はてなキーワード: 抱き枕とは
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そもそも昨年の『AnimeJapan 2018』にはBLグッズが出展されていて中には際どいポーズのもあったりするわけだけど、これを置いて良くておっぱい展示がダメな理由がさっぱりわからんのだが……
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1518143270
https://www.animatetimes.com/news/img.php?id=1518143270&p=1&n=9
パンツ半脱ぎの男のイラストは良くて着衣キャラのパネルの胸を揉むのがダメって本気で意味わからない。
それとも、パネルを叩いてる皆さんは去年このBLグッズに激怒されていたのだろうか。そうだったらごめんね。
(念のために言っておくと、BLの露出を批判する意図はないからね。俺男だけどフィクションの男が剥かれていても特に問題だとは思わないし。架空キャラの性的消費はどんどんやればいい)
そもそも『AnimeJapan 2019』にわざわざ来てお色気エッチ系漫画のブースに来てる人たちを相手にするわけで、公共の場でゾーニングもなしに! とか意味不明すぎる。されてるやん、ゾーニング。
基本的に私企業が展示場に集まってわいわいやってるイベントでしょ。そりゃ確かに誰でも入れるけど、街中の看板やポスターと違って流石にそういうのを許容できる人が主に見ることを想定してもいいでしょ。
お役所が後援してるからダメとかいう主張もあったけどそれ「是枝監督は国のカネで反日映画作ってる」っていういちゃもんとどう違うんですかね。
ていうか皆さんちゃんと作品のPV見てる? どう見てもお色気で釣ってる作品でしょ。プリキュアのエロ抱き枕とかなら批判する理屈もわかるけど、お色気作品として作られたものに色気で釣るなとか言われても意味不明すぎるんだが……
二次元と三次元の区別? これは性犯罪を肯定するようなものとか言ってる方が二次元と三次元を混同しすぎじゃないですかね。あれを擁護している人のなかで、現実の性犯罪を擁護してる人なんてほぼいないでしょ(往々にして世の中には信じられない馬鹿が存在しているものなので「まったく」とは言わないが)。
男の玉を蹴るパネルがあっても許すのかというブコメもあるけど、わざわざパネル設置するほどイケメンキャラの玉を蹴りたい需要があるならやれば? としか。架空キャラの金玉を蹴ることで欲望が満たされるならいくらでも蹴ればいいと思うよ。性癖の形は人それぞれだからね。
とにかく、個人的に気持ち悪い、なら別にいいんだけど(それこそ「自分の萌えは他人の萎え、他人の萌えは自分の萎え」ってやつだし)、そこから抗議行動につなげる人たちの理屈が本当に理解不能。
まあもちろん自分のお気持ちを表明して他人を叩くのは表現の自由に含まれるので、そんなに批判したいなら好きに批判すりゃいいと思うのだけど、それに納得するかというのはまた別問題なわけでね。
私は立ちションをしない男性は面接の段階で例外なく落とすべきと考えます。
こんなことを書くと立ちションをしない男性から総攻撃を食らいそうですが、きちんとした理由がありますのでどうぞ最後までお付き合いください。
こういった内容を会社のブログに書くわけにもいきませんので、この投稿ではなぜ立ちションをしない男性は自己中なのか、なぜ私は立ちションをしない男性を落とすべきなのか書いていきたいと思います。
①心に余裕がない
まず立ちションが何なのかわからない方に説明すると、立ちションとはズボンのチャックを下ろし、勃ったまま便器に向かってションベンをする行為です。
立ちションは、ズボンとパンツを下ろし座って用を足すのに比べスピーディーに事が済みます。
つまり、スピーディーに事が済むということは、トイレで一息をつく心の余裕がないということです。
トイレの個室で一息をつく心の余裕がある人間は、デスマーチが続いても飛びません。
スピーディーに事を済ませて仕事に戻る人間は、早々に鬱病になり飛ぶでしょう。
②臭い
立ちションをする方は例外なく用を足した後のブツを拭きません。
