はてなキーワード: 安倍元首相とは
完全な私見なんだけど、安倍元首相が本当にやりたかったのはたぶん2つだけだったんじゃないのかな?
この2つを実現するために、とにかく節操なくできることを全部やった、使えるものは全部使ったってことなのかなと。
目的があってそれを実現するために我慢できることは我慢する。そういう現実主義者。
今話題の統一教会も、安倍氏自身が熱心な信者とはとても言えないと思う。信者ならどの面下げて公明党と連立与党を組めるんかなと。
もっとホジくれば他の宗教団体と懇意にしていた証拠も出てくるんじゃないかな?反社組織とも繋がりは見つかると思う。
でも皆んな忘れがちだけど、統一教会信者も創価学会信者も反社組織構成員も同じ有権者で同じ一票を持ってるんだよね。
とにかく票につながって改憲勢力の拡大につながれば何でもいいって考えてたんじゃないかな?
ただあまりに節操がなくて、そして悪い意味でうまく票も集まったから、逆に敵も多くなった。
僕の記憶だと、自民党総裁が他党に対してネガティブな印象操作を行ったのって、安倍氏だけなんじゃないかな?(麻生氏もか?)
良くも悪くも自民党は政権担当能力のある党は自分たちだけというプライドがあって、他党は相手にしていないところがあったけど、
民主党に政権を取られたときに散々ネガティブキャンペーンをはられたことを根に持っていて、
安倍氏は「今度はワシがやったるわい」って本当にやっちゃった。
それもあって民主党支持者が減ったように思ってるんだけど、一方で敵が多くなった原因の一つだよね。
支持者が増えてきたから具体的に憲法条文の調整に入ろうとしたら、「〇〇という条文を入れたら改正に賛成してやる」とか方々から好き勝手なことを言われて、
でもとにかく9条廃止のためにはと要望を草案にガンガン突っ込んでいって、気がついたら収拾つかなくなっていた。
結果的に「こんな憲法は嫌だ」って状態になっちゃって世間的な支持が広がらず、完全に裏目に出ちゃった。
経済政策もべつに右だの左だの気にしてなかったんじゃないかな?
https://note.com/seanky/n/n4780f5cbebc7 でも紹介されてるように、「一貫した思想がない」ってのが妥当な評価で、
経済再興さえしてくれたら、思想なんてどうでもいい、とにかく経済を上向きにする、って考えてたんじゃないのかな?
ただ「一貫した思想がない」が「政策に一貫性がない」って方向に進んじゃったのは本当に残念だったね。
結果的にやったことが裏目に出ちゃうことがけっこうあったようにも見える。消費税増税とか。
経済こそ大衆の「気分」をコントロールしなきゃいけないんだから、一貫性が必要だったのに。
まあ、これもアベノミクス実現のために裏側で他の議員、官僚などの各方面と調整せざるをえなかったのが原因だと推察してる。
実際、やりたくないことをやってる時の安倍氏は言葉少ないんよね。説明が足りないとも言うけど。
で、結局僕は何が言いたかったのか?
皆んなが同じ方向を向くなんてどだい無理な話なんだから、自分がどうしても実現したいことだけを最重要視する。
後はなるようにしかならないよ。
誰か助けて。
私の中で、「テロを正当化したくない」という気持ちと、「家族をめちゃくちゃにするようなカルト教団には滅んで欲しい」という気持ちが、複雑に混在している。
想像してみて欲しい。
もし、あなたの両親や子供が洗脳されて家族を壊されたら、統一教会に対してどんな感情をいだく?
例えば、大学で東京に上京した息子が統一教会に入信して別人のように狂ってしまったら。
自分の場合、さすがに安倍さんを殺そうとは思いつきもしないと思うが、何かしら復讐はしたくなるとは思う。
でも、現実には一人じゃなにもできないし、中途半端に攻撃すると反撃が怖くて何もできず、悶々とした気持ちを抱えて生きることになりそう。
きっと犯人もそうで、だから、一撃で最大のダメージを与える方法を、実行したんだと思う。そして、実際、うまくいったと思う。
報道によると、元々、協会の会長の暗殺計画から始まって、それが難しそうだったから、第2案として安倍元首相がターゲットにされた、という感じらしいので、安倍さん個人を殺すことが目的ではなく、組織の弱体化ことが目的だったということは明らかだと思う。
「方法は許されるものではないが、その気持ちは分かるよ」という人、実は結構いるんじゃないの?
