝕」「日蝕」「スマホ」なんて中身のない関連ワードがばらけてるだけなのを、「トレンド操作がなくなって政治ネタがなくなったー」って。。。。

 

こんなトレンドになったら、各単語に飛んでも面白い話なんて期待できないから誰もみなくなるだけ。

クレームを入れる奴はクレームに答えても見ないので、結局廃れるだけ」ってオタク自己紹介だったんか。

言葉には慣用・転用というものがありまして。

スマホ通信容量のキャパのことを「ギガ」と呼ぶのと同じで、

テレビ料理番組なんかで言う「浸透圧」は、化学物理学での

浸透圧杓子定規表したものとは違う意味を与えられた単語なんだよ。

anond:20221108191703

anond:20221109002734

最初に知ったときは同じくらいに驚いた気がする

同時に授業や単語帳で習わない英単語ってたくさんあるなと気づいたり、そういや何かわからツナを今まで食ってた自分に少しあきれたりもした覚えがある

2022-11-08

anond:20221108232225

あなるほど…。

これじゃあ議論(というか対話)が成り立つわけないな…。

ブコメ言及してる君も本題を語ってへんやないかい 本題は大元増田やろがい

どこをどう読解したらこのやりとり中に出てくる「本題」という単語を「大元増田」とイコールにできるのだろう。

…と思ったのだけど、最初に突っかかってきた内容の違和感を考え合わせると納得できました。

いろいろな層が集まるネットでは対話自体が難しい。

anond:20221108125732

公民館とか近ければ、趣味市民講座とか良さそうなもんだけどねー。コロナいかー…。体操も集まってやってるの?

もし地元サッカーチームがあるならサッカー!意外とコロナ対策頑張ってるよ!と言いたいところなんだけど、ちょうど今からオフシーズンだし、ちょっとインドア派な印象を受けたので、お家でできるユーキャンとかの通信講座はどうかなぁ。夫婦でできそうなもの…。カリグラフィーとか、楽器とか?

読書がお好きなら思い切って語学、とりあえずNHK語学テキスト定期購読とかどう?(本格的にやるならテレビは参考程度で、メインはラジオおすすめ)お年寄りからラジオは持ってるでしょ?スマホがあれば聞き逃しもできて便利なんだけど…やる気あるならCD買っちゃってもいいし。(CDプレイヤーもあるよね?)

ちょっと惜しいのが今学期もう始まっちゃってるんだよねー…。英語以外の言語だと半年なので4月スタート10月スタートなんだよ。英語だと1年間なのでめちゃくちゃ途中からだし、せっかくなら別の言語おすすめする。英語キャリアアップフォーカスし過ぎてて、文化コーナーが充実してないんだよね。エンジョイシンプルイングリッシュなら軽く聞けていいかもしれないが、細かいことは気にしない!って単語文法解説なしに聴き流すスタイル文法訳読法に慣れた年配の方には逆にモヤモヤしてストレスたまるかも。

地味に嬉しいのが、テキストには受講者のおたよりコーナーがあるんだけど、中学生から年寄りまで幅広い人が勉強してるんだよね。何十年続けてますとか書いてあって、勇気を貰えて、自分も頑張ろう!って気持ちになれるよ。

anond:20221108202042

法的根拠を聞きたいとか

なるほど…。

何かわかった気がします。

文章として読んでいないで、単語文字のものを拾って自分の中で思い込みで人の文章を組み替えちゃうんですね。

読解力がないから。

から法的根拠を聞いている」みたいなどこにもそんなこと書いてないのに、そう書かれていたと堂々と書いちゃう

anond:20221108181343

法的根拠を聞きたいとか

なるほど…。

何かわかった気がします。

文章として読んでいないで、単語文字のものを拾って自分の中で思い込みで人の文章を組み替えちゃうんですね。

読解力がないから。

から法的根拠を聞いている」みたいなどこにもそんなこと書いてないのに、そう書かれていたと堂々と書いちゃう

anond:20221108180217

いわゆる上級国民ムーブで長年ルンペンブルジョワ(という新単語)してたけど、

アメリカ政府意向でそういう人間的な腐敗が浄化されたってことでしょう

良いムーブだと思います

■結局TwitterJPは何してたの?