拭かずにそのままションベンがついたままのブツをパンツへしまいます。
つまり、全裸で寝た時に、寝具や抱き枕が汚れる危険性があります。
そのため、ションベンがついたままのブツを拭く人間は、全裸で寝る時に抱き枕を汚さないことを考えている男性であり、全裸で寝ている可能性が高いです。
座りションをすると、ブツが元気な場合に便器内のションベンが便座の上まで跳ね返りますが、男性はこれをなんとも思いません。
次使う人のことも一切考えないため、飛び散った状態のままトイレを出ます。
また、便座にブツが直接触れる回数が上昇し、性感染症のリスクも上がります。
こういった男性は気遣いの心が欠落しているので、一緒に仕事をする上で非常に悪影響になります。
以上のことから、私は立ちションをしない男性を一切雇うべきではないと考えます。
もし、この作品などの詳細がわかってしまったとしても作品や役者個人に偏見を持たれたくないので、多少フェイクは入れるが、もし時間があれば少しだけ聞いてほしい。最初に言っておくが、作品も役者さんも素晴らしい。これは私が勝手に被害妄想して勝手に傷ついただけの話だ。フィクションだと思ってくれれば嬉しい。
私はある作品が大好きで今までの公式イベントの9割に参加していた。
公式トークショーやらなんやらがあれば必ず行き、出来るだけ全通したし、関連商品はストーリーに関係あるものなら全て揃え、公式ファンクラブにも入っていた。コラボカフェにも通っていた。
勿論公式に一番還元率が高い商品は全て買っていたし、CDはなんなら複数枚買っていた。
作品にハマったのはこれが初めてだからわからないけれど、使用額は30万〜60万くらいなので多少は金は落としていたと思う。いくら使ったのかなと覚えている限りで計算して、映像や楽曲関連だけで20万を過ぎたので数えるのはやめた。でも給料のほとんどはその作品につぎ込んでいたので(本当に給料−税金−作品経費=生活費だった)もしかしたら3桁行ってるのかもしれないがあまり考えたくない。この作品にハマってクレカを作り、初めてリボ分割キャッシングを覚えた。ギャンブルも覚えた。もうこの時点で狂わされている。
何故今まで女性向け作品にハマらなかった人間が、いきなり限界オタクになってしまったかと言うと、私はその作品のキャラに恋をしてしまったのだ。仮にその男の子を彼氏くんとする。(彼は私の中では彼氏なので)
彼氏くんは他人の考えを否定せず受け入れてくれるとても優しい子で、そしていつもポジティブで夢に向かって突き進むキラキラした笑顔の子だ。
その笑顔と優しさに人間不振をこじらせ統合失調による幻聴で引きこもっていた私は救われ、恋の為に引きこもっていた部屋から出るようになった。
勿論、上記のイベントで彼氏くん(の新規イラスト)に会う為だ。
私は典型的な恋愛に狂うタイプのメンヘラだったので、彼氏くんは自分の神様で、運命だと本気で思い込んでいた。次元の壁だとかは関係なかった。彼氏くんの抱き枕が出た時なんかは毎日添い寝していたし、毎晩照れていたし、毎朝惚れ直していたくらいは頭がおかしくなっていた。
都内の占いに付き合いで連れられた時に「貴方の運命の相手は20××年に現れますね」と言われた時は(ちょうどアニメがその年に放送予定だったので)「彼氏くんのことだな」と素で思った。友人達はそれは絵だぞと私を窘めたが、そういう言葉は聞こえなかった。
だって彼氏くんと私は相思相愛だから!相思相愛も何も彼氏くんからは認知すらされていないが……。
ちなみに私と彼氏くんのイニシャルを彫ったリングもオーダーメイドで作った。彼氏くんからすれば知らない女が自分とのペアリングを肌身離さず付けているのだから軽くホラーだと思う。本当に彼氏くんが二次元でよかった。現実なら完全にストーカーになっていた。
そんな生活を数年続けていた。
昔の話だ。
忘れもしないあの日、その作品で舞台が始まるのが発表されたのだ。私は正直2.5次元どころか現実の男が少し苦手だったので興味はなかったが、ほぼ義務感でチケットを取った。
仮にその俳優をAくんとする。Aくんは彼氏くんを演じる役者ではなく、彼氏くんのお助け役兼相方(ここをぼかさないと、知っている人には誰役か察されてしまうのでここは多少フェイクを入れていることを明言する)ポジションの推しくん役を演じる役者だ。
