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2020-05-03

ゲームにおける3大ネタバレ

(ネタバレ注意)


















(かくごはいいか?)


















あと一つは?

(5/4 12:00追記)

id:hungchang

えっ、エアリス死ぬんだ……。

正直すまんかった。オリジナルFF7を知らずにFF7Rが初プレイ、という層がそんなにいるとは思ってなかった。すぐには目に入らないよう、冒頭に空白行を入れた。

死ぬのはRの1作目ラストよりまだだいぶ先なので安心してほしい(?)

id:deztecjp

21世紀以降の作品の話がほぼほぼなく、ゲームにおける物語のありようが変化したということかな、と思った。自分も振り返ってみたけど、21世紀以降は物語が複雑すぎて単一ネタバレに印象を集約できない作品ばかり。 

ほんとそれ。

2020-04-26

この時期ですらハラスメント云々を騒いでいくのか…

すげーな…。

世間コロナ禍の中で政府対応の遅さや何もしなささにイラつき、官民問わず空気の読まない連中に対して、批判非難が出ている中なのにフェミさんは通常運転なのかよ。

色々な意味でやべーよなぁ…。

今は平時ではなくそれこそ緊急時であり、今のやらかしはそれこそ後々にまで響く結果に繋がるのにな。

しかちょっとこの時期にもこの界隈の人達空気が読めなさすぎでしょ。

色々ぶっこみすぎだよ。

最も今までも赤十字の件やJAの件で非常識な事をしていた事を見てもこの時期だからと言って空気が読めるわけがないのは判り切っている事だけどさ…。

海外海外でまたFF7リメイクバレット差別的だとかポリコレ空気の読めない様な事をしているみたいだし、フェミニストやポリコレ界隈の人達は色々な意味で致命的なまでに空気が読めないのだなとこう言うのをみて実感させられるよね。

そりゃ少し前にスペインフェミさん反発してコロナ禍にも関わらず、デモやらかして、感染を広げたと言われたりするような行動をするよなぁ…と思う。

2020-04-25

anond:20200424233330

普通にいるよ。キャラに入れ込みすぎのキチガイオタク以外のFF7が好きだった奴らは別に文句はない

新しいストーリーの出来は別の話な

2020-04-23

俺が好きなFFシリーズの条件がわかった

固定カメラが好きなんだわ。

FF7とかFF8とかFF9とかFF10とかの固定カメラマップが好きなんだわ。

FF7FF10より、よりカメラが動かないFF8FF9のが好き

キャラクターの背後にカメラがあるやつからつまんなくなってきたんだよな。FF12とかから

思うに、カメラ操作が嫌いなんだわ。自分カメラを動かして、周りを見渡すって作業を俺にさせるのが嫌いなのかも。俺方向音痴だし。

それよりも、開発者が一番見せたいカッチョええ視点を決めてくれて、その中でキャラを動かせるのが好きなんだわ。

バイオサイレントヒルも固定カメラマップが多い初期のが一番好きだし。

追記

https://youtu.be/iHdeSX9SV80?t=6272

たとえば上の動画を見てほしい。プレイアブル状態じゃないけど、固定カメラのいいところがすごい出てる。

俯瞰の固定カメラにすることで、キャラが全員写っている。そうすることで会話してるのはジタンダガーだけど、横のスタイナー真剣に話を聞いているのがわかるし、手前のビビは暇そうにしているのがわかる。これだけで各々のキャラ個性が見れて面白い

もしこれが主人公の背後カメライベントだったら、せいぜいフォーカスできるのは1キャラだけ。会話中に胸元をアップしたりケツを見たりといった楽しみ方はできるかもしれないけど、それも数秒で飽きるし、キャラ個性描写できない。

