はてなキーワード: 不可知とは
http://anond.hatelabo.jp/20140714150652
その後も様々な議論が出ているようなので、簡単にチャートにしてみた。交通整理の一助になれば。
頭の体操を兼ねて、少し極端な意見も混ぜているので、批判的に読むことを推奨。
逮捕反対派 ─┬─ わいせつ表現の自由は無制約にすべきだよ派
│ ├─ AVのモザイクが許せないよ派
│
│ │ ├─問題になったのは可愛いキャラだよね派(事実取り違え派)
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├─ なし子と「出資者」の大半にはわいせつの意図はないよ派(伊東良徳弁護士派)※追記参照
│ ←反論:女性器の生データを授受しておいて「わいせつの意図はない」は無理じゃね派
│
│
│ │ (両方取り締るなら反対しないよ派)
│ ├─ 男性器の型取りバイブは野放しで、女性器のデータだけ取り締まるのは女性差別だよ派(フェミ派)
│ │ ←再反論:実際は型なんて取ってないから。いい加減に目を覚ませよ派
│ │
│
│ └─本人が芸術だと言えばそれでいいんじゃね派(投げやり派)
│
│ (なし子は興味ないよ派vs北原みのりだけは許さないよ派)
│
└─ 自分の身体を撮っただけならいいだろ派
│ ├─ 性器丸出しはさすがに取り締まるべきだよ派
│ └─ 見たくない人の自由も尊重すべきだよ派
│
├─ 悪法でも法は法だよ派
│ ├─ 政治参加は大切だよ派
│ ├─ 新しい判例が出そうで楽しみだよ派
│ └─ 成人漫画規制のときには賛成しただろお前派(江戸の敵@長崎派)
│
│
└─ なし子はセンスないよ派
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追記:tatsunop氏からのコメントを受けて、以下を追記しました。
・なし子と「出資者」の大半にはわいせつの意図はないよ派(伊東良徳弁護士派)※追記参照
←反論:女性器の生データを授受しておいて「わいせつの意図はない」は無理じゃね派
伊東弁護士のブログでの主張(http://b.hatena.ne.jp/entry/www.shomin-law.com/essayRokudenashikotaiho.html)には、価値判断として共感するところはあるものの、
故意の有無を争っているのか、授受されたデータ自体のわいせつ性の有無を争っているのか、
芸術活動の一環だと認められるから、仮にデータ自体にわいせつ性があったとしても違法でない
(以下のPDFの考え方に照らせば「わいせつ性阻却事由がある」→http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/file/48617/olj_060_1_161_165.pdf)
と主張しているのか、法的な主張の位置づけは、いまいち明確でないように感じます。
そのため、このツリーのどこに入れていいか分からなかったので、仮で上記のとおり区分しました。
Q&A方式じゃないと不親切なのか。そうなのか。
Q:「想像できない」ということは増田が何度も言ってる「遊び半分」という言葉は、自分でもどういう意味か分からず使っているということ?
A:余裕のない増田からは、仕事を楽しむような人間が遊び半分で仕事に臨んでいるように見える。
でももし増田に余裕があったとしたら、それは遊び半分ではないのかも知れない・・・と仮定する事もできるが、そもそも余裕がなくて想像できないので、その仮定は無意味だ。
不可知領域の事なので、想像できないし、うかつに答えることもできない。
だから、増田は仕事を楽しむような人間は遊び半分で臨んでやがると思っているが、同時に、自分には想像できないことだとも思っている。
これで伝わるか?
そういう話題にのってくれる人を探して
今朝からうずうずして待ってたんだけど、
結局、何も話せずに帰社する運命みたい。
島に一人きりのまま、淡々と午前中は過ごした。
ぞろぞろと帰ってきたけど、その中に割り込めるわけもなく。
午後二時半を過ぎたあたりで、昼ごはんか頭に回って
デスクに寄っていつも気安く話してくれる人に声をかけたら
同時に彼の社用電話が鳴った。
話が長引き、そっと身を引いて戻ったら
PMが渋い顔をしていた。あの電話は要件漏れに関する電話だったらしい。
一斉に絨毯爆撃する程の。
こういう話が出来るのは、手待ちで入った平の自分を除けば
一番忙しい人たちだったから、この状況で雑談をできる訳もなく。
(手待ちの)お客さん(自分のことだ)に残業させるわけもいかないし、
今日は帰っていいよと帰社することに。
でも、何か寂しい。
まず。匿名だからあえて言わせてもらうけど、文章が特徴的すぎるよ。ていうか日本語として読みにくい。まず句読点を打とう。しつこいくらいに。
そういう「なんとなく嫌だ」の感覚のうち、いくつかは無意識の功利的計算かもしれない。
でも他のいくつかは「不可知の何か」「不可知と知ってはいるけど、いる何か」「不可知の高い/深い/遠い/すごく近い場所にいると思う何か」がいるから、という感触の影響下にないかな?