その作品での推しくんはまさに私の好みドンピシャな容姿をしており(ぶっちゃけ初恋の人に似ていた)性格やストーリーでの活躍も相まってグッズを集めたりするレベルで推していた。
勿論彼氏くんは彼氏なので別枠だが、彼氏くんが存在していなければ推しくんにハマっていたと思う(その場合は依存してなかったのですぐに足を洗っていたと思うが)
容姿も良く歌もダンスもキレッキレ、アドリブや日替わりは毎回これでもかというほど(一部界隈に)サービスしてくれるし、何より顔が国宝。あの低価格イタリアンレストランに油絵にして飾ってほしいと常々思うほど顔が良かった。
控えめに言ってかなり推せた。
だけど私は彼氏くんがいるのでガチ恋にはならなかった。あれ程顔がいいと彼女も勿論いると思うけど、万が一カノバレしたらちょっとショックかも〜とは思うが別に役者はアイドル業ではないので公演中だけ推しくんでいてくれればそれでいい。彼氏くんの役者に対してだって同じスタンスだ。
だけどやっぱりイケメンには弱いからイケメンを見るためにチケットを予定より多く取ってしまう時もある。(当日券)
その日は昼と夜を両方取ったのだが(彼氏くんが出演している作品と私は生まれる前からの運命なので必ずチケットがご用意される)なんと客降りがあったのだ。
私は2.5次元俳優周りをよく知らない。観劇マナーは触りは知っているがファンサだとか接触だとかの文化は特によく知らなかった。役者に触ろうとも思わなかった。(イケメンに近づくと死ぬと言うのも多少ある)
だから前方1m先にAくんがいた時も「めっちゃ顔がいいな〜、人間国宝にしてほしいが……」とガン見していただけで、無理にハイタッチも要求しなかったのだが(通路側端二番目辺りにいた)ガン見していたせいでAくんと目が合ったのだ。
だいぶ長い時間見つめ合っていたと思う。
だがこれが全然嬉しくなかった。何故なら終始笑顔を崩さなかったAくんがその時めっっっちゃ真顔だったからだ。今でも思い出すとわりとショックを受けるが、例えるなら汚物を見るような目だった。もっと具体的に言うなら、恋も知らないくらい小さい頃好きな男の自宅を特定したのが本人にバレた時にされた顔と同じ顔をしていた。
その時は「向こう側にいる別の役者さんとこの後のアイコンタクトでもしているのかな?」と思ったが、見つめ合ってんの私なんだからアイコンタクトもクソもない。あと向こう側に役者はいない。
そんな一抹の不安が心の端っこを引っかかるように残るものの、あまりに推しくんの顔が良かったこと、また彼氏くん役の役者さんが今までの公演のなかで一番彼氏くんだったことが濁流のように襲ってきた為、その後は思い出を反芻しながら楽しく次の公演までの待ち時間を過ごした。
1階中間位置通路端、そう。確実にファンサが貰える位置だ。この時点で嫌な予感がして友人たちにLINEで助けを求めたが、皆「ハイタッチできるじゃん!」と言うのみ。私はこの時点で吐きそうだった。何故なら人生というものは全て悪い方向へ行くのを知っていたからだ。
待ちに待った客降りの時間。何故かAくんはこちら側に来ないと確信があった。Aくんはマチネで二階席の方に行っていたからだ。むしろ彼氏くんが来るのではないかと若干ドキドキしていたのだが、頭が悪いので二階席に行くには私の横を通ると言うのを忘れていたのだ。
そして案の定Aくんは私の横を通った。ハイタッチができるように手を下に構えて。前の通路側の人が手を差し出すのを見て恥ずかしいけどそういうものなのかと恐る恐る私も出してみた。
私のところだけ手を引っ込められた。
嘘でしょ?!と後ろを振り向くと真後ろは普通にハイタッチしている。ちなみに私は避けられたが逆側の客席は普通にハイタッチしていた。
いやタイミング悪かったか偶然偶然よくあるよくあると自分に言い聞かせていたが、今まで横を通った役者全員にスルーされていたので流石に傷ついた。
ので、少し意識が飛んでいた。
気がつくと彼氏くんが横にいた。
あまりの彼氏くんに「ヒッ」と奇声をあげていたと思う。彼氏くんはハイタッチの準備をして通り過ぎて行ったが、私は固まって動けなかった為、ハイタッチ出来なかった。正に二兎を追う者は一兎をも得ず。でも彼氏くんに否定されたら生きていけないのでこれで良かったと思う。