犯人は、裁かれることを覚悟した上で、実行したし、厳しく裁かれるのは当然だと思うけど、彼の志を応援したいと思う自分は狂っているのでしょうか?
犯人は、覚悟した上で、(戦略的に正しく)間違った道を歩んだ。その正しさに、自分の場合は、ヒロイズムはほぼ感じない、、、いや、1mmくらいは感じなくもない。僅かだけど、ヒロイズムを感じちゃう自分が嫌だ。
これって変な考え?
たすけて増田。
石戸諭は福島瑞穂を擁護してたように見えたが三浦と東の論調に流されたのか東に賛同
三浦が安倍元首相と育児放棄熱中症死亡の赤ちゃんでは命の重さが違うみたいなことを言い出したところで山本太郎がつながったのが残念。何を言おうとしたんだ?
フェミの二次絵批判はもう少し手が込んでいて、(確かに直接の悪影響を言うフェミ議連のようなバカもいるけど)例えば架空のキャラであれ、戸定梨香という性的要素のあるキャラが警察のキャンペーンに使用されることで、なんとなく「未成年女性を性的に見ていいと社会が認めることにならないか?」というものだ。
確かにそんな遠回りな理屈が成り立つんであれば、例えば安倍元首相を模したマスクをブルドーザーで轢くパフォーマンスに共産党議員というイチ公務員が関わることは、まさに「あべ◯ね」というメッセージを少なくとも共産党という組織が公的に認めたことにはなるよね(だから吉良議員は必死になって否定するんだろうが)。
戸定梨香がただその造形が問題にされただけで「私を性的に見てね」なんていうメッセージは一切出していないのに比べて、ブルドーザーデモなんてあまりに直球のメッセージだよね。
私は今年35歳になる。
人生でただの一度も他人に「母親が統一教会信者である」と言ったことない、言えるわけがない。
今回の安倍元首相の事件の話でフラッシュバックしてしんどいのでせめてここで吐き出そうと思った。
母親は多分、結婚後の私が生まれるかその後か、1990年前後に入信している。
きっかけは知らない。
ただ、限界集落のようなド田舎出身で、結婚して街に出て友人もいなかった母にとって、統一教会の存在は心の拠り所だったんだろうなという想像はできる。
物心ついた頃には教会と呼ばれる施設へ連れて行かれ、ビデオを見せられたり、お祈り場に参加させられたりした。
そのせいでお経?のようなものを覚えてしまい、うっかり父の前で唱えて怒られたことを覚えている。
ちなみに教会ではよくメッコールを飲まされていた。同じ経験をした人はあれをそんなにマズく感じていないと思う。
ある程度自我が強くなってからはそういった場所には行かなくなったが、母は教会へ足繁く通い、献金や水行や断食をしていた。
高麗人参のエキスを買わされていたり、姓名判断ができたり(多分印鑑を売るための手段の一つ)、ハングルを覚えたりしていた。
そういったことがバレるたびに父とはよく揉めていて、深夜にDVや家具の破損はよくあった。
朝起きて、物が壊れたり部屋中に暴言が書き殴られていたり、顔を腫らした母をみる日が定期的にあった。
いつだったか、母が私を含めた兄弟を祖母の家に預けどこかへ行こうとしたことがあった。すぐに父に見つかって、また大変なことになっていた。
献金がとにかく大変だったようで、借金をしたり、定期契約の集金のパートをしてそのお金を回したりしてやりくりしていた。
父はもちろん母にお金を渡さず、切り詰めた生活を強いられていた。ご飯が足りないということはなかったけれど、贅沢や外食は一切なかった。宿泊するような旅行も帰省以外ほぼなかった。
高校生になるまで両親の喧嘩は絶えず、母の信仰も続き、早々に家を出られるよう努力した。
無事国家資格を得て、21歳で就職と一人暮らしを始めることができたが、家を出る直前まで両親の喧嘩は続いていた。
家に残っていた兄弟たちからそれ以降どうだったのかは聞いていない。
私がお金を得るようになってからは、貸してほしいと言われることが何度もあった。
献金のためとわかっていたので貸さなかった。父か自分の親に頼めと言い続けている。
