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はてなキーワード: ハイライトとは

2023-02-10

Misskey始めたけどガキ臭すぎる

登録してハイライトを見ればすぐに分かる

ガキみたいなノート、ガキみたいな自己紹介

でもこういう子供たちがこれから社会を作る訳で、しばらくはMisskeyに寄生してみる

2023-02-09

バサンになっても涙袋ハイライトを入れるメイクするんだろうな

今の若い子たちがオバサンになったら、

完全に流行とはかけ離れていたとしても、

一定数の人たちは若い頃の自分たちメイクをすると思う。

でも涙袋メイクって今の若い子がしてても、

ちょっとギョッとする印象を受けるときがある。

あえてナチュラルさを外すような仕上げ方をしているのかもしれないけれど、

難しめのメイクだよなあ。

そういうのをオバサンがするようになるかと思うと楽しみ。

2023-02-03

囲碁十段戦挑戦者決定戦が稀にみるすさまじい戦いだった

囲碁十段戦挑戦者決定戦が稀にみるすさまじい戦いだったので語りたい。

家元十段(25)への挑戦者を決める十段戦挑戦者決定戦は囲碁界の覇者本因坊文裕(井山裕太)(33)と静かに燃える獅子・芝野虎丸名人23)の戦いとなった。

(許家元十段と虎丸名人は令和三羽烏と呼ばれる三強のうちの一人である。もう一人は一力遼棋聖(25)(河北新報御曹司であり記者))

この碁がすさまじかったので碁がわからない人にもこの碁の凄まじさを伝えたい。

棋譜https://igo-kifu.com/kifu/97893

中盤、踏み込まなかった文裕

中盤、白がAI評価値上ではリードしていた。

通常自分が劣勢と思っている側は相手の地へ深く踏み込むのだが、黒番の文裕は踏み込まず、この手で足りてますよという、ヨセ勝負淡々とした手を打った。(ヨセとは陣地の境界を定める終盤のフェイズのことである。)

これは普段全面戦争を辞さない最強手を打ち続ける文裕の棋風らしくない手で、形勢判断を間違えているのか、文裕らしくないという事がチャットで囁かれていた。

しかし、その後形勢が接近、逆転し細かいヨセ勝負となり文裕の形勢判断にぬかりはなかったと手のひらが返った。

伏線

見どころは上辺の黒地へ白がハネ出しと呼ばれる、相手の地を削減するために相手の地のラインを少しはみ出す手を打ったところから応酬だ。

この手には伏線があり、右上で白がハサミツケを打ったところから戦いは始まっていた。

https://youtu.be/zzJ-8YiNCl8?t=24444

ハサミツケとは相手の石を挟むように、相手の陣地側へ踏み込んで打つ手のことである

この手はこの近くに、なにかこの手と連携した手段がある時に打たれる手で、何もなければ黒に遮られると相手の陣地へ持ち込みになって損してしまうだけの手になるリスクのある手だ。

黒は白に手段があると読めば損しないために相手を味方の地点へ繋がらせてあげるのだが、形勢が接近している時にはそういう手は相手一方的に得をさせてしまうため、打ちたくない。

この時点でAI上での形勢は0.5目差、つまり半目勝負であり、一切の妥協もできる状況ではなかった。黒は最強に頑張って下がった。(相手の味方への連絡を遮った)

まり黒は上辺に白からの手はない、上辺に何かイチャモンをつけてこられてもギリギリ耐えていると読んだのだ。

素人目には逆に黒だらけの上辺は白から手になるような筋はないと見えて、ラッキーと即下がるが

相手は虎丸名人であり、相当な読みの上で打たれたハサミツケを妨害する下がりの手は相当慎重に先の先まで読んだ上でないと打てない手だ。

そして切られた決戦の火蓋

そして、いよいよ決戦の時間、前述した上辺のハネ出しが来た。

https://youtu.be/zzJ-8YiNCl8?t=24869

この手も相手側の陣地へ石を打ち込む非常にリスクのある手だ。

白はここではハネ出さずに、あるいはハネ出した後にすぐ繋いでお互い温厚に行くルートでも勝てる見込みがあった。

しかし、ハネ出した後に下がり、もしこれで手にならなければそのまま相手へ石をプレゼントしてしま状態になる妥協なしのハイリスクハイリターンな手を選んだ。

先程の右上のハサミツケからコンビネーションで、相手の腹中に味方の白石が居る"味"を見てこのハネ出しを手にしようという狙いだ。

黒も白の言い分を通して相手自分がお互いに接続するという安全な手を選べるが、形勢が悪いので黒も、白を分断するという危険な賭けを断行するしかない。

こうしてお互いに手になれば勝てる、ならなければつぶれて即負けるかもしれないという超ハイリスクルート突入した。

ここから長手順のお互い一歩間違えたら即負けというギリギリの綱渡りの攻防が始まった。

素人目には白が手にする手段はないと思われたが、白は難解な手順を尽くしてなんとかお互いの石の生死をかけた二段コウと呼ばれる形に持ち込むことに成功する。

上辺のハネ出しから二段コウになるまで実に40手ほども一手間違えれば攻め合い負けて即ツブレというギリギリ応酬が行われた。

この二段コウまで見越して右上のハサミツケから上辺のハネ出しを打ったのならとてつもなく恐ろしい読み筋だ。

https://youtu.be/zzJ-8YiNCl8?t=26984

白に二段コウにはされたが、並の打ち手ならここまでの白の応酬でとっくに黒地が崩壊していた。

黒番・本因坊文裕はなんとか持ちこたえて自分側の有利な二段コウで耐えしのいだとも言える。

この時点で黒の評価値は90%以上となっていた。AIはこの二段コウを黒有利と判断していた。

コウとは

コウというのはお互いの石を永遠に取り合える形で、千日手にならないように石を取られた側が一度別の場所へ打たなければならない。

そして相手が受けてくれて自分の手番になればコウを取り返せる。

これをコウダテと言うが、このコウダテの手は自分がコウに勝つために相手が受けざるを得ない場所へ打つ必要がある。

受けざるを得ない地点というのは、相手がコウダテを無視してコウを連打で解消した場合に、自分がコウダテの地点を連打したほうが地が大きくなる地点だ。(お互いに連打部分で得た陣地の差し引き計算

