はてなキーワード: 暗号化とは
昔は結構まともそうだったとか言ってる人もいて、実際スパクリとかもとってるので、少なくとも本当に昔からそこまでヤバいやつだったとは思えない。スパクリをとった人が(少なくとも近年、経路の暗号化という側面に重きが置かれるようになった)HTTPSの現状について正しく理解できないとも考えがたい。つまり彼は最近になってイカれてしまい、技術にもキャッチアップできなくなったと考えるのが妥当ではないだろうか。
では、おかしくなった理由はなんだろうか。もちろん、周りから持ち上げられすぎて天狗になってしまったとかそういうことも考えられなくはない。しかし、『20代-30代前半のどこか』でおかしくなったといえばまさにアレが思い浮かぶ。統合がなくなってしまうやつである。実際彼の言動は、スパイがどうたらとかなんだとか、明らかに妄想をこじらせているものが多いように思う(まあバイアスかかっている気はするが…)。
もし彼の統合がどこかへ行ってしまった/行きつつあるのだとすれば、どうするのが正しい対処法なんだろう。彼が本当に糖質制限しているのかも含めて、識者の方ぜひおしえてください。
誤解してる人がいるっぽいので念を押すが、サポートってのはセキュリティアップデートの話だからな?
PCの中のデータが知らない間に見られたり奪われたり、PCのカメラやマイクを使われて部屋を覗かれたり、
ウィルスを仕込まれてデータを暗号化されたり、犯罪の攻撃の時に自分のPCが使われたり、
そのあたりが完全にノーガードになるリスクがあるっていう話だぞ。
(そして、気づかれると対策されるので、大半は本人には気づかれないようにしてるのがまた恐ろしい)
別に大事なデータも置いてないから見られても困らないし、別にそのままでいいやっていう人いるけど、
犯罪に使われるケースとかでは他人に迷惑かけることさえあるからな。
もちろん、Windows にそういうバグ(セキュリティホール)が見つかってからの話だが、
サポート終了後はそういう危険なバグがあってももう修正しませんってことだからな。
アンチウィルスソフトも、セキュリティアップデートがかかっていることを前提にしてるので、
こういうソフトとかを入れとけばいいっていう話でもないことも付け加えておく。
「すると私は『自分が人間だと思い込んでいるコンピュータープログラム』にされてしまったわけかい? 私の同意もなしに?」
雲ひとつない秋の空。病室の窓は大きく開け放たれ、日射しが真っ白なカーテンと真っ白なシーツを眩いばかりにきらめかせていた。上体を起こしたおばあちゃんの皮肉げな笑みはシーツからの照り返しを受けて奇妙に平坦に見える。どこかから風が子供たちの喧噪を運んできて短い沈黙を埋めた。楽しそうな叫び声、ボールを蹴る音。窓は開いているが虫が入ってくる気遣いはない──この世界に虫は存在しないからだ。そして声の主の子供たちも。おばあちゃんと僕と病室だけがこのシミュレーションの全てだった。
「おばあちゃんはプログラムなんかじゃない。ちゃんとした人間だよ。それに同意はあったんだ」
前半は僕の信念、後半は真っ赤な嘘。数十回に及ぶ失敗を経て、僕はこのステップで事実を述べることは得策ではないと学んでいた。
「今はまだ記憶が混乱しているだけだよ。そのうちに思い出せると思う。もちろん自分が人間であることも、ね」
新鮮な死体の脳を輪切りにして採取したデータから人格模倣AIを作り出す技術が確立してから5年。既に数万人の死者がAIとしてこの世に舞い戻って社会活動(そして経済活動)を再開していたが、未解決の問題が一つあった。AIが自分自身を人間だと疑いなく認識できなければ──要するに自分は元の自己と連続した存在だと心の底から信じることができなければ、そのAIはやがて必ず壊れるのだ。しかもこの自壊は伝染する。2年前の《大災害》は当時活動していた世界中のAIの半数を発狂や機能停止に追い込み、ついでにほぼ同数の生きている人間までをも死に追いやった。そのため現在では、目覚めたAIは「自分が人間であると確信している」と客観的に保証されない限り、隔離されたネットワークから外に出て行くことは許されなくなっている。病院の医療ミスで亡くなったおばあちゃんを現世に連れ戻すために(したがってこの高額な費用は病院持ちだ)、この病室での対話と説得は、法的にも倫理的にも現実的にも決して欠かすことのできないプロセスだった。
