はてなキーワード: レジとは
昼飯にパンでも買うかとサービスエリアに寄ってもヤマザキの自販機向けみたいなロングライフ商品が4種類だけしかない上に値札もついてない
まあ120円か130円かそこらだろうとレジに持って行ったら150円
焼きたてベーカリーの値段じゃねぇか、クソが
食ってみても美味いも不味いもねぇただのアンパン
ネタにもならねぇじゃねぇかクソが
仕事にモチベーションがなく、モチベーションのなさから毎日じんわりと苦しい。
パートナーが1人で1000万以上稼いでるから、別に自分が仕事を辞めたところですぐに窮地に陥ることはない。
すげーやめたい。でも月60万もらえる仕事を、ホワイトでコロナで出勤もしなくてよくて9-5時で適当に家に座っててできる仕事を、簡単に投げ出していいのかわからん。転職するなら同じ業界だろう。この業界がもう嫌になってきた。全くの異業種で、自分の使える能力が活かせるのって英語の法律関係の契約書の翻訳とかレビューくらいか。たいして稼げないだろうな。
地元のスーパーで働いてるんだけど、私と同時に入ってきた大学生の子がいる。Sちゃんとする。
背は低くて、いつも口を結んでいて、最初は冷たい雰囲気だなって思ってたけど、人見知りしやすいだけだった。
その子には気になっているお客さんがいる。見た目は20代後半くらいで、いつも作業服を着ている。イケメンじゃないけど、さわやかな感じの人だ。
物腰はやわらかくて、ゆっくりと丁寧に動いて、私たちにはいつも敬語で、200円の商品を割引シールの貼り間違えで300円で売ってしまった時も、レジで淡々と事情を説明して、謝りに来た社員さんに厳しく当たったりしない。
Sちゃんは『作業服の人』のことを、カフェで「好きかもしれない」って言ってた。実際、その作業服の人がSちゃんのレジで雑談しているのを見たことがあるけど、Sちゃんは明らかに緊張していて、でも笑顔で、お釣り返す時にレジから出てきた小銭を床に落として、恥ずかしそうに視線を落としていた。
その後で、作業服の人が商品を袋詰めに行くと、Sちゃんが彼に背中を向けて、両手でレジ袋の端を握りしめて離して、ひたすらにわしゃわしゃを繰り返す。
あの人もSちゃんのことが気になっていると思う。だって、いつもSちゃんのいるレジに向かうから。Sちゃんも、作業服の人が近くにいないか常に気にしている。それで、レジの手前のポテチ売り場にいるのを見つけると、レジからちょっと体をはみ出させて、「ここにいる」って示している。そんな光景を5回以上見た。
(私がこんなに詳しいのは、Sちゃんの隣でレジをすることが多いからだ。夜のシフトなので、レジの数も2つか3つしか開いてない)。
最近、Sちゃんの様子がおかしい。作業服の人がいるのに気が付くと、わざとレジを閉めてほかの作業に向かう。
作業服の人が「今日寒いね」(※私の推測)って話しかけても、「大丈夫です」って冷たく顔を背ける。ひどい時だと、その人がSちゃんのレジに入ろうとした瞬間にレジを閉じて走り去る。
両想いなんだとしたら、なんとかしてあげたい。
夜7時のスーパー、恵方巻きを買おうとする客が店内に行列を為している
あまりの混雑に見兼ねた店員が列形成したのか、皆大人しく並んで順番を待っている
それにしてもすごい行列だ
私は早々に諦めて普通の買い物をしてレジを済ませていると、後ろのおばさんが何やら話している
「あら半額じゃないの?なら辞めるわ」
どうやら恵方巻き具材半額のアナウンスを恵方巻き半額と聞き違えたらしい
あの行列に並んでから恵方巻きを手にするまでに10分はかかっているだろうにそんなんある?