それは広義で「神」だし、信仰の一種、宗教じゃない? というのが宗教学の立場だと思う。
夜中に爪を切ると蛇が来る(だから切っちゃだめ)、というのは蛇信仰で、宗教の一種、じゃあ何故ヘビは信仰の対象になっているのか、他に事例はないのか、歴史文献上はどう扱われているのか……という扱い方。
こういう話であってるかな?
http://anond.hatelabo.jp/20131101062156を書いた増田だけども、
元記事をちゃんと読むと、この問答自体はただのフックにすぎない。
お守り云々のくだりは「実感」についてと、中盤の「日本人の宗教観」について繋げるためのフックだと思う。このへんはこの教授以外にも多くの人が言ってる(恥の文化とか)事なので、まあよくある話。
で、「日本人の宗教観」が「実感」に根ざしたもので、その原因について、創価学会とか浄土真宗とかが出てきて、そこが面白い。
だから学生との問答法みたいなのは紀元前の頃からソクラテスがやってきた事なので、それを極論で詭弁だから意味が無い言われても、くそ面倒臭いので、ソクラテスについて勉強してみては?と薦めてみるけど、多分余計腹立つだけかも。
そりゃソクラテスも死刑になるんだから、社会の一定数には今現在も受け入れられないだろうなとは思う、問答法とか禅問答とか辻説法とか折伏とかはやはり言葉を極限に利用したもので、また結局反社会的なものも含んでいて、日本の近代宗教はこの辺を乗り越えようとしてる途中なんだろうなと、で良くも悪くも創価学会とか浄土真宗とかが言葉では無い雰囲気みたいなものを作ろうとしてる土壌があるんじゃないか、というのがこの教授の言。
「宗教信じてる?」 「いいえ」 「じゃあ持ってるお守りハサミで切って」 「できない」 「どうして?」 「分かりません」 「そんな事も分からないの?」 「ええ、しかし私は分からないという事を知っています」
多分これで黙らせられるよ、なぜならこれは不可知論者だから。この教授に腹が立った人は、今度から「宗教は何を信じてますか」と変な教授とか外人とかに聞かれたら、私は不可知論者ですと答えましょう。
id:lovelovedogは本当にネウヨらしい。
id:hazama-hazama-hazamaの過去の指摘を引っ張っておく。
最後にもう一つ、歴史修正主義とポストモダンの関係についての述べておこう。lovelovedog氏は、時に不可知論に近い言動も見られるようだ。*3Apeman氏も指摘するように、この態度で一貫していれば論理的には正しい。しかし、ここで論理的に正しいことは倫理的に正しいことなのかという問題が浮上するのだ。
http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama-hazama/20080329/1206773121
lovelovedog氏の議論は典型的な歴史修正主義者のそれであることは、本人の自覚はともかく、もはや明確だろう。
http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama-hazama/20080329/1206773121
しかし、愛・蔵太氏の主張は仮説段階にも至っていないと思われる。もし、これが大学の学部生のプレゼミ発表であれば、多分、指導教官に怒られる。
http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama-hazama/20080404/1207304127
追記:
先に書いておきますが、前半部分の数字がついてるのは「はしもとのあれ」です。
で、その周りに書いてあることは、みなさんから反応をもらう前に私が思っていたことです。
色々反応を頂いて、自分なりに理解できたつもりにはなったので、そのまま残しておきます。
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よくわかんないので整理
1-1, 個人の意思に反して従軍させられた慰安婦がいたとしたら、周辺諸国に謝罪すべき
1-2, しかし、2007年の閣議決定で個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦が「いたという証拠はない」ということになっている。
1-3, 閣議決定は、政府の公式見解、政府の公式見解は、日本の公式見解
1-4, にもかかわらず、諸外国から従軍慰安婦の件で、過去を反省しないレイプ国家との謗りを受けている状況は国益に適わない。
