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はてなキーワード: 国家公務員試験とは

2024-04-16

なんで低学歴負け組円安政策が好きなんだ?生活が苦しくなるだけなのに

日本経済史を勉強してた増田だけど

戦前から高学歴ほど円高政策を支持して低学歴ほど円安政策を好んでたらしい

例えば

若槻禮次郎東大首席司法試験首席国家公務員試験首席)「円高の方がいい」

井上準之助東大首席)「円が強いのは国が強い証拠

みたいにね


現代でも派遣リーマンショック世代みたいな負け組みたいな負け組

アベノミクスMMT、とか円安政策を好んでるようだ

経済評論家とかも明治大学首都大学東京みたいなあまりパッとしない大学の人は円安を好んでるようだ

これはいったいなぜなんだ?


日本内需の国だから円安より円高の方が生活やすいじゃん

2023-10-08

東大生の「キャリア官僚離れ」が深刻だ。採用の前提となる国家公務員試験総合職)の合格者は10年間で3割減り、全体に占める割合も半減した。なぜ霞が関をめざさなくなったのか。

 公務員就職先に選んだ経済学部生は10年前より8割減って「1桁」に――。

 今年夏、東大3月卒業した学生の進路を公表すると、省庁の幹部に驚きが走った。

 国と地方を合わせた公務員就職者は9人。10年前は46人だった。1桁になるのは、記録が残る過去20年間で初めてだ。https://www.asahi.com/articles/ASRB53K79RB2UTFK00P.html

そりゃそうでしょ

デジタルネイティブ世代と紙のお役所文化は相性が最悪である

2023-09-27

「税務官僚だった頃の思い出」は嘘か誤りが多い

税務官僚だった頃の思い出 Part1/3

https://anond.hatelabo.jp/20230926201301

この増田ブコメを集めている。

明らかにおかしい点と疑義がある点があるので突っ込んでおこう。

四十代で転職した税務官僚とのことなので、国家1種試験国税庁採用であることを前提とする。

疑義あり)

今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子のものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。

国税庁では少なくとも管理職による面接までは原課面接(人事による面接ではなく、実際に別の仕事をしてる担当者係長~補佐クラスが多い)のところまで赴いて話をする仕組み)を行っていて、実際に働いてる者のデスクの側で面接を受ける形だ。なので「無機質な長机」どころか机すら用意されていないことが通常だ。

(明らかにおかしい)

その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。

国家1種(をはじめとしたいくつかの国家公務員試験)は最終合格内定が分かれている。

人事院による国家1種試験あくまでも国家1種として採用されるための資格を取得する試験だ。これに最終合格した上で、希望する省庁から面接を受け、各省庁から内定をとる必要がある。

したがって最終合格とは人事院試験合格のことを言い、国税庁から最終合格を得ることはできず、内定内々定しか得ることはできないので、この記載は誤りだ。

更に当時は最終合格の前に省庁から面接を受け、省庁から内定を受けた上で人事院の最終合格を待つという仕組みで、内定を持ちながら最終合格できずに採用されない者がでることも珍しくなかった。なので受験生は最終合格内定は厳密に使い分けており、ここで間違えるのは考えにくい。

加えて国家1種の場合内定者の倍~3倍(年度によってはそれ以上)の合格者を出すので、最終合格内定の違いは受験生ならピリピリして使い分けるものだ。

しかも、内定通知なんて出す省庁は聞いたことがない。届くのは精々官舎等々の事務手続きのための提出書類程度だ。

(明らかにおかしい)

できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。

学歴問題ではなく、国税庁次長長官財務省大蔵省キャリア指定席国税庁キャリアの就くポストではない(例えば森友問題話題となった佐川宣寿氏は最終ポスト国税庁長官だが、彼は財務省大蔵省キャリアだ。)。

国税庁キャリアの最終ポスト内部部局部長東京大阪以外の地方国税局長だ。

できるだけ昇進したいと考える国税庁キャリアでここを間違えるのはあり得ない。

疑義がある)