このコウダテとなりうる地点のことをコウ材と呼び、このコウの材料の数によってコウの勝敗が決まる。(コウ材の単位は1コウ、2コウ)

コウは、コウに負けた側はコウダテの地点を二手連打することになるので、お互い2手連打し「振り替わり」と呼ばれる壮大な地形の変化が起こる。

このフリカワリの妙、ダイナミックさも囲碁面白さであり魅力だ。

そしてこのコウが二つ連なっていて1回のコウの解消では解消しきれないのが二段コウだ。

この碁は二段コウの見本となるようなものすごい駆け引きを見せてくれた。

二段コウの争いの行方

この碁は碁形的に黒にコウ材が多く、黒が勝つものと思われていた。

(黒には相手白石を抜いた部分があり、石を抜くと相手からの利きが少なくコウに強い形となる)

しかし二段コウの複雑さが状況を覆した。

さきほどの説明の通り、通常のコウならコウに勝つためにはコウダテを打つし、コウダテは2手連打した場合を想定した時に相手より上回る地点へ打てばいい。

しかし二段コウならではの駆け引きがあった。

二段コウでは二段目のコウを取っている側は、相手にコウを取られてももう一段分コウで踏ん張る猶予があるので、

「あえて」コウの1つは譲って、「あえて」コウダテを打たずに、相手からのコウ材となる部分に先着して手厚くガードしてコウ材の数を減らすという手が打たれたのだ。

また通常2手連打分を想定するコウダテも、二段コウなら3手まで連打できる場所もコウ材となった。(右下270手目)

通常は打たれない緊急手段である、損なコウダテとなる損コウと呼ばれる手も、コウ部分に勝つことが大きいために打たれた。

この複雑な攻防の読みを頭の中だけで行うのはどうやらトッププロでも難しいらしく、この駆け引きによって白は黒番・本因坊文裕のミスを誘い逆転した。

文裕は右辺のコウダテで下側から放り込んでいれば2つのコウ材になった部分を、右側から放り込んでしまったためにコウ材を1つ減らし、コウ材の数が逆転し、形勢も逆転となった。

白の虎丸名人が自ら作った二段コウを見事に活用した形となった。

https://youtu.be/zzJ-8YiNCl8?t=28776

囲碁自分が思ってたよりさらに奥深かった

このコウ争いの真っ最中にコウ材の数を変化させる攻防は普通のコウ争いでは中々見られず、二段コウならではの難解で非常に見応えのある戦いだった。

囲碁20年で囲碁の奥深さを十分知っているつもりだったが、ここに来て囲碁さらなる奥深い一面を知ることとなった。

正直、囲碁がわからない人に図説もなしの文章だけですべて伝えられたとは思っていない。この駄文だけでわかったら天才

しかしながらこの千変万化の攻防、千変万化の駆け引き尋常ならざる面白さはもっと多くの人にぜひ知ってもらいたい。

囲碁の変化の奥深さ、神秘性、面白さを改めて知った一戦だった。

囲碁を覚えて奥深さに触れてほしい

いま囲碁を始めるならここらへんがオススメだ。囲碁をある程度覚えたあとに改めて今回紹介した一戦をぜひハイライトから見てほしい

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2023-01-30

グーグルフォトてめぇ

ハイライト毎日見せられる

俺はそのハイライト、もう他人だと思ってるから

お前と契約その日から今の今までずっと俺の人生とは認めないよ

2023-01-29

↻0♡0への耐久力が試される時代

Twitter公式ルール変更によって、ほぼ全ての非公式クライアント使用禁止になった

ルールの隙間を探す一部のレジスタンスに与するもの以外は、公式サイトもしくは公式クライアント使用義務付けられている。

これはTwitter社が目指すTwitterに従えないものTwitterから出て行けという排除命令だと言える。

非公式クライアント群と、公式クライアントとの最大の違いは、UIが初期のものに寄せられているかどうかだ。

初期のTwitterには回覧数表示は当然として、現在の☆数(後に♡になる)やRT数(後に↻アイコンに変わる)も表示されていなかった

それらのボタンは単にそれぞれのユーザーがそれを押すかどうかを勝手判断して押すものであり、その総数は一部の外部サイトFavstar等)から吸い出す必要があった。

☆の総数は気にしたい人間が気になるときに見に行けばいいという状態は、☆の総数にこだわる層とこだわらない層の共存可能にしていた。

そしてそこには、☆の総数を見たくないなら見ずに終わらせたい層が隠れていたことに誰も気づかなかったのだ。

今、Twitterでは全てのツイートがどれほどRTれいいねされ回覧されたかが常に表示されている

これはユーザーの心を蝕む毒だ。

いいね確認承認欲求を満たして酔いたいときに程度を決めて行われるならともかく、常にその中に晒されていていいものではない。

今のツイッター状態は全ての食事アルコールが含まれており常時酩酊状態であることを強要されているようなものだ。

今まではそれを拒絶する人間に対して非公式クライアントという逃げ道が与えられていた

非公式クライアントによっては初期状態場合によっては設定欄からTLの視覚効果をそれぞれの手で調整することが出来た

だが、今回のルール改定でそれは失われた。

恒常的ないいね可視化に耐えられないものTwitterを去るしか無い。

いいねが常に表示される世界不要プレッシャーがかかる

自分より少し上ぐらいの人気者だと思っていた相手が、大体の場合において自分の数十倍いいね回覧数を持っていることを突きつけられるのは心理的に負荷がかかる。

特におすすめ順表示という、それぞれのハイライトをぶつけあう空間はその度合が強まり、TLの中において自分けが圧倒的に面白くない人間であるかのように錯覚させられる。

そうした意識が過剰に膨らまされた承認欲求とぶつかると過激投稿による人気取りなどが始まっていく。

ユーザーは謎の陰謀論を語りだしたり面白ツイートをするために日常生活を歪めだす

この状態ユーザーを単に広告閲覧数を稼ぐための家畜しか見ていないSNS産業からすれば、家畜勝手に美味しい餌を自分たちで生産し続けてくる状態とも言えるだろう。

だがそれは使用者の精神を蝕み続けるものであり、同時にインターネットの中において危険思想や将来のデジタルタトゥーとなりうるような投稿を増加する要因となる。

非公式クライアント排除は、この問題回避するためにユーザーが使えた逃げ道を塞いだだけに過ぎないわけだが、とどめを刺したと言えるのは間違いない。

日常生活の中で延々他人自分いいね総数の差を見せられ続けるこの不健全環境において、生き残れるのは↻0♡0への耐久力を身に着けたものだけだ。

そうじゃないのならTwitterを捨てるべきである

もしもそうすることがなく将来に禍根を残すような投稿をしたとしてもTwitter社は「辞めればよかっただけでしょ」としか言わないだろう。

↻0♡0への耐久力が無いものTwitterから正式に切り捨てられたと言える

弱き者共よ、Twitterを窓から捨てろ。

心強き者のみがやるべきSNSぞ。

どこに行けばいいのかは知らん。

とりあえず、辞めろ

2023-01-23

山梨県知事選挙、もしくは長崎氏と堀内氏のアレに関して

個人的に興味のある内容だったので、ネットで分かる範囲でまとめた。

ことの発端

https://www.sankei.com/article/20171108-7NV7LFSEZJKV3AQODOZS7NJ4VM/?outputType=amp