特に1-2が閣議で決定されているわけで。外野がわやわや言おうと、閣議で再決定なり覆したりしない限り、日本の見解は変わらないよね。
もし、間違いなのだとしたら、閣議なり国会なりで信頼できる証拠、少なくとも国内では確実なものだと言える証拠を提出して議論すべきだよね。
で、件の風俗発言だけど
2-1, 昔は、強制でない買春はどの国にでもあった
2-2, ここでいう買春は国が管理しているものではなく、民間業者や個人
2-3, 買春は当時の感覚では、今ほど拒絶されているものではなかった
2-4, それを戦勝国だからと言って、敗戦国で当時行われていた買春だけを責めるのはアンフェアだ
そして、アメリカの話
3-0-1, 古くはGHQ時代から買春が個人によって行われていた
3-0-2, 沖縄米軍基地の周辺でレイプや暴行事件が後を絶たない。つい最近もあった
3-0-5, 米軍の女性兵士でレイプ経験があるのは30%に達するとの報告があり、問題解決に取り組みはじめたところ
3-1, アメリカは軍の性犯罪問題に真正面から取り組むべきだ
3-3, 日本の法律で認められた風俗産業では買春は認められていない
まとめると、
1, いま、諸外国から責められている、国が管理する従軍慰安婦問題は、少なくとも日本の公式見解として存在しない。
2, 昔は一般的だった問題で日本だけが責められるのはアンフェア
3, アメリカは今までに色々問題起こしてるよね。日本を責める前に問題に真正面から取り組んだら?
ということで。うん、至極真っ当な気がする。
タダの正論だと思うんだ。
で批判だけど、
1-1, 人権云々が「管理売春」の話であれば、大戦時も今もない(ことになってる)ので的外れ
1-2, 性風俗に従事する人たちの人権が、というのなら自由意志でやっていることなので的外れ
1-3, そもそも性風俗に従事している人の人権が、というのならそれは別の問題
2-1, 主張としては正しいと思うけど、じゃあ対案は?3-0-5とかひどいもんじゃない
3-1, うん、安い挑発過ぎるね
4, 維新の会への印象が悪くなる
4-1, うん、そうだね
5, タブーに触れるのはよくない
5-1, なぜ?
6-1, 3に関わる話なら分かる
7, メディアがつまみ食いするの分かってるんだから、もう少し要点をはっきり話せ
というところで。正直、国益を損なう発言であるという以外に問題が見当たらない。
その他の批判はポジショントークだったり、メディアが勝手に切り取った話をつまみ食いしてるだけで。
7が一番の問題な気がするんだけど、それはメディアの問題で。
で、何が、本質的な問題なの?
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1-3から明確な誤りですね。07年3月の閣議決定は辻元氏への答弁で、「いわゆる強制連行」を示す根拠がなかったとはしているが、93年8月の「いわゆる従軍慰安婦問題について」を踏襲することが明言されているもの。
「個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦がいたこと」は政府が公式に認定しているところというのが2007年の閣議決定の内容ですよ。
調査結果中には「業者らが或いは甘言によって、或いは畏怖させる等の形で本人の意向に反して集められるケースが数多く、更に、官憲等がこれに直接加担する等のケース(白馬事件)も見られた
発言では
証拠が出てきたらね、それは認めなきゃいけないけれども、今のところ2007年の閣議決定では、そういう証拠はないという状況になっています。先日、また安倍政権で新しい証拠が出てくる可能性があると閣議決定したから、もしかすると、強制的に暴行脅迫をして慰安婦を拉致したという証拠が出てくる可能性があると
と言っているので、明らかな間違いがあるってことですね。ありがとうございます。
で、まぁ
「当時は必要だった、お前らもやってただろ」と「俺たちが悪かった、でもお前らもやってただろ」の前者を選んだ時点で価値観が露呈。
だし、
http://anond.hatelabo.jp/20130515145914
橋下市長はこの問題に全く関係ない。 別に今大阪市長として何らかの政治判断を求められてるわけでもない。 だったら別に答えなくても良かったのに。
が結論かな。
あざっした。
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途中で飽きました。すみません...