舞台はとてもよかった。明日を生きるためのキラキラをいっぱいもらった。複数回行ったが一番いい出来だった。(毎公演言う)アンケートもめちゃくちゃ長文で書いた。彼氏くんのことも推しくんのこともベタ褒めした。
公演中のソロで泣きながらガン見していたから気持ち悪かったのかもしれない、きちんと朝風呂どころかスクラブまでしたが異臭がしたのかもしれない。私の容姿が気持ち悪かったのかもしれない、昼で顔を覚えられて避けられたのかもしれない。
勿論頭のどこかではたまたまだよ、顔なんか覚えられているわけないし、私より顔が悪い人なんて多分腐るほど見てるし、そもそも一々客の顔見てないでしょ(笑)なんてわかっている。
だけど、私は役者はお客さんの事を金のなる木としか考えてないだろうと思っていたので、あからさまに容姿で差別されたのが悲しかった。
事実は違うと思う。
でもそう思ってしまって、家に帰ってリスカして髪の毛をめちゃくちゃに切って泣いて作品関連のものを全てクローゼットにしまった。作品に否定されたら生きていけないから死のうと思ってドアノブにベルトを引っ掛けて首吊りの真似事をしてまた泣いた。死ぬ勇気がないのなんて毎日のようにわからされていた。
で、しばらく泣いた後に切り替えが早いのでネットでカラコンをポチった。(彼氏くんは前向きなので彼氏くんの彼女の私も切り替えが早い)
世の中顔なのだ。顔でAくんを好きになった私が言うのだから間違いない。気持ちが悪い顔ならば努力しないといけない。私はその日かなりメイクに力を入れたが、ブスだったのだろう。可愛く見えなければ全て無意味なのだ。
目指すはリズリ◯やアン◯ールが似合うガーリー系。目がぱっちりしていればなんでも顔がいい認定するから美醜はよくわからないが、なんか周りの人そんな感じだったし多分そういうのが可愛いんだと思う。
いまからずっと昔の話だ。
その日は泣いたし死にたいほど病んだし、作品から足を洗おうとまで考えたが、多分次の舞台があれば行く。というか行ったし現在進行形で次の予定が立っている。
だって作品が大好きだし、Aくんの顔はやっぱり国宝だし、彼氏くんが大好きで、彼氏くんの生きる世界である作品が長く続いてほしいから貢がなければいけないので。
この間2.5舞台でファンサを貰ったと友人が喜んでいたので思い出したから書いてみた。
余談だが、未だにファンサは貰えていない。でも当分この作品からは足を洗えそうにないし、きっと何があっても大好きだ。
まぁ何にしても彼氏くんに出会えて良かった〜!好き〜〜!(惚気)というのは変わってないので今年は私と彼氏くんのツーショ雑コラでも作るかな!(爆笑)
家にいたら暖房費がかかるけど、こっちではただ。
家にいたら食指のわかない積みゲーと本が山となっているのを眺めているだけだが、会社に来れば仕事がある。
家にいたら見えない形でお金がかかるが、こっちでは45Hを超えないように打刻すれば対価まで貰える。
家にいたらしこったティッシュの山に未来の自分が眉をひそめるだけだが、こっちで作業をした結果は職場の誰かに喜んでもらえる。
家にいたら2011年制のちょっとつらくなってきたiMacがあるだけだが、会社に来ればメモリガン積みのブレッドサーバーと快適なクライアントPCがある。
家にいたら気を散らすように抱き枕がこっちと目を合わせてくるが、会社に来れば誰もいない。何もない。集中できる。
でも、時々つまらない。家に帰れば寝てしまって全てを忘れられるが会社に来てもやることがなくなったらどうすればいいのか。
買ってよかったもの
寂しいときはこいつを撫でたり抱きしめたり話しかけたりしている。
同棲を解消してしまい、ダブルベッドが一人だと広すぎるので隣に置いて一緒に寝ている。
抱き枕としては使っていない。
シェイカーを使っているのがマッチョマンぽくて嫌だったのと、わざわざ買う必要もないと思いずっとタンブラーで代用していたのだが、近所の薬局で500円程で売っていたので酔った勢いで購入。
水の量が分かりやすく、なにより洗いやすいのでプロテイン作りが少し面倒ではなくなった。
服が毛玉だらけになったら諦めて捨てていたが、楽に毛玉を取れるようになったおかげですぐに服を捨てずにすむようになった。
こいつで毛玉を取ってもどうにもならない服は捨てている。