郵政民営化に反対した、堀内氏の父光雄氏に対して刺客候補として長崎氏が2005年山梨二区に乗り込む。以来、堀内氏のバックに岸田派、長崎氏のバックに二階派がつく形で2人が共に立候補し、山梨二区保守分裂する形が続く。

長崎氏の県知事転身

堀内氏に敗れて浪人状態だった長崎氏が2019年知事選挙に出馬。宿敵の堀内氏も応援し、当時の革新系現職を破る。長崎氏が富士急前で演説する一幕がハイライト(堀内氏の夫が富士急創業一家)

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/13532.html

県有地問題浮上

富士急が県から借り受けている県有地の借地料が不当に安いという訴えを2020年に県が起こす。「浮上」と書いたが、県有地の借地契約の件に関しては、知事選の段階ですでに懸念材料になっていたようである

https://www.sankei.com/article/20221220-ETNY7KC7ORLXVF2D53GSUXYYSY/?outputType=amp

雪解けモード

長崎氏が知事着任後の2021年衆議院選挙では、長崎陣営堀内氏を支援という報道もあり。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASPC30GSTPC2UZOB001.html

富士急事故

2021年富士急ハイランドで事故が起きる。県が調査に乗り出すが、知事側の嫌がらせと見たためか、富士急側がかなり渋い対応を見せる。

https://diamond.jp/articles/amp/289982

知事選堀内氏様子見だった

今回の知事選は、堀内氏は長崎氏の支援を明確にせず。なお、対立候補志村氏は自民系で、県有地問題に関する県の姿勢に異を唱えていることもあり、構図としては堀内の子分が暴走する形で長崎氏にケンカを売り、堀内氏は情勢を見て子分支援をしなかったか(切り捨てた)のようにも見える。

https://www.sannichi.co.jp/article/2022/12/08/80446208

結局どうなるの

二階氏VS岸田氏的な観点からは、二階子飼い長崎氏が自民党の推薦で当選したのだから、二階氏にポイントが付くだろうが、堀内氏(岸田氏)も積極的に反長崎氏的な動きをしたわけではなさそうなので、最小失点で切り抜けた的な感じに見える。次の選挙堀内一派がどんな手を繰り出すのか楽しみにしたいと思う。

2023-01-20

水星魔女考察スレミオの愛の経過を考える

ざっくりまとめてみました。

 

 

1話で、学園でスレッタと再会したミオリネは、ぼんやりしてMSに踏み潰されそうになったスレッタの手を引いて走ります

更には、トマトを見たことがないスレッタのためにトマトプレゼント。なんだかんだ言ってスレッタをよく見て対応するミオリネの優しさが垣間見えるシーンでした。

よろしくね、花婿さん」の時は、MS持ってる手駒(友達)ゲット!くらいのつもりだったと思うんです。

というか、「よろしくね、花婿さん」は同性愛OK社会を知らない田舎者をおちょくっての発言じゃなかろうかと。

 

2話でスレッタの「進めば二つ」を思い返し、審問会に乗り込んで「決闘で勝ったのはスレッタよ!」と発言したのは、スレッタ強制退学&自分も退学して別の男と結婚させられる理不尽に対しての怒りで、ここではまだスレッタに対する気持ちは同じ理不尽を被った仲間意識だったと思います

 

3話の「一緒に戦う流れでしょう!」であん責任取るって言ったでしょ!!+「これは取引よ」でスレッタにプレッシャーをかける作戦

スレッタの「私たち親友~」からの「はぁ?」は親友じゃなくて婚約者でしょ! とアピールたかったのではないでしょうか。

そのあとのエラン登場→連絡先交換で、ここでようやくスレッタを意識したんじゃないかなぁと。私の手駒(友達)が取られちゃう!ってな感じ。

つの間にかミオリネの連絡先がスレッタの端末に登録されている……これ、いつやったんだろう?

さらにグエルのプロポーズによる追い撃ちで、「どいつもこいつも私の花婿に手を出しやがって!」と内心でキレて、恋愛ルート確定、かと。

 

4話の「自覚持ちなさい。あんたはホルダーで私の花婿なんだから」は、3話の影響から出てる言葉だと思います。この時のミオリネの表情が「意味わかってるわよね? あんたは私の特別なのよ」って念押ししてるように見えます

エランの「じゃあ、うちの寮来る?」の台詞のあとにコツコツとヒールの音がして「ダメ!」って叫んでますが、ミオリネは走ってもいないし、息も切れていません。ましてやスレッタの座り込んでた場所がどうもペイル寮の前に見えるので、ミオリネはスレッタの居場所最初からわかってたようです。1話の学園マップインストールか、3話の勝手に連絡先交換の時点でスレッタの携帯端末に何かやばいアプリ仕込んでませんか?

「だったら私を頼んなさいよ」で、スレッタに頼られたいと思っているのが発覚。ミオリネの愛の重さが少しだけ垣間見えて来たかも。

実習がうまくいかなくて泣くスレッタに「立て!」と喝を入れるのは、恋じゃなくて母親の愛に近いかもしれません。

 

5話。スペーシアンなのにしれっと地球寮にいますスレッタにくっついて入り込むようになったんでしょう。周りの人間も止めてないので4話のケンカ仲裁で打ち解けたかな?