・TwitterJPは自動排除しようとするとすり抜けるクズを手作業で気づかれないうちに排除し続けていた

VS

・TwitterJPは仕事してる感だけ出して何もしていなかった

・TwitterJPは左翼ニュースをばら撒いていた

VS

・TwitterJPは極右を集めてスーパー右翼人を量産していた

・TwitterJPは沢山お金を貰っていた

VS

・TwitterJPの人達無能にふさわしい給料で働いていた

・TwitterJPには役立たずが揃っていた

VS

・TwitterJPは恐ろしいプロ集団だった

様々な「憶測」が「確定」していってるみたいなんですけど、矛盾しまくってるんですが……

anond:20221108105349

なんで今その話してるの?

この文脈でそんな脈絡なく違う話を?

荒らし

内容読まずに単語に反応した?

2022-11-07

anond:20221107214109

バカハブなんて、もう普通には売ってない。普通に売ってるのはスイッチングハブ

故に普通にその単語を使うことはない。と思う。

今もミラーポートとして使うことがあるのかな。

絵描きAIって、入力する単語を探す旅をすることになる

danbooruタグで有名なの組合せするだけだと、すぐ飽きる。

他の人が描いてるのと比較して物足りなくなる。

特殊効果系の呪文探し

虹(ニジ)と、ヘビと、ウナギの話

 この文を書いている今日、所用で外出した先で雨に遭い、それが止むのを夕方まで待ち、さて自転車で自宅に帰ろうとした道すがら、空に虹(にじ)を見た。

 今日の外出先から自宅へと向かおうとすると、ちょうど西から東へ進行する形になる。東の空へと流れ去る黒い雨雲を背景に、色の濃く鮮やかなもの、色が淡いもの、二本の虹が綺麗な弧を描いていた。

 その時、私が通行していた自転車道兼遊歩道には、他に散歩ランニングをしている人たちもいたのだが、彼らも私と同じように、虹に見とれたり、スマホ画像を撮ったりしていた。中には「二本の虹なんか初めて見た!」と驚いている人たちも少なからず見られた。虹が二本出ることを知らない人もいるのかと、むしろそれに私は驚いたのだが、のんびりと空を見上げる余裕を持つことがあまり許されない現代人には、仕方が無いことなのかもしれない。綺麗な虹を見たという新鮮な感動が機会となって、彼らが空の気象天体に関心を持ってくれたら嬉しい。

 ところで、二本の虹が出ることを知らないということは、おそらく彼らは二本の虹の名前も知らないのであろう。しかし、虹が二本出ることを知っている人でも、案外その名まで知っている方は少数派ではなかろうか。こんなことを言うと「虹は虹でしょ?区別とかあるの?」と思われるかもしれないが、漢字による呼称区別がある。

 漢字の原型は、殷代の甲骨文字に見ることができるが、その中には既に、虹を表した象形文字を見出すことができる。それは、弓形の弧を描く二本線で描かれており、弧線の両端には口を開いて下を向く頭を持ち、しかも角らしき突起まで見られる。

 甲骨文字占いに関する記録を遺したものであることから卜辞(ボクジ)とも呼ばれ、古くから中国人自身による研究が行われていた。その一つに郭沫若(かく・まつじゃく)の著した『卜辞通纂考釈』があるが、この中で「一つ出た虹を『虹(コウ)』、二つ出た虹を『霓(ゲイ)』と称したものであろう」という説が述べられている。ただし、現在漢和辞典を引けば、『虹(コウ)』が雄で『霓(ゲイ)』が雌とも記されていて、郭沫若の説とはやや異なる。二本の虹の濃い方を『虹』、淡い方を『霓』として雌雄ペアと見るのが後代の見方である。いずれにしても、卜占の亀甲や肩甲骨に刻まれるような神秘的・神話存在として、虹・霓は古代中国人の心を捉えていた。

 残念ながら、私のデバイス文字変換では『霓』の文字しか出てこないのだが、本来は『虫』偏に『兒』旁で、ちゃんと『虹』とペアになるのに相応しい形をした文字である。それが現在、雨冠の字形が主流となっているのは、科学的な物の見方をするようになった近・現代人が、この漢字には神話的・呪術的な役割ではなく、気象用語という科学的な役割を担わせるようになったことの反映であろう。