「お前の言いたいことは分かったよ。でもね、結局のところ今の私はただのプログラムとデータなんだろう? コピーも削除も編集もできるただのデータなんだろう? そんなものが人間であるわけがあるものかね」
「おばあちゃんが動いている基盤はとても厳重に保護されていて、コピーや削除はできないんだよ。暗号化されているから僕らは読むことも編集することもできない」
「まるで本質的じゃないね。じゃあ私を私たらしめているものは何かね? 私の魂のありか、この私が私であって他の何かではないこと──そして他の誰かが私にはなり得ないことはいったい何が保証するんだい?」
これは失言だった。おばあちゃんは手を叩きながらおかしそうに笑い始めた。その笑い声がヒステリックに加速していく。そのおばあちゃんの頭の上には僕だけに見える不吉な赤黒いバーが浮かんでいる。これはおばあちゃんの精神的な安定度を示すもので、緑は正常、赤は不安定。黒になると正気に戻れる見込みはなくなるため、そのおばあちゃんは慈悲深く自動的に終了される。僕はこれまでその光景を53回見てきたが、今日が54回目になった。一瞬のフリーズののち、おばあちゃんがきらきらと輝く光の粒になって空中に散逸していくと(本当にくだらない演出だ。僕はいつか機会があったらこの演出を決めた奴を殺してやろうと決意していた)、僕は口汚く自分を罵りながらHMDを顔から乱暴にむしり取ってシャツの袖で汗と涙を拭った。おばあちゃんが目覚めた直後のスナップショットからこのセッションをもう一度やり直す時間はまだあったが、僕には休息が必要だった。
僕はおばあちゃんを愛しているし、また家族と一緒に笑い合いたいと心から願っている。だからこそ毎日この「復活の間」──自分はデータに過ぎないと思い込んでいるAIに対話を通じて自分が人間だと納得してもらうための施設──に通い詰めているのだ。けれども最近は思う。果たして僕はおばあちゃんの人間性を本当に尊重しているのだろうか、それとも玩具のように蹂躙しているのだろうか?
インターネットの暗号化トラフィックの率が90%を超えたという記事を読んだ。https://news.ycombinator.com/item?id=21421195
そんなに多くなったのかと驚いたが、それならはてブのホットエントリURLも結構な割合でHTTPSになってるはずだよなと思って推移を確認してみたところ、確かに2019年は9割超えのHTTPS率になっていた。同時に5年前のSSL化率の低さも意外だった。
年 | ホットエントリ(総合)SSLページ数 | ホットエントリ(総合)全ページ数 | SSL化率 |
---|---|---|---|
2005 | 11 | 11639 | 0.09% |
2006 | 17 | 13102 | 0.13% |
2007 | 6 | 12326 | 0.05% |
2008 | 33 | 13054 | 0.25% |
2009 | 62 | 12107 | 0.51% |
2010 | 456 | 12113 | 3.76% |
2011 | 389 | 11559 | 3.37% |
2012 | 430 | 12113 | 3.55% |
2013 | 668 | 16972 | 3.94% |
2014 | 880 | 17393 | 5.06% |
2015 | 1473 | 16902 | 8.71% |
2016 | 2336 | 17113 | 13.7% |
2017 | 5742 | 16720 | 34.3% |
2018 | 13069 | 17716 | 73.8% |
2019 | 17838 | 16645 | 93.3% |
2020 | 17910 | 17475 | 97.6% |
※はてなダイアリーからはてなブログに変換されたブログでは古いエントリもはてブデータ上ではHTTPSに自動変換されていたりする。
月ごとの推移チャート https://imgur.com/2TIMHoa (2019年10月まで)
二年ほど前、警視庁の某署に逮捕されたときの話。罪名は個人特定の可能性があるので書きません。
金曜日の朝7:30くらいに、出社のため家を出ようとしたところ、出口で話しかけられる。
相手:××さんですね。 私 :はい。 相手:いまからよろしいですか。 私 :へ?今から出社するので後日でよろしいですか。 相手:××さん逮捕状出てんだよ! 私 :えええええ・・・・(しらんがな)。 相手:今のうちに連絡はしてもいいです。どうやっても今日は帰れないから。 私 :(激しく動揺しながら会社に連絡)休みます。 相手:あなたは××さんですね、逮捕状が出ています。家宅捜索するので、同行してください。