スレッタとエランデートの話をどこかから聞き付けて、ちゃんノーマルスーツ着込んで電動スクーター乗ってMSコンテナエリア?に登場。冷静なのか頭に血が上ってるのかよくわかりません。

ロミジュリったら許さないから!」で嫉妬の炎を燃やしてるけどスレッタには届いてない、というかこの時点ではスレッタにまだ怖がられてるような。

 

6話。当たり前のように地球寮にいるミオリネ。しか女子部屋。ミオリネに相談無しにスレッタが決闘を受けたことについて怒ります。まあ自分人生かかってるから当たり前だけど、どっちかっていうと「どうして私に一言言ってくれないの?」っていうヤキモチが強いんじゃないかと。

カリカリしててもスレッタと仲良くなれないから「進めば二つなんでしょ?」で方針変更。「あいつが負けたら花嫁の私が困るの」などと照れ隠しもしているあたり、相当スレッタのことが気になってるんでしょうね。まさにツンデレ

決闘当日の「ほんと、鬱陶しい奴」は”でもそこがいい”んでしょう。スレッタ勝利後はすごいどや顔披露してました。

スレッタとエラン宇宙ランデブーには「私は理解ある花嫁なの。多少の浮気くらい許してあげるわ」本音というか、スレッタが喜ぶ選択をしてあげたいという健気な姿勢あくまでも自分正妻ですよ、と全力アピール

スレッタとエランとのデートの待ち合わせに5分前まで付き合ってくれるミオリネ。「門限、守んなさいよ」は門限破るような行為……例えばエ○いこととかをするなよ、っていう念押し。ここで背中を見せるんですが、ひょっとして泣いてるんじゃないかと。ミオリネはスレッタに泣き顔を見せないのがポリシー11話より)らしいので。

 

7話。「誰かのことで頭がいっぱいになったりしないのか」と問い掛けるスレッタに喰い気味で「ない」と答えるミオリネ。その直後にスレッタの心配をしてるから説得力0です。

インキュベーションパーティエランが来るかもしれないと聞いて、出席を希望したであろうスレッタに付き合うミオリネ。自分ドレスを貸してあげる……のはいいけど、きついのは胸だけかよスレッタ!

何度でも言いますけど、この二人は花婿と花嫁であっても、このパーティスレッタにティアラ(男ならクラウンだけど、スレッタは女性なので)をつけさせる必要はないし、自分ハンドコサージュする必要はないんですよ。だってミオリネはベネリットグループ内で有名なんですから。これ、絶対エランに対する当てこすりが入ってますよね。

吊るし上げられたスレッタを助けるために即興プレゼンして会社を立ち上げ、「守るわよ、私があんたを」でヒールを脱ぎ捨て嫌いな父に頭を下げました。ここでミオリネの愛情メーターが一気に振り切れたというか、ものすごく愛が重くなったといいますか。

このミオリネを見て、スレッタは「ミオリネさんは優しい人、信頼できる人。ミオリネさん好き(Like)」になったんだと思います

 

8話。二人で株式会社ガンダム看板作り。体操服や顔にペンキが付いているのは、スレッタの手元が狂ってミオリネにペンキが付く→ミオリネがやり返した、かな? スレッタの名言「うちのミオリネさんがごめんなさい」で、スレッタがミオリネに相当懐いたのが伺えます

ミオリネは勝手地球寮のメンバー会社に入れてしまますが、方針決めで衝突。スレッタの「皆一緒じゃないと」の意見を聞き入れ、会社方針方向性を考えるようになります

2週間ぶりに会ったスレッタがミオリネに抱き着こうとして顎を押さえられるのは、7話の後から8話の間にこのやり取りを相当回数繰り返しているんじゃないでしょうか。妙にミオリネが手慣れていますし。

夜の二人乗りデートでは、ミオリネがスレッタに見えないところで「ばーか。遊びじゃないんだから」と柔らかい表情でスレッタの背中に頭をこつんとしています。二人きりの時はイチャイチャしてるのか!

この回は最後メールを受けとる瞬間まで、ミオリネが不機嫌な顔をしてないんですよね。エランがいないから?

 

9話。スレッタを茶坊主に、シャディクと対面するミオリネ。この回はシャディクとミオリネを軸に動いてるので、むしろスレッタのミオリネへの想いが垣間見える回でもあります。「花婿ならお嫁さんを信じます」とか、シャディクに対して「ミオリネさんのこと好きじゃないんですか?」とかましたりと、スレッタのミオリネへのボルテージが上がっていきます

 

10話。ミオリネの大事な温室を任されて喜ぶスレッタと、仕方ないから頼む(本当はスレッタに負担をかけたくない)ミオリネの対比が素晴らしい。信頼された、任された、頑張らなくちゃ!と張り切るスレッタに対して、ミオリネが余りにも忙しくなりすぎ&言葉足らずのミオリネの悪い面が出てすれ違い発生。

エラン、の単語スレッタの口から出て、ミオリネがつま先トントン(苛立ちの表現)を見せているので、本音ではスレッタにはエランと関わりを持ってほしくないんだなぁ、とわかるシーン。

 

11話。牛達の間に隠れたスレッタを見て、ほんの一瞬悲しそうな表情を見せるミオリネ。あんなに鬱陶しいくら自分に構ってきたのに何故隠れようとするの? って思ってるんでしょうね。

トイレスレッタの泣き言を聞いて追いかけっこ開始。同性同士じゃないとトイレで立ち聞きイベントはできないので、すごい解決策だな、と。

ミオリネを突き飛ばして離れようとしたスレッタに対して、とうとうミオリネがスレッタに抱き着いて「ずっとそばにいて」発言&ぎゅっと抱きしめイベント。ここでスレッタの瞳にハイライトが入ったので、スレッタのミオリネに対する「好き(LIke)」が「好き(Love)」に変わったんだろうな、と予想します。

花婿からダサいキーホルダープレゼント……は、婚約指輪ってことですよね?