実はじゃあ定価でそれ買います!って言いたかったけど、あんまり美味しくなさそうなので辞めた
あーあこんなんならお昼にゆっくり買っておけば良かったな
東京都の一日の感染者数が全盛期より落ち着いてきた安堵感もあり、東京はすっかり雰囲気が緩んでいる。静かに読書でもしようとカフェに来てみたが、大人数で来店し、レジ前のソーシャルディスタンスすら守れずに並びながら大声で喋っている人達を見て恐ろしくなって帰ってきた。
「列に並ぶ時は、足元のシールに沿って間隔を開ける」という、幼稚園生でも守れるような超簡単なことすら守れない人達。私はコロナ禍を通して、愚かな人間がいかにこの世界に溢れているのかを痛感した。「GoToで全国に旅行しても、感染防止策をしっかり取るから問題ない」と言われたりするけれど、日常生活圏内でソーシャルディスタンスすらろくに守れない人達が、旅行に出たテンションの中で感染防止策をしっかり守れるなんて私には到底思えない。
ソーシャルディスタンスを守る、食べる時以外はマスクをする、電車の中では喋らない。そんな本当に本当に基本的なことすら守れない人達のせいで、この病気はいつまで経っても収束しない。そういう人達には早くコロナに感染して苦しんでほしいと思ってしまうのは、いけないことなのだろうか。
後は適当にまとめて終わる。
◆和解成立前まで
合計3社整理したが1社が200万近くあり(エステ代)、司法書士だけでは対処できないので弁護士に託す。これが中々和解成立せず長引いた。
返済シミュレーションみたいなもん。
家賃以外の大きな支払いがこれだけだったので余裕だった。気持ちも余裕が出た。
◆返済開始〜3年目くらい。
余裕だったが油断してクレカで散財し始める。支払いがキツくなりまた鬱再発。バカは一生治んないのかもしれない。
その態度を不審に思った親がしつこく説明を求めてくる。最初はスルーしてたけどだんだんうざくなって仕方なく債務整理してることをゲロると親はブチギレ。
その後無言になったかと思えば「副業して早く返せ、私たちは絶対貸さないからな」と一蹴する。
精神的にも肉体的にも辛かったが返したい気持ちもあったので平日派遣社員、土日祝日は近くのペンギンマークのお店でレジを3年くらいやった。客層悪すぎて目の前にいた客全てに早く死ねと思ってた気がする。おかげで体重減ったのはいいけど鬱が悪化した。
体力的に限界だったのでバイトは辞めて実家に一時帰った。それと同時にたまたま転職サイトで私を正社員で採用したいと言い出した会社がいたのでそのまま入社した。運が良かったなあ。
家賃代支払わないだけでこんなに心が平和だとは思わなかった。両親と実家は大事にしようと思った。
◆今現在
物品支援なら受けるんかな。ただ、この場合アレルギーやら配送コストやらを考えると、現金に比べると弱い。
クーポン系ならと思ったけど、わざわざ現金がある現状であらたに仕組みづくりとレジ側にも対応が必要なので、そこまでするかという感じ。
なら給与で最近話題になった電子マネーにしたとしても、拒否する層はデジタル機器を苦手にしてそうで、電子マネーを付与しても結局は使えなさそう。
であればコスト度外視で仕事を作って、それを依頼することで給与を受け取ってもらう。現実的な感じはするけど、余計な手間が増えるし、そもそも仕事を出来ていれば経済的な困窮はしてないわけで。うーむ難しい。
唐突にオーナーのやる気が爆上がりし、結果、夜の納品が充実した。21時くらいになると米飯とサンドイッチの棚がみっしりと埋まる。
そうなったのは、夕勤夜勤にオーナーが入らないようにシフトが調整されたからだ。なんか、Bさんが本業の影響でシフトに入れる曜日が変わったので、Aさんの出る曜日も変わり、上手いこと綺麗にシフトが埋まった。
オーナーはバイトの私どもがどんなに多忙でてんてこ舞いになろうが知ったこっちゃないので、バイトだけでシフトが回るなら、沢山品物が入荷するように発注する。
それにしたって、おにぎりの棚の手前から奥までギチギチに埋まるというのは久しぶりだ。ちゃんと朝のピークの途中に売り切れないようになっている。
でもって、週半ばからのFF商品フェアの宣伝に余念がない。クリスマスでさえ、「もっと売れますよ」という本部社員の説得を「いやうちはそういうの売れないから」と袖にしてフライヤーを早仕舞いしてしまったのに。
ただ、例年今頃っていうのは客足があまり多くない時期だ。今週の頭に世間の人達は給料日を迎えているが、お正月を過ぎるとお客様達の財布の紐は固くなりがち。そんな全力で唐揚げ揚げまくって売れるのかは知らない。
それに、コロナのご時世にやたら混雑するようなことをされても、店頭に立つ私どもバイトは、感染リスクが上がって給料は据え置きなので、あまり嬉しくはないよなぁと思う。当店、売上が上がったからといってバイトに平等に還元されることはないので。