ムービーでも同じ。ムービー場合はだいたい話してるキャラフォーカスが当てられて口パク映像をひたすら見せられるんだけど、これも数秒で飽きる。地獄

---

次にここ。

https://youtu.be/4GoH3xCgZJk?t=7844

ホールを走ってるだけのシーンだけど、ここも固定カメラでいい味でてる。建物の広さに対してキャラが小さく写ってて足音が小さいっていうのがいい。俯瞰映像から建物構造も、次に行くべき方向もわかりやすい。マップ切り替わったときに別視点カメラに切り替わって、あんまり飽きが来ない。キャラを移動させる作業+背景を楽しむということができてる。

もしこれが背面カメラだったら、カメラを引いてもたかだかキャラの背面数メートル程度だろうし、結局キャラのケツを追いかけることに違いはなく、たいした面白みは生まれそうにない。ただ道を真っ直ぐ進むだけの操作になりそう。あと右に行くか左に行くか迷いそう。

2020-04-16

藤原啓治さん、ありがとう

人類おなじ気持ちだよね。

どうも、主語クソデカ女です。

大好きな声優さんがご逝去されました。

55歳。あまり若い

藤原啓治さん、大好きでした。

野原ひろしの声、というところからはいり、FF7レノうたわれるものサイコパス、語り出すと止まらない。

いまタイムリーなことにFF7Rプレイ中なの。やっとレノが出てきて大はしゃぎしていたところ。

ずっとずっと闘病されていることは知っていました。

クレヨンしんちゃんが大好きで、森川さんに代役がきまったときに受け入れるのにずいぶんと時間がかかりました。

大好きなヘンダーランド(世代がバレますね)を見て、先日号泣したところでした。

森川さんのひろしももちろん大好きです。

でも、でもやっぱりわたしのなかでのひろしは藤原啓治さんでした。

めちゃくちゃ、めちゃくちゃ寂しい。

勝手にすぐに戻ってきてくれると思っていました。でもそれは本当に思い込みしかすぎませんね。絶対なんて絶対にない。

冥福をお祈りいたします。

たくさんの素敵な思い出をありがとうございました。

2020-04-13

FF7のモーションとセリフがわざとらしくてキモい

ゲームとしては素晴らしいと思うけど、それ故に、あとリアルになったせいで

キャラクターのモーションやセリフの細かいところがいちいち気になる。

まだ序盤なので今後変わるかもしれないけど

特に女性キャラが、会話する時首を上下左右に降ったり、両手でエア机たたきみたいな格好をするのが目について、

セリフもわざとらしさと古臭さが目立って

ジェシーが指を指しながら「しみるぅ〜」なんて言い出した時は

気持ち悪くて鳥肌がたった。

「おハロー」も今のグラでやると最高に気持ち悪いんだろうな。

男性キャラも、クラウド必要以上に首振って話してる感じがする。すぐ視線を逸らすのも影響してるけど、口を開けた時に連動して上下の振りも多い。

バレットも多分わざとらしいけどそれ以上に言葉がうるさいので目立ってない。

一方でビックスはかなり自然。ビックスくらいでいいんだよ。

anond:20200411165101

三大〇〇~といいつつ自分で三つ挙げて「あと一つは?」と白痴のふりをするのはくだらない増田文化として置いておいても

別に天の続編でも前編でもないアカギや売上的にもACの方が有名とはとても思えないFF7を持ってくるあたり

センスが無いと言わざるを得ない

2020-04-11

FF7発売したらしいし

ドラクエ5の続きやるか

FF7

ユフィが手コキしてくれるなら買う

FF7リメイクどう?

やっぱ普通にオリジナルストーリー挟んできたな

そういうのいらねんだわ

そういうのうざいんだわ

 

おかげで序盤に既に丸くなってスラム生活しんじゃってるじゃん

2020-04-07

FF7リメイク

なんで途中までしか収録してないって、タイトルでわかるようにしないの?