40代前半になり、管理職意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。

税務署勤務になった場合もっと早く管理職に就くので意識が遅いのでは。また二年に一度は異動のある国税庁キャリアでずっと法人課税というのも可能性がないとは言わないが極めてレアケースだ。

一年で一桁(近年では若干増えてて二桁の年もあり)の採用しかない国税庁キャリアでこんな情報を書いたら容易に特定可能になる。

(明らかにおかしい)

繰り返すが、四十前半であれば課長管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。(略)霞が関の一人親に子育て不可能であるため実家に預けている。

国税庁キャリア40代前半で国税庁課長になることはあり得ない(財務省キャリアならあり得る)。早くて40代後半で50代でも珍しくない。

というか国税庁キャリア国税庁課長になれるのは少数派だ。中央省庁課長ってのは一般的イメージよりもかなり偉い。

年齢的には国税局課長ならあり得るが、「霞が関」と述べているのでこれもないだろう。

まとめ

少なくともこの方が国家1種の国税庁採用者というのは、これらの記載がすべてフェイクでない限りは嘘だ(しか身バレ関係ない部分でフェイクにする意義に乏しい)。

別の採用枠(例えば国税専門官試験)だったり詳しい人が身近にいて業務内容を聞いている可能性はゼロではないが。

何故こんな嘘を書こうと思ったのだろうか。

そしてブコメで内容を信じちゃっている人が複数名いるようだ。まさに「嘘は嘘であると見抜ける人でないとはてなを使うのは難しい」

ブコメから

霞ヶ関課長ってそんななるの難しいのか…

国税庁場合、本庁課長ポストが13個。課長級としても16個。

うち半分くらい(正確な数は知らない)は他省庁(主に財務省キャリアが就く。

課長はだいたい2年間のポストで、また複数課長に就く者がいることを考えると国税庁キャリアで本庁課長に就けるのは出世組と言える。

ちなみに、本庁に限らなければ同格(本省課長級)のポスト国税局部長を中心に多数あるので国税庁キャリアであれば、よっぽど評価が低くない限りは就くことができる。

シン・ゴジラで本省の課長級の人物落ちこぼれとか厄介者と評されていたのはおかしいと指摘されてな

ちなみに本省採用事務区分法律経済行政)の場合財務省採用であればまず本省課長まで行ける。

文科省だと全員は厳しい。よってシン・ゴジラ文科省課長さんは内部的に評価は低くないはず。というか局長さんもいたよね、あれ。

外局採用(今回の国税庁とか)だともっと厳しい。

ただ出先の部局長など、本省庁の課長級と同格のところなら大抵のところで問題なくいける。

キャリア官僚にとってはそのひとつ上の指定職(本省審議官・管区機関局長)に到達できるかが出世の目安となる。もちろんここが通過点に過ぎない人もたくさんいるけど。

余談だが役人の「エラさ」はこれを見ると分かりやす

https://www.jinji.go.jp/gaisannkyuubetu/

偏差値50の大学で国1合格って設定が無理があると思うけど。

国1(総合職試験はそんなに難しくないので合格不思議に思わないけど採用となると全省庁で年に1~2名とかだろうね

国家I種だけを官僚と呼ぶのは世間的な認識でズレてる。国家I種(ガチエリート集団)・国家Ⅱ種(一般大卒が多い省庁勤め)・国家III種(高卒採用枠)、広義の定義はいずれであっても官僚増田はII種だと思うよ。

定義についてはおっしゃるとおり。

なので「別の採用枠(例えば国税専門官試験)だったり」と書いた。

ちなみに国税庁は2種(現一般職)の採用は行っておらず国税専門官試験から採用しているが、その場合でも即国税庁勤務となるのではなく、出先機関からの配属となり、この点で元増田記事とは矛盾が生じる。

キャリア官僚現場体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目から普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。