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それはわかるんだけど、きれいごとで世の中が変わるのなら世話ないというのもありますよね…
当事者に倫理観がないからレイプが発生するのだから、というのは論点のすり替えか。
うーん。
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http://anond.hatelabo.jp/20130515154352 が紹介してくれた、
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/01/post-514.php
って記事、
日本での慰安婦問題に関する論調にある「狭義の強制連行はなかった」という主張は、裏を返せば「当時の法制や慣行に則した広義の強要はあった」ということであり、要するに「やっていたと堂々と認める」という話に他なりません。これは大変に異様なことです。20世紀に起きた「交戦地帯における兵士相手の管理売春の強要」を21世紀の国連加盟国の政府が「狭義の強要よりは反道徳的ではない」と主張する、それも「大っぴらに主張する」というのであれば、理解される可能性は限りなくゼロに近いと考えるべきでしょう
がかなり腑に落ちた。
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BBCの記事では「慰安婦は必要だった」という歴史認識と「慰安婦への配慮は言葉でいい」という部分が問題視されてたと思うけど。このまとめは的はずれじゃないかな。
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22519384
Japan WWII 'comfort women' were 'necessary' - Hashimoto
...
Some 200,000 women in territories occupied by Japan during WWII are estimated to have been forced to become sex slaves for troops.
...
He acknowledged that the women had been acting "against their will". He also claimed that Japan was not the only country to use the system, though it was responsible for its actions.
...
"It is a result of the tragedy of the war that they became comfort women against their will. The responsibility for the war also lies with Japan. We have to politely offer kind words to [former] comfort women."
訳されて、中国の反応を付記してるだけで、かなり中立的な気がするけど。
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「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」と「個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦が「いたという証拠はない」は全然意味が違うんですがそこは大丈夫なんですかね…
質問(辻元清美)http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166110.htm
答弁(安倍晋三)http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b166110.htm
なお、「いわゆる従軍慰安婦問題について」は以下
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/pdfs/im_050804.pdf
「従軍慰安婦についての本当の話」
http://www.geocities.jp/ianfu99/
によると、
新聞や雑誌を読むと激しい論争があるように思いますが、では研究者はどう見ているのでしょう?実は慰安婦を研究している人で慰安婦を職業的な売春行為だとしている人はほとんどいません。最初に資料を発見した代表的な研究者である吉見義明と異なる立場をとる研究者は、実際上秦郁彦1人だけです。研究者の間では慰安婦が旧日本軍による犯罪(誘拐・監禁・強姦による性暴力)であることに異論はありません。
とある。
この文章の信憑性がどうとかいう声があるけど、
今日(2013/5/15)の段階で(どうせリンク切れになるのでタイトルのみ)
っていうことになったので、