先祖の行いが現代の我々に降り掛かってくるから祈らなきゃいけないだとか。(祈りには献金が必要らしい、なにそれ。)
サタンがどうだとか、酒はサタンのおしっこで、タバコはサタンのおならだとか。あほか。
家庭連合ということもあり、結婚しろとよく言う。天国は二人で行く国だから、独り身でいることは未熟な人間でいることだと言う。
両親の喧嘩を見て育ってきた私が結婚にいいイメージがあるわけないだろうに、無責任に言ってくる母が嫌だった。
今両親だけで住んでいるが、今回の事件で実家がどうなっているのか怖い。
そういえば選挙のたびに母が自民党に投票してと言っていたことを思い出した。
今回の事件で、ああそういうことかと納得できた。
安倍元首相に「大勲位菊花章頸飾」授与決定 戦後4人目 | NHK
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220711/k10013712231000.html
ふと思ったんだけど、
フェミの言う「公共性のコード」、この5年ほどで確かに変化していて、いま権力者を模したマスクをブルドーザーで轢くパフォーマンスはもうどこにも受け入れられない気がするんだよね。
別に安倍元首相が殺されたからとかではなく、以前アレをやった共産系の陣営でも今なら流石にやめとこうとなるのではないかなあ。
Twitterのタイムラインを見ると、献花しに行く人がフォローしている内にも外にも多くいるようなので驚いた。
安倍元首相についてその政治的行いを支持していたわけではないが、あのような形で命を落としたことを気の毒には思う。
また、様々な疑惑が解明され法によって裁かれることのないままこの世を去ってしまったことは残念だ。
ただそれはそれとして、政治に強い関心があるわけではないし、安倍元首相は会ったこともない他人である。
(長く首相の地位にいたのだから私に影響がある人ではあったのだろうが、それは自民党によるものとどこまで区別できるものなのか。)
わざわざ献花しに行くような人たちは何故そうするのだろうか(または、そうするような気持ちは何故生じるのだろうか)。
もっとも、家族が死んだときにも私は特別に悲しいとは思わなかったので、ずれているのは自分の方かもしれないという認識はある。
流石にもう会えないのは少し残念に思ったかもしれないが、人はいずれ死ぬものだし、口にこそしなかったが葬式が面倒だなあという思いの方が強かった。
何かが死んで悲しかったのは、幼少期に可愛がっていたペットが死んだときくらいだろうか。
今でも、ヒト以外の身近な生き物の死があれば心を痛めるだろうとは思う。
※個人の感想です。
このような事件が繰り返されてはいけないし、捜査は進められるべきだが、外野はもう少し落ち着かないだろうか。
私は元首相とは全く関わりが無い、むしろはてブで諸々のニュースを見て「こいつはよ引退しねーか」と思っていた人間だ。
しかし、今はこんな外野なぞより余程か深く親交があった人達が、故人の死を悼み祈る時間であって、外野があーでもないこーでもないと騒ぎ立てるのは違うように思える。
初七日は故人が三途の川のほとりに辿り着く日とされているようだ。
家族や親交の深かった人が、故人の最初の川渡りが穏やかになるよう願うらしい。
仏教徒ではないので少し調べた限りではある。
ただ、いち外野ですらまだ消化しきれないのに、近しい人こそ本当に苦しい期間ではないのだろうか。
それでも岸田総理、ひいては岸田政権、財務省に対しての経済的な不信感は強まってたからな
自民党があのままではダメだったけど、他の政党は論外な人達が消極的に応援しているままではダメだったんだろう。
そこで安倍元首相という鬼札を切って、その最期に宗教的な因縁を結び付けることで現状でも優位を取り続ける宗教に対してその金銭的な搾取のせいで八つ当たり的に殺されたことで議員達が反発することが可能な状況にもしたんだろう。
どうや!これがワテの陰謀論や!