公式が言ってる」って言う人いるけど、それ以前にさ、途中までしか出来ないとは普通思わないだろ。

最近なんかおかしいねスクエニ

2020-03-22

FF7

PSFF7を初めてプレイしたのは大学入学前。

ちょうど引っ越しを終えて念願の一人暮らしを始めたころ。

大学入学式までの数日の猶予、ここぞとばかりにFF7プレイしたっけ。

あれから20年以上経つのか。

ティファおっぱいアルテマウェポンを倒すことだけに時間を割いた

あのころから随分時間が経ったな。

リメイク版、やっとリリースおめでとうございます

あのころよりもおっさんになったし、無駄社会人としておとなしくなって

しまった私だが、またクラウドとともに旅にでよう。

本当に楽しみだ。

2020-03-16

田舎町にいた絵描き女の子

私たちは同じ町で生まれ育って、同じ小学校中学校に通った。

まあまあの田舎小学校は学年ごとに2クラスあって、中学校も同じ。ほとんど代わり映えしない顔ぶれで9年間を過ごした。

中学生のころ私たちクラスで地味ーズなんて呼ばれていたらしい。息苦しい田舎に暮らすおたくで、クラスに馴染めなかった6人組だった。

交換日記をして、当時流行っていたFF7イラストを描いていた。

それが救いで、何よりも楽しかった。

彼女は仲間内いちばん絵が上手だった。飲まれるような、背景と世界観のある絵を描く子だった。

当時は田舎中学生パソコンどころか携帯さえ持っていなかったけれど、彼女の水彩は色鮮やかに、画用紙の上に世界を描き出した。

みんな彼女の絵が好きだった。

高校はみんな別々のところに行って、携帯を買い与えられて、そしてわたしインターネットの広さに救われた。

東京に暮らす高校生と仲良くなった。学校帰りにサイゼリアマックに行く生活に憧れた。彼女のようにもっと自由に生きられるかもしれないと思った。

進学校という環境の良さもあったおかげか、びくびく周りの顔色を伺って生きていた中学時代と比べて、高校卒業するころには毎日が楽しくなっていた。

わたし大学に進学して地元を出て、残りのみんなは地元就職した。

その頃にはもう6人全員が集まることは少なくなっていて、たまの機会に顔を合わせてはその時に好きな作品の話をする仲だった。数年に一度会うだけだったとしても、昨日までも会っていて、明日も会うみたいな顔で話した。アラサーと呼ばれる歳になっても誰ひとり結婚しなかったし、人生の話なんてろくにしなかった。あの頃と同じようにアニメゲームの話だけしていた。

からずっと付き合いが続いていたわけではない、実際のところわたし彼女とはもう数年会っていなかった。

東京就職したわたし地元に戻るのは盆と正月の2回だけで、その時期、田舎の家庭はなにかと忙しい。彼女タイミングが会うことは少なく、たまに絵を描いては展示会に出していたこと、仕事で悩んでときおり転職退職をしていたことくらいしか知らない。