1-3「しかし、2007年の閣議決定で個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦が「いたという証拠はない」ということになっている。」
ってありえない発言(要約が正しいとすれば)だな。と理解。
談話は以下。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html
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はしもとのあれに関しては、もう飽きたのでいいとして、あずまさんのTweetみててあーこれだなと思った。
性風俗やポルノさえ撲滅できない世界で、なぜ慰安婦すなわち兵士対象の売春行為が撲滅できるのかぼくにはよくわからないので、そんなら最初からその前提のうえで話したほうがいいんじゃないですか、ってのがぼくの言いたいことです。慰安婦に日本政府が絡んだかどうかってのはぼく話題にしませんよ。
@hazuma 5月13日
小学生でもわかるように書くけど、個人が性欲をコントロールすることと、集団が性欲をコントロールすることはまったく別。そりゃ個人では禁欲する男もいくらでもいるし、一般市民は普通コントロールしてるさ。でも集団になると必ず一定確率でコントトールできないやつが出てくるんだよ。
それで、戦争とかで若い男性たくさん一箇所に集めたら、そりゃ性処理問題は出るでしょうという話で、それは基本的に通勤電車があると一定確率で痴漢でるとかと同じ。これがどうして「野獣としての男を肯定するマッチョな話」になるのかさっぱりわからん。
要は、若い(中高年も?)健康な男性を多数管理しようとすれば、現実問題として彼らが抱く性欲は考慮しなければならず(会社だって同じでしょ)、そこで各人の禁欲なんかに頼っても暴発は不可避なので精神主義に頼っても意味がないという話なのに、なんでこんな炎上するのかね。よくわからんよ。
@hazuma 5月14日
(1)軍には男性が多い、(2)交戦中の軍は構成員に異常な心理状態を強いる、(3)その結果はしばしば性欲の昂進として現れる、(4)それを目的に売春行為を扱う業者も出現する、(5)以上の(3)および(4)を非倫理的で阻止するべきだと思うのであれば戦争をやらないほうがいい。以上。
@hazuma 5月14日
あと従軍慰安婦問題だけど、これは調べれば調べるほど込み入っている問題でして、ぼくはぶっちゃけ不可知論というか「専門家でもないしよくわからん」という立場です。それは無責任と思われるかもしれないけど、ぼくからすればよくまあみなさん断言できるなという感じ。
そういう認識のうえで、ぼくは、「従軍慰安婦は性奴隷でもなければ招集に政府も関与しないと橋下氏が信じているのであれば、軍と性の必然的な関係について述べた彼の発言自体は問題とするに価しない」と言っているにすぎない。
@hazuma 5月14日
で
もはや事態は「本当のことでも言っちゃいけないことがある」的なかなりくだらないレベルに落ち着いたようだな。
@hazuma 5月14日
か。うん。納得。しかし実名でやるんだもんなぁ。マッチョだなぁ。
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別に議論したいわけじゃなくて、はしもとの問題って「ただしい」ってのがどれだか分かんなくて。
なんか書いたらみんながレス付けてくれて、理解できるかなって思ったのでまとめました。
これを実名でやるほど肝が太くないんです
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おそらく理解してくれないと思いますが、いちおうちゃんと書きます。ぼくが最初に高橋哲哉の名前を出したのは、ぼくのこの歴史認識についての「いいかげん」な不可知論的立場がデリダについてのぼくの研究(と高橋氏の研究の差異)と理論的に繋がっていることを示唆するためです。
20世紀半ばの哲学者たちはおしなべて、世界に真実はない、ものごとは解釈でいくらでも自由になる、と主張してきました。それが行きすぎてソーカル事件が起きたのはご存じのとおり。1990年代からは一気に風向きが変わり、「確かな真実は疑い得ない」がトレンドになります。
デリダといえば脱構築ですが、そんな彼も90年代には新しい方向で再解釈されました。けれどもぼくはその流行に抗して、むしろ「テキストだけではなにも決定できない」という古い主張を擁護した。それがぼくの博士論文ですが、その立場と歴史認識問題へのぼくの立場は密接に関わっているのです。
ぼくは別に、真実が複数あると言っているわけではありません。真実はひとつです。しかし、真実に近づく方法が文書資料しかない場合、そこにはつねに複数の解釈可能性があって、その差異は合理的討議では決して回収できない。これは理論的問題であり感情的問題ではない。
そしてこの問題はネットの出現で深刻になっている。なぜならネットとはなによりも文書の場だからです。ある事件について資料が公開される。そこまではいい。しかしその解釈は、資料が多ければ多いほど拡散し複雑化して、結局肝心の真実は闇に包まれる。歴史認識問題で起きているのはそういうことです。
@hazuma 5月15日
反応をくださったみなさんありがとうございました!