 虫偏の字であることからも判るとおり『虹(コウ)・霓(ゲイ)』のことを、昔の人々は、広い意味での『蟲(むし)』の類いと考え、すなわち「ヘビ」の一つと見做していた。これは日本でも同じことで、マムシやフクムシなど「ムシ」呼び名がヘビには用いられている。『フクムシ(福虫)』というのは、これは穀倉を荒らすネズミなどの害獣を捕食してくれる益獣だからである。『マムシ(真虫)』の真(ま)は、オオカミに冠した神名大口真神(おほくちのまかみ)』における真(ま)と同じく、強く猛々しい神の名を軽々しく直接的に呼ばないようにするための、一種忌み名としての尊敬接頭語であろう。

 『虹(コウ)・霓(ゲイ)』は、両端に頭を持つ怪蛇であるから「それではヘビじゃなくて、むしろ龍とかの仲間ではないか」と言われるであろう。しかし、昔の人々にとっては、家屋の周辺や田畑などで身近に見かける普通のヘビですら、神秘的な存在だったのである。昔の人々にとって、龍(りゅう)/蛟(みずち)etc.普通のヘビとの間の境界は、我々現代人が考えるよりも遥かに曖昧であったと言ってもいい。足を持たない、もしくは四脚が有っても小さくて目立たない、細長いクネクネとした身体動物のことを、一纏めの仲間として昔の人々は捉えていたと考えられる。このことを少し頭の片隅に置いてから、以下を読み進めてもらいたい。

 「それにしても、虹がヘビだなんて、昔の中国の人たちは面白いことを考えていたものだなあ」と思われるかもしれない。しかし、実は「虹(にじ)=天の蛇」という考え方は、近代化する以前の社会では、地球レベルで広く見られた/見られるものである。そして、それは日本例外ではない。そもそも日本語の名称『ニジ』そのものが『ヘビ』を意味していたとも考えられている。

 日本における「『天の蛇』としての虹」の話に関しては、ロシア人言語学者ニコライ・ネフスキーによる有名な研究をはじめとして、多数の調査研究が為されている。それらから、思いつくままに事例を紹介していこう。

 例えば、琉球諸島宮古島では虹を『ティンパウ』と呼んでいたが、『ティン』は「天」、『パウ』は「ハブ」のことである。『ハブ』は『ヘビ/ヘミ』系統の語である大蛇を表す『ウワバミ』の語に含まれる『バミ』もまた『ヘビ/ヘミ』の転訛であると考えられる。『ウワ(上)』はマ(真)カミの真と同じく、忌み名としての尊敬接頭語であろう。

 宮古島の北にある池間島には、若返りの水についての昔話が伝えられている。欠けて新月となり姿を消し、再び満ちて姿を現すことを繰り返す月。脱皮して不老不死を保つ(かのように信じられていた)蛇。若水とは、神話では月や蛇と結び付けられて語られる、不老不死象徴である。月と水が結び付けられるのは、潮の干満との連想であろうか。

 太古の昔、人間はスデ水(若返りの水)を浴びて脱皮することで、不老不死を保っていた。ある時、天の太陽神が、セッカ(ヒタキ科の鳥類)に命じて、スデ水を月から地上へと運ばせていた。ところが、途中で『アウナズ(虹)』が、スデ水を奪って捨ててしまった(あるいは、スデ水を横取りして使い、脱皮するようになった)。このため、太陽神月神の怒りを買ったアウナズは、それ以来、太陽の反対側に出るようになったという。

 若水物語に登場する『アウナズ』という語は、琉球諸島地域におけるアオヘビ類を指して言う『アウナジ/オーノジ』系統の語と明らかに同じものである。他に、八重山群島竹富島でも『オーナーヂィ』と言うとされる。つまり『天の虹』と『地上の蛇』を、同じ名前で呼んでいたのである

 少し変わったものでは、小浜島では虹を『チネー・ミマンチィ』と呼んでいたというが、これは『ティン・ヌ・ミミジィ(天の蚯蚓[ミミズ])』の意であるという。細長くてクネクネした動物を昔の人々は一纏めに捉えていたという話を、今一度、思い出してもらいたい。

 新城島では、虹を『アミ・ファイ・ムヌ(雨を食うモノ)』と呼ぶ。雨が降りそうで本格的には降らない俄か雨で終わる状況を「虹が雨を食った」と言うからだそうである与那国島には『アミ・ヌミャー(雨を飲むモノ)』という呼び名もある。