まだ気持ちの整理がついていない。

彼女訃報は、地元に残ったうちの一人から電話で聞いた。亡くなったのだと。

どうして、と聞いた。聞いたけれど、まだ自分言葉にするのが怖い。ただ、悩んでいたことは知っていたから、そうか、と、思った。

明後日通夜だけど、急に来れないよね、って言ってくれた。平日。地元まで飛行機距離。行くと言えない自分が情けなかった。

その電話を受けたときにもわたし会社にいて、その日も23時まで働いた。親族の不幸でもない、いま抜けたら多大な迷惑がかかるのはわかっていた。

最後に一目会うことすらできない自分が情けなくて仕方なかった。そんなもんじゃないのに。

家族気持ちを思うと、もし次に地元に帰ったとして、彼女に手を合わせることができるのかわからないのに。

写真で見せてもらった油絵、展示会に出した彼女の絵。彼女自身の顔よりもそちらのほうが記憶に濃い。

実家電話して、代わりに通夜に行ってもらうことにした。母親も泣いていた。

地元の話をたくさんしたのは、あの田舎で生きるのは苦しかったのかな、って思ったから。

近所のスーパーに行けば誰かしらのお母さんに会う、名前さえ忘れかけていたような同級生の○○ちゃん結婚したらしいよ、を親から聞かされるような土地

あのときゲームと絵とインターネットに救われて、いまもなお生かされている。世界が広がって、ようやく呼吸ができるようになった。

彼女だってあの絵があればどこへでも行けたはずなのにと思ってしまう。こんなところで閉じてしま必要なんかなかった。

かに聞いてほしいけれど、親以外にはまだ口に出して相談することができずにいる。

ネットをあまり使わなかった彼女だけど、わたしは本当は、もっとたくさんの人にあなたの絵を見てもらいたかった。

あなたいたことをせめて書き残しておきたくて、さみしくてまだぐちゃぐちゃで何もできないけど。こうして文章にすることをどうか許してほしい。

2020-03-02

FF7リメイク成功するかどうかはミドガルズオルムをどう表現できるかにかかってると思う

2020-02-24

FF7リメイク

買おう思っているが、なんかモヤモヤする。

自分リアルタイムFF7体験してはないので、発売当初の爆発的な盛り上がりがどうとかは知らない。

ただ、FF7プレイしたとき、確実にファンタジーではあるがどこかリアリティのある世界観物語を進めるほど人間性が浮き彫りになりどんどん魅力的になるキャラクター、何よりps1のチープな映像表現で(まぁ、発売当初は映像自体も高品質ものだったんだろうけど)ここまでワクワクさせられることがスゴイと思ったのだ。

そんなFF7が、映像が比べ物にならないくらキレイになって戻ってくるのだ。

戦闘システムは変わってるっぽいなぁ。でも、マテリアシステムは変えないで欲しいなぁ。

とか、なんか期待と不安がないまぜになってるけど、自分が一番怖いのは、

FF7スクエニが終わる原因になってしまうことだ。

FF7コケたらスクエニは終わり。

みんな期待もしてるけど、その期待が裏切られるのが怖くてそんなことを言っているのだと思う。

自分スクエニがどうなろうが、別にどうでもいい。

だが、自分が大好きなゲームタイトル発売元崩壊の誘因になってほしくないのだ。

有名タイトルリメイク版というのはとてもハードルが上がるし、多分イチャモンをつける人は少なからず出てくると思う。

しかし、ゲーム面白ければ必ず評価される。

なんやかんやで自分が一番望むのは、FF7リメイクどうか面白くあってくれ、という事。

頼む。

2020-02-21

イケメンファンタジー

FF7リメイク発売が迫ってるわけだけど、なんかイケメンファンタジーになりすぎちゃって面白そうって気持ちが半減している。

かっこ悪くしろじゃなく、戦うという前提があるのだからもう少し泥臭さを表現しても良いと思うんだよな。

妙に小奇麗な格好したイケメンが苦戦しているようなシーンでも全然戦ったっていう小汚さが見られないから、マネキンが動いているようにしか見えないんだわ。

そこに頭部の長い召喚獣が追加され、イケメンファンタジーなのかギャグファンタジーなのかわからんようになってしまった。

今のFF田舎臭さとかそういうもの全然無くて、ただひたすら綺麗なイケメンが戦うだけという緊迫感も何もなくなっているな。

2020-02-19

FF7リメイクデータ容量は100GB超

まりダウンロードデータを購入された場合データ転送料金だけで2000円くらいをストア? か スクエニ負担することになるって訳だ。

任天堂ROMカセット卸してた時代くらいまでに原価が上がってるな…

2020-02-16

初心会から卒業と「救世主プレイステーション」と中古裁判の話

※この記事は前回からの続きです。

https://anond.hatelabo.jp/20200211202529

 さて、続きだ。ゲーム業界流通において初心会がやってきたこととその最後を述べてきたが、今回は初心会を葬った旧SCEソニー流通を中心に街のゲーム屋的な小売店視点で色々語ろうと思う。しかしこの期間は非常に起きた出来事が多くかつ入り組んでいるので、あえて細かな要素をオミットして正確さよりもわかりやすさを重視することにする。それにデジキューブ銃撃事件真相なんざわからいからな。


 時代プレイステーション参入前。任天堂エンタテインメントが行き止まりに行きつつある頃だ。そのことについては前回語ったが、さて、任天堂以外の、NECPCエンジン)やセガメガドライブ)あたりはどうだったのだろうか? 初心会が横暴なら、こちらのほうに注力するという手段もあったのでは?