また、出世についての発言に大きな矛盾が出てくる(四十代前半で国税専門官採用課長なんてのは本庁どころか国税局ですらあり得ない)。

2023-09-23

日本が悲しい国になっている

ただの独法病院勤務医だけど神奈川田舎母子家庭に生まれたからか、昔は名誉欲と権力欲が強かった。横浜翠嵐卒業して東大法学部卒業して、在学中に司法試験国家公務員試験合格して、大蔵省自治省官僚を目指していた。金には全く興味がなくてエリート視、次官という肩書き陛下から頂ける勲章が欲しかった。

だけど、司法試験合格して東大法卒の事務次官さらに中高は私立の名門男子校なんて人はゴロゴロいるわけで、地元小中と県立出身自分じゃ「真のエリート」にはなれないなと諦めた。

その後内閣人事局というとんでもないオフザケ組織ができてしまったのでその選択は正解だった。

それからは「国立大学医学部教授」を目指して旧六医とされる地方国立医学部に受かったんだけど、大学在学中に新しい臨床研修制度が始まってしまった。県外出身の友人始め多くの同級生はそれを歓迎していた。だけど俺は不安だった。せっかく苦労して関連病院の多い歴史の古い国立医学部に入ったのに、その医局権威が揺らいでしまったら…と。

予想は的中し、今や国立医学部よりも設備の整った私立総合病院の院長がデカイ顔をすることもあり、大学医局に属したことのない医師名医と紹介されることもあり、極め付けに最初から稼ぎの良い美容外科を志望して入学してくる学生がいる。

医師官僚だけじゃない。情報化社会ネットメディアが進展すればするほど、金と根拠のない影響力だけを持った胡散臭い実業家インフルエンサー大口を叩くようになり、正当な権威権力を持った人間の影響力が次々と失われていく。

勲章よりも権力よりも名誉よりも、金や知名度容姿を求めるようになった日本が悲しい。

2023-07-27

anond:20230727110643

1997年郵政民営化前だからねえ

実は、公務員の数を減らしたことが効いてるんだよ。昔はね、郵便局とか、国鉄(現JRグループ)、電電公社(現NTTグループ)、専売公社(現JTグループ)とたくさんフルタイムで働く現業公務員がいた。平均レベル事務能力がある人は、高校卒業してすぐIII種国家公務員試験受験して合格したら、民間平均よりは安いが妻子を養えるには十分の給料がもらえたんだよ。勤務地も全国津々浦々にあったんだよね。

まり民間企業が郵便局電話局の職員と同レベル以上の人材が欲しかったら、公務員フルタイムより高い給料を出す必要があったということ。

事実上公務員の俸給表がフルタイム勤務職の最低賃金になっていたのだ。最低賃金ギリギリ労働者なんて学生バイト主婦パートぐらいだったんだよね。

今はもう役所ですら非正規雇用最低賃金で働く人ばかりになってしまったね。すべてフルタイム雇用公務員を減らしてしまたからなんだよ。

2023-02-16

anond:20230216122027

東大法学部じゃないけど高学歴と言える大学に行って国家公務員試験受かって採用されなかった知人いるけど

一般人からしたらそれでもすごく「頭は良い人」なんだよな

でもそれがまさに高学歴にも存在してる増田の言う「アレしてる人」ってことなんだろうか

anond:20230216120456

まあそれもあるだろうけどさ、俺は小中学校図書館にある職業辞典見て、「国家公務員1種試験総合職試験)に受かれば官僚になれるのか」、「国立医学部に行けば金持ちじゃ無くても医者になれるのか」とか純粋に信じてたんだよ。

職業辞典には「ただし国家公務員試験に受かっても東大法学部じゃないなら採用されません」とか「国立医学部ほとんど中高一貫校出身者で占められます」なんて書いてなかったんだ。もっとそういう「書いてないし先生も言わないけど当たり前の現実」を知りたかったって話。文化資本の高い家の子供とか有名中高一貫校の生徒なら親とか友達とかからそういう話聞けるんだろうけど、俺みたいな両親高卒MARCH受かって大喜びするような家庭の子供はそういうことすら知らないんだよ。インターネットほとんど見てなかったし