 

12話。ミオリネを助けるべくエアリアルの元へ向かうスレッタと、隔壁の反対側に閉じ込められたスレッタを助けるべくコントロールセンターを目指すミオリネ。お互いを想いながら行動して、いよいよバディに、と思いきやミオリネは父デリングと遭遇。ミオリネをかばって倒れたデリングを何とかすべく……これ、救援信号を出すためにコントロールセンターに向かってます

一方のスレッタはプロペラに暗示をかけられ、殺人に対する恐怖がなくなってしまます殺人に対する忌避感をなくした&ミオリネと心が通じた高揚感のままミオリネを発見したスレッタは、エアリアルの掌でテロリスト殺害。カッコつけてミオリネの前に現れたけど、当のミオリネからは「人殺し」と拒否されます

2023-01-13

anond:20230112033755

粉もエレガンスとかミラノコレクションとか使えば5桁行くし、シェーディングとかハイライトがないのも気になった

2023-01-12

anond:20230112135414

マンガアニメで、女性の体をことさらエロ表現するのを、全年齢向けや公共の場ではなく、18禁の隠れた場所でやってほしいということだ。

乳揺れも、乳房ハイライトも、イラスト乳首の膨らみも、スカートの股の不自然なシワも、性被害を受けても怒らない女性も。

18禁でコソコソやってくれるなら別に構わないんだ。

全年齢の場所で堂々とやるのはやめてほしいんだ。

anond:20230111233833

50代フェミニストおばさんのマンガアニメ好きだけど。

マチコ先生表現迷惑被った世代が、タイムスリップして現代に来たとでも思ってんの?

現代マンガアニメエロ表現は、昔から女性蔑視価値観によって地続きなんだよ。

しろ乳揺れだの乳房ハイライト入れる表現だののエロ向け表現が全年齢向けにまで進出していて悪化している部分まである

いつまで、どこまで女性を「女体」としてモノ扱いすれば気が済むんだ。

人間としての女性に向き合わず乳房や膣を持った見てくれを愛でられる女体だけに価値を見出す、そういう価値観を維持拡大再生産するような表現をやめてほしい、見たくない、多くの人や子供の目に入るところでするのはやめてほしい、どうしてもやりたいならマニアけが見るところで隠れてコソコソやってくれ。

もうこれ以上女性をモノとして扱う価値観による被害を受けたくないし、若い世代に引き継がれるのも避けたい。そういう願いがどうして人権抑圧扱いされなきゃいけないんだ。むしろ女性に対する人権抑圧してるのは「自由エロ表現させろ」というお前らだろうに。

2023-01-03

サッカー動画サムネに勝ちチームのせるのマジやめて

結果のわかるハイライト動画ほどつまらんほどないわ。T●erおまえだよ。俺は年一の楽しみの高校サッカーハイライトがてぇのよ!際どい感じなら薄目でなんとかなるけどもうがっつり映ってるからね!でもこれまで高校サッカーがっつり見れるサイトなかったからそこは嬉しい^_^

2022-12-30

市場VS日銀、攻防年越し 長期金利の上昇回避 国債買い、むしろ増加

2022年債券市場ハイライト日銀金融緩和の縮小だった。日銀市場の力に屈し、長期金利の上限を引き上げた。さらなる政策修正にらんで国債売りは続いており、金利の急上昇を嫌う日銀防衛線はむしろ広がっている。市場日銀の攻防は来年も続く公算が大きくなった。

日銀政策修正と同時に国債の月間買い入れ額を7.3兆円から9兆円に引き上げた。日銀国債買い入れ計画をもとに、SMBC日興証券奥村金利ストラテジストが試算したところによると、10年債や20年債などは来春まで日銀国債新規発行量をほぼそのまま吸収できるような内容になっているという。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67261510Z21C22A2EN8000/

2022-12-29

[]

ブックオフいってきたけど相変わらずなんもなかったなー

いちかわはるこの短編集あったか立ち読みしようかと思ったけど、読むのにかなりカロリー使う感じのシャレオツ雰囲気マンガだったから読むのあきらめた

かわりに1122の最終巻7巻あったから読んだ

これまでも部国府立ち読みしてたけど6までだったんだよな

最後まで読めてよかった

ただ正直ひっぱりまくったわりにこのオチかよという感じで残念ではあった

作者自身の迷い、迷走が隠し切れずにじみでてる感じ

1巻の夫婦喧嘩で「はてな匿名ダイアリーに書いてやる!」ってあったのが面白くてそれを増田に書いたら少しだけブクマもらえたのがハイライトだったな

2022-12-27

インターネット論陣張っている瞬間が毎日ハイライトなのでそういうの指摘されると辛いんだけど

anond:20221227203547

インターネット論陣張っている瞬間が毎日ハイライト、ってのはこの場だと刺さる人まあまあいるんじゃないの

主義主張政治的立ち位置を問わずインターネット論陣張ることが一日ののハイライトみたいな人生を歩んでいるひとがまともな人間なわけないんだよね。

自分人生自分範疇で歩いている人の圧倒的大多数は、政治的スタンスが相容れない人とでも適切な人間関係を最低限構築できるはずだから

一部の上位活動家はそりゃいいよ。偏った考え方だったとしてもそれをその偏った人々と共有することそれそのものが自らの糧なんだから

それらに煽られ乗せられしてる人らが不憫で仕方ない。

結局それらの思想自分個人がより良く生きるために必要ものなのではないの?

なにものでもないのに、インターネットで自らの思想開陳することがその日1日で一番刺激的な瞬間である、というような人はその政治スタンスに関わらず全員不幸せで今後ももう取り返しの付かない地点にいってしまった人しかいないと思う。

2022-11-23

君の名は。」「天気の子」への返歌としての「すずめの戸締まり

ネタバレあり】

過去の重さ』と『大人子ども』について

過去の重み

君の名は。」はタイムリープすることで、過去を「変える」物語である主人公の瀧は、過去の少しずつ忘れられはじめた悲劇追体験し、不思議な力によって惨劇回避する。その点において「すずめの戸締まり」では、誰も過去を変えることはできないということが明示される。常世過去現在も混在する世界であるし、主人公のすずめは物語の終盤で過去自分出会う。しかしそれは過去を改変することにつながるわけではないし、亡くなった母親常世で再会できるようなことがあるわけでもない。死者は死者である


「天気の子」における帆高の選択は、「すずめの戸締まり」のすずめとは真逆である世界なんかより君が大事だと叫び銃をぶっ放して走る帆高に対し、「すずめの戸締まり」ですずめは大震災愛する人を天秤にかけるという選択を迫られ、愛する人を選べなかった。それにはすずめの過去震災被害経験が重くのしかかっている。「天気の子」では帆高の過去意図的に透明化されているし、帆高と東京とのつながりはどうにも希薄である