 ぶっちゃけこっちはもっと酷かった。ソフトが売れないというわけではない。10万本売れるソフトはあった。あったのだが問題プラットフォーマーが用意した他の大量のソフトだ。

 当時、任天堂に対抗するためにNECセガは自社プラットフォームの発売カレンダーの空白をなんとか埋めようと躍起になっていた。サード自主的ソフトを作ってくれるのならそれに越したことはないが、そうではない場合自分たちで用意する必要もあった。自分たちパブリッシャーとなり開発会社委託してゲームを作らせる。さらにはサードに対しても「ウチの流通に乗せますので○万本は絶対に売れますから作ってください」みたいなアプローチも行った。そうして「とりあえず」カレンダーを埋めることができたソフトは、「とりあえず」問屋が頑張って小売に売った。在庫になっても不良在庫になるだけなのがわかっているので大バーゲンで売った。小売はもともとの卸値が安いため、最初から値引きして売る。売れ残ったら損だから博打みたいなものだ。そうしたソフトが並ぶと小売価格そのままのソフトは見向きもされなくなるのであわせて値引きされる。PCエンジン末期、餓狼伝説2クソゲーではないのだけど)が100円で棚に50本くらい並んでいるのを見たことがあったが、あれは問屋の不良在庫を捨て値で小売が拾ってきたんだな。

 どこかで見た状況と思わないか? そう、アタリショックだ。ゲーム在庫問屋にも小売にも溢れわけがからない状態になっていた。価格崩壊し定価が意味をなさなくなっていた。

 任天堂初心会が横暴、セガNECは頼りにならない。こんな状況の市場次世代機の波と共に救世主がやってきた。ソニーだ。ソニーが直接小売店契約するというのだ。

 衝撃は大きかった。CD流通の流用で、「リピートを早く」「小売価格の大幅な値下げと小売店に対するマージンの確保」「掛け率は大量に取ろうが少量だろうが同じ」という特徴をもち、かつ「中古売買の禁止」「値引き販売禁止」という成約があったが、それでも多数の小売店から好意的な反応を得た。そもそも初心会でも値引き販売原則としては禁止だったのだから

 そして何よりプレイステーション小売店に好まれたのは、ゲーム本体の卸値が安く、プレイステーション1本体だけを売っていても結構な利幅があったこともあげられる。これはかなり珍しいことで、通常は卸値と小売価格ほとんど変わらない。Xbox360の発売当初は二次問屋の都合一部の小売店において卸値が小売価格を超えたという珍事すらあったという。プレイステーションサターンは発売時期がほとんど一緒で、スタート時点ではサターンのほうが優勢だった。しかしこれがじわじわ小売店プレイステーション派に偏らせていった。プレイステーション小売店ハードでもソフトでも確かな利益確立してくれた。

 


 そうしてFF7が、DQ7プレイステーションで出るという流れが生まれ一気にプレイステーションが圧倒的な優勢を保持するようになるわけだが、この流れのなかでゲーム屋は何かが違うと確信した。プレイステーション救世主になってくれたはずだった。しかFF7を発売するスクウェア(当時はエニックスとの合併前だった)が打ち出したデジキューブは、既存ゲーム屋にツバを吐きかけるようなものだった。なにせ目玉タイトルFF7の出荷本数の半分をコンビニに任せるというのだから。これではゲーム屋はやっていけない。いくら本体を売れば儲けになるといっても一人にせいぜいが一台が限界だ。ソフトをたくさん売れなければしかたない。