文化資本のある家に生まれたかった

文化資本のある家に生まれたかった。文化資本はなくても、ママ友同士のマウントのためでもいいから有名中高一貫校に進ませてくれるような家に生まれたかった。

何が「お金が無くても家族揃って夜ご飯食べるのが幸せよ」だボケ。そんなこと言ってるからお前らは貧乏なんだよ。そんでお前らの子である俺も貧乏

小学校中学高校もほどほどに勉強して立教行って満足してた。3年の終わりに検察官裁判官になりたいって思った。東大京大一橋早慶、最低でも中央のどれかに行けばよかった。気づいた時には既に大学四年。もっとくそういう「学校で教えてくれない現実」を知りたかった。官僚東大法学部に現役で入らなきゃ行けないとか知らなかった。ただ単に国家公務員試験受ければ良いだけだと思ってたからな。それだけ文化資本がなかった。

2022-08-26

anond:20220826141838

江田憲司が「司法試験国家公務員試験も当日の朝まで合コンとか麻雀してたけど受けてみたら受かった。」って言ってあとに同級生から「寮でめちゃくちゃ勉強してましたね」みたいに言われてたな。親世代ってたしか努力が恥ずかしいっていう謎思考持ってる。

2022-06-11

いよいよ明日国家公務員試験、来週は地方公務員試験受験しに行く。

なんというかまあ「全力で頑張りました」とは全く言えない出来だわ。

ここまで1年近くやってきて思ったけど、頑張れたどうかも含めて実力だよな。自分毎日コンスタント勉強量をこなすほどの実力がなかったし、それを身に着けることができなかった。点数的な面でも、試験突破できるラインには到底届いてないわ。

明日と来週はここまでの過程のけじめをつける日だと思って、しっかりと現実と向き合ってきますおやすみなさい。

2022-06-04

anond:20220603235935

大学3年で外交官試験一発合格から中退して外務省入省が天下だった

常識として、まず外交官国家公務員です。つまり外交官になるには官僚志望者と同様にまずは国家公務員試験を受け、それを合格して外務省内定をもらってから入れます外務省単独試験はずっと下っ端の専門職だけで外交官試験はありません。お勉強しようね。

2022-01-13

https://www.sankei.com/article/20211224-F7TKO2IACROFJLGXTJW7FEWITQ/

試験の申込者数は5302人で、実質的な倍率は約26倍だった。」

氷河期世代203人合格 3年度の国家公務員試験

文字通り氷山の一角だな

こうやっていちいち面倒な試験面接を経て完全新規正式採用するよりも

既に官公庁で働いている非正規労働者をそのままスライドさせて正規公務員にした方が合理的だとお問だけど

2021-07-11

佐藤優による曲解官僚

霞が関リアル』という本を佐藤優氏(以下敬称略)が書評している。辛い評価を付けているが、少し前に読んだ身として、このレビューにはかなり問題を感じた。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/291751

なお、佐藤が取り上げている部分の内容は、https://www3.nhk.or.jp/news/special/kasumigaseki/article/article_190408.htmlにあたる(ウェブ連載を本にしているので、違いはあるのだろうが大筋は同じと思われる)。

本の内容の曲解

 佐藤は、東大法学部卒、国家試験首位合格しながら官僚にならなかった、以下の青年発言を引いている。

官僚最初の数年間は下積み時代っていうのがありますし、実際のいい仕事意思決定に関われるのは8年目とか10年目の課長補佐以降だと聞いています。それまでの期間がもったいないですね。上の世代の人が下積みの重要性を言いたがるのは正直理解できません。むだに思える雑用時間を費やしたくない。新卒という、ある意味社会の変化にいちばん敏感な時期の力を最初から最大限発揮していきたいし、そういう力を積極的に使っていこうという企業の中で成長したいんです。年功序列であったり、政治家意見も聞きつつ空気を読んで判断しないといけないという霞が関風土にも染まりたくない」