随分昔の事になるけど、友人が、TVのニュースを見ながら、死んだら美人になるよね、と言っていた。
当時は、今ほどジェンダー問題も取りざたされず、美人は普通に誉め言葉として流通していて、事件に巻き込まれて殺害された女性は、美人女子大生だの、美人OL等と表現される事もままあっただ。
久しぶりに久しぶりにこのことを思い出したのは、安倍元首相が殺害された後の報道がかなり偏っている上に、ある事ない事ごちゃまぜで全てほめたたえていたからだ。
動機はまだ不明なので、あの殺害事件をテロと呼んでいいのかどうか分からない。
でも、政治的な理由があろうがなかろうが、殺人はとても卑怯な犯罪だと考えているので、犯人は許しがたい。
なにが「思いは届かなかった」だよ。小説家気取りかな。
遺族や関係者に失礼だろ。
昭恵さん「晋ちゃん、晋ちゃん」 夫の意識回復願い名前繰り返す
7/9(土) 22:05配信
1/2
安倍元首相が搬送された奈良県橿原市の県立医大病院に到着した昭恵夫人=8日午後
「晋ちゃん、晋ちゃん!」。奈良市で8日、凶弾に倒れた自民党の安倍晋三元首相が搬送された奈良県立医大病院(奈良県橿原市)に駆け付けた妻の昭恵さんは、安倍氏の意識の回復を願って名前を繰り返し呼んだものの、思いは届かなかった。党関係者が9日、最期をみとった際の様子を明らかにした。
ゴロウ
7 時間前
「 今までにない、前例がない。」
警護関係者からそんなコメントは100%言い訳で、安倍元首相より自分の立場を守っているようで非常に悲しい。
潔く油断、もしくは 不備を認めて謝罪するべきだ。
https://www.youtube.com/watch?v=8qVWxMYLVxg&ab_channel=ANNnewsCH
そのとおりで、
意識次第といえる。https://megalodon.jp/2022-0710-1839-17/https://anond.hatelabo.jp:443/20220710175138
はてなーは何も分かってない。
細谷雄一 @Yuichi_Hosoya
同じようなことを感じました。共産党の志位書記長や立民の辻元前議員のような「政敵」への敬意やマナーを示す安倍首相の政治姿勢が、政党の枠を超えた信頼感につながっていたように思えます。安倍政権の成果と功罪を客観的に検証する作業と、安倍総理個人の人柄をそのまま記憶することは両方必要です。
これへのブコメが、まー酷い酷い。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/Yuichi_Hosoya/status/1545730739806896128
細谷さんが言ってるのは、こういうこと。
安倍元首相は衆院議員時代、何度も激論を交わしてきた“政敵”。壇上では安倍氏が2度目の首相辞任した直後、ばったり出くわした時のエピソードを披露ししのんだ。「私が“お疲れさまでした。でも安倍さんと議論できないこと、残念やわ”と声を掛けたら吹っ切れたようなお顔で“僕も辻元さんと議論できないのは本当に残念”とほほ笑んでいらっしゃった。昨日の訃報に接しあの時の顔が脳裏に浮かんだ」と切々と話した。
立民・辻元清美氏、喪失感に肩落とす「私にとって安倍さんがこんなに大きな存在だったとは」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d327b69a4195072a2415269e1e643542df168bf
当の辻元さんの思いを無視して、本当にまあ、醜いとしか言えないね…
悔しいのは分かるけど、「政敵への敬意やマナーを示す安倍首相の政治姿勢が、政党の枠を超えた信頼感につながっていた」んだよ。
「人を悼む心」を何だと思ってるんだろうね…
この事件は日本だけでなく、海外にも衝撃が走った。実際、各国の首脳や活動家が追悼のコメントを送った。
「アベ政治を許さない」に留まらず、「あべし○」へと過激化した者もいた。
しかも、その中にはアニメ主題歌を担当した経験のある有名なロックバンドのボーカル・ギターもいた。
現在、放送されていないきららアニメと言えば『ぼっち・ざ・ろっく!(以下、ぼざろ)』だよな。
もし、放送されていたら、風評被害を受けていた可能性が非常に高い。
ぼざろのメインキャラクターの名前は、例のロックバンドのメンバーから取っている。特に主人公はボーカル・ギターの名前が由来だ。
現在、例のロックバンドのボーカル・ギターがTwitterで過去の行いについて追求されている。
それは、ライブで反原発を上げながら「あべし○」と連呼していたことだ。
例のロックバンドは、30代ぐらいなら中高生時代によく聞いていたバンドの一つであろう。そんな中高生の青春を支えたバンドがあんなことになるなんて夢にも思わなかったのだろう。