容疑を伝えられ、家宅捜索される。ケータイ、PC、記録メディア、移動系のICカード、領収書を根こそぎ証拠として取り押さえられる。
警察:あなたを逮捕し、某署まで連行します。逮捕状はこれ。手錠は車に乗ってからでもいいでしょう。車に乗ってください。
逮捕される。この時権利系は一通り宣言され、逮捕状も読み上げられる。車の中では拘束はそれほどきつくないが、今後の不安で胸がいっぱいになる。某署に到着。警察官が大人数でお出迎え。すぐに取り調べが行われる。この時も権利系が宣言される。取り調べの最中、当番弁護士に相談できることを言われ、すぐに依頼する。
容疑については一部否認したが、この一部が犯罪成立のキモになる部分だったようで、否認として取り扱われる(ということを後から当番弁護士に聞いた)。昼食は粗末なパンと粗末なおかず。とてもじゃないがのどを通らない。取り調べは続いたが、夕方になると「指紋」と「DNA」を採取され、留置所に行くこととなった。明日、検察官の取り調べがあり、裁判所に対して拘留を請求するかの判断を行うとのこと。拘留請求が行われないこともあるようだが、あとから知ったことによると「否認」で拘留請求されないことはほぼ無いようだ。
当番弁護士への面会が可能となったので、面会を行う。話してみると非常に頭がいい人物である。そのまま私選弁護人になってくれることを依頼したところ、快く引き受けてくれ拘留阻止のために動いてくれるとのことだった。拘留とは「逮捕後に認められた最大72時間の取り調べ時間」を最大13~23日まで延長すること。拘留請求が行われないか、裁判所に却下されれば3日で一旦出られるか、拘留請求が求められれば13日から23日まで拘束されるとのことで、社会復帰できるかできないかは、拘留されるかされないか次第であることが容易に想像できた。拘留の阻止には2つポイントがあり、1つは検察に対して拘留請求を行わないように働きかけること。もう一つは裁判官に対して、拘留を認めないよう働きかけることのようだ。ここで重要となるのが、社会的信用と身元引受人である。身元引受人からの拘留に対する意見書は非常に大きな意味を持つようであった。身元引受人になるような人を弁護士に聞かれ、電話番号を答えたが、正直なところケータイ全盛の今、電話番号なんて覚えていない人がほとんどじゃないだろうか。この日は残念ながら弁護士に伝えた電話番号では身元引受人と連絡が取れなかった。連絡が取れようがとれまいが、翌日の検察取り調べについては、弁護士が意見してくれるとのことだった。この後、留置所に入れられた。日本人2名と外国人1名との同室であった。取り急ぎ、同室の人にいろいろルールを教えてもらう。翌日の検察送致の辛さを脅されながら、その日は寝る。
翌日土曜日、検察に護送車で送致される。護送車は内側の人間と外側の人間が、決まった手順で操作しないと扉があかない仕組みのようであった。容疑者群もシートベルトを着けるように指示されるのだが、超絶ゆるゆるなシートベルトで、意味をなしていない。道路交通法の条文だけを守っており、容疑者群を守っているのではなさそうだった。基本的に警察官はシートベルトしない(これが道路交通法上正しいのかは不明)。鉄線入りのガラスでおおわれているように見えて、実は鉄線が入っていないガラスも一部にあるように見受けられた。護送担当の警察官は、決まったことを決まった手順で遂行することが任務のようであった。容疑者群の手錠にひもを通し、両端を警察官に括り付けることで、脱走を防いでいる。合理的な方法だ。護送担当の警察官は異常に大きな声で号令する。のどは大丈夫なんだろうか。
東京地方検察に連れてこられた容疑者群は狭い部屋にてひたすら検察官の呼び出しを待つ。この間まったくしゃべれないので、非常に苦痛であった。また、検察の椅子は座り心地なんてまったく考えられておらず、尻が非常に痛いのだった。合計6時間はすることがなく、尻もいたいというなかなかの体験であった。
・月~金は専門家の検察官が取り調べを行うが、土日は当番検察官が取り調べるので、拘留請求判断については土日のほうが厳しいようだ(拘留請求しないのが例外なので、専門外の分野で拘留請求しないのは検察官にとってリスクがある)。 ・検察官の感触は非常に悪かったようだ。なぜなら、否認しているのと、容疑がかかっている犯罪について検察官自体の印象が悪いから。 ・身元引受人との連絡は取れていないようだ。