 これに対して、

国際的にも高度な専門知識、あるいはキャリア官僚として必要な知見と能力を身に付けるには、最低、10年くらいの下積み期間は必要

とし、10年下積みもできないやつは官僚になるな、と主張する。こんな志の低いやつばかりで、日本若いエリートは質が下がっている……というのが、佐藤レビュー趣旨だ。

 だがこの青年は、はじめから第一線の専門家として活躍したいとは書いていない。形式的無駄雑用をしたくないし、若い時期の感性をきちんと使いたいし、意味のある仕事をして成長したい、という主張であり、まっとうと思える。ある意味ではそれも「下積み」であり、この青年が嫌がっているのは、もっと無意味で非合理的な「下積み」だろう。若手官僚能力を活かして働ける環境になっていないのは確かだ(そのことは、この本でも繰り返し言われている)。だいたい、こういう状況が続いたために官僚の志望者が減っているという現状を、佐藤はどう考えているのだろうか。

内容を都合よくかいつまんで批判している

 佐藤言及していないが、この後で青年には親類に官僚がいて仕事ぶりもある程度知っており、官僚を目指したと書かれている。だが、近年の霞が関不祥事をみて、組織全体が振り回されることにげんなりして止めた、とある。分量の制約があるといわればそれまでだが、佐藤が取り出した部分だけ見ると、優秀だが志の低い学生が語っているようにみえる。

 国家公務員試験一定の準備と対策必要とする試験で、どれほど優秀であっても、勉強せずに合格できるものではない。トップ合格であればなおさらだ。この学生に対して、佐藤

「この青年人事院から国家公務員総合職試験1位合格という通知書を用いて、コンサルタント会社投資銀行のような年収の高い企業に入る道具にしようと考えているのだと思う。こういう志の低い者は、霞が関に来ない方がいい」

と評している。コンサル外資就職しようとするやつが、国家公務員試験合格アピールポイントに使うようなコスパの極めて悪いやりかたをするとは思えない。邪推侮辱の類だと思うし、そう思わせるような切り出し方をしているとも感じる。

佐藤があえてこの例を取り上げる理由

 この連載や本で取り上げられている事例の大半は、朝から夜中まで働かされ、しかも前時代的な慣習に絡め取られている霞が関の現状についてだ。政治家小間使のごとく使われ、昔に比べてやりがいもない、そういう話ばかりだ。上の東大生の話も、それが知れ渡ってきたので優秀な人材官僚を目指さなくなった、という文脈に置かれている。

 そうした労働問題に全く触れず、「志の低いやつは官僚になるな」という主張に合致する例をなんとか引っ張り出してきた(上記の通り、合致しているとは思えないが)という事自体が、佐藤の考えを明確に示しているといえる。官僚の志に比べたら、深夜労働も、政治家官僚への横暴も、意味不明な慣習もさほど問題ではないということだ。

佐藤経験との合致

 佐藤がこのような評価をすることも、なんとなくわかる。佐藤著作を読む限り、官僚時代は昼夜を問わず働いて活躍してきたようだし、政治家に尽くしてこそ官僚、という信念もあるのだろう。何の著作か忘れたが、「忙しいし徹夜したいところだが、なにかあったときちゃんと頭が働くように毎日5時間は寝るようにした」という、一周回った社畜自慢に苦笑したことがある。

 そういう彼にとって、「官僚長時間労働で体調を壊す」「妊婦官僚が夜中まで働かざるを得ない」「政治家の支持者の子もの宿題官僚がやらされる」というのは、べつに驚くことでもないし、問題にするようなことでもないのだろう。だが、そうした実情も知れ渡り政治支配が強まって官僚権限も減り、官僚を目指す若者は減っている。そうしたこと問題にしたこの本を読んで、「10年下積みできないやつは官僚を目指すな」と臆面もなく書けるというのは、どういうことなのだろうか。それによって状況は悪くなるとしか思えないが、後輩たちにたいしてそれでいいのだろうか。

増田佐藤氏にたいする評価

 一応書いておくが、私は別に佐藤が嫌いというわけではない。著書もなんだかんだで10冊近く読んできたし、官僚としては有能だったのだろうとは思う。『国家の罠』と『自壊する帝国』の2つは今でもおすすめできるし、