 虹が喉の渇きを潤すために雨や地上の水を飲みに現れる、或いは、虹が喉の渇きを潤すために雨を呼び起こすという信仰もまた、広く見られるものである

 長野県では、龍が天から水を飲みに降りてきた姿が虹とされ、また、同県更科では「虹は『ジャ(蛇)』の吹く気である」と信じられていた。山梨県西部でも「『ノジ』は蛇の息」とされた。秋田県平鹿では「『ノギ』は吹いた」と表現した。大分県でも、虹が出ると「『ジャ(蛇)』が吹いた」と言われていた。水神としての蛇神が棲むとされた湖沼から天の蛇としての虹が出現して、雨を呼び起こすという話も広く分布していることが認められる。このことからネフスキー湖沼支配神を指す『主(ヌシ)』も『ニジ』と同一起源ではないかと考えたようであるが、それは流石に後代の研究から否定されたようであるしかし、湖沼の主といえば大抵は龍蛇なので、語源論としてはともかく、ヌシと虹を結びつけるネフスキー見方は意外に悪くないと思える。

 ネフスキーと同じ頃の時代宮良当壮という研究者は、虹とヘビ類の方言呼称分析して「『ニジ』はヘビを意味する語から分化した」ということを立証しようと試みた。ニジの呼び名には『ノジ/ネジ/ヌジ/ヌギetc.』がある。既に上でも紹介したが、琉球諸島地域におけるアオヘビ類の呼び名が「アヲ+(語根)」の形をとっており、その語根部分の変化が『ノジ/ナジ/ナギetc.』となっていて、極めて似ている。そこから、宮良は「『ナギ』が『ウナギ(鰻)』を含めた『ヘビ型動物』の総称であり、そこから『ニジ/ヌギ』などの語が派生分化していった」と考えたのである。細長いクネクネした動物を一纏めに捉えていたという話を、再度、思い出していただけたであろうか。

 この宮良説の傍証としては、例えば秋田県ではアオダイショウのことを『アヲノジ/アヲノズ』と呼び、『ノジ/ノズ』は同地域における虹の呼称共通しているなどといった事例が幾つも見られるので、宮良説はあり得ると個人的には思っている。大蛇を指す『オロチ』という語も、尊敬の『接頭語オ(御)+ロチ(ノジ系統語の転訛)』と考えられる。

 とはいえ現代人の感覚から見れば、特に生物学動物分類学知識を通じて見れば、ヘビとウナギ同類視するという考え方は、なかなか受け入れ難いものと思われるかもしれない。しかし、以下の話を読まれたならば、どうだろうか。

 昔の日本人は、雷神に対して信仰を抱いていた。特に農民は、落雷に対する特別信仰を抱いていた。例えば、岐阜県美濃地方では、稲田落雷があれば、その場所注連縄を張って神聖視・聖別した。何故このように稲田への落雷特別視したのか。それは『稲妻(イナヅマ)』という単語に端的に表されている。イナヅマとは「稲の配偶者」であり、昔の日本農民たちは、雷神を「稲田神を孕ませる夫(ツマ)」と見做したのである。これは、落雷のジグザグ線が蛇神の顕現と見做されたこと、そして、蛇体が男性器の象徴と考えられていたこととも関係しているのであろう。落雷は豊作の予兆であった。

 東北地方には、落雷のあった稲田神聖視する風習存在した。例えば、岩手県では、落雷のあった稲田を「お田の神の田」と呼んだり、女性家畜を入れないようにしたり、雷神と刻んだ石を建てて祀るなどした。

 この岩手県をはじめ、東北地方には「ウンナン田」と称する水田の事例が見られ、これは「落雷のあった水田」であり、しかも「鰻(ウナギ)の姿が見られる水田」のことであるとされる。ウナギが住める水田は、水温が比較的高く、良い水田だと考えたからともされる。落雷後の水田ウナギを目撃したことで、農民たちは「雷神水田に棲み着いて、良い水田に変化した」と考えたのであろう。しかし、それだけではあるまい。

 今では、落雷が豊作の予兆であるという考え方は、単なる非科学的な迷信ではなく、それなりの自然科学的な根拠があったと知られている。農作物の稲だけに限らず、植物の生長には、窒素肥料成分が不可欠である大気中には気体の窒素が大量に存在するものの、それらは化学的に安定な窒素分子状態存在しているため、そのままで植物栄養素として利用できない。ハーバーボッシュ法による大気中の窒素を人工的に固定する方法確立し、窒素肥料大量生産が実現するまでは、大気中の気体窒素を、植物栄養素として利用できる窒素化合物の形に化学変化させることができたのは、マメ科植物の根に共生している根粒菌を除けば、雷による空中放電だけであった。おそらく、落雷が起きた水田の周辺では、雷の電気により生じた窒素酸化物の影響で、稲の発育が良かったのだと想像される。それを見た農民たちが、経験知として「落雷=豊作の徴」と語り伝えたものが、ウンナン田なのであろう。