オーナーがよく「明日の仕事を前倒ししてやってるので暫く話し掛けないでくれ」と言って事務所に引き込もって出てこないことがある。そういう時、実はオーナーはただ寝ているだけだとAさんが言った。そもそも、オーナーの「明日の仕事」と言ったって、発注業務など、コンビニの事務仕事は前倒しが利かないようになっていると、Aさんは言う。
ストーカー客がやたら高価なお菓子を日曜日にくれたので、Aさんがストーカー客にお礼を言った。ストーカー客は「皆で食べて」とか言わずに無言でAさんに大量の菓子を押し付けるようにくれたので、私も貰ったからといって私からも礼を言うのは変だということで、私は礼を言わなかった。そもそも色々忙しくてストーカー客が来た時には私はレジに居なかったし。
品出ししていたらストーカー客が私をガン見していて、私もお礼を言うべきなのだろうかと思ったけど、下手に礼を述べてプレゼントがエスカレートするのも困るので、徹底無視を決め込んだ。
数年前、バンダイの公式イベントに行った時、高額商品を買い占めて路上で個数チェックを人達に何とも言えない恐怖を感じた。
昨年末はエントリーグレード ガンダムというプラモを無事一つ確保したが、その直後にやってきた人が店舗の在庫を全て掻っ攫ってレジへと走って行ったのを見て何か嫌な物を察してしまった。
その上で最近必ずと言って良いほど耳にするのが転売屋の存在だ。
そして最終的にAmazonやメルカリで定価以上の値段で売られ購入されているのがもはや恒例行事だ。
転売屋は許せない。そういう声は必ずと言っていい程聞くのだ。
その一方で、こんな言葉も時に耳にする。
「HGUCガンダムトリスタンは良いキットだ。こんなのが転売屋に目を付けられたら困る」
……知識がある人ならばすぐに分かる話だがこのトリスタンはハッキリ言って出来が悪い。
流用元のキットが古く、20年程タイムスリップしたんじゃないかと思うくらいの完成度に酷評が出たのだ。
誰かがそんなホラを吹いた後、丁度とあるゲームにこの機体が参戦し話題になったら、このキットが一時的に値上がりしたのだ。
値上がりの真偽そのものは不明だがこれについては「転売屋にダメージを与えた」と認識され、
以後やたら似たようなウソが定期的に出回る様になったのだ。
だいたい先程のHGUCトリスタンか、放映当時に出たあまり評判の良く無いHGストライクフリーダムで同じようなデマがしつこい程に見られる。
この流れは正直好きでは無い。トリスタンや旧HGストフリの評価も分かる。どちらも発売当時に購入し、今も持っているからだ。
だからと言って「このキットであれば転売屋に買い占められても良いだろう」ってのは単純に疑問である。
キット問わず、「転売目的で買い占められ購入が出来なくなってしまう人が発生してしまう事自体」がそもそも駄目だと思う訳なのだ。
そして、ぶっちゃけて言えば転売屋は"愚か"だが決して"馬鹿"では無い。ある程度リサーチはしてるだろうし、そもそもこれだけ不自然に騒いだのだ。
運良く数人引っかかれば「ラッキーボーイだぜぃ★」と言った所だろう。
そもそもこれに引っ掛かる転売屋よりも、注目が集まっているキットを狙い利益を得ている転売屋の方が遥かに多いのも事実だ。
更に言えばトリスタンや旧HGストフリで騒ぎ自分達で勝手にネタばらしをした事が転売屋に学習の機会を与えてしまった可能性すらある。
状況を言えば転売屋が許せないと言いながら結局転売屋の手伝いをした人達が大勢居たも同然なのだ。
転売屋を騙そうとトリスタンや旧HGストフリの嘘をばら撒いても転売屋には何のダメージもないだろう。
その嘘を振り撒けば周りからチヤホヤされて言い出した人が人気者になったつもりになれるだけでしかない。
転売屋を撲滅させよう。とは誰も考えては居ないとしか思えないのだ結局。
転売屋は嫌いだ。この先も自分はガンプラを買う事があれば必ず彼らの存在にぶち当たるだろう。
だが、何度も同じ様なホラを馬鹿の一つ覚えの様にやり続けている内はどうにもならない。
そう思う。
動物がかわいそう←単なる感情論ハイ論破。人権のない畜生をどう人間が扱おうがそれは人間の勝手だから。お前がかわいそうと思うのは勝手だがそれを人に押し付けるな。
愛誤的な主張はどうでもいいとして、家畜に食わせてる食料を人間に回した方が効率いいっていう意見はなるほどねと思った。
ただ、それってお前や俺が今肉を食わない理由にはならないよね。全人類がそういう方向に向かいましょうって理想を語る分には構わないけれど、今現在そうなってないのであれば別に肉食ってよくね?そういう方向に向かってから肉食うのやめればいいじゃん。つまり、ヴィーガン食を提供する店が見つからなかったらその時は肉食えばいいじゃんっていう。別にかわいそうとかじゃないんだったら食えるよね?妥協できるよね?