外交官時代エピソードはなかなかおもしろい(「盛ってる」と思われる部分は多いが)。それを離れたビジネス教養主義的な本は、薄っぺらくあまり見るべきところはないと感じるが、かといってひどい本というわけでもない(宗教系の本は未読)。

 これまで佐藤の書く文章で、そこまで大きな違和感を覚えたことはなかったのだが、このレビューには佐藤もつ官僚観が剥き出しで現れたのだろうし、それゆえに強く引っかかったのだと思う。こうした佐藤官僚観は、とても認められるものではないし、一般的には「老害」と呼ぶのではないかと思う。

2021-04-29

社会人の大半が「会食」が理解できないことを百合子はまだ知らない

社会には文字が読めても理解はできないという人が多くいるので、当然、会食という言葉はなんとなく知っていても(それも一部だが)、

「会食をしない」という「会食」+「しない」という2つの言葉が組み合わさった複雑な言葉である時点で、

その意味理解して、さら自身の行動をイメージするところまでできる人はそう多くない。

から出社してみんなでランチに行ったり、歓送迎会したり、路上飲みしたりしてしまうわけ。

これらが会食にあたるということが、そして会食をしないということがこれらを行わないことだということが理解できない。

これは大卒だろうが、ある程度の知能を必要とする職業についていようが関係くそである

厚生労働省宴会を行ってしまった人たちだって国家公務員試験を経て、倍率数十倍を経て選ばれた人たちであるはずだ。

からこれを理解して、赤ちゃんに諭すように噛み砕いて伝えないと誰も理解できないままだぞ、百合子。

2021-01-28

anond:20210128192126

からあれだけど民間企業でいうところの総合職一般職みたいな採用区分市役所場合なかったはずやで。

国家公務員試験総合職一般職で分かれてるけど、一般職東大以外のエリート大の男子学生が目指すような種別から、こっちも民間企業一般職とは意味合いが違う。

多分学生さんやと思うけど。

2020-11-27

官僚の実務能力について

30代技術職。社会人になりたての頃は、官僚と言えば優秀な人たちだと思っていた。一時の官僚バッシング(90年代大蔵省批判や、民主党政権等)はあれども、国家公務員試験パスして官僚になった友人達メチャクチャ勉強していたし、時折飲み会とかで仕事の話を聞いても激務ぶりが伝わってきた。

ある時、政治経済に全く興味のない市役所勤務の友人が仕事の都合で中央官庁に出向していたのだが、地元に帰ってきたときに数年ぶりに話をすると同一人物か?と思うほど時事問題について詳しくなっていて、中央で揉まれるとここまでレベルが上がるのかと驚いたものだった。

だが、最近その官僚への個人的な信頼が揺らいでいる。現在進行形コロナ対策で不信感が増したのだが、不信感の発端は自分のの勤めている業界(メーカー)に絡むお役所経済産業省の産業政策メチャクチャだった事だ。理由は謎だが、彼らはとにかくメーカーの統廃合に口を出したがる。

実績を見ても、ルネサスや完全な失敗例だと思うし(3社の売り上げを足し合わせて1+1+1=1とかなんの冗談だよ)、ジャパンディスプレイ倒産寸前である。(無理に3社くっつけるより、早いうちに日立液晶部門財務が良くて意欲のあるキャノンや、車載向けを強化したい京セラかに各社の工場研究開発拠点個別売却した方が良かったよね?)まあ、実現した案件がこれくらいなのはまだ不幸中の幸いだろうか?

シャープが潰れそうになった時に、東芝家電部門とくっつけるとか、最近話題になりかけた日産ホンダ統合とかは動き出さなくて本当に良かったなと思っている。

話が少々脱線したが、悩ましいのは官僚の実務能力は実際のところ高いのか否か?と言う点である地頭の良さとハードワークは間違いないのだが、無駄な慣習や謎のお役所ルール生産性を落とすだけの文化が残っていたりもする。時折出てくる政策意味不明さにはドン引きする事も多々ある。しかしその辺は政治家や財界横槍なのせいなのかなとも考えられるわけで、なかなか判断し難いのだ。ぶっちゃけ実態はどうなんでしょうね?