 最後になるが、もしも『ナギ系統の語がヘビ型動物を指すという説が真実であるとすれば、そこからどうしても思い浮かべてしまうのが、インドから東南アジア地域に広く分布する蛇神『ナーガNaga』の存在である果たして、ヘビの古い呼称の一つである『ナガムシ(長い蟲)』の『ナガ』は『ナーガ』と関係があるのか。水の中にいる長くクネクネしたヘビのような身体をした動物ウナギは、もしかしたら『オ(御)+ナーガからその名が付けられたのか。

 妄想は尽きない。

【参考文献】小島瓔禮・編著『蛇の宇宙誌』(東京美術)

 今回の内容は、この本の受け売りである。とても面白い名著なので、是非、図書館などで一読することをおすすめしておく。

栗花落カナヲと蛇の話⇒anond:20221108215545

anond:20221107095943

そもそも人間の脳というのは、単語の羅列を覚えるのが苦手だ。

 

得意なのは位置体験を覚えること。

「なんかこういう感じの絵を見た」に記憶したい事柄を落とし込むのは、有効記憶術ですね。

anond:20221107123047

研究者でもないし、サーベイもしてないし、後出しもしてないし、慌ててもいない。

多少なりとも業界動向に興味がある人間なら、普通に調べて普通に導ける真っ当な結論を、ただ君のために書いてあげてるだけ。

「出し方が恣意的」というなら、そっちで反証になるようなエビデンスを出せばいいんだよ。ほら、MIDREXはグリーンスチールなんだぞ!とか、水素還元製鉄は欧州でどんどん使われてるんだぞ!とか、CCUSは実現間近なんだぞ!とか、高級鋼での溶接のほうがアルミメガキャスティングよりコストが安いんだぞ!とか。でも出せないから、ウジウジ言い続けてるわけでしょ。

君、ここまで色々と言及したよね。「ホットプレス以上にCO2排出の多いメガキャスティング」だの、「アルミどんだけ電力使ってるか分かってない」だの、「お前みたいに生産可能な量やコスト無視すれば、アルミじゃ無くて、カーボンで良いじゃんってなる」だの、「ちゃん経産省資料も見た方が良い」だの、「鉄のリサイクル品で高級鋼作るのは世界的にトレンドだし、水素製鉄でどんどんお前の大好きな欧州でやられている」だの、「MIDREXとか知らなくて書いてないの?」だの、「現状の水素製造プロセスが電力食いだからこそ、グリーン水素とかCCUSやってる」だの。どれも出鱈目だったり、単に単語を出してみただけで、まともに反論になってない。

文章にして原典付けて言ってみろよ。

メガキャスティングホットプレスよりもCO2排出が多いです。根拠はこれです」とかさ。

「鉄のリサイクル品で高級鋼を作るのは世界的にトレンドなので、欧州では水素製鉄を使ってどんどん製造しています根拠はこれです」とかさ。

「MIDREXは、こういう理由で、あなたの主張への反証になります」とかさ。

できるだろ?

Tweepsと世田谷自然左翼

この増田 anond:20221107024750 とこの増田 anond:20221107015020一見無関係に見えるけれどイーロン・マスクによるTwitter従業員大量解雇が発端となっているという点で繋がっているんだな。

レイオフされた元従業員退職エントリを書いてTweepsという単語をバズらせた。

従業員同士で協調してレイオフに抗議しようという動きの中で連絡用に#OneTeamハッシュタグが使われ、その#OneTeamタグを眺めていためいろま氏が彼らを世田谷自然左翼だらけだと評した。

ってことか

anond:20221106163202

文脈無視して何言ってんだ? と思って見に行くとそこには文脈も何もないし「いいね」や「返信」を見ても特にどこにも言及していなくて驚いた。

本当に「突然ダイソン批判し始めた。それも「吸込仕事率」という謎の単語をいきなり使って」なんだな。

ただ、その後で「国内産はどれも変わらん。でもツインバードは流石に」と言ってるから特にどっかの企業に雇われている感じでもなさそうではある。

何なんだろう。

本当にいきなりダイソンツインバードアンチに目覚めたとしか言いようがない。

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