それとも小さいところからコツコツとみたいな感じで修行僧みたいなことやってんの?肉を食わない人が一人でも増えたら家畜に食わせる食料もほんの少し減ってその分ちょっとだけ人類に食料が回される、みたいな?そんなレジ袋一枚セーブしたからって二酸化炭素がコンマ何グラム排出抑えられました見たいな、クソどうでもいいことに人生かけてるわけ?焼け石に水ですらないよね。
ヴィーガンって何がしたいの?マジで。いや勝手にやってる分にはいいんだけどさ。肉食う人間を攻撃さえしなければ。でも、一人で勝手に肉を食わなかったとしても世界は何も変わらないわけだ。そうなるとヴィーガンは肉食う人間を攻撃してくるよね。
動物がいかにかわいそうかを見せつけるのは攻撃だよ?言っとくけど。俺を指さして「何も感じないのか!」「目を背けるのか!」と糾弾してるわけじゃん。それ攻撃だよね。畜生が苦しんで死のうがどうしようが俺はかわいそうとも思わないし、俺にとっちゃ知る必要ないことなんだから。肉食いたくないなら勝手にやってろ。
普段仕事帰りにスーパーに寄るんだけど、土曜日にたまたま昼頃スーパーに買物に行った。
そしたら緊急事態宣言下とは思えないくらい賑わっててびっくりしちゃった。家族総出で来ている人が多いせいか密も密、ミッツマングローブの大森林ですよ。
前回の緊急事態宣言の時はなるべく少人数で買い物しろ、みたいな風潮だったと思うんだけど、今はもうそんなの関係ねぇって人が多いのかな。
混雑するレジの列に並んでるうちに、まぁ混雑のイライラもあるんだろうけど、家族連れに対する憎しみが自分の中に溜まっていくのを感じた。
キモくて金だけは多少ある独身おじさんであるところの私は趣味の食べ歩き飲み歩きを多少控えてるのに、
こいつらはわざわざ大人数でスーパーに来て、キャッキャキャッキャ話しながらショッピングを楽しんでる。
そもそも飲食店経由の感染より家庭内感染の方が多いってのは各種調査で明らかになってる。
つまり飲食店営業停止させるより、同居家族の家族生活停止させた方が感染拡大防止に効果的ってことでしょ。
家庭持ちは別居して、どこぞのホテルで単身生活したらいい。子供も単身生活が望ましいけど、まぁ低年齢だと難しいかな。
……なんてことを冗談半分で考えてる内に、だんだん本当に「家庭持ちって感染防止に協力してるか?」って思えてくる。
周りの家庭持ちに聞く機会がなくて実際のところわかんないんだけどさ、
家庭内でマスクしてるの? 食事の時間はズラしてるの? 夜の濃厚接触はしてるの?
わかるけど、同居禁止できれば感染者も一気に減るだろうに、そこから目を逸らすように飲食店が悪者にされて、俺は楽しみを我慢してる。
家族生活を守るために、単身世帯が我慢してるみたいな状況になってないか?という被害者意識がある。
家庭持ちには、お前達のせいで感染者が減らないという現実を理解してほしい。
別居しろとは言わないからせめて申し訳無さそうにしてほしい。スーパーには一人で買い物に来てほしい。
あと、こういう時の「複数人で同居して生活している世帯(単身世帯の対義語)」って何ていったらいいの? 文中では家庭持ちって書いたけど、一般世帯?