 そしてソニーの態度もなにかおかしくなりはじめていく。元々の小売店への説明会では「返品はNG」ということになっていた。なっていたのだが、個別対応としてソニー担当者が返品を受け付ける旨を話していた。そのため小売店のなかでは安心して在庫を抱える店もあったわけだが、返品したいと言い出すと担当者の態度がころりと変わる。前に言っていたことと違うことを言い出す。ようやく返品受付をしてもらうも半額返金……。そのような事例が発生した。結局ソニーとしては二度返品を「特例」として受け入れるのみにおわり、いよいよもって「返品NG」が周知徹底されることになった。

 頼りにするミリオンソフトは入荷しない、個別対応約束していた返品制度はなくなった。このような状況下でもなおソニーは「中古取り扱い禁止」「値引き販売禁止」を打ち出していた。中古を取り扱った店や値引き販売した店は、不思議なことに”配送事故”が発生してソフトの入荷が遅れるようになった。

 FF7発売の頃にはすでに任天堂初心会解散させていた。ニンテンドウ64を発売し、ポケモンを大ブームにさせた任天堂ならこの頃のゲーム屋の救世主なり得ただろうか? 残念ながらこの頃の任天堂(正確には任天堂系列問屋だが)は「小売価格を下げつつ小売店への卸値を上げる」という暴挙に及んでいる。それでもポケモン死ぬほど売れたのだから恐ろしい。

 ソニーが信用できず、任天堂はあてにならない。そうした状況で頼りになるのはセガ……ではなかった。セガメガドライブ反省を活かしおもちゃ問屋をまとめてセガユナイテッドという流通会社を立ち上げる。大手ゲーム屋には直接卸し、小さな街のゲーム屋には二次問屋を使って卸す、ちょうど初心会ソニー流通の間のようなハイブリット流通機構を作り上げた。在庫管理とコストダウン両方の面でなかなか上手くいったはずだが、いかんせんプレイステーションの圧倒的ソフトラインナップには敵わなかった。自社でなんとかできる力はあるのだが、セガにはポケモンがなかった。しかメガドライブ末期の状況からここまで着実に改革を進められたのは称賛に値する。NECは途中で死んだのに。




 そしてついに中古裁判が勃発する。1998年1月には公正取引委員会ソニー流通の「値引き販売禁止」「中古売買禁止」が問題視され排除勧告を受けた。しかしこれで下がらずソニーは他メーカーを巻き込んで中古禁止裁判を起こす。ゲームメーカーvs小売の裁判だ。その一方で株式会社上昇(ようするにカメレオンクラブだ)がエニックスを訴える。「新作ソフトは扱わない」「ロイヤリティとして中古売上の7%を支払う」といった提案を出したものの実際にエニックスからソフトの出荷停止を食らってしまったがゆえの反撃だ。なおこの頃にはソニースクウェアデジキューブ)だけを優遇することが問題視されて、各社サードメーカーも自社流通小売店に卸すようになっている。

 2つの裁判が同時に起きて別々の判決が生まれて、ここらへんは非常にややこしい。ややこしいが小売店公然中古を売るようになった。値引きもするようになった。自社流通に切り替わった各社ゲームメーカーも忌々しく思っていたが裁判流通とは別との判断だったのか、おおっぴらに”配送事故”が起きることはなくなっていく。

 ちなみにこの頃、セガドリームキャストに向けさらなる流通改革を行い、セガユナイテッドセガミューズへと編成しなおす。これは老舗おもちゃ問屋ムーミンセガユナイテッドに合流した形だ。ムーミンメガドライブ(もしかしたらもっと前?)の頃からセガ共闘しているお得意様だった。なお、ソニーを学んだのか「値引き販売禁止」「中古売買禁止」を小売店押し付け、同じく公正取引委員会より立ち入り審査を受けるはめになる(もっともこれは後日小売店契約しなおしをすることによって審査は打ち切られた)。小売店救世主はなかなかいない。