翻って考えてみて、「君の名は。」の過去改変も、「天気の子」で世界よりも君を選ぶのも、エゴイスティック世界を改変する行為である。「すずめの戸締まり」では人知れず災害を防ぎ、薄氷の上にある世界を昨日と変わらず続ける選択を行う。「大事仕事は、人からは見えないほうがいいんだ」と草太は言う。世界微妙な均衡の上に成り立っており、それはいつすべてが灰燼に帰してもおかしくない。



過去の2作品と今作の対比で際立つのは、過去の果てしない重みである過去は変えられない。過去ははてしなく重くのしかかってくる。人にとっても社会にとっても。忘却するわけではない。でもどこかで区切りをつけて前に進まなければいけない。そのための儀式が戸締まり。鎮める。そうしてまた行ってきます

大人子ども

大人論理子ども純粋さ」という対立軸日本アニメ漫画文化普遍的テーマである。「君の名は。」では三葉の父親を説得するという小さな対決イベントはあるが、メインテーマに絡んでくるわけではない。祖母組紐伝統を三葉に受け継ぎ、導く役割を担うが、どちらかと言うと舞台装置として機能している。


「天気の子」では鮮明に「大人論理子ども純粋さ」が対立軸として描かれるが、対立解決落とし前をつけるというより、主人公たちがぶっちぎったような形で終わる。また登場する大人は、誰も主人公たちに対して大人としての役割を果たさない。須賀は大人のズルさを持ちつつも精神的には未熟でもある。子どもたかり、ほぼ無給でこき使い、保身のために投げだす。リーゼント刑事も少し思うところはありそうだったが、帆高の未熟さに毒づき、押しのけられるだけである象徴なのは須賀の義母である相手と会話しているようで、自分の中ですべて完結している。自分価値観から一歩も外にでることはない。大人たちが大人として子どもに向き合わず、与えられた仕事役割をこなすだけ(と描写される)のがある意味現代的ではある。


一方「すずめの戸締まり」では、環との葛藤和解が大きなストーリーライン構成する。物語のオモテ面が災害を防ぐため各地をめぐる旅だとすれば、ウラ面は過干渉な叔母から実家への逃避行である。環も、神戸出会シングルマザーのルミも、完璧とは程遠い人物である。環はすずめを引き取ったことで失ったものを未だに悩み、無理をして母親像を演じ裏切られると怒りを爆発させる。ルミはヒッチハイクしてきた高校生ベビーシッターをさせて、更に深夜までスナックで手伝わせる。そんな大人だが、二人とも真摯にすずめに向き合う。草太の祖父は、自分の孫が要石にされた状況で、その事態引き起こし当人に対して「これで良かった。すべてを忘れて帰りなさい」と声をかける。

もともと新海誠キャラクターの背景や生活史をほとんど深く描かない表現者だった。ほしのこえ、雲の向こう、秒速。ほとんど若者しか登場せず、「どの作品主人公ヒロインは一緒」と言われることすらあった。心理描写を最低限に、抒情的に美しい風景に仮託して表現し、視聴者勝手自分と重ねられるようにする。それを極限まで純化ささせた作家性だった。それがこのような作品を作るまでになるとは夢想もしていなかった。過去作品を糧にしつつ、全く新しい作家性を手に入れ、見事に作品に落とし込んだ。「新海誠最高傑作」との宣伝文句伊達ではないと思う。集大成であるし、ここまで来た新海誠が次に何を作るのかが今から楽しみである


小ネタ

・すずめとは「鎮め(地鎮)」であり、「ミミズを食べるもの」でもある

・すずめの瞳にミミズが反射して赤いハイライトが差すのが「すずめにしか見えていない」ことと、揺れがおきるたびにミミズを探してしまうすずめの恐怖をうまく描写していた

・冒頭の朝ごはんがやけに気合入っててこんな朝ごはん普通つくれねーよと思ったら伏線だった

椅子が三本足なのは「三本足でも立って歩いていける」ということ

・昔の閉じ師の本の表紙が「Agarta」(スペル違うかも)と書かれていた(星を追う子ども異世界

2022-11-21

anond:20221121201443

ありがとうございました

Chrome機能で、Text Fragmentsテキスト フラグメント)とも呼ばれます

ページ内の特定場所まで自動スクロールして直接連れて行く(便利な?)機能です。

質問者さまがクリックしたのは、強調スニペットと呼ばれる特殊検索結果です。

強調スニペット引用された部分をすぐに見つけられるように、そこまでスクロールしてさら黄色ハイライトしてくれます

害はないので心配いりません。

2022-11-11

anond:20221111175052

自転車乗りは頭おかしいよ

信号無視車道の逆走、猛スピードで速度緩めない、ハイライト

免許制にして講習と試験合格者にだけママチャリロードも売ればいいと思う

2022-11-10

意外と『ニセモノの錬金術師』が語られていない

近年において最もホットウェブ漫画の一つに数えられてもいい『ニセモノの錬金術師』が、はてなではあまり語られていない。満を持して増田で一本書いてみたいと思う。


『ニセモノの錬金術師』は、2020年から現在に至るまで連載されている、杉浦次郎氏によるウェブ漫画である

ジャンルはいわゆる異世界生モノだが、既存作品とは明らかに方向性を異にしており、その方向性とは作者特有とも言える人間精神性を執拗描写していくスタイルだ。

人を愛すること、人を呪うこと――主にその二つを軸に世界観が構築されており、そのような精神性は主に「呪術」という作中独自技術体系によって表現されている。世界は愛と呪いに満ちている――それが恐らくは、この『ニセモノの錬金術師』を語る上での基本的世界観であろう。


あらすじ

主人公は、かつて地球にて生を送っていたサコガシラという名前男性である。ある日交通事故に遭い、異世界へと転生させられる。

その際に神的存在によって高度な錬金術とも呼べる能力を与えられ、その能力によって彼は錬金術師として様々な困難を潜り抜けていく。そんな中、気まぐれに立ち寄った奴隷商人の店内にて、彼は一人の女奴隷出会う。

――というのが物語の大まかな粗筋である

あらすじだけを見れば、既存異世界転生系作品との差別化が不十分であるとも取られかねないと思う。とは言え、読めば分かるのだが、本作は既存の同ジャンル作品とは全くもって方向性を異にする作品である。現状では全話無料で読むことが可能なので、是非ともその目で最終的な評価を行ってほしい。