>横だけど、西洋人が驚くところって鯨食いよりも、日本人の大半が無神論・無宗教ってところだと思う。
えっ? オレが留学してた時は、日本は仏教、儒教、神道の国って思われてたよ。だからオレは言ってやったんだ、「日本人だって大半の人は、この国と同じ、無神論・無宗教だよ」って。そしたら「へーっ、日本人もそうなのか」って驚いてた。
合衆国に非営利調査機関でピュー・リサーチ・センターって組織があるけど、そこでアメリカ人の宗教観の詳細なデータが調査され、ウェブサイトで公開されてる。それによると、アメリカ人の大半が無神論・無宗教で、キリスト教徒はたったの14%。
1位 特定の宗教・思想なし 35%
4位 キリスト教 14%
カトリック 5%
その他のプロテスタント 1%
ユダヤ教 4%
その他の宗教 4%
仏教 3%
6位 不明/回答拒否 2%
コンビニでマテリアルガールがかかっててふと思ったんだけど(-ガール、というsuffixがつくからといって中田ヤスタカの未発表曲じゃありません)マドンナのパパ・ドント・プリーチのときの教皇ってあのポーランドの人でよかったんだっけ。
別にことさらドミニコ会=説教者修道会に対するあてこすりの意図はないよな。全体としてカトリック信仰に喧嘩を売る意図はあまりに明瞭だけれど。しかしまあドミニコ会士の現代における等価物は人権団体とか環境団体のロビイストだろうな。同性愛者に権利を、とか無神論的自由主義、不可知論を標榜しながら、彼らのやってることは「キリスト教徒にふさわしい精神」の押し売りの現代版だ。そしてそれにすばやくすりよる金貸しども。カーボンエミッションの売買は現代の贖宥状そのものだ。マモンのかわりにガイアとか人権、健康とかを偶像崇拝するというのがこの「新しい中世」の堕落した教義らしいよ。そのうちタバコを吸ってると公共に対する毒ガス攻撃として異端審問にかけられる世の中にマジなりそう。タバコを吸うという愚行がいかに自然法の観点から正当化しがたいか、スコラ的に論証できるようになっとくと就職口に困らない、まっくらな未来が来るかも。下々はカルミナブラーナでも聴いてその日暮らしの楽しみを謳歌するすべを学んでおきましょう。(児ポがらみの論点はあえてスルーしますがもちろん関係ありありです)
元増田。いや、もちろん、確かに、ある思想を自力で発明したかどうかと、その人がどう信じるのかは別なんだけど。自分は、純粋に、「自力で発明したって人はいる?」って聞きたいだけ。
ただ、「神様なんていないにきまってるじゃん」って断言する普通の人が、神の存在を否定することと不可知論の区別をしているとは、あまり思えないんだけどね。
ある思想?を自力で発明したかどうか、とその人がその思想を採用しているかどうか、は別問題じゃないかな
「神はいない」と断言する人が多いからといって、その人たちが不可知論に自力で到達したことがあるかどうかはわからない
ところでその考えだと「空飛ぶスパゲッティ・モンスター」もいるかいないか断言できない、ということになるのだろうか
首都圏のキリスト教カトリックの中高一貫校に通っていた。今、20代半ば。
一応、6年間、キリスト教というものに触れたので、「神はいるか否か」について、暇だった中高時代は考えをウンウンめぐらせた。で、その結果、「『神はいるともいないとも断言できません』って素直に言うのが一番正しい」という、いわゆる不可知論のような考え方に、高3ぐらいで自力でたどり着いた。
当時は、「数学で三平方の定理を誰に教わらなくても自力で証明しちゃう奴なんか、世の中には割といるのだろうから、不可知論も誰に教わらなくとも勝手に自分で思いつく人も割といるだろう」と思っていた。だが、大学・大学院で、友人と話していると、「神はいない」と断言してしまっている人が大半みたい。
不可知論を自力で発明した人って、世の中にどれぐらいいるのだろう、と思って聞いてみる。
一応言っておくと、こういうキリスト教系の学校でも、生徒の大半はキリスト教徒 で は な い。大学合格率を狙って親が受験させて入ってきたケースが大半。生徒や親が信者、みたいな人は、1割ぐらいだったかな。教員も、信者か否かは全くバラバラ。普通の教科の教員資格を持っている神父の人で教会のコネ経由で入ってきた人がいるかと思えば、「キリスト教ってよくわかんない」っていう、普通に面接受けて入ってきたっぽい数学の先生とかもいた。
ただ、校長は神父でないといけないらしい。校長の人事は、生徒・親には全く見えず、教会から派遣されるかのように5年ぐらいの単位で突然入れ換わったりする。校内の実務は、教頭が全部やっているらしかった。
あと、宗教・倫理の授業担当も神父じゃないといけないらしかったなぁ。普通にセンター試験の倫理の演習問題を解くだけだったりしたが(笑)倫理とは別に、宗教っていう授業が週1ぐらいで数年あったなぁ。ただ、倫理と宗教が同時に教えられることはなかった。
忘却からの帰還: 樹齢が6000歳以上の木が存在する理由がわからないAnswers in Genesis
らばQ:「神はいない?」偉人たちの無神論的な50の格言
神は存在しないことを証明したプログラミング言語 - 一分一秒真剣勝負!