コンビニは社会のインフラみたいな言い方をされることがあるけれど、当店のオーナーにはそういう意識は全くない。当店は幸か不幸か立地が物凄く良くて儲けがあるらしい。オーナー夫婦はコンビニ経営で得たお金で子供達全員を育て上げて良い職に就けて全員結婚させることに成功。もはや惰性と道楽で店を開けている。なのでこれ以上頑張る気がないので、夜勤の求人をしても人が集まらなくなったら、あっさりと夜の営業をやめた。
夜間営業のないことでお客様達からのブーイングを喰らったのは、私みたいな閉店の直前まで働いているバイトだった。
お客様の訴えでちょっと気の毒だなと思ったのは、近くにある総合病院のお医者さんからのもので、当店のある一帯は近くに民家がほとんどない為に、道路に照明が一つもないのだけど、そういう場所でも夜勤の看護師さんなどが自転車や車で通勤をしていたりする。真っ暗な長い道程の途中、当店が営業しているのは、看護師さん達本人にとっても共に働くお医者さんにとっても安心感がすごくあったらしい。
そして、道路に面し、高速道路の乗り降り口も遠くない所にある当店は当然、トラック運転手達に休憩所替わりにされていたが、夜勤を辞めてからは駐車場も閉店と同時に利用を禁止してしまった。トラック運転手の人達は適応が速くて、あまり文句は行って来ず、別の店で休むことにしたようだけれど、最近の世論に後押しをされて夜間営業を辞めるコンビニが相次いだら、彼らの行き場はなくなるだろう。そして、当店の近隣地域は夜勤労働者の確保が無理という理由が最大で、夜間営業を辞めたがっている店舗が多い模様。
当店は昼間の売上の良さと長く経営してきた実績から、本部に対して強気で出られるらしく、地域でも早いうちに夜間営業を辞める権利をもぎ取ったらしいが、売上的にはダメージがでかくないことを証明できたということなので、他店でも要望すれば夜間営業を辞める申請が通りやすくなったかもしれない。
夜間営業を辞めたのと同時に、オーナーは売れ残りを出さない為に、深夜早朝ぶんの米飯とサンドイッチの仕入れ数を少なく絞るようになった。惣菜パンはといえば、主に深夜に入荷するものだったのが、午前の入荷に頼るようになったから、夜8時頃にはほぼ売り切れて無くなるように塩梅されるようになった。
えっじゃあ早朝のぶんどうするの!? って話だ。深夜営業をしていた時は、売上のピークが午前5時頃にあって、次のピークが7時頃だった。昼間に比べたら少ないかもしれないが、夕方のピークと匹敵するかそれ以上らしい。その時間帯の売上も、オーナーは切ることにしてしまったのだ。夜勤バイトの人が知る限りはすごく軽食の売れる時間帯だったそこを「どうせ売れない」とデータも見ずに切ってしまった。よって、朝の通勤途中に急いで朝御飯にサンドイッチを買っていくようなお客様達は無駄足を運ぶことになったはずだ。
でもまあ、忙しい人達の適応力は凄まじく速いので、二、三日棚がガラガラになっている所を見れば寄り付かなくなるわけで、オーナーが言った通り、朝は「売れない」時間帯となる。
夕方も、もちろん閉店間際に売れ残りがあると損だからということで、午後6時くらいには棚がだいぶ空いている感じで、7時半頃には大体空っぽになる。近頃はコロナの影響で来店時間をずらす人がいる。外食難民になったのかこれまで見かけたことのない人が来たりもする。そんなとき、棚に弁当は一つもない。お客様は空っぽの棚を見て怒って帰ってしまう。
去年のレジ袋有料化もすごい悪影響があったけど、深夜営業の終了やそれに伴う朝夕の納品絞まで合わさり、お客様の空気感がなんか殺伐としてきたなと私は思う。店内だけでなく世の中全体がコロナ禍にかかわる不便で膿んでいるし。
この際だからゆっくり休もう! というのはわかるんだけれども、みんな便利であることを当たり前だと思ってるんだな。不便になるとたちまち世の中はギスギスしてくるものなんだ。震災みたいな分かりやすい困難じゃなくても、人心を十分に荒ませる。
穏やかな日本人というのは幻想だって、東日本大震災の時によく言われていた。だが、その幻想を作り出した、というより、本当に日本人を穏やかなにしていたのは何だったのか? ということが語られているのは、あまり見たことがない。それは私が思うに、些細な便利の集積だ。チリみたいな便利が積もり積もって住みやすい国を作り人々を穏やかにしていたのではないか。
気軽に、もうやめよう! と言えるほどの小さな便利を諦めることによって、私達の地盤は削られていく。しかも、少しではなくけっこう一気に地盤沈下が起こる。小さいものは大事にされないからだ。我も我もと、皆が一度に小さな便利を手離していく。