以下、この『ニセモノの錬金術師』について、個人的に魅力的だと思っている箇所を列挙していく。


呪い』について

『自らの愚かさに嘆き ただ苦しみ 痛み 辱められ 毎日に怯え震えて 生きることを命じる』

本作で描かれる『呪い』の描写は極めて綿密であり、作者の思想や、また恐らくは人生経験が濃密に反映されている。この『呪い』を巡る描写において、個人的特に感銘を受けたのは、節タイトルの「呪い」についての描写である

主人公奴隷として購入された異国の少女ノラは、かつて優秀な呪術師の父によって呪術の手解きを受けており、あるとき彼女と同じく奴隷商の商品であったエルフ女性、ココにかけられた膨大な呪い存在を察知する。ココは四肢を切断されており、また目と鼓膜と発声器官を念入りに損傷させられているため周囲の人々とのコミュニケーションを取ることができず、長い間その致死的な呪い存在に周囲の人間は気付くことができなかったのである

ノラはサコガシラ邸にてその呪い分析を行う。自らココにかけられた呪いの一端を体験しつつ、その呪い根本命題へと深く探訪するのである。最終的にノラは、ココにかけられた呪いが、ココを呪った何者かによるあまりにも深い慈愛からやってくるものであることを悟る。ココにかけられた呪いの奥深くに潜んでいた根本命題とは、「自らの愚かさに嘆き ただ苦しみ 痛み 辱められ 毎日に怯え震えて 生きることを命じる」という陰惨なものであった。しかし、同時にその呪いには深い慈愛の影があったのである。ノラはその事実に深く混乱すると同時に、自らが学んだ呪術という技術体系に対する深い侮辱の念を覚える。そして、その何者かに対しての憎悪を露わにするのだ。


呪いというものは誰しもの心に自然に生まれもので、それは人間の心にとってひどく自然な営みであると、作中では語られる。誰かを呪う気持ちなくして人間は生きることなどできないのである。その、人間にとって自然感情コントロールし、時に人間営為に役立てるために生み出されたのが、作中における呪術という技術体系なのだ少女ノラは、その技術に深い愛着を持っていた。それ故に、ノラはココの『呪われ方』――深い慈愛と共に、おぞましいほどにまで対象呪い抜く偏執性――に歪つさを見て取ると同時に、反発を覚えるのである

作中で最初に重度の呪いが描かれるのが、節タイトルのシーンであり、私はこの呪いのシーンが好きだ。呪いとは、自然な心の働きであり、それは愛することと同様に人間と切り離すことのできない営みなのである――だからこそ、ノラはその営みに深い拘りを持っており、その拘りが示されるこのシーンは作中全体における、『呪術』に関するハイライトとなっているのだ。このような、ノラが持つ『呪い』に対する自然な拘りは、ある意味では作者が抱える『呪い』に対する拘りと鏡映しの関係になっている。作中の様々なシーンから、作者の『呪い』に対する拘りの深さ、あるいは、含蓄の深さを覗くことができる。

相手禁忌を知れ、その禁忌を踏みにじらせろ』

この一節は、ノラの父によってノラに対して語られる、言わば呪術の基本のキに当たる基礎的な方法である禁忌を破ることと呪いを受けることはイコール関係になっており、時に呪術師はその呪いを強めたり、あるいは和らげもするのだ。

呪術は度し難い技術であるしかし同時に、呪術とは人間の心に自然と生じる、深い憎悪を鎮めるための技術でもあり、その背反性が作中では極めて自然に溶け合っている。


主人公サコガシラについて

本作の主人公サコガシラ自己評価が極めて低く、自身の命を極端に軽視するという傾向を持っている。これは、サコガシラ自傷的傾向があるという意味ではない。純粋自尊心が低すぎ、また、自己評価が極めて低すぎるがために、自分の命を消費可能手段であるしか認識できなくなっているのである

そのため、困難に出会い身近な人間が脅威に晒された際には、その救済のために自己犠牲を必ずといっていいほど為そうとするのである。誰かを救うための選択肢が幾つかあるとして、その第三候補くらいまでに必ず一つは、「自らの命を犠牲にして――」という選択肢が生じてしまう、そんな人物が本作の主人公である普段生活において全くその傾向をおくびに出すこともなく、またサコガシラ本人さえ無自覚であるものの、その傾向は歴然としており、基本的に彼は自分の命に価値があると思っていない。卑屈になっているわけではなく、自分の命に価値を見出すことが、どうしてもできないだけなのである。そのような歪つさを彼の周囲は彼との交流の中で少しずつ認識していくのだが、その危うさにむしろ惹きつけられていく。

また、彼の心理の内奥にあるものが作中で示されるのだが、それはあまりにも深い『好奇心であると本編で語られている。サコガシラは、目の前にいる人物がどんな悪人であれ、どんなに救いようのない人物であれ、その人物に何らかの『可能性』を認める限りで、その人物に対して強い興味――『好奇心』を持ってしまうという、彼自身にさえコントロール不可能な強い傾向を持っている。恐らく、このような他者に対する強い傾向は、上記自分自身価値を軽視する傾向と深く関わっているように思われる。

このような歪つさと純粋さが深く絡まりあったキャラクターは、主人公に限っての話ではなく作中に数多存在している。

歪んでいると同時に純粋であれ――その、作者によるキャラクター造形の原理が、この主人公の特徴からはっきりと伺えるのである


その他、魅力的なキャラクターについて

サコガシラの前に現れる敵について

主人公サコガシラの前には様々な敵が現れる。彼らは決まって忌まわしき存在であり、主人公の大切な存在を常に貶めようとするか、奪おうとするか、あるいはそれらの両方を為そうとするおぞましい存在である。とは言え、それにも関わらずニセモノの錬金術師において現れる敵はとても魅力的に描かれている。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、彼らは必ず深く歪んでいて、そしておぞましいほどに純粋なのである。その純粋さが彼ら独自正義を追求していく過程で、彼らは度し難いほどに他害的な傾向を持つことになる――そのような背反性は往年のライトノベルブギーポップシリーズ』にも見て取れる傾向であると感じられる。

それはともかくとして、主人公の周囲に集まってくる純粋に善なる人々とは対照的に、それらの人々に対する悪の存在純粋で危ういものとして描かれる。その、悪役における人間性の絶妙機微が本作における重要な魅力の一つになっていることは、論を待たないであろうと思われる。