 

 中古裁判最高裁にまでもつれ込んだが、ようやく結論は出た。中古販売合法だった。小売店大手を振って中古売買ができるようになった。値引き販売をしてもお咎めはなくなった。小売の完全勝利だ。「ファミコンショップ」はPS2時代にまでいたりようやく安心できるようになったかのようにみえた。

 そうではなかった。むしろゲーム地獄はここからが本番だった。

 まず大店法改正があった。巨大店舗小売店が各地に出来上がる。そして家電屋の店舗の巨大化がどんどんと進む。巨大化した店舗で何を扱うか。ゲームも扱うようになった。ゲームは美味しい商材だと思われた。そして今までグレーゾーンだった中古合法判決が出た。取り扱わない理由がなくなった。

 そのため大手販売店は客寄せのために新作ソフトを大きく値引きする。これが卸値と同価でも構わない。とりあえず客が来て、他の家電もついでに買ってくれれば儲けものからだ。そして中古も多数取り扱う。ゲーム利益の確保はこっちだ。そこそこの価格で引取りそこそこの価格販売する。これも回転が早ければ利益が稼げる。ビデオレンタルゲオツタヤが入ってきたのも大きかった。街のゲーム屋さんにできることは限られていた。大手資本真正から戦って敵うわけはなかった。中古販売という最高の武器を手に入れたかわりに、同じ武器をもった最強の敵が現れたのだ。多数のプレイヤーがそちらに流れた。売っているものが同一なら、安いところで買うのが当たり前だからだ。

 その後まったく救いがなかったわけではない。DSの大フィーバーがこの後起きた。ゲームに触れたことがない新規層でも直感的なタッチパネルを備えたデバイスゲーム市場を一気に活性化させた。誰もがみなDLライトを買い求めてゲーム屋と家電屋を往復した。飛ぶようにDSライト本体脳トレどうぶつの森が売れた

 しかしここでも任天堂流通が小売の前に立ちふさがる。任天堂小売店から受けた仕打ちを忘れていなかった。64よりもPS1,ゲームキューブよりもPS2を優先させた街のゲーム屋に、引く手あまたのDLライトを多く卸す理由がなかった。DSライト任天堂流通のお得意様、デパートゲームコーナー、おもちゃ系統販路を優先して入荷していった。今まで子供向けのプレゼント用途ゲームキューブ、ポケモン関連をしっかり取っていた「実績」のおかげだった。街のゲーム屋が本当に一息ついたのはおそらくさらに後のモンハンポータブルの大ヒットあたりからだろう。

 こんな流れがあり、地方から現在ほとんどの「ファミコンショップ」が姿を消している。初心会を中心とした問屋は、成熟したゲーム業界メーカー自主流通を実現させたことでその役目を終えて消えていった。となれば、地方ゲーム屋もまた、成熟したゲーム業界によって役目を終えた存在としてみなされてしまったのだろうか? おそらくはそうだろう。そして将来的にはゲーム販売する大型店舗すらいなくなるかもしれない。ダウンロード販売メーカーは推進しているからだ。

 そんな流れのなか、この令和の時代に意地でも自前の店舗ゲーム販売している「ゲーム屋」を見かけることがある。業界の厳しい荒波に揉まれそれでも生き延びている人たちだ。私は彼らに尊敬の念を抱かずにはいられない。

 

 彼らに幸あらんことを。

2020-02-04

FF7ミッドガル編だけリメイクされると聞いて、ミッドガル編だけやりなおしてみた

ド下手がうろ覚えでやって6時間半で終了。リメイクで入れられそうなクラウド過去編をついでにやってみて合計8時間程度だった。

ちょうどそれなりに遊んだクリアデータもあって、それがプレイ時間60時間くらいだった。

新要素入るらしいけどどうなるんだろうなあ

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