Cry "Havoc!" and let slip the dogs of war:不可知論者は闘わない
[権内][権外][エピクテートス]意志の力でどうにもならない物事
Amazon.co.jp: 理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書): 高橋 昌一郎: 本
Amazon.co.jp: セクシーな数学-ゲーデルから芸術・科学まで-: グレゴリー・J・チャイティン, 黒川 利明: 本
Amazon.co.jp: 神は妄想である―宗教との決別: リチャード・ドーキンス, 垂水 雄二: 本
Amazon.co.jp: キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書): フリードリッヒ・ニーチェ, 適菜 収: 本
http://anond.hatelabo.jp/20080104210824
元増田です。ブクマの方に熱烈なご意見を頂いたので、つらつらと何か書いてみたいと思います。
2008年01月07日nagaichi不可知論いってるなあ…。デカルトでも読んで解毒したら?例えば大河ドラマを見ながら、武田信玄が実在したかどうか私は確認できませんとか、この人は言うんだろうか?俺も10代の頃はそういうこと考えたけどね。
2008年01月06日me-can-say-jinでは、あらゆる候補者をあなたは見たことがないから投票しなければいい。金融もサービスもネットも直接みえないのだから嘘かもしれない。ふ〜んて閉じこもって社会の外側の目に見える物だけで生きればよいです。
2008年01月06日zu2
2008年01月06日cubed-l自分自身の専門分野以外なんでも同じ。それでも楽に判断を下せるものはあるんだが
2008年01月06日good2nd「客観的資料とやらから妥当な結論を導き出す専門的能力がない」ので、アポロが月に行ったことも、水が言葉に反応しないことも、なにもわかりません><
2008年01月06日buyobuyoあたまがわるいそんなことは物理でも化学でも地学でも程度の違いで似たような構造があることになぜ気がつかない。何で歴史だけそういう風にしたいの?そこにお前の悪しき願望があるんじゃね?
2008年01月05日hagakurekakugo歴史修正主義微妙
2008年01月05日BigHopeClasic
結局、南京事件についても、どこか不可知論的に頭に放り込んどくしかないと思うのです。私も純粋に真実を知りたい一人なのですが、仕方ありません。
我々は原則的に<<生活世界>>の中で生きていて、その世界の中で「妄想」や「物語」を頂いて生きている、というのは周知のモデルだと思います。マトリックスの世界ですね。本当は目の前にある存在すら100%そこに存在すると確認することは出来ません。ただそこにそれが存在すると頭の中で妄想して生きている。化学の世界においても、原子や分子、そのまた原子核や中性子や陽子を実際見たことのある方は一人もいらっしゃらないと思いますが、あると妄想することを前提にその先の議論を進めているんですよね。物理の世界でもニュートン力学・相対性理論・量子論的に世界が出来ているという妄想が前提です。もっと言えば科学の前提にある数学、とりわけユークリッド幾何学上の公理からして幾分か妄想の域を出ないということもご存知であると思います。
ですが、ほぼ全てのことが妄想・物語であるから私は何も信じない!と宣言するつもりはなくて、社会の総意として「確からしい」とされている妄想・物語の大部分は私も受入れているつもりです。上に挙げた科学の諸理論であるとか、武田信玄がいたこととか、官僚機構や金融システムの存在であるとか。
ただ南京事件は決してそれらと同程度に、社会共有の妄想・物語とされているとは思えません。議論が過熱しているのがその何よりの証拠でしょうし、一般人にとっても「あった?」「なかった?」のどちらか分からないという程度が現状なのではないでしょうか。それは否定論者の宣伝が功を奏したのか、肯定論者の宣伝が足りないのか、その辺はよく分かりません。そして一般人としては、自力でどちらかの立場に到達するには、元記事にも挙げた1、歴史学的能力の点、2、資料収集の地理的・法制的制約等の点、で難しい。
ですからまあ、とぼける以外にないのです。
否定論者の方にとってはこういう態度は好ましくないのかもしれませんが、私のような一般人がとぼける必要もないくらいこの論点を「確からしい」ものとして物語化してほしいと思います。私もそれを受け入れられるよう体制をつくっておきますから、それまでは判断を留保しておくことをお許しください。
あんまり有意義なことかけなかったですね。でも書いたから上げておきます。