まとめ

以上、ひとまず思いつく限りで『ニセモノの錬金術師』の魅力について書き散らしてみた。

amazon(kindle)ニコニコ静画pixivといったウエブサイトにて、本作は現在無料で閲覧することができる。杉浦次郎氏の描く深く純粋で歪んだ世界観に、是非とも耽溺してほしいと思う。


2022-11-02

anond:20221102173051

これだな。

ただ、「いいないいな」というのは単純に喰いながらの感想

おやつとしても、殺したてのほかほかのご飯としても「人間は(食物として)いい」と言っている。

地肌を出して熊の食欲をそそってしまった「一等賞」の子以外も喰われて(そうじゃないと「一等」と順位づけはしない)おり、かくれんぼしていた子どもは全滅している。

血だらけの口に笑みを浮かべながら「子どもの帰りを待ってるだろな」と熊が人間の親の気持ちを代弁するところがこの歌詞ハイライト

2022-10-29

プロ絵描きAIを使って便利になる事が意外と思いつかなくて困って

10ねんぐらいプロ絵描き(一般的にNovelAIで出力されるような男性向け)をやっているのだが、肯定否定云々は置いといてなんかAIを便利に使う方法は無いかな?と考えあぐねているのだが、これが意外と難しい

まず、絵柄を模倣できない

10年絵でおまんまを喰っているので、自分の絵柄というもの確立されていると思う。当たり前だがAI適当に絵を出しても自分の絵柄にならない。

novelAI学習源には不本意ながら自分の絵も沢山登録されているので、名前入力するとそこそこ似た雰囲気のものが出てくる。が、若干モチーフが似てる程度だ。

自分名前を入れても100回やったら100回違う絵柄だと感じる。ま、ある意味長年やっている絵描きは若干特殊な絵柄である事が多いんだろう。まずそのまま使うのは無理っぽい。

レタッチすれば使えるか?

レタッチ(上から塗り重ねる事)で自分の絵柄に近づければいいのでは?と思い実験してみたが、結構厳しい。目の塗りやハイライトでも変えれば多少近づくかと思ったがさっぱり似ない。

絵柄と言うのは等身や顔のバランス、頭の形や耳の位置などなど全ての配置が一致した時に顕現するものだ。いや、ぶっちゃけそこまで高尚なもんだとは思ってなかったが本当に全てが一致しないと似ない。

実際にAI生成してみればわかるが、同じ呪文を使っても毎度違う等身の人間が出るし。あと単純にAI特有の変な所、指が6本あるとか髪の毛が服と一体化してるとか、そういうのを直すのが大変だ。

手書きの絵ですらAI生成と疑われる時代に少しでも変な箇所があったら盛大に叩かれてしまうだろうし、結構細かく直さねばならない。これなら最初から自分で描いた方が早い。

下書きとして使うのはどうか?

これもやってみたが、上記とあまり変わらず自分の絵柄にバランスを直す、落とし込むのが面倒だった。あと実際下書きに使ってみたら人体がめちゃくちゃだった。

手が描けているか否かでAI生成か判断される事象が多いが、よく見ると肩とか骨盤もワケのわからん場所についている。でもぱっと見じゃあんまりわかんないんだよなぁ。これは少しタメになった。肩外れてる絵でも意外とわからない。お得情報だ。

ただ絵描きとして肩外れてるな・・・と思いながら描き続けるのはなんだか気持ち悪いし、やっぱ自分で描いた方が早い。

アイデア源として使うのはどうか?

これはそこそこアリ。長年絵を描いていると脳内で構図やシチュエーションが枯渇する。なので適当呪文入力して出て来た絵を参考に描く。当然だがAI要素がどこにもないのでバレる心配もない。誰かのパクりでもない。

ただまぁ・・・そこまで時間短縮にはならない。あとなんの望みもなく雑に呪文を入れても変な絵ばっかり出る。こういうエッチ絵が見たいんだよ!!みたいな強い望みがあればもう少し上手に出力できるのかもしれないが。特にない。

背景として使うのはどうか?

これもそこそこアリ。ただこの場合、背景に合わせてこっちが絵を作らねばならない。空とか抽象的なものならまだしも、建物っぽい絵に人物を合わせるのは結構むずい。

なんでムズいかって大抵AIの描く背景は歪みに歪んでいるからだ。パースもクソもないのでこれも多分自分で描いた方が早い。あと花とか描かせてもやっぱなんか若干変だから使いどころは難しい。

結論としては普通に賃金貰う程度に働いてる絵描きの方がAI恩恵を受けづらそうである。それとも他になんか使いどころある?呪文の使い方なのか?

もうAI絵師として転生したらどうか?

10年培ってきた自分の絵柄を作成できない という点が原因でAIが利用できないのであればいっそ別人に転生するか?等と考えてみた。最近増田にもそんな話題あったし。

クリエイターとしてのスキルノウハウは充分にあるし、AIの変な所も直せるだけの技術・・・一応あるだろう。プライドとかは特にないので要領よく絵が生成できればそれでいい。規約違反とかはダメだと思うが。

ただ最初の項に戻るけど、絵柄の固定化がすごく難しいと感じている。めちゃくちゃでいいのか?ま、まぁ・・・別に手書きでも絵柄がめちゃくちゃな人居るもんね。何か絵柄を固定する呪文を知ってる人が居たら教えてください。

2022-10-18

2022年まどかマギカを観た感想

さらながらまどまぎをみた。

いろいろ展開してるみたいだが観たのは一番最初TVシリーズ

普段アニメは一切みないが、すごく人気のある作品と言うことは知っていた。なのでいつか観てみたいとは思っていた。そういう意味ではエヴァみたいなもん。

マミさん魔法少女になってよあたりのスラングも知っていた。

で率直にいって全体的に微妙だった。

全体的な感想
よかったところ
よくなかったところ
謎だったところ

名作扱いされてるが、本作で初めてループものに触れた人が多かったのだろうか。

ループものは初めて触れた作品が至高だと思うくらい、初体験インパクトがあるジャンルだと思ってるが、自分はすでにひぐらし経験済みだったのでそれほどインパクトを受けなかった。

かわいいふわふわデザイン女の子4人たちが悲しい運命を背負ってるパッケージがいいのかな。

一番残酷なのは魔法少女たちの運命とかじゃなく、同い年?の同級生の子供を担任として世話しつつ婚活エグジットできない先生だと思う。

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