私も中高生時代でロックにハマるきっかけになったけど、今は見る影もない。誠に残念だ。
アニプレックスはぼざろを「第二のけいおん」にしようと躍起になっているようだが、それどころか『うらら迷路帖』のようになりかねない。あれは実際に風評被害を受けたからね。
仁藤夢乃氏が安倍晋三氏の事件について以下の発言を行い、それがよろず~ニュースに【活動家・仁藤夢乃氏、射殺された安倍晋三氏は”自業自得”と主張 参院選での「女性の権利」軽視にも怒り】というタイトルで取り上げられた、というのが経緯になっています。以下のリンクはkoo-sokzoeshkyさんの投稿からコピペしたものです。
発端ツイート: https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1545410438724079618
報道への抗議ツイート: https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1545658398632357888
上記のブクマ: https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/colabo_yumeno/status/1545658398632357888
「普通に要約すると自業自得と言っているようなもんだと思うが…」というコメントがあったりしたので、ちょっと自分の意見を整理して伝えることができればと思いここに書くことにしました。端的に言えば、言葉には内容とニュアンスの二つの要素があり、後者はどうでもいいというわけではないし、このようなやり方を正当化してしまうと、社会の分断を深めることになるだけではないか、ということを説明していこうと思います。
言葉には実質的な内容と、それをどう表現するかというニュアンスがあるわけです。例えば
という二つの発言があるとします。どちらもBさんの知性に疑問を投げかけるものですが、そのニュアンスは全く異なるわけです。前者の発言を第三者が”要約”して、後者のように書いたとしたら、それは言葉にあるニュアンスを完全に無視していると言えるでしょう。
昨日今日で見つけた例をあげて説明できればと思います。これは元警視総監が今回の事件を受けて、警察の警備体制にしてコメントしたものです。タイトルは【安倍元首相銃撃 元警視総監「警察の失態とも言える」】となっています。
記事へのリンク: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220710/k10013710221000.html
中身を読んでいると、米村敏朗元警視総監は最初の段落で文字にすると119字になる発言で「無事に警護を終えられれば100点だが、失敗であれば0点という結果がすべての世界だけに、今回の結果は警察の失態とも言える」と述べています。記事の見出しは最後の言葉を取ったものになっているわけですね。ではここで発言を引用する代わりに”要約”してみましょうか。
などはどうでしょう?これは米村氏の発言の要約として間違っていないと思います。しかしこれは元警視総監のニュアンスとは大きく異なるものです。前者の見出しで記事にしたら、少なくとも彼は警察関係者からは顰蹙を買うでしょうね。彼は立場上、そこまで強い発言はしたくないし、記者はそういうことをくみ取って刺激的ではない言葉を選んできているわけです。このように、仮にそれが内容の要約としてはアリだとしても、それがニュアンスを正しく伝えているか、また見出しとして適切なのかは全く異なるわけです。
少なくとも僕にとっては”自業自得”という言葉のニュアンスは原文とは大きくずれたものであると思います。一般的に”自業自得”だという言葉は非常に断罪的で、攻撃的なニュアンスがあります。仁藤夢乃氏は安倍氏の事件に安倍政治が何らかの役割を果たした、ということは間違いなく主張していますが、それと”自業自得”という言葉には大きく距離があると思います。このようなニュアンスを無視した要約はアクセス数を稼ぐにはいいでしょうが、野党の議員(塩村あやか氏)に「おまえが撃たれればよかったのに。テロリストは撃つ相手を間違えた」というようなメールが届くような現状においては、次なる暴力を招きかねない釣り見出しで、限りなく不適切だと思います。
左右の立場に関わらず、私たちがニュースに求めるのは発言の内容とニュアンスを正しく残した中立的な見出しのはずです。よろず~ニュース側がすぐに記事を消したことからしても、彼らは自身がしたことをわかっていると思います。このような釣り見出しを正当化することは、どの立場においても憎悪を煽り、分断を広げることになります。発言に対して真摯な批判を行うためにも、メディアにおいてなるべく正確な見出しが出てくることを望みます。