2019-07-25

anond:20190725132322

科挙時代官僚政治家の境目が不明瞭だったが、今の日本ではその二つはより明確に分離してる。官僚国家公務員試験があるように政治家にも足切りテストは不可欠と思う。

2018-10-09

マーチ卒にもいろいろある

おれは地方高校出て浪人して一日10時間以上の勉強漬けでようやくマーチ合格したが、

首都圏高校出身でそんなに勉強しまくらなくてもそこそこの勉強合格した人もいる。むしろそっちのほうが多い。付属校上がりもいる。

おれのいたクラス実家から通ってるほうが多かった。

就職活動するようになってから、やっぱり地頭の良さはだいぶ違うんだなーと思い知らされた。

同じ学校の中でみんな同じように本気出せば、そこそこの努力入学したやつのパフォーマンスの方が高いのは当然だし、彼らは余裕があり、遊びも知っている。

家庭環境だって全然違う。親御さんがそれなりの社会的地位お金ある人が多い。サラリーマンなら普通大卒管理職だろう。

うちは違った。うちの親は中卒でペーペーだった。お金がないから泊まり家族旅行なんか一度も行ったことなかった。大学入ってもお金のかかる遊びは全然出来なかった、というより知らなかった。

おれが大学合格したときは、もしかしたら将来もっと上の方にいけるんじゃないかという希望があったが、就職活動に入ると自分努力が空回りしてばかりで、正しい方向の努力ができず、まるっきり成果が出せなかった。地頭が悪かったのとコミュ力がたりなさすぎた。

大手企業銀行就職する人、国家公務員試験公認会計士司法試験合格者、周りにいくらでもいる。つい最近まで普通に喋ってた同級生が急に天の上の人に見えた。

おれは業界最末端の小さな会社契約社員として入ったが、、収入のことは話したくない。

人は結局、生まれついた環境で将来が決められてしまうのか、あがいても無駄だったのかと、アラサーになった今でも苦々しい気持ちになる。

からなのか、愛校心みたいのはまるでない。テレビで同じ大学の人が出てきても、だからどうした、同じマーチの○でもおれはあいつらと全然別モンだから関係ねえし、と冷めた気持ちになる。

人生、同じ学校出身でもいろいろある。

マーチはてなでも5chでも一番馬鹿にされるけど、ひとくくりにして馬鹿にするのはどうかと思う。

こういうおれみたいのは、落ちこぼれ典型的な例で、意外にたくさんいるのではないかと思う。学歴活用して底辺から這い上がろうとしたが、結局地頭コミュ力が足りなくて正しい努力ができず、這い上がれなかったどころかさら落ちこぼれるというパターン自業自得と言われればそれまでだが。

2018-05-24

[] エレオ

就活用語で、面接などの後に「エレベーターまで見送る」こと。

丁寧な対応として行う企業も多いが、特定企業業界では不合格意味する。

  

もともとは国家公務員試験官庁訪問の際に、合格なら次の面接日時を告げられるのに対し、次に進めない受験者は

エレベーター前まで連れて行かれ、下りボタンを押されて「官庁訪問は以上です」と言って見送られることを指していた。

https://www.sankei.com/life/news/160622/lif1606220017-n1.html

2018-04-17

いい加減にしろよ自衛隊

だったら逆に書いた側が叩かれるんだろうなあ。

軍隊なんだから当然」「泣き言言ってんじゃねえ」「平日外出禁止程度で騒ぐな」「そんなんじゃ海外派遣された時どうするの?」「前もって調べてないお前が悪い」「自殺者出してるような組織に入るお前が悪い」