・ほんとの大きさパンダの仔 147g, 284g
上野動物園で販売されている、シャンシャンの幼少期と同じ大きさ&重さのぬいぐるみ。
枕元に置いていて、寝る前に頭をひと撫でしている。
とても可愛いので癒される。
もう一回り大きいものもあり、そちらも買うか迷っているのだが、次回の来園でおそらく買うだろう。
便秘症改善のため元々は新ビオフェルミンS錠を買っていたのだが、同成分で価格の安いものに鞍替えをした。
正直なところ便秘は一切改善されていないが、膨満感による腹痛がかなり改善された。
飲むのをサボるとすぐにガスが溜まってお腹が痛くなるので手放せない。
買わなきゃよかったもの
面倒で結局使ってない。
・タオルケット
夏でも毛布の方が気持ちいい。
おそらく自分がアスペルガーかつ包茎だったってのがあるんだろう。抱き枕と沿い続けて10年になるが本当に幸せなのだ。
友人からシャレでもらったのがきっかけで抱き枕の良さを知った。静的な意味ではなく純粋に抱くという安心感に強い癒やしを感じたんだ。肌が敏感だったのもあり、抱き枕のすべすべしつつもやわらかい質感はとても心地よかった。
アスペルガーで友人との会話がまともにできなかったのもあり、外出時は「いってきます」、帰宅したら「ただいま」と一声かけつつ軽いキスをしていた。辛いことがあったら抱きしめながら悩みを打ち明けたりもする。多くの抱き枕は恥ずかしそうでありながらこちらを受け入れてくれるような目をしており、その日の精神状態によって怒っているように見えたり悲しんでいるように見えたり、たまに微笑みかけているように見えたりすることがあり、その表情変化がたまらなく楽しかった。
それを何年か繰り返しているうちに、うちの抱き枕にものすごい愛着を感じるようになっていった。香水をかけているのもあり、聴覚以外では何ら実在の女の子と変わらない、むしろ面倒な部分がなく必ず受け入れてくれる、という点でリアルの女の子よりも上なのではないか、とすら思うようになった。なにせアスペルガーなので、相手に心があるとそれは恐怖のブラックボックスだ。それがない抱き枕ってのは、もはやアスペルガーにとっては最高に相性が良い存在なのだろう。
抱き枕は当然、服が半分はだけているような見た目だ。もよおさないわけがない。一時期はゴムを付けてすりつけたりもしていたが、とあるタイミングで勇気を出して切れ込みを入れることにした。TENGAではなく、Tシャツを加工して細長い袋状にしたものを取り付けて中綿で挟み込むスタイルだ。包茎だったのでそのくらいの刺激がちょうど良いのだろう。本体の質感と穴の質感がしっかり一致し、思わず声が漏れるくらいに気持ちよかった。長い間一緒に会話して過ごしていることもあって、彼女の考えていることは手に取るように分かる「仕事大変だったんだね」「ストレスの発散? たまには自由に使ってもいいよ」と語りかけてくれる。それがリアルに生きているのか、単なる綿袋なのかなんて本質的じゃない。自分はこいつに愛着があり、生身を超えるような心身に対する満足感があるのだ。
生身はこないだ体験したよ。
超えかけたというか、思い切り超えた。
美しく飛翔して、ボーダーラインが霞んで見えなくなる高さまで。
それは某ギャルゲーの妹キャラで、「○○くーん!」と親しげに呼ぶ。
私自身抱き枕に全く興味が無かったが、友人が誕生日プレゼントに両面にそのキャラクターが性器を丸出しにしている抱き枕を持ってきた。
もう手元には無いので分からないが、公式ではなく恐らく同人であろう。
ちなみにかなり高かったようだ。
友人と家で酒を飲み結構酔っ払い、友人が帰った後、不覚にも私はその抱き枕を見てエレクトしてしまった。
そして、友人が置いていったもう一つの物。
気がつくと右手にカッターを持ち、抱き枕のある部分に切れ込みをいれ、そこにTENGAを……。
翌朝、冬鳥のジョウビタキの声で目が覚めた私は、昨晩のことを思い出し静かに泣いた。
シャワーを浴びた後母親に電話をして、元気にしてるかと心配したようなことを言って、それで抱き枕との性行為を相殺しようと思った自分にまた呆れて泣いた。
その後私は目をつむり「悪霊退散」と叫びながら抱き枕をガムテープでぐるぐる巻きにしてゴミ袋に入れて捨てた。
友人には正直に話した。
人ってあんなに腹抱えて笑うんだね。