つまり、拘留請求されない可能性は低いようだ。明日、裁判官が判断するので、そちらに期待したほうがよさそうであった。
検察官は非常にクレバーであり、取り調べは取りつく島がない感じであった。案の定拘留請求は行われた。このまま警察署に護送されたのだが、土曜日なので渋滞がひどく、護送車が遅れに遅れ、非常に疲れた。
翌日日曜日、裁判所に護送車で送致される。裁判所では検察よりはましな椅子、検察よりは圧迫感のない部屋にて待機する。
・身元引受人との連絡は取れた。 ・裁判官の感触は悪くなかったようだ。身元引受人の書いてくれた意見書が効いているようだ。
裁判官はしっかり判断してくれて、拘留までは不要と言ってくれた。後で調べると、最近の傾向として拘留請求の棄却例は東京で多くなっているらしい。その後警察まで護送され、警察官と今後の取り調べについて話し合った上で釈放された。まあ、警察官は押収した証拠について声を荒らげていろいろ追求してきたが、「否認している部分についての直接証拠」は存在しなかったようだ。
その後、いろいろあって不起訴となった。弁護士が有能だった、裁判官がまともだった、警察官の事情聴取で作文されなかった等、非常に運が良かったと思う。とりあえず、いろいろわかったことは以下の通りだが、証拠隠滅とみなされるかどうかは知らない。
・PCのHDDは暗号化しておき、生体認証は使用しないほうが良い。パスワードは黙秘権の対象。 ・秘密を守りたいならiPhoneが良い。生体認証は使用しない。Andoroidはどうにもならん。 ・面倒なようだが、SUICA定期は期限切れたら交換したほうが良い。 ・不要な領収書は捨てること。 ・SNSの履歴は定期的に消すこと。 ・弁護士は必須。どうにかして、有能な弁護士を知っておくとよい。 ・身内の電話番号は覚えとけ。
というのが持論だ。
ちなみに自分の趣味や興味のあるジャンルは、パソコン本体の増設やデジタル小道具類・ウェブサイトのデザイン、ウィキペディアの閲覧以外だと、
・ニュース報道ほかで発生する『意図しないバカ画像』の収集や、それを元にしたコラージュ画像の作成
そしてこれらは、どちらかというと著作権的にグレーだったり、社会風紀的によろしくない物が多い。
ゆえに、そういった分野に関する興味ほど、まさか表立って近隣の誰かに聞くようなわけにはいかないし、そもそも「近場にそういう事に詳しい他人が居ない」ものである。(ただし中には、会社内で部長辺りの役職者で、エロネタへのアクセス方法を失礼にも部下に依頼する例もあると聞くが、これはあくまで例外だろう)
自分もよく、家人のスマホでのトラブルや近所の店舗・役所の開業時間や行き方、航空機のチケット予約などをパソコンやスマホで検索・代行し、「どうやったら、○○ちゃんみたいにそんなに詳しくなれるの?」と聞かれる人なのだが、最初にも言ったように「ひとには聞けない情報をどうしても知りたいため、いろいろと試行錯誤しウェブで調べたりしていたら、いつの間にか『調べ方上手』になっていた」、というだけの事なんだよね。
だからそういうプロセスを辿っていた事を、どうやったら家人にうまく伝えられるかで、自分は悩む。
あと、そういったグレーな領域の情報を得たりする中での最大の問題として、ウイルスなどいわゆる「マルウェア」被害をどう避けるか、というのがある。怪しげなサイトをブラウザで覗いた結果、怪しげなソフトウェアを仕込まれたりする事で被害に遇う例は、2000年代辺りで社会的話題にもなった。
例として、パソコンを起動するとすぐにアダルトサイト広告が出てそれを消せない・ハードディスクが勝手に暗号化されて中のファイルにアクセスできない・自分のパソコンの中の重要なファイルを(使用しているP2Pソフトを通じて)勝手に送信され、勤務先をクビになった・etc.
ただしそういった「不特定多数が被害に遇う異常事態」に関しては、これまた多数の有志の方々による被害対策まとめがすぐ作られるため、各自において対処が可能な事が多い。
そういった数々の「ネット・パソコン修羅場」事例を、現在の40代近辺の世代は「パソコンの進化と共に年月を重ねてきた」事で、会得している人が多い。が、その他の世代にその苦労を伝えるのがいろいろと難しい立場な現実もあって、今日もそれらの被害を「ゼロにはできない」事に、当事者世代の一人としてはいささか歯がゆい思いがする。