とかそういう文字列が並ぶんだろうね。

国家公務員試験受けて事務官(非戦闘用員)で入ったはずの知り合いが「研修中は毎朝行進させられた」「講義を終えて部屋帰ったらベッドメイクが甘いとか言われてベッドとロッカーひっくり返されてた」と話していたけど、普通会社が同じことやらされたらブラックどころの騒ぎじゃないと思うんだけどなあ。

実際、普通企業であっても自衛隊研修を依頼して同じように生活させている所はあるらしいけど、外の人間がやったらいよいよキツいと思う。

ベッドひっくり返されるとかもうスラム街じゃん。

2018-03-14

増田生活は本当に病むから気をつけたほうがいい

増田を書き始めると、せっかく匿名日記なのに返信が気になるのは、当たり前です。

なんせ、そこらのブログより見られる回数が多いのです。

せっかくメモ程度に始めたのにもかかわらず、いつの間にか反応を求めています

誰もそんな恥ずかしいことは口にしませんが、そうやって自分のせいで人間不信になって、はてなに来れなくなったり仕事をさぼって解雇になる給料泥棒は何十人もいます

 

それでも、匿名という、同列のスタートラインを信じて四六時中日記を書く増田は、病むほどにアクセスします。

だってブコメがついてるかもしれないもん。ブコメがついたら頃合いを見計らってセルクマしたり、誤字確認します。

病むほどに訪問回数は上がります。病むほどに日記を書かないと、おもしろい奴らには太刀打ちできないのです。

東北の某校で無敵を知られたクラスの人気者も、九州男子を蹴散らし女子人気をかっさらった彼女も、ここではただの増田

そんなレベルは、ブクマカ御三家(誰?)のツッコミにたじたじになるのです。

 

はてブから出てきた増田は、匿名ダイアリーというものに強い憧れを抱いていたんですね。

特にホッテントリで見る増田はとても面白くてギラギラしてて・・・

ブコメがいっぱいに乗った日記、お洒落表現とかドラマで見るドロドロ恋愛ネタに、ただ漠然といいなぁ素敵だなぁと胸にトキメキを馳せておりました。

ところがどっこい、現実はそんなキラキラしていません。

自信を持って投稿した長文はスルーされ、気軽な発言には罵詈雑言適当なこと言った時に限って伸びるブコメ

増田という街は、そういうところなんですよね。

実際、はてな匿名ダイアリーに対しても大きな憧れを抱いていました。その理由はやはり「バズったら注目されるから」というのがあったと思います

そういう理由でここにきてしまったので、憧れの理想現実の差に髪が抜けました。

書いたからと言って自分日記ホッテントリに入るわけでは無かったからです。

大切なのは自分が将来何になりたいかであって、増田は通過点でしかないということを身にしみて感じています

 

これを書いているのは、はてな歴15年のおっさんです。

この年になるといろいろなものを見てきました。

キラキラしていた増田が、国家公務員試験を上位で合格し、某省で組織防衛に身も心もさいなまれたという暴露日記スルーされる姿も。

誰もがかなわないと思った研究者が、研究に疲れ果てたタイミングで引っ掛かった男に身も心も搾取され、売春でその彼に貢ぐようになってしまったという日記炎上したのも。

勉強ができたから、当然のように理学部物理学科に進学しあるいは司法試験に受かったのに、その後漏らした報告をした増田の姿も。

 

18歳の時に初投稿した増田が、そういう風にして、堕ちていく姿をたくさん見てきた。

きっと彼らも、キラキラして見えたけど、増田にいた四年間に何か病むことがあって、そうして社会に出たときに、ブコメしか追求することができなくて、不幸せになっていったんだと思う。

 

下には下がいる。

そして、一つの物差しで「下」を計ろうと思うと、全体として自分が如何にあればブコメをもらえたのかということが分からなくなってしまうのだと思う。

日記面白かったがゆえに、ブコメ物差し人生幸せになれると思い込まされる。

そして、自分よりバズってる数多の秀才出会ったが故に、もっと下に行きたくて投稿して、結果、はてなへの過剰適応で世の中に適応できない若者を量産する。

 

 

それがはてな匿名ダイアリー

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